表紙カレンダー Vol.23

非の打ちどころのない美しき人『森 星』は、モデルの自分に飽きてしまうことを焦っている!?

世界的デザイナーの森 英恵氏を祖母に持ち、10代でパリの社交界にデビュー。そんな生粋のセレブリティである森 星さんが、自身の仕事観と、意外な(!?)プライベートを語ってくれた。


「ビールがもたらす人との出会いが私の表現の幅を広げてくれる」

身長175cm。クールなキャットアイ、すらりとした手足、ほどよく引き締まったヒップ。

カメラのシャッターが切られる度にしなやかにポーズを決めていく森 星さんは掛け値なしに美しい。しかも、日本が世界に誇るファッションデザイナー、森 英恵氏の孫であり、小学校から大学まで一貫して慶應育ちだ。

「非の打ちどころがない」という言葉は彼女のためにあると言っても、けっして過言ではないだろう。

「モデルは憧れの職業でした」。そう切り出す森さんの表情は、見る者を釘付けにするほどのハッピーオーラに包まれていて、育ちの良さが滲み出ている。声は上ずっていて、どことなくあどけない調子。

さっきの撮影で見せたクールビューティと比べるとあまりにギャップがあって、思わず「ズルい」とこぼしたくなるが、不思議と嫌な気分にはならない。むしろ微笑ましく思えてくる。恐らく、このあたりが、彼女が多くの人を惹きつけてやまない所以だろう。


さて、そんな森さんはこの春、25歳の誕生日を迎えた。某女性ファッション誌では、毎月、カバーガールという大役を務めるようにもなった。

表紙を飾るとなれば、今まで以上に世間の目に晒される。それについて森さんは言った、「自分は他人の目にどう映るか。森 星という存在をより客観的に捉えるようになりました」と。

その意識の芽生えは森さんに変化をもたらした。ひとつは外見のブラッシュアップについて。「もともとストイックとは無縁」という彼女が、今では多いときで週に4回もウエイトトレーニングに取り組むようになった。

「激しく自分を追い込む有酸素系のトレーニングと、パーツを部分的に鍛えるスローペースのトレーニングを組み合わせています。交互にやるのが秘訣。そしたら飽きないでしょ。飽きてやめちゃったら元も子もなくなってしまうので、とにかくバランスを保つように心がけるんです」

食事については、放っておくと大好物の缶ビールを一気に3本ぐらい飲んじゃう(!)とのことで、その分、炭水化物をセーブしたり、積極的にカラダを動かしたりすることを心掛けているという。常に“飴と鞭”の考え方で臨むバランス感が、彼女の美の秘訣だ。

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