陽菜からは、立て続けにメッセージが届く。 「梨子がこれ以上、残念な人を掴まされないように、名前と職業で検索かけたの。山田さん、セレブの超優良物件かもよ!ち...
しかし2時間以上待っても一向に樹は出てこない。埒が明かないと思ったあゆみは、LINEを打った。 ―まだ会社?今たまたま近くのカフェにいるんだけど、一緒に帰...
浩市と行ったのは、会社近くの『春秋ユラリ』。美しく盛られた刺身を前に、涼子と浩市は向かい合った。 初めてじっくり話してみると浩市とは家が近く、和...
「いますよね~、ああゆう女!」 『春秋ユラリ恵比寿』で、涼子の隣の席に座る後輩・麻里子が、大げさな溜息をついてみせた。平日21:00以降でも胃も...
※記事内で紹介している店舗『イクラ』は、店名を『HaRe Gastronomia』へ変更しています。 この記事は、店名変更以前の情報です。過去に付き合...
20代前半くらいだろうか。茶色く染まったセミロングの髪に、いかにも男ウケを狙っている感じの白いファーのコートを着た女性と徹が、仲睦まじい様子で写っている。多分そ...
翌日、お決まりのお礼メールを送り合う。...
古きよき伝統を大切にしながらも、魔法をかけられたような驚きが体感できるように、との店名通り、シェフが腕を振るうパスタは、これ本当にパスタ?とハッとさせられ...
古きよき伝統を大切にしながらも、魔法をかけられたような驚きが体感できるように、との店名通り、佐藤崇行シェフが腕を振るうパスタは、これ本当にパスタ?とハッと...
恵比寿駅西口より徒歩1分の小さな雑居ビル。エレベーターもないこのビルの階段を3階まで上った場所にある隠れ家イタリアン『ekao』がある。 こじんまりしているが...
そう言って、星川は少しはにかみながら穏やかに笑った。 一人称が”私”から”僕”になっている。これは仕事としてではなく、彼なりの応援のメッセージなのだろうと...
恵比寿駅西口から徒歩1分、小さな雑居ビルの階段を上がった3階にある。隠れ家感100%ながら、その立地は平日デートにも嬉しい。 富山県を中心とした、全国各...
恵比寿駅西口より徒歩1分の小さな雑居ビル。エレベーターもないこのビルの階段を3階まで上った場所にある隠れ家イタリアン『ekao』がある。 こじんまり...
「菜々香、どうしよう!イケメンから食事に誘われた」 困った時の菜々香だ。華子は早速彼女を恵比寿の『エカオ』に呼び出し、伊原の事を相談した。 「...
2007年に恵比寿にオープンした小さなイタリアン『ekao』。昨年から休業宣言をしていたが、5月19日にファン待望のリニューアルオープンを迎えた。 ...
通称・アメリカ橋を手を繋いで歩き、毛並みの良い犬たちとすれ違えば「可愛いね」と言って目を細め合った。 その後は家に帰ってもう一度抱き合い、惰眠を...
店主の地元である富山から仕入れる鮮魚が楽しめる『ekao』。恵比寿駅から徒歩1分という場所ながら、看板無し、ビルの4Fという隠れ家的なお店だ。 自慢...
長年『リコスキッチン』の料理長として活躍した夏目シェフが独立する際、場所選びの条件にしたのは「自然光の中でランチが楽しめ、風が通り抜けるイメージの場所」。1年がかりで見つけた恵比寿の丘の上のビル4階に開業した店は、昼は大きな窓から光が降り注ぎ、夜はガーデンプレイスの夜景を望む、ビルの合間のオアシスのような空間だ。 メニューは、和・仏・伊の技法で旬の素材を生かした品々。シェフいわく、「ほっこりできる料理」だ。鰻と里芋のテリーヌ...
長年、恵比寿の人気イタリアン『リコスキッチン』の料理長として活躍した夏目シェフが独立する際、場所選びの条件にしたのは、「自然光の中でランチが楽しめ、風が通り抜けるイメージの場所」。 1年がかりで見つけた恵比寿の丘の上のビル4階に、2015年1月に開業した『キノエ~季の恵~』は、昼は大きな窓から光が降り注ぎ、夜はガーデンプレイスの夜景を望む、正に都会のオアシスのような空間。 メニューは、和・仏・伊の技...
「上海モダンアートミュージアムの完成です!!」 上海市を流れる黄浦江の右岸側は浦東(プードン)と呼ばれるエリアで、上海のランドマークである上海テレビタワーを初めとして、高層ビル群が立ち並んでいる。 そのエリアの一角、黄浦江に面し、対岸の外灘(ワイタン)の19世紀後半に西洋人によって建築された歴史的な建造物も臨める一等地に、諒介が初めてメインデザインを手がけた「上海モダンアートミュージアム」は誕生...
今日はどんなスペシャリテに出会えるのだろう、そんな大人の好奇心を満たしてくれるイタリアンがあるのをご存じだろうか? 2013年に恵比寿に誕生した『ARMONICO』。まるで映画の世界に迷い込んだかのような独特の世界観を放ち、細部までこだわったインテリアや色使いがさらにその空間を盛り上げる。...
最近、フレンチやイタリアンにも、魚介を店のメイン食材として扱うシェフが増えている。『アルモニコ』の佐々木シェフは、生まれ故郷である大分・豊後水道から直送される新鮮な魚介を多く使うが「こう見えて、じつは肉料理も得意なんです(笑)」と、自信をのぞかせる。 高校を卒業後、飲食店のサービススタッフを経て料理の道を志し、24歳でイタリアへ。モデナの三ツ星『オステリア フランチェスカーナ』などで修業を積んだ。「店では仔豚や羊はもちろん、...
ビストロと聞くとカジュアルなイメージがあるかもしれないが、そんなイメージを覆す、味も雰囲気も大満足できる大人のビストロが、ここ恵比寿にはある。 まるでパリの老舗ビストロが現れたかのように、フランスらしさにこだわったフレンチビストロ『アベス』。...
まるでパリの老舗ビストロが現れたかのように、フランスらしさにこだわったフレンチビストロ『BISTROT de Paris アベス』。 テーマは“Bistro de Paris”パリからそのまま飛び出してきたかのような本場の雰囲気を体感できる、恵比寿のビストロの中でも人気店の一つである。 ここで楽しみたいのは、本場さながらのボリューム満点の料理と、チーズソムリエが厳選するフランス産チーズ。気取らないデ...
本場フランスと同じ、迫力あるポーションのアラカルトが人気。中でも黒毛和牛イチボステックは、その大きさとジューシーな味わいに誰もが大満足するはず。 フランス産チーズの種類も豊富で、ワインやシャンパン、ビールなどさまざまな飲物にぴったりのものをセレクトしてくれる。食後にはチーズワゴンも。ハレの日だけでなく、日常に根付いたフランス料理が楽しめる。...
仔羊といえば、ラムチョップなどロース肉を思い浮かべるが、『アベス』はもも肉で勝負。 「もも肉は筋があって硬い部位ですが、それをおいしくするのが僕らの役割。40分じっくりと火入れをして、肉汁を一滴も逃さず焼き上げています」と矢作シェフが話すとおり、肉質は驚くほどしっとり。 もも肉は運動で使われる部位なので、調理次第で旨みがどんどん倍増される。一度食べたらやみつきになる人が多く、リピート率も高いとか!...
―今日の女子会♡#love#happy#beauty#bestfriend 赤文字系雑誌の読モ・裕美は、自分が呼ばれなかった『アベス』での女子会のインスタ投稿を見て溜息をついた。 同じ雑誌の読者モデルでも、そのヒエラルキーははっきりと分かれている。 今日は、今一番人気がある奈々主催の女子会だった。20代後半向けの雑誌の中で33歳の裕美はもはや古株。奈々は27歳で、インスタグラムを中心に人気...
仕事柄、高い物から安い物まで、毎日美味しいものを目にしている『東京カレンダー』編集部員たち。はたしてプライベートでは、どんなお店に行っている? それは安くて美味しいお店に決まっている! 本当は教えたくないコスパの高いお店をこっそり開陳します!仕事柄、会食が多いけどプライベートで何度も訪れたくなる店が自分にとってのコスパ店、と大槻 篤編集長。 今年で9年目を迎える『ボッテガ ビオラ』はワイン好きのツボ...
◆ 12月25日金曜日 21時 太一は「彼女」の葵と恵比寿の『アべス』にいた。 愛子には外せない会食が入ったと言ったが、ある意味これはまさに「外せない会食」だよなと自分を正当化させながら葵とともに店に入った。 食事を終え、デザートが運ばれてくるのを待つ間に、太一は鞄からティファニーの箱を取り出しそっとテーブルに乗せた。...
二人でこの料理予算だが、あなどるなかれ。味は格別、かつ、満足度の高い塊肉をシェアして味わえる。 こちらのビストロでは、本場フランスと同じく、一皿で盛りがいいポーションのアラカルトが人気。 中でも黒毛和牛イチボステックは、その大きさとジューシーな味わいに誰もが大満足するはず。...
あ、三田通り沿いにある『Aponte』も忘れちゃいけない。ここは、3,000円〜のプリフィックスコースでおなかいっぱいになるし、店員さんもイケメン揃い(笑)意外に知られてないけど、4名の半個室みたいのもあるよ。女子会のメッカ『M House』があるのも恵比寿ならではだよね。ランチは駅前の『かどた』の焼き魚定食か、『リストランテ デラ コリーナ』の生うにのトマトクリームソースパスタがお気に入り。あ、おうどん食...
中村アンさんをどのレストランにエスコートしようかと考えた時に、編集部が真っ先に浮かんだのが恵比寿のビストロ『アベス』だ。料理がサーブされると、アンさんは「わー、すごい!」と歓声をあげた。狙いは成功! 『アベス』のメニューには「※当店の一皿のボリュームは2人前の量となりますので、シェアしてお楽しみください!」と記されている。テーブルに運ばれる皿は、ド迫力のポーションでふたりの気分をアゲてくれるのだ。 ...
今日は、来月の記念イベント会場の下見で真央と代官山に来ていた。その後に恵比寿まで足をのばし、『ガレット スタンド』でランチ中だ。 「好きなひとができないって単なるいいわけでしょ、ってイラッとしたのよ」 「どういうこと?」 「本当は、いいと思ったひとに好かれなかったから、自分も大して好きじゃなかった、って思いこみたいだけなのよ」 そう話しながら、陽菜は心の中であることに気づいた。自分も健太郎に対し、そうい...
大手ネット広告代理店で総合職として忙しく働く涼子。 スラリと背が高く、長い手足を持ち、目鼻立ちのはっきりした華やかさを持つ女性だ。 日ごろの激務は露ほども感じさせず、東京の街を颯爽と闊歩する。 社交的で頭の回転が速く、会食には欠かせない存在として、声を掛けられる事が多い。涼子もそういった場は好きで、多少の無理をしてでも掛けつけるのが、彼女の好かれる理由のひとつ。 もともと、美味しいものを食べるのが何より...
昨年夏にオープン以来、ランチタイムには店内が埋め尽くされるほどの人気店となっている恵比寿のガレット専門店『GALETTE STAND(ガレットスタンド)』! この度、もっと自由にいろんな場所で楽しめるようテイクアウトメニュー「ラップガレット」の販売をスタートした! 紅葉散歩や公園デートのおともはもちろん、多忙な折のデスクランチも満足のいく楽しいひと時に変えてしまう魔法のアイテムとしてお楽しみあれ♪...
石臼挽きしたそば粉のガレットに、自家製パテ ドカンパーニュを1 カット入れ、キャロットラペ、紫キャベツなどの野菜と一緒にラップした新感覚ガレット。この形は本場フランスにもまだ無いのだとか。 手を汚すことなくかぶりつけるスタイルは、食べ歩きにもぴったりだ。...
店内の石臼で挽かれる蕎麦粉100%のガレットは、パリッとした食感と香ばしい味わいが特徴。ひとたび口に運べば、その滋味深い味わいに食べ進む手が止まらなくなること請け合いだ。 こんな美味しいガレットがワンコイン(500円)で楽しめるというのだから、人気が出るのは必定。 ハム、卵、グリュイエールチーズがたっぷりと載った「コンプレット」は、見た目よりもボリュームがあるので男性にもお薦めの一品。 ランチ...
さまざまな食コラムを発信するオールアバウトのなかでも、大塚さんは編集部イチの食通として社内の信頼が厚い。 実際に恵比寿の名店について伺っても、セレクト理由に手練なコメントが多数。とくにデートにおすすめの店のリストアップがお得意のよう。 新店のチェックも抜かりなく、昨夏にオープンした『ガレット スタンド』への評価が高い。「ガレットは日本ではなぜか値段が高いですが、ここは本国フランス同様、安くてカジュア...
「ね、ちょっと聞いてもいい?」 奈央がそう聞いてきたのは、『フォンダ・サン・ジョルディ』で本場スペイン料理をお腹いっぱいになるまで堪能し、〆に注文した渡り...
パエリアといえば、米と野菜、魚介類、肉などを炊き込んだ料理。しかし、米ではなくパスタを使ったパエリアもあるのだ。日本では馴染みがないが、スペインのカタルーニャやバレ...
「えっと…、予定はないけど…。」 「そう、じゃあそうしよう。どこか予約しておくよ。久しぶりに『フォンダ・サン・ジョルディ』のパエリアが食べたいな...
惜しくも2016年4月に調布へと移転した、スペインバルの先駆けである『ティオ・ダンジョウ』。その跡地の2階が、同店で腕を磨いたカタルーニャ出身のジョルディ...
そんなパスタのパエリアが食べられるのが、恵比寿にある『フォンダ・サン・ジョルディ』だ。どこかアットホームな雰囲気もあり、訪れるゲストの気持ちを優しく癒して...
あの日から3週間後。 私は、恵比寿にある『和BISTRO 88WANOBA』で、知り合いの仲間を集めた交流会に来ている。 ほんの数日前までは、家と会社の...
『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信する場でありたい”という想いが込められている。友達とのカジュアルな夕食や忘新年会など、いつでも気軽に使えるお店だ。 店主...
今夜、太一は恵比寿の『和BISTRO88WANOBA』にいる。 エネルギー系企業に勤める大学サークル仲間のひとりが米国から一時帰国しており、せっ...
「優作さん元気ですか?結婚したと風の噂で聞きました。今月から会社に戻り、ようやく社会復帰しました(笑)」 やる気を削がれていた水曜日の午後、一通...
こちらは、食事会やパーティー利用が多いため、ゆっくり味わうことのないままの星つけが多いのではないだろうか。 『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信す...
恵比寿ガーデンプレイス勤務が18年続く平良さんは、恵比寿にはレストランでもバーでも、「人と会話のできる店が多い」と話す。 そのうちのひとつが、この『...
―もう、会っちゃいけないのに……。 咲希は大阪に帰る荷物を持って、圭太との待ち合わせ場所の恵比寿駅へと向かっていた。 夏休みに大阪に帰る前に、圭太にランチに誘われていたのだ。 梨江子に対する罪悪感は日増しに強くなり、自分でもどうしていいか分からなくなっている。 「咲希ちゃん、おはよう」 待ち合わせ5分前に着いたのだが、今日は圭太が先に改札の前で待っていた。圭太の私服はもう見慣れたが、それでもやはり...
「実はね、会社辞めたんだ。そのことを、LINEじゃなくて口頭で伝えたくて」 『ビストロ アム』にやって来た杏奈は、春を飛び越して初夏のような装いだった。花柄のワンピースに、淡い色のデニムジャケット。その姿が眩しくて、もうそろそろ見慣れても良いはずなのに僕は思わず満面の笑顔になってしまった。 彼女は、出会ったときから変わらない。いつも僕の心を温かく照らしてくれる、大切な人だ。 だからこそ、もう手放したくない。離...
厳選した野菜をたっぷりと使った新感覚のフレンチ。初めてならスペシャリテのパフェやお米料理が組み込まれたコースを。 大満足のコースが¥5,184なので財布に優しく嬉しい限り。女子にも安心してごちそうできる!...
「聞いて。この間の食事会、最悪だったのよ」 美貴は今日、恵比寿の『ビストロ アム』で、定例の女子会だった。乾杯したとたん、同期の杏奈が先週行ったという食事会の話を始めた。 杏奈が明らかに不満そうだったので、「どうしたの?」と聞くと、こう言った。 「男性陣は大手証券会社勤務って聞いてたのに、それは一人だけで、あとは聞いたことないような会社の人だったの」 その話に、美貴は心から同情した。...
「野菜のパフェ、食べに行かない?」そう誘われて断る女性はいないだろう。40種類以上の野菜を使ったディナーコースが楽しめるフレンチレストラン『ビストロアム』。 コンセプトは゛しっかり野菜、ちゃんとフレンチ”。心と ゛âme(魂)” が躍るような料理を、普段よりも少しだけ贅沢な空間でリッチに楽しめるのだ。 恵比寿東口から5分。 物理的に2人の距離が近づくほどの、小さな通り沿いに佇む一軒家。外の静けさとは...
麗子は結婚できないタイプの女だと思っていた。 20代の頃から結婚願望が強い女だったが、如何せん真面目というか、神経質というか、今どき珍しいほどお堅いタイプだからだ。 彼女は親が官僚というお嬢様で、そのお堅い性格は外見にもそのまま反映されている。艶のある黒髪はいつもハーフアップにピッタリとまとめ、美人だが少々キツめの顔には化粧品売り場の美容部員のように隙のないメイクが常に施されていた。 理想...
駅からすぐの立地ながら、ひっそりと灯る灯篭と控えめな表札だけが目印の大人の隠れ家。 焼き場中心のオープンな空間を広々としたカウンターが囲む。...
2017年6月にオープンした『希鳥』は、美味しさもさることながら、まず注目したいのがその隠れ家感。 駅から徒歩90秒という立地でありながら、地図を見ずに辿り着くのはなかなか難しい。 表には看板類は一切なく、ビル地下に続く階段の途中に『希鳥』と書かれた趣ある表札がかかるだけである。 駅近なのにこの隠れ家感が、グルメな大人をもワクワクさせる。...
恵比寿駅からすぐの場所なのに、のぞきこまないと見つけられない小さな看板。地下に降りるとしっとりした大人空間が広がる。 カウンターでゆったりと焼き鳥とワインを楽しめる大人の隠れ家焼き鳥『希鳥』。...
2017年6月にオープンした『希鳥』は、美味しさもさることながら、まず注目したいのがその隠れ家感。駅から徒歩90秒という立地でありながら、地図を見ずに辿り着くのはなかなか難しい。 表には看板類は一切なく、ビル地下に続く階段の途中に『希鳥』と書かれた趣ある表札がかかるだけである。駅近なのにこの隠れ家感が、女子の心をくすぐるのだ。...
2017年6月にオープンした『希鳥』は、美味しさもさることながら、まず注目したいのがその隠れ家感だ。駅から徒歩90秒という立地でありながら、地図を見ずに辿り着くのはなかなか難しい。 目印は入り口に灯る灯篭と、ビル地下に続く階段の『希鳥』と書かれた趣ある表札だけだ。この控えめな佇まいにグルメな紳士・淑女たちの心はすでに持って行かれてしまうのだ。...
絶妙な隠れ家感とコスパ、そして提供する料理の美味しさという三拍子が揃い踏みで、グルメな女子が放っておく訳がない! 同店を初めて訪れるならば「焼き鳥コース」をオーダーしよう。スープ、サラダ、レバーパテ、焼き鳥7本、野菜2種がついて3,800円という驚きのコスパだ。 「部位ごとの特徴をじっくりと楽しんで欲しい」という想いから21時まではコースのみの提供というのも、同店のこだわりのひとつ。好きなお酒を合わ...
2017年6月にオープンした『希鳥』は、美味しさもさることながら、まず注目したいのがその隠れ家感だ。 駅から徒歩90秒という立地でありながら、地図を見ずに辿り着くのはなかなか難しい。 表には看板類は一切なく、ビル地下に続く階段の途中に『希鳥』と書かれた趣ある表札がかかるだけである。 この控えめな佇まいに女性たちの心はすでに持って行かれてしまうのだ。...
同店を初めて訪れるならば「焼き鳥コース」をオーダーしよう。スープ、サラダ、レバーパテ、焼鳥7本、野菜2種がついて3,800円という驚きのコスパだ。 「部位ごとの特徴をじっくりと楽しんで欲しい」という想いから21時まではコースのみの提供というのも、同店のこだわりのひとつ。好きなお酒を合わせながら1本1本の串の味わいを噛みしめたい。 コースをオーダーするとまずは一口スープ、サラダ、レバーパテが順番に運ば...
恵比寿駅からすぐの場所なのに、のぞきこまないと見つけられない小さな看板。地下に降りるとしっとりした大人空間が広がる。 カウンターでしっとりと焼き鳥とワインを楽しめる大人の隠れ家焼き鳥『希鳥』。2017年6月に誕生した新たなコスパ焼き鳥の超新星だ。 すでに食通たちから絶賛の嵐!『希鳥』の美味しさの訳をお伝えしよう...
それは先月のことだった。 食事会ラッシュも少し落ち着き、ふと周りを見渡した時。気がつけば、新たな出会いも段々と減っており、手持ちの食事会相手のカードは私も友人も、既に出し尽くしていたことに気がついたのだ。 「20代後半、特に30代に入ると出会いが一気に減るよ」。 まだ私が20代前半の時に先輩から言われたこの言葉を、不意に思い出す。 この東京にいる限り、出会いなんて毎日あるし、それはエンドレスに続いていく...
朱莉から半年ぶりに来た連絡に、僕は戸惑いながらも返信を打つ。 "この半年の間に彼女ができ、僕の方からフってやった"くらいの勢いで言いたいところではあるが、残念ながらこの半年で彼女はできていなかった。 —まぁ、向こうから誘ってきてくれたし。これは行くしかないだろう。 こうして、朱莉と僕は連絡を取り合うようになった。前は既読スルーで相手にすらされていなかったのに、何とも不思議な感覚である。 「篤人くん、久し...
『YAKITORI 田崎』は2013年オープン以来、訪れる人をその美味しさで感動させ続けている。まず、同店で焼き鳥を味わう時に心得ておきたいのが「串は出てきた瞬間に食べること」だ。 レアな焼き加減で提供される「レバー」や「ささみ」はもちろん、全ての串がとても繊細な火入れが施されている。そのため、出てきた瞬間が一番旨いのだ! 会話に夢中になって、食べ頃を逃してしまってはもったいない。ぜひ、これは覚えて...
「こんな焼鳥、初めて!」と感動必至の絶品串が頂けるのが『YAKITORI 田崎』だ。この店の代名詞は「とろける焼鳥」! 普通なら弾力と歯ごたえがある「焼鳥」が、口の中でとろけるという感覚は、この店で一度味わってみないとわからないだろう。 その秘密は下ごしらえと焼き加減にあるのだ。「とろける焼鳥」の魅力をお見せしよう。仕事帰りにふらっと立ち寄るのもよし、週末ガッツリ極上焼き鳥を堪能するもよし。 ...
『YAKITORI 田崎』は2013年オープン以来、訪れる女性をその美味しさで感動させ続けている。まず、同店で焼き鳥を味わう時に心得ておきたいのが「串は出てきた瞬間に食べること」だ。 レアな焼き加減で提供される「レバー」や「ささみ」はもちろん、全ての串がとても繊細な火入れが施されている。そのため、出てきた瞬間が一番旨いのだ! 会話に夢中になって、食べ頃を逃してしまってはもったいない。ぜひ、これは覚え...
男性陣指定の『YAKITORI 田崎』で、さとみが送った泉の写真を見ながら盛り上がる男性陣に、「雅人は手出しちゃダメよ」と冗談半分で釘を刺しておく。 ちぇっと舌打ちする雅人の隣で、雅人の後輩も、「こんな美人紹介してもらえるなんて、マジ有難いっす」とまんざらでもなさそうだ。 ―彼、泉ちゃんとお似合いかも…! 学生時代ラグビー部だったという雅人の後輩は、背も高く鍛えられた身体つき。長身で華やか...
2017年のオープン以来、近隣住民を中心にリピーターが多い、ロティサリーチキンのレストラン。 絞めてからすぐ出荷される鮮度のよい国産鶏はしっかりめの味付けに。様々なハーブの香りが漂い、インパクトのある食味に仕上げられているのが評判の理由。3日前までに要予約。¥4,000...
『ROTISSERIE ☆ BLUE』の名物は、特注のマシーンで焼き上げるロティサリーチキン。 誰もが注文するというこの逸品は、パリッと香ばしい皮から旨みがギュッと凝縮され、身は余分な脂がちょうどよく落ち、その全てが絶品である。 美味しさの秘密は、仕込み段階にも隠されている。ロティサリーチキンに使用するのは柔らかく、ジューシーな肉質の岩手県産みちのく清流どりの雛鳥のみ。 これを丸一日、塩とローズマリー、タイムなど...
恵比寿駅から徒歩10分。これだけ歩くとなると女性はちょっと嫌がるかもしれない。 がしかし、店に到着した瞬間にそんなモヤモヤも一気に晴れる。そんなお店が、2015年11月にオープンした『鉄板焼き 嬋(ぜん)』。...
恵比寿駅から徒歩10分。駅前の喧騒を離れ、住宅街の中にある古民家を改築した一軒家に2015年11月にオープンした『鉄板焼き 嬋(ぜん)』。 ここでは、鉄板焼き屋ならではのフォアグラが楽しめる。さっそく目の前で焼かれていくフォアグラ。ステーキハウスで10年務めたというシェフの技を眺めながら、どんな料理に仕上がるのかワクワクが止まらない。 そして完成したのが、「フォアグラ茶わん蒸し」である! 茶わん蒸しの中に具として入って...
恵比寿に佇む、大正時代に建てられた一軒家。不思議な響きの店名『イワカムツカリ』とは、日本料理の祖神、醸造の神である磐鹿六雁命(イワカムツカリノミコト)が由来。 心から安心できる食事を供したいという想いのもと、オーナー・内山昭氏が辿り着いた大人の居酒屋だ。 宗田鰹、うるめ鰯、鯖を独自に配合した出汁に、日本酒をたっぷりと1合注げば、「葉衣しゃぶしゃぶ」の準備は完了。まず、早採り若芽で素材の旨みを堪能する。...
年々、和食好きに拍車がかかっているという愛甲さん。渋谷橋交差点から広尾方向に少し歩いた明治通り沿いに佇む『イワカムツカリ』は、そんな彼が新入社員時代から通う店。 「サイバーエージェント時代に先輩に連れてきてもらったのが最初です。居心地がよくて、2~4人で飲むときに利用することが多いです」...
龍太と再会してから、何とも言えない焦燥感に駆られていた。 学生時代にモテていた記憶もないし、どちらかと言うと冴えない印象しかなかった龍太。彼から告げられた外資系投資銀行の年収を、思わずGoogleで検索する。 —最低年収1,500万〜4,000万 「マジかよ……。」 PCから目を離し、再開発で工事が続いている渋谷の街並みを見つめた。 そこそこモテて、遊ぶ友達も多く、毎日それなり...
恵比寿に佇む、大正時代に建てられた一軒家。不思議な響きの店名「イワカムツカリ」とは、日本料理の祖神、醸造の神である磐鹿六雁命(イワカムツカリノミコト)が由来。 心から安心できる食事を供したいという想いのもと、オーナー・内山昭氏が辿り着いた大人の居酒屋だ。 宗田鰹、うるめ鰯、鯖を独自に配合した出汁に、日本酒をたっぷりと1合注げば、「葉衣しゃぶしゃぶ」の準備は完了。まず、早採り若芽で素材の旨みを堪能する。...
~体想いのホッとする味はいつまでも色褪せない~ 恵比寿に佇む、大正時代に建てられた一軒家。不思議な響きの店名「イワカムツカリ」とは、日本料理の祖神、醸造の神である磐鹿六雁命(イワカムツカリノミコト)が由来。心から安心できる食事を供したいという想いのもと、オーナー・内山昭氏が辿り着いた大人の居酒屋だ。 宗田鰹、うるめ鰯、鯖を独自に配合した出汁に、日本酒をたっぷりと1合注げば、「葉衣しゃぶしゃぶ」の準備...
智則が予約してくれたのは、恵比寿にある『ロウリーズ ザ プライムリブ トウキョウ』だった。 何度か訪れているけれど、来るたびに胸が高鳴るお店だ。 「このお店、好きなんだよね。ローストビーフが本当に美味しいから、楽しみにしていて」 「絶品ですよね♡」 この歳になって、今更“初めてです♡”と言うのも憚られ、私は以前に来たことがあることを曖昧に匂わせてみた。しかし智則は、特に気に留める様子もなく、ささっとワインを...
思い切って夏美を誘ってみると、案外すぐに返信が来た。 こうして迎えた初デート。僕は色々と考えた結果、『ロウリーズ ザ プライムリブ トウキョウ』を予約することにした。 泣く子も黙る名店だ。重厚感のある内装がデート向きな上に、食べるまでのパフォーマンスも楽しい。 「このお店、好きなんだよね。ローストビーフが本当に美味しいから、楽しみにしていて」 「絶品ですよね♡」 目をキラキラ輝かせる夏美。僕は肉に合う...
1938年にロサンゼルスで創業した『ロウリーズ・ザ・プライムリブ』。豪奢な世界観と味わいは唯一無二。 車寄せでスタッフにキーを預け、駐車を任せるバレーパーキングや残った料理を持ち帰るドギーバッグサービスを発案するなど、レストラン史に残る〝功績〞も数多い。...
「へぇー!パパ、マリちゃんの運動会に出てあげるんだぁ」 そう言いながらチャイルドカットのプライムリブを器用に切り分ける美優を見ていると、子供の成長の早さを感じずにはいられない。 『ロウリーズ ザ プライムリブ トーキョー』は小さな子供連れで訪れる客も多く、店内も広々としていて家族で外食をするのには最高の店だ。...
~アメリカらしさはそのままモダンに進化した空間へ~ 看板メニューは揺るぎない。シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフを、じっくりとローストした、アメリカンスタイルのローストビーフだ。マッシュドポテトやヨークシャープディングなど、たっぷりのガルニチュールと共に供されるスタイルもうれしい。 ポーションは数種類あるが、やはりここでは、店名が冠された定番の「ロウリーカット」を選びたい。重量は約300g...
ロサンゼルスで創業したアメリカンスタイルのローストビーフ「プライムリブ」の専門店。重厚感ある内装が非日常感を演出する。 大きなプライムリブの塊が目の前でカットされるパフォーマンスは絶対盛り上がる!...
都内でも住みたい街の上位に、常にランクインする恵比寿。 仲間と肩肘張らず楽しめるお店がたくさんあり、便利で、何より賑やかな街である。 ベンチャー系IT企業に勤めるサトシ(28)も、恵比寿に魅了された男の一人。 顔ヨシ・運動神経ヨシ・性格ヨシで、学生時代から人気者だったサトシは、その社交性から遊ぶ仲間には事欠かない、通称・“エビダン”。 ある日参加した食事会で元グラドルの杏奈と出会い、心揺...
翌週、サークル時代の女友達で恵比寿『ロウリーズ ザ プライムリブ トーキョー』に集合することになった。皆の予定をなんとか調整してもらって、ようやく新年会が実行に移されたのだ。 友人達の話題は、仕事や職場のことばかりだが、明日香がアップデートする内容といえばもっぱら、ここ数日夢中になっている結婚式準備の話である。 「ウェディングシューズなんだけど、レンタルシューズっていまいちダサいし、ルブタンのブ...
動画を見たら、絶対に食べたくなる逸品がある。 「恵比寿ガーデンプレイス」の地下2階にある「Lawry’s The Prime Rib(ロウリーズ・ザ・プライムリブ)恵比寿」は、記念日などの特別な夜を過ごすのに最適な場所だ。重厚感のあるしつらえ、官能的な灯りが物語のプロローグを盛り上げてくれる。 なんといっても、この店の看板メニューであり熱狂的に支持されるメニューは、巨大な鉄製のシルバーカートで運ばれ...
飲みの拠点は溜池山王時代の『ロウリーズ』。ダッファーズやテニサーが日吉や渋谷の大衆居酒屋で飲む中、ちょっとした優越感。 やっぱりサークルはパーマーズにして正解だ。 ◆ 対人コミュニケーションに長けた沙羅は、男の先輩にばかり気に入られる栞や早希子とは対照的に、ちゃっかり女の先輩からの支持もゲット。 就活では、迷わず姉のように慕っている先輩と同じ業界を目指し外銀へ。なんの苦労もなくあっさ...
『ロウリーズ・ザ・プライムリブ東京』が2014年に再オープンした恵比寿の店舗。プライムリブとは、リブアイを使用したアメリカンスタイルのローストビーフのこと。 ロウリーズでは、40~45日熟成させたUS産のブラックアンガスを、17種類のスパイスが入ったシーズニングソルトで味付けし、大きな塊のまま2~3時間かけて火入れを行う。柔らかく肉汁たっぷりのプライムリブは、所謂ローストビーフとは全く別物だ。...
プライムリブ専門店「ロウリーズ・ザ・プライムリブ 東京」に「15th Anniversary Cut」が登場! 開業年度にちなんだ2001gという破格のボリューム。うーん、誰とこの幸せをシェアしようか…‥?...
長らく愛された赤坂の店舗から、恵比寿ガーデンプレイスに引っ越して、今ではすっかり恵比寿の街にとけこんだ人気店。温かみのある雰囲気はそのままに、モダンなエッセンスが加味された空間は約320席と、スケールの大きさは赤坂時代と変わらずだ。 もちろん、看板メニューも揺るぎない。シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフを、じっくりとローストした、アメリカンスタイルのローストビーフだ。マッシュドポテトやヨークシャ...
シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフを、じっくりとローストした、アメリカンスタイルのローストビーフ。 その付け合わせとしてヨークシャープディングなどとともに提されるマッシュポテトは、ボリューミィだが一度口に運べばフォークが止まらない。子どもにも人気なので、子連れファミリーでも楽しめるのがうれしい。...
★子どもウェルカムポイント★ ・ベビーカーでも入店可能 ・店内におむつ交換台もあり ・ガーデンプレイス内の三越に授乳室あり 長らく愛された虎ノ門の店舗が恵比寿ガーデンプレイスに移転してしばらくたつが、やはりその人気は衰えることを知らない。 シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフを、じっくりとローストした、アメリカンスタイルのローストビーフ。付け合わせにマッシュポテトやヨークシャープディン...
肉ラヴァ―の心をとらえて離さないのがローストビーフだ。シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフをじっくりとローストした、アメリカンスタイル。マッシュドポテトやヨークシャープディングなど、たっぷりのガルニチュールと共に供されるのもうれしい。 ポーションは数種類あるが、やはりここでは、店名が冠された定番の「ロウリーカット」を選びたい。重量は約300g。テーブルのそばまで運ばれてくるドーム状の「シルバーカー...
★子どもウェルカムポイント★ ・ベビーカーでも入店可能 ・店内におむつ交換台もあり ・ガーデンプレイス内の三越に授乳室あり 長らく愛された虎ノ門の店舗が恵比寿ガーデンプレイスに移転してしばらくたつが、やはりその人気は衰えることを知らない。 シーズニングをまぶしてマリネした骨付きビーフを、じっくりとローストした、アメリカンスタイルのローストビーフ。付け合わせにマッシュポテトやヨークシャープデ...
『クロスフィット』とは無酸素運動と有酸素運動をミックスさせることで、筋力、スタミナ、持久力、瞬発力などをバランスよくアップできるトレーニングのこと。難しい動きはないのですが、マジでキツいです。いや、マジです。椅子から立つだけなのに気合いがいるほどの筋肉痛に、数日間耐えることを余儀なくされます。...
恵比寿駅徒歩1分のシックで落ち着いた地下空間。 厳選した素材に炭火の燻香をまとわせることで、世界9カ国・約40種のワインとの相性も格段にアップ。...
2016年1月にオープンしたこちらの『喜鈴』。焼き師を名乗る店主の鈴木淳二さんは、焼き鳥の前は中華の料理人という経歴。 そこで、中華料理の絶妙な火入れのセオリーを焼き鳥にも応用する。...
焼き台に立つ社長の鈴木淳二氏、一品料理を作る料理長の出田啓二氏、接客を担当する店長の小石高運氏の3人のほど良い距離感のもてなしに、肩ひじ張らず寛いで食事を楽しむことができる一軒。 丹波黒鶏をメインに使用する焼き鳥が秀逸なことに加え、一品料理が他の焼き鳥店と一線を画する。 たとえば、「あんかけ出汁焼き玉子」は、茨城県産の紅孔雀の卵をオムレツのように焼き上げ、鰹出汁のあんをまとわせた逸品。 「白湯...
「瑠璃子、君に紹介したい男がいるんだ。歯医者、性格はまじめで誠実。どう興味ある?」 ある日、大学時代の男の先輩からそんな連絡をもらった。どうやら先輩の友人が、瑠璃子の写真を見て気に入ってくれたらしいのだ。 先輩自身は既婚者だが世話好きで、過去にも先輩の紹介で知り合ったカップルが何組も結婚していると聞く。 —持つべきものは、人脈の広い、世話好きの先輩ね! 瑠璃子は上機嫌で、先輩が予約し...
焼き台に立つ社長の鈴木淳二氏、一品料理を作る料理長の出田啓二氏、接客を担当する店長の小石高運氏の3人のほど良い距離感のもてなしに、肩ひじ張らず寛いで食事を楽しむことができる一軒。丹波黒鶏をメインに使用する焼鳥が秀逸なことに加え、一品料理が他の焼鳥店と一線を画する。 たとえば、「あんかけ出汁焼き玉子」は、茨城県産の紅孔雀の卵をオムレツのように焼き上げ、鰹出汁のあんをまとわせた逸品。「白湯ラーメン」は、オリジ...
2016年1月にオープンしたこちらの『喜鈴』。 焼き師を名乗る店主の鈴木淳二さんは、焼き鳥の前は中華の料理人という経歴。そこで、中華料理の絶妙な火入れのセオリーを焼き鳥にも応用する。 また焼き鳥に炭火の燻香をまとわせることで、世界9カ国から幅広く選んだ約40種のワインとの相性をアップさせている。...
恵比寿駅に現れた浦岡は、案の定、店を予約していなかった。 −どうするつもり? 無言の圧力をかけるも、彼はエミの不機嫌にまったく気づかぬ様子である。 「焼き鳥でもいいかな?」と一応エミに確認し、手際よく電話をかけると1軒目の『喜鈴』の予約をすんなりと獲得した。 その一連の流れは、グレーのサマーニットに白短パンという彼のラフな服装そのまま、非常にカジュアルで自然体だった。 「いいね...