バツイチのおじさんに惹かれていく。恋愛偏差値だけは低かった丸の内OLの恋の行方

日本のビジネスを牽引する男たちが集まる街、丸の内。

そこで密かに生息数を増やしているのが、バツイチの40代男性である。

これは、そんな男性と社内恋愛をした若い女性のストーリー。

彼との交際が、何も知らなかった彼女を開眼させていく。


上京女子の丸の内デビュー


就職活動で丸の内に降り立った時、立ち並ぶビルのガラスの美しさに驚いた。今となってはただのビルなのだけれど、大学まで関西にいた私にとっては、大都会を映す鏡のように見えて、衝撃的に眩しかったのだ。

そんな私も、丸の内のビルに入るコンサルティング会社で働くようになり、この街のすべてが日常となっていく。

1年前は少し割高なハワイのハンバーガーがご馳走だったのに、今では“プリフィックス”という名のつくランチを頼んでいた。同期は東京の私立大出身者が多く、早く追いつきたかった。

頼りになったのが、同じ関西出身で慶應卒の同期だった。同期飲みのあとにふたりで抜け出し、気づいたらつき合っていた。イケメンでノリがよく、もちろん私よりも東京に詳しい。

それが、何があったわけではないのに、いつしか彼の方が子供に見えてきた。

「今の関係を解消したい」

2年後、特に理由も言わずに別れを告げると、そのまま「わかった」と受け入れられた。彼といる時はひとり暮らしの寂しさはまぎれていたが、ただそれだけだった。


その後は、寂しさにも慣れ、異性といえば、同僚か上司という状態。

そして25歳の時に本命の彼氏となったのが上司の池田だ。46歳、バツイチ、子供なし。仕事ができて人望が厚い、ハイスペックおじさんである。

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