ほろ苦い肝のリエットを添えた鮎の焼きリゾットに東一の純米吟醸。初めてなら「え?(だってここはイタリア料理店なのに)」と驚くが、門前仲町『パッソ・ア・パッソ』ではお馴染み。「これは」という料理には日本酒を合わせる。 「日本の素材を日本の水で料理する。合わないわけはないんです」 有馬邦明シェフ自身も、大の日本酒好き。とりわけ、ゆっくり考えごとをしたいときに足が向くのが割烹『深川 志づ香』だという。...
門前仲町の名イタリアン『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフがオススメの店がこちら、割烹『深川 志づ香』。 「大将の料理は、お酒にぴったりと合う。特にこの丸茄子の海老味噌焼は、酒を呼びます」 海老味噌を使ったクリーミーなソースで作る和風グラタン的一皿。表面は香ばしく、中はとろり。柔らかな茄子にも海老味噌の旨みが染みている。合わせて御湖鶴(みこつる)の純米をやれば、満面に笑みが浮かぶ。「うちの店でも扱っている、好きな酒で...
上記の『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフのいきつけがこちら。有馬シェフは大の日本酒好き。とりわけ、ゆっくり考えごとをしたいときに足が向くのが割烹『深川 志づ香』だという。「大将の料理は、お酒にぴったりと合う。特にこの丸茄子の海老味噌焼は、酒を呼びます」 海老味噌を使ったクリーミーなソースで作る和風グラタン的一皿。表面は香ばしく、中はとろり。柔らかな茄子にも海老味噌の旨みが染みている。合わせて御湖鶴(み...
「門前仲町の『カフェ東亜サプライ』も好き♡焙煎卸もやっているのでコーヒーが美味しくて、ナポリタンとのコンビネーションも抜群です。昔ながらの喫茶店は、美味しいコーヒーが楽しめるっていうのもポイントですよね」 ナポリタンはドリンクとセットで¥800。ここのナポリタンは野菜がたっぷり!ピーマン、ホウレンソウ、マッシュルーム、玉ねぎなどなど充実の内容。...
「門仲かぁ。久しぶりに来たな」 帰宅ラッシュのサラリーマンで溢れかえる駅に降り立ちながら、独り言を呟く。 拓郎から食事の誘いがあったのは、先週金曜のことだった。食事会で会った彼は、大手総合商社勤務の元ラガーマン。爽やかな笑顔が印象的で、とてもいい人だったと記憶している。 そんな彼とのデートのために、今日は門前仲町駅に降り立った。 小さな店が並ぶ駅前を通過し、都心なのに心なしか広く感じる車道を見ながら、深...
門仲にこの店ありという呼び声高い人気イタリアンがこちら。 「ふぐのパスタを、と言われて真っ先に考えたのが“白子”でした」いたずらっ子のような笑みを浮かべこう話すのは、『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフ。ふぐの調理師免許を取得したイタリア料理人だ。店で扱うのは、3年もの(約3㎏)の天然とらふぐが中心。 今回はまったりとしてクリーミーなコクが広がる白子が主役。ここに、白トリュフをたっぷりかけるというのだから、実に蠱こ惑...
「ふぐのパスタを、と言われて真っ先に考えたのが“白子”でした」いたずらっ子のような笑みを浮かべこう話すのは、門前仲町の知る人ぞ知るイタリア料理店『パッソ・ア・パッソ』の有馬邦明シェフ。なんと6年前にふぐの調理師免許を取得したイタリア料理人だ。店で扱うのは、3年もの(約3㎏)の天然とらふぐが中心。 今回はまったりとしてクリーミーなコクが広がる白子が主役。ここに、今が旬の白トリュフをたっぷりかけるというのだから、...
昨年末にオープンしたばかりのバーで、店主の大野尚人さんが品書きのトップに据えたのが、レモンサワー。名代を謳う定番に加えて、苦・辛・甘・塩という4種の味も新たに発明。 そのすべてに酒と肴をこよなく愛し、日々研究に余念がない大野さんのアイデアが光っている。「誰もが飲んだことのある、一種のカクテル。それがレモンサワー」と語る大野さん。 確かに、レモンサワーは誰もが知る酒。バーだからベースの酒は基本、ジンが中心だが、その味わい...
本格的スリランカ料理で知られる青山のカレー店、『Spicy bistro タップロボーン』の門前仲町店が2016年1月にオープンした。...
古典酒場の有名店がこちら。せっかくこのエリアに来たなら足を運んでみたい。 16 時の開店を待ちきれず、軒先にできる常連の行列はこの店ではもはやお馴染みの光景。彼らの目当ては、ゆうに100種類以上は揃う、旨くて安い魚料理の数々である。その大半が300円台という破格値で、中には50 円~のメニューまであるのだから酒飲みが放っておくはずはない。 コの字型カウンターの秩序を守る女将さん方の気風のいい対応や、肩がぶつかるほど混み...
16 時の開店を待ちきれず、軒先にできる常連の行列はこの店ではもはやお馴染みの光景。彼らの目当ては、ゆうに100種類以上は揃う、旨くて安い魚料理の数々である。その大半が300円台という破格値で、中には50 円~のメニューまであるのだから酒飲みが放っておくはずはない。 コの字型カウンターの秩序を守る女将さん方の気風のいい対応や、肩がぶつかるほど混み合うにぎわいの雰囲気もまた格別。...
会社に戻る帰り道、コンビニに立ち寄った田中は、奈々子にホットコーヒーを買ってくれた。さっきの定食680円とコーヒー150円。 普段の奈々子は「自分で買えるし」とすぐに意地をはってしまうが、「お礼の気持ちです」という田中の言葉に、心がじんわりと温まっていくのを感じた。 ◆ 「岡田さん、本当にありがとうございました!」 ようやく仕事を終えると、田中は何度も深々とお辞儀をして自分のデスクに戻っていった。 ...