太陽の輝きを感じさせるような明るさと力強い味わい。そして、どこか懐かしい温もりに溢れたシチリア料理。その醍醐味を存分に楽しめるのが『ドンチッチョ』だ。 数ある名物料理の中でも1、2を争う人気メニューが、ご覧の“鰯とウイキョウのカサレッチ”。 石川シェフによれば「日本で言えば、カツ丼みたいに、シチリアではどこにでもある庶民的なパスタ」だそうで、味の決め手は何といっても鰯とウイキョウのバランス。...
雅史さんは、以前よく遊んでいたグループの中のひとりだ。 もともと私の女友達が彼と親しく、それに便乗して私もよく遊んでもらっていたのだ。 しかしいつのまにか集まる頻度が減り、雅史さんとも会えぬまま時間が過ぎていた。 彼とたまたま再会したのは、表参道の『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』。女子会をしている時に、嬉しそうに話しかけてきてくれた雅史さんを見て、思わずこちらも笑顔になった。 「美希ちゃん!...
美希とは数年前からの知り合いだ。といっても、お花見やクリスマス会など仲間内のイベントで、時々顔を合わせる程度の仲だった。 メンバーの何人かが結婚してからは皆で集まる頻度も減り、いつの間にか会うことすらなくなっていた。 ところがある日、表参道の『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』で友人と食事をしていたとき、僕たちは再会した。 ひとつ向こうのテーブルに座る、店内で一際目立つ美女。それが...
この店はいつ訪れても、心を高揚させてくれるグルーヴ感に満ちている。オーナーシェフの石川 勉氏は、2000年に外苑前『トラットリア・ダ・トンマズィーノ』を開店。瞬く間に超人気店となり、評判を呼んだ。 そして、さらにパワーアップする形で移転オープンした、ここ『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』は、この10月で12年目に突入。 「イタリア料理を食べたいときはここでなくては」と、長年通い詰める常連客...
太陽の輝きを感じさせるような明るさと力強い味わい。そして、どこか懐かしい温もりに溢れたシチリア料理。その醍醐味を存分に楽しめるのが『ドンチッチョ』だ。 数ある名物料理の中でも1、2を争う人気メニューが、ご覧の“鰯とウイキョウのカサレッチ”。石川シェフによれば「日本で言えば、カツ丼みたいに、シチリアではどこにでもある庶民的なパスタ」だそうで、味の決め手は何といっても鰯とウイキョウのバランス。 なるほど...
「この間の結婚式、良かったわね」 「ほんとね。亜美、すごく幸せそうだった」 魚介の冷静パスタをフォークに絡ませながら、聡子は大きくうなずいた。顔は笑っているが、相変わらず元気のないような感じがした。 「聡子、元気ないね。明夫君とうまくいってないの?」 桃香は、単刀直入に聞いてみた。聡子は勝ち気な性格なので、自分から「悩み事がある」とは決して言わない。しかし、何か思い悩んでいることには間違...
客層がよくアッパーな雰囲気でありながら肩肘はらない店内と、シェアしたくなる料理に気づけばお酒がすすんでしまう。 「しぶに」エリアの有名店で、期待を裏切らないスタッフの丁寧な対応は「来てよかった」と思わせるものだ。 青山学院大学裏の表参道寄りにあるため、ファッション関係の人も多く集まりいわゆる“業界人”的なノリも愉しめる。...
先生は、最終授業の翌週に学校全体での修了式があることを話してくれた。 「修了式では、ブラインドテイスティング大会を開催します。希望者は誰でも参加できるので、よかったらこのクラスからも誰か出場してみませんか?」 そう言って、クラス中をぐるりと見回す。美咲が思わず目を伏せると、隣で芹那が素早く手を挙げた。 「はい!私、出場します」 自信たっぷりな芹那の声に、美咲が驚いて顔をあげた瞬間、先...
シチリアの暖かな風土と郷土料理が楽しめるお店。オリーブオイル、塩、まぐろのからすみ、ケッパー、アンチョビなど、シチリアの食材にこだわった現地さながらのシンプルで上質なシチリア料理を提供してくれる。 数ある名物料理の中でも1、2を争う人気メニューが、ご覧の“鰯とウイキョウのカサレッチ”。石川シェフによれば「日本で言えば、カツ丼みたいに、シチリアではどこにでもある庶民的なパスタ」だそうで、味の決め手は何といっ...
友人の紹介で出会った健太もそのうちの一人だった。年は3つ上の30歳で、東大卒のメガバンク勤務。入社してすぐ大阪に転勤になったが、この春の異動で東京に戻ってきたという。 彼は背が高く顔も悪くないのだが、東大卒のメガバンク勤務という堅い雰囲気を払拭できない何かがあった。 本人もそれを気にしているのか、わざとふざけた感じで絡んできたり、「俺はちゃらんぽらんだから」などと事あるごとに言ったりするのだが、...
—なるほど。イタリアンで女性が好きなお店は?— 淳子:イタリアンなら『ドンチッチョ』とか『ランテルナ・マジカ』ですね。かなりヘビーユースしてます。あの陽気な感じが大好きで、皆でシェアしながらわいわい食べるとついつい飲みすぎてしまう(笑)お酒をいっぱい飲む子と行くと楽しいですね。 加奈子:あぁ、その2店は何度行ったか私も分かりません。パスタも美味しいし間違いがない。それでいて、肩肘はらずにあのお値段で...
「女なんて、どうせ金を持っている男が好きなんだろう。そう、思っていました。」 商社に勤める拓哉(25歳)は、千葉県浦安市で生まれ育ち慶應義塾大学経済学部を卒業。現在3年目のまだまだ青い下っ端の使い走り。これからお話するのは、就職を機に千葉から出て東京でひとり暮らしを始めた拓哉の、金と仕事と女に奮闘しながら年齢を重ね上り詰めていく、人生ゲームのようなお話です。 僕が、大学2年生のときの冬休み。 就職...
私にとってのそのひとつに『トンマズィーノ』(現『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』のカジキマグロのパレルモ風がある。それまでのカジキといえば照り焼きか粕漬けのイメージしかなかった私に、火を通したこの魚の旨さを初めて教えてくれたのがこれ。 まず目を見張ったのはジューシーさだ。しっかり火が入っているにも関わらず、身はしっとりとして豊潤。口中に溢れ出る旨みのジュースは肉汁とでも呼びたいほどの存在感だ。 ...
思い出深いレストランの緊急アンケート結果報告。最終回は番外編として、アンケート回数は少なかったものの、目を引いたのが渋谷の『トラットリア・シチリアーナ・ドンチッチョ』。なぜかここで業界人目撃情報が多い。...
『トラットリアシチリアーナ ドンチッチョ』といえば、連日連夜大盛況なことでつとに有名。常にレストランシーンを牽引するイタリアンの1軒である。水野 学さんも「愛してやまない東京のレストランベスト3に入ります」と熱っぽく語るほど。 では、水野さんにとってこの店の魅力は?と問うと「僕がレストランに求める3条件である、味・サービス・インテリアのみならず立地を含めた“雰囲気”、この3つを完全に満たしているから」と即答。...
太陽の輝きを感じさせるような明るさと力強い味わい。そして、どこか懐かしい温もりに溢れたシチリア料理。その醍醐味を存分に楽しめるのが『ドンチッチョ』だ。 数ある名物料理の中でも1、2を争う人気メニューが、ご覧の“鰯とウイキョウのカサレッチ”。石川シェフによれば「日本で言えば、カツ丼みたいに、シチリアではどこにでもある庶民的なパスタ」だそうで、味の決め手は何といっても鰯とウイキョウのバランス。 なるほど口にすれ...
青山学院大学近く、青山通りから少し入った路地裏にある『cuisine française MONOLITH(キュイジーヌ フランセーズ モノリス)』。 本格的なフレンチがいただける本気デートにぴったりなレストラン。...
8,000円のコースは、旬の食材によるシェフのおまかせ。 まずは、グジェールというチーズを練り込んだシュー生地の中に、豚とごぼうのリエットが入った定番のアミューズが登場。かわいい見た目に気分もアガるはずだ。...
近年はイノベーティブで軽やかなフレンチも増えているなか、『モノリス』の石井 剛シェフが作る料理はぶれることなくクラシック。だからこそ、流行りが好きな人もフレンチ初心者も、一度ここのコースを食べる必然がある。 確かな技術のもと作られたリエット、コンソメ、ジュとは何かをひと晩で体験できるからだ。...
美玲は翔平の誕生日に、渋谷の『モノリス』を予約してくれた。 月曜日だったし、おそらく自分の会社から近い、行きたい店を選んだに違いない。(翔平のオフィスは丸の内だからまったく近くないし、自身の誕生日とはいえもちろん会計は翔平持ちである。) それでも、誕生日当日に美玲と過ごせるだけで心が躍るのだから、自分でも本当に単純だと呆れる。 あきらに白状したとおり、食事中の会話にロマンチックな展開になる...
青山学院大学近く、青山通りから少し入った路地裏にある『cuisine française MONOLITH(キュイジーヌ フランセーズ モノリス)』。本格的なフレンチがいただける本気デートにぴったりなレストラン。 オーナーシェフ・石井剛氏が創り出す料理は、若き日に本場フランスで腕を磨き、『モナリザ丸の内店』で料理長として多くの美食家を唸らせた”クラシカルなフランス料理”。伝統と確かな技術に裏付けられたフレ...
「え…お熱、ですか?」 幼児教室からの電話だった。 上司の篠崎ちゃんや社員の女子たちと『レストラン ズッカ』でランチをしていた志穂は、思わず立ち上がってしまう。...
閑静な住宅街と個人店が混在する桜丘町は、渋谷の中でも知っているとポイントが高いエリア。中でも、ほっと一息つける癒しのイタリアンといえばこの店だ。 木の温もりが溢れるお洒落な店内とテラス、そして採れたて野菜と館山直送のフレッシュな魚介を活かした料理の数々は女性受け間違いなし! シェフがメニューの相談に乗ってくれたりと、距離感も抜群で居心地がいい。予算5000円からで格別の時間を過ごすことができるので、まったりと過ごしたい...
契約農家から仕入れる野菜に加え、館山直送の魚介など厳選した素材が自慢のイタリアン。なかでも、旬の野菜のグリルは絶品で、ヘルシー志向の女子が絶対に喜ぶこと間違いなし。 リーズナブルな価格帯も合コン向きと言えるだろう。3月下旬にはテラスに桜が置かれるので、お花見をしながら合コンをすることも可能だ。...
雑居ビルの5階。 ごく普通のエントランスとごく普通のエレベーターに「大丈夫かしら……」と、一瞬気持ちがざわついたけれど、チン、と扉が開くと、待っててくれましたよ、シックでちょい艶のある空間が。 ライトアップされたテラス、コッパーの壁、やや暗めでムーディーな照明。 うん、合格。 L字型のカウンターを囲むようにテーブルがあって、奥には広めの個室もあるみたい。この日はカウンターへ。たまたまなのかカップル率高め。 ...
渋谷は宇田川町にありながら、ゆっくり大人の男女がゆっくり時間を過ごせる隠れ家の和食屋。閉鎖的なビルが建ち並ぶ渋谷にあって、最上階のお店という利点を生かしたテラスがある。個室はいい意味で狭く、親密デートにぴったり。 渋谷の大人和テラス居酒屋『宇田川 紫扇』、個室も狭くてヤバすぎる...
渋谷で久しぶりに見つけました、男目線で。女のわたしが、男目線で、この店ヤバいと思った店です。 だいたい「渋谷でデートするんだけどいいところない? 初デートなんだけど」と男性から聞かれたたときほど悩む案件はない訳です。 チェーンのお洒落居酒屋は、既視感のあるメニューと不必要に高いカクテルのせいでコスパが悪いし、わたしが大好きな赤提灯は嫌がる女子も多いので初デートにはリスキーだし、かといってone & ...
男子が一生懸命考えたレストランデートのプラン。 ニコニコ笑って「とても楽しい❤」と言ってくれてたけど、本当のところ彼女の感想はどうだったんだろう……。 そんな男子の不安を解消すべく、女性ユーザーにアンケートを実施! 知りたくなかった女子のホンネが見えてくるかも...。男性諸君、覚悟はよろしくて??男性がアイディア絞って女性を満足させるために考えたレストランデートプラン。 はたして実際のところ、レストランデートで、女性は...
毎回大きな反響があるこの連載。素敵なご夫婦に都市伝説ではないのかと疑心暗鬼な方々も多いようですが、やらせでもないリアル夫婦。この連載で紹介しているのは、芸能人でもなければ、超・大富豪でもない、私たちの周りにいるような、でも、なかなかいない素敵なご夫婦たち!もちろん10人いれば10通りの、それぞれの魅力があり、それぞれの苦悩があります。そんな夫婦の日常をこっそり覗き見しちゃいます。今回は、共働きのこちらのご夫妻。某IT企業でグループ...
長い付き合いのビジネスパートナーから起業の報告。彼とは仕事を超えて、旧友のような間柄。早速、打ち合わせを兼ねてお祝いに駆けつけたH氏は、新年度を機に、と購入した艶やかなブリーフケースと手みやげを抱えている。 H氏が選ぶものは、いつでも逸品。大切な仲間の新たな門出を祝う手みやげは、一層特別なものに違いない。今回、H氏が用意したのは、フレンチレストラン『レザンファン ギャテ』のお取り寄せ専門工房『ラ ボンヌ ...
—そんなおふたりが日常的に通われている、行きつけのお店を教えてください。— 僕が、鮨好きなので、神泉の鮨屋『秋月』はよく行きます。親方は『すし匠』の中澤さんの師匠とかで、パッと見は強面に見えますが、腕は言うまでもなく抜群です。あと、串焼きが食べたくなったら下北沢『和楽互尊』に行きます。近所ということもあり、お散歩がてら気楽に行けるお店ですが、ここの豚バラ焼きはやみつきになりますよ。本多劇場の目の前ということもあり、芸能関...
—横田夫妻にとって思い出のデートを教えてくださいー 奥さま:デートというかわかりませんが、彼の優しさに感激したことがありました。大の犬好きの私ですが、3年前に11年連れ添った愛犬を病気で亡くしてしまい、とにかく現実を受け入れられなくて毎日悲しみにくれていました。そんなときに彼がリフレッシュにと連れて行ってくれた伊豆のオーベルジュ『arcanaizu』は、思い出深いですね。 旦那さま:この頃の彼女は、見ていられないほ...
「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
ナポリ出身のジーノ氏が日本人の同士と共に「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、2011年5月に誕生させたのが『ナポリマニア』。 がっつりピッツァを食べたいときも、ワインを気軽に愉しみたいときも、その日の気分に合わせて使える自由気ままなイタリアンだ。...
ナポリ出身のジーノ氏が日本人の同士と共に「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、2011年5月に誕生させたお店。 がっつりピッツァを食べたいときも、ワインを気軽に愉しみたいときも、その日の気分に合わせて使える自由気ままなイタリアン。...
カルシウムや鉄分、ビタミンCが豊富。古代ローマ時代から食用だけでなく、媚薬として使用されていた由緒ある(?)ハーブです。...
気さくなカフェやバルが増えつつあるこのエリアで、まず空腹を満たしに訪れたのは『ナポリマニア』。生粋のナポリ人とイタリア各地で修業した料理人がタッグを組んでオープンしたここはピッツェリアだが、入口付近のカウンターはバルと呼ぶのがふさわしいオープンな雰囲気。 お目当ての「ナポリマニア」は、トマトソースにルッコラ、小エビ、ニンニク、カラスミをトッピングした看板ピッツァで、チーズを使っていないため重くなく、程よく...
ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏が「ピッツァをもっと気軽に味わってほしい」との想いを凝縮し、2011年5月青山に誕生。 15種ほど揃うピッツァは、ランチならコーヒー付きで800円、ディナーでも1,000円からと手頃な価格だが、味はナポリ仕込みの本格派。 ガラスケースの中に並び、目で見て選べる惣菜と共に本場の味を楽しめる。...
ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏。「本場のピッツァをもっと気軽に味わって欲しい」との想いを凝縮し、この5月に誕生。...
「え?ここ?」と初めて訪れた人のほぼ全員がそう思い、帰る頃には「私も友だちを連れて来てみたい!」と思ってしまう。そんな名店が渋谷にある。 その名は『おとしぶた』。ビル1階のエレベーターからエントランスにかけて襲う不安感からは想像つかないほど、美味しくステキな空間が広がっている!...
渋谷の公園通りに面するひとつの建物内に、3つの異業態の店が入る“肉ビル”があるのはご存じだろうか。 芳賀大地氏が手掛ける『やきとん大地』、『btd』、『おとしぶた。』の3店だ。『大地』ではやきとんを、階下の『おとしぶた。』ではフレッシュな豚ホルモンを使った創作料理を、その同フロアに『btd』では銘柄豚のグリルを、といった具合にアプローチを変え、豚肉の魅力を余すことなく食べ手に伝える。 それぞれに創意...
店名の『btd』は“Bit-Valley(渋谷) table daichi”の略。豚肉の旨さに感動必至!若手作家の絵画が飾られた店内。カウンターのほかにテーブル席や個室も用意...
1997年にオープンした『エル・カステリャーノ』は、伝統的なスペイン郷土の味を伝え続ける老舗だ。 「食事はみんなで揃って、がスペイン。レストランに行く前にバルで食前酒をやりながらメンバーを待つ。だから、はしご文化があるんです」とビクトル氏。...
【父・ビセンテ】この数年、一気にバルが増えたけど、頭にくることが多いね! 【息子・ビクトル】早速始まった!確かに、注目されて人気が出るのはいいことだけど「なぜスペインバルを語っているんだろう」って疑問に思う店まで増えた気がするね。 【父・ビセンテ】内装ばっかり立派で気持ちがない店が多すぎる。【息子・ビクトル】スペインバルっていうのは、一時のブームや繁盛店をつくるためのヒットコンセプトじゃないんだよ。バルという名の店を作...
「地のものをそのまま鍋に入れ、味付けはシンプルに。抜群な素朴さが、スペインの家庭の味」とビクトル氏。案内してくれた『エル・カステリャーノ』は、サッカーのスペイン代表チームが来日すると試合前に訪れる店だ。理由は、スペイン人の誰もが知る味が食べられるから。 オープンは36年前、日本に初めてスペインの家庭料理を伝えたのが、オーナーであり、ビクトル氏の父親ビセンテ氏。「僕も日本にスペインの食文化を伝えたい」と父と...
初めてここ『ダム・ジャンヌ』を訪れる客は、誰もがドアを開けた瞬間に驚くはず。なにせ足元が見えないくらい暗く、“本当にレストラン!?”と思うほど。 店内の照明はじんわりと燃える細く長いキャンドルのみ。 しかも人のいる席しか火が灯されないので、一番目の客ならことのほか暗い。 微かに揺れる灯を隣にワインを飲んでお喋りに興じれば、いつの間にか時間の感覚がなくなる。内装のイメージは、松野さんがフランス修業時代に働いていた店のマ...
初めてここ『ダム・ジャンヌ』を訪れる客は、誰もがドアを開けた瞬間に驚くはず。なにせ足元が見えないくらい暗く、“本当にレストラン!?”と思うほど。 店内の照明はじんわりと燃える細く長いキャンドルのみ。 しかも人のいる席しか火が灯されないので、一番目の客ならことのほか暗い。...
キャンドルの炎が揺れるシックな店内、テーブルの上には手書きのメニュー。ここは、フランスで研鑽を積んだ松野隆之シェフが、丁寧でクラシックなフレンチを供する希少な1軒。来店前に電話するのがベター。...
「マリアちゃん、良くお店知ってるね」 神泉のビストロ『ダム・ジャンヌ』。前から気になっていたお店の一つだった。店内はイメージ通り、メニューが見えない程の暗がりで、パリの街角の一角を思わせる、日本離れした空気が漂っていた。『ダム・ジャンヌ』 神泉の隠れ家ビストロ。オーナーが徹底的にこだわり抜いたという店内の雰囲気は、メニューを見るのも一苦労の暗がり。本格的なフレンチをカジュアルに楽しめる自慢のメニュー...
ほの暗さは、否応なしに想像力を掻き立てる。「やりすぎって言われても、この雰囲気を貫きたかった」と、シェフの松野隆之氏。フランスの片田舎にある民家を再現したこの暗がりにおいては、眼前に座る相手の表情さえ捉えづらい。わずかな照明と燭台の炎が部屋の輪郭と手元を照らすだけ。 そこに並ぶのは、シェフが現地で会得した「本当のフランス料理」。ソースの酸味が心地よい「フォアグラサラダ」や胡椒が潔く効いた「鴨足コンフィとカ...
キャンドルの炎が揺れるシックな店内、テーブルの上には手書きのメニュー。 ここは、フランスで研鑽を積んだ松野隆之シェフが、丁寧でクラシックなフレンチを供する希少な1軒。 来店前に電話するのがベター。...
初めてここ『ダム・ジャンヌ』を訪れる客は、誰もがドアを開けた瞬間に驚くはず。なにせ足元が見えないくらい暗く、“本当にレストラン!?”と思うほど。店内の照明はじんわりと燃える細く長いキャンドルのみ。 しかも人のいる席しか火が灯されないので、一番目の客ならことのほか暗い。すぐそこの賑やかな渋谷の街から一変、非日常的なディープさに包まれるのだ。...
ほの暗さは、否応なしに想像力を掻き立てる。「やりすぎって言われても、この雰囲気を貫きたかった」と、シェフの松野隆之氏。フランスの片田舎にある民家を再現したこの暗がりにおいては、眼前に座る相手の表情さえ捉えづらい。わずかな照明と燭台の炎が部屋の輪郭と手元を照らすだけ。 そこに並ぶのは、シェフが現地で会得した「本当のフランス料理」。ソースの酸味が心地よい「フォアグラサラダ」や胡椒が潔く効いた「鴨足コンフィとカスレ...
薄暗く、落ち着いた店内。テーブルには蝋燭の炎が揺れ、小さな手書きのメニューを照らす。充実のワインと本格フランス料理が深夜まで味わえる店。...
薄暗く、落ち着いた店内。テーブルには蝋燭の炎が揺れ、小さな手書きのメニューを照らす。充実したワインと松野隆之シェフが紡ぐ本格的なフランス料理が、深夜4時閉店までいただけるのも嬉しい。...
手描きのラベルが愛らしい唯一無二のグラッパ“ロマーノ・レーヴィ”。総生産量たった10%ほどしか存在しない“ファイン・チョコレート”。こんな稀少な品を用意されて喜ばない女性はいない。...
『神泉ホルモン 三百屋』の2階、少し落ち着いた雰囲気の『三百屋お弐階』では、いろいろな部位を少しずつ味わえるおまかせコースが基本だ。ワインは常時20種類をそろえ、ホルモン焼き店としてはかなり充実している。...
神泉の人気焼肉・ホルモン店『神泉ホルモン 三百屋』。もくもくの煙も味わいのうち、と七輪を囲んで食べる気取らないノリの店だが、同じ建物の2階に、ぐっと落ち着いた雰囲気の『三百屋 お弐階(にかい)』が登場した。 2階で供するのは、おまかせコース¥5,000のみ。前菜盛り、刺し盛りなどから始まり、焼き物は塩、タレ、赤身肉など全部で13種類ほどを、1切れずつ。最上級のホルモンがワインとともにコースで味わえる。サラダや〆の一品、デザー...
多種多様なホルモンがそろっていることで定評のある、神泉『三百屋』。もくもくの煙も味のうち、と七輪を囲んで食べる気取らないノリの店だが、同じ建物の2階に、ぐっと落ち着いた雰囲気の兄弟店が登場した。 2階で供するのは、おまかせコース¥5,000のみ。前菜盛り、刺し盛りなどから始まり、焼き物は塩、タレ、赤身肉など全部で13種類ほどを、1切れずつ。サラダや〆の一品、デザートまで付く、盛りだくさんの内容だ。 ...
初夏のバーで男性と待ち合わせをしたときのこと。さて、彼は一杯目に何を頼むか。その第一声にいつも注目してしまう。 「ビールください」は悪くない。つられて私も、と続くこともある。馴染みのあるお酒は、気分を落ち着けるのによいもの。ただ二杯目以降もビールが続くと、つまらない人かも、と想像してしまう。二杯目のビールはカクテルのチェーサーにするくらいの遊び心があったほうがいい。...
今夜の店は、渋谷の人気ビストロ『Aruru』の姉妹店として誕生した『urura』。『Aruru』を逆から読んで『urura』。こういうユーモアがあるお店に女は弱い。温かみのあるウッド調の内装は『Aruru』の良さそのままに、さらに広々とした隠れ家的大人のビストロ。 仕事が終わらず30分の大幅遅刻で店に到着すると、加藤さんは嫌な顔ひとつせずからかった。「そんなに俺と会うためにお化粧念入りにしてくれたの?」一瞬、「?」と思ったが、周...
シェフの遠藤氏の出身地・岩手県の食材をテーマにした居酒屋で、人気の〆メニューが海鮮たっぷりの冷麺(¥1,550)。海草を練り込んだ麺と、旨みの中にピリっとした辛さと甘みのあるスープとの相性も抜群。...
未曾有の東日本大震災は、飲食業界にも大きな影響を与えた。いや、過去形ではない。今もこれからも余波は続く。復興に向けての被災地支援は、長く継続することが肝要となってきた。ならば、出向いていくばかりでなく、東京で出来ることをやっていこうじゃないか。そう考える人も増えてきた。で、実行に移したのが、『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』石川勉シェフである。岩手出身の石川シェフ、同郷の遠藤悟シェフを店主に据え、岩手の食材とワインでもて...