東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
南青山の路地奥に佇む鮨店。中トロの握りから始まるおまかせコースは絶品ぞろい
青山通りを一本入った路地の奥に、ひっそりと店を構える『鮨 龍次郎』。 そんな隠れ家の暖簾をくぐれば、木曽檜のカウンターも清々しい凛とした和の空間が現れる。 このカウンター11席が、いわば“龍次郎劇場”だ。 本まぐろの中トロ。『鮨 龍次郎』のおまかせコースは、この一貫から始まる。 修業先の『海味』に倣ってのことだが、中村さんにとっても、まぐろはとりわけ思い入れの深いネタ。「中トロは名刺代わりの一品です」と話す...
大将の中村龍次郎氏は、伝説のカリスマ鮨職人、長野充靖氏に薫陶を受け、長野氏亡き後は名店『海味』の二代目に。ミシュランの2ツ星を守り続けていた。 その彼が満を持して独立。南青山の路地奥、まるで人目を避けるかのような佇まいの一軒をオープンした。 外苑前駅からも青山一丁目駅からも歩いて5~6分という立地ながら、青山通りから一歩入った路地の奥にあるため、まず、それと知らなければわからない。 まさにこの店を目的に来る人たち...
ごちそうの代名詞といったら、鮨。引き続き暑さが残る東京で、涼感、さっぱり感を求めるならば、大人は鮨だろう。 月刊誌最新号では、東カレらしく、大切な人との夜にぴ...
極上の鮨×美酒のペアリングに心酔!とっておきのデートで訪れたい赤坂の隠れ家
赤坂の路地裏。『三谷』出身の店主が提案する、握りの旨みを増幅させるペアリングが未知の体験だと話題に。 常に笑いが絶えない柔和な雰囲気の中、こだわりのワインと鮨の絶妙な合わせを堪能したい。...
恋人未満な相手とのデートなら、確実に美味しいものを一緒に食べ、会話をムード良く盛り上げたいところ。 そんな大事なデートの日に、今まで訪れたことがない”鮨の新店”を選ぶのは少々勇気がいるかもしれない。 だが、あの予約が取れないほど人気なことで有名な鮨店『三谷』出身で、握りに合わせて極上のペアリングも用意している『かがみ』なら心強い。 大将の作り出す温和な雰囲気のおかげもあって、二人で過ごす時間がきっと幸せな記憶にな...
「ここぞ!」というデートで行きたい!職人技が光る神楽坂の江戸前鮨
神楽坂の浮ついてない空気感は、この街の店が作り出しているものでもある。硬派が多く、『鮨 りん』もそんな一軒。 店構えは、網代天井の下に6mもの檜のカウンターが設らえられた数寄屋造り。 大将の矢作直徳さんは『かねさか』をはじめ江戸前鮨の名店で研磨を積み、10年前に独立。職人歴は28年になる。 演出や飾りが多ければ分かりやすく相手を喜ばせられるところ、矢作さんは「豪華にするより見えない仕事を丁寧に」と握る。 ...
料理のクオリティはもちろんのこと、『神楽坂 鮨 りん』にはゆったりと食事を楽しめる心配りがいくつも施されている。 例えば、空間に温かみを与える備前焼の器やさりげない一輪挿し。またカウンターの足元に設けた床暖房設備や、客に直接風を当てない空調など。 こうした細かい部分に宿る「おもてなしの心」によって、私たちは自然と料理に向き合い、濃密な美食体験を味わうことができるのだ。...
「あなたの手帳を素敵な予定で埋めたい」そんな想いとともに2001年10月に産声を上げた東京カレンダー。大人の素敵な予定といえばディナーということで、それ以来20年間...
季節のスペシャリテは必食!老舗店二代目店主の軽妙なトークも楽しい、四谷に佇む名店
香り高い有明産の海苔にまぐろ専用のシャリ、そこに赤身、カマ、脳天、トロ……。 まぐろのあらゆる部位を無駄なくそげ落とした身が盛られ、さらに海ぶどうが加わる。そして、まぐろアゲイン! どの角度から見ても、そのボリュームといい、柔らかさといい、巻けるキャパシティを優にオーバーしていると思うだろう。 だが、ここからが真骨頂。 大将、綿貫安秀さんによりあっという間におさめられ、丁寧に切り分けられたひと巻が手渡さ...
カウンター寿司を食べに行くとなれば、やはり始めは誰でも緊張するはず。 そんな時覚えておきたいのが今回紹介する『後楽寿司 やす秀(やすみつ)』である。店主・綿貫氏が仕掛ける演出に一度訪れたらまた通いたくなること間違いなしだ。まず注目したいのは羽窯炊きのシャリだ。幾度となく失敗を重ね試行錯誤の上に完成した酢を強めに効かせたシャリは、ネタ毎に温度を変えて提供される。 食材がもつ美味しさを、最大限に引き出せる「温度」はやはりそ...
昭和45年、四谷に開業した『後楽寿司』が二代目・綿貫安秀の名前を冠した店へと生まれ変わったのが、昨年秋。L字の白木のカウンターには父と息子が等しく陣地を取る付け台がふたつ、それぞれの前にはそれぞれのお客様が座る、不思議な「競合店」である。 「いやいや、もう息子の代ですから」と柔らかく語る父・進氏が息子・安秀氏にどれほど心を配っているかは、改装前の、父の握りと息子のつまみとの棲み分けでもわかっていたこと。今は息...
鮨は不動の人気ジャンル。予約を取ることすら難しいような超人気店も存在するし、おまかせの値段も高騰の一途をたどっている。 そういったエクスクルーシブな世界が、東...
高級鮨の“おまかせ”デビューをするならここ!個室は高感度な女子会にもぴったり
東京では空前の鮨ブーム。うににいくら、トリュフにキャビアなど、高級食材のオンパレードは「映え鮨」と呼ばれるほど。 そして、その“おまかせ”一本の高級鮨店は男性だけのものじゃない。いま、東京でいちばん高感度な女子会は、「鮨会」なのだ。...
東京カレンダー最新号は「素敵な年末にしたい」がテーマ! 年末のメインイベントたるクリスマス、その舞台を王道の「フレンチ」にするか、もしくはあえて「穴場」な高級...
新宿でキメデートするならココ!見て、居て感動する極上鮨店
「新宿で美味しいお鮨が食べられるわけがない」。そんな思い込み、きっと彼女にもあるはずだ。だって、自分もそうだったから。 でも御苑で、あの江戸前鮨の名店『すし匠』の流れを汲む、『匠 達広』に出合ってからは別。足を一歩踏み入れた瞬間から広がる、静謐な和の空間はまるで別世界。...
暖簾を潜り引き戸を開けると、そこは木曽檜のカウンターに僅か9つの席を設けただけの特別な空間。つけ場という名の舞台に立つのは四谷の名店『すし匠』で修業を重ねた西達広氏だ。天然物と江戸前の仕込みにこだわった鮨は、味は言うまでもなく一級品だが、客の食べるスピード、好みのシャリの大きさ、間合いなどを見極めて握るなど、西氏の経験に裏打ちされた仕事がうれしくなる。夜はおまかせ、昼はばらちらしのみ。...
新宿にこれほどの鮨屋があったことに嬉しさを覚えてしまう西達広氏の店。握りは鮪や豪勢な鮑など大ネタで唸らせるより、トータルバランスを重視。〆、ヅケといった江戸前の仕事を施す白身や光り物、続く貝、鮪、穴子と大筋を決め、合間に野菜や酢の物を交え、食べ手を惹きつけるのが流儀だ。...
仕事ではよく通っているし、休日にはショッピングや映画で足を運ぶことが多い「新宿」。 「どうせいい店なんてない」なんて思われがちだが、「新宿」は今、大人が楽しめ...
すし匠“総本山”で堪能する平成の江戸前鮨
日本全国20軒近くの店を渡り歩いた中澤圭二氏が、1989年に四谷で始めた『すし匠』。幾多の食通たちを迎えた暖簾をくぐると、凛とした空気が店内を包む。「最高の鮨を味わってほしい」と語る大将・中澤氏の気迫が、心地いい緊張感を醸成している。 長年の研鑽の末に中澤氏が行き着いたのは、一口サイズの握りとつまみを交互に小気味良く提供するスタイル。握りの合間に「ハマグリの出汁漬け」といった酒肴が繰り出され、延べ30〜40品目に至る。 ...
「さらば、トリ貝。さらば、ハマグリ。先日も、そんな気持ちになりました(笑)」。カウンター越しに握りを出す仕草をしながら、中澤圭二氏は言う。これで今年も終わりという旬のネタに、しみじみ感じ入ったのだという。 創業して26年。多くの食通を唸らせてきた『すし匠』から今年いっぱいで中澤氏は離れる。新天地、ハワイを目指して。 「もう一度、全然違う環境に自分を置いて、自分に何ができるのか試したかった」。最高の鮮魚が日本全国から集ま...
四谷『すし匠』中澤圭二氏の鮨ネタには、すべて「エイジング」と頭に付けて読み替えていただきたい。冗談ではなく、熟成こそが彼の基本だからである。 「魚には、食べ時があります。獲れたてから、刺身にいい時分、握り、炙り、煮時、とね」 中澤氏はバブル期前後から始まった「刺身鮨」の隆盛を嘆く。鮨にいい頃合いを考えず、新鮮でありさえすればいいという通りいっぺんな考えが、いつしか本来の江戸前の仕事を駆逐してしまったからだ。...
現代フランス料理の最高峰シェフのひとり、アラン・デュカス。年3回来日する彼が、その度必ずといっていいほど、足を運ぶ鮨屋がある。熟成の旨さを世に伝えるご存知、四谷『すし匠』。東京、大阪、金沢など、各地の美味の巡回を怠らぬシェフの、日本における帰港地とも言える店だ。 「ネタ、温度、味つけ。それらの多様性と卓越した調和が、中澤圭二さんの持ち味だと思います」10日寝かせた赤身のづけをさっと口にしつつ、シェフは語る。ネ...
探求心旺盛で、鮨への情熱は誰にも負けない。磨き抜かれた腕としなやかな発想を持ち合わせ、実力派の職人を多く輩出する旗手的存在。工夫されたつまみとインパクトのある握りを交互に供するスタイルに、惹かれること請け合いだ。...
痛快なテンポで提供される、握りと一品料理の数々。『すし匠』出身の大将が握る鮨店
一流のビジネスマンとは無駄がなく、独自のこだわりを持つ。それは食事にも同様だ。そんな彼たちが常連となるレストラン、バーは上質だといって過言ではないだろう。 まずは、恵比寿に本社を構える「All About」で営業部門の陣頭指揮をとる箕作氏。仕事柄、接待が多い彼はレストラン情報への感度も高い。そんな箕作氏が愛するお店とは?寿司 溜池山王 箕作氏が仕事相手と距離を縮めたいときに活用するのは、畳敷のフロアと掘り炬燵スタイルの...