表紙カレンダー Vol.24

「好感度なんて気にしない」。やりたい仕事にとことん邁進する菜々緒の仕事観を聞いてみた

抜群のスタイルで羨望の眼差しを向けられ、最近では悪女キャラで大ブレイクしている菜々緒さん。

テレビで見るその印象が強いが、実際に話を聞いてみると、意外と“普通”であることが判明。演技をする上で心掛けていることとは?気になるプライベートは?大人気の“悪女”が少し、素顔を見せてくれた。


「自分の本質は家族や友人、限られた人は分かってくれている」

「芸能活動を始めた頃、河豚の専門店に連れて行っていただいたんです。それまでまともに河豚を食べたことがなかったから感激しちゃって。大人ってすごい、六本木ってすごいと興奮したのを覚えています」

開口一番、「東京カレンダー」で特集している六本木の想い出を披露してくれた菜々緒さん。最近も六本木交差点からすぐのしゃぶしゃぶ店で、なんと“ひとり鍋”を楽しんだばかりだという。

「それぞれの席にコンロが設置されていて、自分専用の鍋でマイペースに食べ進められるところが気に入っています。実を言うと、私はひとりで行動するのが好きで、例えば旅行にしても、友達とスケジュールを調整できなければ、潔くひとり旅に変更しちゃうんです」

六本木で“ひとり鍋”をした理由がなんだかわかる気がした。友人と夜遊びをすることはないのだろうか?

「今まで立て続けに悪女キャラを演じてきたこともあって、夜の街で派手に騒いでいるように見られているかもしれませんが、実際は真逆。地味に大人しく過ごしているんです」


そう話す菜々緒さんの口調や仕草、表情からは媚びといったものが微塵も感じられない。その一方で、思わず見とれてしまうほど凛とした空気を纏っている。自分なんてどう思われても構わない、と開き直っているかのようでもある。そんなこちらの想いを察したのだろうか。

ふと、彼女は朗らかに笑って言った。「私は何も自分の好感度を上げるためにこの仕事をしているわけじゃありませんから」と。

「ドラマの収録現場でカメラが回っている間、私が嫌なことをやればやるほど、きつい表情をすればするほど、モニターを覗くスタッフさんからは『ひぇッ』とか『こわッ』とかいった奇声が上がり、それが最終的には笑いに変わる。これが私には快感なんです」

それは、彼女の芝居が人の心を刺激したということに他ならないからだろう。

「菜々緒って意地悪そうだよねと言われるのも名誉なこと。自分の本質は、家族やごく限られた友人だけがわかってくれていれば不安がる必要はないし、どう思われようとも、私は自分のやりたい仕事にとことん邁進すればいい。そう信じてやってきました」

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