東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
表参道でサクッとお洒落に決めたいときにハズせない一軒
【Beer Data】 T.Y.HARBOR BREWERY ペールエール …… 900円 ウィートエール … 900円 アンバーエール … 900円 ◆ ビールが最高に美味しくなる絶景テラスは、都内にはまだまだたくさんある。 紹介しきれなかった東京カレンダーイチ押しのテラスを、明日も大公開! この夏外せない鉄板テラスを完全網羅。絶対に見逃せない!...
エントランスを入ると目に飛び込んでくるのは、中庭にあるプールと解放感あふれるテラス席。 完全なる非日常の佇まいが日常に存在する店こそ、この『シカダ』なのだ。 ここなら、好みの違う友人同士のニーズも満たす食事もタパスのような軽めのものから、お肉のメインディッシュまで幅広いのが魅力的。...
表参道の『シカダ』はよく行くという方も多いのでは。でもちょっと待って! ここに立ち呑みスペースがあること、ご存知でした? 建築家・芦原義信が1965年に手がけた建物はエントランスからして堅牢。ベーカリー『ブレッドワークス』、カフェ『クリスクロス』を横目に見つつ、すーっとそのまま『シカダ』正面玄関に入ろうとしたアナタ、ノンノン、その向かいに顔を向けてみて?...
このエリアで女子会なら、確実に名前があがるのが『CICADA』だ。 サービスと雰囲気が非常によく、色々なタイプの席があるので、人数やオケージョンを問わず使える。 食事もタパスのような軽めのものから、お肉のメインディッシュまで幅広い。 お酒好きな友人も、お酒の飲めない方でも楽しめるメニューが揃い、天気がいい日はテラス席もおすすめ!...
ドキドキの初デート。ここで特別な時間を共有できれば、彼女との距離は一気に縮まるが、果たして、どこに連れていくのが正解なのか……。『CICADA』は、そんな悩める男性の救世主とも言うべきレストランである。 エントランスへと歩を進める間に目に飛び込んでくるのは、中庭にあるプールと解放感あふれるテラス席。表参道という土地柄、外国人の姿も多く見える。つまり完全なる非日常の佇まいなのだ。 扉を開ける前から、こ...
エントランスを入ると目に飛び込んでくるのは、中庭にあるプールと解放感あふれるテラス席。表参道という土地柄、外国人の姿も多く見える。完全なる非日常の佇まいが、日常に存在する店こそ、この『CICADA(シカダ)』なのだ。 タパス(スペイン)、タジン(北アフリカ)、フムス(中東)といった、環地中海料理(地中海沿岸にある国々の料理)の味には定評あり。お酒はクラフトビールに加え、イスラエル、レバノン、ギリシアなど、...
夜遊び上手な大人に親しまれていたシカダが表参道に移転したのは2012年10月のこと。 以来、都会にいながらリゾートの雰囲気を楽しめるため、すっかり表参道のシンボル的存在として定着。 環地中海料理のコンセプトはそのままに、ピロティにはビアバー、プールのなかにはアイランド席を設けるなど、よりリラックスできる空間へと進化を遂げた。...
編集の方との打ち合せは、よく行く表参道の『CICADA』。夏場は特に気持ちよく、女子会でもよく使う定番のお店。 目上の方と会う仕事の打ち合わせは外しのないモノトーンコーディネートで。それだけだと寂しいので、水色のクラッチバッグを差し色に。編集の方などオシャレ度が高い方に会う時は何かと気を遣う。...
スペイン人の母を持ち、幼少期に5年ほどスペインで暮らしていたという俳優の城田優さん。この撮影の数日前も3週間ほどスペインに行っていたそう。 「スペインで外食する場合は、大抵バル。じゃがいものフライにアリオリソースをかけたものが好きでよく食べます。あとはエビのアヒージョや定番のパエリア。向こうは魚もイベリコ豚などのお肉も野菜もすべての食材がおいしいと定評があるんです」...
また、夏がやってくる。亜熱帯と化した東京の夜を生き抜くために、大人にとって「ビール」は必要不可欠な存在。 レストラン、そしてお酒を取り巻く環境が目まぐるしく変...
恵比寿で肉デートならここ!ガツンと旨くて元気になれるパワフル肉ビストロ
そんな趣ある店の軒先にあるのが、常連にはおなじみのテラス席。路地に面しているが、人通りが少ない上、目隠しの木々もあるので落ち着いて過ごすことができる。 夏の夜風に吹かれながらこのテラス席で乾杯すれば、気分が高揚すること間違いなし! ビールの心地よい苦味が「豚肉のリエット」や「ウフマヨ」などの前菜とも好相性。さらにガッツリとした肉料理とも釣り合い、例えばスパイスが効いた「仔羊のソーセージ」なんてうってつけだ。 ...
まるでパリの街角にあるカフェのような雰囲気。 そんな表現がこの店にはしっくりくる。大きなストーブを備えたテラス席や、赤とアンティーク家具を基調としたインテリアなどの店構えだけに留まらない。 通りにも伝わるラフな空気や、陽気なスタッフのサービスまで丸ごと含めて、気取らない温かさがそうさせるのだ。 それは、店主の須田 任さんが、かつて表参道にあったパリの老舗カフェ系列『カフェ・ド・フロール』のギャルソンだったこと...
燻製ニシンとじゃがいものサラダは、バターの濃厚さが密かなポイントクリュディテは野菜のお惣菜のアソート。コリアンダーが香るキャロットラペ、色鮮やかなビーツ、クリーミーな根セロリなど...
今年10周年を迎えた『ル リオン』は地元・恵比寿で愛される人気店。パリの街角にある老舗カフェの風情を思わせるテラスや赤いシートが印象的な店内、そして何より飾らないオーソドックスなビストロメニューが食いしん坊を惹きつける。 自家製の燻製ニシンやアンドゥイエットなど、シェフが手間を惜しまずに仕込んだ料理は奇をてらわない正統派。食べればどこか懐かしく心が温まる。グラスワインもそろっているが、たっぷり飲みたい時は...
鍋に鴨のコンフィとソーセージが入り、白いんげん豆と一緒にグツグツと煮ながら供される「カスレ」はビストロの冬の風物詩。 このカスレのために鴨のコンフィとソーセージが仕込まれ、豚足や豚のすねを煮込んでベースを作る。 一緒に煮る白いんげん豆はカスレに合う、皮が薄いのに煮崩れないフランス産の豆を選び、ここにすべての美味しさを染みこませるように仕上げるのが身上だ。...
世田谷が誇るフレンチの良店!くつろぎの空間で頂く、繊細な料理と日本ワイン
「甘鯛の松笠焼き 春菊のソース」は和食の調理法を応用。 サクッと香ばしいうろことふっくらした身質のコントラストが持ち味。 あさりのジュや甘鯛のフュメを加えた春菊のソースを絡めて食べれば、口のなかに爽やかな余韻が残る。料理はすべて¥4,800のコースの一例。 ソムリエの谷田部 靖さんも日本を代表するグランメゾンで11年働き、ワインの知識を身につけながらゲスト目線に立つサービスを体得した。 繊細なフレンチと...
老舗『レカン』で11年にわたりサービスを務めた谷田部靖氏が、乃木坂の名店『フウ』で副料理長を務めた山田勝好氏をシェフに迎え、2010年5月に開店。テラスの緑が爽やかな外観はガラス張りのオープンな雰囲気。日本独自の“ゆるカフェ”のリラックス感にヒントを得た店内は、ウッディーなぬくもりが漂い、ジャズやボサノヴァ、ハワイアンが流れる。 カフェとの決定的な違いは皿の上の端正な料理の緊張感。ウサギの煮込みにエストラゴンのジュレを添えたり、...
2020年一発目となる月刊誌東京カレンダー最新号は、「世田谷」を大特集。 三軒茶屋、三宿、下北沢、二子玉川、成城、経堂、祖師ヶ谷大蔵、尾山台などなど広い「世田...
常連客と食通で賑わう王道ビストロ
次に訪れたのは、東急世田谷線の線路沿いすぐのビル2階にあるこちら。 世田谷らしいアットホームな雰囲気ながら、本格フレンチを堪能できると評判のビストロだ。 ...
「地元の人が仕事帰りにふらりと寄ってくれるビストロを作りたかった」と話す木下聡二郎シェフ。世田谷線の松陰神社前駅の目の前にあるこの店は、まさにそんな場所になりつつあ...
「昔からあるものを、丁寧に」が木下シェフのモットー。 実は〝ビストロ料理の定番〟と言えるものを1品1品丹念に作るには、とても手間暇がかかり、他店では本来の...
世田谷線の松陰神社前駅の目の前にあるこの店は、地元の仕事帰りの人がふらっと立ち寄るのに最適。そんな場所になりつつあるが、遠方からの客足も増え、ひそかに人気...
恵比寿の路地裏で、赤身肉の魅力に開眼する夜
ブームに先駆けて2012年に“和牛赤身肉専門”のレストランとしてオープン。 メインディッシュの肉は、熊本産赤毛和牛と岩手産短角和牛の2銘柄のみ、と実に潔い。 オーナーシェフは小林邦臣氏。 フライパンで軽く焼き目をつけたら、あとはオーブンでゆっくりと火を入れる独特の焼き技で、ふっくら&しっとりと仕上げる。 絶対頼むべきメニューが「赤毛和牛と短角和牛の盛り合わせ」¥10,700(300g)。 繊細で身...
鮮やかな青い庇と低い壁の奥にテラスを設えた外観はカフェのような気軽さがありながらも、テクニックはガストロ級の『クニオミ ル ネオ ビストロ』。 敢えてカジュアルな内装にすることで、入りづらいと思われがちなフレンチレストランの概念を変えた。温かな光の中、大人のビストロデートが叶う名店だ。...
パリのビストロに迷い込んだような、青い壁がお洒落な店内。ガストロの技術とビストロの雰囲気を味わえる“ネオビストロ”でいただけるのは、赤身肉に特化した料理の数々。 希少な熊本県産のあか毛和牛を中心に短角牛や馬肉なども揃い、絶妙な火入れで調理した赤身肉の美味しさに浸ることができる。あか牛のしっとりジューシーな味わいに、田中さんも思わず笑顔。オーダー率100%のパテや名物の焦がしナポリタンなどワインが進む逸品も...
“テクニックはガストロ、雰囲気はビストロ”をモットーとする『クニオミ ル ネオ ビストロ』。小林邦臣シェフがキッパリと「肉を美味しく食べてもらうために野菜を用意している」というだけあり、メニューに並ぶのは7割肉料理だ。 自身の店をオープンさせてから積極的にドライエイジングをした牛肉を使うようになったという小林さんも、熊本のあか牛を熱烈に支持するシェフのひとり。 「自然に入ったサシと赤身のバランスが秀...
東京カレンダー最新号は、最旬の「お肉が美味しい店」を大特集! ヘルシー志向な女性からも大人気の「赤身」、人気再燃中の「タレ焼肉」、デートにも使える「お洒落焼鳥...
元祖”こぼシャン”の人気ビストロ。使い勝手とコスパの良さにワイン好きが集う
神田でワイン。普段は品行方正な丸の内の人々も、今日は朝まで! となれば、朝4時まで営業している『ヴィノシティ』は覚えておきたい。 そもそも、こちらはグラスいっぱいまでシャンパンを注ぐ“こぼシャン”の元祖の店。 ご覧の通りこぼれる寸前まで注いで¥1,400!と、店にとっては赤字覚悟の名物だ。...
2011年1月に『ヴィノシティ』が誕生するまで、神田はワインと縁遠い街だった。『ヴィノシティ』オーナーソムリエの藤森真さんも最初は恵比寿や麻布で物件を探していたが、なかなか理想の物件が見つからず、ある不動産屋に勧められて開業地に選んだのが神田。 当時は「神田でワインなんて無理」と言う人もいたが、藤森さんには成功する確信があったという。...
「リアルすぎる!」と大反響を巻き起こしてから早一年。あの「丸の内特集」がまた帰ってきた! 今号は、丸の内を面白くする人々、なかでもこの街の象徴ともいえる「丸の...
渋2をグルメエリアへと押し上げた人気店
人気の「ナポリマニア」は、トマトソースにルッコラ、小エビ、ニンニク、カラスミをトッピングした看板ピッツァで、チーズを使っていないため重くなく、程よくお腹も気持ちも満たされる。 石窯で焼かれたモチモチのピッツァ生地は、縁が盛り上がったナポリスタイル。 前菜はカウンター前のお勧めのメニューを見ながら選べるのも楽しい! 壁に掛かったナポリの風景写真を眺めつつ白ワインのカラフェを傾ければ、無性に旅に出たくなる。...
気さくなカフェやバルが増えつつあるこのエリアで、まず空腹を満たしに訪れたのは『ナポリマニア』。生粋のナポリ人とイタリア各地で修業した料理人がタッグを組んでオープンしたここはピッツェリアだが、入口付近のカウンターはバルと呼ぶのがふさわしいオープンな雰囲気。 お目当ての「ナポリマニア」は、トマトソースにルッコラ、小エビ、ニンニク、カラスミをトッピングした看板ピッツァで、チーズを使っていないため重くなく、程よくお腹も気持ちも満たさ...
ナポリ出身のジーノ氏とナポリで修業を積んだマリオ氏が「ピッツァをもっと気軽に味わってほしい」との想いを凝縮し、2011年5月青山に誕生。 15種ほど揃うピッツァは、ランチならコーヒー付きで800円、ディナーでも1,000円からと手頃な価格だが、味はナポリ仕込みの本格派。 ガラスケースの中に並び、目で見て選べる惣菜と共に本場の味を楽しめる。...
美食の都バスクの伝統料理とガストロノミーが交差する
バスクに特化したバルを開いた氏の愛情は深い。ココチャというタラのノド肉を仕入れたり、特産ワインのチャコリを8種も揃えたり。どちらも日本ではほとんど流通していない代物...
バル好きの巡礼地、サン・セバスチャンを擁し、独自の言語や食文化を持つ、バスク地方。本店は、現地の三ツ星レストラン『マルティンベラサテギ』の看板メニューを再現してくれ...
銀座7丁目の路地裏に佇む、バスク料理のお店。バルのような外観が期待感を抱かせる。 バスクの三ツ星レストランでも腕を磨いた山田朋仙シェフが作り出す料理...
気軽に寄れるが、ガツンと満足できる美味しい料理をいただけるのがこちら。 こちらの山田朋仙シェフはスペインの名店『マルティン・ベラサテギ』出身。その在...
昔からスペイン随一の美食エリアとして知られるバスク地方には、数多のバルが集まる通りがある。そんなバル街の虜になった日本人が2012年9月、銀座の地でバスク...
1階はオープンキッチンのバル使いができるカウンターで、1杯からふらりと立ち寄れるスタイル。一皿のポーションが小さいので、一人でも数種類味わえるところも魅力...
「歳をとってからでいい」「敷居が高そう」。私たち世代の銀座離れが激しい昨今。 「別に銀座じゃなくってもよくない?」、そんなムードが漂っている。果たして、銀座は...
ひとクセある“エスニック飲み”がお洒落女子には“TAMA”らない!
深夜でもにぎわっている渋谷を代表する人気店がこちらの『琉球チャイニーズ TAMA』。 入口付近にカウンター席があり使い勝手が抜群。奥のテーブルが空くまではカウンターの隙間を見つけて立ち、まずはオリオンビールで乾杯を! リュウキュウチャイナと称するメニューには、島ラッキョウ、自家製腸詰、琉球麻婆豆腐などが並ぶ。どれもここでしか味わえないオリジナリティがある絶品ぞろい。 お楽しみには〆の炭水化物メニューだ。オイスター...
青山学院大学に程近い、沖縄と中華のフュージョン料理が楽しめる『琉球チャイニーズTAMA』。ゴーヤちゃんぷるや、よだれ鶏など定番料理や、島唐辛子に2種類の山椒で辛さと香りをプラスした「琉球麻婆豆腐」も人気。 「夜3時まで営業しているので、遅め開始の女子会で重宝します」(女性向け情報サイト編集長)...
豊富な品揃えのワインと、沖縄料理と中華のフュージョンが手頃な価格で楽しめる、このエリアきっての超人気店だ。 「いわゆる“キメデート”とはちょっと違うかもしれませんが、気心の知れた相手と本音で話したいようなデートにはぴったり」。 ソムリエの資格を持つオーナーシェフ・玉代勢文廣さんの気さくな人柄も人気の理由だ。...
高揚した気分のまま並木橋方面に何十歩か進んで、次の店『琉球チャイニーズTAMA』へ。沖縄出身の母と中国出身の父を持つオーナーシェフの玉代勢さんが、実家の家庭料理をベースにアレンジした料理が評判の店だ。 先客がひしめくカウンターに隙間を見つけて立ち、オリオンビールで乾杯。日本人たるもの、〆は炭水化物だ。オイスターソースなどの旨味をたっぷりと吸ったローメンには、ワインよりビールが合う。温かい麺と冷たいビール。...
【材料】 ・豚挽き肉 400g ・白菜 400g ・干し椎茸(水で戻す) 4コ ・ワンタンの皮 適宜 ・塩 6g ・砂糖 12g ・胡麻ドレッシング ・酢醤油、胡麻油、胡椒 各少々...
大好きなビールを飲み飲み、新書を片手に、『TAMA』のカウンターでリラックスした様子の嶋さん。本を読みつつひとりでディナー、結構よくあるシチュエーションですか?「夜は95パーセント外食なんですが、“人と会う日”と“本を読む日”とに分けていますね」とさらり。 なんでも、本を読むと決めた夜は、料理とお酒を楽しみながらページをめくり、一晩で2~3軒の馴染みの店を巡るのだという。 「ひとりだと、自ずとお店の人と会話を...
2020年の夏は猛暑が続き、もはや亜熱帯と化したような東京。そんな今の時期にこそ無性に飲みたくなるのが「ビール」だろう。 そこで月刊誌最新号では、ビールを美味...
1973年オープンの、まさに名店。西麻布にある、パリは今も健在
東京のレストラン史を語る上で欠かせない、東京で、いや、恐らく日本で一番長い歴史を持つビストロである。 が、最近じわじわと人気が高まりつつあるのが、このローストビーフ。オーナーの関根進氏が惚れ込んだA4ランクの飛騨牛を使ったひと品だ。「A5でもA3でもなく、A4が良かった。赤身の味わいと脂のバランスがちょうどいいんだね」 9代目のシェフである江畑雄一氏は、塩をした塊肉の表面をしっかり強火で焼いて焼き色をつけた後、高温のオ...
「東京のビストロ」を語る上で欠かせない存在、それが西麻布『ビストロ・ド・ラ・シテ』(以下『シテ』)だ。1973年開店の老舗ビストロ。 この街に今よりもっと活気があった頃には、外苑西通りに並行している、『シテ』のあるこの道は「ビストロ通り」と呼ばれていたほどメジャーな存在だ。 正直言って、西麻布エリアは近年、ちょっと元気がない印象を受ける。人影もなんとなく少なめだ。そして、長年『シテ』のオーナーとして西麻布を見つめている...
創業41年。昨年の東京カレンダービストロ特集でも巻頭を飾ったが、原点に立ち戻る今企画でもやはり欠かせない存在だ。「オープン当初、フランスの味をそのまま持って来た『シテ』をもう一度」と名物オーナーの関根氏の思いも新たに、今年2月から「最後のパートナー」大竹シェフを迎えた。 「俺が思うビストロは、シャルキュトリやパン、なんだって自分のところで作るのがやり方」と氏が語る通り、こちらのカスレは、豚のソーセージ、羊...
ビストロと名のつくレストランは、日本に数多くある。だが、西麻布『ビストロ・ド・ラ・シテ』ほど、その名にふさわしい場所は、ない。 深紅のベンチシート、木のテーブル、ロートレックのポスターや古きパリの写真、ギシギシと音を立てる木の床、良き具合にくすんだ壁や柱……。そのすべてに、時間と客の愛着がたっぷりと染み込み、成熟した店だけが持つ安らぎが、漂っている。座れば、さあ今日も美味しいものを、たらふく食うぞという気分が...
20種類以上の豊富な前菜メニューが嬉しい!前菜専門店の一皿はワインとの相性抜群
料理2 品とチャコリをサクッといただいたら、来た道を「神楽坂上」交差点方向に戻り、今度は坂を登る。目指すは『フランス前菜食堂 ボン・グゥ』だ。ここは、麹町フレンチ『オー・グー・ドゥ・ジュール』の岡部一巳さんがプロデュースした"前菜専門店"。20種類以上ある前菜はハーフ/レギュラー/ダブルからポーションを選べるシステムも画期的だ。 目移りしてしまうメニューの中から、シェフの野口尚人さんのおすすめでオーダーしたのは、豚の首肉と鶏...
ワイン片手にリラックスしたい夜に。ヨーロッパの雰囲気漂うワインバル
中でも賑わっているのが『東京ワインバル八十郎 築地店』。船橋に開業した業界で話題の人気店『八十郎商店』の東京初進出店だ。以前7時頃に店の前を通りかかった時、あまりの賑わいに気後れしてひとりで入れなかったため、今回は予約して連れと初訪問した。 和風な店名とは裏腹に、レンガや石を使った内装はヨーロッパ的な雰囲気。なかなか落ち着く。ワインはボトルで注文して残ったら持ち帰りできると言われたが、この後もハシゴするのでグラスで注文。赤白...
ワイン好きが集う豚ビストロ。食べて、飲んで、大満足の夜に
お腹いっぱいで店を出て、2軒目は『ぶーみんヴィノム』へ。神田でワインバーを営んでいたオーナーが池袋の豚肉料理専門店『ブーミン』とコラボして作った、豚肉料理とワインの店だ。軽く1杯と1皿でも、しっかり食事でも、その日の気分で使い分けられる店で、今日はここでメインを食べるつもり。 まずはアミューズのチーズをつまみに、泡で乾杯。そして「ぶーみんの豚焼き」を注文。独特のタレの旨味が染みたしょうが焼き感覚の豚肩ロースの上には、生野菜が...
ぶーみんの「ぶー」は豚の「ぶー」。メニューの主役は豚肉料理である。「ワインと豚と世界のお料理」を掲げているから、豚抜きメニューもたくさんあるが、上手に選べば前菜から〆まで、めくるめく夢の豚フルコースが堪能できる。豚ラヴァーにとっては地上の楽園のようなレストランなのである。 オーナーの白根智彦氏によると「近所の人たちはみんな、ここは銀座じゃない、新富町だ、下町なんだって言い切るんですよ」とのことだが、銀座からも歩いてすぐ。なぜ...
炭焼コンフィとワインの人気店。気分がアガる極上の肉料理を堪能しよう
今夜は飲もう!と、旅先の夜の解放感を思い出しつつ2軒目へ。『マルザック』は炭焼コンフィとワインの店。超人気店ゆえ、実はあらかじめ予約していたが、正解だった。20時の店内はスタンディング席もお客で埋まって大盛況。 メインのつもりでオーダーした「牛イチボの炭火焼」は、赤身独特の噛みごたえがいい。黒板の「本日のグラスワイン」の中から選んだ赤ワインは値段に比して味わい深く、心地良く牛の脂を流してくれ、テンションが上がる。 ~O...