東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
青山のビルの地下に潜む、ワインショップ&レストラン。シーン問わず重宝する
奥行きのある広いダイニングスペース。グリル台が目の前にあるカウンター席はデートにも最適だ。 奥の大きなテーブルは16名着席可。...
新陳代謝の激しい街・青山で10年以上も支持されてきたワインショップ&レストラン『W 表参道』が、今年5月に場所も新たに生まれ変わり、さらにパワーアップを果たした。 新天地は、骨董通りの1本裏に建つビルの地下。 店名を『W AOYAMA The Celler&Grill』と改めた上、イノベーティブな料理で人気を博す外苑前『JULIA』の“シスターレストラン”という魅力的なコンセプトが加わり、話題性も十分だ。...
なんとこの店、1000円以下のデイリーワインでも、1本ウン万円という憧れのグランヴァンであっても、抜栓料として店内持ち込みにかかるのは600円のみ。高ければ高いワインほど、店で味わうと、かなりお得というわけだ。 であるなら、思い切って奮発してしまおう、という貴方ヘ、さらに朗報!そんな美酒をしっかり支えてくれるのが、店内中央に焼き台を備えるグリル料理。豪快な肉料理の数々が、香ばしい焼きたてでテーブルへ。 ...
2022年は新たな一歩を踏み出した年。 苦しい時を乗り越え、時代に合わせて進化する強さと柔軟さ、たくましさを持つものこそが輝きを放つ世の中になってきた。 ...
代々木公園を代表する人気店!一度行くとまた食べたくなるポルトガル料理
ポルトガルと日本が通商条約を結んで150年目に当たる2010年にオープンしたのが、ポルトガル料理の店『クリスチアノ』。 代々木八幡の小さな路地にありながら、連日賑わいを見せている。 オーナーは、ヨーロッパ各国で長年研鑽を積み、帰国後は渋谷『アロッサ』などの人気店で腕を振るった佐藤幸二さん。 独立を機に「ニッチで、何かルーツがある国の料理をやりたかった」と考えた結果、たどり着いたのがポルトガル料理。 現地...
店主は、『お惣菜と煎餅もんじゃさとう』や『マル・デ・クリスチアノ』など数々の人気店を手がけている佐藤幸二氏。彼はヨーロッパやアジア各地で6年間の海外生活を送るうちに、ポルトガル料理の奥深さに気がついたという。 『クリスチアノ』に込めたのは「日本でもっとポルトガル料理が受け入れられるように、ポルトガルを知るきっかけとなれるような場所になりたい」という想いだった。 海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。...
近年、新店がどんどん増え、注目されているグルメエリアが「代々木上原・代々木八幡」だ。 このエリアを語る上で外すことの出来ない名店のひとつが『クリスチアノ』。 その料理の美味しさを紹介しつつ、このエリアが人を惹きつける理由に迫りたい。海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。 代表的なのは、バカリャウという鱈の塩漬けの干物を用いた品々だが、同店では、そんな本場の味を、「自家製バカ...
ポルトガル料理というと、あまりピンとこないかもしれないが、海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。野菜や魚を使った料理が多いので、意外とヘルシーなのも嬉しい。 代表的なのは、バカリャウという鱈の塩漬けの干物を用いた品々だが、ここ『Cristiano's(クリスチアノ)』では、そんな本場の味を、多彩なメニューで楽しむことができるのだ。 90種近く揃うというポルトガルワインも面白い。夜...
「賑わう」、それはその店が絶大なる人気を誇っている証拠に他ならない。 コロナも落ち着きをみせ、東京の夜がにわかに活気づく今、また「賑わう店」へ向かいたい。 ...
目にも楽しいお洒落で美味しい料理。渋谷の裏通りに佇む隠れ家ビストロ
温かな灯りが窓からこぼれる路地裏の一角は明らかに、街の喧騒と無縁の落ち着いたオーラで満ちている。 レコードプレイヤーから流れる音楽は優しく、仄暗い癒やし空間を求め、今宵も男女が集う。...
宇田川町の路地裏にひっそり佇む隠れ家ビストロ。 「カジュアルにちょっと気の利いた料理を」というコンセプトのもと10年続く店は、フレンチを食べ慣れた人にも多く愛されている。店内は木を多用した温かな空間。 ビオワインも豊富に揃い、じろうさんも「飲みやすくて美味しい」とグラスを傾けていた。...
おつまみの中でも、女性人気が高いフライドポテト。 宇田川町の裏通りにひっそりと佇む隠れ家的ビストロでは、ちょっと珍しい「フライドポテト ミモレットチーズとクミン」¥756が食べられる。 180℃でカラッと揚げたポテトにチーズとクミンシードをふりかける。 シンプルな工程だが、本場フランスで修行経験を積んだシェフにかかると香り高いひと皿に。 自慢のビオワインやクラフトビールともマッチ。高感度...
数あるあんバターコッペの中でも、理想的なビジュアルで提供されるのが『ビストロ ロジウラ』の「あんバターリコッタチーズサンド」。 ブレックファスト&ブランチで味わえる愛らしすぎる人気の逸品の魅力に迫った!2011年に「カジュアルにちょっと気の利いた料理を」というコンセプトで誕生した『ビストロ ロジウラ』。代々木八幡の人気店『PATH』の姉妹店だ。 渋谷に居ることを忘れさせてくれる佇まいと、料理の美味し...
南青山の路地奥に佇む鮨店。中トロの握りから始まるおまかせコースは絶品ぞろい
青山通りを一本入った路地の奥に、ひっそりと店を構える『鮨 龍次郎』。 そんな隠れ家の暖簾をくぐれば、木曽檜のカウンターも清々しい凛とした和の空間が現れる。 このカウンター11席が、いわば“龍次郎劇場”だ。 本まぐろの中トロ。『鮨 龍次郎』のおまかせコースは、この一貫から始まる。 修業先の『海味』に倣ってのことだが、中村さんにとっても、まぐろはとりわけ思い入れの深いネタ。「中トロは名刺代わりの一品です」と話す...
大将の中村龍次郎氏は、伝説のカリスマ鮨職人、長野充靖氏に薫陶を受け、長野氏亡き後は名店『海味』の二代目に。ミシュランの2ツ星を守り続けていた。 その彼が満を持して独立。南青山の路地奥、まるで人目を避けるかのような佇まいの一軒をオープンした。 外苑前駅からも青山一丁目駅からも歩いて5~6分という立地ながら、青山通りから一歩入った路地の奥にあるため、まず、それと知らなければわからない。 まさにこの店を目的に来る人たち...
ごちそうの代名詞といったら、鮨。引き続き暑さが残る東京で、涼感、さっぱり感を求めるならば、大人は鮨だろう。 月刊誌最新号では、東カレらしく、大切な人との夜にぴ...
キメデートに使いたい!渋谷エリアで鮨ラバーも認めた、新進気鋭の隠れ家的鮨店
浅草の老舗で江戸前鮨の基礎を学び、渋谷では正統派をベースとしながらも天性のセンスで独自のスタイルを確立してきた黒﨑さん。 不惑の年を迎え、さらなる成熟を目指して今年2月に港区へと移転。驚きと喜びに包まれる新店で、鮨の真髄に迫る。 ◆ 「独立した34歳の時は、何が流行るかを考えて店を始めましたが、この店では自分がこれから50、60になっても握っていたいと思える本質にこだわった店作りを目指しました」。 こう...
「鮨不毛地帯と言われていた渋谷に、昨年2月に突如現れた新星。鮨の味がわかる食べ慣れた相手と行きたくなる店です」。 店主・黒﨑一希さんは、そのセンスと実力で今、最も注目されている鮨職人のひとり。焼き杉の壁に檜のカウンター、特注の冷蔵庫など、細部にまでこだわったシックな空間も、まさにキメデート向けだ。...
黒崎さん曰く、「飽きっぽい性格ゆえ、決まったものを出すことが嫌い」「日々の仕入れ、仕込みのなかで、相性のいいものを組み合わせながら、つねに新しさを加えることが楽しくて仕方ない」とのこと。 渋谷という好奇心溢れる街と歩む店ならではである。供するのは「おまかせ」のみ。つまみ8種、握り13種を織り交ぜながらいただくのに酒は不可欠。日本酒、ワイン、スパークリングなどラインアップが豊富。好みを伝えれば、さらなる喜び...
多様なカルチャーが交錯する華やかな空間。渋谷の夜景を望む多国籍レストラン
ここ10年にわたる渋谷駅周辺の再開発で、街の表情は激変した。近未来のような光景が広がっているが、そんな渋谷のエキサイティングな光景を楽しむなら、ここ『Dōngxī 亜細亜香辛料理店』以外ない。 真横からのサイバーシティーのようなビューと共に味わいたいのは、スパイス香るアジア料理。 東から西に広がるアジア全域の料理をベースに、ハーブやスパイス、発酵調味料などをふんだんに使った料理が楽しめる。...
窓の外に広がるのは、いままで見たことがない近未来的な都市の夜景。 「渋谷スクランブルスクエア」や「タワーレコード」など新旧のビルが妖艶に光り、明治通りを行き交うクルマのテールランプもいつもより煌びやかに見える。 まるでスクリーンに映されるSF映画のようだが、これが令和の渋谷。 そんな眺めを体験できるのは、8月1日に新・宮下公園敷地内に誕生したホテル「シークエンス ミヤシタパーク」の5階にある『Dōngxī(ドンシ...
この2年間、我々は「夜景」とは縁遠い生活を送ったと言っても過言ではない。 ようやく、元の生活を取り戻しつつある今年の夏こそ、開放的な気分をさらに後押ししてくれ...
恵比寿駅の喧騒から離れた一ツ星の天ぷら店。緑豊かな落ち着いた空間が広がる
ガラス越しに坪庭を臨む店内は、木材と土壁を使った落ち着きと洗練の空間だ。 たとえば、夏のスペシャリテ「角もろこし」は、バラしたとうもろこしの粒を四角く成形し、衣をつけて揚げる。 外はカリッと香ばしく、頬張ればジューシーな甘さが溢れ出る。...
伝統の味を堪能することだけが粋なわけではない。伝統を守りつつも、進化・革新がなされた逸品たちを楽しむのが、粋ってものだ。 外苑西通りから1本奥まった小道。飲食店がぽつりぽつりと点在する中に、小さいながらも煌々とともる行灯がポツン。そしてその脇の小さな階段を下りると、カウンター8席だけの店がある。まさに隠れ家。 そして、こここそが進化した美味を楽しませてくれる『天ぷら 元吉』だ。...
「カウンターが主体で、シェフが気さく」「客層もよく、同じ価値観を共有できる雰囲気」「アラカルトで頼めてコスパもいい」。 大人はそんな店に足繁く通う。コロナを経...
深夜に良い店を知っている。それが大人の力量
初見ではなかなか入りづらい店ほど、馴染みになってしまえば居心地が良くなるもの。 外苑前の路地に佇む『Hiroya』は、まさにそんな一軒だ。 魚介と野菜で季節を切り取っていくのがオーナーシェフの福嶌博志さんのスタイル。 具体的なメニューはあるが、ゲストの話を聞きつつ、メニューを提案してくれるのがうれしい。...
外苑西通りと並行して伸びる奥まった路地。喧騒とは無縁のエリアだが、ドアを隔てた店内はいつも深夜まで陽気な声に溢れている。 営業は深夜3時まで。じっくり語り合いたい人々が夜な夜な、この店を訪れる。 ここ『ヒロヤ(Hiroya)』が絶えず笑顔で満ちる理由は明確。〝大人の美味しい秘密基地〞なのだ。...
カウンターか向き合うテーブル席か。カジュアルに親近感を演出したい時、ここのカウンターは心強い。シェフの福嶌博志氏はイタリア、フランスなどを渡り歩き、『龍吟』、『スリオラ』で料理を学んだ。炊き込み御飯があったり、和の食材を使ったりと、これぞ福嶌流。 軍鶏のローストでは鶏の脂で照り焼き風に仕上げ、にんにくをペースト状にするなど、どの料理にも通じるのは驚きや意外性。お酒は泡酒から日本酒、ワインと幅広く、酒呑みな...
フレンチ 外苑前 山本氏のオフィスから至近で、深夜の“小腹減った”を満たしてくれる一軒がここ。カウンターで店を仕切る福嶌博志さんは、ベルギーやフランスなどヨーロッパで経験を積み、帰国後は六本木『龍吟』で日本料理、麻布十番にあった『スリオラ』でモダンスパニッシュを体得した実力派だ。 鰆のカルパッチョやウナギの炭焼きなどジャンルにとらわれず、和の食材の持ち味を引き出すことに注力した一皿は胃袋のみならず心...
メイン食材は牛タンと穴子。牛はわかるが、なぜ穴子で大地讃頌? と思うなかれ。『Hiroya』の福嶌博志シェフといえば、料理や食材のジャンルを超えたハイブリッドメニューを生み出すことで有名。 単に素材をかけあわせるのではなく、食材が持つ要素を分析して相性の良さを考えるのが福嶌流だ。今回の“肉コレ”メニューのテーマは「土っぽい香りの組み合わせ」。 野菜や酒とともに6時間ほど炊いた柔らかい牛タンに、花山椒...
カウンター主体のレストランとかけて泡酒と解く。その心は?どちらも心躍る楽しさです、と謎かけをしたくなるほど気分が高まる良店が誕生した。青山の裏通りに9月にオープンした『Hiroya』は、計り知れないポテンシャルを秘めたカウンターメインのレストランだ。 オーナーシェフの福嶌博志氏はベルギーやフランスのレストランを転々とし、帰国後は六本木『龍吟』や、麻布十番の『スリオラ』で腕に磨きをかけた実力派。料理のジャンルに...
鯛焼きが代名詞!楽しい仕掛け満載のエンタメ性溢れる料理に驚愕
誰もがほっこりするビジュアルのこちらは、『Sincère』が開業した当初からの名物料理。 フランスの伝統的な魚のパイ包み焼きは、大きなパーティー料理のため作る機会が少ない。石井真介シェフは若手に教えられないことを気にかけていた。 そこで伝統を未来に繋ぐ意味を込め、小さな鯛焼きに置き換えたのである。 スズキを包み、アメリケーヌソースを添えたクラシックな味わいが、一ツ星の矜持を感じさせる。コース(18,755円)より。...
緑に囲まれたテラス席は、フォーマルにクロスを敷いているのもポイント。シェフ曰く「森の中で贅沢しているイメージ」だとか。...
独自の感性が求められる職業柄、レストランのアップデートにも余念がない神崎さん。 最近のお気に入りは、北参道の『Sincére』。...
2008年のオープン以来、松濤で絶大な人気を博した『レストラン バカール』が突然閉店し、シェフの石井真介氏が1年の準備期間を経て4月にオープンした『シンシア』。 ¥9,600のおまかせコースには、料理でお客を楽しませようとするシェフのエンターテインメント精神が溢れ、皿には楽しい仕掛けが満載だ。たとえば旬のブリの皿に煙る液体窒素は、数分経つとオイル状になり、そのカレーの香りが根セロリのピュレと相まってフレン...
~驚きの連続から生まれる喜び。食事の楽しさを改めて実感~ レモンは凍らせて香味を丸ごと閉じ込める。アンクルートのパイは成型して鯛焼きに。デザートではチョコの大地から涼しげな薔薇が咲く。 惜しくも閉店した神泉『バカール』で驚きに満ちた料理を披露してきた石井真介シェフが今年、新たに開いたレストランだ。クラシカルなフランス料理の手法をベースに、あらゆる創意とユーモアを皿に注入する手法は前店と同様。...
日本一予約困難と呼ばれた松濤のフレンチ『バカール』の石井真介シェフが1年の準備期間を経て、今年4月12日に自身の店『sincere(シンシア)』をオープンさせた。場所は、北参道の閑静な住宅街。マンションの地下1階にありながら、テラス席を配し、解放感に満ち溢れている。 ライブ感あるオープンキッチンでは、20代から40代の有能なシェフ達がきびきび動いている。それを支えるサービス陣は、スムーズに連携できており、...
レストランは、「ただ料理を食べる場所」ではなく、「大人の男女が繰り広げるドラマの舞台」だと、東京カレンダーは常に訴えてきた。 「味はもちろんのこと、見映えもい...
女子会の鉄板店!高コスパを誇るカジュアルフレンチは表参道にあった
どこかで見たようなこの姿はそう、「ハーゲンダッツ」のクリスピーサンド。 そこから着想を得たという『ラス』のスペシャリテだ。 サクッとしたクリスピーの間には、季節ごとに変わるオレンジやマンゴーのジュレとともに濃厚なフォアグラのムースが。 ワインと合わせることで、禁断のマリアージュを楽しめる。 袋を破って手づかみで食べるという、フレンチらしからぬ提供方法も背徳感たっぷりだ。コース(5,500円)より。...
表参道駅から徒歩7分の場所に位置する『L'AS』。人通りの多い喧騒から少し離れた、裏通りに佇む、隠れ家的レストラン。 知っておけば間違いのない一店。...
「流れるチョコレート ミックスベリーのソルべ」料理はすべてコースの一例これでもコースの一部!こんなに満足度が高くて5,000円は驚きのコストパフォーマンス!...
クラシカルからモダンまで、シンプルで洗練されたフランス料理とワインをゆったりと楽しめる正統派レストラン。「空間にもホスピタリティにも温かみがあふれています。世界的にも名高い若手シェフのおまかせフルコースのコスパが高い上、驚きにあふれていて、同伴者はきっと喜んでくれるはず」...
人気店『カラペティバトゥバ!』から独立した兼子大輔シェフが2012年にオープンさせたのが当店。 メニューはランチ、ディナーともに¥5,000の「おまかせ1コース」のみ。コース内容は約3週間で入れ替わるため、毎回旬な食材が楽しめる。 コースのはじめにいただく名物のフォアグラのクリスピーサンドは、一度食べたら忘れられないはず。...
その袋を開けると、可愛らしいクリスピーサンドが隠れている。強く触ると潰れてしまいそうなくらいに、繊細な一品。中にはオレンジのジャムが仕込まれていて、サプライズ感も忘れない。 シンプルながらもモダンに仕上げられたフォアグラのスペシャリテ。兼子シェフの自由な感性を十分感じながら、おいしい驚きに溢れた楽しい時間を堪能してほしい。...
~人気のワケは、ストレート、一本勝負にあり!~ 「青山に“ラス”あり」と食通たちの間で叫ばれるようになってから久しくなるが、その人気たるや相変わらずお見事である。予約の受付を開始する1ヵ月前には、即日埋まるという人気ぶりだ。麻布十番『カラペティバトゥバ!』の初代シェフ、兼子大輔氏がこの店を開いたのが2012年2月。以来瞬く間に話題を集め、現在に至るまでずっと予約困難店だ。 店に入るとまず、開放的過ぎ...
「(『L’AS』のシェフである)兼子くんはうちの卒業生なんですよ。」と、少し嬉しそうに微笑む斉須氏。 「彼はとてもセンスのよい子で、本当はクラシックのテクニックをきちんと体得しているんです。でも、今の時代にうまくマッチングするよう、考えに考えた上であの店のスタイルを作り上げたのです。もしかするといろいろな意見があるかもしれないけれど、彼はすべてわかった上で敢えてあのスタイルが最善だと判断したのです」...
「仕事の打ち上げにと取引先の男性に連れて行ってもらいました。雰囲気も料理も抜群!会話は恋愛の話にも及び、仕事相手とはいえ、ちょっと異性を意識してしまいました。店から出ると雨。濡れながら二軒目のバーに誘われたのも良い思い出です」(30-34歳女性) 『L'AS』の雰囲気と料理には、仕事相手としか思われていなかった異性ですらその気にさせてしまう魔法があるのかも?...
劇場型レストランの最高峰で特別な夜を過ごしたい
『フロリレージュ』のアミューズで提供される「投影」は、もくもくと煙が上がる焼き芋。 落ち葉に見立てた茶葉からは薫香が漂い、口にすれば、中のスイートポテトとクリスピーな生地が重なり合って生まれるハーモニーにも驚く。 「味覚と視覚だけに偏ることなく、香り、食感、そして記憶にも触れるひと皿を」という川手寛康シェフの想いが詰まった逸品だ。 五感を大いに刺激する存在感が、写真からも伝わるだろう。コース(15,000円)より。...
この店こそ、世界から脚光を浴びているフレンチレストラン『フロリレージュ』だ。 世界の料理評論家やレストラン関係者の投票によってランキングが決まる「アジアのベストレストラン50」では、今年第3位を獲得。 「世界のベストレストラン50」も着実に射程圏内に入りつつあり、日本を代表するレストランとして存在感を示している。 オーナーシェフの川手寛康氏は、国内では『ル・ブルギニオン』『カンテサンス』などでの修業を経て、200...
「僕の理想を具現化している」とまで断言する川手寛康シェフ。惚れ込んだ、その食材は岩手県花巻・石黒農場が約120日かけて育てるホロホロ鳥。 「これだけ素晴らしいと、僕たち料理人は塩加減と火入れに気を使い、あとは何を添えるか考えるぐらいしかできることがない」。 そうしてこの日、創ったのは3つの部位のコンフィを乗せて骨スープを注いだグラスと、低温調理で繊細に火を入れた胸肉に野菜を添えた白磁。食すれば驚くほ...
落ち込んでいる時に、無理して出掛けた青山の『フロリレージュ』。...
祇園祭に天神祭―上方の夏祭りに欠かせぬ食材といえば鱧。“梅雨の水を飲んで旨くなる”と言われているように、夏が旬であることは周知の事実だが、実は秋にも旬を迎えることをご存知だろうか。 産卵後、冬に備えて食欲が旺盛になる9〜10月の鱧は、体の表面が金色を帯び、身も肥えて脂もグッと乗ってくる。俗に“金ハモ”などと呼ばれるこの時期が、いわば鱧のもうひとつの旬なのだ。 その“金ハモ”ならではの深みのある味わいを生かし...
日本人が日本でフレンチをやる意味は何なのか。シェフの川手寛康氏は、常にそのことを念頭に置きつつ料理に向き合うと言う。食材に国境はなし。だからフランスよりも優れた食材が日本にあれば、俄然腕が鳴る。 我が国で古くから珍重されてきたすっぽんもそのひとつ。「子どもの頃、祖父が獲ってきたものを食べていたので、身近な存在でもあるんです」。日本料理でのすっぽんは、独特の臭みを極力排除していく。だが、川手氏はその臭みこそすっ...
フォアグラの柔らかい食感とメレンゲのサクサク感、リンゴヴィネガーの酸味とヘーゼルナッツの甘さ、などひと皿の中に相対する要素が並ぶことで、お互いをより引き立てる。デザートアイテムのメレンゲでメイン料理を作った事も革新的。¥10,500のコースより...
『カンテサンス』のスーシェフとして腕を揮っていた川手寛康氏が独立。若手の活躍が著しい東京フレンチの中でも、目を見張る次世代フレンチの星。...
色鮮やかでコンテンポラリーな料理。五感を魅了する秀逸なシェフの技
フォアグラがのるのは、モダンな有田焼を手掛ける「カマチ陶舗」の皿。 『élan』の信太竜馬シェフが春を表すとき「冬の名残のある深い色か、温かな季節に向かう明るい色」に分かれることが多いが、この料理は前者だ。 中をコンフィのようにしっとりさせたフォアグラを囲むのは、シャンピニオンや鴨コンソメなど。 皿のグレーは食材の飴色を引き立て、トップは芽吹きを感じるルッコラの花。和食器だからこその趣である。コース(17,6...
エスカレーターを降りてすぐ右……という分かりやすさなのに、フロアを一周しても見つからない。『élan』を初めて訪れる時、迷ってしまう人は多いはず。 同店は、表参道の複合施設「GYRE」4階に、昨年1月にオープンしたガストロノミー。目印は壁に小さく表記された店名のみで、素通りしてしまうほどさりげない。 さらにゲストが訪れるまでは扉が壁と一体化していて、どの扉が開くのか全く想像ができない。...
表参道で人気のファッションビル『GYRE』。 今回、この表参道の“ランドマーク”とも言えるビルの4階がリニューアル! 『GYRE.FOOD』として生まれ変わった。 フレンチからダイニング、バーなど、4軒が揃っているという。 一軒ずつ、その魅力を紐解いてみた。フロア内のメインダイニング的な位置づけなのが、ここ『élan』。 シェフは『ロオジエ』『エスキス』といった一流店で腕を磨き、フ...
皿の上でプロジェクションマッピング!最新技術と料理がリンクする、驚きのレストラン
長閑なBGMの中、テーブルに鮮やかな花の映像が投影され、中心には愛らしい子豚。 「童話の子豚がテーマです」と藤原俊城シェフが話すのは、映えスポットとしても話題な『élan vital』を象徴する料理だ。 斬新な演出にしたのは、フレンチの可能性を広げたかったから。 子豚はスモークサーモンのテリーヌで、下の藁はカダイフ。サワークリームソースとつけ合わせの野菜も添えられ、中身はクラシックなフレンチなのである。 ...
未知のディナー体験が叶うこの店では、ディナーのスタートと同時に照明が落ち、まるで映画の幕開けのような高揚感に包まれる。 すると、白いテーブルに運ばれた料理を鮮やかな映像と音が彩り、幻想的な世界に没入するのはもう避けられない。...
ひとつのストーリーを、料理、ドリンク、プロジェクションマッピング、音、煙、香りなどで表現するレストラン。例えば、デザートでは真っ白な皿にのった球体がテーブルに置かれると、そこに地球の映像が映し出され、惑星が公転し、物語が始まる。 9皿の料理と6杯のペアリングがセットになり、1万6,000円。深作直歳シェフの徹底したこだわりによる料理は、驚きと同時に美味しさを兼ね備えるからこそ感動が生まれ、絶妙なタイミング...
4月24日まで提供されているのは、ピンクカラーが印象的な「シグネチャー ピンクブロッサム アフタヌーンティー」。 苺、ラズベリーなど、旬のフルーツをふんだんに使用した、華やかなビジュアルが特徴だ。 桜の塩漬けを練りこんだスコーンや、桜パウダーをふりかけたマドレーヌ、ローズ色のカヌレに桜の花の形をしたピンクのチョコレートがあしらわれている。 スイーツだけでなく、セイボリーも豪華。ルージェフォアグラとみかんチャツ...
ツルシコ食感の和牛タンがたまらない!しゃぶしゃぶ三昧の贅沢コースを堪能しよう
美しく輝くタンを沸き立つ出汁で3秒。豆苗もゆがき、巻き込んで食べる。 調味は塩のみだが、黒タンの滑らかな口当たり、小気味いい歯応えに、衝撃が走る。豆苗の食感も抜群だ。 「でしょ?タンはやっぱりツルシコ食感が魅力」 豪快に笑う『代々木 今半』店主の髙岡 稔さんこそ、“タンしゃぶ”の発明者、その人なのだ。...
年末の足音が近づいて、自分へのご褒美ディナーを食べたい時はやっぱり「肉」がいい。 最近はがっつり焼肉よりも、上質な肉を出汁にくぐらせてあっさり味わう“しゃぶしゃぶ派”が増えている。 肉好きの間ではレジェンドの『代々木 今半』は、タンしゃぶ、豚しゃぶ、牛しゃぶのすべてにこだわりぬいた名店だ。 個室がなくてもVIPが席を争奪するという人気店の、予約のコツも聞いてきた!コース終盤に供されるのが「極上霜降り和牛ロース...
驚くべき、旨さだ。ピンク色に染まった和牛のタンは店主が言う通り、「ツルシコ」の食感。柔らかくて、臭みも皆無だ。 「塩を挽いて粉にしたのは均一に広がって、サッと溶けるから」万事がこの調子なのだ。店主は『浅草今半』の次男。自分のスタイルで和牛を提供すべく、30年以上前に独立。己が旨いと思える味を貪欲に追求し、突き進んできた。 タン専用に創案した塩は8種。相棒の豆苗もシャキシャキで、味は濃厚。聞けば、群馬...
ここのところ、とにかく寒い。一年のうち最低気温を記録するのも、この時期が多いという。 そんな時、心の底から食べたいと思うのは「鍋」と「おでん」。 シンプ...
『すし匠』の魂が宿る圧巻の握り!新宿駅からすぐの雑居ビルに構える、貫禄漂う鮨店
新宿駅東南口の真横に位置するビルの一角に、大人たちが目指す贅沢な鮨店のランチがあるという。 昨今のテイクアウト流行りでバラちらしを食べる機会が以前より増えたという雄飛さんが、今回おすすめするのがこちらの“贅沢バラちらし”だ。 「本来なら、鮨は夜にゆっくり日本酒を飲みながら楽しみたいものですが、時世的に厳しい。せめてお昼に贅沢にちらしでも、と凝り始め、中でも群を抜いているのがこちら。 『すし匠』の流れを汲む大将...
寿司という食文化を確固たる地位へと導いた名店『すし匠』。その技を受け継いだ寿司職人たちが、開業する店もまた全て寿司の名店に名を連ねる実力店ばかり。 そんな『すし匠』系に新鋭が誕生したのをご存じだろうか。開業前から既に話題となり、2017年中に予約がとれなくなること必至。 そんな名店にメディアが初潜入!話題の新店『すし匠 誠』の全貌をお伝えしよう。...
「あなたの手帳を素敵な予定で埋めたい」そんな想いとともに2001年10月に産声を上げた東京カレンダー。大人の素敵な予定といえばディナーということで、それ以来20年間...
『傳』と『フロリレージュ』が夢のコラボ。独創的な新感覚の串料理で魅了
ミルフィーユのような「かつお パプリカ」は見た目にも美しく、パプリカの鮮やかなソースが赤く輝く。 「なす 蟹」では、カニサラダを艶やかな紫のナスの皮でくるむなど、一目では味の想像がつかないものばかり。...
「焼き鳥やお鮨などの、和食が好き」という長濱さんをお連れしたのが、昨秋、表参道にオープンした『デンクシフロリ』だ。 こちらは、「2021年アジアのベストレストラン50」で、3位と7位にランクインした『傳』の長谷川在佑料理長と、『フロリレージュ』の川手寛康シェフがタッグを組んだ話題店。 2年という構想期間を経て、店のコンセプトに掲げたのは、串料理である。 とはいえ、メニューには「牛タン 山菜」、「アオリイカ ヨ...
華のある逸品の連続が、実に新鮮だ。 ◆...
大衆の味として古くから親しまれてきた串料理。串揚げや焼き鳥など、現在ではチェーン店をはじめとした多くの専門店が存在する。 このジャンルに、東京を代表する和食の『傳』とフレンチの『フロリレージュ』がコラボした新店『デンクシフロリ』が参入! デザートを除くすべてに串が使われ、それぞれに和とフレンチの要素が組み込まれた新感覚の味わいは、早くも大きな話題となっている。 隆盛を極めるふたつの名店の技が融...
カウンターの席に座る。眼前でシェフが躍動し、視覚、嗅覚、聴覚が刺激される。そしてサーブされるできたての美味なる料理。 最終的には、味覚が刺激され、傍らにいる“...
地元民からも愛される焼肉店。黒毛和牛から取れる貴重な“黒タン”を堪能あれ
繁華街でなく、代々木駅から少し離れた住宅街にある『黒牛』が目指すのは「大人の焼肉」。 店内は、落ちつきのある空間で、赤身が充実した肉のラインナップもまた、大人を意識した仕様。 メニューの冒頭に堂々と記される「おすすめ品」が、「ミスジ・クリサンカク盛り」だ。 ともに前肢の付け根にある肩ウデ肉の一部で、ミスジはキメの細かい肉質でサシが上品に入り、とろりと滑らかな食感。 一方のクリサンカク(一般的にはクリのこ...
塩漬けされたお肉の塊を手切りして提供している。味付けは、甘辛い醤油ダレとごま油で香ばしく仕上げた。 小さめポーションで女性に評判。1,050円。...
丸鶏でさっぱり味の出汁を抽出したスープに、味付け卵、鶏むねチャーシューなどの具材も豪華な冷麺。 自家製キムチをスープに溶かしながら、味の変化を楽しみたい。1,000円。...
~黒タンにしかない旨みはシンプルに~ 35年焼肉一筋、数々の有名店で経験を積んだ店主が10年前に開店。メニューや食べ方においては〝クラシック〞にこだわり、いわゆる昔ながらの焼肉店として、親しまれている。店名にも掲げてるだけあり、黒毛和牛から取れる貴重な黒タンが堪能できる。 「雑味がなくクリーミーな味わいが楽しめるのが、黒タンの最大の魅力。この旨みだからこそ、塩こしょうのみで食べてほしい」。 片...
豊富な牛タンメニューと「極ホルモン」はオーダー必至!新宿で焼肉といえばこの一軒
鶏ベースのあっさりスープは、すっきりとした後口。 キムチ、トマト、大根、キュウリ、ゆで卵をのせて。たっぷりの野菜が嬉しい。1,078円。...
あくまでステーキなので焼き上がりは好みとしつつも、イチオシはミディアムレア。 外側はしっかり焼き色をつけ、切れ目のある側面はほんのりピンクが理想。 焼き上がったらひと口サイズにハサミで切って、柚子胡椒でいただく。歯切れの良さがなんとも心地よい。 黒毛和牛のタン元こその濃厚な旨味が特徴の「特上和牛タン塩」2,970円。 レモンと塩で食べればタンの上質さを体感する。厚さ7ミリ、4枚で90gと食べ応え十分。...
焼肉激戦区である新宿で25年以上前に開業して以来、焼肉好きを唸らせ続ける名店が『ホルモン焼 幸永』だ。現在は本店の他、新宿東口店など5店舗を経営している。 どの店舗を訪れても“幸永の味”を楽しめるよう上質な牛肉を一括で仕入れ、新宿にあるセントラルキッチンで管理、カットして各店舗へと配送。だからこそ実現するコスパの良さも魅力のひとつとなっている。 焼肉好きが同店を選ぶ理由のひとつとなっているのが、牛タ...
ヴィンテージ調の温かな店内が長居を誘う。身体に優しいメニューで女性ファンが多い店
見かけはカフェのようにカジュアルだが、置かれた家具やインテリアは計算されたセンスの良さと温もりのあるテイストで和ませてくれる。 『LIFE』は店内にふたつの入り口があり、風の抜ける開放感が心地いい。その心地良さは料理も同じなのだ。 「毎日食べても飽きないように」という思いで考えられたメニューは、どれも瑞々しく身体に優しい。女性ファンが多いのもうなずける。...
お洒落で陽気な「イタリアへの憧憬」、素材を生かし季節感を大切にする「和食とイタリアンの共通点」、 そして肩肘張らずに楽しめるイタリアンが「相変わらず誕生してい...