東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
『銀座 奥田』出身の実力派。ダイナミックさの中に四季を感じる料理に魅了される
コロナ禍真っ只中のオープンだったにもかかわらず、早くも星に輝き名店の仲間入りを果たした『赤坂おぎ乃』。 店主の荻野聡士さんは『京都吉兆 嵐山本店』で8年、『銀座 小十』で7年研鑽を積んだ気鋭の料理人だ。 名だたる料亭と割烹の双方で学んだノウハウを、自身の店では独自に昇華している。...
八寸に焼物、揚物に食事まで、まるで懐石のコースを詰め込んだような豪華さ。 手間を惜しまず、旬味をしのばせた正統派の日替わり松花堂弁当には日本料理の真髄を伝える店主ならではの思いが詰まっている。...
「港区」。東京でもっとも艶やかであり、食のトレンド発信地と言っても過言ではない。まさに1年を締めくくる年末の華やかなデートにふさわしいエリアといえるだろう。 ...
美しく彩られた作品はまさにアート。世界も認めたオートクチュールな料理
世界の食通が『TAKAZAWA』の髙澤義明シェフの料理を賞賛する理由は、圧倒的な美的センスと、食材に命を吹き込む緻密な仕事にある。 春限定で提供される名物が、天然車エビを主役にした生春巻きだ。 底にピーナッツソースを忍ばせた深皿にライスペーパーを貼り付け、ハーブやエディブルフラワーで花園のような景色を創出。 シェフがその場で巻いたものを食せば口中に春の香りが広がり、プリプリとしたエビの食感に陶然となる。コース...
「赤坂」という名の通り坂が多いこの街は、地形の高低差により街の表情が異なる。都内でも屈指のグルメエリアとして知られ、路地裏にひっそりと佇む名店も数多い。 日枝神社のほど近く、外堀通り沿いのビル2階に店を構えるのは、2012年にリニューアルを行った『TAKAZAWA』。...
主、自らが客人のために奔走して集めた食材を、創意工夫を凝らした料理にしてもてなす「千利休の茶の心」をコンセプトに謳う。シェフの高澤義明氏が供するのは、全国各地の情熱ある生産者を訪ね、納得のいく素材でゲストのために腕をふるったオートクチュールの料理。クリエイティビティに溢れ、感性さえも刺激する。洗練された空間、まさに隠れ家、という立地、店へのアプローチなど、すべてが特別だ。 (この店舗は店名を変更しておりま...
レストランは、「ただ料理を食べる場所」ではなく、「大人の男女が繰り広げるドラマの舞台」だと、東京カレンダーは常に訴えてきた。 「味はもちろんのこと、見映えもい...
キャビアはチョウザメの種類によって価値が変わるが、なかでもオオチョウザメから採取される「ベルーガ」が最高峰といわれている。 採卵まで長い年月がかかり、体数も少ないため希少。最高値で取り引きされているのだ。 パリに本店を構え、自社で製造も手掛けるキャビアブランド『ブタリ』。 赤坂にある東京本店では、本国と同じ味わいが楽しめる極上品が、本店直輸入で定期的に届くのだという。...
前号となる月刊誌12月号では激動の東京レストランシーンを“総選挙”に見立て、リアルに行きたい話題のレストランを多数掲載した。 ただ、それだけでは、東京のレスト...
蟹を食べても無口にならない!焼き・茹で・刺しと目の前で蟹が七変化する
全国の名産地から極上のカニだけを仕入れ、松葉ガニ、たらばガニ、毛ガニなどのメジャーなカニから希少な品種までを一手に扱う、カニの大家がある。 その逸品を、札幌の名店『活カニの花咲』から特別に伝授された技で捌いて調理し、美食家を喜ばせてるという。 カニの隅々までを最高の状態で供するのだから、もはや東京一のカニを味わえる店、といっても過言ではないだろう。 その店こそ、赤坂と銀座にある『きた福』。活カニだけを取り扱う...
2012年11月にオープンした『きた福』が、予約限定でランチ営業をしていることは、あまり知られていない。意外にも土曜の予約が少ないらしい。夜と同じ内容なので、時間には余裕が必要だ。...
冬の味覚の代表格、蟹の中でも稀少性と味の両面に於いて最高峰とされるのが「間人蟹(たいざがに)」。 蟹料理を専門とする、ここ『活かに料理 赤坂 きた福』でも、そうしょっちゅう入荷するものではないらしい。なにせ、間人港のズワイガニ漁船は、わずか5隻。その上、冬の日本海は時化ることも多い。 さて、運良く入荷のタイミングを捉えられたのが、この間人蟹。料理長の川﨑真人氏が、的確に包丁を入れると、長い間人蟹の脚...
東京に料亭はゴマンとあれど、こんな店なかなかお目にかかれない。北の海の幸・タラバガニを、もっとも新鮮な状態、つまり生きたまま丸ごと卓上に提供するのが、ここ『きた福』。座席構成は、6人用個室が全3室のみという潔さ。料亭版ライブレストランよろしく、1室にひとりの板前が付きっきりで調理を行うためだ。 手入れされたまな板とともに座敷へ登場するのは、毎日北海道から空輸されるオホーツク産活タラバ。それを見事な包丁捌きで素...
厚さ2cmのすき焼き肉に肉ラバーたちも感動。名物”すきやき風の牛鍋”は必食
店主の永山俊志さんは、20年以上和牛と関わるプロ中のプロ。 全国から厳選した黒毛和牛の塊肉から、余分な筋や脂を取り除いて捌く「磨き」の達人で、カウンターからはその様子を間近に見ることができる。 リブロースなら、これまで「1万2,000本は磨いた」そうで、塊の上に乗るカブリ、中心部分のリブ芯、それを覆うマキ、下部のゲタ、と見る見るうちに部位ごとに切り分けていく。 そして、鉄鍋をゲストの前に設置。聴覚をこれでもか...
店主・永山さんは肉の世界に入って20年のオーソリティ。 塊肉を美しく捌く“磨き”をゲストの前で仕上げるという、ライブ感が楽しい。 美味なるエンターテインメント空間だ。...
明治初期から中期にかけて食されていたという「牛鍋」。それと同様のスタイルで、割り下をかけてネギを乗せ善光寺味噌を使ったたれで仕上げる。しっかりとした味噌の味が分厚い肉によく合う。...
カウンターの席に座る。眼前でシェフが躍動し、視覚、嗅覚、聴覚が刺激される。そしてサーブされるできたての美味なる料理。 最終的には、味覚が刺激され、傍らにいる“...
オーナー自ら市場で吟味する、新鮮かつ上質なホルモン。個性豊かなサイドメニューも人気
ここでは、生肉がドドーンと大迫力で登場するが、ベストな仕上がりのためにも焼きはスタッフに任せたい。 客の目の前で転がしながら焦がすように、全面をカリカリに焼いていく様は、思わず見入ってしまうほどのライブ感だ。 そして、網の端で数分寝かせたら厨房へ。 皿に盛ってお色直しした肉は美しくカットされており、ミディアムレアの美しい断面にじんわりと肉汁がにじむ。 かみ締めれば、野趣あふれる旨みが炸裂する。...
もみダレをまとったランプとイチボの薄切り肉を、炭火でほぐしながら焼き上げる。 すき焼き感覚で卵黄と絡めて。1,100円。...
スープには牛、豚、鶏の出汁を使い、細めの韓国冷麺を使用。シャーベット状にしたスープは、最後まで味が薄まらず温度も保ってくれる。 水キムチときゅうりのナマスも合う一品。1,100円。...
焼肉の激戦区、赤坂でシルクのような極上肉を味わいたい
中でもひと際目を引くのが、看板メニューの「ミルフィーユロース」。 一般的にロースといえば背中の肉を指すが、同店ではリブロース芯を中心に、サシと赤身のバランスの良いものを厳選。 それを数ミリの薄さにスライスし、ミルフィーユケーキのごとく3層に重ねて提供しているのが、この「ミルフィーユロース」だ。 弾力を持ちつつも、3層あることで口の中で溶ける独特な食感を生む。これが美味しさの秘密。...
丁寧に熱処理した赤身肉が芯までしっとりとして、上品な味わい。 添えられた松の実が食感と苦味のアクセントに。1,100円。...
あっさりとした自家製牛骨だしを使い、冷麺用のスープを仕上げる。透き通ったスープは上品な味わい。 喉ごしのいい、韓国冷麺とマッチしている。1,100円。...
2014年7月に赤坂店がオープンした京都の名門『天壇』は、秘伝のつけダレが有名。「お出汁」と呼ばれる、黄金色に透き通ったタレは、牛コツからとったスープをベースにしている。 透き通ったこのスープは本店のみで作られる秘伝の味。東京の支店にも、京都から毎日作り立てが届けられ、それを本店のレシピ通りに、薄口醤油やお酢などで味をととのえて仕上げている。これが、思わずそのまま飲みたくなるような、品のよい爽やかな味わい...
バターの香りが食欲を激しく誘う“ビフテキ丼”は、ご褒美ランチにオススメ
個室には滝が流れ、特別感を演出。 現在、赤坂の一等地に佇むこの店は、落ち着いた大人たちに相応しい。...
艶やかに輝くビフテキ、そしてとろりと溶けるバター。眺めるだけで幸せな気持ちになれる『津つ井』の「ビフテキ丼」は、昭和25年の創業時から続く名物メニュー。 ビフテキは網で丁寧に焼き上げられており、柔らかな食感を残すために半レアの状態で供される。特製ダレとバターの相性も抜群で、瞬く間に胃に収まっていく。たまにはこんな丼もあり。...
かつてない年明けを迎え、「日常の豊かさ」とは何かを、より一層考えさせられることとなった2021年。 「ちょっと美味しいものを」っていうカジュアルなタイミングや...
日本酒好きと行きたい赤坂の大人の隠れ家。 ほっとする和食を堪能できる
丁寧に仕込まれた食事に寄り添う珍しい日本酒を楽しめる、赤坂の人気和食店。純米にこだわり、スッキリから芳醇なタイプまでバランス良く15種類ほどの厳選した銘柄を揃える。 こちらの〆ごはんは、「新秋刀魚の土鍋ごはん」。名物、炊き込みご飯。注文を受けてから炊き上げる。 脂がたっぷりとのった新秋刀魚は、なんとたっぷり2匹。この秋の必食だ。...
ホルモン好きが思わず垂涎!マルチョウの旨味に白米を欲する
一にも二にも鮮度と言われるホルモンですが『おやじのおとうと』のそれは、一口食べれば、味の違いがわかるはず。 この店といえば、やはり自慢のホルモン。いわゆるマルチョウに当たるが、これが濃厚な辛みそダレと絡まれば、もう箸とビール、白米が止まらない! したたる脂の一滴も逃したくない!と思わせる、最高クラスのホルモン! 韓国料理が多く、焼肉激戦区な赤坂で、必ず訪れて欲しいお店だ。...
焼肉においてホルモンのクオリティとは何よりも鮮度。そして丁寧に処理されているか。一番基本的なことではあるが、このふたつがすべてである。味わいにダイレクトに影響を与えるからだ。 ここ『おやじのおとうと』のメニューをひと通り食べてみるとそれが理解できるだろう。余計な言葉はいらない。一言、シンプルにして本当に美味しいのだ。名物・ホルモン焼きは秘伝の辛みそタレの旨さをまとっている。しかも焼き上げることで凝縮される肉の濃厚さは悶絶クラ...
高級レストランの料理人が手掛けるBAR。上質な雰囲気は“最強の2軒目”として重宝する
酒も、国産をテーマに、クラフトビールやワインなど、ここでしか飲めない銘酒を多彩に揃えているのだ。...
忙しかった平日も終わり、明日は休み。さぁ、今宵は何をしようか?こんなワクワクする高揚感を感じられるのは「金曜夜」だけの特権だ。とはいえ、東カレ世代は、バカ騒ぎをしな...
一人一鍋だから自分のペースで楽しめる!女性に人気の赤坂のしゃぶしゃぶ店
赤坂勤務のサラリーマンやOLに大人気の『武蔵 (むさし)』は、ランチタイムには行列ができるほど。 お目当ては、もち豚のしゃぶしゃぶだ。カウンターにはマイ鍋がセッティングしてあり、1人1鍋だから自分のペースでしゃぶしゃぶできるところが嬉しい。...
行列の秘密は、胃もたれしない軽やかさ。自慢の極厚ロースを岩塩でいただくとんかつ店
都内の名が通ったトンカツ屋は、ほぼ食べ歩いたという店主。辿り着いたのは、週に一度は通いたくなるような胃もたれしない“軽いトンカツ”だ。 「上ロースかつ」は、自慢の和豚もちぶたのブロックを分厚くカットした逸品。「まずは、レモンと岩塩で、肉の旨みを存分に堪能してください」と、肉に自信があればこその提供をする。 油切れのいい中屋のパン粉や、三重県桑名の米油、5つ星お米マイスター厳選の新潟佐渡島産こしいぶき、8種のハーブ岩塩な...
とんかつ好きが高じてとんかつ屋を始めた御主人の佐藤誠氏。目指すは毎日でも食べられるライトなとんかつだそうで、吟味の末に選んだのは、豚本来の旨みはしっかりと感じさせつつも、後口がサラリとした山形の和豚もちぶた。 油切れの良い米油を用い、160度の低温で約15分じっくりと揚げる“特ロースカツ”は歯触りも軽やか。1人前250gと迫力のひと皿だ。...
東京中華のレジェンド!お忍びデートにぴったりの一軒家レストラン
『Wakiya一笑美茶樓』をランチで利用するなら、ぜひ一度は「とっても辛い担々麺」を味わってほしい。容赦ない辛さが襲うが、食べた人誰もがファンになって帰って行くのだ。 さっそく味わってみると、まず感じるのは自家製辣油が生み出す爆発的な辛さ。唐辛子など15種類ほどのスパイスをブレンドして作られる自家製辣油は、脇屋シェフが担々麺のために開発したものである。...
15歳から料理の道を志した名人、脇屋友詞がオーナーシェフを務めるモダンチャイニーズ。 「料理はもちろん、接客、店内の雰囲気、すべてが完璧。特にフカヒレ上海風煮込みは、誰もが感動するはず。敷居の高さを感じるなら、ランチも充実しているので、軽くランチデートとめかしてみては」と賛辞を惜しまない一軒家レストランだ。...
別名“美肌鍋”と呼ばれる、唐辛子たっぷりのカムジャタンが旨い韓国料理店
カムジャタンは韓国味噌、唐辛子、焼酎などが入ったソースに豚骨スープを加え作る内観...
しゃぶしゃぶの歴史を牽引してきたこの店の味を一度は堪能したい
もう年末ムードが漂う今日この頃。1年の疲れを癒すには、美しいサシの入った牛肉のすき焼きを存分に楽しみたい! そんな時は東京都内厳選のこのお店に行って欲しい。今回紹介する6店は、それぞれ王道系、進化系を代表する都内すき焼きの名店ぞろい。 どの店も高級な牛肉をこれでもか!というほど美味しく、贅沢に味わえる。さあ、最高の”肉納め”に足を運ぼう。...
モンゴルで生まれた、“涮羊肉(シュワンヤンロウ)”が、いわばしゃぶしゃぶのルーツ。これが中国より日本に伝わったのは太平洋戦争後。元祖は祇園『十二段家』だが、昭和30年、いち早く東京に広めたのが、ここ『ざくろ』だ。 落ち着いた店内で頂くしゃぶしゃぶは、手頃な国産牛からA5の特撰黒毛和牛まで3種類。なかでも、同店ならではの味を堪能するなら、やはり特撰黒毛和牛を味わいたい。 さらに忘れてならないのは特製の秘伝の胡麻ダレ。門外...
東京・韓国料理の草分け的存在。常連が〆にリピートする「自家製手打冷麺」は必食
東京の韓国料理店の草分け的存在として知られる『草の家』。焼肉の〆に多くの常連がオーダーするのが、自家製手打冷麺だ。 〝純韓国料理〞にこだわるとあって、麺も咸興から仕入れるサツマイモの粉を使用。茹であがった麺は冷水にさらし、よく揉むことでプチッと小気味のよい食感に仕上げる。 牛すじや香味野菜を5時間かけて煮込むスープには韓国料理に使われる香木や唐辛子の種を加えて深みのある味わいに。涼感あふれる本場の味に心が満たされる。...
ここまで新鮮なホルモンだと「焼きすぎ厳禁」も頷ける
「肉の鮮度、カットの技術が抜きん出ている」とホルモンラバーを虜にする赤坂『かぶん』。厚切りカットのハラミや新鮮なホルモンを存分に堪能したあとのお楽しみは、オーナー肝入のカルまぶし。 にんにくと胡麻油の香りが食欲をそそるカルビに、牛、豚、鶏から取った醤油ベースの出汁をかけて食べればパンチのある美味しさに昇天! “肉試合”のトリにふさわしい最強のスタミナ丼だ。...
カルまぶし。カルビをひつまぶし風に食すオリジナルメニュー。〆ごはんにKing Of キムチ。なかには鮪や平目、海老、帆立などがたっぷり詰まっている...
「新鮮なホルモンは焼き過ぎないのがコツ」と語るのは店主の李氏。ホルモンは自ら食肉市場に出向き、昔なじみの卸から仕入れた逸品だけをそろえる。食すべき最高のタイミングを見極める、店主の七輪を確認する眼光は鋭い。 【おすすめ料理】 キングオブキムチ ¥1,280...
スタイリッシュな空間で、エッジが効いたこだわりのビールとともに寛いだ時を過ごそう
コンクリートの壁にクラックが走る退廃的でクールな内装に、木製の家具が絶妙にクラフト感を伝える『sansa』。ストイックなインテリアはビールとここで寛ぐ人々が加わって初めて完成される。 店主の橋本一彦さんはエッジの効いたビールと料理の提案で、クラフトビールの世界を広げるキーマンの一人。個性的な味わいと料理の驚くべきアプローチに酔いしれて、サプライズな時間を過ごしてみたい。...
仕事帰りにサクッと!クオリティの高い料理に必ず満足できる赤坂の居酒屋食堂
居酒屋で一万円を食べ、飲みきるとしたら、選択肢はやはり多い。しかも、名店で腕を磨き、同様のルートで仕入れをできるセカンドラインの居酒屋なら、満足度はますます高くなる。 『分店 なかむら食堂』はそんな流れを汲む居酒屋であり、食堂だ。全店舗での統一コンセプトでもある“旬を生かす”というメニュー構成は季節ごとに胸躍るものがあり、毎日通っても飽きないだろう。...