東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
ハイセンスな和空間で、大人の焼き鳥デートを!希少な「高坂鶏」を堪能し尽せる店
研ぎ澄まされた料理はもちろんのこと、小さな道具ひとつにも心地良い刺激を受ける店が港区には点在する。 ここ『焼鳥 篠原』もまさにそう。...
港区といえばデート焼き鳥の激戦区だが、今年1月開業の『焼鳥 篠原』はすでに頭一つ抜けている。 まず立地はコアな港区といえ、星条旗通りの中間地点と隠れ家感たっぷり。 扉を開けると樹齢2千年の檜のカウンターと大理石による艶やかな空間が広がり、さっそくふたりの高揚のスイッチが入る。...
星条旗通りに面した店の扉を開けると、焼き台を中心にL字型カウンターが配された大人な雰囲気の店内。 ここでは焼き物11串に一品料理を14品盛りこんだコースを提供しているが、その“一品料理”に心を掴まれる客が頻発しているとか。 それは10種以上のハーブや旬の洋野菜に、ベゴニアなど色鮮やかなエディブルフラワーがあしらわれたリース型のサラダだ。 桐箱に入った状態でゲストに見せてから、スタッフが小皿...
「焼き鳥には目がないんです!」と言う弘中さんをお連れしたのは、西麻布の星条旗通り沿いに、今年2月にオープンした『焼鳥 篠原』。 希少な神戸高坂鶏を使い、割烹スタイルで楽しめると話題の一軒だ。 聞きなじみのない銘柄だが、それもそのはず。『わさ』や『カンテサンス』などで使われる超希少な品種で、東日本の焼き鳥店でこの鶏を扱うのはここだけだという。...
希少な高坂鶏がいただけると話題の新店『焼鳥 篠原』。 薄暗く、ムードのある店内が印象的で、黒壁がスタイリッシュな雰囲気を演出する。ひのきのカウンターに作家の器が並び、美意識がうかがえる。 食材だけでなく、器や調度品も必ず作家に会ってから入手するというこだわりよう。 艶やかな雰囲気とサプライズな味わいは、デート焼き鳥の真打ち登場だ。...
「港区」。東京でもっとも艶やかであり、食のトレンド発信地と言っても過言ではない。まさに1年を締めくくる年末の華やかなデートにふさわしいエリアといえるだろう。 ...
プロジェクションマッピングを駆使した空間演出が幻想的!感動を呼ぶ劇場型フレンチ
「4組すべてのカップルが同時に誕生日を祝う日もある」と、『unis』のエグゼクティブシェフ・薬師神 陸さん。 単なる偶然ではない。開業から約2年、記念日に間違いないという口コミや信頼が積み重なっているからだ。 アートが飾られたウェイティングスペースもセンス抜群で、カクテル片手に今宵の幕開けを待つ時からすでに楽しい。 そしてダイニングに入れば、美しい内装にいっそう期待が高まる。...
美しい大理石で設えた全8席のU字型カウンターで、贅沢なひとときを過ごせる『unis』。 スポットライトを浴びて、シェフたちが料理を仕上げる様子は、さながらショーのようである。...
東京随一の予約困難店『SUGALABO』でシェフとして活躍した薬師神 陸さんが率いる『unis』。 アニバーサリーレストランであることを標榜し、2020年12月の開業以来、注目を集めている。...
虎ノ門ヒルズにありながら、正面玄関から入ると迷うこと必至。裏道にひっそりと隠れるのが『unis』だ。 ここは『SUGALABO』でシェフとして活躍した薬師神 陸さんが開いた、アニバーサリーのためのレストラン。 「店を開くなら、大切な人のために目いっぱい楽しむ場所にしたいと考えていました」と話す。 お祝い事を盛り上げるのは、料理だけに留まらない。...
レストランに入り扉を開ければ、めくるめくドラマティックな空間が広がる。 全体を白でまとめた店内には、緩やかなアーチを描く大理石のカウンターが8席。 オープンキッチンを望む風景は、まるで舞台を見ているかのよう。その雰囲気にゲストの顔は高揚感で輝く。 コースがスタートすると、両脇のスクリーンには世界で活躍するクリエイティブ集団、パラノマティクスが手がけた演出が投影される。 料理に合わせた...
和牛を突き詰めたシェフの逸品に唸る!臨場感溢れるパフォーマンスも魅力の肉割烹
L字カウンターの延長にあるのは大きなまな板。和牛を知り尽くす岡田賢一郎さんが、そこで松阪牛に刃を入れる。 「今は艶がないけど、空気に触れると真っ赤になりますよ。その食べごろを見ていただきたい」と、自ら実況中継。数秒後、岡田さんの言葉どおり、肉は美しい赤みを帯びる。 次にリズミカルに刻む作業は、包丁による瞬間熟成。まるでアリーナ席で見る和牛ショーなのだ。...
『肉割烹 岡田前』という店名は、店主の岡田賢一郎シェフが前職で「岡田前で」とシェフの目の前の席をリクエストされたことから付けられた。 満を持して2020年に開いた自身の店では、選び抜いた極上の和牛をスペイン製の釜を使い、客の目の前で炭火焼きにする。 そして、カウンター席がコの字なので全席もれなく臨場感あり。 店名にひっかけて、シャレを効かせたのがバス停を模した看板。降車したら、一番最初に撮影すべきスポットだ。...
カウンターとキッチンの隔たりを少なくしたことで、岡田シェフのショーのような躍動感あふれる仕事が間近に見られる。 肉を愛する思いは日に日に増し、「もはや肉の“ファン”ですね(笑)」と岡田シェフ。 選りすぐりの牛肉をゲストの目の前で手切りを、肉を極めた職人の技で魅せる。...
今回、お連れしたのは、麻布十番商店街にオープンして間もない『肉割烹 岡田前』。 肉のスペシャリストとして知られる岡田賢一郎さんの集大成とも呼べるこの店は、極上の黒毛和牛と、引き出しの多い岡田さんの知恵を掛け合わせた逸品をコース仕立てで提供する店である。 「毎号、素敵なお店が紹介されているので、今日はとても楽しみにしてきました。 気合いを入れてごはんを抜いてきたぐらい(笑)」と語る彼女の前に...
炊きたての土鍋ご飯で頂く「キャビアのせユッケご飯」はスペシャリテのひとつ。 その日、最も適した部位を使用するので、日によって異なるユッケが出てくるというのもお楽しみだ。 この日の部位はトモサンカク。 上質なキャビアが、これでもかと盛られ、あたたかいご飯に和牛の脂が溶け出して三位一体となる絶品丼だ。『岡田前』の主役である、ステーキ。この日は近江牛サーロイン。 肉厚にカットし、丁寧な火入れで...
センスが光る上質な隠れ家中華。六本木の喧騒を忘れて愉しむ特別な夜
深夜営業の中国料理は珍しくないが、正直バンカラな店が大半だ。 だからこそ『桃仙閣 東京』のオープンは衝撃的だった。 場所は六本木交差点から徒歩1分という港区ど真ん中の地下。LOは25時で、閉店は26時。 そう聞くと少々フランクな印象も受けるが、地下に広がる空間は外の喧騒を忘れるほどエレガントだ。 グレーの石壁や無垢の木などセンスのいい資材で構成され、席に着けば優雅な夜遊びが始まる。...
特別であることより、普通であることがありがたい―。 人はそれなりに場数を踏むと、そうした事実にふと気づくものだが、予約の取れない中国料理店『茶禅華』のオーナー・林 亮治さんが六本木に開いた『桃仙閣 東京』は、まさにその歓びを享受できる一軒だ。...
六本木に店を構える『桃仙閣』。 品性溢れるこの店は、上質な中華を気軽にアラカルトで楽しんでほしいという思いで『茶禅華』のオーナーでもある林さんが作った。...
六本木交差点から徒歩1分という港区ど真ん中の立地にして、地下一階にある『桃仙閣』。 店に入ると周囲の喧騒を忘れさせるような静謐な空間に迎え入れられる。 センスと品性に溢れるこの店は、訪れた者の心を必ずつかむことができる。...
「賑わう」、それはその店が絶大なる人気を誇っている証拠に他ならない。 コロナも落ち着きをみせ、東京の夜がにわかに活気づく今、また「賑わう店」へ向かいたい。 ...
麻布十番に移転した、無国籍料理を出す名酒場。壁に飾られたアートにもセンスが光る
スマホで場所を検索しても迷ってしまう、隠れ家と呼ぶに相応しい密やかな佇まい。 扉を開けると◯◯風や△△系とは括れない、異世界に迷い込んだような怪しく素敵な空間が現れ、ディナーの序章から胸が高まる。...
港区きってのレストラン激戦区、麻布十番に今年4月、白金高輪から移転したのが『酒肆ガランス』だ。 かねてより感性の鋭い大人が集う店として定評があったが、新天地はぐっとグラマラスに。 真紅のカーテンや優美なデザインの椅子が印象的な店内は、マニアも舌を巻くプリアンプや“蓄音機のロールスロイス”と称されるアンティークの「ビクトローラ クレデンザ」が並び、音楽に造詣が深い店主・星野哲也さん独自の世界観に満ちている。...
高感度な大人が夜な夜な集う酒場として人気を集めた『酒肆ガランス』が、白金高輪から麻布十番に移転。 新天地は道路から奥まった建物にあり、密やかさがさらにアップ。そして、扉の向こうには、ぐっと照明を絞った瀟洒な空間が。 マニア垂涎のオーディオや壁を飾るアートなど、店主・星野哲也さんの愛するものが散りばめられた店内は、時間の経過を忘れさせる独特の雰囲気だ。 そして、酒肆(しゅし)=「酒を並べる」...
「代理店マンの重要な仕事は、人に会うことだ」と教えてくれた先輩は、お世辞抜きにカッコイイ人だった。 少しでも近づきたかったから、先輩にくっついて、20代はほぼ毎晩、六本木や西麻布へと繰り出してきた。 人が人を呼ぶ港区では、面白いことに数珠つなぎで輪が広がっていく。 中でも白金は、様々なジャンルで活躍するクリエイターたちと出会った場所で、彼らとの出会いが、自分を大きく変えた。 件の先輩はと...
料理とともに味わうアルコールも、ワインのみならず希少な日本酒・焼酎、ウイスキーなど充実のラインナップだ。 多岐なジャンルの料理を提供しながらも、ひとつひとつの料理はどれもレベルが高いから安心してほしい。“こんな店、はじめて!”とツウの彼女も喜んでくれるに違いない。...
はじめの一皿にふさわしい、店のいち押し“紹興酒漬けシリーズ”からは、牡蠣をセレクトして欲しい。濃厚な牡蠣が紹興酒を纏い、心地よく喉を通り抜ける最後の一瞬まで、芳醇な香りを放つ。彼女には牡蠣の香りを邪魔しない、ドライな食前酒をオーダーしよう。きっと彼女も「今夜は違うな」と感じ取るに違いない。 酒肆とは“酒を売る店”という意味。その名の通り、和洋問わず酒の種類が豊富で、耳慣れない酒の名前もメニューを埋める。 ...
酒肆(しゅし)という居酒屋の意味をもつ言葉を店名に掲げた、この店の餃子はとにかく個性的!「専門店には敵わないから、ほかにないオリジナルな餃子をと考えました。こだわりは、パリパリの食感です」と店主・星野哲也氏は話す。 わずか4mmの厚さの「ガランス式焼き餃子」は、皮はパートブリック(小麦粉が原料の薄いクレープ状の皮のこと)、タレは煮詰めたシェリービネガーがベースというジャンルレスぶり。だが、食べると意外や「...
店主の星野哲也さんが「今日はこんなものもあるんです」とふたりの前に運んできた大皿の中には、がめ煮が。 「がめ煮の語源は“どろがめ煮”、すなわちスッポンと根菜を指していたそうで、原型に忠実にスッポン肉で作ってみました」とのこと。 「それはぜひ頂いてみたいね!」と、さっそく注文。セラーを覗いて選んだ、島根・加茂福酒造の「裏死神」なるレアな日本酒をお供に、舌鼓を打つご両名。 「これは飲み手を欺くスト...
たとえば、オランダの大航海時代から伝わる「バルケンブリー」なる豚肉と臓物のパテ、「擬黒多刺蟻」という滋養に富む蟻とアマランサス入りのグリッシーニ、皿の中には一切の具材やハーブが見当たらずパスタしかないのに、なぜかアサリの味がするスパゲッティゴーストなどなど。 加えて、季節の黒板メニューには、壱岐の漁師から直送される新鮮な魚や、上海蟹の身をすっかり取り出してパートブリックで巻いた春巻き風の一品なんてものが登...
夫婦2人で切り盛りする小さなフレンチ。本格的なひと皿を、アラカルトで気軽に頼める
参宮橋駅の改札を出てすぐ右手、グレーの壁に木枠の扉が印象的なのが、ここ『roku』。広尾『レストラン マノワ』でシェフを務めた、笹川慎平さんによるカウンターフレンチである。 扉を開けてまず目に入るのは、奥さまの智香さんが手掛ける、旬の果実に彩られたケーキが並ぶショーケース。 そして、カウンター6席のみのレストランでいただくのは、アラカルトでも楽しめるフランス料理の数々。...
駅から徒歩1分に位置する一軒家の扉を開けると、まず目に入るのがパティシエの妻・智香さんが手がけるケーキのショーケース。 そして、右手にはオープンキッチンに面した一直線のカウンターが広がる。 オーナーシェフ・笹川慎平さんは広尾の『レストラン マノワ』で5年間修業を積んだ実力派。 名店仕込みの肉や魚料理をはじめ、細やかな仕上げを施した美しいフレンチを「気軽に立ち寄ってもらいたい」とアラカルトでも提供している。 ...
「カウンターが主体で、シェフが気さく」「客層もよく、同じ価値観を共有できる雰囲気」「アラカルトで頼めてコスパもいい」。 大人はそんな店に足繁く通う。コロナを経...
秘密めいたロケーションと洗練された味わいに心躍る。『鳥さわ』が手掛けるイタリアン
今は解禁されているが、最初は紹介制でひっそりとオープンした『Lemon』。 看板もなかったため、裏口から入る目印に、とレモンを置いたとか。 「シンプルで何を食べてほしいか分かる料理にしたい」と、『サローネ』出身の北野敏庸シェフは言う。...
『鳥さわ』が手掛ける、看板のない紹介制イタリアン『Lemon』。『鳥さわ』の〆で人気を博する。...
スポットが当たるレモンが目印。 実は焼き鳥の人気店『鳥さわ』のオーナーが開いたお店であり、「男性が、“面白いところ知ってるよ”と、粋なエスコートができる店」にすべく、裏口から入る仕様にしたという。 そして、オーナーが同じ人物ゆえ、人気焼き鳥店『鳥さわ』からの客も多い。...
『十番右京 恵比寿店』など人気店が軒を連ねる一角に新たに誕生したイタリアンは、フーディーの間で開店前から話題に。 ご挨拶がわりのコースの最初の一品は、切りたてのパルマ産24ヶ月熟成の「生ハム」。 味わいの良さはもちろん、驚くべきはこの量!これで一人前というから凄い。 スプマンテと一緒に楽しもう。...
レストランは、「ただ料理を食べる場所」ではなく、「大人の男女が繰り広げるドラマの舞台」だと、東京カレンダーは常に訴えてきた。 「味はもちろんのこと、見映えもい...
本場中国で初めて専門店と政府認定された老舗。最先端の上海ガニ料理に舌鼓
上海の伝統料理をベースにし、上海ガニの卵とみそ、エビ、キャビアなどの高級食材を使用した前菜がずらりと並ぶ。 上海の本店には世界中からフーディーが集まる『蟹王府』だからこそのこのクオリティ。 クラシックな料理でありながら、盛り付けから器選びの隅々まで計算し尽くされ、名店の品格にあふれている。食べることを忘れて撮影したくなる美しさだ。 「蟹尊コース」60,500円より。...
本国・中国では上海ガニ専門店として政府に初めて認定された老舗であり、上海ガニ商社が運営するゆえ自社養殖場ももっている。 日本橋店ではそこから厳正な審査を通ったカニを週に2回仕入れ、一年を通して上海ガニを提供。 時期ごとに新作の上海ガニ料理を味わえるのも醍醐味で、例えば初夏にいただけるのは「蟹肉の甲羅詰め キャビアのせ」。 白子と内子、胸肉を混ぜ、卵白とグリュエールチーズでグラタンのように焼いた一品は、それだけ...
まず食べてほしいのは、「蟹肉炒め ポーピン添え」。約20匹分となる上海ガニの胸肉がてんこ盛りなひと皿だ。 繊維が太く歯応えのしっかりした身肉と、オスメスを合わせてよりコクを引き出した蟹味噌が合わさり、旨味が口の中で爆発! 味つけはシンプルに塩、胡椒、紹興酒のみ。サクサクに揚げたポーピン(薄餅)に詰めて食べる。上海ガニの名産地・陽澄湖は砂地で、蟹が歩く際に筋肉が鍛えられて旨くなるのだとか。 『蟹...
“とろけるタン”の食感がたまらない…!タン尽くしの絶品コースが人気の焼肉店
「思いっきりタンを堪能したい!」という人にとっては、その夢が叶う一軒『タンとタン 焼肉いわしげ』だ。 7,000円のおまかせコースは、次から次へとタン尽くし!しかも、タンといえば外国産がほとんどにもかかわらず、入手困難な和牛タンを使用している。...
続いて登場するのは「和牛タン炙りユッケ」。 噛むほどタンの旨みを楽しめるタン中とタン元に、甘めの『ヒロミヤ』特製だれが絡む至極の逸品だ。 黄身と特製だれを絡めて炙ることで、さらに香ばしい旨味が深まる名作メニューだ。タンを使った意外な逸品が楽しめるのも、このコースの醍醐味。 「特選タンしゃぶ」タン元を薄くスライスし、昆布出汁であっさりと上品にいただく。...
究極のコスパで予約困難な焼肉店として知られる、曙橋『ヒロミヤ』の監修店がオープン。 メニュー構成を一緒に作り、つけダレは本家と同じレシピとなっている。 2時間の「おまかせコース」7,000円で食べられるのは、さまざまな調理で楽しむタン尽くし。しかも、使うのは和牛タンが中心だ。 通常のタンは外国産が主流だが、国産牛のさらに上を行く入手困難な和牛タンを厳選。1頭から500gしかとれないタン元を...
圧巻のうにの品揃え!中目黒が誇る、感度の高い大人の鮨屋
左上:「のどぐろ」。脂のりが最高なものを温かい握りで。胃袋を掴む! 右上:「イカ」。内側に切れ込みを入れてサクッとした食感を際立たせる。 右下:「ばふんウニと黒トリュフ」。贅沢の極み! 左下:「イワシ」。とろける脂に悶絶。 ◆ 人気店が密集する中目黒でも、圧倒的な存在感を放つ『鮨 尚充』。 店構えは凛とした高級鮨店そのものだが、美しい白木のカウンターにラグジュアリーブランドのトランクが鎮座す...
全国から集められた、最高峰のうにの共演に感動。...
「年間、相当な金額のうにを仕入れています」と語る店主・安田尚充さん。ファンの多いタネである“うに”を極めたいと、全国各地で揚がった最高ランクのものだけを買い続けて仲卸の信頼を得た。 常時10種類前後、旬を迎える7~8月には最高で15種類のうにがそろう時期も。 「握りや軍艦巻きで、多種類のうにが食べられるのは有名ですが、お願いすると丼に仕立ててくれるんです」。 甘みの強さや余韻の長さが異なる...
友人と会話を楽しもうという夜に、緊張感が漂う鮨カウンターは敬遠されがちだ。しかし、そんな思い込みを覆してくれるのがここ。 「とにかくリラックスして欲しい」という主人の安田尚充さん。その言葉通り、大きな声で笑って、和気あいあいと鮨を味わえるのが魅力。まず、冷えた瓶ビールで乾杯すれば、目の前に鮨店らしからぬ光景が。 カウンターには器ケースのルイ・ヴィトンのトランクが置かれ、煮切り醤油はバカラのフラワーベ...
路地裏にある鮨ツウがこっそり通う人気店。無農薬のシャリ、天然もののネタを使って旨い肴と鮨を握る。質が高いのに、おまかせでも1 万円台で堪能できるのも嬉しい国内外の人気ブランドのPRを多数手がける小林さんが「まさに私好みのお鮨屋さん」というのがこちら。 「握りもですが、おつまみも最高! 魚のクオリティが高いうえ、出てくるタイミングも◎。すべてにおいて大好きです」...
中目黒に『鮨 尚充』の暖簾を掲げた、安田尚充氏だ。16歳の若さで知る人ぞ知る名店、自由が丘の『鮨幸』に入るも、10代は迷いがなかったわけじゃない。だが、実家に戻っても台所に立っては鮨を握る自分に、「この道しかないんだ」と答えを出す。 親方と女将は親同然。恩には報いねばならぬ。ここからが正念場。2階建ての店で2階カウンターを任されて6年が過ぎる。この時、赤坂のとある名店に出合わなければ、もう少しだけ独立は遅かっ...
かつては「ファッションの街」と言われ、いまだに脈々と引き継がれる、絶対的なお洒落イメージ。 といっても、港区的な“ギラギラ感”はなく、あくまでも地に足がついた...
コク深く濃厚な“味噌味”が人気のもつ鍋店。豊富なシャンパンとともに楽しめる
西麻布交差点から徒歩2分の『博多 鶴ふく 西麻布店』は、オープンしてまだ1年にも満たない最新のもつ鍋店だ。 もつ鍋は醤油と味噌味があるが、濃厚さを求めるなら断然、味噌だ。米味噌をベースに、白味噌など、複数種をブレンドして酒やみりんで溶き伸ばし、元ダレを作っている。 これに合わせるのは豚骨と鶏ガラをじっくり炊き込んだ白濁スープで、これも調味前からトロリと濃厚。 ごぼうと煮ることで独特の香りも加わり、しっかり甘く...
ここのところ、とにかく寒い。一年のうち最低気温を記録するのも、この時期が多いという。 そんな時、心の底から食べたいと思うのは「鍋」と「おでん」。 シンプ...
神戸のタレ焼肉の老舗が、三宿に!週末は家族連れも集う、街場の焼肉店
1972年以来、頑として本店のみで営業を続けてきたが、「東京に本物のタレ焼肉を」という周囲の後押しから『六甲園』の出店を決意。 コク深き味わいだが、さらりとしていてキレがいいタレ味が特徴。「六甲園盛り」4,200円(1人前※写真は2人前)。...
但馬太田牛を中心に厳選された黒毛和牛を堪能させる神戸の老舗焼肉店が、昨年東京に進出。 『焼肉 六甲園』は、リーズナブルな価格に加え、希少部位も多種楽しめるとたちまち人気店の仲間入りを果たした。 クリミ、シンシン、カイノミなど希少部位はいくつもあるが、ここでは、深い紅色に程よくサシが入る肩甲骨周辺の部位「ミスジ」が必須。 数ミリにスライスされたミスジは、胡椒を使いつつも、甘いもみダレをまとわせて供される。 ...
兵庫県太田畜産の太田牛を使用。 ミスジやトウガラシなどは太めにカットし、卵黄はタレに漬け込む工夫も。1,650円。...
コシのある盛岡冷麺を特注。スープは牛骨と鶏の出汁にみりんと薄口醤油で仕上げている。 シャーベット状の出汁とカラシを合わせた味わいは新感覚。990円。...
事前のリサーチによると「外食といえば肉。焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きが多いですね」という福田雄一さん。 ならば、ここしかあるまい!とご案内したのは、神戸から東京・三宿に進出してきた『焼肉 六甲園』。 新店にして、早くも人気店。数多の焼肉を召し上がってきたであろう福田さんを迎える場所として、不足はないはずだ。 この1年は多忙なことも手伝って、まったく外食ができずに過ぎてしまった、と福田さん。...
絶対にオーダーしたいのが、フォトジェニックなお肉の盛り合わせ。 見た目からしてインパクト大! 厚切りサガリやシンシン、クリミなどおすすめの稀少部位に合わせてカットされた肉が、惜しげもなく盛られた豪華な一皿だ。 「名物ホルモンMIX」は、小腸、ミノ、ハチノス、レバーなど、食感も 風味も異なる内臓肉を余すことなく堪能できる。 焼く際には一気に鉄板に乗せて蒸しあげることで、じっくり火を入れてい...
2021年はすべての価値観が、劇的に変化した年。 それを柔軟に受け入れ、フィットし、さらには、逆境をものともせずに前を向く、そんな姿勢が求められたこと。 ...
「好きなものを好きなだけ」という大人のワガママが叶う、奥渋谷の鮨店
初台の『すし宗達』が“奥渋”でオープンしたのは、気軽に入れる“町寿司”スタイルの姉妹店『すし光琳』。 「中トロ」528円など、天然もののたねを握る鮨は1貫88円~という驚愕のコスパで、つまみも充実している。...
「毛ガニ甲羅詰め」2,860円。北海道・噴火湾で獲れた毛蟹を贅沢に。すだちと蟹酢でシンプルにいただく。...
『傳』と『フロリレージュ』が夢のコラボ。独創的な新感覚の串料理で魅了
ミルフィーユのような「かつお パプリカ」は見た目にも美しく、パプリカの鮮やかなソースが赤く輝く。 「なす 蟹」では、カニサラダを艶やかな紫のナスの皮でくるむなど、一目では味の想像がつかないものばかり。...
「焼き鳥やお鮨などの、和食が好き」という長濱さんをお連れしたのが、昨秋、表参道にオープンした『デンクシフロリ』だ。 こちらは、「2021年アジアのベストレストラン50」で、3位と7位にランクインした『傳』の長谷川在佑料理長と、『フロリレージュ』の川手寛康シェフがタッグを組んだ話題店。 2年という構想期間を経て、店のコンセプトに掲げたのは、串料理である。 とはいえ、メニューには「牛タン 山菜」、「アオリイカ ヨ...
華のある逸品の連続が、実に新鮮だ。 ◆...
大衆の味として古くから親しまれてきた串料理。串揚げや焼き鳥など、現在ではチェーン店をはじめとした多くの専門店が存在する。 このジャンルに、東京を代表する和食の『傳』とフレンチの『フロリレージュ』がコラボした新店『デンクシフロリ』が参入! デザートを除くすべてに串が使われ、それぞれに和とフレンチの要素が組み込まれた新感覚の味わいは、早くも大きな話題となっている。 隆盛を極めるふたつの名店の技が融...
カウンターの席に座る。眼前でシェフが躍動し、視覚、嗅覚、聴覚が刺激される。そしてサーブされるできたての美味なる料理。 最終的には、味覚が刺激され、傍らにいる“...
ツボを得た酒肴に、日本酒が進む!銀座『鮨 よしたけ』プロデュースの実力店
産地が違う2種のウニを重ねた「海胆(ウニ)」。 濃厚でクリーミーなムラサキウニに、バフンウニで甘みをプラス。 赤酢で仕立てた酢飯一粒一粒にウニがとろりと絡まり、濃厚な味わいを演出する。紹興酒を使い、時間をかけて丁寧に仕込んだ「牡丹海老」。 牡丹エビは臭みを全く感じさせず、とろりとした甘みが舌に絡みつく。 豊富にそろった日本酒が無性に飲みたくなるはずだ。...
先行きがまだまだ不透明な今、それでも前を向いてポジティブに活躍している人々がいる。 そんな2021年上半期に巷の話題をさらった「著名人たち」を、これまた話題を...
大阪で予約困難な人気店の味を白金で。色鮮やかな絶品イタリアンに舌鼓
〝美食通り〞として知られる、白金・北里大学通りに、昨夏オープンした気鋭のイタリアン『HEIJU+』。 今回、花澤さんが〝港区女子に憧れている……〞という噂を耳にし、港区で話題のお店にお連れした。 同店は、大阪で名を馳せながらも、東京に進出。その理由を、オーナーシェフの吉野平十氏はこう話す。 「世界中の人と出会えるチャンスがあって、スピード感が格段に違うから」 オープンから約10ヶ月。噂を聞きつけた食通た...
予約困難なイタリアンとして大阪で名を馳せていた『HEIJU+』が白金に移転オープン。 シンプルだが、素材の味を最大限に引き出す料理ですでに話題。 上質なカウンター席は、座ると驚きの心地よさだった。...
大阪時代からの人気メニューが、美しい菜園風の一皿「野菜料理」。 太白胡麻油や赤味噌を使ったバーニャカウダ風ソースと、自家製フォカッチャのパウダーの上に、20種以上の野菜を美しく盛り付けている。 供されたときに「こんな量食べられるの?」と驚くほどのボリューム感だが、新鮮な野菜が瑞々しく食感が楽しい。 それぞれの味わいの違いに驚かされつつ、最後のひと口まで飽きずにペロリと食べられてしまう。コースの...
下北沢の住宅街に潜む、星を獲り続ける名店。実直な仕事を貫く、店主の技と人柄が光る
身がとても厚く、ふわふわで驚いてしまう。...
小肌。身質がキュッとしまった小肌は“名刺代わり”の1貫として。 流麗なフォルムに目が奪われる。 握りはすべて¥11,000の「握りのみのコース」の一例。...
伝統を徹底的に貫くスタイルに脱帽。一流の技と極上の江戸前鮨に出会える銀座の鮨店
パンチの効いた塩加減が絶妙。...
西麻布の交差点から少し入った、住宅街の中にある『鮨 青木』西麻布店。 西麻生でお鮨という、何ともバブルな響きだけど、今日は尊敬する経営者の方と、外国からゲストが来られているということで、通訳も兼ねて御同席。...
客の方が緊張してしまいそうな銀座の名店。しかし、そんな空気を吹き飛ばすのが店主の青木利勝氏だ。豪放かつ快活な会話と端正な立ち姿。そして握られる鮨は、堂々たる体躯からは想像できないほどの繊細さで客を魅了する。 香りを残しふわりと仕上げた煮蛤、透明感溢れる身の下にうっすら桜色の海老おぼろをしのばせたサヨリ、酸味と甘みが引き立つよう熟成した赤身……。江戸前の伝統を徹底的に貫いた技に脱帽である。...
すずらん通りの『なか田』で先代の父が修業時代を過ごし、独立から20年を経て銀座に戻った歴史を持つ『鮨 青木』。父の意志を受け継ぐ青木利勝氏は幼い頃からこの街に親しんできた。 「父の思い出の銀座もあれば、もちろん私の銀座だってある」と語るが10年程度のサイクルで巡っていた変化が、この2、3年は特に激しくなったと言う。 「銀座は昔、ファッションも飲食店も一流、いらっしゃる方も一張羅を着て、という街であったんです...
「羊=ジンギスカン」という固定概念を覆す、オリジナリティ溢れる新感覚の羊料理
麻布十番、神楽坂で羊肉専門店を展開し、羊ファンを確実に増やしている『羊サンライズ』。今年3月、そんな彼らが新たに打ち出したのが西麻布にある『串羊 羊サンライズ』だ。 今回、この店自慢の羊の串焼きを味わっていただくべく加藤浩次さんをお誘いした。 北海道出身で、ジンギスカンをはじめとする羊料理が好物だという加藤さんならば、羊への固定観念を覆す料理の数々を楽しんでくれるはず。...
焼肉好きの大人が足繁く通う!日本を代表する銘柄・米沢牛のみを扱う焼肉店
駒沢大学と自由が丘の駅のちょうど中間。 焼肉好きが「遠征してでも足を運びたい」と称賛するのが、山形が誇る銘柄・米沢牛のみを扱う『米沢屋』だ。 “昔ながらの町焼肉”といった店構えながら、オーナーが仲卸業者とともに山形の競りに参加して仕入れるという米沢牛の肉質には、目を見張るものがある。米沢牛が使われているのは、焼肉だけじゃない。 牛のすね肉をじっくりと煮込んだ「カルビスープ」は、濃厚な旨みが凝縮され、トロットロの食...