「おつかれさま、かんぱーい!」 金曜の夜、真理子は、後輩のひなのと『春秋 溜池山王』にいた。 「真理子さん、来週のイベント準備はとりあえず、終わりま...
「で、端からプロ野球選手、2世プリンス、銀座ビル持ち、パチンコチェーン経営ね。俺たちヨットクラブの仲間でさ。有名な超美人CAの皆さんとお食事会っていうから俺も気...
「おー、久しぶりだな」 ネイビーのスーツに、トムフォードの黒縁メガネ。 『春秋 溜池山王』に、まったく悪びれもせず10分遅れて現れたこの男...
「ただいま」 「お帰り。遅かったね。誰とご飯食べてたの?」 家に着くと、渉君が珍しくそんなことを聞いてきた。 「高校の友だち」 それだ...
疲れた…と感じるとなんとなく欲しくなるのが酸味である。酸味と旨みをトロみあるスープに濃縮し封じ込めた酸辣湯麺は、スキだらけで汗をかきつつズルルっとすするのが正解。 ...
そして今夜、清水が案内してくれた店は、赤坂にある『中国料理たけくま』だった。本格的な中華料理がリーズナブルに楽しめるので、たまに来るという。 麻婆豆腐を食...
刺激は十分だが、しかし辛すぎない、その中道を行くバランス感覚がお見事。卵を多めに使用したコシの強いちぢれ麺にスープが絡み、口の中で辛さとゴマのクリーミさが...
疲れた…と感じるとなんとなく欲しくなるのが酸味である。酸味と旨みをトロみあるスープに濃縮し封じ込めた酸辣湯麺は、スキだらけで汗をかきつつズルルっとすするの...
「陳麻婆豆腐」好きなら、まずはこの店に足を運ばなければ話が始まらない。 日本における「麻婆豆腐」はここ『四川飯店』から始まったと言っても過言ではないのだ。 まだ山椒も手に入りづらかった昭和30年代から、その歴史はスタートした。日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に普及した。 そこから、息子の建一氏版の「陳麻婆豆腐」は、麻辣の両味をはっきりと示し、現在の麻婆豆腐人気を形作った。いまでは本場四...
「麻婆豆腐」は『四川飯店』の礎と言うべきひと品だ。昭和30年代の日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に根を下ろした。 "陳麻婆豆腐"は麻辣の両味をはっきりと示した建一氏版。ご飯にかけてかき込む至福を味わうべし。...
「陳麻婆豆腐」好きなら、まずはこの店に足を運ばなければ話が始まらない。 日本における「麻婆豆腐」はここ『四川飯店』から始まったと言っても過言ではないのだ。 まだ山椒も手に入りづらかった昭和30年代から、その歴史はスタートした。日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に普及した。 そこから、息子の建一氏版の"陳麻婆豆腐"は、麻辣の両味をはっきりと示し、現在の麻婆豆腐人気...
四川料理一筋で働き、厨房の指揮をとる父・建民氏の背中に憧れ、その道を継ぐことに迷いはなかったという。建民氏は「跡を継げ」とは一切言わなかったが、大学卒業後すぐ『四川飯店』への入社を決めたという。 そんな陳健一氏が作り出した渾身の一皿はやはり「陳麻婆豆腐」。「麻婆豆腐」は『四川飯店』の礎と言うべきひと品だ。...
「麻婆豆腐」は『四川飯店』の礎と言うべきひと品だ。昭和30年代の日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に根を下ろした。"陳麻婆豆腐"は麻辣の両味をはっきりと示した建一氏版。ご飯にかけてかき込む至福を味わうべし。¥2,200...
「麻婆豆腐」は『四川飯店』の礎と言うべきひと品だ。昭和30年代の日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に根を下ろした。"陳麻婆豆腐"は麻辣の両味をはっきりと示した建一氏版。ご飯にかけてかき込む至福を味わうべし。¥2,100...
「『俺、バツ2だけど、付き合ってくれないかな?』って言われたんです」 「ウソー。数也君がホントにそう言ったの?」 南美の前で、福原ほのかは明るく笑い飛ばす。 「アハハハ。数也君らしいなあ」 虎ノ門ヒルズ51階、『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』の、ほのかが予約してくれた窓側の席。サングラスをしたくなるほどの眩しい陽光に包まれ、会話は弾んでいた。 「ほのかさんを前にして、こんなこと言うのも変な...
名前:ハルキ(34歳) 住まい:代々木上原(1ヶ月の3/4)、福岡(1ヶ月の1/4) 職業:医療系IT企業の取締役 家族:福岡に暮らす妻 理沙子(32歳) 「僕は、とにかく自由を追い求める、永遠の旅人タイプなんですよ。そんな僕が今結婚できているのは、“遠距離結婚”を選んでいるからだと思います」 待ち合わせの『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』でハルキは話し始めた。ベージュのパンツに紺のジャケットという...
名前:岡本春樹 34歳(仮名) 住まい:代々木上原(1ヶ月の3/4)、福岡(1ヶ月の1/4) 職業:医療系IT企業の取締役 家族:福岡に暮らす妻・理沙子 32歳(仮名) 「僕は、とにかく自由を追い求めるタイプの人間なんですよ。そんな僕が今結婚できているのは、“遠距離結婚”を選んでいるからだと思います」 待ち合わせの『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』に現れた春樹は、コーヒーを注文す...
名前:正人 年齢:37歳 職業:広告代理店勤務 年収:1,200 万 結婚歴:6年 前妻の年齢と職業:34歳・元客室乗務員 2年前に離婚したという正人は、爽やかな笑顔と共に待ち合わせ場所である『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』にやってきた。 正人は、大手広告代理店勤務で仕事も充実しているようだ。見た目も良く、程よい日焼けは週末のゴルフによるものだという。 「前妻の真由香...
地上51階からの眺望はもちろん、インテリアと音楽のセンスもよく、テンションを上げて仕事をしたい人には抜群の環境。しかもコーヒーは1~2杯までお替わり自由でお洒落なのに良心的という稀有なラウンジとなっている。 ちょうど電源のある席が半BOX席なので狙い目だ。Wi-Fiがパスワードなしで接続できるのも高ポイント。 【Judgement】 Wi-Fi :★★★★★ 長居 :★★★★☆ 電源 :...
待ち合わせの『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』へ向かうと、既に真理亜は席に座っていた。 「久しぶりだね。彩乃ちゃんから誘ってくれるなんて...何かあったの?」 真理亜には全て見透かされている気がして、私は真理亜がニューヨークに行っている間に起こったこと、そして早苗のことなどを赤裸々に話す。 うんうん、と真理亜は紅茶を飲みながら静かに話を聞いていたが、一通り話し終わり、高揚している私を...
「アンダーズ 東京」のハロウィンと言ったら、『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』の「ハロウィンアフタヌーンティー セット」も外せない! メニューの一部には、『ペストリー ショップ』で販売されている「ハロウィンスイーツ」のミニサイズも。セイボリーには茸や薩摩芋が使われており、秋の食材を満喫することができる。 遊び心溢れるスイーツに癒されながら、気の置けない友人たちと女子会を楽しんでみては?...
ライフスタイルを豊かにしてくれるのは、ファッションも食事も思いっきり楽しもうという気持ち。マッキントッシュ ロンドンでは、そんな日常を楽しく満喫したいと考える素敵な人たちに、極上の時間を提供する。 それは、会場のひとつ、『アンダーズ 東京』の51階に軒を構えるダイニング、『アンダーズ タヴァン』 ラウンジ&バーを含む、全国8都市の有名ホテルとレストランにおいて、スペシャルメニュー&『ミニマル』に特注したギ...
「氷室さん、次の人事でパートナーだってよ」 氷室が自分の部屋へ戻ろうとしていると、廊下からそんな声が聞こえた。 今年入所したばかりの新人アソシエイト達が、エレベーターを待ちながら話しているらしい。 「凄すぎじゃね?確か、俺らと10歳くらいしか離れてないじゃん」 「そうだっけ。いずれにしても若いよな。パートナーとか絶対無理だわぁ」 エレベーターが到着したのだろう、次第に彼らの声が遠ざかっていく。そこ...
艶やかに輝くビフテキ、そしてとろりと溶けるバター。眺めるだけで幸せな気持ちになれる『津つ井』の「ビフテキ丼」は、昭和25年の創業時から続く名物メニュー。 ビフテキは網で丁寧に焼き上げられており、柔らかな食感を残すために半レアの状態で供される。特製ダレとバターの相性も抜群で、瞬く間に胃に収まっていく。たまにはこんな丼もあり。...
グルメで知られる作家・向田邦子も愛したという丼がこちら。艶やかに輝くビフテキ、そしてとろりと溶けるバター。眺めるだけで幸せな気持ちになれる『津つ井』の「ビフテキ丼」は、昭和25年の創業時から続く名物メニューだ。 ビフテキは網で丁寧に焼き上げられており、柔らかな食感を残すために半レアの状態で供される。特製ダレとバターの相性も抜群で、瞬く間に胃に収まっていく。たまにはこんな贅沢もいいだろう。...
こだわりは、特製の抹茶ソース。茶会席にも使用される抹茶「霧の音」を使用している。 吉野葛のほんのりとしたとろみも抹茶の味を引き立たせる。純氷を使用。たっぷりの小豆と練乳、白玉の王道な組み合わせ。 食べ進めると濃厚な自家製のバニラアイスクリームが顔を出す、味わいの変化も楽しい。...
『オールデイダイニング「ORIGAMI」』@ザ・キャピトルホテル 東急 パーコー麺にナポリタン、チキンバスケットetc.長年愛されている伝統メニューで有名なホテルだが、実はそれらの食事はLOがかなり遅かった! 飲んだあとの〆パーコー麺(¥2,600 税サ別)という流れが最高なので、一度はお試しあれ。...
1/15は、いちご(1.15)の日。 旬のいちごを味わい尽くすなら、「ザ・キャピトルホテル 東急」の「ストロベリーフェア」がおすすめだ。 こちらのフェアでは、お昼からバータイムまで各時間帯にあったメニューを展開。パスタなどのメイン料理でもいちごが使われており、意外な好相性に驚きがありそう。 めくるめく新たな美味しさが発見できるフェア、友人や恋人と出かけてみては?ランチからディナータイムまでイチ...
~かの政財界の重鎮やセレブリティたちが愛した、不変のパーコー麺~ 初めて食べる人でも懐かしい味がする。 それが『ORIGAMI』のパーコー麺である。それはきっと、通常のチキンブイヨンの10倍の鶏ガラとたくさんの野菜によるコンソメのような風合いもあるスープのせいだろう。ベーコンの旨みも効いた少し洋風なこのラーメンは、提供当初から外国人ゲストの評判もよいものだった。...
クラシックなスイーツであるプリンアラモードだけれど、実は歴史の長い『ORIGAMI』で採用したのはつい最近のこと。もとはスペシャルオーダーであった自家製プリンが好評で、2014年の秋にフルーツやアイスクリームを豪勢にあしらい新登場となった。 卵、砂糖、牛乳、タヒチ産の高級バニラによるプリンは、形状をギリギリのところでキープする極めて軟らかいつくり。そのプリンを自家製アイスクリームと合わせて食べれば、似た素...
年が明けて、美味しい苺がシーズンイン! そんな中、今回は1/15(月)からスタートした「ザ・キャピトルホテル 東急」の毎年恒例「ストロベリーフェア」のご紹介だ。 今年も“スイーツ”に止まらず、パスタや肉料理も苺づくしにアレンジし、ランチタイムやディナータイムにも楽しめるメニューが充実。 フレッシュで甘酸っぱい苺が思う存分楽しめる、キャピトル自慢のメニューたちをぜひご賞味あれ!「ストロベリーフェア ...
鎮座するパーコーは、国産豚ロース肉を2度揚げすることでさっくりとした食感に。麺は伸びない工夫がされているものを使用。スープはパーコーブイヨンで出汁をとった旨味があり、さっぱりとした味わいだ。 別皿でつく薬味のネギは多めに盛られ、それをまったく入れない人もいればお代わりをもらう人もいる。自分だけの味に変えることができる楽しさが、人気の理由でもある。...
名物のバナナブレッド、エシレバターで作るスチームバタートーストなど、パン類だけでも目移りする品揃え。シェフが目の前でカッティングするローストポークにはりんごのソースが合わせられ、その果実感が豚肉の旨みをひきたてる。季節の食材を取り入れた豊富なメニューを落ち着いた空間でいただけるため、リピーターが多い。 【概要】 価格:¥4,276(税サ込) 品数:約80 時間:7:00~9:30 人気メニュー:ロ...
~卵に包まれているケチャップライスのレベルが違う~ 卵ばかりをウリにしてライスがいまいちなオムライスと一線を画し、このひと皿はケチャップライスの実力が確かなもの。チキンブイヨンで炊き上げたバターライスに、エビ、ハム、チキン、香味野菜を合わせ、ライスはそれだけでも美味しい。 そこに半熟の卵と、4日間かけ作られたデミグラスソースを合わせれば、無論、絶品である。¥2,370(税サ込)...
日本初の外資系ホテルであった『東京ヒルトンホテル』が前身となり、『キャピトル東急ホテル』を経て2010年に開業。そんなホテルにおいて『ORIGAMI』はヒルトン時代からの店名、パーコー麺やナシゴレンといった40年以上前から続くメニューを継承するダイニングとして愛されてきた。 その一方、新たな名物として生まれたのがこちらのブイヤベースだ。スープのベースには、魚介類だけではなく鶏や椎茸、香味野菜なども使用。日...
今年もいよいよ本日より、ザ・キャピトルホテル 東急のオールデイダイニング『ORIGAMI』にて「ストロベリーフェア2016」がスタート。 ランチタイムには、昨年に引き続き「ストロベリーランチセット」、ティータイムは新登場となる「ストロベリートリート」をどうぞ! そしてディナータイムは、鴨肉のローストとフォアグラをあわせ、苺を贅沢にお楽しみいただける「鴨胸肉のロティ フォアグラソテーと苺のキャラメリゼ」を...
チキン、ベーコン、レタス、トマトをホテルのベーカリーで焼き上げたライブレッドでサンドしている。 小ぶりなイズでも、食べ応えはしっかり。素材の織りなす味わいを活かした定番アイテム。¥2,520。...
1963年に開業した『東京ヒルトンホテル』を前身に、時代と共に変遷を辿り、2010年10月に新しい時を刻み始めた『ザ・キャピトルホテル 東急』。長い歴史の中で革新を繰り返す一方、大切に受け継がれてきた伝統がある。 そのひとつが、オールデイダイニング『ORIGAMI』に復活した「パーコー麺」だ。旨みたっぷりのスープと麺、そこにさくっと揚げた豚肉をのせたひと品。 丼を覆いつくさんばかりの肉のボリュームだ...
店名:オールデイダイニング「ORIGAMI」 住所:千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急 3F 営業時間:6:30~24:00(L.O.23:30) 電話番号:03-3503-0872(ORIGAMI直通) 店名:ラウンジ「ORIGAMI」 住所:千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急 3F 営業時間:10:00~22:00(L.O.21:30) 電話番号:03-3503-087...
イベント名:ORIGAMIストロベリーフェア2019 開催期間:1/15(火)~3/31(日) 場所:オールデイダイニング「ORIGAMI」/ラウンジ「ORIGAMI」(3F) ※価格はすべて税・サ込 ※仕入れの状況により内容が変更になることもございますので、あらかじめご了承ください。 【問い合わせ先】 TEL:03-3503-0872(ORIGAMI直通) URL:https://www.tokyuhotels...
すべてのメニューが税サ込で表示されている明朗会計。開放感溢れる空間の中には高さのあるテーブルも配され、PC作業に便利。 仕事に疲れたら、庭園の木々や水面のゆらぎを眺めリフレッシュできる。いつ来ても落ち着ける絶好のノマドスポットだ! 【Judgement】 Wi-Fi :★★★★☆ 長居 :★★★★☆ 電源 :☆☆☆☆☆ メニュー:★★★★★ 空間 :★★★★☆...
イベント名:ストロベリーフェア 2018 開催期間:1/15(月)~3/31(土) 場所:オールデイダイニング/ラウンジ『ORIGAMI』(3F) ※仕入れの状況により内容が変更になることもございますので予めご了承ください。 ※表示金額は、サービス料(10%)と消費税が含まれております。 【問い合わせ先】 TEL:03-3503-0872(ORIGAMI直通) URL:https://www....
販売場所:ペストリーブティック ORIGAMI(千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急 B2F) 予約期間:12/23(土・祝)まで 受付時間:11:00~20:00(土曜・日曜・祝日は18:00まで) お渡し期間:12/10(日)~12/25(月) 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-3503-0208(直通) URL:https://www.capitolhoteltoky...
近隣にオフィスビルが多く地下鉄4線が通じる溜池山王は、ビジネスのハブ的駅といえる。 そんな駅直結の『ザ・キャピトルホテル 東急』のラウンジ『オリガミ』は、打ち合わせ場所の定番として多くのリピーターに慕われている。...
ランチタイムに、真理子は、ひなのともう一人の後輩の3人で『赤坂 鳥幸』にいた。 「真理子さん、昨日は無事帰れました?私、飲みすぎちゃって、今日は二日酔いで午前中は、ぼーっとしてました」 「あの後バーで、けっこう盛り上がったんですよ。今度みんなでゴルフ行くことになったので、真理子さんも一緒に行きましょ!」 「え?あ、うん、そうね。ゴルフだったら、私、腕には自信があるのよ」 その後も二人は、真理子がパスした...
せわしない午前中のビジネスタイムをくぐり抜け、ランチタイムでとろける夢を見たいなら、『赤坂 鳥幸』の極上親子丼を激しく推したい。 丼ぶりの中央に鎮座するのは、ぷるるんとした弾力とオレンジ色の艶を讃えた極上の卵の黄身。思わず、ツンツンとつついて壊したくなるそのビジュアルは、高飛車な女子を手なづけて振り回してみたい願望と同じ類(たぐい)のSっ気を、発動させる。 見るだけで、卵と白米が絡み合うとろとろした食感が想像できてしま...
せわしない午前中のビジネスタイムをくぐり抜け、ランチタイムでとろける夢を見たいなら、『赤坂 鳥幸』の極上親子丼を激しく推したい。 丼ぶりの中央に鎮座するのは、ぷるるんとした弾力とオレンジ色の艶を讃えた極上の卵の黄身。思わず、ツンツンとつついて壊したくなるそのビジュアルは、高飛車な女子を手なづけて振り回してみたい願望と同じ類(たぐい)のSっ気を、発動させる。 見るだけで、卵と白米が絡み合うとろとろした...
「小坂に合うと思ったから。」 サトルは、敦子にちらりと目を向け、白レバーを頬張りながらはふはふと冷ましている。 「小柳さんと私って、生きてきた世界が全然違うと思うんですよね。」 小柳のような男が自分に合う、と言われたことに少々ムッとしながら抗議し、何も言わないサトルに、敦子は言葉を続けた。 「小柳さんって素敵なお店とかも知らなさそうだし、話も面白いとは言えないじゃないですか。私には物...
店の扉を引いて目に飛び込んでくるのは、7m以上もある白木のカウンター。そして天井は神社仏閣を思わせるような組み木が施され、その空間はデキるビジネスマンが多く行き交う赤坂の街によくはまっている。 『鳥幸』の最新店である『赤坂 鳥幸』が目指したのは、“従来よりもワンランク上の焼鳥店"。洗練された内装のみならず、鶏の肉質にもとことんこだわっている。...
お食事会は、赤坂の『キッチャーノ』で始まった。香り豊かな赤身肉が評判のステーキ店だということで、史子の心は早くも踊る。...
「スペシャリータ・ディ・カルネ(=肉のスペシャリスト)」を謳い、生ハムの盛り合わせから始まる肉尽くしのコースを供するこちらの看板料理は、メインのドライエイジングビーフ。熟成庫には国内外のさまざまな銘柄牛の塊肉が並ぶが、常連の間で人気急上昇中なのが今年メニューに仲間入りしたバザス牛だ。...
見よ!この美しい肉の断面を! 「今回の肉は22日熟成の褐牛。産地は十勝にある池田町で冬は穀物とか、ワインの産地ですから葡萄の搾りカスを食べ、夏になると放牧されて牧草を食べる。広い土地で、のびのび健康的に育っています。だから性格も穏やか。僕が近づくと牛の方から寄ってきますよ。出産から屠畜まで牧場で行うからトレーサビリティもしっかりしてる。」落ち着いた語り口のシェフ・山縣類氏だが肉に関して話し始めると止まらな...
テーブルから見えるように設えられた熟成庫には、産地や熟成期間の異なる肉塊がずらりと並び、さながら“お肉ミュージアム”。 マイナーだが味のある銘柄牛からメジャーな黒毛和牛やUSプライムまで、多種の牛肉がドライエイジングされている。2015年、新たに仕入れ始めたのが“フランスの神戸牛”ともささやかれている「バザス牛」。 程よい霜降り具合と繊細な繊維がもたらす柔らかさと味わい深さが持ち味に、肉好きの相手も...
テーブルから見えるように設えられた熟成庫には、産地や熟成期間の異なる肉塊がずらりと並び、さながら“お肉ミュージアム”。その“館長”とでも言うべきシェフ・山縣 類氏。 北海道産の褐毛和牛「いけだ牛」や、稲わらで育った島根産の黒毛和牛「たちすずか」といった、大々的に知れ渡ってはいないが味のある銘柄牛からメジャーな黒毛和牛やUSプライムまで、ドライエイジングさせる手腕が素晴らしい氏が、新たに仕入れ始めたのが“フ...
落ち着いた語り口のシェフ・山縣類氏だが肉に関して話し始めると止まらなくなる。 「今日ので22日熟成の褐牛。産地は十勝にある池田町で冬は穀物とか、ワインの産地ですから葡萄の搾りカスを食べ、夏になると放牧されて牧草を食べる。広い土地で、のびのび健康的に育っています。だから性格も穏やか。僕が近づくと牛の方から寄ってきますよ。出産から屠畜まで牧場で行うからトレーサビリティもしっかりしてる。何よりダメージの少ない状...
ビルが建ち並ぶ、ザ・都心という立地だが、多様な木々が育つテラスもある、ここは別世界。まさに都会のオアシスだ。 生酵母で自家醸造するクラフトビールも、自家焙煎のコーヒーも特筆すべき点だが圧巻はオープンキッチンの中央で燃える炎。可動式のグリラーはこの店の完全オリジナルで、熾き火になったらブラックアンガスのプライムを乗せていく。 薪は強い火力が特徴の楢と独特の薫香が魅力の桜という国産2種。200℃に熱した皿で供すスタイルも個...
東京の韓国料理店の草分け的存在として知られる『草の家』。焼肉の〆に多くの常連がオーダーするのが、自家製手打冷麺だ。 〝純韓国料理〞にこだわるとあって、麺も咸興から仕入れるサツマイモの粉を使用。茹であがった麺は冷水にさらし、よく揉むことでプチッと小気味のよい食感に仕上げる。 牛すじや香味野菜を5時間かけて煮込むスープには韓国料理に使われる香木や唐辛子の種を加えて深みのある味わいに。涼感あふれる本場の味に心が満たされる。...
隠れ家的な雰囲気も好まれる、赤坂の業界人御用達の老舗鮨店。 「落ち着いた雰囲気の鮨屋で離れもあるのでシーンごとに使い分けできます。ランチのにぎりは手頃なので、チカラ飯として重宝しています。出張にぎりもあるのでいつか試してみたい!」(35歳・TBS)...
秋の味覚の王様、松茸を存分に味わいたければ、こちらの松茸懐石を。焼き松茸、土瓶蒸し、揚げものなど松茸をさまざまな調理で楽しめる内容となっており、〆にして見せ場なのが松茸釜炊きご飯。 魚沼産コシヒカリを鰹と昆布の出汁で炊き、仕上げに大ぶりにカットした松茸をふんだんにトッピングしている。蓋を開けると松茸の香りがふわっと漂い、それは快楽ともいえる贅沢な瞬間。料理は松茸の香りを消さぬようさり気ない作りで、それがまた日本酒と好相性であ...
ビルの谷間の貴重なグリーン 和のもてなし料理に舌鼓 新国立競技場設計で今や時の人、隈研吾氏が設計の一部を手掛けたホテルの3階にある。国会議事堂が近いため、政財界の人たちの出入りが多い場所柄、個室も4部屋用意されている。テーブル席は、明るい日射しが窓いっぱいに注ぎ、坪庭に設えた緑の庭と池の眺めは、見ていても飽きない。...
静かな水面に浮かぶように続く渡し廊下を伝いエントランスへ。専用エレベーターで上がった先が、特別個室「月」である。 日があるうちに部屋に足を踏み入れれば、木々のゆらめき、小鳥が水辺をついばむ影が障子に浮かび、障子を開け放てば緑と水の艶やかな庭園が現れる。やがて闇が支配しはじめるころには美しいライトアップがなされ、また違った表情を見せるのだ。外観デザインは世界的建築家、隈研吾氏だと聞けば、この陰影が美しい空間も納...
『BeBu(ビブ)』がランチで提供中のバーガーセットが、ホテル価格とは思えない。というのも、ハンバーガー(クラシックor BBQ)、ガーデンサラダ、シューストリングポテト、ソフトクリームがついて¥1,850(税別)。肉と脂を丁寧に別で挽いたビーフパティも絶品だ。...
フライドポテトは青のりポテトとトリュフフライの2種を用意。青のりは細く、トリュフは太く味によってカットも変えるこだわりよう。青のりはポテトのずっしり感は皆無で極めて軽い食感。熱いポテトの周りの青のりの量がふんだんで、口の中に磯の香りが広がる。¥550(税別)...
カフェ&バー『BeBu』では、今年も様々なカナッペをはじめ、シェフ滝口貴之特製のローストチキンや、リンゴンベリーのジュとともに楽しむローストビーフなど。 クリスマスディナーには欠かせないメニューの数々を存分にいただけるパーティプランをご用意!大切な仲間たちと、ワイワイ賑やかに過ごすクリスマスパーティーに最適なプランだ。...
アンダーズ流”オクトーバーフェスト”のメニューはこちら。 ★サラダと前菜: ・バーバリアンポテトと胡瓜のサラダ ・オニオンタルト(サワークリーム/ベーコン/チャイブ) ・牛タンのマリネ(パプリカ/オニオン/ピクルス/パンプキンシードオイル) ★メインディッシュ: ・ポークネック ロースト(パプリカ/オレガノ/マッシュポテト) ・ビーフグラシュ, シュペッツレ ・ジャーマンソーセージの盛り合わ...
今日は3連休初日。もう初夏と言ってもいいような陽気だ。結婚式が始まるまでの時間、虎ノ門ヒルズの『BeBu』で会社の同僚とビールを飲んでいた。 「ついにアイツも年貢の収めどきかぁ。」 絵理奈はそうだね、と言いながら動揺している心を悟られないように目の前にあるトリュフフライを勢い良く食べた。 同じ部署の和樹の結婚式が『アンダーズ 東京』でもうすぐ始まる。 忙しい仕事の合間を縫って、この日...
『カフェ&バー BeBu』では、シェアスタイルでバラエティ豊富な串焼きを楽しむことができる。これからの時期、歓送迎会パーティーなどにも最適な「串グリルパーティー」で盛り上がろう!...
ニューヨーク仕込みの本格クラシックバーガーやクラフトビールが楽しめるアンダーズ直営のバーガーショップ。開放的なテラス席からは東京の新名所、新虎通りがよく見える。...
虎ノ門で今も人気のイタリアンレストラン。 常連にファンも多い「ダニエル」¥1,000はたっぷりのハムとベーコン、そぼろ状の卵が2.1mmの太麺に絡む。 大盛(+¥150)なら260gの圧倒的存在感から今に続くロメスパの源流と思うが、さにあらず。 先代シェフはあの飯倉『キャンティ』出身。「炒めるのでなく乳化しろ」が口癖で、一体感ある仕上がりに知恵と工夫で本物を志向した王道の系譜を実感。...
ランチでよく行く、パスタが絶品の『ハングリータイガー』に、美味しい焼き鳥が楽しめる『鳥与志』とお気に入りのお店の他に、まだ行ったことはないが、いつか行ってみたいと思っている『京料理 と村』まで教えてくれた。 直樹の解説を聞きながら霞ヶ関へ向かっていると、彼のマンションの近くも通った。それは虎ノ門交差点から歩いて1分ほどで、文部科学省が一番近く、彼の勤める経産省のビルにもすぐだった。 虎ノ門交差点から霞ヶ関二丁目へ進んで...
寅年生まれの先代の伊賀氏が、1967年虎ノ門にオープンさせた家族経営のスパゲッティ専門店を、御子息が継いだのが2005年の頃。 『虎ノ門ヒルズ』にも近い、倉庫だった現在の場所に店を移転させ、連日サラリーマンなどで賑っている。...
サーロインのユッケに、香りや味わいの異なる2種のチーズ“ミモレット”と“パルミジャーノ”をたっぷりかけた一品。 サーロインユッケと、とろけるチーズの濃厚な味わいが楽しめる。霜降りと旨味のバランスが最高の、A4ランクのサーロインを贅沢に使用したユッケと、牛一頭からたった200gしか取れない、最も柔らかい脂がのったタン元を極薄切りに仕上げたユッケ。 一皿で二度楽しめるよくばりメニューだ!...
昼はバリバリ仕事をこなす赤坂のサラリーマンの諸君、負けられない仕事がある日はパワフルに焼肉ランチはいかがだろうか? 赤坂駅より徒歩3分、地下への階段を下るとその先にあるのが、『赤坂焼肉 KINTAN』。 厳選した黒毛和牛を、シャンデリアや古材がアンティークな雰囲気を醸し出す大人の空間で楽しめる。...
高志は付き合っている頃から、いつも私にダメ出しをする男だった。 「美鈴は甘やかされ過ぎている」「世の中ナメてる」「もっと自立しろ」「自分の意志がない」「トロい」 伊藤英明似の長身イケメンである高志は自慢の彼氏だったが、私は何かにつけて怒られてばかりだった。別れた原因も、私が生理痛で会社を休んだときに「体調管理も仕事のうちだ」などと言われ、大喧嘩に発展したからだった。 高志はいざと言うときは...
「男の人って、どうしてあんなに自慢が好きなんですかね…?」 今回の報告者・小山千夏は、冒頭からかなりうんざりとした表情で口を開いた。 紀尾井町ガーデンテラスの『ガーブ セントラル』。オフィスを抜けてきたという彼女は、心を落ち着けるかのようにカフェラテをゆっくりと啜っている。 「私の性格が悪いのかな?(笑)男の人があからさまに“褒められたいオーラ”を出してくると、その瞬間にスーッと冷めちゃう。すごいですね!さす...
名前:夏希 年齢:31歳 職業:フラワーアレンジメント講師 パートナーの職業と年収:弁護士・年収1,300万 結婚歴:1年 結婚のタイプ:諦め婚 もうすっかり寒くなってきた冬空の下、紀尾井町の『GARB CENTRAL』に約束の時間5分前に現れた夏希。スッキリとした顔立ちには派手さはないものの、どこか女性としての儚さも感じられる。 「私の場合、諦め婚だったんです」 そんな夏希から発せられたのは、...
−とにかく、落ち着こう...。 ガーデンテラス紀尾井町の『GARB CENTRAL』。目の前に置かれたラテに口をつけるのも忘れ、沙耶はただただ混乱していた。 朝イチの定例会議を終えてすぐ、オフィスを飛び出した。 できるだけ会社から離れたところで“確認”したくて、ここまで黙々と、ひたすら足元だけをみて歩いた。ドラッグストアで検査薬を買い、レストルームに駆け込んで...。 震える右手を見...
『東京ガーデンテラス紀尾井町』の1Fエントランスを飾るモダンダイニング。心地よい風が感じられる開放的なテラスが印象的。大きなガラス窓の店内も、くつろぎ重視のラグジュアリー&カジュアルな空間。 イタリアン・フレンチ・スパニッシュをベースに、季節を活かすシェフこだわりの料理は、素材一つの質が高いと評判。モーニングからバータイムまでクローズなしのオールデイダイニングは、ビジネスパーソンの強い味方だ。フランス語で...
「ねぇ、井上さん。私の話、聞いてる?」 紀尾井町ガーデンテラスの『GARB CENTRAL』で遅い昼食をとりながら、ハナは口をとがらせて言った。...
「吾郎ちゃん、聞いてよぉ~。」 ねっとりとした媚びを含む女の声に、吾郎は心底ウンザリしていた。 「ねぇ、もしもあたしが離婚するときは、吾郎ちゃんに弁護士を頼むからね♡」 女は、ウフンと軽く息を吐き、ワザとらしく髪を掻き上げた。その仕草が、自分では色っぽいとでも思っているようだ。 当然ながら、企業弁護士は、離婚の相談などには乗らない。が、そんな説明をするのすら面倒なので、吾郎は目を合わ...
5/10(火)にオープンし国際色豊かなランドマークとしても注目を集めている「東京ガーデンテラス紀尾井町」。都心のど真ん中とは思えないほど緑が多く、落ち着いた雰囲気が漂う一角である。 その正面、1Fのエントランス部分を飾るスペースに誕生したのが『GARB CENTRAL』だ。そんな目立つところにありながら、不思議と落ち着いた大人の空間を生み出している。その魅力にせまってみよう。...
「健一さん、こっち」 ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町のオールデイダイニング『OASIS GARDEN』で、私はフロアをきょろきょろと見渡す男に手を振った。 私が昨夜、イライラする心を鎮めるべくLINEを送ったのは、健一だった。それにはもちろん、目的がある。 敦史は私に対し、頑なに心を閉ざしてしまっている。これ以上何を言ったところで彼は聞く耳を持ってくれないだろう。 そのことは、私だって仕方ないと理解して...
販売場所:All-Day Dining OASIS GARDEN(千代田区紀尾井町 1-2 ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 36F) 予約期間:お引渡しの3日前まで 受付時間:10:00~20:00(土曜・休日は19:00まで) 引渡し期間:12/20(水)~12/25(月) 引渡し時間:13:00~21:00 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-3234-1136(レストラン予約) ※仕入れの状況に...
東京の夜景を一望することができる『All-Day Dining OASIS GARDEN』にて、2日間限定で提供される「-Executive Chef 高橋 慶太 presents- Gallery 1st Anniversary Dinner」(20,000円 税・サ込) 。 総料理長・高橋慶太氏が研修で訪問した、ニューヨークの最新フレンチを取り入れたメニューがラインナップ!キャヴィアを使用した「エッグ...
「では改めて…涼子ちゃんの三十路突入を祝って、乾杯」 ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町『All-Day Dining OASIS GARDEN』で、涼子と誠はグラスを合わせた。 「…どうして普通に、お誕生日おめでとうって言えないかな?」 まったく…と膨れると、そんな涼子を面白がるように誠はにやにやと笑っている。女性をまったく気遣わない、失礼な彼とのやりとりも、慣れてしまえば心地よいから...
港区女子。 それは“女”としての魅力を最大限に利用し、したたかに生きる女たち。 一方、東京では高学歴やキャリアを武器に、自立して生きる女性たちは口を揃えてこう言う。 「私、港区女子になれない」 慶應義塾大学卒、大手広告代理店勤務の篠田涼子(29)もそのうちの一人。 涼子は30歳の誕生日にバーキンを自力購入することを目標に頑張ってきた。一方、そんな彼女の前に、不倫相手にバーキンを貢が...
『ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」の36Fにある『オールデイダイニング オアシスガーデン』のコンセプトは“空中庭園”。2016年夏のホテルの開業前、この場所で気持ちのいい1日のスタートをきるコーヒーはどのようなものか料飲チームが模索しているとき出会ったのが、コーヒーハンター・川島良影さんが手がけるコーヒー豆だった。 それは輸送、保管、梱包、すべてにおいて鮮度が完璧に保たれたコーヒーの逸品。すぐに惚れ込...
秋晴れの週末。加奈は自身が勤める損保会社マリリンの後輩・恵里香の結婚式に参列するため軽井沢を訪れていた。 軽井沢では今、自然の中で結婚式を挙げるラスティックウェディングが流行っているらしい。ファイヤーピットを囲むように並べられたソファ、ネームタグには落ち葉が使われている。新郎は代理店勤務と言っていたっけ。さすがハイセンスな結婚式だと感心する。 「おめでとう!お幸せに!」 ライスシャワーを浴...
約束の時間を大幅に過ぎた頃、待ち合わせ場所である『ピアット キタミ』に拓斗がやって来た。 「ごめんごめん、仕事がどうしても抜けられなくってさ…」 「…」 香織は無言で微笑む。 拓斗はいつも「仕事が忙しい」と言う。大半は本当にそうなのだろうが、今は都合の良い“逃げ文句”にしか聞こえないのだ。 「ここ、パスタが美味しいんだってな。いつも香織が色んな店を探してくれるから、随分店の知識が増えたよ。何食...
その日の夜、他部署の先輩に誘われて、虎ノ門のイタリアン『ピアット キタミ』で食事をすることになった。先輩は、優秀な女性営業職として社内でもよく知られる、愛子の憧れの人物だ。 「愛子、プロジェクトの件は残念だったね。私も、過去に似たようなことがあったから、気持ちすごくわかる」 そして先輩は、急に声を落とした。 「実は、喫煙部屋の前を通りかかったときに私、たまたま聞いちゃったんだけど…今回プロジェクトが無くなった...
東京・虎ノ門の『ピアット キタミ』は、イタリアンの名店『バスタパスタ』の料理長を務めた北見博幸氏が、自身の店『トラットリア ミキータ』を経て、昨年4月にオープンさせたイタリアンレストラン。...
あの「料理の鉄人」で名をはせた北見博幸氏が2016年4月にオープンし、話題を集めている。伝説の『バスタ・パスタ』で料理長を務めた後、自身の店『トラットリア ミキータ』経て、『ピアット キタミ』を開いたのだ。 料理の臨場感が伝わるオープンキッチンで味わえる伝説のシェフのイタリアン!期待に胸を膨らませて訪れてみようではないか。...
ふかひれの姿煮、海老の黒豆ソース炒め、鮑のクリーム煮、タンタン麺etc.120種におよぶメニューは目移りするほど魅力的なものばかり。 たくさん試したい場合は仲間を多く集めてシェアするのがベスト。オーダー式なので出来立てを寛いで食べられるのも嬉しい。...
『ORIGAMI』の「パーコー麺」といえば、このホテルで半世紀近く愛されている伝統メニュー。 あまりに有名な名物だが、実はもうひとつの「パーコー麺」¥2,500(税サ別)が中国料理『星ヶ岡』にある。 スープは鶏ガラベースの醤油味。 カレー粉やオイスターソースにひと晩つけ込んで揚げた豚ロースがのる麺は、前者と全くの別物だが、人をやみつきにさせる点は共通している。...
自家製チャーシュー、椎茸の旨煮など9つの具材が鞠のように盛り付けられた五目冷やしそば(¥2,700 税サ込)は、箸をつけるのがもったいないほどの美しさ。 中には細めの卵麺が入っており、香ばしい胡麻ダレをつけていただく。よく混ぜれば具材同士のハーモニーも秀逸!...
この器が自分の前に置かれた瞬間、思わず笑みがこぼれてしまうこと必至だ。言わずと知れた高級食材、ふかひれの姿煮が1枚、どん!とのっているのだから。実はこの麺、2010年に装いも新たにリニューアルした「ザ・キャピトルホテル 東急」の前身、「キャピトル東急 ホテル」時代に、中国料理店『星ヶ岡』の高い人気を誇る名物メニューだったという逸話を持っている。 今年、創業50周年を迎えた記念として、その逸品が特別に復活。...
心から落ち着く空間で極みの味わいである中国四大料理に舌鼓―そんな贅沢が叶うのが『ザ・キャピトルホテル 東急』の中華料理『星ヶ岡』。 店内は笹に縁取られた石庭が見渡せるシックなメインダイニングとタイプが異なる7室の個室からなる。個室の客数は4~10名までと様々。コネクトルームもあるので最大16名まで収容可能だ。また、それぞれ「楽園」や「華」といった名前が冠されており、中国の詩人・ウェイ氏の墨痕あらたかな書が...