積極性に欠ける孝之さんに業を煮やし、2回目のデートもこちらから誘うことになる。 —萌花:来週末、忙しい? —孝之:忙しくないよ。 —萌花:来週土曜、ご飯いかない^_^? 普通、こう来たら孝之の方から“ご飯行かない?”とか続くものだと思うが、そこはもう諦めよう。そして2回目のデートが決定した。 2回目のデートは焼肉ということで、思い切ってカジュアルな装いにした(男性はギャップが好きだと言うし)。 代官...
翌日、デートのお礼を言い合った後もLINEは続いていた。 前回のデートは楽しかったし、萌花の存在が徐々に自分の中で大きくなっていく。久しぶりに、いい子に出会った。それが率直な感想だった。 そう思っていると、萌花の方から2回目のデートの誘いが来た。 —萌花:来週末、忙しい? —孝之:忙しくないよ。 —萌花:来週土曜、ご飯いかない^_^? こうして再び、萌花と2回目のデートをすることになった。 2...
店名:焼肉 鉢山 住所:渋谷区鉢山町2-7 営業時間:17:00~23:30(L.O.23:00) HP:http://www.hachiyama.jp/index.php 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-6416-9429 URL:https://www.tablecheck.com/shops/hachiyama/reserve...
和牛本来の美味しさ、素晴らしさを味わってもらうため、一般に「上」以上と評される肉だけを用意。長年焼肉店を営んできた、李 日生氏ならではの韓国家庭料理もこだわり抜いた調理法で味わえる。自宅のくつろぎを約束する贅沢な空間の中はデートにも◎。...
ハリネズミ男という言葉を聞いたことはあるだろうか? おそらく聞いたことがない方がほとんどであろう。 臆病で警戒心が強く、無理に触ろうとするとハリで威嚇してくるハリネズミ。しかしその一方で、構うと喜ぶ可愛い一面も合わせ持つ。 バブル世代ほど貪欲ではないが 、草食ほど無欲でもない。硝子の心を持ちながら、プライドだけは強靭で絶対に傷つきたくない。女性は好きだが、断られるのが怖くて一歩踏み込めない...
彼女「ああ、ここ好き!素敵だよね!」って言い放ったんです。 その時、また「あぁ、お前もか・・・」って膝から崩れ落ちましたよ。悪夢再びですよ(笑)Tの一般職の彼女の月収なんてたかが知れてます。せいぜい20万強程度ですよね?彼女の道先案内人をしたのは男に決まってます。それも、相当に手慣れた男・・・ 「ベッドじゃ社長の上に跨って」ってミスチルの櫻井さんは歌ってるけど、まさに、純情そうな顔したその子が、...
長年焼き肉店を営んできた、李日生オーナー家族が美食家が集まる代官山という町を選んで提供するのは、黒毛和牛のなかでも頂点を極める最高品質の“本物の味”。 日本が誇る和牛本来の美味しさ、素晴らしさを味わってもらうため、一般に「上」以上と評される肉だけをオンメニュー。500kgの牛から800g程度しかとれない超希少部位「シャトーブリアン」をはじめ、魚介や野菜も高級素材のみを厳選、それらを口にすれば、いかにCPが...
渋谷と代官山の中間、閑静な住宅街の一角に店を構える。口中でとろけるような黒毛和牛の焼肉やしゃぶしゃぶ、オモニが作る韓国家庭料が味わえる。...
カプサイシンを多く含んだキムチや、コラーゲンエキスがたっぷりとけこんだテールスープ――。 韓国料理が美容に効くと言われているのは、発酵食品や漢方の発達にほかならないが、そこには、先人の“食の教え”を重んじて、代々受け継いできた人々の、古き良き文化を尊ぶ姿が窺える。 代官山と渋谷の中間、瀟洒な建物が立ち並ぶ、閑静な住宅街の一角に店を構える『焼肉 鉢山』。口中でとろけるような黒毛和牛の焼肉や、しゃぶしゃぶにも目...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒状パスタ)、パーネカ...
渋谷の『タベルナアンドバール イタリアーノ タロス』で、イタリア・サルディーニャ地方の料理に舌鼓を打ちながら、僕は瑠璃子に上機嫌で語る。 「新しい職場、出だしは好調ってとこかな。部下もいい子達が多くて、よかったよ」 瑠璃子はにこにこと笑いながら、相槌を打っている。 「僕も、恭子さんが僕にしてくれたように、部下を守ることができる上司になりたいんだ」 僕が熱弁すると、それまで微笑んでいた瑠璃子が突然真顔にな...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。 このところひそかに人気なのが、タロスの料理教室。料理後はもちろん美味しい試食付き。...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、鮮魚のオーブン焼き、グリルなど、実にバラエティ豊か。空間も、明るく開放的。...
非日常的な空間こそ、最高の恋の媚薬。15階まで一気にエレベーターを昇り切ると、華やかな空間が出現する。 劇場がテーマの店内では、オープンキッチンを舞台、メインフロアを観客席に見立て、次々に料理を仕上げる姿を臨場感たっぷりのショーとして鑑賞できる。 運ばれてくるのは世界各国の厳選素材と調理法を取り入れたエクレクティックキュイジーヌ(素材折衷料理)。ドライエイジングビーフやトリュフ、フォアグラなど女性が喜ぶメニューも多い。...
イベント名:Moët & Chandon カウントダウンパーティー 開催期間:12/31(日)21:30~2018/1/1(月)5:00 会場:レガート(渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー 15F) 料金:男性 1名4,000円 女性 1名2,000円 Moët & Chandonのボトル(10,000円)をエントランスで1本ご購入でエントランス料金がフリーに! 【問い合わせ先】 TEL:03-5784...
世界各国から集めた厳選素材を用い、和・洋・中の枠にとらわれない調理法で“エクレクティック・キュイジーヌ”を提供してくれる『Legato(レガート)』。 料理のクオリティはもちろん、道玄坂のタワービル最上階から望む眺望と、渋谷の喧騒から離れた大人な雰囲気も魅力のレストランだ。...
あの早紀が、目の前にいる。 渋谷区円山町にある『レガート』で、エリカは早紀を改めて見た。彼女が目の前にいるのが、未だ信じられない。 「エリカちゃん、久しぶりね」 早紀はそう言って、ニコリと微笑んだ。 早紀の人を惹きつける笑顔は、健在だ。体にぴったりフィットした黒いニットに、同色系のタイトスカート。あの頃より服装はシンプルだが、妖艶なオーラが加わり、彼女の魅力はさらに増したようだ。 ...
『Legato』のコンセプトは「劇場」。ゆったりとしたソファと木目調のテーブルがあたたかな雰囲気のダイニングで、世界各国の厳選素材を使用した料理を提供。 メインダイニングより高く設定されたキッチンステージでは、スタッフが次々と料理を仕上げる模様を鑑賞することができる。...
「七海、あなた今日暇?ママ、今渋谷にいるんだけどね、暇なら出てきてちょうだい」 母からそんな電話を受けたのは、諒太を連れて実家を訪れた土曜日の、翌日のことだった。 母とは昨晩、諒太とのことで激しい口論をしたばかりだ。まるで何事もなかったかのように涼しい声のトーンに、思わずぞっとする。 だけど、すぐに考え直した。 もしかしたら、一晩たって母も冷静になったのかもしれない。意地っ張りな性格だから、強がって平気...
渋谷高層ビルの先駆として01年に竣工したセルリアンタワー。ともに歩んで今年17年目に突入した『スーツァンレストラン陳』はホテルダイニングならではの洗練された空間で、「ここぞ」の日に訪れたくなる『四川飯店』グループの筆頭だ。 店内はホテルダイニングならではの落ち着き。カウンターと相対するガラス張りの厨房は臨場感抜群だ。...
セルリアンタワー東急ホテル内の『スーツァンレストラン陳』はイベント初登場。TVでも大活躍中の菰田欣也シェフが総料理長をつとめる。 このイベントのために熟考したメニューは「チャイニーズ・W叉焼バーガー」。群馬県産”プレミアム加藤ポーク”を使用した自家製の窯焼チャーシューと、とろ~り煮込んだトンポーローの2種類の肉が愉しめる。食感が異なる2種の豚肉に、オリジナルのタレをかけ中華蒸しパンにはさんだバーガーには、...
調理師学校の特別授業で建一氏にひと目惚れし入店を決めた菰田氏は、「料理の鉄人」アシスタントから、やがて『陳建一麻婆豆腐店』の開業を任され、『スーツァン』総料理長就任と、常に『四川飯店』グループの最前線で働き、腕を磨いてきた。 菰田氏の元には、建一氏の息子である建太郎氏も託されている。 「ここで逃げるな」「いや辞めたい」。 そんな押し問答も、息子を預けた建一氏はただただ見守るのみ。「見て、食べて、感...
『スーツァンレストラン陳』開業しばらくは五里霧中の状態だったという菰田氏にとっての、エポックメイキングな皿。伊勢えびの団子を割るとじわり、エシレバターが溶け出す会心作は、今や定番。陳建民氏が生んだ、えびのチリソースの進化形と言える。¥5,775...
—横田夫妻にとって思い出のデートを教えてくださいー 奥さま:デートというかわかりませんが、彼の優しさに感激したことがありました。大の犬好きの私ですが、3年前に11年連れ添った愛犬を病気で亡くしてしまい、とにかく現実を受け入れられなくて毎日悲しみにくれていました。そんなときに彼がリフレッシュにと連れて行ってくれた伊豆のオーベルジュ『arcanaizu』は、思い出深いですね。 旦那さま:この頃の彼女は、見ていられないほ...
正直、オーストラリア料理と言われてもピンとくるものがない人が大半かもしれない。とはいえ豊かな自然が広がるオーストラリアは、食材の宝庫である。 「素材がいいからこそシンプルな料理が多そうですよね。イメージはBBQ。僕もステーキ用に赤身が美味しいオージービーフをよく買っていますよ」 オーストラリアは未開拓な速水氏が今回楽しみにしていたのは、この国を代表する動物でもあるカンガルーのステーキ。...
食の仕事も多い雄飛さんがダイエットのときに通う店がこちら。若者の街のイメージが強い渋谷にありながら、大人が居心地よく過ごせる佇まいの和食の老舗的存在。「スタッフとみんなで来たりもしますが、一人でも入りやすいので、野菜を摂取しに来ますね。いわゆるサラダバーとは違う、本格的な有機野菜がたっぷり好きなだけ食べられる。夢のようなビュッフェです」 とにかく野菜を心ゆくまで楽しみたい雄飛さんにぴったりなランチビュッフェは、栃木の川田農園...
国内最高の高森和牛を低温でじっくり焼き上げる。そんなスペシャリテが愉しめる、レストランでもバーでもない独特のくつろぎを感じる店、それが『shibuya-béd』。 極上の高森和牛は、のどかな田園地帯が広がる山口県岩国市の恵まれた気候のもと、明治時代から受け継がれた伝統のある和牛。オレイン酸が豊富な脂肪質からうまれる、きめ細かく上品な甘さが特徴。そんな高森和牛に惚れ込んだ肉職人・沼本氏が自ら肉切りのパフォーマンスのために来店する。...
料理はコース主体。21世紀の古典料理を心に、フレンチの基本をしっかりと押さえる。それでいて重くなり過ぎず、手を加え過ぎないよう配慮。実力店だ。...
観賞前には、「セルリアンタワー東急ホテル」内の老舗料亭『数寄屋 金田中』が、演目にちなんだ小料理とドリンクを提供。 能楽堂入り口へと繋がるホワイエ(回廊)にはスタンディングバーが展開され、ラウンジスペースではDJ演奏で音楽を愉しむことが出来る。 その古典的な雰囲気に不思議とマッチした空間は、まさに粋な大人の遊び場といえよう。 彩りのよいお料理とお酒と共に1時間ほどの交流時間を愉しんだ後、いよいよ「KYOGEN L...
約20種類をラインアップする、フライドピッツァ専門店。具材を包み込み、植物油の中でも最もヘルシーとされている綿実油で揚げている。「サーモンとオムレツのチャウダーソース」(¥1,100)は、ソースを生地に入れて食べても◎。ペットOKなので、散歩途中にもぜひ。...
―圭介:会食終わったよー。後輩と軽く飲んで帰るね。 圭介は遥にLINEを送り、部署の後輩・池田との会話を続ける。 「え、大石さん、彼女出来たんですか?うわー、めでたいな。いつ以来ですか?何個下ですか?かわいいですか?写真見せてくださいよ。うわー、めっちゃ美人じゃないですか。賢そう、綺麗系。え、で、出会いは?デートはどこでしたんですか?」 接待の肩の荷が降り、酔いが回り出した後輩から、圭介は質問攻めに合う。 ...
イタリアで9年間修行を積んだオーナーシェフの星 誠さんは、「自分は器用ではないから、長くいてしみつけた方がいいと思いました」とどこまでも謙虚な人柄。 帰国後、料理を食べるお客の表情を見たいと、このオープンキッチン式の小さな店をオープンさせた。 スペシャリテとして一品は、パルミジャーノ・レッジャーノとトリュフを惜しみなく使用したイタリアらしいオムレツだ。...
99年にフィレンツェに渡り、’08年に帰国するまでの9年間。星誠シェフは料理人として一番大切な時期をイタリアで過ごした。 「オリーブを摘んだり、休日にサッカーを見たり。料理だけでなく、イタリア人と同じ暮らしをしたかったんですよね」 少し照れながら、長期の渡伊理由をそう語る。滞在中、街場の家庭料理店から三ツ星『Dal Pescatore』まで、イタリア各地のレストランで研鑽を積み、帰国前の数年間はフィレン...
昼過ぎから始まったデートの締めは、固定ファンも多い人気店『オステリア アッサイ』へ。 こじんまりとした店内はシェフの息吹が感じられ、一皿一皿に温もりがある。 本場イタリアで修行を積んだシェフが織りなす料理はどれも絶品だが、特に人気のパスタ(キターラ)を食せば、彼女の胃も心も満たされること間違いなし。...
「ねえ、昌大の会社にも時短で働いてる人いるでしょ?やっぱり佳乃さんみたいに大変そう?」 希が、神泉の『オステリア アッサイ』で、目の前に座る昌大に尋ねると、彼は「うーん」と言って首を捻った。 大手化粧品メーカーで営業をしている昌大とは、付き合って1年半になる。27歳の希より2歳上の29歳。モデルのように背が高く、素朴な顔から誠実さがにじみ出ているような男だ。 友人の紹介で知り合い、互いに恵...
パスタ(うどんも含む)は味が渗み込んだのが好みだ。『アッサイ』のスパゲッティ・アッラ・カレッティエラ=ピリ辛トマトソースは、麺の1本1本に味が渗み渗み。 ひと口食べて思うのだ。あー、イタリアに長かった星シェフのDNAの半分は、もうイタリア人になっちゃってるなって。アツアツさ加減とか、強烈パンチの後スッキリな辛みの感じや、ボリューム感もそう。まだまだ伸び盛り。思いっきりイタリア道を貫いて欲しい。...
「…それで、奥さんとはうまくいってるの?」 仕事帰りに待ち合わせた『高太郎』。お互いの近況をひとしきり話した後で、東莉子(あずま・りこ)がさりげなく僕に尋ねた。 「ああ、特に変わりはないよ。相変わらず“レス”ではあるけど」 なんでもないことのように答える。夫婦生活の実態をあっさり暴露したのは、莉子が僕の元カノで気兼ねなく話せる関係だから。もちろん彼女と恋人同士だったのは妻の美沙と出会うずっと前、学生時代の話だ...
渋谷駅から徒歩数分で、上質な酒と料理を味わえる、大人の店。そんなニーズに見事に応え、連日満員御礼なのが『高太郎』だ。 池尻大橋の人気和食店『KAN』で10年研鑽を積んだ林高太郎さんが店を構えたのは、桜丘の路地裏。店内は、5mのカウンター席がメインステージとして横たわる。...
美里とのディナーは、散々迷った挙句、渋谷の『高太郎』をチョイスした。 契約後の食事になるから遅い時間であるし、気軽な飲み屋といった雰囲気の方が警戒せず楽しんでもらえると思ったから。 予約困難で知られる店だが、遅い時間の予約だったこともあり運よく押さえることができたのだ。 「こういうごはん、すごく嬉しい。一人暮らしって和食に飢えるんで」 美里がそう言って、めちゃくちゃ美味しそうによく食...
渋谷駅から徒歩数分で、上質な酒と料理を味わえる、大人の店。そんなニーズに見事に応え、連日満員御礼なのが『高太郎』だ。池尻大橋の人気和食店『KAN』で10年研鑽を積んだ林高太郎さんが店を構えたのは、桜丘の路地裏。 「お客さまと話しながら料理を造りたかった。量も味付けも相手に合わせて調整できますから」という店内は、5mのカウンター席がメインステージとして横たわる。...
聞き覚えのある声がして振り向くと、そこには一人の男性が立っていた。里緒に気づいて困惑しながらも、優しそうな澄んだ目で見つめる彼を見て、すぐに亮介だと分かった。 ー亮介・・・何で・・・? 今日はたまたま渋谷のヒカリエに用事で来ていたところ、前の会社のアルバイトだった健太に声をかけられたのだ。 当時と変わらぬ開けっぴろげで壁のない健太に懐かしさを感じた里緒は、ちょっと一杯飲もうと、健太がよく行...
ーやっぱり、柄もファスナーも一緒だ。 亮介が先日デパートで見た物と、そっくり同じ物に見えた。ファスナーの引き手金具の特徴まで同じデザインだった。 ーたしか、祖母の着物地を使った手作りだって言っていたよな? 普段なら気にも留めない小さな嘘だが、先日の片瀬の言葉から、香奈の全てが疑わしく思えて来た。 しかし、疑わしいのはこのポーチの件だけで、その他は相変わらず亮介には“素敵な女性”に思え...
渋谷の名酒場と聞いてまず名があがるのが『高太郎』だろう。 駅から桜が丘方面へ向かい徒歩6分とアクセスはいいのに、路地裏にあるため閑静な隠れ家感も漂う、まさに大人の憩いの場だ。 しかし超人気店ゆえなかなか予約が取れないのが悩み。予約のコツを聞いてきた! 『高太郎』の予約がとれたなら、絶対に後悔はしたくない!今回はこの名店で注文したい基本メニューと、旬の品を紹介し、その魅力に迫りたい。...
ポテサラやメンチカツなど大衆好みの和み系から、蓮根まんじゅうなんて懐石コースに出てきそうな本気系まで揃う『高太郎』。いまだに予約はなかなか取れず、足を運んだ暁には思わず自慢したくなる店だ。 アクセスがいいのにもかかわらず、渋谷とは思えない落ち着いた空間。日本酒のラインナップも多様でひとりでの利用にも最適である。 インスタグラムに『高太郎』のポテサラをアップすれば、通好みと認識されること請け合いだ。...
「連夜、予約で一杯の居酒屋。しかも林高太郎さんが独立独歩でね。希望の持てる話じゃないか」 今宵も、居酒屋探訪の大家にして銀座のバーにも精通する太田和彦センセイの講義が始まる。 「やるべき事をやれば、店は繁盛する。お客は、正直なものだよ」 渋谷駅から至近ながら雑踏から離れた桜丘町に、酔客たちが熱望した大人の居酒屋が開業したのは2011年3月末。半年を待たずして予約の取れない店となったのは、道理だ...
路地裏の立地でありながら、連日連夜の大盛況をおさめる『高太郎』。店主の地元、香川県の素材を中心にした居酒屋である。 ここで提供されるポテサラは、うず高いポテトサラダの頂上に半熟卵の燻製がのったもの。ポテトサラダと卵の相性はどうしてこうも抜群なのだろうか。しょう油ベースのドレッシングがピリっと効いた、味わい深い逸品だ。 店のこだわりは、素朴で滋味深い料理と、それを実現させる素材。生産者や酒蔵には、スタ...
ハイレベルな料理と酒で人気の『高太郎』。香川出身の店主が手打ちする「ぶっかけうどん」は、地元から取り寄せる小麦粉とゲランド産塩で、エッジの立ったコシの強さを実現。 大根おろしと生姜、ねぎ、揚げ玉に生醤油とレモンでさっぱりと。選りすぐりの蔵元から届く夏向きの冷酒や発泡酒で気分よく酔えば〆のうどんがまた旨い。...
由美:西麻布のお鮨だと『鮨なかむら』。私は上司と行ったんだけど、つまみはどれも手間が掛けられていて日本酒がとまらなくなるの。会社から近いしお気に入り。あと最近良かったのは、会社の先輩に連れて行ってもらった渋谷『高太郎』。アクセスもいいし、渋谷とは思えない落ち着いた空間で日本酒ラインナップも多かったよ。看板メニューの燻製卵ポテトサラダやメンチカツは思い出したら食べたくなってきた! 麻奈:会社近くで上司と...
渋谷駅から徒歩数分で、上質な酒と料理を味わえる、大人の店は無かろうか。そのニーズに見事に応え、連日満員御礼なのが『高太郎』だ。 池尻大橋の人気和食店『KAN』で10年研鑽を積んだ林高太郎さんが店を構えたのは、目指さねばまずは見つからぬ桜丘の路地裏。 「お客さまと話しながら料理を造りたかった。量も味付けも相手に合わせて調整できますから」という店内は、5mのカウンター席がメインステージとして横たわる。...
開店は2011年。路地裏の立地でありながら、連日連夜の大盛況。店主の地元、香川県の素材を中心にした、いわゆる居酒屋である。こだわりは、素朴で滋味深い料理と、それを実現させる素材。生産者や酒蔵には、スタッフと共に定期的に会いに行き、意見を交わす。そして生産者の意思を汲み取りながら腕を振るう。 “広げるよりも深めたい”。そんな想いが沁み入った料理の数々に、人々は魅力されるのだ。深夜なればなおのこと、こういう店...
香川県出身の店主が毎日手打ちしているぶっかけうどん(¥400)。地元から取り寄せた小麦粉にゲランドの塩を合わせた麺は、エッジがたったコシの強さが特徴。おろした大根と生姜、ねぎ、揚げ玉をのせて生醤油で。...
渋谷の路地裏の立地でありながら、連日連夜の大盛況。店主の地元、香川県の素材を中心にした、いわゆる居酒屋である。こだわりは、素朴で滋味深い料理と、それを実現させる素材。生産者や酒蔵には、スタッフと共に定期的に会い行き、意見を交わす。そして生産者の意思を汲み取りながら腕を振るう。 うどん県・香川出身の店主が毎日手打ちしているぶっかけうどん。地元から取り寄せた小麦粉にゲランドの塩を合わせた麺は、エッジがたったコ...
見よ、ぷるんぷるんの白いゼリーを。説明不要のコラーゲンの塊だ。この手の鍋は比較的メジャーになったが、こちらのは別格。 ここに乳酸発酵させた新生姜の漬け物・泡菜(パオツァイ)をたっぷり散らす。火に掛けると、するどい生姜の香りが立ち込め、蒸気だけでアンチエイジングに期待。 加える野菜は、神奈川県三浦などの契約農家から届く旬のもの。季節の恵みもインしたスープは、最後の一滴までが美容液だ。〆は、豆腐干糸、さつまいもの春雨、海南...
猥雑という言葉が似合う渋谷円山町。独特の空気感と裾野の広い中華がいい意味で化学反応を起こし、ひときわ賑わいを見せているのがここ『月世界』である。 各地の料理を再現するために店主自ら中国まで足を運び、買い付けてきた本場の香辛料や食材を使って作る醤は40種以上を数える。...
猥雑という言葉が似合う渋谷円山町。独特の空気感と裾野の広い中華がいい意味で化学反応を起こし、ひと際賑わいを見せているのがここ『月世界』である。 料理長の小山内耕也氏は、南青山の薬膳中華『チャイニーズレストラン エッセンス』で研鑽を積んだ人物。 「ウチは、いろんな地区のいいとこどり料理ですよ」と謙遜するが、各地の料理を再現するために自ら中国まで足を運び、買い付けてきた本場の香辛料や食材を使って作る醤は...
渋谷『月世界』の名物の麻婆豆腐は、赤と黄色の2種類ある。どちらも辛い辣油を調整した辛さ増しリクエストができる。 赤は、本場四川の正統派麻婆豆腐「正宗麻婆豆腐」。麻辣油、四川山椒と生姜の芳醇な香りが鼻を刺激する。開口一番、まず辛い! しかし単に辛いだけではなく、自家製醤の豊かなコクも味わえる。 木綿豆腐や挽肉の味付けに加えた、発酵唐辛子を使った豆板醤と四川省永川市産の豆鼓を時間をかけて仕込んだ豆...
久しぶりに降り立った渋谷駅。転職してしまった一つ後輩の彼から、新しい職場のある渋谷に、「先輩が必ず気に入るお店を見つけたから!」と誘われたのだ。 同じ部署だった時から、気軽に2人でも飲みに行く仲だったが、周りからは彼が私に惚れ込んでいるという噂を耳にしていた。 久しぶりの嬉しい誘いではあったものの、彼が指定したのは、なんと渋谷の道玄坂!どんな店に連れて行ってくれるのかと期待していた気持ちが、みるみる...
原宿、恵比寿、代官山、中目黒によく集うという吉田さん。辛いものが好きでその中でもジャンルは中華だという。よだれ鶏を目当てに渋谷の『月世界』や六本木の『黒猫夜』はよく足を運んでいる。この両店はタバコが吸える、お酒がある、辛いものがあり、吉田さんの希望をすべて満たしてくれるそうだ。...
これまで、渋谷の激辛中華は何店舗も紹介してきたが、ここを外すわけにはいかない。最もディープな場所にありながら、勢いがある自然派中華『月世界』!どこからともなく現れ、足を踏み入れた人しか知らない旨辛な世界をご紹介しよう!これまで、渋谷の激辛中華は何店舗も紹介してきたが、ここを外すわけにはいかない。最もディープな場所にありながら、勢いがある自然派中華『月世界』!どこからともなく現れ、足を踏み入れた人しか知らない旨辛...
カウンター寿司デビューとなる人でも気軽に利用できる『鮨まるばつ』。そうは言っても提供される寿司、料理は全て本格派の逸品ばかり。 寿司のみであれば4,500円で味わうことができるが、ぜひ注文したいのが前菜と寿司のコースだ。 「利益は余り出ていないので、NPO(非営利団体)のようなものですね」と店主・杉浦秀樹氏は笑うが、食べ進めていくとこの言葉の真意に気がつき、頭があがらなくなってくるほど、全てが旨い!杯がどんどん進んでしまう。...
カウンター鮨デビューとなる人でも気軽に利用できる『鮨まるばつ』。そうは言っても提供される鮨、料理は全て本格派の逸品ばかり。 鮨のみであれば4,500円で味わうことができるが、ぜひ注文したいのが前菜と鮨のコースだ。 「利益は余り出ていないので、NPO(非営利団体)のようなものですね」と店主・杉浦秀樹氏は笑うが、食べ進めていくとこの言葉の真意に気がつき、頭があがらなくなってくるほど、全てが旨い。杯がどんどん進み、彼女との会...
大将が目の前で握ってくれる「カウンター寿司」に憧れている人にこそ知って欲しい!渋谷にカウンターデビューを飾るにふさわしい名店がある。 その名も『鮨まるばつ』。美しく繊細な味わいの前菜に始まり、絶品寿司10貫も味わえるお得コースの全貌をお届けしよう! 最後には「東京カレンダーWEB読者」にだけ、嬉しい特典情報もあるのでお見逃しなく!...
遅くなった新年会がてら、友達とちょっと集まりたい今日この頃。 友人同士で集まる、気取らずに過ごせるお店をお探しならば『アウレリオ』を訪れてみてはいかが? 料理に加え、デザートまで全てが絶品尽くしで、ワインも進み、友人との会話も盛り上がること間違いなしだ!メインとしてオーダーしたのは名物の「豚ばら肉のポルケッタ」。 豚ばら肉を開いたとところに、ニンニクとタイムやイタリアンパセリなど5種類のハーブを散らし、一晩以上寝...
普通のベトナム料理屋かと思いきや、とんでもなくセンスがいい。奇をてらった系でもない。ただただ、オシャレである。 そしてさっきから航平の飲みはスローペースだが、話は面白い。私の知らないワードがポンポンと出てくる上、彼の知識には驚かされる。 「神泉の『アウレリオ』とか行きました?最近昼間によく表参道の『LATTEST』で仕事しているんですけど、里香さんは、気になっている店とかあります?」 「え?ど、どこでしょうか...
「実は鍛えることを決めたときに、自分自身もコンテストに出場することを目標に据えたんです。ライザップ同様、何か目標を決めないとやめちゃいそうだったので、保険をかける意味で(笑)。」 それまで肉体美を競うコンテストといえば、プロのボディビルダーが競うもの、というのが一般的だったが、フィットネスブームにより、細マッチョ部門など一般人が参加できる大会がブームになっていたのも後押ししたのだという。 木島さ...
「レフォスコは酸が強い品種ですが、デニスさんは甘みを乗せるのが上手。スキンヘッドですけど」 カウンター越しにワインと生産者を語る店主の大本陽介氏。2016年の7月に遡る独立を前に、店主として大本氏が挑んだのはイタリア全土のワイナリー巡り。ワインに合う料理を手掛ける鈴木崇夫シェフも北部を中心に5年ほど、現地で研鑽を積んだ本格派で、手打ちパスタで9種を用意。 「北東部の人は甘酸っぱい料理が好きでデニスの...
下北沢の『クオーレ・フォルテ』など、都内の人気店で活躍してきたソムリエの大本陽介氏が独立。店名は、イタリアで太陽のように陽気な男の子に付けられる名前から。 ワインは、自身が実際に造り手に会いに行った約40ヵ所のワイナリーをメインに160種をそろえる。初めて訪れたエミリア・ロマーニャの「カミッロドナーティ ソーヴィニヨン」(グラス¥700、ボトル¥4,200)は、スターターに最適な一杯だ。 イタリア5...
タイ北部、東北部、中部のメジャーな料理が勢揃いする『タイ料理研究所』。暑い夏でもわざわざ坂を登って、アツい料理を体感したい。 丸い盆にのせた料理を取り分けるカントークやラーマ5 世の時代に発展した宮廷料理など、地域色豊かなタイ料理の魅力を伝える。...
ホワイトとウッドを基調とした清潔感のある内装だが、飾られたオブジェがタイを感じさせる。そんな空間で流れる賑やかなタイポップスに耳を傾けて、洒脱な大人たちは今夜もシンハーを流し込む。 異国気分を味わいつつ、身も心もなじませていくと、いつしかバンコクの喧騒の中にいるような気分になってくる。...
タイ北部、東北部、中部のメジャーな料理が勢揃いする『タイ料理研究所』。丸い盆にのせた料理を取り分けるカントークやラーマ5 世の時代に発展した宮廷料理など、地域色豊かなタイ料理の魅力を伝える。...
「味よし、コスパよし」で人気を集める立ち食い焼肉店のパイオニア『治郎丸』。 上質な和牛のA4、A5ランクのみをあつかい、注文が入ってから肉をカットする着席高級店さながらのこだわりようだ。独自のルートで仕入れるホルモンも鮮度抜群。...
「味よし、コスパよし」で人気を集める立ち食い焼肉店のパイオニア『治郎丸』。上質な和牛のA4、A5ランクのみをあつかい、注文が入ってから肉をカットする着席高級店さながらのこだわりようだ。独自のルートで仕入れるホルモンも鮮度抜群。 常時30種以上そろえるさまざまな部位は、1枚単位でオーダーできるのが嬉しいところ。自分のペースでひとり焼肉を楽しむことができるのだ。11時半~翌朝の5時まで営業しているので、いつ焼肉が食べたくなっても...
セルリアンの裏手、桜丘町の奥へと足を向けると、ふわりと漂ってくる食欲をそそるスパイスの香り。ここ『ネパリコ』がその香りの出処だ。 7年前、オーナーのバダムさんが「本当のネパール料理を日本の人に楽しんでもらいたい」とオープンさせた同店。...
開店当初はネパールの家庭料理“ダルバート”に特化しようと考えたが、当時はまだ東京に「純然たるネパール料理店」が少なかったことから、メニューのバリエーションを増やすことに。その目新しさが話題を呼び、瞬く間に人気店となったのが『ネパリコ』だ。...
店名通り、世界的に愛されるスコットランドのカリラ蒸溜所のウイスキーが豊富で、カリラだけでも常時100本が口開けされている。定期的に現地に赴き仕入れるマニアックな銘柄との出合いも楽しみだ。 渋谷という場所柄、幅広い年齢の人々が思い思いにウイスキーを楽しむフランクな雰囲気は、間違いなく店の魅力。初心者も臆することなく飛び込める懐の深さがうれしい。...