「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
愛らしいイラストが描かれた暖簾をくぐると、カフェのような空間が広がる。気軽に入りやすい設えは、「若い世代に、もっと和食を楽しんでほしい」というオーナーの想いをかたちにしたもの。 そんなカジュアルさの一方、料理は本格派。季節の土鍋ごはんは外せない逸品だ。...
愛らしいイラストが描かれた暖簾をくぐると、カフェのような空間が広がる。 気軽に入りやすい設えは、「若い世代に、もっと和食を楽しんでほしい」というオーナーの想いをかたちにしたもの。...
ちなみに、昨日分かったんですが、彼、会社の女の子を妊娠させちゃったそうですよ。若いときって、まるで生まれたての雛が初めて見たものを親と思うように、初めて教わった先輩に全幅の信頼を寄せるんですよね。27歳の女性だそうです。私が秋田から出てきて、10年かけて得た結婚を、彼女は、あっという間に得ちゃうんですから若い子って賢いですよね。 どちらを取るかは明白ですよ。まぁ、でも彼は念願の子供を授かったわけですから。素直に良かったと...
開放感あるガラス張りの入口が目印。定番のビストロ料理をはじめ、自家製メルゲーズやモロッコ風サラダなどのマグレブ風料理も各種揃っている。...
キーボードのエンターキーを叩く音にさっきから隣の席の後輩がびくっとしている。だけどこの怒りを押さえられない。どうしたらいいのだろう。つい1時間ほど前、部長から、前日終電ギリギリまでかかって仕上げた企画をフロアに響き渡りそうな声でこき下ろされたのだ。 ダメ出しされるならまだ分かる。皆の前で言う事ないじゃないか。(部下をダメにするハウツー本には、怒るときはマンツーマンでと書かれてる!) 大きな溜め息をついたとき...
パテやキッシュのほか、メルゲーズ(羊のソーセージ)やクスクスなど北アフリカの料理も並ぶ。「基本はフレンチですが、そこに自分の好きなテイストを加えています。季節や仕入れでアレンジするので、メニューより実際の料理のバリエーションは多いんですよ」とシェフの吉川倫平さん。一皿をシェアしても満足してもらえるようにと量も多め。 スタイリッシュなフレンチのビストロという枠にははまらない、オリジナリティがつまったこちら。駅か...
そこからやや渋谷方面に進んだ先にあるのが昨年7月にできた『ピニョン』。通りに面した窓は開かれ、店の奥には中庭も見える風通しの良い店だ。 「1年以上かけて物件を探したが、この開放感がイメージ通りだった」と、オーナーの吉川倫平氏。都内の老舗ビストロを皮切りにフランスはボルドーでの修業も経験した吉川氏だが、ビストロ料理とメニューに並ぶ自家製のメルゲーズやモロッコ風サラダなど、マグレブ風の料理が店のウリ。旅先のモロッ...
見た目は完全にケーキなのに、スプーンを入れるとかき氷! いま話題のひんやりスイーツ店がこちらの『セバスチャン』だ。 ビジュアルだけでなく味も抜群に美味しいかき氷の美味しさをお伝えしよう!続いて紹介したいのは「いちごのクレームブリュレ」。 その名の示す通り、クレームブリュレをモチーフにした一品であり、見た目はまさにクレームブリュレそのもの。 このビジュアルだけを見て「かき氷だ」と思う人はまずいないだろう。しか...
「今夜は女子だけで美味しい料理とワインをお腹いっぱい楽しみたい!」そんな夜に訪れたいのが『ワイン屋TIM’S』だ。とにかくボリュームたっぷりの料理と、充実の飲み放題メニューに、女子会テンションもMAXまでアップできるはず。 今回はそんな人気の「飲み放題付き女子会プラン」の全貌をお伝えしよう。きっと今すぐにでも行ってみたくなること間違いなしだ。...
フランスの3つの星つきレストランでの経験をもつ笹川幸治さんがひとりで切り盛りする『プティバトー』は、カウンター8席のみの小さな店。 ビストロではあるけれど、一度食事をしてみれば、笹川さんの地に足のついたフレンチの技量を体感するはず。 わかりやすいのが、この前菜盛り合わせだ。テリーヌや自家製ハム、自家製スモークサーモンなど5種の料理がのり、丹念な作りにいっさい妥協はなし。 熟れたワイン好きの大人が集まるのも納得だ。...
肩肘張らずに上質な料理が楽しめる、カウンターフレンチ。もちろんコースもあるが、基本はアラカルト主体。気分に合わせて、フレンチを堪能できる。...
井ノ頭通りから3分ほどの場所に建つ『プティ バトー』は昨年2月のオープン。オーナーシェフの笹川幸治氏が代々木上原で8年続けた店を移転したのだが、プリフィクスコースを供するレストランからわずか8席のみのカウンターフレンチへとスタイルを変えた。 「前の店のお客様にも来ていただける場所だし、商業エリアと住宅地の中間のような町の雰囲気も気に入ったから」と笹川シェフ。ここではサービスもひとりでこなすが、「料理の中身はレ...
全米の政治家やハリウッドセレブから高い人気を誇るパティナ・レストラン・グループ。こちらの創業者兼料理長ジョアキム・スプリチャル氏に、外国人シェフで唯一『PATINA』の名を許された杉浦仁志氏が供すのは、フレンチをベースにカリフォルニア料理を洗練させた独自のもの。 シェフは日本人が量を食べても飽きのこない味を追求し、リブアイには「脂と赤身のバランスが絶妙で噛むほどに旨みが強くなる」というUSアンガス牛を使用する。火入れ術にも長...
神奈川県の愛川町の自然農野菜を取り入れている『ビストロ ホリテツ』では、シェフの堀岡徹也さん自身も週に一度は産地に出向くほど野菜に力を入れている。 その地では、何も耕さない自然な土で農薬も肥料も一切使わずに野菜を栽培。市場に出ているものより見た目は不格好だけれども、味の力強さは食べてみれば歴然だ。 だから肉のメインディッシュにも、この通り20種もの野菜をつけあわせている。自然な色のグラデーションも美しく、心も彩られるひ...
扉を開けると、そこには白を基調にまとめられた空間が広がる。凛とした空気が漂いながらも、どこか温かみがあり、寛げる雰囲気だ。 実は、横浜『SALONE2007』や南青山『イル テアトリーノ ダ サローネ』と同系列、いわゆる〝『サローネ』系〞の一店であるこちら。リラックスできて、かつ味やサービスについては妥協しない食事が楽しめるとオープン以来、着実に評価を高めてきた。...
便利だが、大人のグルメのイメージが薄い渋谷。でも、だからこそ渋谷でいい店を知ってると、本当にアンテナが張ったグルメな人だなと思える。 渋谷のリストランテならココ!という人気店『ビオディナミコ』は、何度足を運んでも感動を味わえる場所。今回は、毎月訪れたくなる『ビオディナミコ』の魅力を紹介しよう。...
シェフはイタリアはトスカーナのトラットリアなどで5年間修業を積んだ辻大輔氏。体で覚えたトスカーナの味を基本に、独自の解釈を加えたひと皿ひと皿を完成させる。華のある盛り付けも魅力。...
“激辛だけど超うまい!”を掲げる激辛グルメの祭典「激辛グルメ祭り」で、2年連続売り上げ1位を獲得している人気中華料理店がこちら。 渋谷Y字交差点があるマルイシティ渋谷付近から代々木公園に通じる渋谷公園通り。ゆるやかな坂道を何往復もしてファッションにアンテナを張るのも良いが、食なら『路地裏本格中華 陳家私菜 渋谷店』をおさえておこう。...
渋谷Y字交差点があるマルイシティ渋谷付近から代々木公園に通じる渋谷公園通り。ゆるやかな坂道を何往復もしてファッションにアンテナを張るのも良いが、食なら『路地裏本格中華 陳家私菜 渋谷店』をおさえておこう。 “激辛だけど超うまい!”を掲げる激辛グルメの祭典「激辛グルメ祭り」で、2年連続売り上げ1位を獲得している人気中華料理店だ。小麦粉を練った塊を特別な包丁で沸騰した湯に削ぎ落としていく中国の伝統食“刀削麺”。オープンキッチンか...
「絶望を大盛りで!」「絶望ふたつ!」 老舗スパゲッティ専門店『ホームズパスタ』を訪れると、そんな奇妙なオーダーが多数聞こえてくる。 この「絶望」とは一体どんなメニューなのか?! その正体をお教えしよう。1988年から続く老舗だけに、やはり名物パスタが多数存在する。「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ」もそのひとつ。 なんと1皿で、ニンニクは2片ほど、唐辛子は3本も使用するというしっかりと辛味が効いたパスタ。完食する...
新規店開拓に精を出しつつも、昔からのご贔屓詣でも欠かさないのが高垣さんの流儀。「渋谷の『ホームズパスタ』は、一人でもサクッと行けるフランクな雰囲気が好きで、昔から通い詰めてます。ココでは『ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ』一筋! 浮気はしません!」...
27年間変わらないスタイルを貫く、渋谷のスパゲティ専門店。女性がひとりでも訪れやすく、フランクな雰囲気が人気。 こちらで、辛党の人たちやニンニクラバーから人気のメニューが「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ(¥1,200)」。スープ仕立てでボリュームたっぷり。使うニンニクは1 皿につき、2 片と大量かつ、まさに味の決め手。あつーい夏にこそ、食べたくなるメニューだ。 長年通う常連さんも多く、幅広い層から...
渋谷で寿司を味わうならオススメが『鮨 五徳』。提供される美しい寿司や前菜には、毎朝、大将自身で築地から仕入れる鮮魚を使用する。 一品一品に細やかな仕事が施された寿司は、大将・上野さんの味への探究心から生み出された魂の味!...
NHK裏の宇田川遊歩道沿いに佇む『鮨 五徳』。オープンして10年、この地でずっと人気を博し続ける名店だ。 提供される美しい寿司や前菜には、毎朝、大将自身で築地から仕入れる鮮魚を使用。一品一品に細やかな仕事が施された寿司は、大将・上野さんの味への探究心から生み出された魂の味! そんな絶品寿司コースの全貌を美味しさとともにお伝えしよう。...
「何か面白いことがしたい」それが口癖。店主の上野純平氏は常に意欲的。等々力の鮨屋で12年間修業し、独立前の数カ月間はなんとフレンチ店で研鑽を積む。 酒肴に焼き茄子のムース、蛤のスープサラダなどが揃うのはそんな経験ゆえ。 対して、握りは江戸前の古典的な仕事で勝負。異色だが、調和する、じっくり付き合いたい気鋭の鮨店だ。...
穴子の紫蘇バター焼きや焼き茄子のムースなど、一風変わった酒肴が揃うが、対して握りは基本をしっかり守った江戸前。気鋭の職人技がきらりと光る。...
渋谷にある『瑞兆』のかつ丼。ここは、かつ丼専門店。店内はカウンター8席のみ、メニューは、かつ丼(1,000円)とビールのみだ。 席に着くやいなや、女将さんにごはんの量を聞かれる。オーダーしてから目の前で豚カツを揚げて、待つこと10分ほど。どんぶりからこぼれ落ちそうなかつ丼の登場だ。...
卵でとじないから、かつはサクサクのまま!なのが新しい...
蓋を開けると、豚カツの香ばしい香りと甘タレの匂いがフワッと広がり、食欲がそそられます。 このかつ丼の特徴は、卵でとじないこと。出汁を敷かずに玉子が焼かれ、半熟状態の玉子の上に揚げたての豚カツがのせられます。 そして、ご飯にはタレがまんべんなくかけられていて、豚カツと玉子がのせられた後にさらに上からタレがかけられて完成。 煮汁で煮られないので、揚げたての豚カツ自体がサクサク感のまま。半熟玉子と絡めて...
わずか8席という狭小スペースで、本場顔負けのタイ料理を提供する話題の1軒。店を開いたのは、ポルトガル料理『クリスチアノ』の佐藤幸二さん、タイ料理『ソイナナ』の赤木伸治さん。 タイ人料理人ウィチャイさんの出身地である東北イサーン地方の料理を中心に、魚介などの発酵調味料を使った多彩な料理を提供。日本の食材を用い、一品一品、試行錯誤を重ねて、より本場の味に近づけている。...
わずか8席という狭小スペースで、本場顔負けのタイ料理を提供する話題の1軒。 店を開いたのは、ポルトガル料理『クリスチアノ』の佐藤幸二さん、タイ料理『ソイナナ』の赤木伸治さんのふたりだと聞けば、何やらありそうでしょ? 「タイにはもっと美味しくていろんな料理があるのに、なぜ日本にはないの?」というふたりの純粋な疑問がそもそものきっかけに。...
わずか8席という狭小スペースで、本場顔負けのタイ料理を提供する話題の1軒。 予約の取れない『クリスチアノ( ポルトガル料理)』の佐藤幸二さんと、タイ料理『ソイナナ』の赤木伸治さんのふたりオーナーが仕掛ける。 「タイにはもっと美味しくていろんな料理があるのに、なぜ日本にはないの?」という純粋な疑問がそもそものきっかけに。タイ人料理人ウィチャイさんの出身地である東北イサーン地方の料理を中心に、魚介などの...
最近代々木公園界隈で人気の店がこちら。 よくありがちなサンドウィッチとは一線を画す、生リンゴとブリーチーズにアカシアの蜂蜜というマッチングが絶妙な大人の甘いサンドイッチ。 テイクアウトして楽しみたい大人のフルーツサンド、ぜひお試しあれ。...
最近代々木公園界隈で最も話題のサンドウィッチ店がこちら。常に店の前には行列をなす人気店だ。 よくありがちなサンドウィッチとは一線を画す、生リンゴとブリーチーズにアカシアの蜂蜜というマッチングが絶妙な大人の甘いサンドイッチ。 付け合わせにある卵焼きは、元鮨職人の店主が時間をかけて焼き上げている絶品。この季節、テイクアウトしていただきたい逸品だ。...
店主の成瀬隼人さんは、鮨屋で働いていた20代前半から、「いつか海外で自分のサンドイッチ屋をもちたい」という夢をもっていた。というのも米・アリゾナ州に留学していた時に、サンドイッチの国でありながらそのレベルがあまり高くないことに関心をもったから。そして2年前に、その先掛けとして渋谷にサンドウィッチ屋をオープンしたそう。 鮨屋での経験を活かし、キロ単価の高い贅沢なあん肝を使ったものや、鮨屋の玉子焼きを挟んだサ...
二階堂は毎週末のように来ていると言っていただけあって、手慣れた様子で公園の中を進んでいく。ロードバイクで来ていた彼は、ずいぶん大荷物だ。 随分奥の方まで歩いて、二階堂は後ろに積んであったコールマンのシートを手際よく広げた。てっきりベンチに座るのかと思っていたので、思わず「ここで?」と聞き返したら、二階堂は事もなげに「ここのほうが気持ちいいよ」と取りつく島もない。 仕方なくユリも一緒に用意した。コ...
最近代々木公園界隈で人気の店がこちら。 よくありがちなサンドウィッチとは一線を画す、生リンゴとブリーチーズにアカシアの蜂蜜というマッチングが絶妙な大人の甘いサンドイッチ。 付け合わせにある卵焼きは、元鮨職人の店主が時間をかけて焼き上げている絶品。...
いわゆるサンドウィッチとは一線を画す、生リンゴとブリーチーズにアカシアの蜂蜜というマッチングが絶妙な大人の甘いサンドイッチ。 付け合わせにある卵焼きは、元鮨職人の店主が時間をかけて焼き上げている絶品。...