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幻の牛肉・土佐あかうしを味わえるイタリアン!薪で焼き上げられたビステッカが絶品
“薪火でしか出せない肉の美味しさに注目です“ 店名の『ヴァッカロッサ』は赤牛を意味し、その名のとおりここでは土佐あかうしを堪能できる。 「シェフは肉に精通していて、肉の焼き加減が素晴らしい。ここでは薪火で焼き上げるので、少しスモークされたような香ばしさがあり、肉の香りにも広がりが出ます。イタリアの赤ワインがどんどん進みますね」 ■プロフィール 大森由紀子/料理研究家。 メディア活動のほか、料理・菓子教室“エー...
イタリアンにおいて肉料理「ビステッカ」はシェフの腕が問われるメニュー。火の入り方、塩の加減、余熱でどこまで調理できるか。こちらはまさにそれらすべてがマッチしたビステッカが味わえる最高のリストランテである。 使用する牛は今最も注目されている土佐あかうし。その名の通り赤身に旨さが際立っている和牛だ。そして内観は白一色で統一されて、いかにも異国情緒が漂う。センスのいいお店のセレクトとは、こういうことだろう。...
イタリアでの修行時代、トスカーナで出会ったビステッカの旨さに魅了された渡辺雅之シェフ。以来、理想のビステッカを目指して様々な牛を試していくうち、ようやく見つけたのが土佐のあか牛。 「現地の味を上回る味に感動した」そうで、なんと渡辺シェフ、人気店だった「ヴェッカッチャ」を閉め、店名も「ヴァッカロッサ」(赤い牛)に変えて2013年に再スタート。そして今、そのあか牛に続き、渡辺シェフの熱い視線が注がれているのは...
肉塊を強火で焼くためにしつらえたというトスカーナ暖炉で、30分ほどかけてしっかりとした焼き色をつけつつも、肉汁を逃さずに焼き上げられたビステッカは、噛みしめるほどに味わいが広がる逸品だ。 “肉焼きの達人”渡邉雅之シェフが惚れ込んだのが、高知県産の「土佐あかうし」。赤身の味の深みと、霜降りのバランスの良さがその魅力だが、年間出荷量は約700頭。 和牛生産量全体のわずか0.2%だというから、まさに稀少で...
もはやハンバーグではない。ステーキである。 まずは切ってみてほしい。食欲をくすぐる色合いに焼き上がった、肉のかたまりにナイフを入れる。すると刻まれた肉片が、こぼれ落ちる。 店名さえも「赤牛」(=ヴァッカロッサ)としてしまったほど、渡邊雅之シェフが惚れ抜いた土佐あかうしを、粗く刻み、網脂で包み、薪火で焼き上げているのである。 切ったハンバーグを食べる。焼けた香ばしさに続いて、猛々しい肉の香りが広がり、奥歯でぐっ...