東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
神楽坂らしい石畳を曲がった先にある隠れ家。ワインと愉しむ独創的な中華
和を表現する中華だからと風情ある神楽坂を選んだ松下さんは、内装にも和の趣が入るよう設計者に依頼。 オープンキッチンで、調理のスピード感や香りが伝わる造りでもある。...
料理はコースでなく、アラカルトで注文できる気軽さが好評で、黒板に書かれたメニューは定期的に変わるため何度訪れても楽しい。 「油は控えめに、毎日でも食べられる中華を」と話す松下氏の和食材を使った料理は、ひと技利かせた優しい食べ心地で、上質さとカジュアルさを併せ持つ。 「タラの白子の麻婆春雨」は、白子を豆腐に見立てた、まさに和と中華が融合した一皿。店で挽いた山椒の刺激と白子の濃厚でまろやかな味わいが絶妙だ。 酢豚や〆...
こちらの『エンジン』は、赤坂の名店『うずまき』出身のオーナーシェフ・松下和昌氏が作る、和のテイストを取り入れた中華が話題。 ふたりで訪れるならぜひカウンターを。佐賀の陶芸作家「東馬窯」をはじめ、カウンターに並ぶ九州の作家の器も絵になり、会話も弾む。 ここならシェフとの距離も近く、一層フランクな雰囲気で料理を楽しめる。...
地元民もほとんど通らない隠れ路地。その一角にある『ENGINE』は、知る人ぞ知るカウンター中華だ。 中華好きにおなじみの名店である赤坂『うずまき』で長年シェフを務めた松下和昌氏が、2015年2月にオープンした人気店だ。...
“和の食材を中華に変える”をコンセプトに、季節感を打ち出した優しい味わいのヌーベルシノワを展開しているのが、『ENGINE』の松下和昌シェフだ。春巻も然りで、季節に合わせ常時2種類を用意。 定番の豚足とキャベツの春巻のほか、秋は秋刀魚、冬はフグ、春にはふきのとうなど旬の味を取り入れたそのレパートリーは、ざっと10種余りにもおよぶ! 取材当日は鮎の春捲に出会えた。オイスターソースと共に火を入れた肝を一...
赤坂の名店『中華 うずまき』で7年にわたりシェフを務めた松下和昌氏が独立し、風情ある神楽坂に店をオープンさせた。すべての客席に目が届くようにしたかったという店内は6席のカウンターとテーブル席で構成。 “和の食材を中華に変える店”をコンセプトに掲げ、一般的にはあまり中華に用いられない、ハモや本マグロ、生麩、金山寺味噌なども絶妙に組み合わせる。 中華料理の満足感がありながらも、和食のようなやさしい食べ心...
老舗出版社の書庫を改装したお洒落な商業施設「la kagu」ができたりカフェやレストランと、何かとメディアが取り上げている話題のこのエリア。まだ、テレビで紹介されていない、グルメ指数の高いお店を厳選して紹介!石畳に黒塀が続く兵庫横丁。『ラストリカート』は最も神楽坂らしいこの小道にある。2階はエレガントなリストランテ、1階が今回紹介するオステリアだ。 シェフの半田龍一さんは、ちょっとユニークな経歴を持つ。都...
「あなたの手帳を素敵な予定で埋めたい」そんな想いとともに2001年10月に産声を上げた東京カレンダー。大人の素敵な予定といえばディナーということで、それ以来20年間...
ホテルならではの洗練されたサービスと、 寛ぎの空間で中国四大料理に舌鼓
坦々麺激戦区の赤坂にフォトジェニックな超高級坦々麺が登場した。 「キャピトルホテル東急」にある名門中国料理『星ヶ岡』の料理長が作り上げた「金昇坦々麺」¥5,000だ。 香り高い金胡麻を贅沢に使い、ひき肉の代わりに国産黒毛和牛のリブロースがどっしりとのる。 辛さではなく、胡麻の香りと濃厚な旨みを堪能できるよう仕上げられている。...
『ORIGAMI』の「パーコー麺」といえば、このホテルで半世紀近く愛されている伝統メニュー。 あまりに有名な名物だが、実はもうひとつの「パーコー麺」¥2,500(税サ別)が中国料理『星ヶ岡』にある。 スープは鶏ガラベースの醤油味。 カレー粉やオイスターソースにひと晩つけ込んで揚げた豚ロースがのる麺は、前者と全くの別物だが、人をやみつきにさせる点は共通している。...
心から落ち着く空間で極みの味わいである中国四大料理に舌鼓―そんな贅沢が叶うのが『ザ・キャピトルホテル 東急』の中華料理『星ヶ岡』。 店内は笹に縁取られた石庭が見渡せるシックなメインダイニングとタイプが異なる7室の個室からなる。個室の客数は4~10名までと様々。コネクトルームもあるので最大16名まで収容可能だ。また、それぞれ「楽園」や「華」といった名前が冠されており、中国の詩人・ウェイ氏の墨痕あらたかな書が...
大人で、 静かで、 知る人ぞ知る、 そんなレストランが 「隠れ家」だ。路地裏を入り、ひっそりと現れる「隠れ家」にワクワクした経験は誰しもあるだろう。 そんなお...
洋のエッセンスを効かせた上海料理。新宿で女子が喜ぶ、ハイセンスな中華料理店
季節の変わり目に体をいたわりたい時には、こんな味を求めているのではないだろうか。 中華料理は好きだけど、胃にもたれない食事がしたい…そんな人にこそ訪れてほしいのが名店『シェフス』。 シェフの手間暇とマダムの優しさで軽やかな料理を生み出す、老舗の技をお伝えしよう。原宿や恵比寿と時代ごとに場所こそ変わってきたが、オーナーの王さん(故人)が生み出した伝統的な調理で作る味わいは創業当時のまま、今に受け継がれている。 ...
ここ数年、オープンしてすぐ予約の取れない中華として話題となった青山の『MIMOSA』や銀座の『レンゲ』。そんな“お洒落チャイニーズ”という新ジャンルを築いたシェフたちが腕をふるっていた“源流”ともいえる名店が御苑にある。 素材そのものの味を引き出し、研ぎ澄まされた“引き算の中華”と呼ばれるその繊細な味を確立した人こそ、『シェフス』の故・王 恵仁シェフ。7代目である現シェフ・石綿太輔さんいわく、「一度食べると忘れられない唯一無...
内装は中華料理店というよりフレンチレストランのよう。 オーナーの王さん(故人)は上海フランス租界生まれで、洋風なものは幼少の頃から身近な存在だった。なのでオリーブオイルや白ワインなどを使った上海料理が特徴。料理が軽いので、白ワインなどにもよく合い、良質なワインのラインナップも豊富。...
仕事ではよく通っているし、休日にはショッピングや映画で足を運ぶことが多い「新宿」。 「どうせいい店なんてない」なんて思われがちだが、「新宿」は今、大人が楽しめ...
東京屈指の焼き餃子の名店。いくらでも食べられそうなあっさり上質な中華
創業60年の老舗『おけ以』。創業者が戦時中に中国北部で学んできた味を創業の地、神保町を経て現在の飯田橋にて継承する餃子の名店だ。 多い日には1日200食出るほどの絶大な人気ぶりの「餃子」だけでなく、その他のメニューもぬかりなく旨い『おけ以』。...
まず皮は、強力粉に胡麻油を少し加え、熱湯で練り上げて作られる。こうすることで、モチモチとした食感が生まれるという。 餡の特徴は、ニンニクは使用せず、ニラ、白菜、豚バラの挽肉、生姜を少々、調味料のみで作られるところ。この配合のバランスが絶妙なのだ。 餡は、特注の円形鍋で焼かれる間に、皮の中で旨みをギュギュッと凝縮し、自家製の皮は片栗粉の羽と、香ばしい焼き目を纏って、美味しさを増していく。...
創業60年の老舗『餃子の店 おけ以』。創業者が戦時中に中国北部で学んできた味を創業の地、神保町を経て現在の飯田橋にて継承する名店だ。 店名の通り、名物は「餃子」。多い日には1日200食出るほどの絶大な人気ぶりだ。 一度食べたら虜になるこの「餃子」の魅力は、モチモチの自家製皮と、香ばしい焼き目、そして旨みたっぷりジューシーな餡だ。...
仕事終わりは、餃子とビールの“お疲れ様セット”がやはり定番。高垣さんが撮影後にモデル同士やスタッフとよく訪ねるのは、飯田橋の『おけ以』。 創業者が戦時中に中国北部で学んできた味を創業の地、神保町を経て継承する名店だ。 「ココの餃子は、周りがパリパリで皮はもちもち、そして中がジューシー。餃子の美味しいところ、求めてるところをわかってるなぁ~って、毎度噛み締めながら大満足してます♥」...
グルメ通も太鼓判の麻婆豆腐!名店が軒を連ねる四谷三丁目で満員御礼の中華店
「旨みと辛みのバランスが絶妙なんです。小さく崩した豆腐の優しい口当たりと、ごろっとした挽き肉の食感がまたいい。自分で山椒を追いがけすれば、後引く辛さの襲撃にじわっと汗ばむ。ライスが止まりません」。 ランチはライスがおかわり自由だから嬉しい。ディナータイムには、麻婆炒飯なる変化球メニューもあり、楽しみが増える。...
東京カレンダー最新号のテーマは、「攻めないお洒落」。 レストランやオフィスを舞台に、リアルに活用できるファッションルールを厳選して掲載! お洒落すぎるこ...
山椒に頼らずともしっかりハマる、練り胡麻香る担々麺
ほのかに香る干海老とたっぷりのもやし、適度に馴染むクリーミーなスープ……。 青山にある人気中国家庭料理の赤坂店は、行列の絶えない担々麺専門店。 味の要は豚肉と鶏肉を使った肉味噌、豚骨&鶏ガラのWスープ、たっぷりの練り胡麻。 1から5段階まで調節できる辛さは炒めた玉葱と一味で作る特製の醤(ジャン)の量で調節。 辛さのレベルは3辛で普通。辛党なら4辛以上がおすすめ。白飯とも好相性だ。...
青山に本店を構える中国家庭料理の『希須林』。あのシックな雰囲気と上品な中華料理で定評がある名店に、なんと担々麺の専門店があるのだ。 中華料理店の激戦区赤坂の支店では、メニューを絞り、連日人気を博している。その魅力に迫ろう!...
名物「焼きもの」の旨さは悶絶必至!グルメ女子たちに支持される絶品中華
神楽坂の路地に、仲間とわいわい楽しむのに最適な絶品中華が誕生した。 『家全七福(旧福臨門)』で腕をふるっていたシェフが独立を果たしてオープンした『福全徳』。 提供される焼きものが絶品すぎると話題沸騰中だ!...
グルメが愛する都内屈指の四川料理。麻婆豆腐はコクと旨味が深い名作たる味わい
よく混ぜると、ソフトでもちもちの麺に旨辛のタレが絡む。ピリ辛だけど、後味はすっきりしている。 半分ほど頂いたところで、トッピングの卵をプラス。卵黄だけをのせてまろやかな辛さを楽しむもよし。全卵をよく溶いてから麺にかけて、よりマイルドにいただくもよし。2段階でタンタンメンの美味しさを楽しむことができる。 食べたいメニューが多くて、良い意味で迷う。迷うのは道くらいかと思いきや、ここでもはまっていく。そんなノスタルジックな世...
グルメなら押さえておかなければならない四川料理の名店『神楽坂芝蘭』。 ここでは麻婆豆腐が必食と言われているが、〆に忘れてはならないのが 「芝蘭汁なしタンタンメン」だ。...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭 神楽坂店』はそんな店の一つだ。 ここで一番人気は「本場四川麻婆豆腐」。訪れる人の半数はオーダーするという人気メニューの辛さの決め手は豆板醤にある。 ジャーサン豆板醤と3年熟成したピーシェンの2種類をブレンドし、寝かせて発酵させてから使用するこだわりの豆板醤は、辛さだけでなくしっかり...
醤油と酢、スープ、自家製芝麻醤に辣油が丼の中で美しく層をなす同店の担々麺は、〝日式四川担々麺〞の元祖!?といわれる『赤坂四川飯店』直系のスタイル。 だが、フェンネルやローリエなどすっきり系の香りをもつ香辛料を中心に玉ねぎやにんじん、香菜の茎などなど香味野菜をふんだんに用いるのが『芝蘭』式辣油の特微だ。この特性辣油が加わることで味の幅が広がり、奥行きのある風味が生まれる。...
続いて紹介したいのは、「牛肉の豆板醤煮込み」。見るからに辛そうな見た目で登場する同店おすすめの逸品である。 豆板醤を油で炒め、紹興酒などを入れたスープで、下味を付けた牛肉をじっくりと煮込んでいく。そして、炒めた野菜やシメジを皿に盛ってから、この牛肉入りの激辛スープをかけ、仕上げにニンニク、唐辛子の粉、熱した油をかけて完成。 ホロッと崩れていく牛肉の柔らかさと、後から追いかけてくる辛味が堪らず、口に運...
大人の街、神楽坂にある『芝蘭』は、おしゃれな店内で、女子の心をぎゅっと掴みます。餃子デートをするなら、こういうお店がいいですね。 『芝蘭』の四川名小吃 水餃子辛子ソースは、何度でも食べたくなる、クセになる水餃子。 つるんと口の中に入っていく小ぶりな餃子を噛むと、肉汁が口の中に広がっていきます。 餃子にかかっているのは、甘いたまりしょうゆを注ぎ足してつくられた秘伝のタレ。酢が入っているので、コク...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭』はそんな店の一つだ。 四川料理といっても、一口に辛いだけでは語りきれない魅力に迫ろう!...
山椒の爽やかなシビレが癖になる!本格四川をシックに堪能しよう
麻婆豆腐好きと話していて、この店を知ってたら「通だね!」といわれるに違いない。四谷三丁目にたたずむ『蜀郷香』の麻婆豆腐は、四川料理の真髄となる熱を持った辛さと、華やかな香りが特徴だ。 四川山椒の痺れる辛さ、麻(マー)と唐辛子の熱のある辛み、辣(ラー)の後、押し寄せる旨味が渾然一体に。ごはんに合わせて、無限ループの旨辛を味わってほしい。 また、麻婆豆腐にとどまらず、四川料理の奥深さを感じさせてくれる。マニアなら、押さえて...
銀座の四川料理の名店『趙楊』で腕を磨いたシェフが独立開業したコースお店。コースのトリを飾るのがこの麺だ。その量、半玉と少なく思えるが、さにあらず。 「シェフからは30回混ぜて、と言われて期待感を煽られつつ。待望のひと口を食べると山椒のしびれと唐辛子の辛さ、油の香ばしさなどが絶妙に混ざり合って口の中に広がる。今では病み付きです!」と、酒井さんも本場四川の味に脱帽しきりなのだ。...
「辛いだけではなく、辛くない料理や素材を活かした料理もバランスよくあるのが四川料理。“中国料理は季節感がない”と言われていますが、同じ料理でも旬の食材を使って季節感を出していきたいですね。たとえば、青菜の炒めでは、青梗菜や小松菜、ターサイなど、そのときどきで美味しい葉ものを使っていますし、三品盤の内容も変えています。一方、回鍋肉や担担麺、麻婆豆腐などメジャーな料理は、四川そのものの味を追求していきたいと思っています」...
最寄り駅から徒歩十数分と、決して利便性が高いとは言えない立地ながら、連日、予約客で席が埋まる『チャイニーズレストランわさ』。帆立とウニの揚げ餃子や五目春巻きオイスターソース風味など、メニューには、食いしん坊の心をそそる料理が並ぶ。なかでも、無駄な味や香りのせはしない、という店主のこだわりが光る葱炒飯は、一見シンプルだが、その味は舌と脳にしっかり刻みこまれるほどに鮮烈だ。「お客さんの笑顔を100%見ることができる...
オーナーシェフの菊島弘従氏は、四川料理の名店『銀座 趙楊』の出身。20歳から趙楊氏に師事し、’06年以降は系列店、そして『銀座 趙楊』で料理長を務めてきた実力派だ。その菊島シェフが昨年、四谷三丁目に開いたのは、わずか18席の小さな店。 マダムとふたりで切り盛りするアットホームな雰囲気とは裏腹に、メニューには自家製チャーシューに鮑や牛肉の四川煮込み、麻婆豆腐、火鍋と堂々たる四川料理が約30種並ぶ。夜のコースは5...
旨くて辛くて止まらない!絶品の担々麺に心躍る。
『神田雲林』プロデュースの担々麺&陳麻婆豆腐専門店。本店と同じ担々麺・麻婆豆腐よりおすすめしたいのが、ここでしか食べられない汁なし担々麺。本場成都の味わいを彷彿とさせる担々麺は、何より風味がいい。 その理由は選りすぐりの素材にあり。麺は全粒粉麺、花椒は四川省の漢源産花椒を一粒一粒選り分けて吟味。自家製ラー油やたっぷりの胡麻など厳選された素材を使用し、深みのある辛さが印象的。食べ終わった後の爽快感がクセになる。...
2016年9月号掲載。担担麺と陳麻婆豆腐で人気の本店『神田雲林』の味をカジュアルに楽しめる姉妹店。 「単なる担担麺ブームとは一線を画する、本格的な四川の辛ウマな味わいと太い自家製麺の絶妙なバランスが秀逸でした」...
続いての辛い麺は中国料理『神田雲林』の姉妹店『神田担担麺・陳麻婆豆腐 雲林坊 九段店にある。カジュアルに楽しめる担担麺と陳麻婆豆腐が話題の店だ。...
「○○専門店」って多すぎませんか?アップルパイ、フライドポテトにパクチー専門店……「そればっかり食べてられるかー!」とその字をみただけでケンカ腰になってしまう、未だに中二病が治らない私なのですが「坦々麺&麻婆豆腐専門店」にはニヤけてしまいました。 それだけでお腹いっぱいになりたいです、よろしくお願いします。ということでやってきた九段下の『雲林坊』は、中華の名店『神田 雲林』プロデュースの坦々麺&麻婆豆腐専...
神田『雲林』で評判の担担麺と麻婆豆腐をカジュアルに供すべく開店した専門店だ。汁なしも旨いが、まずは本家同様の汁ありを。ベースのスープは老鶏と干し貝柱を煮出したもので、辣油も豆板醤も本家と全く同じ。辛さに深みまで感じる味で、全粒粉入りの麺の口当たりも心地良い。本物が気軽に食べられる幸せを実感する。...
野菜を巧みに使い、軽やかな味わいが印象的。神楽坂にある一軒家チャイニーズ
往年の名コピーではないが〝何も足さない、何も引かない〞美学を感じるのが『膳楽房』の担々麺。クリーム色のスープは、濃厚でこってりした味を想像させるが、後味はすっきりクリア。椀の中にまず、たっぷりの芝麻醤を入れ、鶏ガラスープでのばして醤油と塩で味を調えるというシンプル(すぎる!?)調理法にして、心をぐっと掴まれる旨さだ。 麺はスープによく絡むように中細のちぢれ麺を使用、胡麻の風味を消さないよう肉味噌を炒める際も甜麺醤は使わないと...
「心地よいコシがあって、食べ終えても罪悪感ゼロ。酒を飲んだ後の〆にも最適な身体思いの逸品です」と渡部氏がオススメするのは、神楽坂『中国菜 膳楽房』の「里麺」。鮮やかなグリーンの麺は、ヘルシーなクロレラを練り込んだものだ。 『龍口酒家』出身の榛澤知弥シェフが手掛ける料理は、前菜からメインまで野菜を巧みに使い、軽やかで優しい味わいが印象的。店名の「楽房」はラボ(研究所)の意味も込められており、調味料からチャーシュー、ベーコンなど...
東京レストラン新店事情的には、今年はチャイニーズの当たり年なのだけれど、こちらもまた、オープンまもなくから、名だたる食いしん坊の間で話題になっているお店。 オーナーシェフの榛澤知弥さんは、食道楽の間で愛されている名店、幡ヶ谷『チャイナハウス龍口酒家』で10年みっちり修業を積んでの独立。実年齢よりお若く見える爽やかな青年なのですが、内に秘めたる思いはかなーり熱く。 ラー油や醤類、ベーコンや腸詰は軒並み自家製で...
陳麻婆豆腐は旨辛グルメの代表作。日本の麻婆豆腐の礎を築いた陳ファミリーの逸品
「陳麻婆豆腐」好きなら、まずはこの店に足を運ばなければ話が始まらない。 日本における「麻婆豆腐」はここ『四川飯店』から始まったと言っても過言ではないのだ。 まだ山椒も手に入りづらかった昭和30年代から、その歴史はスタートした。日本で入手しやすい食材を使った故・建民氏版麻婆豆腐はしっかりと家庭に普及した。 そこから、息子の建一氏版の「陳麻婆豆腐」は、麻辣の両味をはっきりと示し、現在の麻婆豆腐人気を形作った。いまでは本場四...
食材にこだわった“前菜盛り合わせ”は必食。名店出身のシェフが手掛ける中華料理店
2016年9月、四谷三丁目にオープンした『遊猿』が、今注目を集めている。 予約の取れない人気店『シャンウェイ』で10年修業を積んだ大内さんが開業した同店では、鉄板焼きで作り上げられる豪快料理など、食材にこだわった中華を提供!今行きたい話題のお店の魅力を紹介しよう。...
ポストに書かれた店名だけが唯一の目印。お洒落空間で本格中華を楽しもう
神楽坂の隠れ家はもう行き尽くしたと豪語するグルメなあなたに、絶対におすすめの店がある。 この街で最近いい店ありますか?と聞くと、まずこの店の名が上がるという、プロに愛される通な店。 2017年4月に誕生した中華酒場『jiubar』は、本当はこれ以上有名になってほしくない隠れ家的な名店なのだ!...
楽しく飲んで食べてクセになる!神楽坂の住宅地に潜む大人専用中華バル
カウンター主体の店内がいつも賑わっている人気店。中華の名店出身の主人が作るのは本格中華をベースにしたお酒の「あて」。 どれも小気味よくお酒を引き立てるが、看板料理のひとつ「シュウマイ」はかなりの吸引力がある。豚肉と玉ねぎだけのシンプルな具が、店主の手にかかると肉の力強い味わいとふんわりした食感の絶妙バランスに。...
“ジュウ ロクミリ”という店名の由来は、一番の名物「腸詰め」を作る際に使うミンサーの穴の直径が「16mm」だから。そう、まさに腸詰無くしては語れないバーがここにある。 中華の名店『希須林』で長年腕を振るってきた店主の料理は全て手作り。日替わりメニューが黒板にはずらりと並んでいるのだが、定番の自家製腸詰やシュウマイはレギュラーで愉しめる。...
ドアを開ければ、「そんなに頻繁に来ちゃダメ。飽きちゃうでしょ」。白いごはんに鶏キモのタレかけて食べたいなー、「ウチは飲み屋なんだから、ごはんより酒飲みなさい」。 えー、じゃあ紹興酒のお燗、おかわり。「あのね、飲み過ぎだから」。 もうどうせいっちゅうのと、ふくれっ面してみせても、店に美味しさの磁力があるから主の佐藤洋さんには敵わない。最寄りは牛込神楽坂。都心の住宅地の一角だ。 黒板メニューは自家製腸詰とシュ...
名物はフカヒレと酸辣湯麺!中華本来の味に和の繊細さを加えた、赤坂の老舗店
赤坂に50年以上の歴史をもつ名店。 「もう何年もここの“元祖榮林酸辣湯麺”(すーらーたんめん)を食べています。爽やかな酸味があって、食べると気持ちがシャキッとします。とびきりのご褒美にはここのふかひれですね」(38歳・博報堂)...
老舗でいただくハズさない広東料理の真髄
『赤坂璃宮』で昼からフカヒレを食す・・・。こんな贅沢がもし味わえるなら、仕事へのやる気も一段と増すだろう。少々値は張るが、自分へのご褒美として、これほど活力を与えてくれるランチはほかにない。 主役のフカヒレは気仙沼産のものを使用。食感を生かすために、煮るのではなく、あえて蒸す調理法を選択している。味はシャンタンスープで仕上げており、広東料理の醍醐味である優しい風味を表現。 フカヒレのまろやかな味わいは、至福のひと時を演...
1羽¥5,200。乳鳩は、中国(広東)産を中心に、銀座店では茨城産を使うこともあるとか。本来は、カットされてテーブルに運ばれるが、勇気がある方はぜひ丸ごとにチャレンジを!パリパリの皮の美味しさは言わずもがな、皮を打ち破るようにして口中に溢れ出るピュアにして鮮烈な脂の旨味がたまらない。手間がかかるため、3日前迄に必ず予約を。アラカルトの他、コースに組み入れることもできる。...
旨くて辛くてクセになる!自分で具財を選ぶのが楽しい、体温まる麻辣湯
ラーメン王・石神秀幸氏が手がける麻辣湯の国内パイオニア店として、渋谷・赤坂に店を構える。十数年前、シンガポールでマーラータンに出会ったのを機に、200軒以上を食べ歩いたという氏。ここ『七宝麻辣湯』で食べられるのは、上海の人気店『七宝老街愛情麻辣湯』のレシピを日本人向けにアレンジしたものだ。 冷え性を改善する花椒や消化機能を促進する丁子など、「医食同源」のコンセプトに基づいた30種類の香辛料は中国から取り寄せたもの。鶏、豚、牛...
予約の取れない中華の最高峰!誠実な料理に心打たれる曙橋の名店
予約の取れないお店。その正体は、常連が途切れないから。厳密に言えば、訪れた人が次の予約を取り続ける無限ループが続いているから。だと思っています。昨日、それに当てはまる人気の中華料理店を訪れました。ここ、曙橋にある中華料理店『敦煌』もそんなお店の一つ。来年で40周年を迎えるという、東京中華の名店です。数ヶ月前から予約を取り、9月の半ば、やっと訪れることができました。場所は曙橋の駅から徒歩1分。とはいえ、路地裏かつ、看板もひっそりとし...
汁なし担々麺は絶品!辛さの中に優しい味わいが光る、神楽坂の四川料理店
神楽坂『梅香』は、女性シェフによる四川料理店。ひとことで特徴をいうと、辛いが優しい。 「麻婆豆腐は豆腐が美味しいと思ってもらえないといけない」という言葉に代表されるように、山村光恵シェフの個人的な考え方が、見事に出ている。汁なし担々麺も完璧な出来だが、さらに辛いだけでない味わいが、一層の輝きをみせる。...
『キハチチャイナ』『趙楊』を経た山村光恵シェフが2008年に独立し、姉妹で切り盛りする四川料理の店。刺激的な辛さの中に、女性ならではの繊細さが光る。...