名前:真理亜(仮名) 年齢:24歳 職業:一般事務 土曜の昼下がり、『エンポリオ アルマーニ カフェ 青山』には、眩しい日差しが降り注いでいた。 ...
「そっかー、黒田さんと何も始まってないけど、早くも失恋気分ってわけね」 真理子は、恵子と『エンポリオ アルマーニカフェ』で会っていた。ニューヨークでの宏人...
「翔子は最近どうなの?彼氏とかいないの?」 表参道にある『エンポリオ アルマーニ カフェ青山』で、学生時代からの友人の麗華と、半年ぶりに会ってい...
名前:小野玲子 38歳(仮名) 住まい:オランダ(1年の3/4)、三田(1年の1/4) 職業:フォトグラファー、WEBディレクター 家族:広告代...
「で、色々と贈って来たの?いきなり?いくら仲良くしたいからって、それはやっぱり変よね…。確かにカーテンのオレンジは子宝に恵まれるっていう意味もあるけど...
こちらに向き直った3人が、意味深な目配せをしながら仰々しく姿勢を正す。 「ねぇ、あおいさん。急なんだけど、良ければ明日私達とランチしない?」 ...
にゃんにゃんOLにも、数パターンある。 まずは典型的な、愛華のようなタイプ。可愛いし愛されキャラなのだが、どこか主体性に欠ける。腰掛けOLでいる...
怜奈とともに『エンポリオ アルマーニ カフェ青山』に入ると、客席に向かうべく通りすぎる怜奈を男性客が見つめる。それもそのはず、怜奈は可愛いというよりは...
「どうしてあんな中の上の女が…?」 エステを終え、すでに薄暗くなった表参道をひとり歩きながら、私は思わずそう口に出して呟いていた。 いくら考えても、納得...
―すっかり遅くなっちゃった…。 結衣は、早足で原宿の街を歩いていた。今から奈央の送別会に参加するためである。 時刻は19時半を回ったところで、既に3...
ファッションだけでなく、食のトレンドにも精通している青山女子。 新店をいち早くチェックするのもお約束だが、青山界隈で「どこにカメラを向けても絵になる...
鮮魚とアヒアマリヨソースを合わせたティラディート2階は求愛を促す赤い壁面...
僕とさゆりの出会いは、ありふれた食事会だった。 勤め先の商社で、同じ部署の先輩である山岡さんが開いた食事会。 商社というブランドは未だ有効...
神宮前にあるペルー料理店『ベポカ』へ到着して男性陣を見た瞬間、真理子は目がパチクリしてしまった。一ノ瀬がいたからである。男性メンバーは怜奈とともに幹事...
忙しい彼女と東京カレンダー編集部がやってきた『ベポカ』は、デートで訪れるのにぴったりな“都会派エスニック”の代表格だ。 コロニアル様式を彷彿とさせる...
理沙:女子会で記憶に残っているのは広尾『キッチン』。パクチーが苦手な男性って多くない?逆に女子は好きな子が多いから気兼ねなくベトナム料理を思いっきり楽...
そのコロニアル様式を彷彿とさせるスタイリッシュな雰囲気と、新鮮な生の魚介類やキヌア料理など、珍しくも美味なるペルー料理を堪能できるレストラン。 目に...
そのコロニアル様式を彷彿とさせるスタイリッシュな雰囲気と、オリジナリティが光る本格的なペルー料理が堪能できる『ベポカ』は、デートで訪れるのにぴったりな“都...
先日のデートも終盤。『オカダ』のマドレーヌを目の前に、浩平はこう言った。 「彼女はいる。けど、結衣ちゃんに付き合ってほしいと言おうかと思ってた。けど...
ーやっちゃったなー 『レストランオカダ』でのデートでは、結衣を巡る外資系投資銀行の男との不利に思えた勝負での奇策として、耐えられず「実は彼女がいる」...
黄色い外観が、ペルーの首都リマの街並みを思わせる『べポカ』。料理だけでなく、地ビールや伝統的な蒸留酒ピスコのカクテルを用意するなど、酒も徹底的に本場の味に...
“美紗子”という名前の、フォロワー6万人ほどを抱える人気ユーザーだ。3ヶ月後に挙式を控える彼女は、式準備の投稿をメインに載せ、時折日常生活の投稿を挟んでいる。写...
俊介が予約していてくれたお店は、原宿ラフォーレ沿いの『ロイクラトンリゾート』というタイ料理のお店だった。騒々しい原宿のど真ん中にこんな所が...と驚いた。天井が...
「沢井さん、今日はお忙しいところごめんなさいね。さあ、頂きましょう。」 彩はうつむいたままだ。 「次の仕事は決まってるの?」 「いいえ…...
店に入ってまず驚くのが、その天井の高さ。エントランス部分がもっとも高く、20m弱はあるだろう。そこに吊るされた長く大きなシャンデリアも圧巻だ。そんな内装に...
【神宮外苑花火大会】 リゾート地のくつろぎと癒しを追及した『ロイクラトンリゾート』。タイとフレンチを融合させたオリエンタル料理とともにカクテルを味わ...
青山学院大学近く、青山通りから少し入った路地裏にある『cuisine française MONOLITH(キュイジーヌ フランセーズ モノリス)』。 本格的なフレンチがいただける本気デートにぴったりなレストラン。...
8,000円のコースは、旬の食材によるシェフのおまかせ。 まずは、グジェールというチーズを練り込んだシュー生地の中に、豚とごぼうのリエットが入った定番のアミューズが登場。かわいい見た目に気分もアガるはずだ。...
近年はイノベーティブで軽やかなフレンチも増えているなか、『モノリス』の石井 剛シェフが作る料理はぶれることなくクラシック。だからこそ、流行りが好きな人もフレンチ初心者も、一度ここのコースを食べる必然がある。 確かな技術のもと作られたリエット、コンソメ、ジュとは何かをひと晩で体験できるからだ。...
美玲は翔平の誕生日に、渋谷の『モノリス』を予約してくれた。 月曜日だったし、おそらく自分の会社から近い、行きたい店を選んだに違いない。(翔平のオフィスは丸の内だからまったく近くないし、自身の誕生日とはいえもちろん会計は翔平持ちである。) それでも、誕生日当日に美玲と過ごせるだけで心が躍るのだから、自分でも本当に単純だと呆れる。 あきらに白状したとおり、食事中の会話にロマンチックな展開になる...
青山学院大学近く、青山通りから少し入った路地裏にある『cuisine française MONOLITH(キュイジーヌ フランセーズ モノリス)』。本格的なフレンチがいただける本気デートにぴったりなレストラン。 オーナーシェフ・石井剛氏が創り出す料理は、若き日に本場フランスで腕を磨き、『モナリザ丸の内店』で料理長として多くの美食家を唸らせた”クラシカルなフランス料理”。伝統と確かな技術に裏付けられたフレ...
「あの…この間は本当に、ありがとうございました」 湊に指定された『KEISUKE MATSUSHIMA y Oliva』は、神宮前のフレンチ『KEISUKE MATSUSHIMA』で3日間だけ特別なメニューが提供される時の、期間限定の店名だった。 特別感のある空間で湊とこうして再会できた喜びを噛み締めながら、愛理は彼を見つめてとびっきりの笑顔を作った。 「あんなドラマチックな体験したの、人生で初めて。颯爽と現...
原宿の雑踏を進むと突然現れるグリーンスペース。レストランからもれた灯りが浮かび上がり、おのずと気分が高まっていく。 エントランスを抜けると、2000年世界優秀ソムリエコンクール第3位の石田博がセレクトするワインが並ぶセラー。その正面にさりげなくあるドアの奥では、2人のためだけの個室が待っている。 落ち着いた間接照明とゆったりしたソファで頂く食事は、28歳にして本場フランスミシュランで一つ星を獲得し、ニースに拠を構えるオ...
「理奈がディナーに誘ってくれるなんて珍しい。話でもあった?」 『ケイスケ マツシマ』で食事をしながら、恭子が嬉しそうに顔を輝かせている。 私が恭子を誘ったのは、プレス向けのイベントもひと段落ついて、ゆっくり女同士で話したかったからだ。本題は周平君のことだった。 「うん、あのね。瑠璃子が、周平君と付き合ってるとか言ってるけど、あれ嘘だよね?」 恭子はそっけなく、さあ、と一言だけ言うと、...
有希たちが勤務する六本木から離れ、竹下通りを越えた閑静な住宅街の中にレストラン『Keisuke Matsushima』は佇む。 コルク・アートが目を惹くエントランスを通り抜け、お決まりの奥の席に有希と慎吾は腰掛けた。すっかり日が長くなり、テラスの上で緑の葉が揺れているのが確認出来る。 有希は、都会のオアシスのようなこの場所が好きだ。ただ、向かいに座る慎吾からは、出来る限り職場から離れたいという意図が...
【シェフズ テーブル】 「ターブル・ドット」――主のテーブル。厨房内にあるガラス張りのこの部屋、実は旧店名『レストラン アイ』開店当初から設置されている。 オーナーシェフ・松嶋啓介氏たっての希望で生まれたこの場所は、彼がニースから戻った時の打ち合わせや作業スペースに、そして特別なお客との食事にも、使われるという。欧米のレストラン厨房内にあるシェフズ・テーブルを意識した、プライベート空間だ。...
ドシンと鎮座する、姿煮に驚愕。1㎏を超す重量があり、繊維もしっかり。これぞ、メジロザメの尾ビレだ。 極上の極上食材を求め、『小熊飯店』店主・梅本恒久氏に相談を持ちかけたところ、普段はほぼ入手不能な巨大フカヒレの存在が明かされ、今回の誌面登場と相成った。 「今や幻のジンベイザメが最上位。けど、このメジロザメもかなり希少。手に入れたくても年に1、2回しか出逢えません」 アオザメとヨシキリなど、普段からフカヒレ食べ比べの料...
そして、ご夫婦が特別なお祝いのために奮発するのは、千駄ヶ谷の高級中華『小熊飯店』。 「めったに行けないけれど(笑)、フカヒレの食べ比べや上海蟹など、本当に特別なときだけの贅沢ディナー! シェフがとっても気さくで、大好きな『シェフス』出身というところも好きな理由のひとつです♥」...
~時をかけ、新たに、到達した美味しさ~ 場所は北参道。目立たぬビルの地下、看板もなくひっそりと佇むその在り様は、まさに知る人ぞ知る隠れ家レストランといった趣だ。にもかかわらず常に予約で満席。看板料理の上海蟹シーズンには1ヵ月先、通常でも2~3週間先まで満員御礼の日が続くほどの人気ぶり。 それも、現在この店で腕をふるっているのは、2009年に惜しまれつつ店を閉じたあの『メゾン・ド・ウメモト』の梅本恒久...
『ユナイテッドアローズ原宿本店メンズ館』向かいの『UA BAR』。ドリンクは『フグレン』、フードは『自由が丘ベイクショップ』が監修、というだけでも充分引きは強いが、ここは買い物から爽やかにアペタイムへ持っていけるところが憎い。休日の昼下がりに「買い物付き合って」と軽く誘い出し、口当たりの良いカクテルで夕暮れから酔わせてしまうのは反則だろうか。...
2014年に『UA CAFE』からリニューアルを果たした『UA BAR』の他には無い注目すべき点は「TAILOR-MADE COFFEE AND COCKTAILS」をコンセプトに集まったチームメンバー陣の凄さ!! 「飛行機に乗ってまで試しに行く価値あり。」とNYタイムズ紙に評された、ノルウェー発の老舗コーヒーバー『Fuglen(フグレン)』が内装とドリンク、コーヒーメニューを監修し、ゆっくりとくつろぐことの出来る大人の空間...
『ランベリー ナオト・キシモト』 ~8年連続星を獲得する名フレンチ~ テロワールを尊重する「キュイジーヌ・ナチュレール」がコンセプト。岸本直人氏自らが全国各地を訪れて食材を探す。ディナー¥14,040...
塩分を含む草「ソルトブッシュ」を食べて育った「ソルトブッシュラム」は、繊細で柔らかな肉質で、上品な脂身が特徴的。夏にしか食べられない風物詩的なお肉だ。 原産国であるオーストラリアでも非常に入手しにくいのだが、今回は東京カレンダー読者のために特別に作ってもらった。潮の香りを感じるスペシャルな一皿である。 そんなレア肉にも負けない「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2006」という熟成泡のボリュームに、きっと圧倒...
奥さま:二人の誕生日が二日違いということもあり、お誕生日には平日デートを楽しんでいます。今年は、、表参道のフレンチレストラン『L’EMBELLIR』。お味はもちろんのこと、店名の由来にもなっている「美しくする」をお料理で表現されている心躍るお店です。出されるお料理は、どれも色彩鮮やかで見ているだけでワクワクします。ぜひ、特別な記念日にオススメです。 旦那さま:広尾の『Incanto』も良かったですね。オー...
青山エリアの中心ともいえる南青山は、国内外の有名ブランドが軒を連ね、ファッションだけでなくカルチャーの発信地としても名高い。 『ランベリー』は日本の滋味をコンセプトとしたフレンチ。素材の繊維にまで着目した、岸本直人シェフの美食への飽くなき探求心は、最高級を食べ尽くした青山マダム達からも絶大な支持を得ている。...
バレンタインは年に1度、女性から愛の言葉を伝える日。365日で1番の愛情を伝えたい。そんな女性の想いに応えて、男性もとびっきりのレストランを予約してみては。愛が加速する夜をお約束・女性が今一番行きたいお店4選。『ウルフギャング』『ルースズクリス』など、ステーキハウス数あれど、次に女性が狙うのは中目黒にある『Steak Dining Vitis』。特製煉瓦造りの炉窯で焼き上げるスタイルは東京でも珍しい。炭火でカリ...
「海のジビエ」。『ランベリー』シェフ・岸本直人氏は、ふぐのことをそう称する。銀座『小十』奥田透氏の元に通って修練を積み、数年前、ふぐ調理師免許を取得。ふぐを扱い、日本料理のエッセンスを取り入れながらも、着地点は見事にフレンチへと導く皿が、今冬も店を彩る。 「 筋肉の塊であるふぐは天然なら4日寝かせてもいいほど。じっくり熟成させることで大きめの切り身が生き、フレンチらしくなるんです」 白子のロワイヤルに張った...
実はこのパテ・ド・カンパーニュ、注文すると普段は長さ50㎝はあろうかという巨大なオーバルプレートに乗ってくる。それが食べ放題で1000円! さすがに全部平らげた人はいないが、ゲストは皆このパテを楽しみにやって来る。「基本は普通のパテですがレバーは多め。パンにスムーズに塗れるしっとり感にこだわっています。後は沢山の野菜をミキサーにかけて味に奥行きを出しています。ワインと共に楽しんでいただけるよう塩分も少し強め」。...
「いい?千明が来たら、私がせーのって言うから。そしたら皆でクラッカーね」 千明の誕生日から1週間後。 表参道『CICADA』の個室には、前もって準備しておいたバースデーバルーンや花束が飾られ、私と、私が呼び寄せた高校時代の同級生たちが4人集まっていた。 私と千明を含めて6人。このメンバーは、高校卒業後もしばらくの間、お誕生日会などの時に集まっていた仲間。 “1週間遅れてしまうけど、ぜひお誕生日のお祝いさ...
【File4:年収に固執していた女】 名前:麻里子 年齢:30歳 職業:歯科医院の受付 結婚歴:3年 旦那の職業:5歳年上の外資系法律事務所勤務 「私、ずっと婚活していたんです。だから今の夫である和人に出会えて、しかも結婚までできて。本当に嬉しかったんですよね」 『CICADA』のテラス席に着くなり、そう告白してくれた麻里子さん。20代の早い段階から結婚を視野に、ひたすら自分の条件に合うような、高...
表参道の『シカダ』はよく行くという方も多いのでは。でもちょっと待って! ここに立ち呑みスペースがあること、ご存知でした? 建築家・芦原義信が1965年に手がけた建物はエントランスからして堅牢。ベーカリー『ブレッドワークス』、カフェ『クリスクロス』を横目に見つつ、すーっとそのまま『シカダ』正面玄関に入ろうとしたアナタ、ノンノン、その向かいに顔を向けてみて?...
「ああ…そうだったよな。わかった。頑張れよ」 貴裕が笑顔で応じるのを確認すると妻は「ありがと」と短く笑い、おそらく出勤の支度をするのだろう、いそいそとリビングを出ていった。 華は今日から、とある資産家が表参道にオープンしたスイーツショップにて、PRとして仕事を始めるそうだ。 なんでもそのスイーツショップの売りは、客が希望するロゴやイラストを飴にデザインできることで、ウェディングの引き出物や...
「で、どうなの。最近は。デートの近況聞かせてよ」 表参道の『CICADA』のテラス席にて、茜は2歳の息子のベビーカーを揺らしながら、前のめりに目を輝かせた。...
このエリアで女子会なら、確実に名前があがるのが『CICADA』だ。 サービスと雰囲気が非常によく、色々なタイプの席があるので、人数やオケージョンを問わず使える。 食事もタパスのような軽めのものから、お肉のメインディッシュまで幅広い。 お酒好きな友人も、お酒の飲めない方でも楽しめるメニューが揃い、天気がいい日はテラス席もおすすめ!...
「じゃあ今日は、久しぶりに楽しく飲みましょう!いらっしゃいませー!」 プレゼンが続き、大好きな“会合”もご無沙汰だった瑛太は、相談に乗ってくれたお礼も兼ねて、浩司と博史を誘って久しぶりの会合を表参道の『シカダ』で開いていた。...
ドキドキの初デート。ここで特別な時間を共有できれば、彼女との距離は一気に縮まるが、果たして、どこに連れていくのが正解なのか……。『CICADA』は、そんな悩める男性の救世主とも言うべきレストランである。 エントランスへと歩を進める間に目に飛び込んでくるのは、中庭にあるプールと解放感あふれるテラス席。表参道という土地柄、外国人の姿も多く見える。つまり完全なる非日常の佇まいなのだ。 扉を開ける前から、こ...
―あれ……。あの子帰っちゃうのかな? 今日は表参道の『シカダ』での食事会後、二次会はいつものカラオケ屋に向かっていた。 後ろにいる女性陣をふと見ると、今日断トツに1番可愛かったユリという子が皆の輪から外れて、スマホの画面を見つめているのが気になった。二次会には行かないつもりなのだろうか。 遊び慣れた感じの女性が多い中、ユリは可愛らしく控えめな雰囲気で、僕のタイプどんぴしゃだった。26歳で、...
「亜希。俺、海外に行くことになった」 あれは確か、2012年の11月。風が急に冷たく感じられた夜だった。 移転オープンしたばかりの表参道『CICADA』で、当時付き合っていた同い年の彼・貴志(たかし)が、わざとらしく咳払いなんかした後で、そう言ったのはー。 神谷町にある自宅マンションのベッドの上。華金を楽しむ投稿が続く中、Facebookタイムラインに突如現れた、貴志の結婚報告。その画面を...
「乾杯!」 この日は、所属していたテニスサークルで一番の遊び人だった直哉の結婚祝いだった。表参道にある『CICADA』のテラス席で、皆で乾杯した。...
「ああ、やっぱり働いた後のビールは最高!」 からっからに乾いた喉を潤すべく、千晶は一瞬でグラス半分まで飲んだ。 今日は表参道で、千晶が担当する某大手家電メーカーの新製品発表会があった。 半年前から準備を重ねてきたイベントで、実務のほとんどを社長から一任(丸投げ)されていたものだから、やりがいがある分プレッシャーも感じていたのだ。 それが滞りなく無事に終わり、千晶は今、後輩のあずととも...
夜遊び上手な大人にとって、すっかり表参道のシンボル的存在として定着した『CICADA』。環地中海料理を味わいながら、ピロティにはビアバー、プールのなかにはアイランド席を設けるなど、解放感があってリラックスできる店だ。 ここでぜひとも味わいたいのが『T.Y.HARBOR BREWERY』の6種のビール。特に水辺のアイランドは、足元に感じられる水の気配や壁沿いに流れる滝の水音が心地よく、ビールの美味しさもアッ...
25時の表参道。 東京のエネルギーが集結する港区にあって、そこだけ取り残さてしまったかのような静寂が流れている。 昼間は多くの人で賑わうが、深夜になると、隣の六本木とはまるで違った景色を見せる。 赤坂にある広告代理店に勤めるフミヤ・美月・亮は仲の良い同期3人組で、フミヤと美月は付き合っていた。しかし、フミヤと亮が37歳の既婚女性・静香に恋に落ち、3人の運命が狂い出す。 フミヤはついに、静...
駅前で人通りが多く、プールなんてもちろんないし、癒しのグリーンだってない。頭上を山手線が走り、視界の端では赤と白の提灯がゆらゆら揺れている。さらにテラス席には折りたたみの椅子さえない。 だがそれが、五反田だ。ここにはアツアツのタコ焼きとキンキンに冷えたハイボールがある。 「この後はとっておきのお店に連れて行くから、ここでは軽めにしとこうね」 そう言いながら章吾がプラスチックのメニューをドヤ...
表参道の『シカダ』はよく行くという方も多いのでは。料理は安定感ある地中海料理。仔羊のグリルなど、がっつり肉料理もサクッといただける。シカダ定番の味“フムス”は、ビールと一緒に。手が止まらなくなること請け合い。ワインはスペイン、イタリア、ギリシャ、レバノンなど多彩に120種以上。 Y「海外にいるような気分になれるサービスが受けられて居心地抜群。それにフムスがとっても美味しい!」...
28歳ともなると、周りの恋愛観もさまざまだ。既婚者、離婚調停中、独り身、婚活中。 その日はいつものメンバーで女子会だった。場所は最近よく使う『CICADA』だ。...
エントランスを入ると目に飛び込んでくるのは、中庭にあるプールと解放感あふれるテラス席。表参道という土地柄、外国人の姿も多く見える。完全なる非日常の佇まいが、日常に存在する店こそ、この『CICADA(シカダ)』なのだ。 タパス(スペイン)、タジン(北アフリカ)、フムス(中東)といった、環地中海料理(地中海沿岸にある国々の料理)の味には定評あり。お酒はクラフトビールに加え、イスラエル、レバノン、ギリシアなど、...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる 。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大...
医者の恋愛と聞いてどんなイメージを持つだろうか。モテる、遊び人、変わり者…?正解は、科によって違う。 イメージ通りなのは外科医だ。彼らは当直明けに、病院近くに住む手軽な看護師の家に立ち寄って1時間足らず過ごし、気が済むと「患者が急変した」などといってイソイソと退室する。出会いを探しに出かける時間がなくて身近な女に手を出すから、トラブルは必発。結局女の執念や策略に負けて早めに結婚する。 スマートに...
世間一般的には花形といわれる「年収1,000万円」。 平成26年度の民間給与実態統計調査(出典:年収ラボ)によると、年収1,000万円越えは日本の労働人口の4.1%。30代以下に限定するともっと比率は下がり、40,50代になると徐々に比率は上がるだろう。 年収1,000万円プレイヤーはどのようなライフスタイルを送っているのだろうか。世間が思うような夢の暮らしなのか、それとも……? 取材を通して...
夜遊び上手な大人に親しまれていたシカダが表参道に移転したのは2012年10月のこと。 以来、都会にいながらリゾートの雰囲気を楽しめるため、すっかり表参道のシンボル的存在として定着。 環地中海料理のコンセプトはそのままに、ピロティにはビアバー、プールのなかにはアイランド席を設けるなど、よりリラックスできる空間へと進化を遂げた。...
編集の方との打ち合せは、よく行く表参道の『CICADA』。夏場は特に気持ちよく、女子会でもよく使う定番のお店。 目上の方と会う仕事の打ち合わせは外しのないモノトーンコーディネートで。それだけだと寂しいので、水色のクラッチバッグを差し色に。編集の方などオシャレ度が高い方に会う時は何かと気を遣う。...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない。彼氏がいる訳ではないので、複数...
直人と知り合った食事会は表参道の『シカダ』で開かれた。4対4で相手は皆40歳で早稲田大学の同期だと言った。彼らから洗練された雰囲気は感じられなかったが、大企業で働く体育会系エリートらしく豪快だった。その中で直人だけは会社員ではなく公認会計士として、自分の事務所を持っているのだと聞いた。 直人は中肉中背で適度な胸板の厚さを持ち、色白の手と細い指から、少し繊細そうな印象を受けた。香織にはそれが新鮮で興味を持っ...
遊び盛りなところは20代の男性と変わらないが、女性を上手に扱えるところは元カノからの教えを感じる。できた彼女と交際していた修一のナンバーワンになるには、メリットがあると思わせないと厳しいだろう。しかし爽やかさの裏にあるこの顔を憎たらしいとは思わず、セクシーだと感じる女性も多いはず。何年後かの修一は今よりもいい男に成長していると思わされた。 ”モテる”というのは自分と他人では見解が違うが、あなたは修一を...
スペイン人の母を持ち、幼少期に5年ほどスペインで暮らしていたという俳優の城田優さん。この撮影の数日前も3週間ほどスペインに行っていたそう。 「スペインで外食する場合は、大抵バル。じゃがいものフライにアリオリソースをかけたものが好きでよく食べます。あとはエビのアヒージョや定番のパエリア。向こうは魚もイベリコ豚などのお肉も野菜もすべての食材がおいしいと定評があるんです」...
合コンなんて、男性がおごりで当たり前!な高飛車な女が蔓延している嫌な世の中。かくいう私も、その筆頭。だけど、男性たちの悲痛なお財布事情も分かってるつもりよ。富裕層から搾り取る日本の税金同様リッチな殿方からはたくさん頂くけど、ないものを叩くなんてことはいたしません。いい女でしょ? 合コンで、せっかく盛り上がってきたのに、会計時、徴収しようとして、気まずい雰囲気になった経験あるでしょ?合コン後の反省会では...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!?今週の女子は、とにかく痩せてることが正義!表参道在住の女性たち《表参道女子》です。 前回:東京女子図鑑 :アラレちゃん眼鏡が都内イチ似合う、“なかめ”女子 原宿・青山地区のエリアを一般的に「表...
あの試合が催されたのは、8月上旬の蒸し暑い夜だった。幹事だった梅木はその夜のフレンドリーマッチの相手である「読者モデル陣」から「30代のダンディな男性を」というオーダーを受け、仕事で知り合った知人を集め、即席チームを組成して試合に臨んだ。 試合前に軽く挨拶をし、アイスブレイクをしていた矢先、対戦相手の「読者モデル陣」が到着した。流石にみな足が細く、スタイルがいい。...
「え?ここ?」と初めて訪れた人のほぼ全員がそう思い、帰る頃には「私も友だちを連れて来てみたい!」と思ってしまう。そんな名店が渋谷にある。 その名は『おとしぶた』。ビル1階のエレベーターからエントランスにかけて襲う不安感からは想像つかないほど、美味しくステキな空間が広がっている!...
渋谷の公園通りに面するひとつの建物内に、3つの異業態の店が入る“肉ビル”があるのはご存じだろうか。 芳賀大地氏が手掛ける『やきとん大地』、『btd』、『おとしぶた。』の3店だ。『大地』ではやきとんを、階下の『おとしぶた。』ではフレッシュな豚ホルモンを使った創作料理を、その同フロアに『btd』では銘柄豚のグリルを、といった具合にアプローチを変え、豚肉の魅力を余すことなく食べ手に伝える。 それぞれに創意...
店名の『btd』は“Bit-Valley(渋谷) table daichi”の略。豚肉の旨さに感動必至!若手作家の絵画が飾られた店内。カウンターのほかにテーブル席や個室も用意...
場所は表参道駅からほど近い青山の路地裏。着けばびっくり、その店『青山はしづめ』は、あの『バー・ラジオ』の入る古い一軒家の二階に店をかまえる。 どこから入るか一見謎だけれど、実は一階のバー・ラジオの扉を開け内階段から上がる仕組み。意外性は抜群だ。...
次のデートは、『青山はしづめ』を予約した。最初は楽しく食事をしていたのだが、突然朱莉が真顔で切り出す。 「智裕、今度みんなでご飯食べない?」 発言の意味がよく分からず、僕はたずね返す。 「みんな?みんなって誰??」 「私の親友の祐美がね、智裕に会いたいらしいの」 —え…マジか。ちょっと面倒臭いから、パスしたいなぁ…。 咄嗟に、そう思った自分がいた。 そもそも、僕たちはまだ付き合ってもいない...
その日のデートは、『青山はしづめ』でのディナーだった。 センスの良い器と、彩り豊かな前菜を楽しみながら、私は智裕に尋ねる。...
所は表参道駅からほど近い青山の路地裏。着けばびっくり、その店『青山はしづめ』は、あの『バー・ラジオ』の入る古い一軒家の二階に店をかまえる。 どこから入るか一見謎だけれど、実は一階のバー・ラジオの扉を開け内階段から上がる仕組み。意外性は抜群だ。...
デートにマストなのは、ドキドキするようなサプライズ。ここに連れて行ってもらった恋人はもちろん、その驚きで喜ぶ笑顔に自分自身も嬉しくなる店である。 所は表参道駅からほど近い青山の路地裏。着けばびっくり、その店『青山はしづめ』は、あの『バー・ラジオ』の入る古い一軒家の二階に店をかまえる。どこから入るか一見謎だけれど、実は一階のバー・ラジオの扉を開け内階段から上がる仕組み。意外性は抜群だ。 他人の家に忍び...
サプライズ感もあり、もちろん料理も絶品。そして居心地も抜群にいい店を大人ならば数件知っておきたいもの。今回は、表参道という人気エリアにあるこの3つの要素を兼ね備えた名店『青山 はしづめ』に動画で潜入!...
所は表参道駅からほど近い青山の路地裏。着けばびっくり、その店『青山はしづめ』は、あの『バー・ラジオ』の入る古い一軒家の二階に店をかまえる。どこから入るか一見謎だけれど、実は一階のバー・ラジオの扉を開け内階段から上がる仕組み。 料理は中華のコースのみ。というのもここ、各有名店に麺をおろす橋爪製麺がつくった店で、料理長は『四川飯店』出身。そのため味は折り紙付き。 窓にはアンティークのセンスのよいガラスが...
ナポリ出身のジーノ氏が日本人の同士と共に「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、2011年5月に誕生させたのが『ナポリマニア』。 がっつりピッツァを食べたいときも、ワインを気軽に愉しみたいときも、その日の気分に合わせて使える自由気ままなイタリアンだ。...
ナポリ出身のジーノ氏が日本人の同士と共に「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、2011年5月に誕生させたお店。 がっつりピッツァを食べたいときも、ワインを気軽に愉しみたいときも、その日の気分に合わせて使える自由気ままなイタリアン。...
カルシウムや鉄分、ビタミンCが豊富。古代ローマ時代から食用だけでなく、媚薬として使用されていた由緒ある(?)ハーブです。...
気さくなカフェやバルが増えつつあるこのエリアで、まず空腹を満たしに訪れたのは『ナポリマニア』。生粋のナポリ人とイタリア各地で修業した料理人がタッグを組んでオープンしたここはピッツェリアだが、入口付近のカウンターはバルと呼ぶのがふさわしいオープンな雰囲気。 お目当ての「ナポリマニア」は、トマトソースにルッコラ、小エビ、ニンニク、カラスミをトッピングした看板ピッツァで、チーズを使っていないため重くなく、程よく...
ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏が「ピッツァをもっと気軽に味わってほしい」との想いを凝縮し、2011年5月青山に誕生。 15種ほど揃うピッツァは、ランチならコーヒー付きで800円、ディナーでも1,000円からと手頃な価格だが、味はナポリ仕込みの本格派。 ガラスケースの中に並び、目で見て選べる惣菜と共に本場の味を楽しめる。...
ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏。「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、この5月に誕生。...
1997年にオープンした『エル・カステリャーノ』は、伝統的なスペイン郷土の味を伝え続ける老舗だ。 「食事はみんなで揃って、がスペイン。レストランに行く前にバルで食前酒をやりながらメンバーを待つ。だから、はしご文化があるんです」とビクトル氏。...
【父・ビセンテ】この数年、一気にバルが増えたけど、頭にくることが多いね! 【息子・ビクトル】早速始まった!確かに、注目されて人気が出るのはいいことだけど「なぜスペインバルを語っているんだろう」って疑問に思う店まで増えた気がするね。 【父・ビセンテ】内装ばっかり立派で気持ちがない店が多すぎる。【息子・ビクトル】スペインバルっていうのは、一時のブームや繁盛店をつくるためのヒットコンセプトじゃないんだよ。バルという名の店を作...
「地のものをそのまま鍋に入れ、味付けはシンプルに。抜群な素朴さが、スペインの家庭の味」とビクトル氏。案内してくれた『エル・カステリャーノ』は、サッカーのスペイン代表チームが来日すると試合前に訪れる店だ。理由は、スペイン人の誰もが知る味が食べられるから。 オープンは36年前、日本に初めてスペインの家庭料理を伝えたのが、オーナーであり、ビクトル氏の父親ビセンテ氏。「僕も日本にスペインの食文化を伝えたい」と父と...
ガラスの扉を開けると、そこには瀟洒なランプシェード、そして大きなタイル張りの鏡に目を奪われる。 女性ウケ必至のミックス感あるインテリアは、元スタイリストのオーナー・岸淳子さんによるもの。 女性の心を弾ませるとびきりお洒落なインテリアのなか、肩肘はらないフレンチを提供するブラッスリーだ。 こちらの鮎のベニエは、衣をまとわせ揚げた鮎に肝ソースをつけ、そのひと口の後にシャンパンでも飲めば、深夜のマリアージュとしては最高...
店に入ってすぐ、女性はとびきりお洒落なインテリアに食前から胸が高鳴るはず。黄色の壁に、ヴィンテージ風のランプや鏡、中庭にはレモンの木やハーブが植えられている。元スタイリスト岸淳子さんがオーナーのこの店は、堅苦しくないフレンチと個性的なワインをいただけるブラッスリー。 季節のフルーツで作られるパフェは女性心をくすぐるようで、果汁を使ったソースとアイスクリーム、それらと相性抜群のキャラメル味のフィナンシェや生クリームはごほうびの...
ガラスの扉を開けると、そこには瀟洒なランプシェード、そして大きなタイル張りの鏡に目を奪われる。女性ウケ必至のミックス感あるインテリアは、元スタイリストのオーナー・岸淳子さんによるもの。 供されるフレンチは季節の野菜や食材が満載!メニューを眺めるだけで胸が高まるはず。...
青山でバー。その響きだけで、行き慣れていない人間には、ハードルが高いと敬遠しがち。 だが、バーが濃密で静謐なのは日本に限ったイメージであって、NYをはじめとする海外のバーといえば、ある程度騒いでも許容される夜の社交場でもある。 外苑西通り沿い、ワタリウム美術館前のビル地下で6年目を迎えた『PR BAR』は、そんな海外的な雰囲気が楽しめる大人のバー。...
今日は、先週だった29歳のレイナの誕生日をお祝いしてくれるらしい。気持ちは充分嬉しいのだが、「先週の誕生日を祝う」という距離感がもどかしい。 2人とも食事は済ませていたので、軽く飲むことになった。場所は北青山の『PR BAR』。外苑西通りにあるこの店は、アパレル関係の人間が多い、いかにも隠れ家的なバーだ。...
北青山の外苑西通り沿いの地下に、PR BARがオープンしたのは2013年。伊勢谷友介氏が代表を務めるクリエイターやアーティストの集団“リバースプロジェクト“と某アパレル会社社長が、初見も含めて、皆が集うための場所としてひっそりつくったのがこのバーだ。 以後、メディアにはほとんど出ていないものの、好奇心旺盛な大人たちが毎夜ふらっと訪れ、シャンパーニュやカクテルを楽しんでいる。 店のカウンターやテーブル...
北青山の外苑西通り沿いの地下に、PR BARがオープンしたのは2012年。伊勢谷友介氏が代表を務めるクリエイターやアーティストの集団“リバースプロジェクト“と某アパレル会社社長が、初見も含めて、皆が集うための場所としてひっそりつくったのがこのバーだ。 以後、メディアにはほとんど出ていないものの、好奇心旺盛な大人たちが毎夜ふらっと訪れ、シャンパンやカクテルを楽しんでいる。 店のカウンターやテーブルはす...
手描きのラベルが愛らしい唯一無二のグラッパ“ロマーノ・レーヴィ”。総生産量たった10%ほどしか存在しない“ファイン・チョコレート”。こんな稀少な品を用意されて喜ばない女性はいない。...
90年代、エスニック料理ブームのさきがけにもなった、あの『モンスーンカフェ』の表参道店。 東南アジアのリゾート感は変わらず、ただし今回はぐっとアットホームに。心地よいアジアのリビングのような空間は、ちょっと隠れ家的でかなり居心地がいい。 料理はヘルシーで高感度なエスニック。デートに繰り出す前に、心地いい喧噪に身を委ねつつテラスやカウンターで一杯。一気に距離が縮まりそうだ。...
初夏のバーで男性と待ち合わせをしたときのこと。さて、彼は一杯目に何を頼むか。その第一声にいつも注目してしまう。 「ビールください」は悪くない。つられて私も、と続くこともある。馴染みのあるお酒は、気分を落ち着けるのによいもの。ただ二杯目以降もビールが続くと、つまらない人かも、と想像してしまう。二杯目のビールはカクテルのチェーサーにするくらいの遊び心があったほうがいい。...
シェフの遠藤氏の出身地・岩手県の食材をテーマにした居酒屋で、人気の〆メニューが海鮮たっぷりの冷麺(¥1,550)。海草を練り込んだ麺と、旨みの中にピリっとした辛さと甘みのあるスープとの相性も抜群。...
未曾有の東日本大震災は、飲食業界にも大きな影響を与えた。いや、過去形ではない。今もこれからも余波は続く。復興に向けての被災地支援は、長く継続することが肝要となってきた。ならば、出向いていくばかりでなく、東京で出来ることをやっていこうじゃないか。そう考える人も増えてきた。で、実行に移したのが、『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』石川勉シェフである。岩手出身の石川シェフ、同郷の遠藤悟シェフを店主に据え、岩手の食材とワインでもて...