和食を愛する人が集う店。雲丹やキャビアがのった世界一贅沢な素麺は必食
店主の黒木純さんの腕前に惚れ込み、年に5、6回のペースで店を訪れる浜崎さん。 常連客のあいだで「世界一贅沢な素麺」と言われているのが、徳島の半田素麺に雲丹やキャビア、卵黄をたっぷりのせたこの逸品(¥40,000~のコースより)。 かつお出汁やそれぞれの食材の風味が上品に重なり「食べ終わるのが惜しいのに、一瞬で食べてしまいそうになるほど美味」。 予約困難で有名な同店だが、昼の部であれば、運よく席を確保できるかも!?...
~佇まいがすでに“美味”これぞ和の真骨頂~ 和食をこよなく愛す人たちの中で根強い人気を誇る『くろぎ』。贅の限りを尽くした品々を満喫できる店には違いないが、それはただ高級食材をいただけるという意味ではない……。 旬の素材を吟味し、入荷するものを日々変化。その味を最大限に生かすために、手を加え過ぎないよう調理することが“黒木の料理”だと黒木純氏は考える。「たとえば調味料は、美味しさを感じる限界まで抑えます。頻繁に訪れていた...
「あの店、まったく予約が取れないらしいよ」 東京で「食」を愛する人々が、時に口にする言葉だが、何も、そのお店を批判しているわけではない。むしろ真逆で、お店への...
一生通いたいと思える、和食の真髄を感じさせる二ツ星の名店
土鍋の中でつやつやと炊きあがる新米と、愛らしく添えられた銀杏や新イクラを見れば、ここ『晴山』の技術と遊び心がわかる。 10月下旬、通常の新米よりやや遅れて届く熟成米。あえて収穫を遅らせることで、旨みが凝縮されるのだという。この時期は香ばしく焼きあげた秋鮭、新イクラ、銀杏を添えて。土鍋の中で織りなされる秋の味覚の共演は、この時期だけの美味。...
語り口は明朗快活。しかし、ひと度包丁を握れば“実直”のひと言が所作より滲み出る。カウンターで目にする、店主の立ち居振る舞いは実に眩しい。 「料理が美味しいのはもちろんですが、気持ち良く食べていただく空間を作るのも、料理人の大切な仕事。楽しんでいただいてなんぼだと思っています」 山本晴彦氏は岐阜で全国に名を馳せる日本料理店『たか田 八祥』の出身。学んでいたのは東京にある調理師学校だったが、そこで特別講師として来校していた...