すると、邦夫はさもいいことを思いついたかのように誘ってきた。 「この後、中国茶飲みに家に来ない?」 食事中ずっと話を聞いていたせいか、口がすっかり中...
・神楽坂エリアの攻略(『ル・マンジュ・トゥー』『ビズ神楽坂』『夏目亭』など) ・家庭を持つ責任感 ・40代のキャリアプランを練る ・浮気はバレるという自覚...
日本のフレンチを代表するシェフ・谷さんへのオーダーは、「〝鳥の唐揚げ〞を、クラフトビールに合うようフレンチ流に仕立ててください」というもの。出てきたのは、...
鳩の真味を脳裏に刻み込まれたのは『ル・マンジュ・トゥー』。谷昇シェフの鳩料理だった。鳩を丸ごと一羽食べたような食後感に圧倒されたビスクも忘れ難い味だが、そ...
古来、日本では“もみじ”なる隠語で呼ばれ、密かに食されてきた鹿肉。だが、狩猟文化を背景に持つ欧米人にとっては、秋から冬へのごちそうのひとつ。10月中旬(日...
九段下から市ヶ谷へ向かう靖国通りは、四季を楽しむのにこの上ない散策道だ。日本武道館、北の丸公園の緑を横目に靖国神社へ。都心でありながら繁華街にはない落ち着きと風情がある。その界隈に今年4月、一軒の和食店が誕生した。 『九段おおつか』は、大塚和馬さん、花恵さん夫妻が夫婦で営む小さな店だ。和馬さんは西麻布『茶寮つくし』での修業を経て独立。花恵さんは修業時代を共にした元同僚で、同店から先に独立した五十嵐明良氏の『和の食いがらし』でオー...
ところで、アプリ開発の原動力となった友人たちとは、その後交流しているのか尋ねた。 「それが全然構ってくれなくて、めちゃくちゃ寂しいですよ。僕だけ急激にモテるようになっちゃったから、あいつらみんな僕に嫉妬しちゃってるみたいで…。 女の子とのやりとりとか見せたら、“お前、それ完全に金づるにされてるだけだぞ?”とか言ってきたりするんすよ。ひどくないすか?それから全然遊んでくれなくなっちゃって…。 男も嫉妬とかやっか...
ところで、アプリ開発の原動力となった友人たちとは、その後交流しているのか尋ねた。 「それが全然構ってくれなくて、めちゃくちゃ寂しいですよ。僕だけ急激にモテるようになっちゃったから、あいつらみんな僕に嫉妬しちゃってるみたいで…。 女の子とのやりとりとか見せたら、“お前、それ完全に金づるにされてるだけだぞ?”とか言ってきたりするんすよ。ひどくないすか?それから全然遊んでくれなくなっちゃって…。 男も嫉妬とかやっかみと...
「何これ...今まで食べていた生ハムは、一体何だったんだろう...。」 薄くスライスされた生ハムを口に含んだ瞬間に、私は驚いた。 生ハムなのに、まるで一瞬熱を帯びたかのように、舌の上でジュワッと溶けていくのだ。 予約を取りたくても取れない理由は、一口食べるだけで十分理解できた。 そんな私を、哲也さんはずっとニコニコと嬉しそうに見つめている。 「良かった!ここ、本当に美味しくて、...
里帆と約束をしたのは、半年以上も前に予約をし、『三谷』でようやく席が確保できた日だった。 今、日本で最も予約困難な鮨屋だと言っても過言ではないだろう。 どんなに早くても半年待ち。そもそも予約自体が、来店しない限りは取ることが難しいという、グルメマニアの心をくすぐる店だ。 「里帆ちゃんをこのタイミングで連れて来ることができて、良かったよ。」 「このお店の一席にどれほどの価値があるのか、...
男女の仲を深めるのに欠かせない、デート。 完璧だったと思ったのに、うまくいかないときもある。私たちはそんなとき、こう考える。 ―あの時の、何がいけなかったのだろうか? あなたはその答えに、気づけるだろうか。 会話も食事も完璧だったはずの真衣とのデート。しかし一回デートをしたっきり、真衣から拒絶される。 その答えや、いかに。 知之さんと知り合ったのは、女友達が誘ってくれたワイン会だ...
男女が恋仲に発展するための最初のステップである、デート。 互いの愛情と絆を深めあうチャンスとなる一方で、玉砕する場合もある。 二人で同じ時を過ごし、同じ景色を見ていても、男女で感じるものは違うようだ。 あの時、君は何を思い、その行動に出たのだろうか... 真衣と知り合ったのは、友人が開催しているワイン会だった。 最初は知人のみ参加できる会だったが、ゲスト参加もOKとなり、現在は主要メン...
三ノ輪に名店あり、とその名を轟かせた焼肉店といえば『炭火焼 七厘』だ。その圧倒的な肉質と研究し尽くされたカッティングに魅了され、足を運んだ焼肉ラバーも多いことだろう。 そんな『七厘』が、2014年11月、市ヶ谷に移転。と同時に店名を『炭火焼肉なかはら』と改め、第二幕に突入した。 店主・中原健太郎氏の気合の入った仕事ぶりは変わらず、どころか、さらにパワーアップ。「肉が発する“こう切ってくれ”という声を聞いて包丁を入れる」...
〈この間の主な出来事〉 平昌オリンピック開催/「そだねー」が流行語に...
三ノ輪に名店あり、とその名を轟かせた焼肉店といえば『炭火焼 七厘』だ。その圧倒的な肉質と研究し尽くされたカッティングに魅了され、足を運んだ焼肉ラバーも多いことだろう。 そんな『七厘』が、2014年11月、市ヶ谷に移転。と同時に店名を『炭火焼肉なかはら』と改め、第二幕に突入した。 店主・中原健太郎氏の気合の入った仕事ぶりは変わらず、どころか、さらにパワーアップ。「肉が発する“こう切ってくれ”という声を...
あまりに切実に食い下がる瑠璃子を、英里はとりあえず連絡先を教えることでなだめ、二人はやっと別れた。 兄想いの可愛い年下の女の子を無視し続けることなど、できなかったのだ。 「今日は突然すみませんでした。でも、一度だけでいいので、改めてゆっくり話を聞いてください...!」 最後に泣きそうな声で言った瑠璃子に、英里は「考えておきます」と、渋々返事をした。 瑠璃子は、まるで捨てられた子犬のよ...
まずは2014年のオープンから現在に至るまで、勢いは増すばかりの『炭火焼肉なかはら』店主、中原健太郎氏に教えてもらおう。 包丁捌き次第で味に差がつく和食の刺身のように、焼肉のポテンシャルを引き出すポイントの一つは、カッティングの妙。「牛も生き物。一頭一頭、肉質が違うのはもちろん、部位によって脂ののり、繊維の入り方はまちまち。それらを見極め、0コンマ単位で厚さを調整。刃の角度まで考えて肉をカットしている」と...
『東京カレンダー』では創刊15周年目にして初となる、レストランアワードを開催! 2015年の食のトレンドを振り返りつつ、取材で培った編集部の独断と巷の声を統合し、今年もっとも輝いたレストランを3店舗決定。 栄えある第1回目の「RESTAURANT OF THE YEAR2015」受賞店は『炭火焼肉 なかはら』だ。昨年の11月、三ノ輪から市ヶ谷へと移転した当店。 だが、肉のグレードは以前と少しも変わら...
三ノ輪に名店あり、とその名を轟かせまくった焼肉店といえば『炭火焼 七厘』だ。その圧倒的な肉質と研究し尽くされたカッティングに魅了され、足を運んだ焼肉ラバーも多いことだろう。 そんな『七厘』が、2014年11月、市ヶ谷に移転。と同時に店名を『炭火焼肉なかはら』と改め、第二幕に突入した。すでに連日盛り上がりまくっているとの噂を聞き、さっそく潜入! 店主・中原健太郎氏の気合の入った仕事ぶりは変わらず、どこ...
三ノ輪の超人気焼肉店『炭火焼 七厘』が2014年、市ヶ谷に移転し、店名を『炭火焼肉なかはら』に改め、再始動。リニューアルオープン前から肉好きの間では「次はどんな店に!?」と話題沸騰の同店は開店以来、早くも連日満員御礼状態。 カットする厚み、方向が違うだけで美味しさを大きく左右するため、注文を受けてから全て手切りするという店主、中原氏の肉へのこだわりと情熱、愛情の深さに感服。 その日のおすすめ部位7枚...
白米に合う最高のオカズとして「肉」を探求し続けているデブ氏が、マイベストオブ焼肉屋に認定している店。「自分が初めてテレビに出た時、お店にも初めてテレビに出てもらった。ともに歩んできた、かけがえのないお店です」...
三ノ輪の超人気焼肉店『炭火焼 七厘』が、昨年市ヶ谷に移転。店名を『炭火焼肉なかはら』に改め、新たなスタートを切った。リニューアルオープン前から肉好きの間では「次はどんな店に!?」と話題沸騰。かくして、11 月の開店以来、連日満員御礼状態だという。 当然、予約も常時1ヵ月以上先まで埋まっているが「東京カレンダーのためならば」と、店主・中原健太郎氏が、ひと肌脱いでくれることに! 最も競争率の高い金曜日の夜に、...
三ノ輪の超人気店『炭火焼 七厘』が店名を改めて市ヶ谷に移転。「昨年の11月に名前も新たにリニューアルしたばかりで注目度は高いです。ヘビーな肉じゃなくとも、それでも肉が食べたい時には、こんなカジュアルで上質な焼肉店に行きます。少量ずついろいろな部位を味わいたいですね」...
メッセージでは何度となくやりとりをしていて、会話の内容も、テンポもあう人で何より〝家事手伝い″に対して偏見のないところが素敵だと思った。 『キャリアのある...
「ここ、『すし匠』系だよね。こないだ行った『鮨さいとう』は、『かねさか』出身で〜」など。東京中の鮨屋を食い尽くしているかのごときうんちくは、うるせー!でしかない。「...
ここは四谷の名店『すし匠』出身の鮨職人が握る店だが、今宵は決して高級鮨に釣られただけではない。 新太郎は「失恋リエコを励ます会でもしてやるよ」な...
前回のUnder30女子が女子会でマウンティングできるフレンチとは? に引き続き、女子会の攻防戦の様子を。前回の様子を遡りながら読むと、より楽しめるかと思...
日本全国20軒近くの店を渡り歩いた中澤圭二氏が、1989年に四谷で始めた『すし匠』。幾多の食通たちを迎えた暖簾をくぐると、凛とした空気が店内を包む。「最高...
年収……、それは端的にそのひととなりのスペックを決めてしまう世にも恐ろしい数字。 東京に跋扈する、年収3,000万円以上の男に迫った。 【今週のヤ...
「さらば、トリ貝。さらば、ハマグリ。先日も、そんな気持ちになりました(笑)」。カウンター越しに握りを出す仕草をしながら、中澤圭二氏は言う。これで今年も終わ...
現代フランス料理の最高峰シェフのひとり、アラン・デュカス。年3回来日する彼が、その度必ずといっていいほど、足を運ぶ鮨屋がある。熟成の旨さを世に伝えるご存知...
四谷『すし匠』中澤圭二氏の鮨ネタには、すべて「エイジング」と頭に付けて読み替えていただきたい。冗談ではなく、熟成こそが彼の基本だからである。 「魚には、...
探求心旺盛で、鮨への情熱は誰にも負けない。磨き抜かれた腕としなやかな発想を持ち合わせ、実力派の職人を多く輩出する旗手的存在。工夫されたつまみとインパクトの...
「店を開いた25年前は、豚はメニューには載せていなかった。あの頃、日本の豚の肉質には満足がいかなかったから。だけど、まかないでは使うから、にんにくを刺したりマリネしたり、工夫してね。 お客様に出すようになったのは、ここ7,8年かなあ。豚肉は本当に美味しくなったし、ほかの肉と比べると原価が安いから、大きいポーションで出せるのもいいねえ」と語るのは、言わずと知れたオーナーシェフ・北島素幸氏。...
「とにかくすべてが男前で熱いひとですよ。」田代シェフがこう語るのは、『北島亭』の北島素幸シェフ。料理に対して常に真摯でストレートなその姿勢は、昔も今も変わらないという。 「以前いただいたイサキの味は今でも記憶に残っています」 今でも毎日築地に通う北島シェフの食材に対する徹底したこだわりと、もっと料理を極めたいという情熱家の料理は、美食家のみならず、多くの料理人をも魅了している。フレンチ界の“アポロ神”。 あたたかく豪快...
酒飲みの気持ちが分かるんだと思う。それも、能書きで飲むより、身体を張ってきたクチと見た。 2012年1月、一番町『てる也』で独立した飯田照也氏は、親の仕事の関係で高校時代からをNYで過ごす。彼が偶然出逢ったのが、現『すし匠齋藤』の齋藤敏雄氏。齋藤氏に声をかけられて、NYの鮨店で働きはじめたのが、鮨職人の道に入るきっかけだ。 齋藤氏を兄貴、師匠と慕いはじめて程なく、一時帰国の機会を得て、本山・四谷『すし匠』の中澤圭二氏と...
~素材の合わせ方に新感覚がキラリと光る~ 赤坂の名店『すし匠 齋藤』で修業を重ねたという飯田照也氏が独立し、2012年1月にオープン。基本はつまみと握りが交互に提供される“お任せ”。冷、温、塩、しょう油など、素材の持つ特性を考慮しながら、舌と胃を飽きさせないよう巧みに構成された20品は完成された鮨のフルコース。 「たとえば同じこはだでも、個体によって微妙に違います。だから機械作業ではいけない。毎日その個体の違いを感じ取...
酒飲みの気持ちが分かるんだと思う。それも、能書きで飲むより、身体を張ってきたクチと見た。 今年1月、一番町『てる也』で独立した飯田照也氏は、親の仕事の関係で高校時代からをNYで過ごす。彼が偶然出逢ったのが、現『すし匠齋藤』の齋藤敏雄氏。齋藤氏に声をかけられて、NYの鮨店で働きはじめたのが、鮨職人の道に入るきっかけだ。 齋藤氏を兄貴、師匠と慕いはじめて程なく、一時帰国の機会を得て、本山・四谷『すし匠』の中澤圭...
店のオープンは2011年夏。『フェリチタ』で活躍した岡谷文雄シェフが『ロッシ』の看板を掲げて再始動した店である。 店内はどこか酒場的な、艶っぽさのある雰囲気をイメージして造られた。ゆえにカウンターは不可欠。なぜなら「コミュニケーションは重要、でも言葉は全てじゃない。カウンターは“見せる”ことで言葉より料理を語る」からだと言う。...
かつて六本木で、今は無き北イタリア料理の名店として名をはせた『ロッシ』と表参道『フェリチタ』で活躍した岡谷文雄シェフが『ロッシ』の看板を掲げて2011年9月に再始動。 カウンター8席とテーブル4つほどの小さな店内はダークウッドを基調とし、クロスは用いない事で艶のある大人の雰囲気の中に、カジュアルさが見え隠れする。 供する料理は全体のコストパフォーマンスを高めるべくコースが中心。時にはサフォーク種の羊や沼津産赤座海老など...
これぞと思った食材があれば、即、生産者に会いに行く。春には山菜摘みやタケノコ掘り、初夏には田植え、秋には稲刈りや茸刈りにと自ら山や田畑にも出て、その恵みを皿で表現する。よく知る人が『パッソ・ア・パッソ』のことを「お宝食材のショーケース」と呼ぶ所以だ。とりわけ楽しみなのは、ジビエのシーズン。例えば長野県飯田産月輪熊の肩肉を使った、「熊のロースト」。 熊が秋まで食べていたナツハゼの果汁と蜂蜜でマリネし、焼き目を付...
店のオープンは9月20日。取材時は工事の真っ最中。しかし『フェリチタ』で活躍した岡谷文雄シェフが『ロッシ』の看板を掲げて再始動と聞けば見過ごすわけにはいかない。余す所なく、とはいかず残念だが、出来る限りをお伝えしよう。 岡谷シェフが想い描いた新店のイメージは、どこか酒場的な、艶っぽさのある雰囲気。ゆえにカウンターは不可欠。なぜなら「コミュニケーションは重要、でも言葉は全てじゃない。カウンターは“見せる”ことで...
自身の店で19年のイタリアンシェフが開店。夜はイタリアンを供するが昼はカレー専門店となる。このカレー、20数年前にシェフがあるカフェで考案したレシピがベース。飴色タマネギを軸に小麦粉でとろみを出す手法は王道の欧風カレーだがこの深みはほかで味わえない。まるでスパイスの効いたビーフシチューかと思うのだ。...
料理人人生を全うできる人は幸いだ。多くの壁や障害。それらを乗り越え、自ら新しい世界を拓くこと。容易ならざるそれを、軽やかにあの人が始めた。 田口昭夫シェフ。実直な味わいとソフトな物腰で多くのお客を三軒茶屋『グッチーナ』に惹きつけた彼が、昨年麹町に『サロン・ド・カッパ』を開いた。昼は欧風カレー、夜はイタリアンの二毛作。意外な取り合わせには歴史と意味がある。 若き日、父の勤務先だった病院の喫茶店用にと頼まれたカレーのレシピが、殊の...
前店で一緒だったシェフの長岳志氏とマネージャー・山㟢裕史氏。8月に開いたこの店で、長氏が相方に年下の山㟢氏を指名した理由は「ワインの知識はもちろん、気が利くし、僕のできないことができる」から。 山㟢氏も「シェフの完成された料理が好き」と信望は厚く、迷いはなかった。そんなふたりは、より良い店を作るために遠慮なく意見し合うこともしばしば。「開店準備の際にはふたりでよく店に泊まった」と山㟢氏。各々の役割を尊重しつつ、けれど馴れ過ぎない...
肉の焼ける音と香り。厚い塊を華麗に扱う職人の手捌き。熱々を口に運べば、豊潤な旨みと柔らかさ、脂の甘さに思わずうっとり。鉄板焼ほど五感で味わう幸福を知る料理はない。焼きのプロが最高の状態でステーキを仕上げる。その美味しさを格別というのだ。 創業30年以上で鉄板焼を極める『六番館』が、その格別を女性のために、とプランを用意した。それが「女子会限定コース」。メインのステーキは神戸・太田牧場が丹誠込めて育てる但馬血統の銘柄牛。なかで...
「料理が美味しいのは当たり前。美味しく食べてもらうために、気持ちを込めたい」とはにかむ嶋田洋平シェフ。 カウンターキッチンにしたのも、食べた反応を直に感じたいからという。 下高井戸の『ピッツェリアトニーノ』で料理長を務めた経験を持つ嶋田シェフは、シンプルでオーソドックスな料理が持ち味。ドーンと大きな皿でサーブするのも豪快だ。...
「料理が美味しいのは当たり前。美味しく食べてもらうために、気持ちを込めたい」とはにかむ嶋田洋平シェフ。カウンターキッチンにしたのも、食べた反応を直に感じたいからという。 下高井戸の『ピッツェリアトニーノ』で料理長を務めた経験を持つ嶋田シェフは、シンプルでオーソドックスな料理が持ち味。ドーンと大きな皿でサーブするのも豪快だ。気取らず、おしゃべりしながら料理を楽しめる雰囲気は、まさに住宅街の名店の条件にぴったり。 開店した...
「梅花笑傲寒雪独自开(厳しく寒い雪の中、微笑むかのように美しく力強く咲く梅の花)」。壁に書かれたこの文字が、『雪梅花』の姿勢を示している。手掛けるのは中島武氏率いる際コーポレーション。 『紅虎餃子房』など、日本の中華界に新機軸を次々と打ち出し、今や直営の飲食店だけ数えても、300を超える店舗を展開するスーパーカンパニーだ。 『雪梅花』のコンセプトは「新しい時代のチャイニーズ、普段使いのスタンダードなチャイニーズの提案」...
神楽坂の名店『エル・カミーノ』で16年間シェフを務めた今村真氏が、次のステージに選んだのがバルだった。...
神楽坂の名店『エル・カミーノ』で16年間シェフを務めた今村真氏が、次のステージに選んだのがバルだった。 スペインの店を食べ歩いて学んだタパスメニューを、今村氏の出身地・高知県土佐清水などの旬の食材で表現。魚介類を好んで食す日本とスペインの共通点を再認識させられる。お供にはスペインワインを。...
「まずはシュワッとしたアルコールで軽く一杯」と思い訪れたのは、神楽坂上の交差点から牛込柳町方向に進み、「牛込北町」の交差点そばにある、スペインバルの『バルマコ』。入り口そばがスタンディングコーナーはチャージなしで、ちょっと1 杯ひっかけるのにおあつらえ向きな店なのだ。 バスク地方の酒「チャコリ」は微発泡タイプで、高い位置から注ぐのが特徴。スペインサッカーのユニフォーム姿の店主・今村真さんが腕を掲げてグラス...
神楽坂の名店『エル・カミーノ』で16年間シェフを務めた今村真氏が、次のステージに選んだのがバル。何年もその地にあるかのような風格と心地良さを感じさせる『バルマコ』は2011年オープン。 修業時代、スペイン料理に魅了され、スペインを訪ねては気に入ったバルに何軒も足を運び、現地の料理をインプット。豊かな知識と経験を元に、今村氏の出身地である高知県土佐清水などの旬の食材を使用し、赤ムロとムール貝と刻み野菜の冷製...
メインストリートから少し外れた大久保通りにも神楽坂のバルブームが飛び火!? ここは今年4月にオープンした『バルマコ』。新しいのに、すでに何年もここにあるような風格と心地良さを感じていると、「建築家さんがそういう雰囲気を出してくださる方で」と、長い幅広のカウンターに目を細める店主の今村真氏。神楽坂の名店『エル・カミーノ』で16年シェフを務めた人物だ。 修業時代、スペイン料理の魅力にどハマり、スペインを訪ねては...