「いつかは上原に行きたい」と思っていた貴方へ。代々木上原を代表するレジェンド店はこの6軒


常に進化する、上原を代表する蕎麦居酒屋
『蕎麦屋 山都』

小体な和食店でデートをすることが感度の高い洒落者の潮流となっているが、こと上原に限ってははじまりはこの店だろう。

開店して15年。あらゆる点で光るセンスの良さが人気の理由だ。

和の意匠を取り入れつつも印象はモダン


たとえば、空間。打ちっ放しのコンクリートを基調にした、それは何ともクールで、若者も洒落者も迎え入れる。

「鴨陶板焼」¥1,296。ジュウジュウと音を立てて登場。香ばしい匂いが食欲をそそる。塩かタレかを選べる


提供する料理もモダンそのもの。鴨&ねぎの取り合わせは、熱々の陶板でシズル感たっぷりに提供。

伝統の和食を今、どう魅せるべきか熟慮しているのだ。

「こってりせいろ」¥972。黒胡椒もしっかり効かせてパンチのある味わいに。レモンも添えられていて、途中で絞れば“味変”もできる


蕎麦なら、こってりせいろ。つけ汁にたっぷりの豚背脂が入って、文字通り、濃厚なコクと旨みを追究した名物だが、ただ奇を衒っただけでない。

玉ねぎと長ねぎも惜しみなく用いてナチュラルな甘みをプラス。

この背脂とねぎの取り合わせがキリリと上品な蕎麦の香味を存分に引き立てるのだ。

溢れる灯の中、今宵も多くの客で賑わう


空間性だけでなく、ほかで食べられない料理があって、さらに理に適った美味しさもある。

ゆえに同伴者も感激する。高次元で今日的な和食の在り方を示す名店だ。


体と心に優しい、上原が誇る“良心”中華
『jeeten』

「僕がこの店を開いた頃とくらべると、代々木上原はとにかく飲食店が増えましたね。

バルのような、夜遅くまで営業している店も以前はあまりなかった気がします」と語るのは99年に開店した『ジーテン』のオーナーシェフ・吉田勝彦氏。

野菜が主役の、洗練系中華の名手だ。

岩手・前沢出身の吉田氏。岩手県産素材も積極的に使う


独立する際に「繁華街のお客様は通りがかりの一見さんが多いが、住宅街ならくり返し通ってくれる地元の人が多いはず」という思いから、上原でオープン。

その読みは見事に当たり「小さい頃家族に連れられて来ていた子が、今ではうちでアルバイトしているんですよ」なんていう、心温まるエピソードも。

「大根とクラゲの和え物」¥1,000は、有明の国産くらげを旬のコリンキー、紅芯大根と取り合わせて彩りよく


思えば、有名店で磨いた腕前を、住宅街にある家族的な雰囲気の店で遺憾なく振るうチャイニーズの先駆けは、吉田氏かもしれない。

そしてその存在が、現在上質な小体の店がひしめく上原像を形作った。

「海老シソ春巻」¥1,500は、至ってシンプルながら隅々まで海老が行き渡る端正な仕上がりに感服

間口は決して広くなく、店構えも控えめ。いわば美食の隠れ家だ


もちろん、初めてのゲストだって温かな雰囲気でもてなしてくれるから、きっとまた来たくなる。

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