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気軽に美味しいものを食べたい。麻布十番の「遊び慣れた大人の居酒屋」
うにといくらが人々を魅了し続けてきた証拠となるメニューが、麻布十番の8席のみの小料理屋『あそこ』に存在する。 それはシンプルな「うにいくら丼」¥3,500。 もとから土鍋で炊いたごはんにさまざまな魚介をのせて提供していたが、うにといくらの注文が最も入り、開店当初の18年前からメニューに残り続けているのだ。 他店にもあるメニューのようで、上質さは桁違い。 米は佐渡産コシヒカリを使用し、注文が入ってから土鍋で炊...
「ちょっと『あそこ』に行こうよ」を合い言葉に、夜ごと遊び慣れた大人が通う名店。 時には自分の飲みたいワインや日本酒を片手に、好きな料理を注文し、豪快に飲み明かす人もいるそうだ(持ちこみは自由、無料)。 佐藤さんの人柄が作り出すほっこりとした空気と、「とにかく美味しいものを、たくさん食べて欲しい」という想いが生み出す本気の料理。 今夜は、そのギャップにヤラれたい。...
店主・佐藤さんの人柄も人気の理由だ。「とにかく麻布十番という土地と、この周辺住民の方に本当に助けられてきました」と語る。 時折、店にも顔を出す女将・渡辺晃美さんもその一人である。生まれも育ちも麻布十番という渡辺さんの親が、築地でマグロの仲卸をしていた時に築き上げた人脈を活かし、仕入れる鮮魚は、銀座の一流寿司店と同レベル! 上質な海鮮を存分に楽しめるのが「うにと焼きのり」。のりの上に、たっぷりとのった...
ひとりで切り盛りできるように8席の店にしたのだが、「いろんなものを食べてほしい」(店主・佐藤修一さん)と海鮮を刺し身、焼く、揚げるなど様々な料理で楽しませようとメニューは豊富。 それらはちょうどふたりで食べきれる程度の量が出る。とはいえ、量は半量にも倍にも応じてくれ、メニューにない料理も可能な範囲で作ってくれるなど、わがままが叶うのが嬉しい。 使い勝手のよさ、居心地のよさは抜群で、開店から閉店近くま...
いかにも遊び人好み。『あそこ』をひと言で表現するとそうなってしまう。店の雰囲気は定食屋、よくて居酒屋。そんな構えであるというのに取り扱う素材や味は銀座の一流鮨店と同レベル。こんな店にパートナーを連れて行ったら、「この人、デキル……」と食通として株があがることは間違いない。 さて、この店で肉といえば岩手おがた牧場直送「前沢牛ざぶとんの炙りわさびしょうゆ」となる。串を打って炭床で20~30分焼く。このとき塩は...
いかにも遊び人好み。『あそこ』をひと言で表現するとそうなってしまう。決してきれいとは言い難い。ここが食べもの屋だというならば、定食屋。よくて居酒屋。そんな構えであるというのに刺身の素材は銀座の一流鮨店と同レベル。 海老フライを頼もうものなら車海老、それもその時期に良い産地の天然ものを揚げてくる。このギャップを楽しめるのはこなれた遊び人に限られるだろう。それもとびきり食いしん坊の。魚が良いのは親の代まで築地でマ...
「何、食べに行く?」「和がいいかも!」 そんな会話が、大人になるにつれ増えていくような気がする。歳を重ねると「和食」の素晴らしさに改めて気付く。 しっと...
スターシェフが作り出す、イノベーティブに心打たれる
JALのファーストクラス、ビジネスクラスのメニューの開発、地方食材とのコラボ企画「深夜定食」を冬季期間限定で提供するなど、既存にないスタイルに果敢にチャレンジする『山田チカラ』。定食・朝チカラ(¥3,500)は、味や見た目はもとより栄養面にも深い配慮。フレッシュな野菜ジュースで血流を促し、豆腐や野菜を使った惣菜4品をまず。土鍋ご飯に、焼き魚と店主のこだわりが満載だ。...
『ラルーヌ』をはじめとした国内で修業を積んだのち渡欧。かの『エル・ブジ』のフェラン・アドリア氏に師事。和と洋の垣根を超えた料理を、茶懐石のスタイルで味わうことができる『山田チカラ』。鮮度の高い素材使いに加え、栄養バランスも計算された充実のメニューは、まさに絶品。料理長と女将の二人三脚の渾身のもてなしは、忘れられない時を刻んでくれるだろう。...