ミョウバンなしの「塩水ウニ」が味わえるのがここ『利尻うに小屋』。まずはやっぱり、水うに刺しからスタートしたい。この日は、ムラサキウニ(画像手前)とバフンウニの2種類が登場。 雑味がなく上品なムラサキウニに対し、バフンウニは舌に乗せた瞬間、味蕾と脳でほぼ同時に濃厚な甘みを感知。来店する9割9分の客が注文するというのも納得だ。ねっとりとコクが広がり、思わず言葉を失う。さて、〆は「うに茶漬け」で決まりだ。熱々の出汁はカツオ&昆布が...
まず席についたら各7~8種ほどの前菜とメインの中から、好きな料理を1品ずつ選ぼう。メニューは仕入れ状況などにより変更があるので、訪れる度に新たな味に出会えるのも嬉しい。 この日は前菜に「イベリコ豚と鴨のリエット」、「田舎風お肉のパテと大和ポークハム、スペイン産チョリソー、サラミ、バイヨンの生ハム」を、そしてメインには、「フランス産 鴨のコンフィー」、「アッシュパルマンティエ」をセレクト。...
5名以上座れるテーブルがひとつなので、大人数での予約はかなり困難だ。確実に来店したいなら少人数で臨むべき。ポイントは、朝10時の予約開始時間に電話すること。...
15周年を迎えた、プリフィクスコースで味わうフランス料理店。ディナーコースが¥2,800というコストパフォーマンスのよさから、1 ヵ月先までしか受け付けていない予約はすぐに埋まってしまう人気ぶりだ。 メイン料理で選べる「ホロホロ鳥のロースト グランメール」(入荷状況による)は、2人で丸ごと1羽供されるメインディッシュ。40 ~ 50分かけてじっくりと火を入れた鶏は、しっとりとした食感で冷めても味わい深い。...
個性的なとんかつ店が乱立する高田馬場にあって、異彩を放つのがこちら。まずその揚げ方。油の温度を調節し、蒸すように独自の方法で揚げるという手法をとる。 「しっとりした粗いパン粉を使う衣は淡いきつね色に、中心部をロゼに残した職人仕事。衣が軽く、肉は優しい甘みに満ち、きめ細かい。塩で食べれば甘味が引き立つ」 とマッキー氏。唯一無二の職人技で舌鼓を打ってみては?...
今、東京でもっとも多くの香辛料を使用するマーラータン店といえば、間違いなくここ。 鶏ガラと豚骨を煮込んだスープに加える多彩な香辛料は50~60種類ほど。軸となるのは、ジワジワと深い刺激を感じさせる麻椒や塩気とコクを出す豆板醤。さらにショウガ科の山奈、シナモンとして知られる桂皮なども店の個性を出すのに欠かせない香辛料だが、これ以上は企業秘密らしい。7~8割が中国人客という同店には、かんぴょうに似た形状の干し豆腐やランチョンミー...
今回のテーマ“とんかつ”は今、新時代を迎えている。 銘柄豚を厳選し、パン粉や揚げ方、付け合わせなどに工夫を重ね、優れたとんかつを出す店が増えているのだ。そのため、親父臭い、油臭いという従来のイメージが変わってきて、女性客が増えている。 その代表が、高田馬場の雑居ビルの地下階にある『成蔵』だ。白を基調とした内装やモダンジャズのBGMなど、とんかつ屋らしからぬ雰囲気も楽しいが、なによりとんかつが素晴らしい。お昼の「ロースか...
ロースの芯約3cmの厚切り230gの大ボリューム。低温から徐々に温度を上げて揚げ、ほの甘い肉汁を閉じ込める。 「脂が口どけよく、噛めばするっと溶けてしまう。こんな優しいとんかつは、なにもつけないか、塩だけで食べてほしい」とマッキー氏。...
かたや、料理評論家・山本益博さんと共に「とんかつ会議」を主催するほどのとんかつ第一人者マッキー牧本氏と、そなた、グルメで知られる元力士・浦風親方。 肉質が一気に向上し、揚げ方も進化した現在、ふたりのとんかつ好きが、2015年を代表するとんかつ店をそれぞれ10店舗づつ選出。 まずは、進化を続けるとんかつをどう選び、そしていかに愛するべきか。奥深きとんかつ道のイロハをここにて伝授。本日から5日間連続、今年を...
高田馬場に店を構える人気とんかつ店。ランチの定食はコストパフォーマンスの高い一皿。「低音からじっくり揚げられたとんかつは試す価値あり」(牧元)...
餡を包むのは注文が入ってから。ラードを敷いた鉄鍋で蒸し焼きにすれば、五香粉が心地よく香る「ふつう」の完成だ。豚と白菜を中心にセロリなども入った、この餡が昭和29年の開業以来、不変とは驚くが、この店は変わり餃子も名物。 ホクホク感が楽しい「にんにく」は古くからある定番で、2代目がピザから着想、「エダムが一番合った」という「チーズ」もあるが、これは今の場所に移転した45年ほど前の誕生というから、また驚く。オリジナリティを追求した...
言わずと知れた、ボリューム丼の有名店。神戸生まれの「ローストビーフ丼」で一躍注目を集めたが、これと並んで人気なのが、アメリカ産ブランド牛を使用した「ステーキ丼」。ローストビーフ丼に負けない迫力で、食べる前から楽しませてくれる。 ステーキは、肉そのものの旨みをガツンと感じられるよう絶妙な火入れを施されたミディアムレア仕上げ。歯を押し返す弾力がありながら、難なく噛み切れる柔らかさも併せ持つ。行列必至の人気店だが、一食の価値ありだ!...
神戸で人気に火がつき、東京進出を果たしたのが昨年。以来3時間待ちの日もあるという、今東京でもっとも行列の長い店のひとつがここ。 ほとんどの人のお目当てが、見た目も大迫力の「ローストビーフ丼」(880円)だ。厳選した赤身肉を使った柔らかなローストビーフはさることながら、魅力は他にも。 まずごはんにピリ辛のしょうゆダレ、肉の上には玉ねぎなどを一緒に煮込んで甘みを加えたしょうゆダレをかけ、最後に卵の黄身と、さわやかな自家製ヨ...
神戸で人気に火がつき、東京進出を果たしたのが2014年。以来こちらの高田馬場店は3時間待ちの日もあるという、今東京でもっとも行列の長い店のひとつがこちらの『Red Rock』。いま、2店目の原宿店もオープンし、乗りに乗っている。 ここでやっぱり食べたいのは、こんもりとローストビーフが乗った見た目も大迫力の「ローストビーフ丼」(880円)だ。厳選した赤身肉を使った柔らかなローストビーフはさることながら、魅力...
「黒毛和牛を塊肉からスライスするしゃぶしゃぶは、食べ放題の域を超えたコスパ抜群のクオリティー。しかも牛だけでなく、三元豚やアグー豚、つくば鶏にもつ煮込み、さらには新鮮な季節野菜も食べ放題。山形産のお米も進んで、まさに“ デブリシャス”!」。 しゃぶしゃぶをくぐらせるスープは3種類あり、飽きることなく食べられる。...
ラーメン激戦区の高田馬場駅周辺から少し歩くと辿りつくラーメン店がこちら。 「学生時代にピアノを習っていた頃に通った馴染みのお店です。カレーやラーメンが多い街なので、たまに立ち寄るんですが、今でもこの黒いラーメンとチャーハンを目的に訪れますね」 こちらの店は〝京都ブラック〞の名称で親しまれ、黒いラーメン&チャーハンの元祖ともいわれる、昭和13年に開業した京都駅前の屋台中華そば『新福菜館』で修業した店主が独立。改良を重ねて...
とんかつを食べるとき、ロースにするかヒレにするか…、と悩む人も多いだろう。高田馬場にある『とんかつひなた』であれば、そんな心配は無用。一度に様々な部位を食べ比べで楽しめるのだ! 学生の街というイメージもある高田馬場であるが、そのイメージを覆すような高級感を感じるカウンター。 人気の食べ比べコースは、ロースやヒレといった定番から、リブロース、らんぷ、しきんぼなどの希少部位まで楽しめる、まさに板前とんかつ。部位ごとに脂の量...
「フライは蒸し料理です。肉の旨みを閉じ込めるとともに、衣を通して間接的に火が伝わるため素材のダメージが少なくすみます」と、とんかつについて熱く語ってくれたのは日向準一料理長。 この店で使う豚は、宮城育ちの14種のハーブをブレンドした飼料を与えた、漢方豚。この豚で作るカツは、雑味がなく、その健やかさが伝わるナチュラルな味わいとなる。それでいて旨みは濃く、とりわけ脂の澄んだ甘みが素晴らしい。 店のいち押...
カレーごはんだけでも思わず生唾が湧いてきてしまうほどスパイシーで美味しいのに、この生卵のトッピングがまた素晴らしい。 大阪「自由軒」の名物カレーと同じく、最初からルーとご飯がまぜてある。中華スープがじっくりと染み込んだ味わいで、生卵の旨みが重なりカレー全体をまろやかにしてくれる。 口を含んだときの感動、食べ終わった後の満足感、一度食べれば忘れることはできない。...
初訪問であれば、思わず面食らうほど〝濃いくち〞な店である。目白の閑静な住宅街にひっそり佇む『ジビエ料理 アンザイ』で供されるのは、狩猟免許を持つ店主が仕留めた猪や鹿肉を使った料理。 牡丹鍋コースの主役を張るのは、熟成された猪の背ロースやもも肉、茸類や野菜がたっぷり入った〝ぼたん鍋〞だ。猪の骨から取った出汁に醤油やみりん、酒を加えたスープで具材をぐつぐつ煮込み、卵につけ、すき焼き風にいただくのが『アンザイ』流。...
鶏だけからとったスープを醤油味に仕立てたシンプルな「鶏そば」を求めて、開店前から行列ができる店。シンプルだが、あっさりとした上品な味わいのファンになる女性も多いようだ。 最後まで飲み干したくなるスープは、数種の地鶏を独自にブレンド。味の決め手となる醤油ダレも2種類の生醤油をブレンドし、店内でじっくり火入れして香りを引き出すなど、素材にこだわり、手間暇かけて作られている。 葛でコーティングし、ジューシーに仕上げた鶏チャー...
神保町で行列のできる専門店として名を馳せる『みかさ』。現在のブームのパイオニアとも言えるが、実は『真打』を謳うここの主人、福島三郎氏こそ、神保町を立ち上げた張本人。前店は後進に預け、しばらく地元に戻っていたが、「今度は都心から少し引っ込んだ場所で、じっくり腰を据えて焼きそばと向き合いたかった」と高田馬場でも閑静な一角に2016年4月、『真打』を開いた。 しかし、その向き合いっぷりがスゴい。2種の北海道産地粉で打つ麺にかける日...
高田馬場駅から徒歩1分に、常にひとだかりができている店がる。この『バインミー☆サンドイッチ』だ。老若男女そして、国籍さえさまざまな人が集う。 基本的には券売機でチケットを購入し、テイクアウトする形式だが、店前のベンチならばその場でいただくことも可能だ。テイクアウトの場合は、フレッシュなパクチー味わえるように、別途袋にいれて提供されるのもうれしい。...