こちらも上野エリアでははずせない名店。創業明治38年の『ぽん多 本家』は、とんかつ発祥の店と呼ばれる老舗中の老舗。 宮内庁大膳寮で西洋料理を担当していた創業者の島田信二郎氏が、ドイツのウインナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)をヒントに、日本人の味覚に合うポークカツレツを考案し、現在の「とんかつ」の原型を作った。 老舗洋食屋らしく「カツレツ」と呼ばれる、この店の特徴は、低温からじっくり時間をかけて揚げることでできる、上...
創業明治38年の『ぽん多 本家』は、とんかつ発祥の店と呼ばれる老舗中の老舗。 宮内庁大膳寮で西洋料理を担当していた創業者の島田信二郎氏が、ドイツのウインナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)をヒントに、日本人の味覚に合うポークカツレツを考案し、現在の「とんかつ」の原型を作った。 老舗洋食屋らしく「カツレツ」と呼ばれる、この店の特徴は、低温からじっくり時間をかけて揚げることでできる、上品な薄いきつね色と肉の断面の美しいピン...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトで苦い思いを経験することになり、香織の恋愛遍歴は積み重なっていくが……。 日比谷線の女 vol.3:早稲田出身自称やり手営業マンと、八丁堀で迎えた苦い朝...
当店のとんかつは脂と肉の火の通りの差を考慮し、ロース肉の背側の脂を炊いた自家製ラードで揚げるという独特のスタイル。食べるときに脂身の形はないが、衣に付加される豚の香りとコクは格別だ。 「いつ食べても、しっとりとして柔らかな豚肉本来の香りと、少量の牛脂を加えたラードで揚げるサクッと軽快な衣の香りの良さは感激もの」とマッキー氏も絶賛する。...
牧元:僕はね、とんかつにごはんと味噌汁、お新香は付きものだから、それらがどう優れているかも注意して食べたい。ごはんが食べたくなる料理だからこそ、ごはんへの気遣いは欲しい。 それからキャベツや辛子やソースという脇役がちゃんとしているかどうかも大事。例えば甘くシャキシャキしたキャベツは、とんかつと一緒に口に入れても美味しいし、練り立ての辛子なんていうのも嬉しいよね。反対にソースが甘過ぎると後を引いて残念とか。...
東京を代表する老舗洋食店。カツレツはもちろん、その他のメニューもすべてハイクオリティ。「これぞプロの仕事と言っていい。頭が下がります」(牧元)...
「肉質の良さは随一で、ごはんや味噌汁、お新香まで一点の曇りもない。フライやシチューなど、他のメニューも必ず試してほしい逸品ぞろい」(山本)...
スペシャルティ珈琲を自家焙煎で提供する『自家焙煎珈琲みじんこ』。珈琲に合う食事にこだわり、シンプルでありながらビジュアルでインパクトを持たせたいと、考案したメニューが揃う。 なかでも14時入店(平日のみ)から注文可能となる「ホットケーキ」が人気で、SNSでも話題を集めている。 まず目を惹くのは、その美しい焼き目。銅板で丁寧に焼き上げることで生み出される均一な焼き色は、完璧な美しさで食べるのがもったいないほど。...
生クリームたっぷりのパンケーキはもう古い! 今は昔懐かしい味わいのホットケーキが人気に火がついている。 分厚いホットケーキを口いっぱいにほおばりたくなったら『自家焙煎珈琲みじんこ』へ足を運ぼう。こちらの名物は、自家焙煎珈琲に合うシンプルなスイーツとして、オーナーの長戸努氏が考案した「厚焼きホットケーキ」。 美しい焼き目、重厚な迫力、その美味しさに、テーブルに届くたびお客様の歓声があがるという、噂のホットケーキの美味しさ...
大正時代の創業から100年を越える老舗『鳥つね 湯島天神前本店』の支店として1992年に開業した『鳥つね 自然洞』。 同店昼の名物は1日20食限定の「特上親子丼」。早いときには12時過ぎに完売することもあるほど人気だという「特上親子丼」は、目の前に丼が出てきた瞬間に「今まで食べてきた親子丼とは違う!」と感じさせる。...
大正時代の創業から100年を越える老舗『鳥つね 湯島天神前本店』の支店として1992年に開業した『鳥つね 自然洞』。 同店昼の名物は1日20食限定の「特上親子丼」。早いときには12時過ぎに完売することもあるほど人気だという「特上親子丼」は、目の前に丼が出てきた瞬間に「今まで食べてきた親子丼とは違う!」と感じさせる。 つやつやと光を放つ美しい卵の艶と、プリッとした地鶏がいい具合に一体となり、食欲をそそ...
とろ~り食感と、深い味わいがたまらない!卵や鶏肉はもちろん、割り下、三つ葉にまでこだわり抜いて作られる究極の親子丼。 一度食べたら忘れられないとろとろ食感と美味しさを生み出す熟練の技を徹底解剖! 『鳥つね 自然洞』の「特上親子丼」はこうして作られている!昼の名物「特上親子丼」を上回る感動が夜の『鳥つね 自然洞』でも味わえるはずである。...
「料理と恋はあせらずゆっくり! インドの諺です」とはオーナーのジェイン氏。菜食主義のジャイナ教徒として、満足できる店がほしいと自らレストランを開いた。 南インドの郷土料理が中心で、乳製品以外の動物性食品は使わない。「スパイスの新しさで香りが格段に違う」と、20種類以上の新鮮なシードやリーフ、ハーブを調達し、毎週鉄板で大量のガラムマサラを仕込む。 料理は、注文後にしょうがと野菜、スパイスを炒めるところから作り、汁ものも粉...
~ヨーグルトソースが決め手のジャガイモ& スナックフード~ クリスピーな食感のクラッカー風揚げ物「パプリ」と、ホクホクのジャガイモ(アル)に、ヨーグルトをかけた一皿。インド現地でもソウルフードとして人気の屋台軽食(チャート)。 たっぷりかけられた爽やかなヨーグルトと甘酸っぱいタマリンドソースの絶妙なハーモニー。インド料理にしてはスパイス控えめ。...
アル・パプリ・チャートとはインドのヨーグルトソースが決め手のジャガイモ& スナックフード。 クラッカー風の揚げ物「パプリ」とホクホクのジャガイモに、ヨーグルトをかけた一皿。インド料理にしてはスパイス控えめなので、こどもも安心して楽しむことができる。...
関西で育った僕は、蕎麦よりうどん、細麺より太麺が好きだ。 JR御徒町駅徒歩1分、アメ横近くの雑居ビルの路地裏に『珍満』はある。昭和25年ごろに開業した、老舗の中華屋だ。以前、本誌でも小宮山雄飛さんが紹介していたが、ここの焼きそばは病みつきになるほど絶品だ。 ご覧のように、見た目は焼うどんかと思うような極太麺の醤油系やきそば。麺はもっちりとして箸で持ち上げるだけでちぎれるくらいの柔らかさ。太麺好きにはたまらない。 豚肉、キ...
今回ご紹介するのは、昭和25年ごろに開業した、老舗の中華屋『中華 珍満』。賑わうアメ横近くの雑居ビルの路地裏に、ひと際目立つ赤い看板『珍満』の2文字。この店ではどんな食べ方が通っぽいですか? 「見た目はアレなんですが(笑)、味は本格的。具だくさんなうどんのようなやきそばをつまみに飲んでもいいし、何と言っても餃子が最高。何個でもいけるし、僕はいつも〝よく焼きで!〟ってオーダー。こなれた感じを出せば常連の仲間入りできますよ」 ...
ナポリでの長年の修行を経たピッツァ職人、徳山志英さんが腕をふるう。2015年ナポリピッツァ職人協会世界選手権日本大会で優勝した実力者だ。 マルゲリータ専用の小麦粉2種類をその日の気温や湿度によってブレンドし、南伊産トマトや水牛モッツァレラを使用。ナポリの職人を日本に呼んで作った石窯で焼き上げる。写真はマルゲリータD.O.C ¥1,800~。...
ピザと言えばナポリ。ナポリと言えばマルゲリータ。ナポリピッツァ職人世界大会日本一に輝いた『ダ ジョルジョ』のスペシャリテは、もちろんマルゲリータ。シンプルな具材ゆえ、突き詰めると個人的な好みになってくると思いますが、私はここのが断然好き。 自家製ブレンドの生地を手際よく伸ばし具材を乗せる、イタリアの釜職人に作らせたピザ釜で、オーダーが入ったら即座に熱々を供してくれる。釜の火を熟知した火入れは、モチモチしながらも香ばしい。 ...
今はなきイタリア・ナポリの名店『ラ スパゲッタータ』などで修業したオーナーの徳山氏が、師匠でありナポリピッツァ職人協会イタリア本部副会長のアドルフォ・マルレッタ氏から継承した味を楽しめる穴場。 ナポリピッツァ専用の小麦粉を使った生地は香ばしく、小麦の豊かな風味が閉じ込められている。...
焼きそばの要はやはり、麺。噛みしめるほどに甘みが出てくる、もちもちとした『まるしょう』の麺に、その思いを新たにした。 自家製麺のそれは、3種類の小麦粉をブレンド。しかも、ソース以外の幅広いバリエーションの味付けを考慮し「太麺」と「細麺」の2種を用意している。 まずは老舗「トキハソース」を使ったソース焼きそばが看板メニューだが、名産地の千葉県野田市の醤油を使った「海鮮バター醤油焼きそば」などのオリジナルも自信作だ。...
雲南省で100年以上の歴史を誇る名物が米線。文字通り、米で作る麺料理で具材もスープも別々に供すのが伝統的スタイル。 生の肉や魚介は薄切りになっているから、鶏油の膜が張る熱々スープに投じればあっという間に火が通る次第。麺と野菜も入れて、いざ実食。 濃厚なスープはまるで水炊きのよう。麺はツルシコの食感で、不思議と日本人も懐かしく感じるのだ。 「中華麺と違ってヘルシーな麺よ」と店主。なるほど、ストンと胃の腑に落ちるわけだ。...
塊肉にさらなるインパクトを求めるなら湯島にオープンした『喜羊門』へ。店名通り、こちらの名物は総重量2kg(!)の羊の足丸焼き。 ロースターに設置されたハンドルをゆっくり回しながら肉を焼く作業にイベント気分も高まる。網上に脂がしたたってきたら、食べごろのサイン。コチュジャンベースのたれとスパイスを配合した自家製パウダーにつけて食べる羊肉の味は格別だ。...
焼き鳥×生ビールというイメージが強い上野の街に、ロティサリーチキン×ベルギービールという概念を打ち出した。その狙いは的中し、朝〆の大山鶏を使ったロティサリーチキンは、客の9割が注文するほどの人気に。 店内のロティサリー専用マシンで焼き上げる大山鶏を使った「ロティサリーチキン」が人気。ハーブやスパイスは控えめな味付けで、鶏そのものの味わいを前面に出したタイプだ。...
焼き鳥×生ビールというイメージが強い上野の街に、ロティサリーチキン×ベルギービールという概念を打ち出した。その狙いは的中し、朝〆の大山鶏を使ったロティサリーチキンは、客の9割が注文するほどの人気に。焼き上がりまでの時間を彩るのは、フランスの素朴な家庭料理と、15種ほどがそろうベルギービール。苦みや酸み、麦のロースト感など、それぞれの違いを楽しみながら、主役の堂々たる登場を待とう。...
こちらも負けず劣らずの老舗店。肉屋として明治5年に創業し、すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 美味しさの理由はいくつもある。使用される黒毛和牛はもちろんA5だが、中でも飛び抜けて美味しいことから「トビ」と呼ばれるものであること。その脂は融点が低く、口に含むとゆるりとトロけ、コクある肉の味がグッと広がる。 その肉を受け止める割り下は、一子相伝のレシピ...
肉屋として明治5年に創業。すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 その肉を受け止める割り下は、一子相伝のレシピで作られていること。上品な甘さで、肉に程よく絡み、肉の美味しさを引き立ててくれるのだ。さらにそれをくぐらせる溶き卵は、肉に負けないようにと2Lサイズ。そして、仲居さんが食べ手のスピードに合わせ、肉を一枚ずつ丁寧に焼いて供してくれるのだ。これで美味しく...
明治12年に創業したすき焼きの老舗『いし橋』。高垣麗子さんは、ここにいるだけで“落ち着く”と話す。 「ここは木造建築で、戦後すぐに建てられたお店はとても趣きがあって落ち着きます。私はお肉が大好きなのですが、すき焼きならここが一番! 仲居さんがついて丁寧に焼いてくれるのですが、その焼き加減が絶妙です。仲居さんたちがいるからこそ、上質なお肉がこの味にまで仕上がるんでしょうね。実は、この取材の1週間後にも予約を...
肉屋として明治5年に創業。すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 美味しさの理由はいくつもある。使用される黒毛和牛はもちろんA5だが、中でも飛び抜けて美味しいことから「トビ」と呼ばれるものであること。その脂は融点が低く、口に含むとゆるりとトロけ、コクある肉の味がグッと広がる。...
守り続けられた江戸前の技が、ここにはある。 宮崎出身の親方・渡部佳文氏は16歳で鮨職人を志し上京。柳橋『美家古寿司』4代目、故・加藤博彰氏の下、外弟子として修業に励んだ、この道30年以上のベテランだ。 シャリは赤酢と塩のみで甘さを引き出すなど、正統派の江戸前を貫く仕事に抜かりはなし。酢じめのバランスが見事な小肌に、継ぎ足しでコクをプラスしたツメが引き立つ香ばしい穴子など、江戸前ならではの仕事には絶対の自信を持つ。 ...
「俺の部屋に来ない?」 ラグジュアリーブランドのPR、という強く見られがちな外見とは裏腹に、押しに弱いレイナ、27歳。学生時代から付き合っていたシンジと、つい最近別れたばかり。 自由の身になった彼女のスケジュール帳はデートの予定で次々と埋まっていくが、皆なぜかレイナに自分の部屋を見せたがる。 「部屋を見れば、その人の全てが分かる」とはよく言ったものだが、レイナは男たちの選ぶ街と部屋を見ることで、次第にその正体...
宮崎出身の親方・渡部佳文氏は16歳で鮨職人を志し上京。柳橋『美家古寿司』4代目、故・加藤博彰氏の下、外弟子として修業に励んだ、この道35年以上のベテランだ。 ネタは仕込みの時間をかけ、シャリは赤酢と塩のみで甘さを引き出すなど、正統派の江戸前を貫く仕事に抜かりはなし。酢じめのバランスが見事な小肌に、継ぎ足しでコクをプラスしたツメが引き立つ香ばしい穴子など、江戸前ならではの仕事には絶対の自信を持つ。昔ながらの...
「南青山『よろにく』の流れをくむ店で、2014年のオープン時から定期的に訪問。お肉のいろんな味わいを楽しめるバランスのいいコースが魅力です。 最後はお腹いっぱい大満足……なのに、〆のほうじ茶かき氷が絶品すぎて不思議とするり。隠れた逸品です」 ■店舗概要 住所:千代田区外神田6-14-7 2F TEL:03-5817-8929...
南青山の焼肉の名店『よろにく』。主役であるところの肉のクオリティおよび提供の仕方はもちろん、サイドメニューまで抜かりなく、また落ち着いた雰囲気とあって常に予約困難。 そんな『よろにく』が手掛ける店が、2014年2月に秋葉原にオープンし人気が止まらない。こちらは、“生肉”を全面に押し出したコンセプトの店。屋号は『生粋』と書いて“なまいき”。 品質は超一流。だから、ここはシンプルに和牛握りで、口の中でとろける味わいを堪能したい。...
また、この店では赤身刺し、霜降り刺し、ユッケの「生粋盛合せ」や「和牛握り寿司」「和牛あぶり握り」「ユッケ盛合せ」などが充実。 今ではなかなかお目にかかれない新鮮なユッケや牛刺しが食べられる。ブランドではなく血統や生産者にまでこだわりぬいた最高レベルの肉を、スタッフが一番美味しい状態で勧めてくれる。 焼肉を満喫した後は、1年中提供の「かき氷」をデザートで。落ち着いた雰囲気の中で、良質の肉を堪能できる名店だ。...
香織もまさに同じことを考えていた。ラムちゃんを昔の恋人と、子どものように可愛がっている彼の姿を想像すると、それを素直に受け入れることは簡単ではなかった。直人に好印象を持っているだけに、その思いは強かった。 最初のデートではラムちゃんや香織の実家にいる猫の話で盛り上がったが、肝心の恋愛話はほとんどしていない。まだ想像でしかなかったが、嫌な予感しかしなかった。 3回目のデートの夜、初めて彼の部屋へ泊...
焼肉の新たな潮流を創り出した名店、南青山『よろにく』、赤坂『みすじ』に続く、VANNEさんこと、桑原秀幸氏が展開する店。『生粋』が示すとおり、厚生労働省の厳しい基準をクリアした新鮮なユッケや牛刺しが食べられる。焼肉に精通した桑原氏が選んだ最高レベルの肉をスタッフが一番美味しい状態で焼いてくれる。 赤身刺し、霜降り刺し、ユッケの「生粋盛合せ」や「和牛握り寿司」「和牛あぶり握り」「ユッケ盛合せ」などが充実。生...
"焼肉好きを自認する方なら当然ご存知であろう、南青山『よろにく』。主役であるところの肉のクオリティおよび提供の仕方はもちろん、サイドメニューまで抜かりなく、また落ち着いた雰囲気とあって常に予約困難、ですよね。 そんな『よろにく』が手掛ける新店が、2月に秋葉原にオープン。しかもこちら、単なる系列店ではなく、“生肉”を全面に押し出した、異なるコンセプトのお店なのです。屋号は『生粋』と書いて“なまいき”と読ませる、...
『壺中』を切り盛りするのは、番頭の神田實祐さんとお燗番の伊藤理絵さん。仕入れた酒は常温で保存。「開栓して、呑み頃を見計らってからお出ししています」と伊藤さん。日本酒は要冷蔵、開栓後は、すぐ飲み切るべしという“常識”は、かつての吟醸酒全盛時代に定着したもの。生酛を始め、しっかりとした造りの純米酒は、空気に触れることで秘めた素質が徐々に花開くのだ。 「あくまでも日本酒が主役ですから」と、神田さんが用意する料理はいわゆる“酒のアテ...
熱過ぎず、ぬる過ぎず。丁寧に温められた米の雫が、優しく胃の腑に染み渡る。舌を捉えるのは、醸された米が内包していたふくよかな味わい。 日本酒は熱を加えることで、冷えた状態では伺い知れぬ豊かな表情が浮かび上がる。 燗酒の愉悦を知る人にとって、居心地のよい酒場は思いのほか少ない。良い日本酒があってもお燗で飲めるのは種類限定だったり、つける温度が好みでなかったり。 「ならば自分たちで店を作ってしまおう、ということになりま...
2006年オープンと比較的新しいが、酒場がひしめく群雄割拠の上野にあって、今やなくてはならない存在に。その人気の秘密は他でもない、類を見ない価格設定にある。酒はビール大瓶410円をはじめ、レモンハイやハイボールが310円で楽しめる。 つまみも負けてはいない。ポテトサラダが160円、まぐろ刺しも220円とべらぼうに安いのだ。もちろん、そんな店を呑んべえが放っておくはずもなく、店は夜毎満員状態に。入れなければ近くにある2号店、3...
創業は2006年、酒場がひしめく群雄割拠の上野にあって、今やなくてはならない存在に。その人気の秘密は他でもない、類を見ない価格設定にある。酒はビール大瓶をはじめ、レモンサワーやハイボール、正一合の酒など、ワンコインでお釣りがくる。 つまみも負けてはいない。肉ジャガやコブクロ刺し、まぐろ刺しもは数百円とべらぼうに安いのだ。もちろん、そんな店を呑んべえが放っておくはずもなく、店は夜毎満員状態に。入れなければ近くにある2号店、3号...
創業は7年前と比較的新しいが、酒場がひしめく群雄割拠の上野にあって、今やなくてはならない存在に。その人気の秘密は他でもない、類を見ない価格設定にある。酒はビール大瓶390円をはじめ、レモンサワーやハイボールが290円、正一合の酒に至っては230円で楽しめる。 つまみも負けてはいない。肉ジャガやコブクロ刺しが150円、まぐろ刺しも200円とべらぼうに安いのだ。もちろん、そんな店を呑んべえが放っておくはずもなく、...
外から見ると居抜きのスナックのような店構えだが、出てくる料理は超一流。 『東京いい店うまい店』編集長柏原光太郎氏がご贔屓の肉料理店がこちら。 柏原氏いわく「中に入ると奥のグリルに炭が積み上げられ、店主の表情は肉が好きでたまらないという顔。実際、浅草の名店『入きん』で修業された店主の目利きは見事。ここではヒレとかイチボなど赤身の肉をじっくり焼いてもらいます。決して薀蓄は言わないが、出来上がりを食べればいかに旨いかがわかる...
“スナック的内装と極上の料理のアンバランスが面白い” 外から見ると居抜きのスナックのような店構え……。「中に入ると奥のグリルに炭が積み上げられ、店主の表情は肉が好きでたまらないという顔。実際、浅草の名店『入きん』で修業された店主の目利きは見事。ここではヒレとかイチボなど赤身の肉をじっくり焼いてもらいます。決して薀蓄は言わないが、出来上がりを食べればいかに旨いかがわかる!」 ■プロフィール 柏原光太郎/『東京いい店...
芳醇な香りでとろけるようになめらかな食感の「ル レクチエ」を、コクのあるクリームチーズのベースに飾った一品。 洋梨そのものの美味しさを堪能できるケーキだ。和歌山県産の柿「希」を使用。 ほのかに洋酒の香るラムレーズンクリームと、柿の上品な甘さが相性抜群!...
今が旬のフルーツといえばマスカットとぶどう。 口に含んだ瞬間に果汁がじゅわ~と溢れだし、やさしく甘い香りに包まれる。まさに至福の時! そんな美味しいマスカットやぶどうを贅沢に使用したケーキが「カフェコムサ」で販売中! 今、最も注目されている石川県産「ルビーロマン」をはじめ、人気の高い山梨県の「シャインマスカット」、ぶどうの中でもトップクラスの長野県オリジナル品種「ナガノパープル」の3種を使用した「ぶどうコレクショ...
みずみずしいのに濃厚な甘さの桃をたっぷりと使った、贅沢スイーツを堪能したい人は必見! 「カフェコムサ」で大人気の「ももコレクション」から、8/26(日)までの期間限定で販売されている桃ケーキ3種をご紹介。 お誕生日・記念日のお祝いや手土産、差し入れはもちろん、いつも頑張っている自分へのご褒美に、今しか食べられない特別なケーキはいかが?...
“日本の食をアートする“をテーマに掲げ、独創的なケーキ作りを行なっている「カフェコムサ」より、大人気企画「ももコレクション」が今年も開催される。 旬の今だからこそ味わいたい、国産の“桃”をたっぷりと使用した、贅沢なケーキが勢揃いするまたと無い機会だ。 イベントは「カフェコムサ」全国32のブランチにて7/29(日)まで行なわれる。 食べごろを迎えた白桃をたっぷりと使用した、今しか味わえないケーキ...
今年のバレンタイン、彼と家でゆっくりと過ごす予定の人必見! ゴージャスに盛り付けられたフルーツケーキが大人気の『カフェコムサ』から、バレンタイン限定のケーキが登場。 「普通のチョコレートを贈るのでは、他の人と変わり映えがしなくて物足りない」というそこのあなた。 家で手料理をふるまった後に、このケーキを彼にプレゼントしてみては?意外なサプライズに、彼はきっと驚くことだろう。 今年のバレンタイン...
大手メーカーに勤める2歳下の彼。共通の知人を通して知り合ったその日から、私への猛アタックが続いている。 今までの彼は年上ばかりだったので、2つ下の彼なんて眼中にも無かったが、断り切れずたまにデートを重ねてきた。そんな彼でも仕事柄接待の機会が多く、連れて行ってくれるのは一流の店ばかり。 しっかり練られたデートプランは、大人の色気が溢れ出る歴代の彼氏たちに勝るとも劣らない。初めのうちは面白半分であしらってきたが、会ううちに...
ステーキやハンバーグが味わえるレストランとして名を馳せる一方で、左党の間では軒下のキッチンブースの周りで一杯楽しめる立ち呑み酒場としても有名だ。 レストラン同様に、経営元が精肉の卸しをしているため、肉料理の味の良さは言うまでもない。名物のやみつきメンチや、やみつきコロッケにかぶりつき、生ビールでグビッと呑み下す瞬間は至福のひととき。ほかにも、牛すじ煮込みなど安くて旨い肉料理が揃う。...
弁護士として日々案件に追われ多忙を極める彼は、40歳になるまでに独立して、自分の事務所を構えることを夢見ている。 名の知れた弁護士事務所の中でも名をはせる優秀な彼が、2週間に1度のペースで時間を作ってくれることは、きちんと大切にされていると感じる。 彼の事は尊敬できるし、結婚相手には申し分無い。しかし、いつも忙しそうに仕事に向き合う姿に、自分が入り込める隙間は残されていない気がして、彼との家庭像が思い描けないでいた。 ...
経営母体は、御徒町にある海産物を中心に扱う食料店吉池。それだけに約50種と豊富に揃うメニューの中でも、魚介類を使った料理には定評がある。しかも、そのほとんどを厨房で手作りするこだわりようで、加工品なども北海道の自社工場で作られたもの。それらのメニューが200円~300円台で楽しめるというのだから呑んべえには堪らない。 さらに極め付けは、新潟の地酒が揃うこと。季節のオススメとして常時約10種類以上をラインアップしている。...