東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
出汁へのこだわりが半端ない…!釜飯発祥の街・浅草で向かうべきは、この釜飯専門店
今や浅草の釜飯にもさまざまなタイプがあるが、『麻鳥』の釜飯はまず出汁がスゴい。日高など、3種の昆布を使うだけでなく、枕崎産本枯節も併用。具材もきっちり吟味されている。 重昭さんは築地の仲卸で修業していた時代があり、そこで目利きの技術を会得。家族のような信頼関係も築き、「良いものだけ」を仕入れているのだ。 「カキは特大のみを厳選していますが、エビは才巻。こちらの方が大きいものより断然甘みが強い」 注文が入ってから炊...
昼からデートをすることになった。 男性は港区界隈で繰り出す「夜の必殺パターン」が使えないし、女性は「銀座でやっつけ映画」なんて展開だったら、つまらないと思うだ...
クセのない味とふんわり食感の“どじょう鍋”に感激!浅草通も認める、明治創業の店
江戸時代には庶民の味として親しまれていたというどじょう料理。だが現在では、専門店の看板を掲げるのは都内でもわずか数軒に。浅草観光といえばまず名の挙がる料理だが、女性の中には敬遠する人も。 しかし、こちらなら心配無用。専門店の中でも長い歴史と高い評判を守り続けているのが『どぜう飯田屋』だ。 店構えといい、籐敷の大広間といい、下町の風情十分。店の創業は江戸末期・慶応年間だが、明治35年よりどじょうの専門店として営業。1...
夏になると、うなぎでスタミナ付けが定番だけど、江戸っ子としては「うなぎよりもどじょう!」と主張したい私がおすすめするのは浅草の『どぜう飯田屋』。今でも天然物のどじょうを厳選して使用している明治創業の老舗です。 小さな鉄鍋に張った丸煮にたっぷりのねぎを乗せて、しばし温めたらできあがり。骨まで柔らかく、かつ身は崩れることのないように煮上げるので、どじょうの美味しさを余すことなくいただけます。 世間じゃ”どじょう未体験率”が...
江戸時代から滋養食として親しまれた、どじょう。田んぼにいたそれを丸のまま、臓腑も取らずにみそ汁に入れて食べたのが始まりと言われているが、あまりに庶民派すぎたゆえか、文献をひもといても正確な端緒は分からず仕舞いだとか。 今、東京にあるどじょう屋は5軒。だが1軒は休業中で再開は未定と言う。有名料理なのに、新規参入の声も聞かぬ不可思議などじょう鍋業界。 「あら、そういえば食べたことないわ」「それじゃ、いけないと思...
普段とは違うデートを楽しみたい時に!珍しいお座敷でどじょうが食せる、浅草の老舗店
暖簾をくぐると、目の前には道場のような広い座敷が。これは〝入れ込み座敷〞という江戸時代の風情をそのまま残した座敷で、テーブル代わりの板を挟み、腰を下ろして向かい合うのがユニークだ。 この席を予約したら、女性には事前に靴を脱ぐ旨を先に伝えておいた方がベター。 「なんかドキドキするね」。色っぽい彼女が今日は少し可愛らしい。...
強烈なビジュアルのカニ鍋が大人気!ふぐ料理と一緒に頂きたい、浅草の店
寒い季節に恋しくなるのは、身も心も温めてくれる鍋。 都内随一の強烈なビジュアルで食べる前から圧倒される、『牧野』の「かに大根鍋」をご紹介しよう。 毛ガニにバターを加え、さらに〆にはイクラまで登場する、ずる過ぎる美味しさなのだ!人気店だけに毎年冬場の予約は争奪戦。忘年会シーズンに突入する12月の予約はほぼ予約は埋まっている状態だが、11月ならばまだ予約できる可能性もあるとか! 浅草きっての名店である『牧野』の「かに...
ふぐの有名店で、ふぐに劣らず人気なのがこの鍋。味つけはシンプルに出汁と味噌のみで、毛蟹の味噌や出汁がしみた大根が客を魅了する。唐辛子もいいアクセントに。「冬は無性に温かいものが食べたくなります。そんな時に食べるのがここの蟹大根鍋。〆の雑炊も最高!」...
効能たっぷりの“すっぽん鍋”に感動!浅草で50年近く続く、ふぐやすっぽんの料理店
浅草で50年近く、ふぐやすっぽん、鱧(はも)料理などを手がけてきた店。おすすめはコラーゲンたっぷりで女性にも人気の高い「スッポン鍋コース」。国産の活すっぽんを酒で煮込み、身が柔らかくなったものを味つけして鍋にする。 すっぽん独特の深い味わいが滲み出たスープは絶品なので、〆の雑炊も欠かさず味わってほしい。橙(だいだい)を絞って作る自家製ポン酢もポイント。...
すっぽんほど食材の良しあしと炊く技術がはっきり分かれるものはないように思う。クリアなスープを飲み進めても、最後のひと匙に泥臭さを感じる残念な例がある。そんな苦手意識がある人にこそ訪れて欲しいのがここ、浅草寺裏にある『つち田』だ。 店主・土田裕氏の母上が開いた小料理屋『栗ちゃん』を父上が引き継ぐ形で1966年に創業。ふぐを看板としてきたが、現在は浜名湖産を中心としたすっぽんが人気だ。 基本コースの構成はシンプル。生き血の...
そして、スッポンである。『つち田』の鍋にはささがきしたごぼうと斜め切りしたネギのみが入る。豆腐など水気が出るものは加えない。せっかくの出汁の旨みを薄めてしまうからだ。 日本酒に漬けた胆嚢と心臓をつるり、レバーを塩とごま油でしゃくしゃくと嚙み、黄金色の出汁とコラーゲンたっぷりの身を流し込めば、翌朝を待つことなく身体は火照り、額が光る。 単純なのに、味も効能も深い。...
“ふぐ三昧”のお料理と、圧巻のいけす。様々な調理法で新鮮なふぐが楽しめる向島の店
1975年創業の花街・向島に店を構えるふぐ料理店。2代目・淳平氏は下関でふぐの加工を2年、福岡でホテルの和食や小料理屋、さらにはクラブなどで10年間と、さまざまな場所で修業を積んだ持ち主。「僕の今まで見たものや食べたものが新しい料理の感性へとつながっている」と、ふぐ料理に自身の経験を活かし、新しい風を吹き込んでいる。 例えばふぐの煮こごり。フルーツトマトや山芋と一緒にグラスに盛り合わせ、伝統的な料理を印象的な一品へと様変わりさせ...