東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
スマートで繊細なおもてなし。赤坂の路地裏で極上の肉体験を
食べ慣れた大人が多い港区では、“但馬玄”と聞いただけで食指が動く率が高いだろう。 それは、年間25頭ほどしか出荷されない超希少銘柄。一般的な和牛の融点が約25度なのに対し、但馬玄は約12度から溶けだし、その特性を生かすには確かな腕が必要だ。 都内でも錚々たる店のみが手にする但馬玄を赤坂の『焼肉 思食』も扱ってきた。...
韓国・済州島の郷土料理「鮑粥」。 蒸した鮑と肝が入っていて滋味深く、胃にやさしい。コレで肉を食べる態勢を整えるという寸法だ。 ヒレならではの食感を最大限に表現するべく、肉とパンのやわらかさを揃えるこだわりよう。...
スタイル抜群で気品漂う風貌は、明らかに只者ではない。彼女の名前は木嶋真優。 2020年はテレビ出演も多かったゆえ、名前に聞き覚えがある人もいるだろう。 軽妙なトークを武器に、2021年のさらなる活躍も期待されている。 その彼女、実は筋金入りの美食家でもある。 年若い頃から各国のあらゆる名店を食べ歩き、肉も大好物。 そこで、〝思食〞にお連れして、経験値の高い舌が知る世界について聞...
「ビールには絶対焼肉!」という光石さんを今回お連れしたのは、赤坂の路地裏にひっそりと佇む『思食』。雌牛かつ自然な飼育方法による黒毛和牛のフルコースが楽しめる注目店だ。 光石さんはできたばかりの店内を見渡しカウンターを触ると、「モルタルを削っているのかな?」とひと言。材質が気になるあたり、流石インテリア好きで知られている彼らしい。 カウンターに腰をおろし、人生初の“ひとり焼肉”に期待が高まっている...
「港区」。東京でもっとも艶やかであり、食のトレンド発信地と言っても過言ではない。まさに1年を締めくくる年末の華やかなデートにふさわしいエリアといえるだろう。 ...
和と洋を融合した新感覚“WASHOKU”。見渡す限りの絶景と共に、創作和食を堪能あれ
ワインセラーと樽酒のディスプレイが取り囲む、入り口すぐのバーカウンター。 オレンジのハイスツールが映える温かみのある雰囲気。 程よくリラックスした雰囲気の寿司カウンター席。 カウンターバックを彩る、メタリックなアートワークが涼しげな雰囲気を醸す。...
ごちそうの代名詞といったら、鮨。引き続き暑さが残る東京で、涼感、さっぱり感を求めるならば、大人は鮨だろう。 月刊誌最新号では、東カレらしく、大切な人との夜にぴ...
艶やかな雰囲気が大人デートに最適。5種類を食べ比べできるまぐろづくしも凄い
目が慣れるまで、しばし時間を要するほどの暗闇。初めて訪れたふたりなら、戸惑いは隠せない。 だが、これには理由がある。 それは、ろうそくの光の中、五感を研ぎ澄ませて楽しむ茶会、「夜咄」が店のコンセプトだからだ。 『すし ふくづか』の鮨は、温度と香りに徹底的にこだわる。それゆえ、あえて仄暗い空間を作ることで、「夜咄」同様、五感を呼び覚ます空間を整えているのだ。 「昔から伝わる、煮る、蒸す、酢締め、漬ける、焼...
ただでさえハードルが高い鮨。それも神楽坂で、となるとなおさら構えてしまうが、ここは妙に安心感がある。 鮨店としては異例なほど暗い照明が、むしろ艶やかなムードとともに、隣り合う他のゲストの目を遮り、格式ばった空気をやわらげてくれる。...
元花街だった趣を残す神楽坂。その風情ある石畳の道を奥へと進んでいくと、足元に灯る小さな行燈が目に入る。 ここが2018年3月に誕生した注目の鮨店『すし ふくづか』の入り口である。...
東京のナイトプールディナーといえばここ!プールサイドで楽しむ、大人の楽園
夕方前でも、まだまだ明るくて開放的な雰囲気の都内のホテルのプール。 『OUTRIGGER(プールサイドダイニング アウトリガー)』のオリジナルカクテルを飲みながら、美女がほてった体を落ち着かせるために向かった先は…!?...
夏の火照った体を休めるためにぴったりなのが、プールサイドの二階に位置する『OUTRIGGER(プールサイドダイニング アウトリガー)』。...
そんなうみさんだが、今後は更に挑戦していきたい事があるという。 「将来は、女優さんになりたいんです。女優とモデルのお仕事を両立していきたいと思っています」 まっすぐな、キラキラと輝く瞳で語ってくれたうみさん。周囲を明るく照らしてくれる性格と、可愛い笑顔が弾ける彼女の、今後の活躍に期待したい。...
例年よりゆっくりできるナイトプールで遊び疲れたら、GARDEN POOLの2階にある『OUTRIGGER』へ。 今年のスペシャルカクテルはモヒート、パーフェクト・ピムス、そして“ROKU”ブルーハワイの3種類。鮮やかで華やかなアルコールが、ナイトプールの楽しさをより一層増してくれる。...
「東京バーガー」¥3,800。国産八穀米の特注バンズに黒毛和牛のパテ、ガリや海苔などを重ね、特製のみたらしだれでまとめた絶品バーガー。サントリープレミアムモルツ¥1,200と相性抜群!「東京スパイシーローストビーフサラダ」¥2,200。食べ応えがあるのにヘルシー、と感度の高い女子たちにも好評...
梅雨最中とはいえ、日に日に暑さを増していく東京。年々と過酷さを増していく、日本の暑い夏は逃げ腰になるのではなく、前向きに楽しんだ方が人生は豊かになる! そこで...
”ニューオータニ”には、秘密の南国が潜んでいる
猛暑の2022年。照りつける太陽によって火照った体を癒すべく、向かったのはプールサイド2階にある、冷房完備、ソファもカーテンも完備でVIP達から大人気の『SUPER CABANA』だ。 1日1組限定ながらも大人気で、20:30までシャンパーニュを含むフリーフロー付き。しかも今年からは人気レストラン『トレーダーヴィックス 東京』のメニューも楽しめるようにもなった。...
今回お邪魔したのは、もはや夏の定番とも言っていい「ホテルニューオータニ(東京)」の『GARDEN POOL』だ。 2階にあるVIPエリアのひとつである『LUANA』では1日10席限定というプレミア感に加えて、今年から人気レストラン『トレーダーヴィックス 東京』のメニューも楽しめるようにもなった。 そんな特別なエリアにやって来たエガサリさん。上から見るライトアップされたナイトプールと美女のコラボは、まさに絶景。...
美しく彩られた作品はまさにアート。世界も認めたオートクチュールな料理
世界の食通が『TAKAZAWA』の髙澤義明シェフの料理を賞賛する理由は、圧倒的な美的センスと、食材に命を吹き込む緻密な仕事にある。 春限定で提供される名物が、天然車エビを主役にした生春巻きだ。 底にピーナッツソースを忍ばせた深皿にライスペーパーを貼り付け、ハーブやエディブルフラワーで花園のような景色を創出。 シェフがその場で巻いたものを食せば口中に春の香りが広がり、プリプリとしたエビの食感に陶然となる。コース...
「赤坂」という名の通り坂が多いこの街は、地形の高低差により街の表情が異なる。都内でも屈指のグルメエリアとして知られ、路地裏にひっそりと佇む名店も数多い。 日枝神社のほど近く、外堀通り沿いのビル2階に店を構えるのは、2012年にリニューアルを行った『TAKAZAWA』。...
主、自らが客人のために奔走して集めた食材を、創意工夫を凝らした料理にしてもてなす「千利休の茶の心」をコンセプトに謳う。シェフの高澤義明氏が供するのは、全国各地の情熱ある生産者を訪ね、納得のいく素材でゲストのために腕をふるったオートクチュールの料理。クリエイティビティに溢れ、感性さえも刺激する。洗練された空間、まさに隠れ家、という立地、店へのアプローチなど、すべてが特別だ。 (この店舗は店名を変更しておりま...
レストランは、「ただ料理を食べる場所」ではなく、「大人の男女が繰り広げるドラマの舞台」だと、東京カレンダーは常に訴えてきた。 「味はもちろんのこと、見映えもい...
ワクワクが止まらない!五感で愉しめる劇場型レストランで、唯一無二の非日常体験を
東京のイノベーティブレストランを代表する一軒『SECRETO』。 藪中章禎シェフの世界にグッと引き込むのが、序盤に登場する「フォアグラフレンチトースト」だ。 まず、フォアグラのテリーヌを液体窒素で凍らせ、一口大のフレンチトーストに削りかけていく。その様は漆黒の空間にふわふわの雪が舞い、スローにしたくなる美しさ。 お皿を手に取ると、下からペアリングの「貴醸酒」が現れるサプライズも。 ピンセットでいただく様...
カウンター中央にシェフの調理台があり、卓上の赤いランプは『ムーラン・ルージュ』をイメージ。 液体窒素の白煙が上がるのがお約束なので、黒い壁は白煙が映える最高の背景。 ◆ 劇場型カウンターに現れたシェフの藪中章禎さんが掲げるテーマは「好奇心の全てを超え続ける」。 手練な大人の心を刺激するのは難しいが、ここでは容易いのだ。...
ジュニアさんをお連れしたのは、2017年に神楽坂の住宅街にオープンしたイノベーティブ・フュージョン『SECRETO』。 “秘密”という名の通り目立った看板はない隠れ家だが、予約は2年先まで埋まっている人気店だ。...
神楽坂と牛込神楽坂と中間地点。まったくの住宅地に昨年10月オープンしたのが、こちらの『SECRETO』だ。 付近にはフレンチの名店『ル・マンジュ・トゥー』などもあるエリア。とあるマンションの1階に隠れ家のように佇むその姿は、まさに秘密のレストラン。 そもそも、この『SECRETO』という店名は、オーナーシェフの薮中章禎さんがプライベートで同じ名称のシークレットディナーを開催していたことが発端。...
ミシュラン三つ星を10年間取り続ける、正統派和食の名店
和食のアクションといえば、〆の炊き込みご飯だが、それをいち早く取り入れていたのがこちらの店。 特に、一面に肉の華が咲く「牛しゃぶご飯」は、その美味しさはもちろん、SNSでも映えると話題だ。 この逸品は『石かわ』の店主・石川秀樹さんのサービス精神の賜物。 お米をカツオと昆布で炊き上げ、その上にサーロインを敷き詰める。...
写真の色鮮やかな「牛しゃぶ炊き込みご飯」も、そんな石川氏の思いを反映した逸品。 薄切りにした黒毛和牛のサーロインを生のまま敷き詰め、目の前でざっくりと混ぜ合わせるうち、御飯の余熱で牛肉に熱が入り、レアに仕上がるというわけだ。 まさにしゃぶしゃぶ。ちょっとしたアイデアで、新鮮な驚きとテイストを表現している。...
キャビアはチョウザメの種類によって価値が変わるが、なかでもオオチョウザメから採取される「ベルーガ」が最高峰といわれている。 採卵まで長い年月がかかり、体数も少ないため希少。最高値で取り引きされているのだ。 パリに本店を構え、自社で製造も手掛けるキャビアブランド『ブタリ』。 赤坂にある東京本店では、本国と同じ味わいが楽しめる極上品が、本店直輸入で定期的に届くのだという。...
前号となる月刊誌12月号では激動の東京レストランシーンを“総選挙”に見立て、リアルに行きたい話題のレストランを多数掲載した。 ただ、それだけでは、東京のレスト...
ヴェネツィアの定番食材『スカンピ』を使った絶品料理に舌鼓
そんな店でいただけるのは、オーナーが惚れ込んだヴェネチア料理。 海辺の街なので魚介がメインで、心躍るのがメニューにエビ料理が6品並ぶこと。なかでもイチオシはヴェネチア特産のスカンピだ。 乾燥させたスカンピの殻などでエビの出汁をとり、生クリームと合わせた濃厚なパンナコッタ1,100円。ソースはビーツで色づけした同じ出汁で旨味が倍増! 豪快に焼き上げた「スカンピのグリル」1,600円(Lサイズ)も、オーダー必須のひと...
金子崇裕シェフのスペシャリテであるパンナコッタは、青い卵とジュレが添えられ、まさに宝石のよう。 ぜひヴェネト州の小規模の生産者によるプロセッコ「トレヴィジャーニ」を合わせたい。...
店名に掲げたスカンピ(=赤座海老)が文字通りのスペシャリテ。3種のメニューが黒板に並ぶ。もうひとつの看板がヴェネツィアの郷土料理。魚介だけでなく野菜も特産のヴェニスらしく、イワシやイカのほか、耳慣れない野菜の名もメニューには掲げられている。 オーナーの及川博登氏は元々、設計事務所で働いていた人物。仕事で関わるうちに飲食店の愉しさに開眼。某バールのマネージャーを経て、9月にこの店を開いた。 「店のデザインも...
「ここぞ!」というデートで行きたい!職人技が光る神楽坂の江戸前鮨
神楽坂の浮ついてない空気感は、この街の店が作り出しているものでもある。硬派が多く、『鮨 りん』もそんな一軒。 店構えは、網代天井の下に6mもの檜のカウンターが設らえられた数寄屋造り。 大将の矢作直徳さんは『かねさか』をはじめ江戸前鮨の名店で研磨を積み、10年前に独立。職人歴は28年になる。 演出や飾りが多ければ分かりやすく相手を喜ばせられるところ、矢作さんは「豪華にするより見えない仕事を丁寧に」と握る。 ...
料理のクオリティはもちろんのこと、『神楽坂 鮨 りん』にはゆったりと食事を楽しめる心配りがいくつも施されている。 例えば、空間に温かみを与える備前焼の器やさりげない一輪挿し。またカウンターの足元に設けた床暖房設備や、客に直接風を当てない空調など。 こうした細かい部分に宿る「おもてなしの心」によって、私たちは自然と料理に向き合い、濃密な美食体験を味わうことができるのだ。...
「あなたの手帳を素敵な予定で埋めたい」そんな想いとともに2001年10月に産声を上げた東京カレンダー。大人の素敵な予定といえばディナーということで、それ以来20年間...
神楽坂らしい石畳を曲がった先にある隠れ家。ワインと愉しむ独創的な中華
和を表現する中華だからと風情ある神楽坂を選んだ松下さんは、内装にも和の趣が入るよう設計者に依頼。 オープンキッチンで、調理のスピード感や香りが伝わる造りでもある。...
料理はコースでなく、アラカルトで注文できる気軽さが好評で、黒板に書かれたメニューは定期的に変わるため何度訪れても楽しい。 「油は控えめに、毎日でも食べられる中華を」と話す松下氏の和食材を使った料理は、ひと技利かせた優しい食べ心地で、上質さとカジュアルさを併せ持つ。 「タラの白子の麻婆春雨」は、白子を豆腐に見立てた、まさに和と中華が融合した一皿。店で挽いた山椒の刺激と白子の濃厚でまろやかな味わいが絶妙だ。 酢豚や〆...
こちらの『エンジン』は、赤坂の名店『うずまき』出身のオーナーシェフ・松下和昌氏が作る、和のテイストを取り入れた中華が話題。 ふたりで訪れるならぜひカウンターを。佐賀の陶芸作家「東馬窯」をはじめ、カウンターに並ぶ九州の作家の器も絵になり、会話も弾む。 ここならシェフとの距離も近く、一層フランクな雰囲気で料理を楽しめる。...
地元民もほとんど通らない隠れ路地。その一角にある『ENGINE』は、知る人ぞ知るカウンター中華だ。 中華好きにおなじみの名店である赤坂『うずまき』で長年シェフを務めた松下和昌氏が、2015年2月にオープンした人気店だ。...
“和の食材を中華に変える”をコンセプトに、季節感を打ち出した優しい味わいのヌーベルシノワを展開しているのが、『ENGINE』の松下和昌シェフだ。春巻も然りで、季節に合わせ常時2種類を用意。 定番の豚足とキャベツの春巻のほか、秋は秋刀魚、冬はフグ、春にはふきのとうなど旬の味を取り入れたそのレパートリーは、ざっと10種余りにもおよぶ! 取材当日は鮎の春捲に出会えた。オイスターソースと共に火を入れた肝を一...
赤坂の名店『中華 うずまき』で7年にわたりシェフを務めた松下和昌氏が独立し、風情ある神楽坂に店をオープンさせた。すべての客席に目が届くようにしたかったという店内は6席のカウンターとテーブル席で構成。 “和の食材を中華に変える店”をコンセプトに掲げ、一般的にはあまり中華に用いられない、ハモや本マグロ、生麩、金山寺味噌なども絶妙に組み合わせる。 中華料理の満足感がありながらも、和食のようなやさしい食べ心...
老舗出版社の書庫を改装したお洒落な商業施設「la kagu」ができたりカフェやレストランと、何かとメディアが取り上げている話題のこのエリア。まだ、テレビで紹介されていない、グルメ指数の高いお店を厳選して紹介!石畳に黒塀が続く兵庫横丁。『ラストリカート』は最も神楽坂らしいこの小道にある。2階はエレガントなリストランテ、1階が今回紹介するオステリアだ。 シェフの半田龍一さんは、ちょっとユニークな経歴を持つ。都...
名店で研鑽を積んだシェフの料理と、充実したワインが楽しめるカウンターフレンチ
脱力に見えて実はバシッとお洒落な料理を出せるのは、海外経験が豊富でフランス料理の腕が立つ仲田さんならでは。 著名な陶芸家の器を並べつつ、シリアルの景品のお皿もあり、イクラのタルティーヌを後者にのせてもはまるのだから罪である。 そのイクラはアルザスの白ワインでマリネされていて、これをつまみに同じワインを飲むのも乙なのだ。...
『BOLT』の店主・仲田高広さんは、東京を代表するフレンチ『マルディグラ』や『レスプリ ミタニ』で研鑽を積んだ本格派。 生の筋子が入る時季はアルザスの白ワインで「新いくらのマリネ」をつくるなど、フレンチをベースに独創的な料理を展開し続けている。 その斬新さが、食の最先端を知る大人がこぞって通う理由なのだ。...
普段、港区や渋谷区界隈にいることが多い女子なら「牛込神楽坂なんて遠い」と言うかもしれない。 しかし、感度の高い女子なら、誘われたらふたつ返事で訪れたいと答えるのが、2017年夏にオープンした『ボルト』だ。...
神楽坂という街に求めるもの、それは「ひっそり感」「ここにしかない特別感」ではないだろうか。 今回は、自分だけの空間にしたくなる、本格フレンチの味わいとちょうどいい酒場感覚がMIXした新店『神楽坂BOLT』を紹介しよう!ビストロという枠組みでは、今までなかったジャンルにとらわれない場所を目指していくと語る仲田氏。正統派フレンチという一本のしっかり通った筋を幹に、彼の経験と感性を活かしたくさんの枝を広げていく...
厚さ2cmのすき焼き肉に肉ラバーたちも感動。名物”すきやき風の牛鍋”は必食
店主の永山俊志さんは、20年以上和牛と関わるプロ中のプロ。 全国から厳選した黒毛和牛の塊肉から、余分な筋や脂を取り除いて捌く「磨き」の達人で、カウンターからはその様子を間近に見ることができる。 リブロースなら、これまで「1万2,000本は磨いた」そうで、塊の上に乗るカブリ、中心部分のリブ芯、それを覆うマキ、下部のゲタ、と見る見るうちに部位ごとに切り分けていく。 そして、鉄鍋をゲストの前に設置。聴覚をこれでもか...
店主・永山さんは肉の世界に入って20年のオーソリティ。 塊肉を美しく捌く“磨き”をゲストの前で仕上げるという、ライブ感が楽しい。 美味なるエンターテインメント空間だ。...
明治初期から中期にかけて食されていたという「牛鍋」。それと同様のスタイルで、割り下をかけてネギを乗せ善光寺味噌を使ったたれで仕上げる。しっかりとした味噌の味が分厚い肉によく合う。...
カウンターの席に座る。眼前でシェフが躍動し、視覚、嗅覚、聴覚が刺激される。そしてサーブされるできたての美味なる料理。 最終的には、味覚が刺激され、傍らにいる“...
オーナー自ら市場で吟味する、新鮮かつ上質なホルモン。個性豊かなサイドメニューも人気
ここでは、生肉がドドーンと大迫力で登場するが、ベストな仕上がりのためにも焼きはスタッフに任せたい。 客の目の前で転がしながら焦がすように、全面をカリカリに焼いていく様は、思わず見入ってしまうほどのライブ感だ。 そして、網の端で数分寝かせたら厨房へ。 皿に盛ってお色直しした肉は美しくカットされており、ミディアムレアの美しい断面にじんわりと肉汁がにじむ。 かみ締めれば、野趣あふれる旨みが炸裂する。...
もみダレをまとったランプとイチボの薄切り肉を、炭火でほぐしながら焼き上げる。 すき焼き感覚で卵黄と絡めて。1,100円。...
スープには牛、豚、鶏の出汁を使い、細めの韓国冷麺を使用。シャーベット状にしたスープは、最後まで味が薄まらず温度も保ってくれる。 水キムチときゅうりのナマスも合う一品。1,100円。...
美しい塊肉&ホルモンを目の前で!肉の旨みを最後まで楽しめる肉のワンダーランド
塩漬けした和牛のスライスをタレでいただく。 ガツンとくる肉の旨みに、柑橘と醤油のつけダレが程よく絡む。1,100円。...
予約が取れない店筆頭の『肉山』とのコラボ店ということで、ワクワク出かけたのが5年前のこと。 「タレよりごまかしがきかない」塩ホルモンだからこその新鮮さに、心を鷲掴みされた。さらに、何度も足を運ぶ理由はその空気感。店内はシャビー過ぎず、客層はおじさん過ぎずの良い塩梅なのだ。 『肉山』のコラボ店という誘い文句も使いやすく、女同士でも殿方とでも、気楽に盛り上がれてもちろん美味しい! 泡がグラス(550円)なのも良き...
味噌のもみダレと柑橘香る醤油系つけダレを合わせた、濃厚な味わい。 卵は田中農場「宝玉」など、素材にこだわっている。1,200円。...
肉も野菜も楽しんだあと、シメに食べたいのが「『29』カレー」だ。 『29』と書いてあるってことはもしや『肉山』のカレー? そう、あの、肉が盛り盛りのカレーだ! これで500円って、ものすごくお得な感じ。...
今年4月、名店ひしめく四谷三丁目で地元民に愛される『もつ焼き のんき』の新店が誕生。コラボレーションしたのは、『肉山』、そして『肉山』光山氏がオーナーを務める吉祥寺『ホルモン酒場 焼酎家「わ」』だ。 元々『のんき』代表の荻野貴匡氏が光山氏にほれ込んでコラボを持ち掛けたのが発端だけに、下ごしらえから火入れまで、『肉山』と『わ』でみっちり修業したスタッフがスタンバイ。 赤身塊肉は、『肉山』よろしくカウン...
赤身塊肉のイチボ。焼き人の腕が確かだからこそジューシーで甘みを感じる肉に仕上がる柔らかく、肉の力強さと旨みをダイレクトに楽しめるのがランプ...
焼肉の激戦区、赤坂でシルクのような極上肉を味わいたい
中でもひと際目を引くのが、看板メニューの「ミルフィーユロース」。 一般的にロースといえば背中の肉を指すが、同店ではリブロース芯を中心に、サシと赤身のバランスの良いものを厳選。 それを数ミリの薄さにスライスし、ミルフィーユケーキのごとく3層に重ねて提供しているのが、この「ミルフィーユロース」だ。 弾力を持ちつつも、3層あることで口の中で溶ける独特な食感を生む。これが美味しさの秘密。...
丁寧に熱処理した赤身肉が芯までしっとりとして、上品な味わい。 添えられた松の実が食感と苦味のアクセントに。1,100円。...
あっさりとした自家製牛骨だしを使い、冷麺用のスープを仕上げる。透き通ったスープは上品な味わい。 喉ごしのいい、韓国冷麺とマッチしている。1,100円。...
2014年7月に赤坂店がオープンした京都の名門『天壇』は、秘伝のつけダレが有名。「お出汁」と呼ばれる、黄金色に透き通ったタレは、牛コツからとったスープをベースにしている。 透き通ったこのスープは本店のみで作られる秘伝の味。東京の支店にも、京都から毎日作り立てが届けられ、それを本店のレシピ通りに、薄口醤油やお酢などで味をととのえて仕上げている。これが、思わずそのまま飲みたくなるような、品のよい爽やかな味わい...
肉を知り尽くしたプロの技。ハリつやが生まれる肉のカッティング技術は圧巻
やわらかな赤身の内ももは旨みが強く、醤油ベースのタレと卵黄が合う。数粒のゴマが存在感を放つ。 17,000円~のコースでのみ提供。...
シャキッとした後味とキレの良さがコンセプト。深みがある昆布とかつおのスープと細麺で、グイグイと箸が進む。 17,000円~のコースでのみ提供。...
「タンゲタは僕が世に出したようなものなんですよね」と、こともなげに言う店主・中原健太郎さん。 この立体的な盛り付けも、実は中原さんが元祖とか。黒毛和牛の生のタンを手切りしているからこそ、可能なスタイルなのだ。 3種類の切り方の工夫もそれぞれに細やかで、タンという部位への中原さんの思い入れの強さがうかがえる。...
三ノ輪の『炭火焼七厘』時代から通った回数は「数えきれない」ほど。 肉と炭水化物を愛してやまないフォーリンデブはっしーさんが「日本一」と太鼓判を押すのが『炭火焼肉なかはら』のヒレカツサンド(¥20,500のコースより)だ。 ヒレのなかでも旨み、柔らかさが桁違いのシャトーブリアンを厚めに使い、トーストしたパンではさんだ極上サンド。 肉のことを知り尽くした職人だからこその逸品は、はっしーさんの胃...
『東京カレンダー』では創刊15周年目にして初となる、レストランアワードを開催! 2015年の食のトレンドを振り返りつつ、取材で培った編集部の独断と巷の声を統合し、今年もっとも輝いたレストランを3店舗決定。 栄えある第1回目の「RESTAURANT OF THE YEAR2015」受賞店は『炭火焼肉 なかはら』だ。昨年の11月、三ノ輪から市ヶ谷へと移転した当店。 だが、肉のグレードは以前と少しも変わら...
三ノ輪に名店あり、とその名を轟かせまくった焼肉店といえば『炭火焼 七厘』だ。その圧倒的な肉質と研究し尽くされたカッティングに魅了され、足を運んだ焼肉ラバーも多いことだろう。 そんな『七厘』が、2014年11月、市ヶ谷に移転。と同時に店名を『炭火焼肉なかはら』と改め、第二幕に突入した。すでに連日盛り上がりまくっているとの噂を聞き、さっそく潜入! 店主・中原健太郎氏の気合の入った仕事ぶりは変わらず、どこ...
白米に合う最高のオカズとして「肉」を探求し続けているデブ氏が、マイベストオブ焼肉屋に認定している店。「自分が初めてテレビに出た時、お店にも初めてテレビに出てもらった。ともに歩んできた、かけがえのないお店です」...
マグロ料理が絶品のイタリアン!新鮮な魚介や野菜を存分に楽しめる
赤身はオリーブオイルと合わさることでコクが生まれ、まろやかで深みのある味わいに。口福が押し寄せること請け合い。 魚介類を生食で楽しむ文化があること、シンプルに素材を味わってもらうこと、現地のスタイルを継承し誕生したのが本マグロのカルパッチョだ。 仕入れは一流の料理人が信頼を寄せる仲卸『やま幸』から。味付けはオリーブオイルとイタリア版魚醤“コラトゥーラ”のみ。シンプルゆえ、素材の力がダイレクトに本能を刺激する。 ...
イタリア・プーリア州で3ヶ月間、農民生活を送っていたという希有な経験をもつ本間シェフ。彼が作り上げる料理は、どれも食材のもつ美味しさを最大限に引き出したものばかり。この機会にテイクアウトで堪能してほしい! 【テイクアウトメニュー】《価格は全て税込》 ✓ピエトラビアンカのメイン6種類盛り合わせプレート ¥7,020 ✓前菜盛り合わせプレート ¥3,780 ✓粗挽ハンバーグのパニーニ ¥650 ✓ロースカツのパニ...
お洒落で陽気な「イタリアへの憧憬」、素材を生かし季節感を大切にする「和食とイタリアンの共通点」、 そして肩肘張らずに楽しめるイタリアンが「相変わらず誕生してい...
季節のスペシャリテは必食!老舗店二代目店主の軽妙なトークも楽しい、四谷に佇む名店
香り高い有明産の海苔にまぐろ専用のシャリ、そこに赤身、カマ、脳天、トロ……。 まぐろのあらゆる部位を無駄なくそげ落とした身が盛られ、さらに海ぶどうが加わる。そして、まぐろアゲイン! どの角度から見ても、そのボリュームといい、柔らかさといい、巻けるキャパシティを優にオーバーしていると思うだろう。 だが、ここからが真骨頂。 大将、綿貫安秀さんによりあっという間におさめられ、丁寧に切り分けられたひと巻が手渡さ...
カウンター寿司を食べに行くとなれば、やはり始めは誰でも緊張するはず。 そんな時覚えておきたいのが今回紹介する『後楽寿司 やす秀(やすみつ)』である。店主・綿貫氏が仕掛ける演出に一度訪れたらまた通いたくなること間違いなしだ。まず注目したいのは羽窯炊きのシャリだ。幾度となく失敗を重ね試行錯誤の上に完成した酢を強めに効かせたシャリは、ネタ毎に温度を変えて提供される。 食材がもつ美味しさを、最大限に引き出せる「温度」はやはりそ...
昭和45年、四谷に開業した『後楽寿司』が二代目・綿貫安秀の名前を冠した店へと生まれ変わったのが、昨年秋。L字の白木のカウンターには父と息子が等しく陣地を取る付け台がふたつ、それぞれの前にはそれぞれのお客様が座る、不思議な「競合店」である。 「いやいや、もう息子の代ですから」と柔らかく語る父・進氏が息子・安秀氏にどれほど心を配っているかは、改装前の、父の握りと息子のつまみとの棲み分けでもわかっていたこと。今は息...
鮨は不動の人気ジャンル。予約を取ることすら難しいような超人気店も存在するし、おまかせの値段も高騰の一途をたどっている。 そういったエクスクルーシブな世界が、東...