東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
白金の一軒家で、破格の和食に酔わされる
マネジメントも板についてきた今日この頃。 3か月前、新規クライアント獲得という特命を拝し、発足したチームのメンバーは、自分を除けば平均年齢28歳という若手3人。 まだまだ自分が現場に出たい気持ちはあるけれど、〝任せること〟が成長につながると信じ、後方支援に徹してきた。 足繁くクライアントの元に出向き、文字通り汗を流し、ときに深夜まで残業して取り組む姿は、「今の若い奴らは……」なんて上の言葉を撥ね付けるには、十分な...
住宅街の真ん中、周りには目立つ建物がほぼ無く知る人ぞ知る和食店が『和味 大輔』。 竹に囲まれた趣ある概観は特別感があり、暖簾をくぐるとどこか京都を感じさせる空間が広がっている。...
~鰤の旨みを塩で引き立てる味のわかるオトナ好みの鍋~ 魚料理と日本酒のセレクトが評判の『大輔』。冬の名物「ぶりしゃぶ」は、2種の塩でいただくのが大輔流。鰤は築地から佐渡産や富山産など、おすすめを仕入れ、脂乗りのいい腹身のみを使用。 「出汁にくぐらせると余分な脂が落ちて旨みが凝縮する」と店主。 とろける食感をさっぱりハイビスカス塩で、はたまた、香り豊かな燻製塩でと愉しめる。好みを聞きあいながら鍋...
一流な大人たちの立ち振る舞いに触れ、自分を磨き上げる。 そのためには、慣れ親しんだテリトリーを脱して、新たなフェーズへ。 ずっと気にはなっていたが、大人...
一晩で二組限定、究極の懐石料理。特別な人と行きたい、随所にこだわりを感じる名店
「ふたりで営んでいますから、これが限界」と、店主の藤井康博氏。ひと晩で受け入れる客は二組まで。完全予約制の懐石料理店だ。物理的理由だけでなく、全身全霊で今宵の客をもてなしたい、そんな精神的理由もあるのだろう。 「八寸的な盛り合わせ」と称する一品を眺めているだけで藤井氏の、そんな心持ちはヒシヒシと伝わってくる。この日は、巨峰の白和え、石川小芋の大徳寺納豆射込みなど。 今年、初めて入荷した銀杏まであしらい、忍び寄る秋の気配...
「品川にいい店なんてあるの?」 乗り換えで品川駅を使うことはあっても、遊ぶために降りることはない。アフター5の選択肢として、スルーしてしまう品川。 しか...
京都に本店を構える茶懐石の名店。季節を表現した京料理で魅せる
時差の無い京の味を手軽に味わえるのが、高輪に清楚な佇まいを見せる『三友居』だ。それというのも、野菜や魚介などの食材は、すべて京都・銀閣寺のそばにある本店から直送。料理長・黒木純一氏も京都で長年修業し、骨の髄まで京の味覚が染み込んだべテランゆえだ。 先付から始まる全11品のおまかせコースの主役は、旬の鱧。黒木料理長によれば「今の時期なら、鱧は300〜500gぐらいの小ぶりがいい」そうで、もちろん仕入れ先は京都本店と同じ。 ...
美術館や庭園が点在する高輪界隈は、緑豊かな都会のオアシス。新緑萌えるこれからの季節、散歩がてらに食べ歩きを楽しむには、まさに絶好のシチュエーションだろう。白金台駅からのんびりと歩くこと15分余り。鬱蒼とした木々に囲まれた『八芳園』や、明治学院大学の由緒ある建物を横目にしながら坂道を行けば、庶民的な街並みの中、やがて『三友居』と染められた粋な暖簾が現れる。 周囲の雰囲気とは一線を画す、その風情漂う落ち着いた佇まいも、京都・銀閣寺畔...
江戸前穴子を踊り焼き!昭和9年創業の品川の名割烹は新鮮な魚介料理がおすすめ
何かと利用頻度の多い品川駅。帰りがけに飲みたいとなると困ることも多いエリアでもある。そんな時、迷わず訪れたいのが今回紹介する『牧野』だ。 タクシーなら品川駅から千円以内。とにかく何を注文しても旨い上に、目を疑う程の安さも嬉しい。絶品料理の数々に、仕事帰りの疲れも吹き飛ぶはずだ!...
土鍋ごはんブームの火付け役!様々なお米の甘やかな味わいを食べ比べしよう
蓮根餅 穴子の白焼き乗せ鼈甲餡掛け¥1,200。ふわっと柔らかな穴子と、もっちりとした蓮根餅との食感の妙が楽しめる。調理場に立つ、吉田料理長。おまかせコースは¥9,500。おばんざい的な一品から割烹料理、そしてハンバーグなどの肉料理まで幅広いアラカルトメニューも魅力。...
一生通いたいと思える、和食の真髄を感じさせる二ツ星の名店
土鍋の中でつやつやと炊きあがる新米と、愛らしく添えられた銀杏や新イクラを見れば、ここ『晴山』の技術と遊び心がわかる。 10月下旬、通常の新米よりやや遅れて届く熟成米。あえて収穫を遅らせることで、旨みが凝縮されるのだという。この時期は香ばしく焼きあげた秋鮭、新イクラ、銀杏を添えて。土鍋の中で織りなされる秋の味覚の共演は、この時期だけの美味。...
語り口は明朗快活。しかし、ひと度包丁を握れば“実直”のひと言が所作より滲み出る。カウンターで目にする、店主の立ち居振る舞いは実に眩しい。 「料理が美味しいのはもちろんですが、気持ち良く食べていただく空間を作るのも、料理人の大切な仕事。楽しんでいただいてなんぼだと思っています」 山本晴彦氏は岐阜で全国に名を馳せる日本料理店『たか田 八祥』の出身。学んでいたのは東京にある調理師学校だったが、そこで特別講師として来校していた...