智美が「そうそう、それ」と言いながら、麻里子のスマホを覗き込んでくる。 小さく音を出すと、イントロの音楽が流れスマホ画面には赤ちゃんが映った。 ちょ...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。 現在は町田武十(たけじゅう...
約束の日、待ち合わせ場所に指定されたのは麻布十番の『クチーナヒラタ』。 敦子は何度か来たことがある店だったため、久しぶりに会うスタッフに挨拶しな...
今夜のデート先は、お決まりですか? 大好きなあの人の笑顔が見たい!しかし…。 「どこに行ったらいいのだろう?」 「何をしたら喜んでくれる?」...
人間、本当にショックな出来事があると、記憶が飛ぶようだ。 その夜。杏子はふと気づくと、白ワインを片手に、『クチーナ ヒラタ』にて、知樹に熱心に口...
「初回は絶対に外さない、誰もが知っている大定番で攻めます」 まだ相手のことをそこまでよく知らないうちは、何を食べても美味しいことが明確な、定番の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い...
「私最近、彼氏ができたんですけど、彼の結婚願望がすごいんですよ。育休とって子育てしたいとか言ってって。今時っぽいですよね(笑)」 そう優子が話出...
昼はプリフィクスコースが4種類、夜はアラカルトを自由に組み合わせて楽しむ気軽なスタイルの『クチーナヒラタ』。 シェフの町田氏は、仕事の厳しさ、調理の...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。現在は町田武十(たけじゅ...
先代の薫陶を受けた町田武十氏が麻布十番で23年の歴史を誇る名店の味を守る。今回のパスタのように素材の持ち味と食感を活かしつつも一体感ある仕上がりにするため...
新宿の大手百貨店の新システム構築案件を受注し、先方の社長への御礼会食も実施した。これからチームを組成してプロジェクトに入る。私は全体を統轄する事業部長とし...
陽子が愚痴りたそうだったので、2人で軽く夕飯を食べて帰ることにし、『オルソ』に立ち寄った。 「私もすでに結婚している友達何人かいますけど、あそこまで露骨に...
仕事が終わり、麗子に指定された麻布十番の『オルソ』に向かった。この店は地下にワインセラーが併設されており、ワイン好きな麗子とたまに来る店だ。...
新宿の名店『オステリア ヴィンチェロ』の齋藤シェフの監修のもと、南イタリアのマンマの味を予算6,000円から気軽に楽しめる穴場的な店。フードメニューは勿論...
暮れかけた夕日を背に、昨日のコンサート成功も兼ねて乾杯する二人。仕事終わりの夏のビールは、どうしてこんなに美味いのだ。 ◆ 「で?どうなのよ阿部さん...
今回、美紗子ちゃんのリクエストにぴったりと叶った店がここ、『エル ブランシュ』。 雰囲気は、パリ16区のブローニュの森のそばに立つアパルトマンの一室、そんな静...
小川智寛シェフはかつて、フランス各地で3年間の修業を積んだ実力派。特に素材にはこだわり、野菜はシェフの故郷・福井の契約農家から届く無農薬野菜が主。魚、肉も...
オーナーの吉田正俊氏は『カンテサンス』など名店でサービスに従事してきた美食のプロ。 その経験を生かし、ここでは20種のお酒を少しずつと、それぞれに合わせたつま...
【今週の港区おじさん】 名前:秀樹 年齢:38歳 職業:IT関連会社経営 好きな店:『ジ イノセント カーベリー』『ル・クラビエール 有栖川』 好...
まるで時間の感覚がなくなる店である。めくるめく20のマリアージュが、面白い舞台をみているかのようにエンターテイメント性があるのだ。オーナーの吉田正俊氏は『...
カンテサンスで初代支配人を務めた吉田正俊さんが、自分の店を開け、腰を据えたと耳にした。旧テレ朝通り沿いの古いマンション地下。「こんな場所に?」と惑いながら...
いまや、世界中で関心を集める和食。そのエッセンスは、料理、お酒、お皿、そして精神にも表れる。多様化する和食の新たなプレゼンテーションに迫る。...
「それでは...かんぱ〜い!」 男女6名の声が『Cast78』の店内に響き渡る。 —シャトー・マルゴー1985年... ルナが生まれた年より3歳若い1985年は、グレートヴィンテージである。“高貴なるボルドーの女王”が放つ、丸みがありながらもシルクのような滑らかさを、噛み締めるようにゆっくりと味わった。 今日の食事会のメンツは、30歳前後のIT起業家の男性たちと、26~28歳くらいの女性たちである。 ...
亮介は先日、麻布十番の『Cast78』で里緒と食事をした。 友人と一緒にいたという恵は、亮介達の帰りを偶然見かけたらしい。いつも思うが、港区は予想以上に狭い。 「すごくお似合いだったので、友だちと2人して目を奪われちゃったんです。ただ……。」 そして恵は、すごく言いにくそうに、綺麗にカールした睫毛を伏せた。 「一緒にいた友人がどうもあの女性のことを知っているようで…。亮介さん、あの美人さんには気をつけて下さい...
仮氏3:直斗 年齢:29歳 職業:俳優 推定年収:500万円 住まい:代々木のアパート 「顔も身体も断トツ1位は直斗で、一緒に歩いてて自慢。けど年収が結婚相手としては全然足りない。行くお店も『Cast78』『鉄板バンビーナ』とか。時間が空いて寂しい時に電話して会う要員。もっと稼いだらもっと真剣に考えるかも。」 それぞれに不足している箇所を他の誰かが埋めてくれるから、余裕を持って婚活に励めると...
暗証番号を入力して重厚な扉を開くと、そこは、プライベートなワインバー『Cast78』。本日、江幡哲也さんが社員のためにリザーブしたのは、ガラス張りのルームバルコニーだ。200以上の銘柄がずらりと並ぶワインリストの中から1本を選び、パテ・ド・カンパーニュを肴にまずは乾杯。この日は女性社員が中心ということで、話題は自ずと“恋バナ”に。 「男性社員と食事に行く場合は、仕事かゴルフの話。彼女たちとの場合は恋愛の話が多...
はい、もちろんお菓子の名前ではありません。フランス・アルザス地方発祥の煮込み料理のこと。 ザウアークラウトと同様の意味で使われることもあるが、料理としてはザウアークラウトをソーセージやベーコン、豚のすね肉などとともに煮て、ゆでたジャガイモをつけ合わせた、フランス東部アルザス地方の料理。 ビールがとまらなくなること請け合いの逸品である。...
5年間、パリの星付きレストランで修業をした須藤亮祐シェフのビストロ料理が味わえる。 肉々しい郷土料理をはじめ、扱いにくい内臓系も「丁寧」が身上。魚や野菜もいいがパワーと緻密さが同居する肉料理でコースを楽しもう。...
「ここ、私のモデルのお友達がみんな通ってるんですよね。」 2回目に来店し、麗子を指名したカナは自分の友達だと言って、今活躍中のモデルやタレントなど、この店に通ってくれている客の名前を挙げた。 大半は麗子が担当している客だが、彼らからカナの話が出たことは一度もない。 どうやらカナの、一方的な片思いのようだ。 カナは、「モデルのみんなと同じ」セラピスト・麗子の元に通っていることで、自分も...
熾烈を極める東京婚活市場。 その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。 ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。 これまで、24時の誘いに乗る女、〆のラーメンに行く女、花嫁修業する女、港区女子、2番手の女、理想は父親、イケメン好き、などの事例を紹介してきた。 今回は、とにかくいつ会っても完璧、な結...
生粋のパリジャンであるフローラン・ダバディ氏が足繁く通う麻布十番の『ビストロコティディアン』。 須藤亮祐シェフが作る骨太なビストロ料理のなかでも、とくに豚肉を使ったメニューがお気に入りで、「フロマージュ・ド・テット ラビゴットソース(豚の頭のカリカリ焼き)」は、あれば必ずオーダーするのだとか。...
『ビストロ・コティディアン』で供されるのは、ビストロ料理に間違いないが、クオリティは高級店に匹敵すると言っていいだろう。須藤亮祐シェフは5年間、パリの星付きレストランで修業をした人物。「ビストロの醍醐味を味わってもらいたいので、素材そのものをシンプルに、素直に『旨い!』と思えるものを安く食べてもらいたいと思っていますが、プロセスはグランメゾンでやることと変わりませんね(笑)」。 肉々しい郷土料理をはじめ、扱い...
フランス各地の定番郷土料理を、そのままのスタイルで提供するビストロ。フランスの星付きレストランを渡り歩いた須藤亮祐シェフの技が活きている。...
恵比寿『ル・ビストロ』で須藤亮祐氏がシェフを務めた当時、別のフレンチで働く北野勝也氏は、その味に心惹かれ足繁く通った。 その後、須藤氏が自店を開くにあたり、縁あってふたりは共に働くことに。それが現店である。 須藤氏はガストロノミーに憧れて渡仏するも、パリの日常に溶け込み、愛されるビストロを体感して、自身の方向性を決めた。 「長い日々を経て残る定番には、それだけの理由と意味がある」と須藤氏。フランス各地の定...
指定された元麻布のイタリアン『アルヴェアーレ』は、杏子も以前からお気に入りの店だった。 おまかせコース6,500円はとにかく高コスパであったし、25時ラストオーダーというのも多忙なバリキャリ女には有難い。 杏子は週一で通っている針治療を済ませ、集合時間より少し遅れて店に到着した。...
【今週の港区おじさん】 名前:貫太 年齢:45歳 職業:投資家 好きな店:『西麻布 鮨 真』『アルヴェアーレ』 好きなタイプ:ビジネスセンスがある女性...
とある金曜日の夜のこと。 「やっぱり可愛い子の友達って可愛いんだな。真子ちゃんに頼んで良かったよ。」 元麻布にあるイタリアンレストラン『アルヴェアーレ』の個室。真子の正面に座る亮平がご満悦、といった表情で真子を褒めた。 「当然よ。私の友達、可愛い子しかいないの。」 ふふん、と上から目線で答えて見せたが、真子の心はチクリと痛む。 32歳、外資コンサル勤務の亮平とは、2か月ほど前に...
「第1位に選んだのは、元麻布のイタリアン『アルヴェアーレ』。この店が2016年では一番心と胃袋に響きました! 決め手は何といっても、トータルバランスの良さ。思いもつかないような斬新な素材の組み合わせや味付けにも毎回感動してしまいます」 この時期コースで提供しているパスタは、牡蠣と最小限の油で香ばしく焼いたささがきゴボウの手打ちのタリオリーニ。ゴボウの下に忍ばせた荒つぶしの黒胡椒とコリアンダーシードの落ち葉...
自他共に認めるグルマンモデル、高垣麗子さんは、イタリアンが大好き! そんな高垣さんがご贔屓にしている3店をご紹介。秋食材を彩り豊かに盛りつけた極上イタリアンをご賞味あれ!...
①コスパ・安定感 、②ユニークな料理 、③空間・クオリティと女子会レストラン選びには3者3様のこだわりマウンティングポイントがあるようだ。 絵理:『ヒロソフィー』の山田宏巳氏が最近恵比寿にオープンした『トラットリア・ヒロイズム』、知ってる?ワインが仕入れ値とほぼ変わらなくて破格らしいの!コースは2種類あるみたいだけど6,500円のスタンダードが秀逸みたい。 理沙・麻奈・由美:えっ?知らなかった。...
デザートも食べれるなら全種類盛り合わせで!コース+飲み物 8,500円程度かと。 『幸せ三昧』 も時々利用します。あとは、『アルヴェアーレ』。6,500円のコースでおなかいっぱいになります。ワインも数種類グラスで試せるのがよいですね。...
店名の『ル ポトローズ』は“秘めごと”や“ずっと胸に描いていた夢”をあらわす仏語。フランス料理ひと筋の本間寛シェフが、2011年にオープンさせたこの店のテーマは“日常的に通えるフレンチ”だ。 ベーシックでクラシカルな料理がシェフの持ち味だが「日本人であるというアイデンティティがあるからこそ和食材も使う」と言う。 多くのレストランには“特等席”が存在するが、この店では、カーテンで仕切られて半個室となる厨房横のテーブル席が...
麻布十番商店街の西端にあるフレンチレストラン。ひとりでも、デートでもと、使い勝手の良さが魅力。 夜景を望む絶好のロケーションで、フレンチ一筋のベテラン本間シェフが手がけるクラシックなフレンチを味わおう。...
誰かの“マイレストランでありたい”。この店にはそんな気持ちが流れている。「お客さんはもっとわがままで良い」と語る本間寛シェフ。要望を伝えれば、ワインのセレクトや料理の取り分けなど、2人の空間が一層盛り上がるよう絶妙なサポートをしてくれる。 その際は、是非六本木ヒルズの夜景が望める窓際の特等席を。空間、サービス、そして料理。上等であり、心安らぐ。初デートの場として後に語り継ぐのであれば、こんな店が望ましい。...
麻布十番商店街の西端にあるフレンチレストラン。ひとりでも、デートでもと、使い勝手の良さが魅力。 夜景を望む絶好のロケーションで、フレンチ一筋のベテラン本間シェフが手がけるクラシックなフレンチを味わおう。 月曜からこんな店で美味しいものが味わえたら、贅沢な気分で1週間をスタートできるはずだ。...
店名の『ル ポトローズ』は“秘めごと”や“ずっと胸に描いていた夢”をあらわす仏語。フランス料理ひと筋の本間寛シェフが、2011年、麻布十番にオープンさせたこの店のテーマは“日常的に通えるフレンチ”だ。 ベーシックでクラシカルな料理がシェフの持ち味だが「日本人であるというアイデンティティがあるからこそ和食材も使う」と言う。 多くのレストランには“特等席”が存在するが、この店では、カーテンで仕切られて半...
『トロワグロ』をはじめ、フランスの名だたるレストランで研鑽を積んだ武田健志シェフ。 「表現はあくまで自由でありたい」と語る氏。日本各地から届けられる旬の味を用い“武田流”と評される独創的なフレンチを作り上げる。...
翌朝起きると早速、河村からLINEが入っていた。 「おはようございます。昨夜は突然すみませんでした。良かったら今度お食事に行きませんか?」 河村とは、先週同僚の優香と行ったバルで知り合った。席が空くまでの間、相席になり10分程度話しただけに過ぎないが、麗子が店を出る間際、わざわざ追いかけて連絡先を教えてほしいと言ってきたのだ。 ストレートな誘い文句は、河村の人柄を表しているようだ。河村は色気をふりまき、女を惹...
私の家は恵比寿で、そして職場は、丸の内だ。仕事終わりの麻布十番は、正直に言うとアクセスが悪い。 時間のある土日ならば全く構わないのだけれど、平日のデートは、仕事後に行きやすい場所の方が助かる。 1日中働いた後で何度も電車を乗り継ぐのは、正直疲れる。 —せめて一言、聞いてくれれば... 結局、その日は仕事が終わると、慌てて電車へ飛び乗り、お店へと向かった。 ◆ 洋介が指定してくれた『La Ru...
「ごめんね、待った?」 デート当日。約束の時間に店に着くと、既に佳奈は『La Ruée vers l’or』のカウンター席にちょこんと座っていた。...
店名はフランス語でゴールドラッシュの意。その時代の熱気を再現したいと、名を冠した。店内には約7メートルのカウンター。開放感もあり、BARというよりレストランの趣。とはいえ、堅苦しさは皆無。「カジュアルよりもフレンドリーなサービスを」と、緩すぎず、適度な緊張感が心地よい。 ソムリエの千葉和外氏はナパヴァレーでワインを学び、現地の人気レストランでソムリエを勤めた経歴を持つ。かたや、総料理長の中井慎太郎氏は山田...
エネルギッシュでインターナショナルな雰囲気の店づくりを目指した同店は、大人の賑わいをみせる。 カリフォルニアで修業したソムリエの千葉氏と、スペインほか3カ国の名店で修業した料理長の中井氏がオープンさせた。 カリフォルニア産をはじめ、170種類前後のワインが揃う。屋台飯に飽きたらワインとモダンフレンチでお口直しを。...
高層レストランの少ない麻布十番で人気の夜景スポット『ヒルトップカシータ』。エントランスに入ると、まず飛び込んでくるのは開放感のあるガーデンプール。もちろん泳いだり出来るわけじゃないがビル内にあるプールが非日常感をさっそく演出する。 さらに書斎のようなホームダイニングが続き、いよいよ最上階にはルーフトップテラスがある。...
だが、しかし。 「俺、本当に麻里ちゃんのことが......」 この“......”の続きを聞くことは、なかなか出来なかった。 麻里が優樹を促すように温かな笑みをたたえ、辛抱強く彼の言葉を静かに待っていても、なかなか決定的な一言を口にしないのだ。 「麻里ちゃん、本当に俺......」 しかし優樹は、何度も“その一言”を口にしたそうな気配を見せる。 ―きっと、一度目のデートで告白なんかするのは軽...
大学は別々になってしまったが、2人の仲に大きな変化はなかった。海外旅行やバイトに明け暮れていたら、あっという間に就職活動が始まった。 リーマンショック後の就活は苦戦したが、2人とも無事に内定が出た。絵理奈は大手人材会社、哲也は中堅の電機メーカー。彼の最終面接の結果が出たときは一緒にいた。大手町のスタバで鳴ったiPhone。電話を切った瞬間、ハイタッチして喜んだ。 就職したてに迎えた誕生日、麻布十...
「この眺め、最高じゃないですか?やっぱ東京タワーが見えるのはいいよなぁ。」 先ほどからこの麻布十番の『ヒルトップ カシータ』の景色を褒めまくっている広樹は、奈々より1つ年下の商社マンだ。ジャニーズ系の可愛い顔をしていて、本人もそれを十分に分かっている。この年代の商社マンにありがちなギラギラ感たっぷりで、まるで自分を中心に世界が回っているのかとも言わんばかりの自信で溢れている男だ。 そして何が気に...
豊富な法律知識を武器に、緻密なロジックを組み立て相手を論破していく弁護士は、女性を口説くときも理論派なのだろうか。素朴な疑問を口にすると、彼はいつもの人懐っこい笑顔を浮かべた。 「好きな女の子ができたら、デートにガンガン誘う。論理的に口説くかって、いったい弁護士を何だと思ってるの(笑)。まあ、口説くっていうか、どうやって好きになってもらうかは一生懸命考えてるよ。俺の場合、見た目がちょっとチャラそうに見...
極上の国産A5ランクの黒毛和牛を、コスパ良く、カジュアルに楽しめる『鉄板バンビーナ 麻布十番本店』から、数量限定コースが登場! もちろんメインは、国産A5黒毛和牛。しかも、希少部位4種を盛り合わせた贅沢な一皿が用意されている。 もし今、これを読んでいる人の中に「美味しいお肉をお手頃価格で食べたい!」と考えていた人が居るのなら、今すぐに予約の電話を!...
「周りのみんなが結婚して、幸せそうにしているのを見ると正直に焦ります。早く絞ろうと思うけど、今の仮氏以外にも常に良い人を探し中。」 どの人を見ても以前の経験値が邪魔をして、お店のランクや年収レベル、自分に良い思いをさせてくれるかなどその人の人間性以外の箇所をどうしても見てしまう百合。 「結婚したら?それは旦那様一筋になりますよ、多分。」 そう言って微笑んだ百合の屈託ない笑顔には、常に何か上を探し求めて彷徨...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子は、6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛に会うことを決意した。レストランで寛と過ごしている内に、愛子はこのまま寛と一夜を共にしたい欲望にかられるが、何もなく終電で帰った。 太一は愛子との離婚は考えられないと言いな...
焼肉で名を馳せる『うしごろ』系列店だが、焼肉ではなく、職人が最高の状態で焼き上げた肉を提供するというのがここのコンセプト。 焼き加減が命の肉。ましてや最上級の国産黒毛和牛とくればなおさらだ。ぜひライブ感あるカウンターで楽しみたい。...
肉好きなら、一度はその名を耳にしたことがあるはず。コストパフォーマンスの高い肉や、斬新なメニュー構成で話題を集めている『うしごろ』が手がける鉄板焼き店が麻布十番にオープンした。 鉄板焼きというと、やや敷居が高いイメージがあるが『TEPPANBAMBINA』は、あくまでカジュアル。熟練の職人がベストな火加減で仕上げる肉料理は、素材の品質が際立つ逸品ぞろい。 愛知県産の“満月”という卵の卵白を溶いて作ったメレン...
“フレンチ焼き鳥”をコンセプトに、ワインとの相性を考慮し、それぞれの部位に合ったソースを添えて提供。 使用する「総州古白鶏」は、脂肪分が少ないながら旨みとコクに溢れている。 1羽からふたつしかとれない「ふりそで」(¥300)は、グリーンペッパーのソースで。口の中で香りがフワッと広がる。...
“フレンチ焼き鳥”をコンセプトに、レバーなら赤ワインソース、ささみにはタスマニアンマスタードと、ワインとの相性を考慮し、それぞれの部位に合ったソースを添えて提供する『Shaji』。 もちろん、ワインとの相性は抜群。ソムリエが厳選するワインは、フランスをはじめ、イタリア・スペイン・オーストラリア・などグラスワインも常時10種類取りそろえる充実っぷり。 使用する「総州古白鶏」は、脂肪分が少ないながら旨みとコクに溢れている。...
夜には真っ暗になってしまう裏路地のビルの2階。この店のカウンターには、男性も女性もひとりで晩酌する姿がよく似合う。 「いぶりがっこポテサラ」「真鯛の玉子とじ」などそそられる小鉢メニューはリーズナブルに提供。 看板料理の「炊き込みいか飯」は、丸ごと揚げたいかを土鍋で炊いた逸品。蓋を開け、いかをカットすると中からとろりと肝が出て、身やご飯に絡まり合う。〆のはずが、その光景に再び酒が進んでしまう。...
「香奈ちゃん、男関係激しいらしいよ?噂じゃ友だちの彼氏でも不倫でも、手段を選ばないらしい。仕事も見た目もちゃんとしているから、皆騙されるらしいけど。」 初め、亮介は片瀬が誰のことを言っているのか分からなかった。しかし、香奈に対して何となく引っかかっていたことを思い出した。 「本当にあの香奈ちゃんが?人違いじゃなくて・・・?」 「どうやらそうらしいんだ。パーティーに来ていた2、3人の女の子が香奈ちゃんのことを、一部...
涼子と誠は、カウンター席に並んで座った。 ひとまずビールで乾杯し、当たり障りのない会話で場を繋ぐ。涼子は必死に誠との距離を推し量っているのだが、彼はそんな涼子の駆け引きなど素知らぬ顔だ。 ―一体どういうつもりなんだろう? 麻美は涼子を彼女候補、として紹介しているはずだが、彼からは初対面の女性に対する遠慮や気遣いを一切感じない。涼子の存在は空気か何かのように、誠はただ気ままに食事を楽しんでい...
真野さんの行きつけは、馬刺しや水炊き、博多もつ鍋といった代表的な九州料理や鍋料理を提供する『麻布十番しも井』。産地直送の食材を惜しげもなく使用した、本格的な現地の味わいが堪能できる。 「麻布十番でレタしゃぶが食べられる数少ないお店。豚肉の旨みとレタスのシャキシャキ感が最高の一品です。ほかにもいくつかお鍋の種類があるし、一品料理も豊富で美味しいので、何を食べたいか決められないときはとりあえず行ったりしています」。...
名店『サバティーニ』で20余年に亘りローマ料理に携ったオーナーソムリエの渡邊浩氏の想いを凝縮して誕生した新店。 こだわりのピッツァはナポリで100年の歴史を持つマリオ・アクントの薪窯を使って仕上げたローマ風。 具の種類が豊富で食感の軽いピッツァはワインとの相性も抜群。その他、ルーツ農法の野菜などを使った窯焼き料理も豊富。...
看板メニューは薪窯で焼き上げるローマ風ピッツァ。食感が軽く、具の種類も豊富なピッツァはワインとの相性も抜群。そのほか窯焼き料理も豊富に揃う。...
何度か会食を重ねた仕事相手であれば、たまには想定外のおもてなしで意表をつくのもアリ。新鮮で記憶に残るひとときを演出してくれるレストランが麻布十番にある『ザ・シェフズ・テーブル』だ。 アメリカ南部出身のソーハンさんが作るのは、チリやアルゼンチン、ペルーなどで親しまれている南米料理。フレンチベースだが、フュージョンではなく、その国々で食べられている味を再現することをモットーとしている。 ここ最近、日本でも南米料理ブームが巻...
何度かデートを重ねた相手であれば、たまには想定外のおもてなしで意表をつくのもアリ。新鮮で記憶に残るひとときを演出してくれるレストランが麻布十番にある『ザ・シェフズ・テーブル』だ。 ゲストもスタッフも外国人率が高めで、営業中は店に英語が飛び交うことも多い。ひとたび足を踏み入れれば、パートナーはまるで外国へバカンスに来たかのような錯覚すら覚えるだろう。 同店のシェフ、アメリカ南部出身のソーハンさんが作るのは、チリやアルゼン...
やはりこの立地と雰囲気は大人のカップルに好まれる。バレンタインは全席カップルだったとか!もちろん、この店の魅力はそれだけではない。 「中南米の料理なら、なんでも!」というウルグアイ出身の料理長シルバナさんが手掛けるメニューは、私たちにとってはなじみの薄いものが多いが、一口食べればその優しい味わいに病みつきになる。...
一の橋から麻布十番商店街に入ってすぐ。小さなビルの5階にひっそりとオープンしたのが昨年暮れのこと。こぢんまりとした部屋の奥にはオープンキッチンがあり、最大14人掛けの大きなテーブルがひとつだけ。ウッディな床にイタリア製の布が貼られた壁。クラシカルな内装はまるで避暑地にある別荘のよう。このシェフズ・テーブルは完全予約制、ご相席なし、を原則としている。つまり、予約をすれば必ず貸し切り状態で食事ができるというわけであ...