名物メニューぞろいのレジェンド中華!表参道でこの店を知らなきゃモグリ!

あの名物料理はこうして生まれた!ふーみんママが誕生秘話を語る

表参道において、この店を知らなければモグリといえるほどの名店が『中華風家庭料理 ふーみん』だ。

「納豆チャーハン」や、「ねぎワンタン」、ランチ限定の「豚肉の梅干煮定食」など名物メニューも多数!

この伝説的な美味しさの料理が生まれた経緯を、“ふーみんママ”こと斉風瑞(さい ふうみ)さんに伺った!

25歳の時に神宮前に『中華風家庭料理 ふーみん』を開業。現在は『食+α研究所』という活動を通して、食に関する講習会などを開催しつつ、さらに食の知識を深めている

食通からも愛され続ける創業47年のレジェンド店!

骨董通りの小原流会館にある名店『中華風家庭料理 ふーみん』。神宮前から南平台を経て32年前にこの地に移転して以来、表参道で愛され続けている。

ファッションや音楽業界、文化人の多い土地柄から、開業当時からの常連客の中には著名人も多数おり、昼夜問わず賑わいをみせる人気店だ。

そんな舌の肥えた人々を虜にし続けているのが、名物「納豆チャーハン」と「ねぎワンタン」である。今回は創業者である“ふーみんママ”こと斉風瑞さんに作り方の工程や、美味しさの訳を伺った。

「納豆チャーハン」(1,430円)※ランチ1,300円

粘りは少なく香りと旨みが増す!魅惑の名物「納豆チャーハン」

『中華風家庭料理 ふーみん』を訪れてまず注文したいのは「納豆チャーハン」だ。

チャーハンに納豆という、斬新な組み合わせでありながら、なぜかクセになる。その誕生は神宮前時代の常連客の一言からだった。

「納豆のおいしい食べ方知っている?肉と炒めると美味しいらしいよ!」という話を常連客から聞いたふーみんママは、早速試作。食べてみるとその美味しさに驚き、即メニュー化!

「挽肉と納豆炒め」からアレンジを加えていき「納豆ご飯」、「納豆チャーハン」と徐々に増えていったのだ。

職人技が成せる絶妙な味付けのバランスと、火加減、鍋振りの技術がこの味を生んでいるのだろう

納豆の旨味があるのに香りはマイルド、その秘訣はこの製法!

こんなに納豆の美味しさが引き出されるコツが知りたく、作り方の工程も伺ってみた。

まずは、卵を半熟に炒めたところに、ご飯を入れる。お米に卵を纏わせるように炒めたら、ネギを入れて香りを出す。ネギの香りが出たら叉焼、人参、搾菜を入れて、もうひと炒め。

塩で味を調えたら、最後に納豆と青ネギを投入。最後に醤油を鍋肌に垂らして、香りを付けたら完成だ。

納豆は最後にそのまま加え、粘りを出さないのがポイント!

「ねぎワンタン」(1,230円 ハーフサイズ770円)。つるんとした食感のワンタンに、ネギ、生姜をのせて高温の油をかけて香ばしく仕上げる!よく混ぜてから召し上がれ

「ねぎワンタン」の生みの親はあの食通著名人!

続いては、こちらも必食の「ねぎワンタン」を紹介したい。

創業当時から提供していた汁なしまぜ麺「ねぎそば」から発展した料理。

常連客であるイラストレーター・和田誠氏が「これ、ワンタンでやったら美味しいんじゃない?」とふーみんママにアドバイス。

「ワンタンですか?」とちょっと疑問も感じながら作ってみると、これが美味しい!さすが平野レミさんの夫、舌のセンスも抜群だ。

そして人気を博し、定番メニューとなったという。

挽肉、筍、椎茸、長ネギを混ぜた餡を、お酒、醤油、ごま油で味付け。つるんと入ってくる皮の心地よさと、噛むと溢れる旨みも堪らない

作る時のポイントは油の温度!

この「ねぎワンタン」の美味しさの秘訣は油の温度と語るふーみんママ。

茹でた後、さらしネギ、生姜を載せてから醤油、胡椒などで味付けした後、ジュワッと高温の油をかけて仕上げるのだが、この時の油の温度がポイントなのである。

熱すぎてしまうと、焦げ臭くなってしまい、少しでも低いと、油っぽさが際立ってしまうのだ。油をかけるという簡単そうに見える工程のなかにも、熟練技が必須なのである。

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