前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子。6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛と自分も浮気する気でいたが、寛にその気はなく未遂に終わる。太一の浮気相手・葵が愛子たちの家に突然現れ、愛子は葵から離婚を迫られて…。 前回東京DINKS第12話:vs.夫の彼女!妻の知らない夫の一面が今、暴かれる…...
人気絶頂のまま閉店した『カメレオン』の萩原雅彦シェフが学芸大学にオープン。カジュアルな外観に温もりのある色の内装は、土地や来てくれる人を考えた街に溶け込む店だ。 「地中海をクルーズするとイタリアもギリシャもスペインも各国を含味できて、これは新しい分野だと思った」と萩原氏。よってメニューはパスタやパエリヤからビール揚げ、ハンバーグまで実に多彩だ。時にはシェフが釣った魚が出ることも。 カウンター越しに「いつ釣りに行く?」な...
東京とバンコクで飲食店を営むオーナーが、今現場で食べられているリアルな味を日本に紹介しようと始めた。厨房にはタイとシンガポールで20年以上経験を積んだタイ人シェフ。 東北料理や中華風のタイ料理は腕に覚えがあり、あさりのバジル炒めやグリル肉のハーブ和えなど、屋台でも馴染みの料理がメニューに目立つ。日本では珍しい生の米麺・センレックを食べさせるのも売り。 日本のタイ料理店では乾麺が主流だが、現地では生麺を使う店が主流だ。も...
東京とバンコクで飲食店を営むオーナーが、今現場で食べられているリアルな味を日本に紹介しようと始めた当店。厨房ではタイとシンガポールで20年以上経験を積んだタイ人シェフが腕をふるう。東北料理や中華風のタイ料理に自信があり、あさりのバジル炒めやグリル肉のハーブ和えなど、屋台でも馴染みの料理がメニューに目立つ。...
学芸大学駅徒歩2分の『オステリア バル リ.カーリカ』。多めの油で揚げるように焼いたボリューミーな「肉の藤枝熟成和牛」が、看板メニュー。 「いつ来ても活気があるので、ここに来ると元気をもらえます」(フリーPR)。 25:00まで営業しているのも、恋に仕事に忙しい女性にはうれしい。...
昨年の肉グルメ博で、絶大なる人気を誇った肉料理に定評のあるイタリアンレストラン。イタリアの郷土料理や和食フレンチをベースに、バランス感覚に富んだ料理が、堤シェフの優れた感性でさらに磨かれる。毎日書き換えられる前菜は、小皿で500円~1500円とリーズナブル♪全てワインとのペアリングが意識されている。こちらも、予約がとりにくい店なので、この機会にぜひ味わっていただきたい。 今回は、馬肉と林檎とじゃがいもという組合せの妙をお愉し...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子。6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛と自分も浮気する気でいたが、寛にその気はなく未遂に終わる。太一の浮気相手・葵が愛子たちの家に突然現れ、愛子は葵から離婚を迫られて…。 前回東京DINKS第12話:vs.夫の彼女!妻の知らない夫の...
店名はイタリア語で“再充電”。「ここはいつ来ても満席で活気がある。まさに元気になる店。」と田辺氏。 オススメはこの時期限定の「蝦夷鹿のハンバーグ」だ。ピリリとナツメグを効かせ、さらに鶏のレバーを加えて濃厚さと香りをプラス。赤ワインとマリアージュすれば再充電は完了だ。...
活気あるイタリアンの醍醐味を存分に楽しめるのが『オステリア バル リ.カーリカ』。ここの看板メニュー「肉の藤枝熟成和牛」は、焼肉『芝浦』や『肉の藤枝』を営む藤枝氏から仕入れている熟成肉とくれば、旨くないわけがない。 ちなみに店名の“リ.カーリカ”とは英語で“リチャージ”、つまり“充電”という意味。クローズは深夜1時なので、夏の宵をふたりで楽しむためにしっかりエナジーチャージできるのもありがたい限り。...
住み良い街として人気の学芸大学駅に、和める和食店『山もと』はある。店主の山本浩充氏は「接待ではなく、普段自分たちが使える店を」と、私鉄沿線を探し、こちらをオープンした。 カウンター席に腰を据え、ひと通り注文を終えると、お通しに昆布締め。身が締まり、深みを増した真鯛が食欲に弾みをつけてくれる。アルコールは和食に合う日本のワインや通なセレクトの日本酒等々。 玄界灘や能登地方から直送の鮮魚、薬味たっぷりの米沢牛のたたきをつま...
住み良い街として人気の学芸大学駅に、街の空気感と同じく和める和食店『山もと』はある。四谷は荒木町に生まれ、小学生の頃から「将来は板前になる」と決めていたと言う店主の山本浩充氏。都内の名店で料理長を務め、「接待に使われる店ではなく、普段、自分たちが使える店を」と、私鉄沿線を探し、2010年5月にこちらをオープンした。 天井が高く、奥に長いカウンター席に腰を据えると、まずは京都出身のはんなりした女将が清潔なおしぼりを供してくれる...
カジュアルなビストロ人気が高まるなか、次々に新しいコンセプトの店を打ち出し注目を集めている『SARU』。2015年2月にオープンした最新店『ロッジビストロ SARU』のテーマは“山のいのちをいただこう”。 山小屋をイメージした温もりのある空間では、溶岩石グリルで余分な脂を落としながら焼きあげる肉料理や、フレッシュな野菜の料理を堪能することができる。日本の気候風土が育んだ力強い食材の味わいに、思わず心を打たれるはず。コストパフ...
また、お会いしましたね、副編集長の日紫喜です。春らしい陽気もチラホラ、アウトドアが気持ち良い季節となりました。昨今の登山ブームに乗っかって、私も、山オジサンになりまして。で、こちらは「山小屋」でのヒトコマ。 って、嘘です。こちらは新店『ロッジ ビストロ サル』。「山のいのちをいただこう」をテーマとしたビストロで、内装はウッディでいい感じ。 白金、代々木上原に続く3店舗目。オーナーである猿田氏のセンスが光るお店です。開業...
打ちっぱなしのコンクリートに白木のカウンターと、その上に並ぶワインボトル。〝今までにない焼鳥屋〞を目指して作られた店内は、ゆったりくつろげる落ち着いた雰囲気だ。 しかし一方でメニューはいたって大衆的。青森シャモロックなどを丁寧に焼き上げる焼鳥、あるいは農園から届く野菜。一品料理も、煮込みやポテトサラダなどの定番が中心で、正統派ならではの安心感がある。もちろんどれもひと手間、ひと工夫を加えることで、ここだけの味に仕立てられても...
角打と店名にはあるものの、いわゆる酒屋併設の角打ちにあらず。カウンターの一部に立ち飲みスペースこそあれ、あとはスツールが並び、奧にテーブル席も用意。それでも選りすぐりの日本酒が70㏄350円からと、角打ちを彷彿とさせる気安さがある。 武蔵小山『手打蕎麦ちりん』の姉妹店として2012年5月にオープンしたこのお店、定番は蕎麦前的な品々。そばみそを舐め、だし巻きたまごを頬張りつつ、日本酒好きなら10種類以上揃う地酒を少量ずつ次から...
角打と店名にはあるものの、いわゆる酒屋併設の角打ちにあらず。カウンターの一部に立ち飲みスペースこそあれ、あとはスツールが並び、奧にテーブル席があり。それでも選りすぐりの日本酒が70㏄350円からと、角打ちを彷彿とさせる気安さがある。 武蔵小山『手打蕎麦ちりん』の姉妹店として5月に開いたこのお店、定番は蕎麦前的な品々。そばみそを舐め、だし巻きたまごを頬張りつつ、日本酒好きなら10種類以上揃う地酒を少量ずつ次から次へ。もしくは中野で...
大山鷄のガラやモミジ、宗田節、サバ節など、10種類を超える厳選素材の旨味を引き出したスープ。またスープの根幹をなすのは小麦由来の白醤油。これをスープに使用することで、まろやかさを醸し出している。 これに合わせるのは、国産小麦の特注麺。この2つが織りなす繊細なバランスは、ミシュラン ビブグルマンにも選出されたほど「透き通ったスープにゆずの風味がパンチ力十分。素材の旨味が引き立て合っていて本当にうまい!」と少なくとも月2回は通う...
まずパクチー好きにおすすめしたいのは、閑静な住宅地に佇む『パクチーバー ラムチョッパー』。ラム肉とパクチーといえば、もはや説明不要の黄金コンビだが、ここにはほかのラム×パクチーの店にはない変化球メニューが多数。横浜の農家から仕入れる無農薬のパクチーは肉厚で味も香りも鮮烈。 そのパクチーの持ち味を生かした、シンプルながら、オリジナリティの光るエスニックベースの料理が熱烈なパクチストたちから支持を集めている。...
◆ 女には2種類いる。怒りや悩みをすぐにぶちまけて大騒ぎする女と、自分の中でこっそり囲い込み、それをゆっくり育ててしまう女だ。 愛子の場合は確実に後者だった。葵が自宅に来たことをすぐには太一に言わなかった。愛子は、ドロドロの感情をきちんと胸にしまい、静かに週末を待った。 その間、「自分はどうしたいか、太一にどうしてほしいのか」愛子は自問自答を繰り返したが、まだ答えは出ていない。そして着地点を見つけられないまま、そ...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。結婚3年を過ぎても仲の良い夫婦関係を保っているが、太一には愛子とは別の「彼女」の影が見える…。 東京DINKS第1話:結婚生活とシングルライフ。両方のイイとこ取りをする男女...
「少し気になることがあって…。早く美香さんにお伝えしたいのですが、お時間取れないですか?」 ひんやりとした空気が、秋の終わりをほんのりと感じさせる、ある週末。夫の弟の婚約者である恵里奈が、突然現れてこう言った。 ーあまり関わりたくはないのだけれど… 美香は初めて会った時から彼女に苦手意識を持っていた。それは、ただの直感というレベルを超えた、拭いきれない嫌な予感だった。 美人で可愛らしく、礼儀正しくて良い...
今朝はひさしぶりに明るい気分で目が覚めた。昨日『grigio』に行く前は自己嫌悪で潰れそうだったのに。心に蓋をしていたところを、祐二がこじ開けてくれたおかげで、モヤモヤしていたものがはっきりした。 麗子はマキネッタを取り出し、学芸大学の『ストリーマーコーヒー』で買った豆でカフェラテを煎れる。ずいぶんおいしく煎れられるようになってきた。そういえば、祐二の家で飲んだラテはカフェ並の仕上がりだった。今度会ったらコツを聞いてみよ...
「愛子、今日はどこか行くんだっけ?」 日曜日、限りなく正午に近い午前中。シャワーを浴び終えた太一は濡れた頭をごしごしバスタオルで拭きながら、妻の愛子に尋ねた。 近くのパン屋『トラスパレンテ』で買ってきたスコーンを食べていた愛子は、「そうだよ、明日香の家に行くから、2時には出るかな」と壁に掛かった時計を見上げながら返した。 つられて太一も時計に目をやり「じゃあ俺の方が早く出るね」と言ってテーブルに並べられたパンを吟...