―俺の代わりに笹崎かよ。 どうしてもこみ上げてしまう怒りをおさえるのに、僕は必死だった。酒でごまかせるとは思っていないが、お先にどうぞ、と出されたシャンパーニュを、遠慮なく喉に流し込む。 ここは、『銀座 うかい亭』。ある人との待ち合わせだが、少し遅れてしまうのでお酒でも飲みながらお待ちください、と連絡が入った。 和と洋が折衷された個室は、豪華絢爛と言った様相。15人は入れそうな広さなのに、今夜は2人きりで食...
「こちら、私の幼馴染で、お父様が経営するビジネルホテルチェーンの…今は専務だっけ?をしている、瀬尾雄介さん」 金曜の夜。女子大時代からの親友・茜に連れてこられてやってきた『銀座うかい亭』。 鉄板を目前にして曲線を描くカウンターに、私、茜、そして瀬尾さんの順に並んで座った。それでなくても緊張する場面であるのに加えて、高級店独特の重厚感に私は縮こまってしまう。 「そしてこちらが私の大学時代からの親友、美和子」 ...
「彩乃、今度の誕生日は『銀座うかい亭』でお祝いする?」 誕生日。その言葉を聞くたびに、佐藤に祝ってもらった誕生日を思い出す。 たしかあの時、私はルブタンを貰って、大喜びしていた。 今の私は、一体何を望むのだろうか。 「ありがとう。健ちゃんも忙しいと思うから、無理はしないで。でも誕生日の日は当直入れないでね。」 『銀座うかい亭』の重厚感溢れる内装に、目の前で調理される鉄板焼き。ク...
東銀座にある『銀座うかい亭』は、忘れられない記念日を過ごすにふさわしいレストランだ。高級鉄板料理店でありながら、初めて訪れる人も温かく出迎えてくれるので、決して敷居の高さを感じさせない。 高級感ただよう雰囲気に初めて訪れる人は緊張してしまうかもしれないが、心配することはない。エントランスではアテンダントが温かく出迎えてくれるので案内は安心してお任せを。 隣でうっとり夢見心地の女性を、スマートにエスコ...
「史子先生。今度、僕の友人と飲みにいきませんか」 クリニックで史子の秘書をつとめる将生(マサキ・27歳)から唐突な誘いを受けたのは、先週末のことだった。 「それは何目的?私の婚活に協力してくれるの?それとも、タダで友達の相談にのらせるという魂胆かしら?」 「どちらもです」 クールなイケメン秘書は無表情のまま、にべもなく言い放った。 「友人って、同い年?私より5つも下じゃない。恋...
真子は、とりわけ幸福な家庭で育った。 早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本を代表する総合商社で役員を務める真子の父は、仕事熱心で多忙ではあったものの、家族に対しても大事なポイントを外さない男だった。 結婚記念日や真子の誕生日には、帰宅がどんなに遅くとも必ず花束を持ち帰る。たまの休日も率先して家族を連れて出かけ、夕食にスパイスやハーブをふんだんに使った特製カレーをふるまうことも度々あった。 ...
大切な人の誕生日や一世一代のプロポーズなど、人生の節目となるイベントには、とっておきの演出でお祝いしたいと考える男性も多いのでは? 東銀座にある『銀座うかい亭』は、忘れられない記念日を過ごすにふさわしいレストランだ。高級鉄板料理店でありながら、初めて訪れる人も温かく出迎えてくれるので、決して敷居の高さを感じさせない。 そして最後には、お祝いに華を添える素敵なサプライズまで用意してくれるのだ。どんな体...
彼は何度となく「好きだ」「愛してる」と言ってくれたが、付き合う前から「誰とも結婚する気はない」と告げられていた。 「結婚願望はないけれど、純粋に聡子のことが好きなんだ。」 私が少しでも結婚をほのめかすと、彼はそう牽制した。その度にがっかりしたが、こんなに好きだと言ってくれるのだから気が変わるかもしれない、とずるずると関係を続けていた。 また、こんなこともよく言っていた。 「聡子に好き...
贅を尽くした料理を接近戦のカウンターで鉄板焼の最高峰との呼び名も高い『銀座 うかい亭』。 和の建築美と西洋美術が融合した非日常的なカウンターでは、厳選された魚介や特選黒毛和牛のステーキを味わうことができる。 熟練シェフの創意が尽くされた料理で優雅なひとときを。...
英明との関係が2ヶ月を迎える頃、彼が『うかい亭』の個室を予約してくれた。なんとなく、ついに正式なお付き合いの申し込みがあるのでは、と香織は内心そわそわしながら、彼との待ち合わせに訪れた。 個室に通されると早速、料理が来る前から彼の写真を数枚撮らされた。彼のiPhoneを渡され、数枚撮ると彼のチェックが入り、「もっとこっちの角度から撮ってみて」と言ってまた数枚撮らされる。 そんな彼の行動に違和感を...
樹齢百年のケヤキを設えた拭き漆の柱や梁が日本の建築美を醸し出す非日常の空間。ひと部屋ごとに異なる美術品や調度品が迎える優雅な個室では、目の前で鉄板焼きの最高峰というべき料理が、流麗なもてなしで披露される。特筆すべきは素材の質の高さで、世界中から厳選を重ねた魚介類や国内の最高級の牛肉を揃える。卓越した職人の技と火入れが施された食材は、時に鉄板焼きの域を超えた美味にまで昇華。美食が集う銀座で"本物"を追求する名店だ。...
古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
初回のデート後も、私たちは密に連絡を取り合っていた。 毎日LINEもするし、まるで恋人同士のようだ。だから2回目のデートも、楽しみで仕方なかった。 実際に、このLINEが来る前までは。 —何か食べたい物ある? 弘毅から連絡が来たのは、また当日の夕方だったのだ。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? —OK。とりあえず20時に銀座のミキモト前集合で^_^ まさか、今回は予約すらしてい...
そのまま僕たちは微妙な距離感を保ったまま、次のデートを迎えた。 毎日LINEのやり取りは何となく続いており、ただの同期から次のステップへいきそうな雰囲気だった。 —何か食べたい物ある? 当日、優里にLINEを送る。今夜は土曜日、どこへ行こうか・・。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? イタリアンか。イタリアンだったら、東銀座にある魚介イタリアン『ラ・ボッテガ・デルマーレ』にしよう。 ...
東銀座の静かな路地に深夜まで賑わう一軒家レストランが目に留まる。女性に人気のイタリアン「ラ・ボッテガイア」の姉妹店『ラ・ボッテガ・デルマーレ』だ。 カジュアルでアットホームな店内には、テーブル席だけでなくソムリエと会話が楽しめるカウンターも用意。大人のデートならこのカウンターがおススメ。...
「まだ喧嘩中なの?」 結局、何の予定もない金曜日に耐えられず、恵梨香は友人の綾子を『銀座 ル・コチア』に呼び出したのだ。 快く誘いに乗ってくれた綾子に感謝していた。しかし、恋愛の話になると大きく目を見開きダメ出しするので、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事になってしまう。 「喧嘩っていうほどじゃ。ちょっと距離が必要かなって…」 建築デザイン会社を経営している男・近藤壮太とは付き合ってもう2年になる。海外との取引...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆったり話しながら食べて...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆっ...
テーブルに運ばれてきた瞬間にトリュフの香りが立ちのぼる、絶品の「トリュフヌードル」をご存じだろうか? 銀座に2016年7月に誕生した『ル・コチア』の大人気メニューで、これが驚くほど旨い! その美味しさの訳に迫りつつ、フレンチとしての使い勝手も抜群にいい『ル・コチア』の魅力を紹介しよう。...
手始めに、“ウニ専門店”というパンチの効いたお店から紹介しよう。 築地場外の奥まった場所にある、河岸の倉庫を改装した『海栗BAR Kai 一章』。 扉を開けると、1階は艶やかな壁の紅色が印象的な鮨カウンター席、2階はゴージャスなワインセラーやソファが並ぶバーラウンジ、そして3階は屋根裏の座敷、という築地らしからぬ空間が出迎えてくれる。 築地に3店舗展開する鮨の名店『秀徳』の総板長である柳博史氏によるウニ料理は20...
築地場外の奥まった場所にある、河岸の倉庫を改装した一軒。扉を開けると、1階は艶やかな壁の紅色が印象的な鮨カウンター席、2階はゴージャスなワインセラーやソファが並ぶバーラウンジ、そして3階は屋根裏の座敷、という築地らしからぬ空間が出迎えてくれる。 築地に3店舗展開する鮨の名店『秀徳』の総板長である柳博史氏によるウニ料理は20種類以上。常時3種類以上のウニをそろえ、食べ比べメニューも用意する。赤酢のしゃりで握る小ぶりな鮨は、絶品...
明太子の聖地・福岡県で、製造販売までを一貫して自社で行なう明太子専門店『かねふく』。そんな有名なブランドの明太子を思う存分味わうことができるのが『築地 ふく竹 本店』だ。 まず、鍋が席へと運ばれてきた瞬間の歓声があがることは必至。キャベツやニラの上にどーんと豪快に明太子が盛りつけられた様子はインスタ映えすること間違いなし。...
この時期、鍋は食べる機会も多くて、ベタな鍋ではちょっと食べ飽きてしまうこともあるのではないだろうか? そんな鍋続きの冬にももってこいなのが『築地 ふく竹 本店』の名物「明太もつ鍋」である。 今回は、〆まですごい名物「明太もつ鍋」の美味しさを動画でたっぷり紹介しよう!...
明太子の聖地福岡で、製造販売までを一貫して自社で行なう専門店『かねふく』。 福岡土産としても有名なブランドだが、そのかねふくの明太子を思う存分味わうことができる店が、東京筑地にある。...
凛とした文字と白い看板は、一見、天ぷらの店とは思えないモダンな造り。天ぷらにはビールか冷酒かと思いきや、こちらではワインの品揃えも多岐に渡っているこだわりのラインナップだ。店主は英語も堪能。海外のお客様にも喜んでもらえる天ぷら屋である。 契約農家から現地で直接買い付けする厳選野菜をはじめ、毎日築地から仕入れる鮮度抜群の魚や野菜を、天ぷらとして揚げることで味わいを引き出すのに成功している。 中でもアワビの天ぷらは白眉とい...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧のジャンルで「行きつけ...
おまかせで、それぞれの魚にあった方法で手を加えたお鮨が楽しめました。おつまみも丁寧な仕事がされていて。大将が季節の魚や調理方法についてお話をしてくださるので、とても面白い。お店の佇まいも凛としていて、雰囲気も良いですね。 築地のてんぷらの『清壽』も好きです。衣の薄い上品な天ぷらで、あっさりしているので、女性でもコース全部食べられます。夜も遅くまで入れるのが嬉しいですね。 ーカジュアルなお店に行くこと...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトや社内恋愛も経験するが、どれも長続きしない。そんな香織の次なる相手は……? 日比谷線の女 vol.4:ディープな街・上野に住む先輩と、禁断の社内恋愛に目...
凛とした文字と白い看板は、一見、天ぷらの店とは思えないモダンな造り。天ぷらにはビールか冷酒かと思いきや、こちらではワインの品揃えも多岐に渡っているこだわりのラインナップだ。店主は英語も堪能。海外のお客様にも喜んでもらえる天ぷら屋である。 契約農家から現地で直接買い付けする厳選野菜をはじめ、毎日築地から仕入れる鮮度抜群の魚や野菜を、天ぷらとして揚げることで味わいを引き出すのに成功している。中でもアワビの天ぷ...
「職場からの帰り道、店の前を通るたびにずっと気になる店があった。」と言う小野寺氏。凛とした文字とその白い看板に、最初は天婦羅の店だとは思わなかったという。 一方で、『清壽』の噂はかねてより聞いており、「天婦羅のお店なのにワインが豊富だとか、作り手さんがわざわざ出向く店だとか、噂をいろいろ聞いていたのでワイン好きとしては非常に興味があった。」そう。 自分が気になっていた店こそが『清壽』なのだと気づいた...
「ほら、どこか柚子のような優しい香りと酸味でしょう? 日本の土で育ったレモンだからですかね」 美しく見せるためのワックスも、もちろん使われていない。 畑に入ることはそれほど多くないというが、収穫された野菜をピックアップしてから店へと向かう。これは清水氏が、毎日欠かさず続けてきた日課だ。 「あ、山椒の花が膨らんできてますね。来週には使える。いつもは赤出汁の浮身として使うんですけど、今回はどうしよう?」 ...
築地の場外でもひときわ活気ある通りの一角にある『築地虎杖 魚河岸千両』。築地場内から毎日仕入れてくる活きの良い魚を、昼は海鮮丼、夜には酒の肴としてオールマイティーに楽しめる魚介料理店だ。 店内は市場の活気をそのままに、築地という場所ならではのライブ感も楽しめる。 カウンター席からは、職人たちの調理する姿がすぐ目の前に見られるという臨場感たっぷりな雰囲気の中で、絶品の海鮮に舌鼓を打てるのだ。...
築地の場外でもひときわ活気ある通りの一角にある『築地虎杖 魚河岸千両』。 「全国から新鮮な魚介の集まる築地ならではの、様々な海鮮の楽しみ方を体感してほしい」。そんな思いから考案されたのが、看板メニューでもある「元祖 海鮮ひつまぶし」。色とりどりの海鮮で彩られた、目にも美しいこの1品は、かつてグルメレポーターの彦摩呂氏も、「海鮮の宝石箱や〜!」と評したほど。 美麗なビジュアルもさることながら、その最大の魅力は、3通りもの...
『のどぐろの中俣』は「原始焼き」と呼ばれる魚を一番おいしくする昔ながらの方法で、特大ののどぐろを調理している。その炭火の焼き場が見える大きな吹き抜けと職人の技は、のどぐろのおいしさをさらに引き出してくれるのだ。 活気溢れる店内で、日本一の「のどぐろ原始焼き」を一口食べたら、日本人に生まれたことに思わず感謝したくなるかも!? さあ、思いっきりご堪能あれ!...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行くと、古式ゆかしい木造家屋がふいに現れる。ビビッドな色ガラスの扉を開き、上り框で靴を脱ぐ。 どこか懐かしい店内に歩を進めれば小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築した設えに俄然、期待が膨らむ。ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行った先にふいに現れる木造家屋が『江戸肉割烹 さゝや』だ。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築したという店内に歩を進めれば、小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”を名乗る同店ならではの美味の数々。...
食前酒を飲みながら「なんだかお互い、いい歳になったよね」そう言って香織は笑った。 相手は香織より15歳年上の48歳。名前は白鳥健一郎。小さな不動産会社を経営し、新富町に事務所を持っている。 本人からはっきりと聞いたことはないが、千代田区にある大病院の娘を母に持ち、仕事なんてしなくても十分に余裕のある暮らしが送れるほどの財力を持つ家庭に生まれたそうだ。今は彼の従兄弟が4代目の院長を務めているらしいと共...
築地の鴨問屋『鳥上商店』がプロデュースする鴨料理専門店。専用農場で育てた蔵王深山竹炭水鴨は、ミネラル豊富な竹炭水や発酵菌を餌に与えているため臭みがなく、やわらかい肉質と濃い味わいが特徴。高品質の鴨肉を他店より安く提供できるのも直営の強みだ。 鴨しゃぶは7時間以上煮込んで作るスープが絶品で、出汁の香りを胸肉に纏わせほお張れば、じんわり広がる脂の甘みと肉の深い旨みに思わず目を瞑る。鴨の全部位を使ったフワフワのつくねも主役級の存在...
「サーロインに特化した旨さを堪能したいなら、TボーンよりもむしろLボーンステーキに軍配があがりますね。一番いい部分をカットできますから」 開口一番、力強いひとことは自らも大のLボーンステーキ派という大田勇樹シェフ。本場トスカーナでビステッカを体得、帰国後はあの名店『アッカ』(現在は岡山に移転)でも修業を積んだ筋金入りのニクヤキストだ。 その大田シェフの一押しが“穀物飼育USブラックアンガスビーフ”のLボーンステーキ。ア...
なんとも味のあるエントランスの向こうは、こぢんまりとした空間。が、山椒は小粒でもピリリと辛い。厨房に肉の熟成庫を設えるばかりか、牛肉の生ハムや手打ちパスタまで自家製でそろえ、北イタリアで修業経験のある大田勇樹シェフによる“仕事をしたイタリア料理”が楽しめる店である。 看板メニューは、店名にも冠したビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ=Tボーンステーキ。USのブラックアンガスビーフともうひとつ、和牛とアンガス牛の交雑牛である...
なんとも味のあるエントランスの向こうは、こぢんまりとした空間。が、山椒は小粒でもピリリと辛い。厨房に肉の熟成庫を設えるばかりか、牛肉の生ハムや手打ちパスタまで自家製でそろえ、北イタリアで修業経験のある大田勇樹シェフによる“仕事をしたイタリア料理”が楽しめるのが『ビスケッテリア エノテカ イルモーロ』だ。 看板メニューは、店名にも冠したビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ=Tボーンステーキ。USのブラック...
そしてようやく実現した、3回目の約束。『IBAIA』で、誰もが唸る絶品の赤身肉を食べながら、僕は色々と考えていた。 「瑞穂の好きなタイプってどういう人なの?」 「そうだなぁ〜一緒にいて、尊敬できる人かな。辰哉は?」 「うん、僕は一緒にいて楽しい人かな。あと結婚したいから、結婚できる人がいいな」 「それは大事だよね。私も早く結婚したいなぁ〜」 「え・・・!?瑞穂って、結婚願望あるの?」 意外だった。毎日忙しそ...
楽しかった初デートを終え、次に会う日程を決めようとしたのだが、夏は旅行やBBQなどのイベントも多く、なかなか予定が合わずにいた。 —瑞穂:ごめん、今週忙しくて・・・今月は、月末しか空いてないかも(涙) —辰哉:そっか、忙しいんだね。そしたら、会える時あったらいつでも連絡して!僕も連絡するね。 辰哉は宣言通り、ちょこちょこと連絡をくれた。 そして初デートから2週間後、ようやくタイミングが合い、私たちはお互いそ...
銀座に屈指の赤身メニューで、ゲストを引きつける肉焼き名人の店あり。 それがここ『IBAIA』。 小体な飲食店が立ち並ぶ裏通りという控えめで上品なロケーションとは裏腹に、圧倒的な人気を誇るのが味もボリュームも申し分なし!のパワフルな肉料理。 お肉が焼き手によって、こうも変わるのか、と衝撃を受けるゲストが絶えない。 肉焼きこそが自分の道、と身を投じて19年。 日夜肉を見極め、触れ、...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉好きにはたまらないボリューミーなメニューが満載だ。 牛もいいが鴨肉も内臓も捨てがたい。肉好きにとってこの店の存在は、なんと有難い...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 こういう、気さくだけど強烈に旨い店を知っていると、男の株が上がるというもの。...
ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。 店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。 噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。...
まず、銀座三丁目でおすすめしたいレストランエリアは、東銀座の裏通りだ。ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシ...
目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシスがある。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 『マルディグラ』で12年間スーシェフを務めた深味雄二さんが肉に火を入れていると聞けば、肉を楽しむ客が多いのも納得だろう。絶妙な火入れはもちろん、スパイスを巧みに使い肉の旨みを引き出すのもお見事。店の穏やかな空気感も美味...
肩ひじ張らないコージー感がなんとも居心地良い、肉フレンチビストロ『IBAIA(イバイア)』は、その名の通り、メニューを見れば、本当に肉料理ばかりが揃い、魚料理は1種あるか無いかという徹底ぶり。 シェフ・深味氏は、肉料理に定評があるフレンチの名店『マルディ・グラ』のスーシェフを務めた実力派で、多くの肉好きを魅了する。 同店の人気メニューが「牛のヒレカツ」¥3,000~。超厚切りの牛ヒレを、絶妙な火入れ...
「噛むと煮汁がブワッと口に広がる。あれは形を保ったスープです!」と絶賛するのは「牛のヒレカツ」。 重たさは一切なく、口当たりは驚くほど軽い。深味雄二シェフの火入れの特徴は、肉を休ませず、肉汁が弾けるように仕上げること。「技術が凄すぎる。」と田辺氏も唸るばかりだ。...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、2013年、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』...
バスク語で川を意味する店名の通り、フレンチバスクのエッセンスを加味したメニューが売り…のはずが、今や“路地裏の肉ビストロ”としての知名度の方が高い同店。 肉焼きの力強さと豪快な塊肉で肉ラバーの心を鷲掴みにしている。お馴染みのTボーンステーキや牛ヒレカツetc. 人気メニューが数ある中で、知る人ぞ知る裏メニューがこの“骨付きリブロースステーキ”だ。 Tボーンステーキと同じくUS牛を使用しているが、リ...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、この7月に、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、...
オードブル、メイン、デザートのコースが¥2,980から楽しめる店。驚きの価格に加え、オードブルとメインはそれぞれ10種類以上から選べるのも嬉しい。 ワインの¥3,800均一リストには常時約60種類がそろっている。平日の日替わりランチも大人気だ。 アットホームな雰囲気の中で、パリそのままのフランス料理とワインをリーズナブルに楽しもう。...
オードブル、メイン、デザートのコースが¥2,980から楽しめる店。驚きの価格に加え、オードブルとメインはそれぞれ10種類以上から選べるのも嬉しい。 ワインもリーズナブルで、かつリストには常時約60種類がそろっている。平日の1,000円日替わりランチも大人気だ。 アットホームな雰囲気の中で、パリそのままのフランス料理とワインをお得に楽しもう!...
オードブル、メイン、デザートのコースが¥2,980から楽しめる店。驚きの価格に加え、オードブルとメインはそれぞれ10種類以上から選べるのも嬉しい。 ワインの¥3,800均一リストには常時約60種類がそろっている。平日の1,000円日替わりランチも大人気だ。 アットホームな雰囲気の中で、パリそのままのフランス料理とワインをリーズナブルに楽しもう。...
恵比寿の『デリッツィオーゾ・イタリア』を始め、都内でイタリアン8軒を展開している(株)ポジティブ&ブレインが、マガジンハウス社の裏通用口の向かいに出した、明るく賑やかな一軒家ピッツェリア。路地に突き出した黄色い『PIZZERIA』の切り抜き文字の看板が、いかにも本場っぽい雰囲気を醸している。 オープンエアの1階は、クリーム色の塗り壁にアチ状の梁。奥のオープンキッチンにピッツァ窯。2階も路地側の広い窓を開け放し、開放的な雰囲気...
『地下の粋』とは、築地仲卸が運営するオイスターバー。全国から選りすぐりの牡蠣が集まる築地市場からさらに吟味された牡蠣が揃う同店。 その種類の豊富さたるや、牡蠣好きならずとも一度は行っておきたくなるはずだ。 まずは生牡蠣で、産地ごとの味の違いを楽しむのがいいだろう。今回は同店イチ押しの「食べ比べセット」2種類に入った、全6種の牡蠣を食べ比べを楽しんで。...
『地下の粋』とは、築地仲卸が運営するオイスターバー。全国から選りすぐりの牡蠣が集まる築地市場からさらに吟味された牡蠣が揃う同店。その種類の豊富さたるや、牡蠣好きならずとも一度は行っておきたくなるはずだ。 まずは生牡蠣で、産地ごとの味の違いを楽しむのがいいだろう。今回は同店イチ押しの「食べ比べセット」2種類に入った、全6種の牡蠣を紹介したい。...
最近は、オイスターバーなどで新鮮な生牡蠣を手軽に味わえるようになってきました。「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣はその別名の通りグリコーゲンやタウリンなどの栄養素がたっぷり。 さらに、牡蠣をはじめとした貝類には亜鉛などのミネラルが豊富。亜鉛は性欲に関係があるテストステロンというホルモンの原料になることから、男女の関係を深めるのに効果的な食材といえます。 古来から精力剤として生牡蠣が食されてきたという俗説...
牡蠣が旬を迎える今の時期に、築地で好きなシャンパンと頂くなんて最高じゃないか。築地仲卸「築地三代」直営の『地下の粋』は、牡蠣好きなら絶対に押さえておきたい名店だ。 仲卸直営、仕入れから数分の場所にある店舗ゆえ、新鮮さは保証付き。目利きが選んだ牡蠣をちゅっと吸うように口に含んでは、甘いシャンパーニュを流し込む。この店には好みの飲み物が持ち込めるのが嬉しい。 こちらで扱う牡蠣はすべて国産で、常時10~1...
牡蠣の旬は冬のみにあらず。今は夏の岩牡蠣が美味しい季節。 “海のミルク”と呼ばれる牡蠣はグリコーゲン、タウリンが多く、栄養満点。これをちゅっと吸うように口に含んでは、甘いシャンパーニュを流し込む。そんな贅沢を味わうなら、築地4丁目交差点の『地下の粋』がオススメ。築地仲卸「築地三代」直営のオイスターバーの、飾らない店舗に好みの飲み物を持ち込むのだ。 こちらで扱う牡蠣はすべて国産で、常時10~13種類が...
築地唯一のうに専門店『うに虎喰』では、常に産地別で5~8種類の食べ比べを楽しめるのがうれしい。 この丼に使用するうには国産の5種。右から釧路産エゾバフンウニ、青森むつ産ムラサキウニ、北方四島産エゾバフン、根室産キタムラサキ、根室産のバフンウニ。中でも北方四島産がとりわけクリーミーで甘く、青森むつ産は粒の際立ちとすっきり感があるな…と、その違いを一つ一つ味わっていけるのが嬉しい。 うにが5種の味比べができるので全く飽きな...
最高の海鮮が集う築地の中でも珍しいウニ専門店の名物丼。時期により一番美味しいウニを文字通りこぼれる量で提供する。添えられたノリに巻いていただくもよし、大胆にすくって頬張るもよし。新鮮なウニを満喫して。...
築地の人気店『鮨國』は、2種のウニが食べ比べできる元祖こぼれウニ丼や、九十九里浜から直送される天然地ハマグリ、北海道産白子ポン酢など、旬の食材を使った多彩な料理がそろう。 その中の人気メニューのひとつが「ウニイクラ丼」。もはや同店の代名詞化しつつあるウニと自家製イクラを贅沢にシャリの上に敷き詰めた至極の一杯である。...
「毎日安くて旨いものを提供するだけ。古い人間だから、昔ながらの大きな鮨だよ」と語るのは、この道40年の店主。 円を描くように並ぶ「にぎり寿し(1.5人前)」は、12貫のうち3貫がマグロ。赤身や中トロ、大トロなど、極上のネタを使用する。 大トロの中でも最も旨いとされるカマが、当たり前のように仕入れられることからもネタのレベルの高さがわかる。「刺身定食」や、「ねぎとろ丼」も人気が高い。 店に集う仲買人たち曰く「他所で...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトや社内恋愛も経験するが、どれも長続きしない。そんな香織の次なる相手は……? 日比谷線の女 vol.4:ディープな街・上野に住む先輩と、禁断の社内恋愛に目覚める ブライダル...
タワーマンション。略して、タワマン。一昔前は、富裕層や成功者が住むイメージが強かったが、今では物件数も増え、裾野が広がってきている。湾岸から赤坂・六本木などの都心まで。様々なエリアにタワマンはあり、エリアによって居住者層も異なるだろう。 2016年の東京でタワマンに住む選択をしている、タワマンラバーたち。彼らはいったい、どのような価値観でどんなライフスタイルを送っているのか。今週は元国際線のCAで子育てに...
カオスにして、サンクチュアリ。粗にして野だが卑ではない。 その仲買人が集う本拠地が、ここ『本種』です。包丁を握って45年の大将が、くわえ煙草の仲買人と丁々発止のやりとりをしながら日々、“メシ”を作っています。 寿司屋というと照れます。「うちはメシ屋だから」といって。 好きすぎて、本誌でも紹介したのがこちらの記事、「むやみに行列に並んでいませんか?真に並ぶ価値のある厳選ランチ4店」(https:...