東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
新感覚の創作広東料理で魅了。素朴な佇まいから醸し出る圧倒的な艶やかさ
新御茶ノ水と淡路町の中間。オフィス街の一角に黒い建物。 ガラスの向こうには忙しなく動く、料理人の姿。ここが、新店『雅宝』だ。ちなみに、これは“アルボール”を中国語にした漢字だそう。 まずは、おすすめの点心から。 こちらの「ブルースリーが愛したスイスチキンウィング」は、八角がしっかり香る一品。 香港では有名な料理で、ブルースリーが愛した、というのも現地ではお馴染み。 アジアの屋台を彷彿とさせる味だが、ホロホロ...
フォトジェニックな料理が愉しい!神田の飲み屋街で存在感を放つ餃子酒場
2019年末オープンの『トーキョーギョーザクラブ』は店内もポップでカフェと見まがうほど洒落ている。 パステルカラーの皿で登場する餃子もフォトジェニック。ハートに似たV字形で、かじれば驚くほどの肉汁があふれ出す。 そんなネオ酒場が誇る大ヒットドリンク「クリームソーダハイ」に着想を得た新作が、「レモネードブラックボールフロート」と「レモネードブラックボール」だ。...
溢れる肉の旨みにお酒が進む「肉汁焼き小龍包」3個¥380...
「何、食べに行く?」「和がいいかも!」 そんな会話が、大人になるにつれ増えていくような気がする。歳を重ねると「和食」の素晴らしさに改めて気付く。 しっと...
高架下の中華酒場は高揚感が止まらない!
神田どころか、食通で知らない人がいないほどの有名店。ガード下に突如現れる異国が、こちらの『味坊』だ。 今夜もスゴい熱気。すでに満席で注文を受けて飛び交うスタッフの中国語も愉快。 2階は特に賑やかで、同僚と来れば、その距離は物理的にも精神的にも近づく。...
中華好きならこの店を知らない人はいない中華東北地方料理のお店として有名な『味坊』は、餃子も美味。 人気店なので平日でも夜は大混雑。夜に来店するなら、予約がベターだ。 1日に300個以上売れるというラム肉の焼き餃子は、皮は大きくカリッと焼き上がり、まるでおやきのような食感。ひと口食べるとラム肉の香りが鼻を抜けていく。 豚肉より羊は、肉自体がさっぱりしていて、ヘルシーなので、餃子を食べたくなったダイエット中の女子にお...
故郷の郷土料理を知って欲しいという想いから、中国・東北地方出身の梁氏がガード下に店を開いたのは2000年。インパクトの強いスパイスから生まれる個性的な味わいが話題を呼び、瞬くうちに食通たちで賑わうようになる。 自慢はラムの串焼き、羊肉を使った水餃子などアジア香る肉料理で、開店当時からのファンからも変わることのない支持を得続けている。...
店主の梁宝璋さんは中国・黒竜江省チチハルの出身。郷土の味に欠かせない存在が羊で、この店で鉄板の、串焼きはもちろん餃子にも、しゃぶしゃぶにも、ラムを使う。「今はニュージーランドからアバラのついた肩肉の塊を仕入れてるよ」。 餃子なら、包丁で叩いてミンチに。しゃぶしゃぶをメニューに導入した2012年の夏には専用スライサーも入手した。何でも手をかけて作り、串焼きだって毎日、計量して串に打つ。それは梁さんが家庭的な...
店主・梁氏の故郷・黒竜江、吉林、内モンゴルなど東北部の家庭料理が食せる店。高架下にある店の裏路地ではスタッフが仕込みをする姿が見られ、本場感が漂う。 「中国東北部は北海道の気候に近く、ジャガイモが特産。香菜もよく使います」。 自家製板春雨は、でんぷん独特のブリッと感が新発見。中国の田舎町の調理法同様、1枚ずつ水溶き片栗粉を流し固めて作る。羊は串焼き、しゃぶしゃぶ、お焼きなど目移り必至。 ある通...
中国・東北地方出身の梁氏が神田のガード下に店を開いたのは2000年。元は足立区でラーメン店を営んでいた梁氏だが、故郷の郷土料理を知って欲しいという強い想いから都心に移転。他にはないマニアックな料理が評判を呼び、店はすっかり食通たちで賑わうようになった。 メニューにはラムの串焼きや炒め物、水餃子など羊肉を使った料理、さらに干し豆腐の冷菜やじゃがいも炒めなど、保存のできる食材を活かした伝統的な家庭料理がずらり...
「リアルすぎる!」と大反響を巻き起こしてから早一年。あの「丸の内特集」がまた帰ってきた! 今号は、丸の内を面白くする人々、なかでもこの街の象徴ともいえる「丸の...
カリッと揚げ焼きした“王さまの餃子”が名物!浅草に行ったら寄りたい超老舗餃子店
「今日は餃子を…食べればいいんですか?」待ち合わせから15分遅れで現れた港区女子は、こう呟いた。 ここは、浅草を代表する餃子の名店『餃子の王さま』。 ショーケースのメニューを一瞥し、眉間に皺を寄せる。大衆中華ならではの風情は、港区女子には刺さらないようだ。...
老舗も多い浅草だが餃子ではきっと最古参。「戦後間もない頃に急造の小屋で始めた」と2代目も証言。昭和29年に店を構えたが、名はなく、ただ「餃子や」。客の助言で「王さま」を名乗るように。 当初から供す「王さまの餃子」は多めの油で揚げ焼いた皮が香ばしい看板料理。餡は野菜のみの潔さで、驚くほど細かく刻まれている。創業から継承された仕事に「少しでも美味しく」の心意気を実感する。40歳超えなら「昔の中華料理屋の味」と感涙必至です。...
昼からデートをすることになった。 男性は港区界隈で繰り出す「夜の必殺パターン」が使えないし、女性は「銀座でやっつけ映画」なんて展開だったら、つまらないと思うだ...
本格広東料理を、東京の大パノラマを見下ろしながらいただく至福
37階に位置する『センス』は、ミシュラン1ツ星を掲げるモダンな本格広東料理の名店。ホテル内にあるレストランやバーの中でも、抜群の夜景を誇るのがこちら。 メトロポリスの地平線を背景にしてそびえる東京スカイツリーが一望でき、運が良ければ東京ディズニーランドの花火も眺められ、ドラマチック。鄧徳勝料理長が全国から届く厳選食材を駆使し、繊細ながら勢いのある広東料理を、モダンかつ美しいプレゼンテーションで提供する。...
37階の『センス』から見渡せる遥か下の東京の街は、まるで迷宮のように明滅する絶景だ。周囲から隔絶された個室では、さらに中空に浮かんだような浮遊感が心地いい。 そこへ運ばれるのは、ミシュランの星に輝く広東料理。しなやかな感性と滋味の奥深さをたたえた料理から上湯の高貴な香りが部屋に満ちると、外国にいる錯覚を覚える。空間と美食による、めくるめく高揚感を心から堪能したい。...
突然ですが皆さんは10年前、自分が何をしていたか思い出せますか?ぼんやりとは思い出せるかもしれませんが、ほとんどの方は思い出せないのではないでしょうか?忘れていた記憶を思い出してみると、「こんなこともあったなぁ」と懐かしんだり、今の自分に気付かせてくれるものもありますよね。 実は東カレも今年で15年目。そこでこの連載では、10年前の東カレの特集を見ていきながら、皆さんにもご自身の10年前を振り返ってみてい...
名物は羊の足丸焼き!特注ロースターを使い、セルフで肉を焼く作業はイベント感満載
塊肉にさらなるインパクトを求めるなら湯島にオープンした『喜羊門』へ。店名通り、こちらの名物は総重量2kg(!)の羊の足丸焼き。 ロースターに設置されたハンドルをゆっくり回しながら肉を焼く作業にイベント気分も高まる。網上に脂がしたたってきたら、食べごろのサイン。コチュジャンベースのたれとスパイスを配合した自家製パウダーにつけて食べる羊肉の味は格別だ。...
熱気溢れる店内は本場さながら!本格的な中国東北地方料理に出会える、高架下の人気店
中国東北地方の料理とナチュラルワインを気軽に楽しめる店として人気を集める神田『味坊』の姉妹店が2015年オープン。 羊肉や野菜を使ったメニューが豊富な『味坊』に対し、こちらでは店主の梁さんの故郷で親しまれていた煮込み料理をコースで提供。日本各地から厳選した食材を使い、中国で受け継がれる食文化を再現している。 ラム肉と大根の醤油煮や羊の内臓のスープ煮込みなど、鍋のレパートリーは20種以上。人気沸騰間違いナシの注目店だけに...
3,500円と5,000円の2種類のコースがあり、前菜と鉄鍋はその日のリストの中から選べる。 見よ!この唐辛子と山椒まみれのいかにも辛そ~な鍋を!でも、辛さよりも旨みが勝つ、極上メニューなのだ。 東北地方と同様鉄鍋を使う四川激辛「水煮魚」。こちらでは季節によってさまざまな白身魚を使い分けて丸一匹煮込んでいる。この日は青森の日本海沿岸で獲れたソイを使用。 地獄谷レベルに真っ赤なスープから湯気がぐいぐい辛さの深みへと...