商店街の一角に佇む広東料理の名店!島根県の魚介を活かした丁寧な料理に心ほどける
39歳の時に梅ヶ丘で独立した店主の名雪寛己さんは、実は5年前に店をしまおうと考えていた。 しかし直前、人に合わせることをやめて、純粋に自分が作りたい料理を始めると評価が一気に高まり、『瑞雪』は広東料理の名店としての地位を確立。...
2020年一発目となる月刊誌東京カレンダー最新号は、「世田谷」を大特集。 三軒茶屋、三宿、下北沢、二子玉川、成城、経堂、祖師ヶ谷大蔵、尾山台などなど広い「世田...
居酒屋×ビストロのお洒落なお店。ジャンルにとらわれない料理は誰もが楽しめる
「いかの塩からこぶみかんの葉の香り」¥400。 タイ料理に使うこぶみかんの葉で爽やかな印象に。料理はジャンルにとらわれず、さまざまな文化のエッセンスが絶妙に交差する。...
希少な極上タンを分厚くカット。厳選黒毛和牛を贅沢に堪能し尽せる焼肉店
「まずはこちらを召し上がっていただきたいですね」と店主が語る、店名を冠したイチ押しコースは、特選部位が盛りだくさんで¥6,800。 前菜3品に始まり、サーロインに加えてその日おすすめ部位と、日替わりのご飯や麺まで付くが、「開店当初は〝この界隈ではちょっと高い〞という声もありました」とも。 それから2年。今や予約困難な人気店としてすっかり名を馳せた。...
分厚く、ジューシーな絶品タンを堪能したいなら『炭火焼肉 ふちおか』がおすすめ! 今回は人気の「ふちおかコース」の内容とともに、予約必至の名物「厚切りタン」と「ヒレカツサンド」も紹介しよう!コースだけでの満足度の高い『炭火焼肉ふちおか』だが、これだけ美味しいといろんな部位を食べてみたいと追加オーダーする人も多い。 なかでも人気は「タン塩」。今回は特別に、一週間前の予約が必須の「厚切りタン」を「タン塩」と2種盛り合わせで用...
看板のない本格中華の名店!なのに肩ひじ張らない、地元民に愛される店
51歳の和田さんは、大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、神奈川『重慶飯店』や青山『虎萬元』等で研鑚を積み、2000年、駒沢大学に『陸羽壺』を開店。 その後、07年に松蔭神社前に『五指山』をオープン。11年に神田へ移転するも、17年、再び古巣の松蔭神社前に戻り、店舗を構え現在に至る。 先述の言葉どおり、コースに登場する料理は、「せせりの唐辛子炒め」だったり、「黒酢の酢豚」だったりと庶民的な味ばかり。 だが、それが和...
日本人にはあまりなじみのない食肉も積極的に扱うため、異色の存在に見られがちだが『五指山』の和田真二氏は「安くてうまいなら使わないほうがソン」と言う。 牛のペニスやアキレス腱、豚の鼻など「中国で一般的に料理に使われる」部位は、何を食べているのかわかるように調理するのが身上だ。写真のあひる肉のビール煮も手羽先や水かき、ときには頭まで、内臓以外の肉をすべて使い、それぞれの食感や風味を楽しませる。 味つけは基本的に塩と砂糖、ビールのみ...
未知との遭遇は、とかく人の心を揺さぶるものだが『五指山』の和田真二氏が作る料理は、つねにオリジナリティに溢れており、文字通り“食指”が動くものばかりだ。 店内の黒板には、牛ハツの唐辛子とクミンの炒めや牛ペニスとにんにくの煮込み、豚鼻肉の醤油蒸しなど、ツウ好み(?)な肉料理がずらり。 「気がついたら、7割近くが肉メニューになっていた」という和田氏の最近のブームは“軟骨”だ。ひと皿に豚1頭分の軟骨を使うブラック...
かつて体温の高い男と付き合ったことがあるが、あれはなかなか妙なものだ。大概において女は男より冷えているから、晩秋から翌春までは湯たんぽ代わりに恋しく、夏がくれば心底やっかい。だが秋の訪れにつれ元に戻る。ま、恋の営みにおいては使い方次第だが、代謝のよさは動物として優勢の証拠だろう。 さて山羊である。紀元前7000年頃から既に家畜として飼われた山羊は、東洋医学的に言えば「身体を温める」食材だ。そんな山羊に最近はま...
「中国で出合った料理のなかには、今はまだ日本に馴染みがなくても、おもしろい素材や調理法がたくさんある。ピータンだって、昔は日本では珍しかったわけですから、“えっ?”という驚きがあるものを広めていけたらいいなと思います。まずは、中国の家庭料理でよく使われている干し野菜や、発酵した食材などを使っていきたいですね」...
客足が絶えない、三軒茶屋の割烹店。定番だけでなく日毎に変わるメニューも魅力
世田谷通りを歩き、駅から徒歩10分。少し距離のある場所でも客足が絶えないのが、今年で13年目を迎える割烹『夕(セキ)』だ。 ガヤガヤした駅近くのエリアよりも、ゆったりと食事ができる、大人の隠れ家をイメージし、あえてこの場所をオーナーが選んだ。 現在は日本料理店で技術を積んだ五十畑氏が腕をふるう。...
東京で広島風お好み焼きといったら名が挙がる経堂の人気店
お好み焼きはとにかくクリスピー。生地を広げるところから、20分かけて丁寧に焼き上げるお好み焼き。中はふっくら、麺と生地はカリッと仕上がる。 具材の麺は、カリッと香ばしく焼くことにある。焼き上がりは生地と具が見事に一体化し、食べれば軽やかだ。...
広島風お好み焼きの名店『八昌』。その暖簾分け店として、東京で愛されているのがこちら。 広島風の特徴である「そば入り」は、鉄板にクレープのように薄く焼いた生地にどっさりのキャベツ、もやし、そして揚げ玉、かつお粉といったトッピングもここで生地と重ね、豚肉をのせてじわじわと火を通す。 別では広島風お好み焼きの定番「磯野製麺」から仕入れる中華麺をゆで、鉄板でジュージュー。そばをカリッと焼き込むのは『八昌』ならではだそう。...
名前に同じ「昌」がつく、こちらの『八昌』のお好み焼きは広島風の特徴である「そば入り」で、僕がおすすめする名店だ。 経堂駅から徒歩1分ほど。カウンターとテーブル席がある。 魚介や肉の鉄板焼き、つまみもあるが、ここはもちろんそば入りお好み焼きを紹介する。 まず、鉄板にクレープのように薄く焼いた生地にどっさりのキャベツ、もやし、そして揚げ玉、かつお粉といったトッピングを生地と重ね、豚肉をのせてじわじわと...
「行くと決めたらすぐ予約します。でないと、すぐ一杯になっちゃうので」と東山さんが愛用する人気の鉄板焼き店。広島の名店、『八昌』で修行した店主が経堂にて暖簾分け。 「下手すると週一通ってる。アットホームな雰囲気は女性にも人気です。ピカピカに磨かれた鉄板で焼かれる料理はどれも絶品。都心に勝るとも劣らない味でこのコスパ。2人で1万円? 超えたことないですね(笑)」。...
高感度な大人が集うお洒落ビストロ。温かみのある雰囲気はワインと料理が思わず進む
松陰神社前駅に降り立ち、まず向かったのは、アーケード街・共悦マーケット。 マーケット内に佇む、こちらのビストロは、界隈に住むクリエーター系業界人の出没率も高めと話題だ。 夫婦で訪れたり、女子会を開催するグループ客も多い。...
まずは1杯生牡蠣をどうぞ!鮮度抜群の牡蠣が味わえる松陰神社の人気店
「牡蠣の3種食べ比べ」¥1,500~は、時期によって食べごろの牡蠣を厳選。この日は北海道・厚岸、岩手・広田、兵庫・室津産がラインナップ。 「大好物の牡蠣が産地別で食べ比べできるなんて贅沢!これで肝臓のケアもばっちりです!」...
世田谷線の松陰神社駅にある、生牡蠣とおばんざいでついついお酒が進んでしまう店がこちら。 店主の廣岡さんは、おばんざいに定評のある「アダン」で腕を磨いた後、築地の仲卸の築地三代に勤めていたという逸材。築地三代が経営する「地下の粋」と同じルートで牡蠣が入るというのだから、品質は間違いない。 「牡蠣の食べ比べ3種」は仕入れによって変わる。その時々に一番おいしい日本各地の牡蠣を3種1500円前後でいただけるのがうれしい。 ...
常連客と食通で賑わう王道ビストロ
次に訪れたのは、東急世田谷線の線路沿いすぐのビル2階にあるこちら。 世田谷らしいアットホームな雰囲気ながら、本格フレンチを堪能できると評判のビストロだ。 ...
「地元の人が仕事帰りにふらりと寄ってくれるビストロを作りたかった」と話す木下聡二郎シェフ。世田谷線の松陰神社前駅の目の前にあるこの店は、まさにそんな場所になりつつあ...
「昔からあるものを、丁寧に」が木下シェフのモットー。 実は〝ビストロ料理の定番〟と言えるものを1品1品丹念に作るには、とても手間暇がかかり、他店では本来の...
世田谷線の松陰神社前駅の目の前にあるこの店は、地元の仕事帰りの人がふらっと立ち寄るのに最適。そんな場所になりつつあるが、遠方からの客足も増え、ひそかに人気...
濃厚なスープに圧倒される、絶品担々麺を知る歓び
店主のプロフィールを知らずにこの店の前を通りかかったなら、どこの商店街にも1軒はありそうな普通の街中華かと思う人も多いだろう。 それくらい飾らない店構えだが、メニューに並んでいるのは本場仕込みの本格四川。 「子どもの頃に食べた四川料理の思い出が強く心に残っていて」と語るのは、店主の村岡拓也氏。四川料理の名店、原宿『龍の子』安川哲二氏に師事したのち、四川省へ。...
酸味と塩味、辛みで全体の味をまとめるという四川料理のベーシックな調理法にのっとった担々麺が人気の『蜀彩』。 「調味料も食材も至って普通です」と村岡拓也シェフは言うが、白胡麻の芳しい香りとマイルドな風味が楽しめる豆乳入り担々麺は、味がくどくならないように酢を多めに使い、芝麻醤と豆乳のコクをすっきり上品にまとめた逸品だ。自家製ラー油の爽やかな辛さもクセになる。...
何事にも通ずることだが、刺激も過ぎると、だんだんと飽食気味になるものである。ただ、世の中には、クセになる刺激というものも確実に存在する。 料理人としてのスタートは決して早かったとは言えないが、その“種”が心のなかに芽生えたのは、わりに早期であった。子供の頃、親に連れられて行った四川料理店で、はじめて雲白肉に出合ったときの感動を今でも忘れることはないという。...
親しみやすい味付けにほっこり。地元民から愛される洋食店はボリュームも満点
世田谷線上町駅から徒歩5分。〝ボロ市通り〞で知られる小さな商店街に、唯一無二のひと皿を出す店がある。創業40年を迎えた街の洋食屋『バーボン』。 懐かしさと温もりあふれる店内で、老いも若きも客が次々とオーダーするのが、店の名前を冠した「バーボンライス」だ。 元々は〝まかない〞だったというだけあり、見た目を取り繕うような素振りは一切ない。 だが、ハンバーグや玉ねぎ、チキンなど、具材はどれも誰もが好きなものばかり。さら...
世田谷線沿線のボロ市通りにある、創業37年の洋食店。地元の住民をはじめ、遠方から訪れる人も珍しくない洋食ファンおなじみの場所だ。ハンバーグ、ポークカツ、カレー、パスタなど、ザ・洋食なメニューが豊富に揃い、そのほとんどに“バーボンのタレ”という、しょうゆベースの秘伝のソースがアレンジされている。この隠し味に胃袋を掴まれる客が後を絶たない。 実家が近所で十数年通っているという田辺さんの推し肉麺は、ランチタイム限定の「バーボンラン...
次におすすめするのは、創業36年目を迎える洋食店の『バーボン』。中でも、小宮山さんがお気に入りだというのが「ハンバーグのオリジナルライス」だ。 ハンバーグはどこ?と探してしまうが、ご安心を。門外不出の自家製タレの下に、160gと大きめなハンバーグが隠されているのだ。研究を重ねて生み出したタレは、ミートソースとホワイトソースをミックスした年齢問わず愛される味。 「とにかく、このボリュームに驚かされます...
商店街の外れにひっそりと佇む正統派ビストロ。上質を好む大人からのリピート多数
シェフの古山幸正さんはもともとフレンチの定番料理〝鴨のロースト〞に感銘を受け料理人の道を志したとあって王道のビストロ料理が大得意。 ウフマヨネーズやブータンブランなどビストロ好きなら誰もが知る料理を別格の美味しさに仕立てる若き名手だ。 イノベーティブなどいまどきもてはやされる料理とは真逆にありながら、小手先では作ることのできない芯のある料理が印象的。 目も舌も肥えた大人に愛される所以はそこにある。...
旬のネタをその場で選んで、気さくに鮨が楽しめる!有名人もお忍びで通う隠れ家的店
魚介だけでなく、野菜やフルーツも使って旬の美味しさを楽しませてくれるのが今回紹介する『鮨ほり川』だ。 新子やあわび、松茸まで、これから旬を迎える食材を好きなだけ楽しめる老舗寿司店の魅力を余すところなくお伝えしよう。...
こだわりの肉質に、驚愕のコスパ。駅から遠いことが高揚感につながる焼肉の隠れ家
オ ープンしてから1年。最寄の駅からは、歩いて10数分と決して足の便が良いとは言えない立地ながら早くも、知る人ぞ知る存在の焼肉『コソット』。 人気の秘密は、なんと言ってもそのコストパフォーマンスの高さだろう。一番高いサーロインの厚切り“極上牛冊焼”で2100円。柔らかくてジューシーな食感のハラミ、サガリが1280円。並のカルビやロースなら790円と街場の焼肉店も顔負けのお値打ち価格。それでいてどの肉も、和牛ならではの豊かな余韻が...