ママ友との争いを乗り越えた若妻に、16歳年上の夫が突きつける"格上妻"になるための最終試練
「毎日、子どものマネージャーかと思うくらいあちこちに送迎して、お世話に明け暮れて。たまにはこんな素敵なパーティに『戦友』と来られるなんて、何よりのご褒美だわ」 東郷綾子が、麻布チーム―悠理と神崎葵、そして当然のようにテレビ局から直接やってきた藍沢美紀の顔を見ながらにっこりと笑う。童顔な綾子が笑うと、まるで学生時代の友達のような気持ちがした。 「すべての女の、退屈で神聖な毎日に」 美紀が、細く美しい指を添えて、...