東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
北海道の名店の味を受け継ぐ鮨屋。江戸前と蝦夷前の融合を絶景と共に
今年の4月、『マンダリン オリエンタル 東京』の38階に、北海道の名店『すし 宮川』の東京店が誕生した。 38階に到着し松のアートワークを横目に鮨屋に入ると、最初は組子越しにしか店内が察せない。 しかしそこを抜けた瞬間、このホテルならではの空間に圧倒される。 裁ち落としの大きな窓の向こうに空と街並みが広がり、スカイツリーがそびえ立つ。...
梅雨最中とはいえ、日に日に暑さを増していく東京。年々と過酷さを増していく、日本の暑い夏は逃げ腰になるのではなく、前向きに楽しんだ方が人生は豊かになる! そこで...
鮨とシャンパンは最高のマリアージュ。正統派の握りと50種以上のワインが楽しめる店
口に入れた瞬間、ホロリと解れ、ネタとシャリが渾然一体となって広がる旨さ。この正統派握りに合うワインを追い求めたのが『日本橋 鰤門』。 合わないと際立つ生臭さ。要因を探るべく、試飲を徹底。コースの全料理と合わせて辿り着いた結論は各食材に含まれる鉄分と亜鉛で、前述のふたつは含有量の多いネタ。それらに合えば、ほかも申し分なく美味しく、それはシャンパンも同様。最終的には15本をリストアップした。 コクあるタイプは包み込むように...
昔ながらの技を貫く、正統派江戸前鮨。江戸っ子も愛する下町人情漂う一軒
宮崎出身の親方・渡部佳文氏は16歳で鮨職人を志し上京。柳橋『美家古寿司』4代目、故・加藤博彰氏の下、外弟子として修業に励んだ、この道35年以上のベテランだ。 ネタは仕込みの時間をかけ、シャリは赤酢と塩のみで甘さを引き出すなど、正統派の江戸前を貫く仕事に抜かりはなし。酢じめのバランスが見事な小肌に、継ぎ足しでコクをプラスしたツメが引き立つ香ばしい穴子など、江戸前ならではの仕事には絶対の自信を持つ。昔ながらの江戸っ子にも贔屓にさ...