銀座のバーに行った日から3日後。 私はザ・ペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』で高貴と向かい合って座っていた。 しかし、高貴の様子がおかしい。先ほどからずっと無言なのだ。 約3週間ぶりの再会だというのに、弱々しい視線をテーブルの上に落とし、ぼんやりとした様子でナイフとフォークを動かしている。 「久しぶりだね。元気だった?」 私がそう尋ねても、返事はなかった。 「どうしたの?お仕事、大変なの…?」...
「あら、慎太郎さんからお話が行きましたか?」 慌てて希美子をペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』へ呼び出すと、希美子は不気味な笑みを浮かべていた。 「絵美里ちゃんからは、よく食事会へ誘ってもらっています。でも、絵美里ちゃんが毎回私を食事会へ連れて行く理由は、自分でも分かっています。 —絵美里ちゃんの引き立て役。 それが、彼女が私に求めている役割なので」 絵美里が希美子を引き立て役として使うのは、昔から...
丸の内の専門商社で営業として働く由利は、現在婚活中である。 今日、由利はザ・ペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』に向かっていた。 ◆ 由利は3年の大阪支社勤務を終え、この春から本社の課長代理になった。 27歳という異例の早さで出世を遂げたが、結婚相談所に登録してまで結婚しようとしているのは、すべて仕事のためである。 結婚したいし、子供も欲しいし、仕事もしたい。その比率は33︰33:...
「え?じゃあ、あおいも出版企画の候補なのね!」 ザ・ペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』で、珠緒とあおいはスタイルブック企画の話で盛り上がっていた。...
前職で培った手腕を発揮し、立ち上げ以降みるみる知名度をあげ、売上を伸ばしていった。伊勢丹などの一流百貨店やバーニーズ、エストネーションでも取り扱われている、今勢いのあるブランドだ。 今後はアジアマーケットの開拓を狙っており、そこで海外営業のマネージャーとして愛子に話が来た、というわけだ。 突然の話に驚き戸惑っていると、翔太はにっこり笑って言った。 「気軽に会ってもらって、興味なければ断って...
日比谷駅直結の『ザ・ペニンシュラ東京』は、地下鉄のほかホテル前にバス停もあり、丸の内(無料シャトルバス利用可)や晴海方面からのアクセスも良い。...
『ザ・ペニンシュラ東京』の1Fロビー上にあるバルコニーが、1日1組限定でプライベートシートとしてキープできるのをご存じだろうか? それもこの席だけ、ペニンシュラオリジナルの紅茶が楽しめる通常のアフタヌーンティーのメニューに、シャンパンやワインのフリーフローが加わるという特権待遇だ。...
喧嘩して実家に逃げ帰ったことも、1度や2度ではありませんよ。 でもね、同じように働きながら結婚している友人たちと「妻会」を定期開催していて、気がついたんですよ。 「あれ、別に、みんな夫とそんなに仲が良いなわけじゃない…?」って。 メディアやSNS上は仲良し夫婦で溢れていますけど、現実はそうでもない夫婦なんて沢山いる。 彼女たちと話していると、「夫婦仲はよくあるべし」っていう固定観念から解...
「......英里、俺と結婚しよう」 ザ・ペニンシュラ東京の物陰に隠れ、サングラスと大きな帽子で顔を隠しながら兄と英里の様子を伺っていた瑠璃子は、1人興奮し、声を漏らさぬように息を弾ませた。 ―お兄ちゃん、よく言ったわ......! もちろん、二人の偶然の再会は瑠璃子が仕組んだことだが、兄は何も知らずに『ザ・ロビー』にやって来たのだ。(知っていて瑠璃子の策略に乗せられるほど、兄は素直な男で...
数日後の会社終わりの夕刻、英里はザ・ペニンシュラ東京の『ザ・ロビー』にて、気合いを入れて瑠璃子の到着を待った。 吾郎とはひどい喧嘩別れで終わってしまったから、未練のような気持ちが拭い去れないのは、もう正直に認めざるを得ない。 しかしそれも踏まえたうえで、自分は理解ある婚約者と前に進もうとしている。ブレることなく、そうはっきりと伝えなければならない。 英里は大きく深呼吸して背筋を伸ばし、気持...
ホテルの朝食ランキングがあれば、必ずや上位に顔を出すフレンチトースト。なかでも『ザ・ロビー』の一品は異彩を放つ。使用するのは、エグゼクティブ ペストリーシェフ特製のバナナブレッド。ひと晩乾燥させてから、じっくりと卵液につけ込み焼き上げる。 添えられるのは、キャラメリゼしたモンキーバナナとスイートマスカルポーネクリーム、数種のドライチェリー。贅沢感のみならず、食べ応えも十分。ゲストが一日の始まりにバランス良...
「ああ、そういえば、結婚するわ」 いつものけだるい口調でサトコが言った。 「えー!」 珍しく甲高い声で叫ぶエレナ。となりでお茶をしていた和装の老婦人に睨まれ、あわてて声を潜める。 日曜日の午後3時、『ザ・ロビー』。ペニンシュラ東京の1階にあるこのラウンジは、人の行き来が多く通路と座席との距離も近い。それが落ち着かないという人もいるだろうが、エレナとサトコは敢えて通路近くの席に座り、人...
花見散歩で心地よい疲れが感じられたら、このアフタヌーンティーで心身共にリフレッシュ! 桜リキュールに漬けたチェリー入りのスコーンや桜のマドレーヌをはじめ、苺のタルトや白苺のムース、旬の食材を使用したフィンガーサンドイッチやラップロールなど、春を連想させる美しい色合いのメニューを伝統的な3段のティースタンドに盛り付けたアフタヌーンティーセットだ。 優雅な生演奏が流れるロビーで、ペニンシュラオリジナルの...
定番の具材にアボカドを入れることでまろやかさとコクを演出。 ゆっくり香りを移したニンニクのコンフィを加えたマヨネーズなど、各素材にも手間暇かけている。スリムで食べやすい上品なサイズ。¥2,400。...
『ザ・ロビー』では、8月31日まで“サマースイーツトリート”と称し10種の夏スイーツを提供中。プリン・ア・ラ・モード(¥2,200/7月のみ)やソーダフロート(¥1,200)など、子供のころの夏休みを思い出すような懐かしいメニューが揃う。素朴なメニューにして、生クリームやフルーツソースの味はさすがのホテルクオリティ。大人の舌に合い、思わずパフェにシャンパンを合わせたくもなる。写真のパパイヤ・ア・ラ・モード(¥2...
『ザ・ペニンシュラ東京』の1Fロビー上にあるバルコニーが、1日1組限定でプライベートシートとしてキープできるのをご存じだろうか? それもこの席だけ、通常のアフタヌーンティーのメニューにシャンパンのフリーフローが加わるという特権待遇だ。向かいにあるもうひとつのバルコニーでは生演奏が行われ、目下にはロビーを利用する多くのゲストたち。2F『ヘイフンテラス』にある隠し扉からしか入れない導線もいいサプライズとなり、優越感...
ベーコンかサーモンかはお好みで。イングリッシュマフィン、ポーチドエッグ、オランデーズソースとシンプル。写真はロースのベーコンを使用。エッグベネディクトオランデーズソースカナディアンベーコンまたはスモークサーモンとともに¥2,100...
「毎日、子どものマネージャーかと思うくらいあちこちに送迎して、お世話に明け暮れて。たまにはこんな素敵なパーティに『戦友』と来られるなんて、何よりのご褒美だわ」 東郷綾子が、麻布チーム―悠理と神崎葵、そして当然のようにテレビ局から直接やってきた藍沢美紀の顔を見ながらにっこりと笑う。童顔な綾子が笑うと、まるで学生時代の友達のような気持ちがした。 「すべての女の、退屈で神聖な毎日に」 美紀が、細く美しい指を添えて、...
帝国ホテル東京の本館一階にある『パークサイドダイナー』は、日比谷ランチに最適のスポットのひとつ。 おすすめは約80年前に「帝国ホテル」のバーのひとつ『ガーデンバー』で提供を開始した「アメリカンクラブハウスサンドイッチ」。 実は、提供開始当初は、バーのお客さんから「おつまみよりもボリュームのある軽食を」という要望があった時にのみ提供していた知る人ぞ知る裏メニューだったのだという。 美味しさが口コミで話題となっていき...
やっぱりパンケーキはシンプルが一番!一度は味わって欲しいパンケーキが「帝国ホテル 東京」本館一階にある『パークサイドダイナー』の「インペリアルパンケーキ」だ。 今回は、気品と風格を兼ね備えた「パンケーキの女王」と呼ぶにふさわしい逸品の美味しさの訳とその歴史に迫った!約70年前に「帝国ホテル」のバーのひとつ『ガーデンバー』で提供を開始した「アメリカンクラブハウスサンドイッチ」。 実は、提供開始当初は、...
今から40年程前にこのブルーベリーパイが誕生して以来、そのレシピはほぼ変わっていない。もともとはそれより数年前にアップルパイが先に始まり、その後、同じパイ生地を使用したブルーベリーパイが考案された。 構成はパイとブルーベリーフィリングだけという極めてシンプルな一品で、だからこそ寸分のごまかしも利かないスイーツなのだ。...
「サトシさんと、また会ったの?!」 サトシとの一件を報告すると、親友のみゆきは大きく顔をしかめた。今日は帝国ホテルの『パークサイドダイナー』に集合している。 「だって、どうしても会いたいって言われて...」 麻里の口調は、妙に言い訳がましくなってしまう。 “結婚”とは無縁のサトシとヨリを戻すことを少しでも考えたなどと伝えれば、みゆきに叱られるのは分かっていた。 年内婚約の目標を...
~ルーとトッピングで、野菜を二度美味しく食べられるカレー~ 実はこのカレーは、もとはメニューになかったもの。“カレーに野菜をたっぷりのせてほしい”というある顧客のリクエストに応えていたら、そのカレーが著名人の間で評判となり定番メニューとなった。 7種の野菜はそれぞれを一番美味しく食べられる方法で別々に調理。ルーは裏ごしせず、野菜のつぶつぶを残しているのも特徴だ。¥2,500(税込サ別)...
しゃりが旨い寿司が旨いように、この丼はまず米のレベルが高い。秋田県産のあきたこまちを熟練のスタッフが長年の経験による勘と水加減で炊き、そして何よりゲストへの気持ちがこもっているような炊きあがり。 さらに米は十分に温められた丼に入れられるので、エアリー感も温度も最適な状態で提供される。 そんな米の上にのるのはミディアムレアのフィレ肉とフォワグラで、たまり醤油のソースと肉の旨み、温かな米との三位一体のバ...
専門店が次々に誕生し、パンケーキが脚光を浴びている昨今。生クリームをこんもりと盛ったり、フルーツを散りばめたり、まるで華やかさを競うかのよう。スイーツ好きに支持されこそすれ、朝食はシンプルなパンケーキを望む声が多いのも事実。シンプル・イズ・ザ・ベストを地でいくのが『パークサイドダイナー』だ。 帝国ホテル 東京のメニューにパンケーキが登場したのは、昭和初期。以来、店は変われど姿は変えずに伝統の味を受け継いで...
本日1/22(火)は、『ハイアット セントリック 銀座 東京』の、1stアニバーサリー! 開業1周年を記念して、ゲストに驚きと喜びをもたらすスペシャルアニバーサリープランが登場した。期間限定の「1周年ステイプラン」や、人気のダイニング・バー&ラウンジ『NAMIKI667』で提供する「1周年ディナー・ランチセット」、さらにはオリジナルの「1周年カクテル」をご用意! リピーターはもちろん、まだ一度も訪れていない方でも、必ず...
「まさか、麗華に誘われるとは思わなかった」 シフトのない週末に待ち合わせをしたハイアットセントリック銀座のオールデイダイニング『NAMIKI667』で、テーブルに着くなり花音はそう小さく呟き、こちらをチラと睨んだ。 といっても、その目に以前のような嫌悪は滲んでいない。むしろ俊介の一件で仲違いをしてしまう前…普通に仲の良い同僚だった時にもなかったような、ある種の連帯感のようなものさえ感じる。 女友達というのは一...
「はぁ。今日もお酒が美味しいわ」 ハイアット セントリックの『NAMIKI667』のカウンター席。 龍平の隣で、ため息交じりにドライマティーニを飲んでいる洋子が呟いた。 洋子は、龍平が以前勤めていた会社の後輩で、今でもたまに飲みに行く仲だ。 「相変わらず龍平さんは若いですよね。何も変わっていないというか」 そう言う洋子の顔は、どこか疲れているようにも見えた。 「どうした?...
店名:NAMIKI667 住所:中央区銀座6-6-7 ハイアット セントリック 銀座 東京 3F 営業時間: ■ダイニング 朝食 7:00~11:00(Buffet close 10:30) ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) ディナー 18:00~22:00(L.O.21:00) ■バー 土曜~水曜 11:00~24:00 木曜・金曜 11:00~25:00 【問い合...
ニューヨーカーに絶大な人気を誇る老舗ベーカリーが銀座エリア初出店。看板メニューのプレッツェルクロワッサンは、何層も重ねたクロワッサンの独特な食感と、岩塩をまぶしたプレッツェルの風味が特徴的。 そのほかにも、マフィンやクッキーといったカフェメニューから、バーガーなどのデリメニューまで充実のラインナップ。ホットチョコレートやコーヒーなどのドリンクメニューも種類豊富に取り揃えている。...
昔からスペイン随一の美食エリアとして知られるバスク地方。サン・セバスティアンには食に貪欲なバスク人らしく、数多のバルが集まる通りもある。そんなバル街の虜になった日本...
山田朋仙シェフはスペイン・バスクの三ツ星『マルティン ベラサテギ』で腕を磨いた実力派。 そんな本格バスク料理が評判を呼び、奥まった場所にもかかわらず美味しいも...
バル好きの巡礼地、サン・セバスチャンを擁し、独自の言語や食文化を持つ、バスク地方。本店は、現地の三ツ星レストラン『マルティンベラサテギ』の看板メニューを再...
銀座7丁目の路地裏に佇む、バスク料理のお店。バルのような外観が期待感を抱かせる。 バスクの三ツ星レストランでも腕を磨いた山田朋仙シェフが作り出す料理...
「優作さん、今日は何時に帰ってくる?ご飯いるかどうか連絡してね」 結婚して早半年。夕方、新妻の由美からメールが入っていた。真っ直ぐ家に帰ろうと思...
前回までのあらすじ 北岡涼子、30歳、元女優。社会人経験なし、資格なし、貯金なし。芸能界で活躍したが、徐々に干されて今に至る。就職活動をしようにも、...
気軽に寄れるが、ガツンと満足できる美味しい料理をいただけるのがこちら。 こちらの山田朋仙シェフはスペインの名店『マルティン・ベラサテギ』出身。その在...
昔からスペイン随一の美食エリアとして知られるバスク地方には、数多のバルが集まる通りがある。そんなバル街の虜になった日本人が2012年9月、銀座の地でバスク...
1階はオープンキッチンのバル使いができるカウンターで、1杯からふらりと立ち寄れるスタイル。一皿のポーションが小さいので、一人でも数種類味わえるところも魅力...
3週間前、特に予定のない金曜の夜のことだった。 この日は週明けが楽になるよう、事務仕事を片付けていた。数年前までは予定のない金曜日など考えられなかったけれど、...
ちょっと贅沢なランチタイムを過ごしたいならば『春秋ツギハギ』のランチコースを楽しんでみてはいかがだろう。 バリ島の古材を使ったエキゾチックなパーテーションのテ...
【今週の就活男子】 ・名前:佑樹 ・勤務先:外務省 アフリカ北西部の某国日本大使館 ・出身大学:東京大学 ・就職時の内定企業:外務省のみ ...
店舗名:春秋ツギハギ 住所:千代田区有楽町1-1-1 日本生命日比谷ビル(日生劇場) B1F 営業時間: 平日ランチタイム 11:30~14:30(...
昨日、レストランを出た後… 「ディナー、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした。」 「こちらこそ、久しぶりに会えてよかった。今日はわざわ...
鉄板焼きレストランが多く見られる銀座に、『ステーキ トミナガ』が誕生したの2013年のこと。 石垣島のきたうち牧場直営の『ステーキ トミナガ』で扱うのは、深い...
鉄板焼きレストランが多く見られる銀座に、石垣島のきたうち牧場直営の『ステーキ トミナガ』が誕生したのが2013年。ここで扱うのは、深い香りと濃厚な味わいを持つ石垣島...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目映い輝きを...
『てんぷら近藤』のメニューは、海老や海鮮も入るが、多彩な野菜によって構成されている。 現在でこそこの構成が一般的になったが、近藤氏が「山の上ホテル」に就職した...
日本で一、二を争う天ぷら名人の近藤文夫が「天ぷらは蒸し料理」とこだわるコース料理。そのなかに同じくイタリアンの道を極めんとする料理人が愛してやまない「小エ...
「二回目のデートで何を食べたい?と女性に聞いた時、真っ先に“天ぷら”と答える女性って少ないですよね?(笑)」 確かに、イタリアンやフレンチ、和食...
ごま油のなかでみごとな“作品”を作る『てんぷら近藤』の近藤文夫さん。出てくる天ぷらは、こんな組み合わせまで! と驚くようなものもある。それと同時に感心する...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。名店だが、誰に...
北は北海道、南は沖縄まで。店主の近藤文夫氏は、全国の産地に直接赴き、その時期、最も美味しい状態の素材が手に入るよう労を惜しまない。そうして出会ったものであ...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。ごま油のみで香...
おいしい和食を味わっておきたいから『銀座 とよだ』を予約した、と言われたのは、俊哉さんの帰国の前夜。 結局すれ違い続きで、あまり会話もできなかったな、とカ...
「季節ごとに旬の素材や味わいがある。それが和食のハイライトです」と岡本圭一氏。先付、椀、お造りと続くコースは季節や仕入れに応じ供され、甘み、塩け、酸味、温冷などの五...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した店主の山西和文氏。コースには先付けから〆ものまで少量ずつ10品以上が並び、多彩な味を楽しませてくれる。 きんぴらや...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した山西和文氏。そこに加わるのはきんぴらごぼうなどの家庭料理。好対照に地味で素朴だが、出しを煮含ませた大根の味わいは日本料理...
私、まだいけるよね?まだ、大丈夫だよね? 俊哉さんに背を向け、瞼を閉じた。 ◆ 「満理奈、この間の雑誌も見たよ!新しいミニ財布、可愛いね!」 ...
「帝国ホテル 東京」本館最上階に位置するバーラウンジ『インペリアルラウンジ アクア』でも、フリーフローが開催中だ。 この通称「アクア」は、夕方は落ち着いた淑や...
~入手困難な希少部位をオンザライスで堪能!~ 「ステーキ丼(¥2,500)」の肉は、黒毛和牛の肩芯という希少部位。口溶けのよい脂の甘さが特徴で、銀座茶寮特製の...