すらりと脚が長くみえるスタイリングがあるならば、もちろん取り入れてみたいもの。
でも、普段馴染みが無いだけで難易度が高いと決めつけて、手が出せないアイテムがある。
女性にとっては、くるぶしまであるロングスカートなんかがそうだろう。
ロングスカートって、ビジネスシーンがメインの平日には決して出番がないものだから、馴染みがなくて手が出しづらかったりするのは事実。
でも、裾先から覗くほっそりとした足首は、女性らしい繊細な印象を与え、脚を組みかえるたびに生まれる美しいドレープは、エレガントなムードを醸し出してくれる。
ただコーディネートのポイントさえ押さえれば、意外にうまく着こなすことができるアイテムなのだ。
まずは、この絶妙な丈感を最大限活かすため、短めのトップスをインして合わせるのがマスト。
そうすることで、腰の高さをより強調することができる。さらに、高さのあるパンプスで、足首を一層引き締めてみせる。
こうすれば、視覚的な脚長効果は最大値になり、難しいと思い込んでいたロングスカートは、瞬く間に味方となる。
肌寒い日ならば、羽織るのはショート丈のシンプルなアウターを。上半身をコンパクトにまとめられるので、前述した脚長効果だって損なわない。
ロング丈のスカートとの相性がよい髪型は、断然まとめ髪。軽やかな雰囲気にまとまる上に、ラフなおくれ毛が、女性らしさを演出してくれる。
こうして、頭の先から足元までトータルで考えられたスタイルアップ術は、女性としての自信までも生みだす。
常に前を向き、クールに歩みを進める女性にこそ、上品なニュアンスのロングスカートはふさわしい。
【DATA】
スカート¥59,000〈エイトン/ヴァリアス ショールーム TEL:03-3475-4920〉、トップス¥26,000〈ジャンポール ノット/ジャンポール ノット 青山店 TEL:03-3486-2022〉、ブルゾン¥80,000〈エストネーション TEL:03-5159-7800〉バングル¥47,000〈シンパシー オブ ソウル スタイル〉、ブレスレット¥32,000〈シー/ともにフラッパーズ TEL:03-5456-6866〉(ともに12月発売予定)
Photos / Masafumi Tanida@CaNN, Styling / Tatsuou Sakai, Hair&Make-up / Jun Furukawa, Text / Shinji Mochida
この記事へのコメント
男性の着こなし、モデルでなければ、
襟が大きい→クラシカルでカジュアルには…と思うのですが、男女とも他の方、どうなのでしょう?