銀座にあるインド・パキスタン料理専門店の『DELHI』(デリー)は、1956年創業。今から61年前に上野の地で誕生し、日本で初めてカシミールカレーをメニューに取り入れたことでも有名な老舗店だ。
今回取材した銀座店は2年前にお店をリニューアルオープンし、かつての高級なイメージから、今ではよりカジュアルなお店へとイメージチェンジを遂げた。
人気メニュー1位はカシミールカレー
カレーの種類は全12種類。お店の人気No.1メニューは舌がピリピリするほどの辛さと、スープのようなサラリとした舌触りが癖になる「カシミールカレー」。
シナモンやトウガラシなど13種類ものスパイスを贅沢に使い、香りや風味が飛ばないよう低温から調理している。
まるでスパイスそのものを食べているような香り高い味わいの虜になり、毎日通ってくる常連客も少なくないとか。
人気No.2メニューは「コルマカレー」。質の良い玉ねぎをふんだんに使うことで甘みや旨み成分を最大限引き出している。「カシミールカレー」と異なりどろっとした舌触りだ。
ちなみに、デリーのインドカレーは、すべて日本米に合うようアレンジが加えられているのが特徴。米は石川県産のコシヒカリを中心に厳選したものを使用。
全てのカレーで辛さのレベルを上げることが可能で、超激辛カレーを堪能したい方は「very very hot」といって注文してみよう。
本場インドで愛される本格サイドメニュー
人気No.3メニューは、デリー銀座店のみで食べられるサイドメニュー「タンドーリチキン」。ヨーグルトの入った秘伝のソースに絡んだチキンは百戦錬磨のインドカレーファンの舌をうならせる。
タンドールの窯を使わず鉄板を使いチキンを焼くことで、チキンのジューシーさを引き出した。通常のタンドーリチキンが、どちらかというとパサパサしているのに対し、クリーミーなソースを絡めていただく珍しいデリーオリジナルメニュー。
「タンドーリチキン」のオリジナルソースは店内で販売されているので、気になる人は、家庭で店の味を再現することも可能だ。
人気No.4メニューはチーズ好きにはたまらない「チーズクルチャ」。
通常はタンドール窯で焼かれる「チーズクルチャ」も、デリーでは鉄板で焼き上げられる。
頬張った瞬間にトロリと溶け出すチーズと、モチモチの生地がカレーとの相性抜群の一品。
そして、人気No.5はカリフラワー、オクラ、ジャガイモを使ったクミンの香るカレー風味の野菜炒め「カリフラワーブジア」。
ぜひ老舗で本格インドカレーの味を堪能してみては?
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
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