「仕事にまつわる小物は大切にしたいので、靴は念入りに手入れしています。 仕事の疲れを吹き飛ばしてくれる、常に笑顔の女性が理想。」 ―出没スポット― ...
大輝が予約してくれたのは『アルカナ東京』だった。 店選びのセンスも良い上に、食事が始まってからもシャンパンやワインのセレクトも上手で感心していた。 そし...
食事の予約は『アルカナ東京』にした。 最初は皆スローペースで飲んでいたが、お酒が進むにつれ各々の好きなタイプや恋愛観の話になる。 「沙羅ち...
「さあ、貴之と奈緒さんのお家ですよ」 続いてお母さんも「そうそう」と付け足す。 「子ども部屋は3部屋なんだけど、足りるかしら」 奈緒...
こんにちは。奈々美(27)です。丸の内にある大手損害保険会社で、総合職で営業をしています。 最近、ある男性とお付き合いを始めました。 彼と...
美容と健康が共存する「体にやさしいフレンチ」を提供するお店。テラス席は、樹木を囲むように円卓が設けられている気持ちのいい空間だ。 こちらで特筆すべき...
―本当に噂どおりなのね。 陽菜はげんなりした気持ちで、手をふる。 平岡の勤める外資系コンサル会社には、待ち合わせ場所を自社ビルの下にする男...
【ジミー チュウを履く女】 名前:香織 年齢:32歳 職業:保険会社営業 勤務地:丸の内 住まい:四ツ谷 好きな店:『レゾナンス』『ア...
「では、ご唱和ください。ラグジュアリーな夜に……」 「乾杯!」 植木くんが掛け声をかけると、男性陣は一糸乱れぬ動作で一斉にグラスを傾けた。...
3週間前、特に予定のない金曜の夜のことだった。 この日は週明けが楽になるよう、事務仕事を片付けていた。数年前までは予定のない金曜日など考えられなかったけれど、...
ちょっと贅沢なランチタイムを過ごしたいならば『春秋ツギハギ』のランチコースを楽しんでみてはいかがだろう。 バリ島の古材を使ったエキゾチックなパーテーションのテ...
【今週の就活男子】 ・名前:佑樹 ・勤務先:外務省 アフリカ北西部の某国日本大使館 ・出身大学:東京大学 ・就職時の内定企業:外務省のみ ...
店舗名:春秋ツギハギ 住所:千代田区有楽町1-1-1 日本生命日比谷ビル(日生劇場) B1F 営業時間: 平日ランチタイム 11:30~14:30(...
昨日、レストランを出た後… 「ディナー、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。」 「こちらこそ、久しぶりに会えてよかった。今日はわざわ...
「真希、誕生日、『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』予約しといたから。」 出勤前の健介にそう声をかけられ、真希は胸に広がる幸福感を隠せない...
ブルガリ銀座タワー内の『イル・リストランテ ルカ・ファンティン』では、シェフの芸術的かつ気品あふれるメニューと共に、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2004を...
まずお伺いしたのは、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏。 イタリア料理の伝統を再構築し、モ...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
イタリアの白トリュフシーズンまっただ中、極上の白トリュフをいただきに『ブルガリ イル リストランテ』へ。これがもう贅沢の極みでして、白トリュフがまるで鰹節...
我々日本人にしてみればなじみの深いサバ。でも思いつく料理といえば煮付けか、シメサバくらい…。そんな中出会ったのが、『ブルガリ イル リストランテ ルカ・フ...
今回のエレガントエスコートを、すぐに実践できそうなレストランを下記にご紹介! レストラン概要をご覧になりたい方は、店舗詳細をLet's Click!!...
イタリアでミシュランの星を有するレストランのスターシェフを日本に招き、ブルガリ レストランのエグゼクティブシェフである、ルカ・ファンティンと共同でコースメ...
2週間の休業期間を使って改装されたキッチンを訪れると、どっしりした大理石の作業台には全自動のスプーンウォッシャーが設置され、IH調理台の脇にはブロードを温...
東京カレンダーが今年の1月から取材し続けている『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』で行われるコラボレーションディナー『IN CIBO VE...
「食に対する知識とリスペクトはクリエイティビティを刺激するのに不可欠だと思っています」 By Luca Fantin/ルカ・ファンティン(『ブルガリ イ...
ボンジョルノー! 知り合いのカメラマンが、いままさにイタリアにいまして、FBに上がってくる楽しげな写真が羨やましくてしょうがない船山です。 今回は、...
分厚いヒレ肉を切って口に入れると、しっとり、なめらか。噛めば柔らかく、肉に閉じ込められていた旨みがじわりと広がる。筋や繊維が一切ない肉質は、熟成による賜物...
マッシモ・ボットゥーラの名を知らなくとも、『オステリア・フランチェスカ』は知っている、そんなグルマンな人は多いのでは? そう、彼こそサンペレグリノ世界50...
ブルガリ銀座タワーといえばジュエリーと美食の殿堂だが、館内では時々、通好みのイベントが開催されていることをご存じだろうか?昨年は創業130周年を記念し、イ...
ボンジョルノ! 風邪っぴき中のオーツキです。 体調は悪いが食欲ある! んなわけで、『ブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストラン』が企画する、「four...
クリスマス・イヴに肉を食べない習慣があるイタリアでは、肉の代わりに魚を食べるのがお約束である。 イタリアのクリスマス料理は、イヴは魚料理、25日は肉料理...
美食家に「台所のダイヤモンド」と讃えられる高級食材、トリュフのシーズンがやってきた。しかも今年はトリュフの当たり年。『イル・リストランテ』のルカ・ファンテ...
秋色が日ごと深まる季節になると、「ブルガリイル・リストランテ」のテーブルに芳醇な香りが届く。北イタリアの晩秋の味覚、“白いダイヤモンド”とも称される白トリ...
初デートは、戦場と言っても過言ではない。 会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。 ...
7月28日(木)、20時。 早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。 男性の名前は誠人(仮名)、...
6月の週末の夜、希は昌大と一緒に銀座へ向かっていた。 「たまには、素敵な所で食事しよう。銀座のレストランを予約したから、おしゃれしてきてね」 ...
世界最高峰の美食タウン・銀座において、多くのグルメを魅了してきたフレンチ『ラール・エ・ラ・マニエール』。 そんな名店がこの5月、新たなシェフを迎え、...
来月、付き合って3年になる彼女が30歳の誕生日を迎えます。メモリアルな30歳という日を、どのようなレストランでお祝いすればよいでしょうか?お店選びに悩んで...
シェフの清水将氏は、フランスの3ツ星『マルクベーラ』時代、朝の4時から野山に分け入り山菜やキノコを収穫。『アルページュ』では自家菜園を持つアラン・パッサー...
その言葉に彼は一瞬しかめっ面したように思ったが、あっさりと「いいですよ」と言って、さっとタクシーを拾い、『銀座 楼蘭』に連れて行ってくれた。 着いてからも...
◆ ドクン、ドクン・・・。 奈々子は、今にも心臓が飛び出しそうなほど緊張している。今日は、田中の両親との食事をする日だ。 食事が決まってからと...
「じゃあ、偶然の再会に乾杯!」 再会から10分後、真樹は竜太と向かい合ってテーブルを挟んでいた。 竜太に連れてこられた『銀座「楼蘭」』は、さっ...
ディナーは1 万円からという高級中国料理が2800 円で楽しめるのが、ランチの魅力。 モダンチャイニーズとは違って、老舗中華の迫力は随所に。サービス...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
次の日、あれから一週間しか経っていないにも関わらず、咲良と祐一は銀座の『六雁』にいた。 『六雁』のキッチンはフルオープンで、中でもカウンター席は、和食の料理人...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジ...
名店ひしめく銀座にありながら、唯一無二の存在感を宿す『六雁』は、京料理に"粋"の精神を加えた、新・江戸前スタイルを提案する日本料理店。 O「“野菜の...
美加は学生の頃から結婚相手は医者に的を絞り、食事会に奔走している。医者にこだわるのは、単純に不自由のない暮らしを送りたいからだ。結婚したら優雅な専業主...
理沙:エンタメ性が高くて好きなのは銀座『六雁』や神保町『傳』。どちらも枠に囚われない独自のスタイルで、味だけでなく五感を刺激するライブ感や遊び心に富ん...
春色のダイアンのワンピース、華奢な腕にはショパールの時計。可愛らしいルックスからは想像できないが、日本人の平均年収(約500万円)の◯倍以上の年収を得る、...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如...
禅を愛するスティーブ・ジョブズであれば歌舞伎も愛したであろうことは想像に難くない。...
まるで我が子を愛でるような眼差しで野菜と向き合う、秋山能久総料理長。その哲学は、長く精進料理の世界に身を置いた経験がベースである。「不機嫌なときや疲れが出...
銀座・並木通りのスタイリッシュなビルの2フロアに展開する日本料理店。現在、同店を任されるのは、18歳で料理の道を志し、学芸大学『割烹すずき』、神宮前『月心...
シンとした部屋で、みなみがおもちゃをガチャガチャと鳴らす音だけが妙に大きく響きます。 私がいつまでも答えないので、お義母さまは我慢できないといったご様子で...
丸の内ビルディングの開業とともに、イタリア三ツ星レストランの東京支店として鳴り物入りで開店したのは『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』。 一流店をし...
ヴァージンロードを歩きながら、号泣している里帆を見て、かすみが思わずほほ笑んだ瞬間。 里帆の左隣に立ってこちらを見つめる彼が、視界に入った。 ...
名だたる名店が集まるのも、丸の内エリアならでは。特に「丸ビル」35階、36階のフロアは、ここぞというときに選びたいハイエンドなレストランがひしめく。 ...
世界中の美食家から賞賛を浴びるミラノのリストランテの東京店は、味もさることながら、その夜景に惹かれて足を運ぶカップルが後を絶たない。 特に奥の個室は...
夜景でトキメかせる作戦を実行するなら丸ビルの最上階にして、ミラノの最上級レストラン『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』で決まり。 世界中から姉妹...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した店主の山西和文氏。コースには先付けから〆ものまで少量ずつ10品以上が並び、多彩な味を楽しませてくれる。 きんぴらや...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した山西和文氏。そこに加わるのはきんぴらごぼうなどの家庭料理。好対照に地味で素朴だが、出しを煮含ませた大根の味わいは日本料理...
私、まだいけるよね?まだ、大丈夫だよね? 俊哉さんに背を向け、瞼を閉じた。 ◆ 「満理奈、この間の雑誌も見たよ!新しいミニ財布、可愛いね!」 ...
「帝国ホテル 東京」本館最上階に位置するバーラウンジ『インペリアルラウンジ アクア』でも、フリーフローが開催中だ。 この通称「アクア」は、夕方は落ち着いた淑や...
銀座7丁目の中でも異彩を放つ「第2新橋会館」。2014年、その6階にオープンしたのが『銀座芳園』だ。こちらを率いるのが、広東料理一筋20年以上の横尾博志氏。前任のウ...
2014年の1月にオープンした『銀座芳園』は、ウェスティンホテル東京『龍天門』出身の横尾博志氏の味が楽しめる。広東料理一筋23年。トップシェフ陳啓明氏の秘蔵っ子とも...
2014年の1月にオープンした『銀座芳園』は、ウェスティンホテル東京『龍天門』出身の横尾博志氏の味が楽しめる。広東料理一筋23年。トップシェフ陳啓明氏の秘...
~入手困難な希少部位をオンザライスで堪能!~ 「ステーキ丼(¥2,500)」の肉は、黒毛和牛の肩芯という希少部位。口溶けのよい脂の甘さが特徴で、銀座茶寮特製の...
~A5ランクの島根和牛を丼ぶりでがっつり!~ 島根県にある松永牧場から、A5・A4ランクの島根和牛を一頭買いして提供する焼肉割烹店。ランチ限定のステーキ丼は、...
ザ・最高級。豚骨や丸鶏などで6時間かけてとる極上のスープと、フカヒレを煮込んだ濃厚スープが器の中で層を成し、ほぐしたフカヒレと喉ごしのよい細麺によく絡む。...
お客様が心から寛げるよう、カウンター席を座敷にしています。京都祇園の歴史あるお茶屋のように、奥行きが感じられる造り。カウンター背面に竹林の坪庭を配し、また靴を脱いだ...
イクラはロシア語で「魚の卵」の意味。言ってしまえば、キャビアも「イクラ」。 魚卵専門店が出来るほどに、人気の食材であるイクラやキャビア。そもそも「イクラ」の語源は、ロシア語でいう「魚卵」。キャビアを指す黒いイクラは、現地ではチョールナヤ・イクラーと呼ばれる。ちなみに、今ではすっかりおなじみのイクラの軍艦巻きを最初に考案したのは銀座『久兵衛』である。...
銀座の寿司店の頂点といえば、間違いなく『銀座 久兵衛』があげられるだろう。創業80年を超える老舗だが、常に満席続きの繁盛店だ。 銀座8丁目の本館と別館を含め、フロアは8つあり、1日に300人が来店するという。 しかし3代目の今田景久氏は「敷居を高く思わずに、まず1度は気軽にご来店頂きたい」と語る。 一度は足を運んでほしい、粋が詰まった銀座の一流寿司店だ。...
銀座の寿司店の頂点といえば、間違いなく『銀座 久兵衛』があげられるだろう。創業80年を超える老舗だが、常に満席続きの繁盛店だ。 銀座8丁目の本館と別館を含め、フロアは8つあり、1日に300人が来店するという。 しかし3代目の今田景久氏は「敷居を高く思わずに、まず1度は気軽にご来店頂きたい」と語る。今回は織部コース(7,500円)をご紹介しよう。...
銀座の寿司店の頂点といえば、間違いなく『銀座 久兵衛』があげられるだろう。創業80年を超える老舗だが、常に満席続きの繁盛店だ。 銀座8丁目の本館と別館を含め、フロアは8つあり、1日に300人が来店するという。 しかし3代目の今田景久氏は「敷居を高く思わずに、まず1度は気軽にご来店頂きたい」と語る。 その証拠に、周年記念としてランチを2,000円引きで提供しているのだ。今回は織部コース(7,50...
妻の古い携帯は、夫には耐え難い事実で溢れていた。 聞き覚えのない名前の男との頻繁なメールのやり取りの中には、『久兵衛』、『ロオジエ』、『さわ田』など、一人単価数万円の高級店や、高級ホテルの名前が待合せ場所として常に指定されている。 メールの中には、男があゆみにプレゼントを買い与えた証拠となるような文面も多くあった。 そして何よりも春樹が衝撃を受けたのは、その男との写真が多数残されていたこと...
「一番」という評価が嫌いな人間などいない。妹は完全に舞い上がっている。 あの経験値の高そうな長谷川から、女性マウンティングの頂点に君臨させられたのだから、まぁ仕方あるまい。女なら誰しも、自尊心が一気に満たされるはずだ。加えてレア感のある高級イタリアンに、送り迎え付きの紳士な対応。そして例のごとく、去り際はまたしてもスマートであったらしい。 「長谷川さん、出張から帰ったら、また連絡くれるって……。...
創業80年を迎えた銀座の鮨店『久兵衛』は、北大路魯山人、志賀直哉、吉田茂など数多くの著名人を、一流の職人技、もてなし、そして食で虜にしてきた老舗だ。 3代目の今田さんは「今回のマグロは長崎産のものですが、来月になればまた産地は変わります。その時その時最高の食材を堪能してもらうのが基本」と言う。今田さんが柳刃包丁でネタを一枚一枚丁寧に切っていき、絶妙な職人技でシャリとネタを握る(それを眺めるのはなんとも楽し...
鎌倉生まれ鎌倉育ち、自宅は広尾、夫は婿養子の社長。東京のブルジョアとして栄華を誇る広尾の暇なマダム、人呼んで『ヒマダム』。20代にバブルも経験し、自らの欲望に忠実に生きてきた女が50歳を過ぎたなら……。 この度東京カレンダーでは、暇を持て余したヒマダムが暇すぎてスイスに留学中の愛娘にせっせと毎日送りつけているメールの全文を入手した。 ヒマダムのメール、怖いもの見たさで、いざ開封……。...
――裕哉はこの日の帰宅後も、デスクに向かう。そして「ブルーアワー」を愛撫しながら、これまでの人生について回想していた。 裕哉は杉並区で共働きの中流家庭に生まれ育ち、コツコツと勉強を積み重ね、有名進学校を経て現役で一橋大学経済学部に入学した。 「優等生」で通してきた裕哉は、周りの女性たちからは「紳士」や「良物件」や「非の打ちどころがない」などと言われ評判は良かった。 就職してからもブレずに、...
PM 7:00。羽田空港のAMAラウンジでまつこと2時間。 小和田常務らしき人間を見つけるなり、シンゴは早々に声をかけた。 「すみません。小和田常務でいらっしゃいますでしょうか。」 以前、役員も同席するプレゼン時、顔を合わせたことがあったため、小和田常務はすぐに気づいた。 「あぁ、君かね。何を言われても、あの企画は君にはやらんよ。」 まるで、シンゴが来ることがわかっていたかのように...
超有名鮨店・銀座『久兵衛』の手土産に太巻きがあるって、ご存知ですか? 久兵衛といえば鮨酢に砂糖を加えないのが特徴の一つですが、太巻きは敢えて加糖にする事でふっくらとした仕上がりを保つことが出来るそう。 シャープな甘味とほのかに芳ばしさを感じる付焼き穴子、滑らかでカステラのような優しい口当たりの芝海老のすり身が贅沢に使用された玉子焼き、板摺り胡瓜、甘辛く煮た椎茸と干瓢、茹で海老が様々な食感と絶妙な...
昭和10年の創業以来、北大路魯山人や志賀直哉など、多くの粋人を魅了してきた老舗。雲丹やイクラの軍艦、砂糖を使わぬシャリなど、この店を発祥とする先駆け的な取り組みは数知れず。最高素材を卓越した技術で捌き、間合いを計りながら、すっと差し出される美しい握りの数々は、真の名店と呼ぶに相応しい。伝統に胡坐をかかず、細やかな心配りでゲストに至福の時間を提供するもてなし。このホスピタリティこそが、老舗の歴史を紡いでいくのだろう。...
『チェナクルーム』は銀座コリドー街の10階にあるフレンチ新店。おまかせコース(10,800円 税込)は全8品。 月ごとに変わるプリフィクスメニューにワインだけでなく、ビール、ノンアルコールのペアリングコースが選べるのだ。 おひとりさまやデートには窓に面したカウンター席を、女子会にはテーブル席、ビジネスにはロフトのテーブル席や個室もあり、使い勝手も◎!空間の解放感がたまらない。...
2015年12月に誕生したビルの最上階に位置する『チェナクルーム』。 ガラス張りの店内から、銀座の街並みや通過する列車、国会議事堂のライトアップを望むことができる。...
銀座コリドー街で夜景と言えば思い浮かべるのはビルのネオンだろうか。いや、そうじゃない。新たな夜景スポットとして昨年12月にオープンした「cenaculum(チェナクルーム)」は早くも予約争奪戦になりつつある新店だ。 繁華街の中心に建った新しいビルの最上階にあり、ここで楽しむ夜景の中心はなんと、“国会議事堂”。周囲に高い建物が少ないエリアだけに、はっきりとその姿を眺めることができる。超高層から眺めるようなド...
店内に入ると「あ〜、気持ちいいな〜。」と第一声が。見晴らしが良く自然光が惜しみなく降りそそぎ、夜は夜景が望める雰囲気抜群のレストランだ。 ここ『チェナクルーム』は銀座コリドー街の10階にあるフレンチ新店。おまかせコース(10,800円 税込)は全8品。月ごとに変わるプリフィクスメニューにワインだけでなく、ビール、ノンアルコールのペアリングコースが選べるのだ。 おひとりさまやデートには窓に面したカウン...
正直、さとみと同じ化粧品を使うなんて負けを認めるような気もしていたのだが、鏡に映る夏希はさとみとも違う、生き生きとしたオーラを放っていた。 すっかり見違えた姿にテンションが上がり、夏希は急に誰かに会いたくなった。今日、孝之は何をしているのだろうか。 しかしLINEのトークルームを開いたところで、手を止めた。 せっかく綺麗になった姿を見せるのだから、自分を無下に扱った孝之では惜しい。さとみと食事へ行ったことへの...
「愛華!久しぶり〜。元気だった?」 少し出てきたお腹をさすりながら、フラットシューズにゆったりとしたワンピース姿のアリサさんが『ティエリー・マルクス』へやって来た。...
銀座四丁目交差点に立つ「GINZA PLACE」内のガストロノミーレストラン『ティエリー・マルクス』が、ランチメニューをリニューアル! フランスの料理界を牽引するシェフの一人であるティエリー・マルクス氏監修の同店。このたび、氏のエッセンスをより気軽に堪能できるリーズナブルなコースも登場した。 銀座の街を眼下におさめる、大人のデートには持ってこいのロケーションで、贅沢なランチタイムを過ごしてみてはいか...
男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。 「メニューによります😏最近忙しいので......」 美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。 ―中途半端な店に、私を誘わないで― そのセリフの意図を汲み取った選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 『ペレグリーノ』、『Fu...
「ぜひ一度、『広尾湯』にも行ってみてください」 石神の言葉に、今度はサトコがこくりと頷いた。 サトコが選んだのは広尾の物件だった。住所は南麻布で、駅から徒歩7分の部屋。大きな特徴はないが、清潔感溢れる気持ちの良い部屋ではあった。 「決め手はなんだったんでしょうか。参考までに聞かせていただけませんか?」 石神が、ワインを喉に流しこみナプキンで口元を拭ったあとに言った。その一連の動作があまり...
マッスーが指定したのは、ひな子の予想通り『ティエリー・マルクス』であった。 去年秋にできたばかりで、今銀座で最も注目を浴びていると言える、正統派モダンフレンチのレストランだ。 店名でもあるティエリー・マルクス氏は、パリのジョエル・ロブションでもシェフを務めていたらしいが、期待値以上にクリエイティブで繊細な料理を堪能できると高評価が絶えない店である。 白を基調とした上品な店内を進むと、個室に...
—今日の食事会、銀座だって。遠くない? ホットヨガのクラスが終わり携帯を見ると、友人の咲子からLINEが入っていた。 —確かに、ちょっと遠いね。港区界隈で開催してくれればいいのに。 岩盤浴の上で行うヨガでかいた汗を拭きながら、返信を打つ。行くか行かないかはお店次第かな、と思いながら咲子の返事を待ってみる。 咲子は家賃30万の六本木のマンションに住んでおり、自称タレントだ。しかし顔は“...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。 靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。...
店内は白を基調としたシンプル、かつ自宅に招かれたような温かみを感じられる空間を演出。革新的な料理を、繊細な技で味わえるガストロノミーを展開する。それが『ティエリー・マルクス』だ。 フランス料理の歴史として古くから受け継がれてきた伝統を守りつつ、新たな挑戦や革新を加える。マルクス氏独自の世界観がどんどん広がる。プライベート感がたっぷりな空間は、ダイニングも少人数で落ち着いた雰囲気。さらに奥へ進むと個室が1室...