もてなす相手が肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。 ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。...
ゲストが肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。 この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。5つの個室があり、さらにそれらの仕切りを取り払って大広間にすることも可能なのだ。 その中でいただく焼肉は、格別の味わい。もちろん雰囲...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏が、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催したとき、それをきっかけに「食材としての奥深さ」に開眼したという。 アリは決してゲテモノではない、貴重なタンパク源のひとつ。ならば、生命維持のためだけでなく、エンターテインメントに昇華させられるのでは?という思...
前回のUnder30女子が女子会でマウンティングできるフレンチとは? に引き続き、女子会の攻防戦の様子を。前回の様子を遡りながら読むと、より楽しめるかと思います。 【今宵のメンバー】 理沙(保険会社一般職・広告代理店勤務の彼と婚約中) 由美(メガバンク営業職・地元の彼と遠距離恋愛中) 麻奈(化粧品会社営業・IT企業社長と訳あり交際中) 絵理(外資系投資運用会社秘書・交際は秘密の箱入り娘) 全員大学の同級生で...
メニューはおまかせコースのみ。旬によって毎日変わる。 「好きなお店はメニューがなくて、おまかせが多いですね。長谷川シェフのエンターテインメントに富んだ調理法は常にサプライズが味わえ、創意工夫に満ちた料理は日本人はもちろん海外からのゲストにも喜ばれます」...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏は、この夏、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催。そこでアリの「食材としての奥深さ」に開眼したという。 「アリは決してゲテモノではなく、貴重なタンパク源として食されていました。そして、食を、生命維持のためのみならく、エンターテイン...
88年の歴史を誇る西洋料理店の逸品。その時々で質の良い黒毛和牛を厳選し使用する。肉から出る脂で焼き、肉汁や玉ねぎ、チャツネなどがブレンドされたルウと共に土鍋で煮込む。良質だからこその奥深さを堪能あれ。...
2010年2月、ランチに登場して以来、今も一番人気の“24時間熟成ラザニア”。ディナーでの要望も多く、夜は裏メニューとして提供。18,000食以上が提供されてきた。 今回、オープン8周年を記念して、ディナーメニューに正式に仲間入りとなった。店舗名:トラットリア カンティーニ 所在地:千代田区神田美土代町11-1 神田KMビルB1F 営業時間:ランチ:11:30~(L.O.14:00) ディナー:17:30~(...
「え!あの、優しいだけの優一さんから、プロポーズされた?!」 週明け、ランチに訪れた『グリル&バー 流』。同僚のさゆみが場にそぐわぬ大声を上げるから、奈々は慌てて人差し指を口に当てる。 「ごめん…つい、取り乱した」 重そうな睫毛をぱちくりさせるさゆみに、奈々は弁解する。 「正式なプロポーズじゃないわよ。結婚前提に同棲しようってだけで…」 「同じでしょ!で、どうするの?」 さゆみは奈々の言葉を...
その名のごとく、ホテルの顔は緑豊かな庭園。小さいながらも年間約50種の草花が移ろい、ゲストに小さな癒しと安らぎをもたらしている。 そんな自然を愛でるレストランで楽しめるのが、ディナーのアラカルトではもちろん、ランチにもメニューに並ぶブイヤベースだ。魚介の出汁に、焼いたオマール海老の殻や魚のアラで味を重ねた旨みは、凝縮感にあふれ重層的。 ランチでは、産地などにもこだわった種類豊富な野菜のサラダバーも付くとあってお得感も抜...
肉料理のつけ合わせとしてよく出てくる、フランス・オーベルニュ地方の郷土料理。じゃがいもとチーズがたっぷり入った、粘り気のあるいも料理。 フランスの中南部オーブラック地方の郷土料理。粘度が非常に高く、餅のようによく伸びる。 『ビストロ アリゴ』では店名に掲げているように、看板メニューに据えている。ビストロでこのメニューが出てくると、ほっとして嬉しくなる一品だ。...
ここだけ時が止まっているかのような木造建築。ガラス戸を開くと、ワイングラスを片手に人々が語り合う空間が広がる。意外性のあるこの光景が『ビストロ アリゴ』の魅力。 相手の驚いた表情を眺めつつ、酒を酌み交わせば愛情も一層深まるというもの。供されるのは男らしい骨太ビストロ料理と、これもまた予想外。...
軒先には木箱に入った空のワイン瓶、ビストロなのに和のテイストが漂う店構え。がらりと引き戸を開けると、すでにあふれんばかりの人が! 1階は立ち飲み、2階は座敷。立ち飲みカウンターで、少しずつ場所を譲り合ってくれるお客たちに紛れ込んで、ようやくひと心地つく。さあ、ワインだ! 木造の元氷屋の建物をリノベーションした店内。立ち飲みなら商店時代の店先から入り、2階の座敷なら横の玄関から入る。...
神保町の路地裏はここ数年で随分と古本屋が増えた。元来、世界的古書店街として知られる街だが、より趣味性の強い小さな店が生まれている。そんな界隈を散策すると、ランチメニューの黒板を掲げた古い家が。軒先には木箱に入った空のワイン瓶。聞けばビストロだそうだ。 ならばと勇んで夜7時半、がらりと引き戸を開けると、すでにあふれんばかりの人が! 1階は立ち飲み、2階は座敷。少しずつ場所を譲り合ってくれるお客たちに紛れ込ん...
静かな通りに突如現れるアジアンな外観。何かと中を覗けば、大勢のビジネスマンが、タイガービール片手に笑い合っている。 本格的なシンガポールの味を求める人々で毎日賑わっているのがここ、『松記鶏飯』だ。今や東京を代表するシンガポール料理店に。...
シンガポール料理と自然なつくりのワインを楽しませるビストロとして注目を集める『松記鶏飯』。軟らかい鶏の胸肉をパクチーとともに食すシンガポールライスはもちろん、脇を固めるメニューも酒場らしいラインアップで足繁く通いたくなる要素が満載。...
仕事に集中できるクラシカルな店内は、明るく開放的で居心地も良い。ひと晩かけて抽出する水出しコーヒーが1杯¥700(税込)と一番の良心価格で、さらにサービス料はなし。 仕事中ちょっと小腹が空いた時、ぜひ頼んでいただきたいのが17時以降から食べられる『山の上』の天丼だ。 【Judgement】 Wi-Fi :★★★★☆ 長居 :★★★★★ 電源 :★★★☆☆ メニュー:★★★★★ 空間 :★★★★☆...
~普通のように見えて、かつて経験したことのない食感に驚く~ 36年も続く名物のマカロニグラタンは、カルピスバターを使用したベシャメルソースが軽めで、食後にもたれないのがいい。そしてとても長いマカロニが、口や喉内でにゅるりと動く食感がやみつきになる。 ゲストにはご近所さんも多く、普段お世話になっている人たちに還元したいという気持ちも込めて、抑えめの価格設定となっている。¥1,410(すべて込)...
結果、渋みや雑味のないコーヒーが出来上がるのだ。優しくゆっくりと落ちる水滴は、挽いた豆に刺激を与えないので、クリアでいて濃い味にも仕上がる。そんなコーヒーはウェッジウッドはじめ一流の陶磁器に注がれ振る舞われる。 そう手間暇のかかった贅沢な1杯は、700円とホテルにしては良心価格。サービス料はとらない。 その背景には、“地域のみなさんにも愛される場所に”というホテルの信条があり、その姿勢がまたこのコー...
とんかつフリークを自認するなら、一度は試してみたい逸品が、ここ『ポンチ軒』の名物「究極のヒレ一本揚げ」である。豚は、旨みの濃い沖縄豚。これをゴマ油とコーン油をブレンドした揚げ油で静かにゆっくりと揚げていく。 「中心部まで火を通しつつ、パサつかせないよう揚げるには、温度のキープが肝心。140℃をキープしながら、約15~20分ほど揚げたら、今度は145℃に揚げて約5分。周りをカリッと揚げ切る」のが、『ポンチ軒』スタイルだ。 ...
とんかつフリークを自認するなら、一度は試してみたい逸品が、ここ『ポンチ軒』の名物「究極のヒレ一本揚げ」である。 豚は、旨みの濃い沖縄豚。これをゴマ油とコーン油をブレンドした揚げ油で静かにゆっくりと揚げていく。「中心部まで火を通しつつ、パサつかせないよう揚げるには、温度のキープが肝心。 140℃をキープしながら、約15~20分ほど揚げたら、今度は145℃に揚げて約5分。周りをカリッと揚げ切る」のが、『ポンチ軒』スタイルだ...
とんかつフリークを自認するなら、一度は試してみたい逸品が、ここ『ポンチ軒』の名物「究極のヒレ一本揚げ」である。豚は、旨みの濃い沖縄豚。これをゴマ油とコーン油をブレンドした揚げ油で静かにゆっくりと揚げていく。 「中心部まで火を通しつつ、パサつかせないよう揚げるには、温度のキープが肝心。140℃をキープしながら、約15~20分ほど揚げたら、今度は145℃に揚げて約5分。周りをカリッと揚げ切る」のが、『ポンチ軒...
この店のとんかつは、グルマン達には周知のところだが、実はもう一つ、知る人ぞ知る名物メニューがある。〝手切り豚しゃぶ〞だ。 文字通り、手で切った厚切り(3〜4㎜)の豚肉を使い、食べ応え満点。 手切りにする理由は、「肉の断面に微妙に凹凸ができるため、口の中に入れて噛んだときに、食感がいいのはもちろん、肉から旨みがたっぷり出てくるんです」と店長。...
当店の前身は赤坂にあった洋食店『フリッツ』。「肉を生かすも殺すも揚げ方次第」という職人の技が堪能できる名店だ。 「肉がきめ細かく、豚肉の甘さが感じられるとんかつ。コロッケやメンチカツなども他のメニューも充実しているので、僕にとっては心ゆくまで食べて腹一杯、幸せになれる店です」...
東京カレンダーでもたびたび登場するニューウエーブとんかつ。恵比寿『かつ好』と赤坂『フリッツ』という名店出身の料理人による強力タッグで生まれた店。なかでもマッキー氏は、特ロース豚かつ定食をリコメンド。 「衣が主張しすぎることなく、肉を活かすそのバランスは天晴れ。オリジナルのウースターが豚の甘さを際立たせてくれる」 とんかつ以外のフライものや酒にあう肴もズラリ。ぜひ行きつけにしたいお店。...
牧元:食べ方というのは個人の好みだから、押しつけるものではないと思うんです。僕だって店の人に「最初のひと口は塩で食べてください」と指図されたりすると、「えぇい!しゃらくせぇ!」ってなるしね(笑)。 浦風:卓上に選択肢を用意したら、あとは客に任せろと。 牧元:それでいいと思うんです。料理に力があれば、食べる側も考えるようになるからね。とはいえ、あえて言えば、とんかつは豚肉をより美味しく食べるための料理...
神保町駅の近くにある『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』は、昭和47年に創業した老舗喫茶店だった。2014年9月にビルの老朽化による改築工事をきっかけに現在のスタイルへとリニューアル。 それと同時に提供を開始したのが今回紹介するホットケーキだ。その美味しさと迫力のビジュアルが話題となり、現在では行列のできる人気店となっている。...
このど迫力のビジュアル、そして必ずまた食べたくなる美味しさ……。 カリッと香ばしく焼き上がった表面と、中のふわふわ感のギャップがたまらない! 今回は絶品ホットケーキを提供する『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』の、美味しさの秘密に迫った!行列必至の人気店『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』。14時30分以降は、「石窯焼きホットケーキ」や「石窯焼きフレンチトースト」の提供には2...
『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。 本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿とさせる担々麺は、何より風味がいい。 その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。 自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。...
『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿とさせる担々麺は、何より風味がいい。 その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。...
『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿させる担々麺は、何より風味がいい。 その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。...
「どうして優一さんのこと、言ったの?」 仕事の合間にランチで入った『雲林坊』。 迷いなく注文した汁なし担々麺をすする手を止め、同僚のさゆみが奈々に、咎めるような目を向けた。 翔平からデートに誘われた夜、彼氏の有無を問われた時に、奈々が優一の存在を隠さなかったことが、さゆみには理解できないらしい。 しかも、優一のことを言わなければ、翔平の手を掴んだ奈々を、彼が拒否することはなかった、と...
2016年9月号掲載。担担麺と陳麻婆豆腐で人気の本店『神田雲林』の味をカジュアルに楽しめる姉妹店。 「単なる担担麺ブームとは一線を画する、本格的な四川の辛ウマな味わいと太い自家製麺の絶妙なバランスが秀逸でした」...
続いての辛い麺は中国料理『神田雲林』の姉妹店『神田担担麺・陳麻婆豆腐 雲林坊 九段店にある。カジュアルに楽しめる担担麺と陳麻婆豆腐が話題の店だ。...
「○○専門店」って多すぎませんか?アップルパイ、フライドポテトにパクチー専門店……「そればっかり食べてられるかー!」とその字をみただけでケンカ腰になってしまう、未だに中二病が治らない私なのですが「坦々麺&麻婆豆腐専門店」にはニヤけてしまいました。 それだけでお腹いっぱいになりたいです、よろしくお願いします。ということでやってきた九段下の『雲林坊』は、中華の名店『神田 雲林』プロデュースの坦々麺&麻婆豆腐専...
『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿させる担々麺は、何より風味がいい。その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。...
神田『雲林』で評判の担担麺と麻婆豆腐をカジュアルに供すべく開店した専門店だ。汁なしも旨いが、まずは本家同様の汁ありを。ベースのスープは老鶏と干し貝柱を煮出したもので、辣油も豆板醤も本家と全く同じ。辛さに深みまで感じる味で、全粒粉入りの麺の口当たりも心地良い。本物が気軽に食べられる幸せを実感する。...
もっと美味しいナポリタンは他にもあるかもしれません。でも、私は神保町『さぼうる 2』のもの、と決めています。 友人の少ない大学生活を過ごした私の、ひとり遊びコースはこうです。道路を挟んで向かいにある「岩波ホール」で映画を観賞。スクリーンがひとつしかないミニシアターの先駆け的存在です。ストーリーにどっぷり漬かったまま、この老舗喫茶店のぼんやりとした照明の下、少し酸っぱいナポリタンをいただきます。 お腹がいっぱいになる頃に...
小さい頃、「あぁ、ホールケーキを丸ごと一個一人で食べられたら幸せだな。」と思った事はないだろうか? 『近江屋洋菓子店』で販売されている「苺サンドショート」は、すっかり大人になってしまった胃にも、すっぽりおさまりながら、あの夢を叶えてくれる逸品。...
これから春にかけて美味しさを増していくイチゴを味わうのにもってこいのスイーツを販売するのが明治17年創業の『近江屋洋菓子店』。 最近はイチゴと聞くと冬をイメージする人が多いが、本来は4~5月がイチゴの旬といわれている。 見た目のはホールケーキのように円形であるが、直径は約9㎝と食べきりサイズ。これならば、ひとりでペロッと平らげることができるだろう。...
小さい頃、「あぁ、ホールケーキを丸ごと一個一人で食べられたら幸せだな。」と思った事はないだろうか? 『近江屋洋菓子店』で販売されている「いちごサンドショート」は、すっかり大人になってしまった胃にも、すっぽりおさまりながら、あの夢を叶えてくれる逸品。...
「僕にはわかります。西内先生はエンタメ作品でこそ、力を発揮できる方です」 仏頂面の彼女に、そう語りかけた。 甘い物が好きな彼女に合わせて、神田の『近江屋洋菓子店』を打ち合わせ場所に選んだ。ここのイチゴサンドショートを、彼女は気に入るだろうと踏んだからだ。...
実のある美味しいものをお渡しして、みなさんで集まって、会話が弾む要素をお届けしたい。 そんな時は、箱から出した瞬間、歓声が上がるカラフルな『近江屋洋菓子店』の「フルーツポンチ」がいい。 カラフルでおしゃれで手土産にピッタリ。サイズも3種類あり、人数によって選べる。 “品質の良い洋菓子を良心的な価格で”が信念の老舗『近江屋洋菓子店』。毎日市場へ足を運び、一級品のフルーツを仕入れている数少ない洋菓子店...
~天ぷらは瞬間芸。単純なことこそ最善を極める必要がある~ かの池波正太郎がかつての料理長、近藤文夫をひいきにしたことでよく知られる『山の上』。多くの文士たちが通った天ぷらの老舗であるが、当時から変わっていないこと、そして変わったことの両方がある。 前者のひとつめが、いまでも氷の冷蔵庫を使っていること。これは素材を生かす名脇役であり、木製の扉の中の大きな氷は、日々氷屋によって取り替えられている。...
神田神保町一丁目奇数番地エリアにある『バルマラケシュ』。 同店があるエリアはかつて「神田村」と呼ばれた、書籍・雑誌の小規模取次店が数多く並んだ界隈。2003年に再開発が完了し、その数は減ったが、まだいくつかは残る。 そんな、とある本の仲卸店倉庫を改造した店舗は、1階奥のキッチン前と手前ドリンクスペースとにカウンター席、2階にテーブル席を有する。...
神田神保町一丁目奇数番地エリアにある『バルマラケシュ』。 同店があるエリアはかつて「神田村」と呼ばれた、書籍・雑誌の小規模取次店が数多く並んだ界隈。2003年に再開発が完了し、その数は減ったが、まだいくつかは残る。 そんな、とある本の仲卸店倉庫を改造した店舗は、1階奥のキッチン前と手前ドリンクスペースとにカウンター席、2階にテーブル席を有する。 吹き抜けとなった手前ステンレス製コの字カウンターはスタンディング席。...
推定築70年の倉庫をリノベーションした風情あるバル。ベースは伝統的なフレンチながらクミン、オレガノ、アニスなど地中海のハーブ&スパイスを“ガツン”と効かせた酒の進むメニューがそろう。 また都内ではなかなかお目にかかれないブリューワーズブリュー武蔵野限定アルトビールの存在は、ビール党の注目の的。フルーティな口当たりが、料理の爽快な刺激を優しく包み込むこの感覚に、ファンは酔いしれる。...
明治時代から続く酒屋が母体。2005年、先代から店を引き継いだ橋本一明氏がいち早くバルスタイルを取り入れたことで、徐々に酒場ファンの間で火が付いた。 「マスターに話を聞いてもらいたくて週に1度は訪れます」と常連客。このアットホームな空間で連れをもてなすことこそが、立ち呑み上級者の証である。...
端の開いた餃子で知られる名店だ。包まれていないから焼く過程で粗挽き豚の旨みが皮にも浸透。底面はパリッと香ばしいが、皮自体がしっかり美味しく、餡で肉の存在感も十分という、この店の餃子は仕上がるのだ。変種と思われがちだが、昭和7年の中国・大連で始まり、神保町での開店も昭和11年の出自を聞けば、これこそが、巷に溢れる焼餃子のオリジンでは? 単品をビールで攻めるもよし、ご飯と一緒に喰らいつくもよし。この国に餃子がある幸せを噛み締める。...
社会人として初めて入った出版社がお茶の水にあり、ランチはいつも神保町だった。なかでも餃子しかない『スヰートポーヅ』は本当に好きでよく通ったものだ。昭和30年から営業する老舗。 野菜よりも肉が強い餡は、まさに僕好み。ちなみに本場の中国ではニンニクをかじりながら餃子を食べるそうで、、、本場を意識したこちらの餃子にはニンニクが入っていないので、その後、打ち合わせがあっても大丈夫。 これにご飯とみそ汁が付いた定食を食べると、若...
神田駅から徒歩6分。ミステリアスなビルに可愛らしいロゴが興味をかき立て、黄色くペイントされた螺旋階段もキュート。 階段を昇ると、ガラス越しに賑わった店内が見えてくる。 カウンターにテーブル、一様にワインを片手に楽しい雰囲気に満ち溢れている。 大理石のカウンターとアンティークの家具が並ぶ店内は、抜群の居心地の良さだ。...
~ホルモン&ワイン好きがとっておきにしたくなる店~ 神田駅の西口から、歩くこと5分強。角地に立つビルの2階に店はある。 中に入れば、決して広くはないが、大きなカウンターと素材感を活かしたインテリアが印象的な空間。いい料理に巡り会える“気”のようなものが感じられる。 オーナーシェフの山内美弥さんは、29歳までにイタリア料理店を開く、と心に決めて25歳でトスカーナへ修業に。そして彼の地で出会った、ホルモン料理を専門に...
神田、大手町のビジネスパーソンを魅了する肉イタリアン。 肉の仕入れを得意とする母体により、多彩な肉料理を用意。ライブ感溢れるカウンターから供される料理は迫力満点だ。...
この『トラットリア マッコ』は、“肉を存分に味わえるイタリア料理店”というコンセプトのもとオープン。肉料理の充実ぶりはかなりのものだ。 なかでも150gあるランプのグリルは、適度に入ったサシと赤身のバランスが実に絶妙。キュッと締まった肉質のなかに旨みが閉じ込められており、噛み締める度に脂が溢れ出す。 味付けは塩、こしょうのみの、牛肉本来の旨さをダイレクトに感じる仕上がり。...
飯田橋『グランボッカ』や北参道の『タンタボッカ』、恵比寿『カルネジーオ』など、肉推しの繁盛店を系列に持つ『トラットリア マッコ』。 安田 誠シェフが試行錯誤を繰り返し、ベストな火入れにたどりついたというローストビーフは、厚切りでステーキのような食べごたえが。 醤油とフォン・ド・ヴォーベースの和風ソースもクセになると評判。...
この『トラットリア マッコ』は、〝肉を存分に味わえるイタリア料理店〞というコンセプトのもと、2012年の8月にオープン。 国産A5和牛のフィレ肉を使用したグリルや、写真の和牛100%のサシミハンバーグなど、肉料理の充実ぶりはかなりのもの。適度に入ったサシと赤身のバランスが実に絶妙だ。キュッと締まった肉質のなかに旨みが閉じ込められており、噛み締める度に脂が溢れ出す。 味付けはも塩こしょうなどシンプル。牛肉...
老舗酒販店の神田小西が『ワインホール神田小西』を開き、こちらも連日大盛況を呈すように。 ワインは知名度こそ低いが安くてよいものから、極上品まで。倉庫を改造した店内の中2階には半個室もある。 パテ・ドカンパーニュなどワインの定番つまみのほか、「USフレッシュプライムビーフ」などメイン料理も充実。...