東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
少量多皿な構成で魅了!和の精神と中華のテクニックが融合した進化形料理
まるで大皿に咲く大輪の花のような美しさ、そして思わず息を呑む迫力。 皿の上に置かれているのは、豚バラ肉と茄子のみと潔いが、各々が交互に整然と並ぶその様は、まさに“機能美”と呼ぶにふさわしい。 『茶禅華』の川田智也シェフ曰く「口にした時の食感を考えて厚さは1mm。茄子の飾り切りも硬い皮を食べやすくするため」だそうで、調理過程すべてに味わいを鑑みての理由があり、そこから生まれる必然的な美しさなのだ。 コース(33...
例えば鮮度やサイズへの留意はもちろん、「姿蒸し」の“蒸す”という行為ひとつにも深慮。 蒸す際に、卵と足の身の部分に火が均一に入るよう蟹の足に蓮の葉を巻く。そうすることでパサパサになりがちな身の味までをも最大限に引き出す。 ひとつの甲羅に、オス・メス双方の身と味噌、そして卵や白子を詰めて提供する際も、ベストなバランスで味わえるように日々配合を微調整するきめ細やかさ。...
かつては武家屋敷が立ち並び、現在はドイツやフランスなどの大使館が点在。そんな南麻布の閑静な住宅街に、「食通」と「港区女子」から支持を集める中国料理店がある。今年2月にオープンした『茶禅華』だ。 もともと大使館員の住まいだった一軒家を改装して作ったという店内はグレーを基調とし、それが、ところどころに配されている李朝の調度品や景徳鎮の器などと相まって、独特のオーラを纏っている。 「ドラマティックですよね...
ここ1~2年、食の世界で最も面白い動きを見せている料理のジャンルは? といえば、それはまさしく中華料理だろう。マニアックな地方郷土料理や少数民族料理に目を向ける料理人もいれば、フレンチよろしく少量多皿料理の新しいスタイルで勝負をかける店、そして、伝統料理を踏襲しつつも独自のアレンジを加味、現代人の嗜好に合わせたモダンな料理に昇華させている実力派シェフなどなどまさに百花繚乱! 30代の中華料理人たちの活躍ぶ...
レストランは、「ただ料理を食べる場所」ではなく、「大人の男女が繰り広げるドラマの舞台」だと、東京カレンダーは常に訴えてきた。 「味はもちろんのこと、見映えもい...
ワインとのペアリングができる白金の中華店!臨場感あるシェフズテーブルも人気
カウンターで料理を待つ時間も、『私厨房 勇』の醍醐味である。 例えば炒飯が中華鍋の上で舞う様子、紹興酒を鍋肌にあてた時の“ジュワッ”という音など、目の前で繰り広げられるすべてのシーンが躍動感に溢れ、食欲が刺激される。...
『私厨房勇』の提案する私房菜とは、有名シェフが自宅に友人を招き、食事を振る舞う香港式の食文化。主体となるのはコースメニュー。ゲストの要望を聞き、その人のためのコースを組み立てる。その手間ゆえ、席はカウンター8席のみ。 ベースとなるのは広東料理。自家製の干肉のようなクラシカルさもあれば、豚の角煮と黒酢を合わせる独創的な一皿も。「今度は何を食べようか」。店を出る頃には、次回への期待に心高まる。リピート必至の俺の厨房。...
原勇太シェフは松戸で『中国麺飯勇』を開いていていたが、白金に場所を移し2014年5月に『私厨房 勇』を開店した。 主体となるのは8品前後のコースメニュー。原シェフが丁寧にゲストの要望を聞いてくれて、ゲストの好みに合わせてくれる。 私厨房というネーミングは、香港でシェフが限られたゲストを招いて振る舞う「シィフォンチョイ(私厨菜)」から。 ゆったりとした、わずか8席のカウンターに座れば、眼前の光景に、...
白金の人気店『私厨房 勇(ユン)』。¥6,500のコースの〆には炒飯が人気だが、この季節にイチ押ししたいのが「青海苔と飛子のとろみスープ麺」(要予約)。 麺をすすれば口の中で飛子がプチプチプチ! とテンポよく弾け、青海苔の香りがふわりと広がる。見た目の清涼感だけでなく、さっぱり塩味のスープも夏だから食べたい理由のひとつ。...
無難な味よりこだわりのある味に惹かれます ラーメンを選ぶのは、仕事が遅くなったりして、簡単に食事を済ませたいとき。 上品な味が好みですが、わざわざ食べに行くなら、無難でこだわりのないラーメンより、お店の個性がはっきりと味に出ているようなラーメンのほうが好きです。 落ち着いて食べたいので、お店がきれいかどうかも大事なポイントだと思います。...
特に野菜を使った料理の印象が強い。「蕪と干し貝柱の中華風ポタージュ」や「天然車海老の中国野菜の炒め」が印象的だ。もちろんメインや〆の担々麺もあるが、すっきりとした中華料理だったと記憶している。...
贅沢に配されたカウンターは、すべての席から原 勇太シェフの機敏な調理風景が臨めるシェフズテーブル。毎年訪れる香港で受ける刺激が投影された料理の数々は、一見シンプルだが丁寧な仕事が施され、食べ手の五感に訴えかてくる。 合わせるワインは、フランス・ジュラ地方で造られる「ヴァン・ジョーヌ」(グラス¥1,620)をぜひ。ナッツのようなコクのある深い味わいは、ドライシェリーや紹興酒のニュアンスがあり、原氏の料理とも...
一流な大人たちの立ち振る舞いに触れ、自分を磨き上げる。 そのためには、慣れ親しんだテリトリーを脱して、新たなフェーズへ。 ずっと気にはなっていたが、大人...
中国の辺境の地で愛されている田舎料理や家庭料理を再現!白金の隠れ家中華
辺境の少数民族の街で愛されている料理。そんな知られざる中国の田舎料理や家庭料理を、自ら体験し、再現・再構築している小山内耕也氏。 江西省や湖北省といった中国南方~西方系、内陸部の料理が主体で、日本ではほとんど耳にも口にもしない食材や調味料を使って豪快に調理する。そのため、およそワンシーズンに1度は、本国のコアなエリアを訪れ、食材の買い付けを行っている。 定番化している人気メニューに加え、来店する度に新たな逸品に出合える...
名店ひしめく白金北里通り商店会に誕生した一軒。「日本では食べられないような、現地の風を感じる料理を味わってほしくて」と語るのは、オーナーシェフの小山内耕也氏。麻布十番の『ナポレオンフィッシュ』を人気店に導いた人物だ。 江西省や湖北省といった中国南方から西方の少数民族の料理を中心に、日本ではほとんど耳にも口にもしない食材や調味料を現地から仕入れて豪快に調理する。メニューは¥5,000のコースのみ。...