金沢で同窓会があった翌週の、フライデーナイト。 私は六本木にいて、迷いのない足取りでエスコートしてくれる男の背中をうっとりとした気持ちで眺めていた。 −360度、完璧だわ。 『鮨十』で食事を済ませた後、「もう少し飲むでしょ?」と誘われグランドハイアットへ。男は私を『マデュロ』 へ誘うと、馴染みの様子でスタッフとアイコンタクトをした。 彼…宇野正彦は、私が今いちばん素敵だと思っている男だ。 出会いは...
—竜也:昨日はありがとう!来週いつ空いている? —沙織:金曜とかどうですか? 翌日、早速竜也から連絡が来たためすぐに返信を打つ。こうして自分からすぐに連絡をくれる男性は、会う前からポイントアップだ。 しかし次に来たLINEの一文に対し、私は“あれ?”と思ってしまった。 —竜也:OK。じゃあ金曜で! ここ予約しました。 竜也が送ってきてくれたLINEには、お鮨屋さんのリンクが貼られていた。 とても...
—竜也:昨日はありがとう!来週いつ空いている? —沙織:金曜とかどうですか? 翌日、すぐにデートの日程は決まった。 次の約束まで間隔が空いていないのは、良いことだと思う。二人のテンションが高まっているうちに会える方が、しばらく時間が空いてしまうよりはるかに成功率が高い。 —竜也:OK。じゃあ金曜で! ここ予約しました。 早速店を予約し、沙織に送る。 僕は日本酒の種類が豊富で、...
美奈子とのデートは、最近好きでよく通っている、西麻布にある鮨屋『鮨十』にした。...
約束の日の夕方、賢太さんからLINEが入った。場所は、最近知人から噂を聞いており、行ってみたかった、西麻布の隠れ家的鮨屋『鮨十』だった。...
六本木駅から徒歩5分。西麻布の閑静なエリアに、ひっそりと佇む隠れ家的なしゃぶしゃぶ専門店『しゃぶしゃぶ九 西麻布 本店』。 九州の「九」から店名を取っている『しゃぶしゃぶ九』。ここのこだわりは、その名の通り九州の食材を使った料理の数々だ。...
あなた。 あなた今、何歳くらい?20代、それとも30代? 私の話なんて、つまらないわよ。...え?それでも知りたいですって?あなたも変わってるわねぇ...。 私が東京に出てきたのは18歳の時。それからずっと港区在住。 かれこれもう20年も東京にいるなんて、自分でもびっくりするけど…。 今夜はね、昔からの友人に頼まれて、若い後輩女子を連れて『しゃぶしゃぶ九 西麻布 本店』に来ているの。いわゆる、お食...
初デート以降、僕たちは時間をあけずに何度も会い続け、遂に4回目のデートを迎えることになった。 —4回も二人きりでデートに行ける時点で、かなり見込みはあるよな? そう思いながら、今日こそは決めようと気合を入れる。店は『しゃぶしゃぶ九 西麻布 本店』を予約した。...
店名:しゃぶしゃぶ九 西麻布 本店 住所:港区西麻布1-4-43 ニシアザブNKビル 2F 営業時間:18:00〜28:00(L.O.27:30) 定休日:日曜 電話番号:03-6432-9378(受付時間 16:00〜27:00) HP:http://ss9.co.jp/...
六本木駅から徒歩5分。西麻布の閑静なエリアに、ひっそりと佇む隠れ家的なしゃぶしゃぶ専門店。 その名は『しゃぶしゃぶ九 西麻布 本店』。完全個室制で店頭に看板もナシ。この界隈が遊び場の人にとって新たな和食スポットとなりそうだ。 しかも、この店は東カレの人気動画『港区おじさん』の撮影場所でもある。...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」(8,400円~)のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足されているもので、口...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」¥1,0800と「すっぽんコース」¥14,040のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」¥8,400~のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足され...
ここ最近、デートのチョイスとして選ばれる機会がじわじわ増えてきている、“おでん”。西麻布でおでんを楽しむなら、もちろんデートで訪れたい。 フレンチと和食を経験したシェフが織り成す、ここでしか味わうことのできないおでんを、ワインやシャンパンに合わせて楽しむ隠れ家『びのむ』。 供されるのは、メインがおでんというコース料理のみ。とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年...
真夏の陽射しで身体がなんだかお疲れ気味・・・。そんな時には、敢えてのおでん♥ じっくり煮込んで味の染みたおでんが疲れた心身を癒して体力回復。 おでんは冬の代名詞という人も、真夏におでんはアリなんです!!東京駅直結、アクセスも抜群な「黒塀横丁」にあるおでん屋『羅かん』。 こちらでは関西風塩味ベースの「出汁おでん」と、合わせ味噌の「味噌おでん」、2通りの楽しみ方が出来るのが魅力の1つ。 「出...
供されるのは、メインがおでんというコース料理のみ。とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足されているもので、口に含めばタネの味わいと共に、スープの香と旨みがブワッと広がる。 柔軟な発想から生まれたおでんは、ワインと合わせるとため息がこぼれる美味しさ。タネは季節ごとに変化するが「まだまだ試してみたいタネはある」と店主・野尻氏は意欲充分。進化し続ける『びのむ...
『レ・ビノム』の姉妹店。こちらは、おでんとワインを謳い、住宅街の路地を入った一軒家を舞台に、オーナーソムリエの徳原誠氏とシェフの野尻晴雄氏が供す。料理とおでんで構成するコースは8,400円~。...
西麻布の最高級フレンチ『レフェルヴェソンス』。 ハッとするほど真っ白なテーブルクロスの上で、琥珀色のシャンパンが華奢なグラスに注がれてゆく。きめ細かな泡が勢いよく立ち上がるその様を、私はただうっとりと眺めた。 「じゃあ…今月もよく働いた私たちに」 向かいの席で、ボブヘアーの美女がそっとグラスを傾けた。同じ外資系消費財メーカーで働く、同い年の同期だ。 私たちは“ご褒美会”と称し、こうして月1で贅沢ディナー...
実は、祐一の他にも私を「好きだ」と言ってくれている人がいる。 同じITベンチャーに勤める同い年の同僚で、柴田という男だ。あるアプリ開発のプロジェクトで頻繁に関わるようになり、自然と親しくなった。 彼氏の祐一と違いサービス精神旺盛なタイプで、フレンチとお寿司が好きだと言えば『レフェルヴェソンス』でご馳走してくれたり、今月末には金沢の『小松弥助』の予約までとってくれ、グランクラスで日帰りしようと誘われている。 何...
知之さんが予約してくれたのは、西麻布にある『レフェルヴェソンス』だった。 噂には聞いていたが、実際に店に足を運ぶのは初めてで、期待に胸を膨らませながら食事が始まる。...
西麻布にある『レフェルヴェソンス』は、ここ一番の勝負で使う店だ。繊細で美しい料理はもちろんのこと、良いワインが揃っている。...
“男の愛情の大きさは、女にいくらお金をかけるかに比例するの。” 大学時代から、明日香がいつも隣で口癖のように言っているのを、愛子はこれまで笑って聞き流していた。だけど今日に限って、その言葉が蘇り、頭から離れない。 サークルの友人たちと明日香の渋谷のマンションを訪れた日の夜、自宅で夕飯の皿洗いをしながら、愛子はその日明日香と交わした会話を思い返していた—。 「ねえ、明日香は公平さんのどう...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い、葛藤しながら自分らしさを取り戻す。 代々木上原での生活を始め徐々に自分らしさを取り戻すユリだったが、将来への不安は尽きない。転職サイトに登録したり、会社の先輩・綾子に相談して強烈なダメ出しをされたり、何とか打開策を見つけようとする。 そんなとき、...
理沙:この間、彼と『レフェルヴェソンス』に行ってきたんだけど、その時にプロポーズしてくれたんだ。どの料理も美味しさと驚きがあるんだけど、特にフォアグラは他では食べられないような軽さと爽やかさがあって本当に美味しかったよ。また行こうって約束しちゃった。 さりげなく婚約指輪を触りながら話題レストランの思い出を話す理沙の顔には、隠しきれない自慢気な笑顔が滲み出ている。...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない 。彼氏がいる訳ではないので、複...
西麻布でのBBQから1週間後、芹沢から連絡が来た。1週間後に連絡が来るということは、あの場にいた女性に断られ、思いついたように連絡したのだろう。こういう誘いは普段なら断るが、今はデートしている相手もおらずGW明けの暇な休日だ。ふいに「OK」のスタンプを押してしまった。 誘われたレストランは西麻布の『レフェルヴェンソンス』だった。他の女性の代打要員だろう、そんな意地悪な気持ちはあったが、この店だったら断る理...
高級店に行くことも多いが、ランチで気軽に使う時もあるので、やはりコスパは良い。 「最近はゴルフもほとんどやらなくなっちゃったので、美味しい店を探すのが趣味のようなものですね」...
そして、数ヶ月前の合コンで出会ったのが今の彼女。丸の内に本社がある美人が多いと有名な保険会社Tの一般職の英理(23歳)。同期4人と、鼻息荒く参戦した合コンで出会いました。ほっそりとした色白美人。現在交際3ヶ月目です。 先日、彼女の誕生日に、大奮発して、『レフェルヴェソンス』に連れて行ったんですよ。高樹町の交差点までタクシーで乗り付けて、長谷寺がある路地を入っていくんだけど、246から一本入るだけで、喧...
10日間で、出会いから恋愛成就、さらには、彼女の女友だちから大絶賛される素敵彼氏になるためのとびっきりのレシピをご紹介。ナビゲーターは、1,000人以上の男性を見てきた私・桜子! さ、この連載も残す所あと2回。前回、レストランデートの次に待ち受けるホテルデートの基本について押さえたわよね。今回は、さらに実践的なレッスンよ。恋人たちの総決算、クリスマス!まだまだ先と思いきや、いつの間にか、1ヶ月余り。時...
旬の食材とフレンチの技法を使い、個人と食材、人と人の出会いから生じるエネルギーを具現化する生江史伸シェフ。 レストランの語源となるフランス語の原語「レストレ」が"回復させる"の意を持つことから、ゲストの心を癒す空間作りに務めている。 ランチでもディナーでも評判のメインの鴨料理は、そんな生江シェフの個人的な体験を写しとり、様々な食材を一体化させた芸術的一皿。食せば、鴨に対するイメージが底上げされる。...
六本木ヒルズけやき坂コンプレックスの『Lauderdale』(ローダーデール)は特にIT業界では朝活のメッカとして人気処。 営業時間は朝7時(土日祝日は8時)から24時までと非常に長い。朝食やランチではアメリカンダイナーなテイストだが、夜は本格派ビストロへと豹変する。 あの著名フレンチ『L'Effervescence』(レフェルベソンス)の立ち上げに携わった小室 肇氏が、2012年シェフに就任。本格的な...
「アジアのベスト・レストラン50」にも選出され、日本のみならず世界のグルマンから耳目を集める。エグゼクティブシェフである生江史伸氏が紡ぎ出す料理は、非常にロジカル、かつ、自然への敬意に満ちている。 この夏、秋田・白神山地を歩いた際、たまたま目に留まったオオバコによって「何か、意識のスイッチが入った」という。「食材=栽培や飼育できるものに特化してはいないか?と感じたのです」。そこで、この料理では、野生のオオ...
西瓜の香りを加えた鮎やイチジクの酸味を添えたフォアグラ、丸ごと火入れしたカブなど。豊かな感性で生み出される料理は、永く記憶に刻まれる逸品。...
「それぞれ独自性を持って料理に相対する、ふたりの教えを融合した店にしたい」 9月にオープンした新店でエグゼクティブ・シェフに就任した、生江史伸氏は言う。「ふたり」とはミシェル・ブラスとヘストン・ブルメンタールで、北海道『ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン』と英国にある3つ星店『ザ・ファット ダック』、2軒の名店でスーシェフを務めたのだ。 自然からインスピレーションを得て直感で作るシェフと、レストランと別にラ...
鶏ならば、皮をクッションにして火を通し、部位によっては骨に伝わる余熱で火を入れる。それも数時間かけて、じっくりと。 パリ『アルページュ』のシェフ、アラン・パッサールは肉焼きの超絶技巧でミシュランの3つ星を獲得した。 『Minas』オーナーシェフ、Kei氏はその弟子として2000年以降、3年間で前菜、魚、製菓など、全セクションを経験。野菜部門ではシェフを務め、肉部門には2年いた。...
鶏ならば、皮をクッションにして火を通し、部位によっては骨に伝わる余熱で火を入れる。それも数時間かけて、じっくりと。パリ『アルページュ』のシェフ、アラン・パッサールは肉焼きの超絶技巧でミシュランの3つ星を獲得した。 『Minas』オーナーシェフ、Kei氏はその弟子として2000年以降、3年間で前菜、魚、製菓など、全セクションを経験。野菜部門ではシェフを務め、肉部門には2年いた。...
【完全予約制】 鶏ならば、皮をクッションにして火を通し、部位によっては骨に伝わる余熱で火を入れる。それも数時間かけて、じっくりと。パリ『アルページュ』のシェフ、アラン・パッサールは肉焼きの超絶技巧でミシュランの3つ星を獲得した。 『Minas』オーナーシェフ、Kei氏はその弟子として2000年以降、3年間で前菜、魚、製菓など、全セクションを経験。野菜部門ではシェフを務め、肉部門には2年いた。...
常温に馴染ませた肉を、常に火加減に気を配りながら焼き込むこと約3時間。こだわり抜いて生まれる1枚のステーキが、多くの食通の支持を集める。...
「ごめん、里奈。待った?」 広尾の『Sudachi』にやってきた廉は、暑そうに首筋の汗を拭った。 私が退職して以来、久しぶりに再会した廉は、南国の商社マンらしく少し日に焼けていた。 そして、その横顔と胴体には、若い頃には見当たらなかった脂肪が薄っすらと存在感を帯び始めている。にも関わらず、「モテそうだな」なんて反射的に思ってしまった自分に驚いた。 しかし私の知っている廉は、広尾のオシャレな和食をサクッと...
広尾の『Sudachi』に到着すると、先に来ていた里奈は僕を認め、小さく手を振った。 「ごめん、里奈。待った?」 僕はともすると滲み出てしまう照れを隠すように、首筋の汗を拭う。 彼女と待ち合わせをするのは、初めてじゃない。大学の中庭で、大教室の入り口で、カフェや駅前で、過去に何度もこんな風に落ち合った。 しかしこの夜すぐに里奈の目を直視できなかったのは、ノースリーブから覗く華奢な二の腕に、タイトなスカー...
「ああ、こんなゆっくり食事するの、本当に久しぶり。」 広尾『スダチ』のカウンター席で、葵は解放感いっぱいにそう言うと、ごくごくと気持ちよさそうにビールを飲み干した。 33歳になる葵は、複数の女性ファッション誌を担当するフリーライターとして、忙しい日々を送っている。 実は先週誕生日だった葵だが、校了前の徹夜続きでそれどころではなかった。PCの前で誕生日を迎え、PCの前で誕生日を終える始末。 ...
日赤通りの地下にひっそりと誕生したのは、ミシュランの星を8年連続で獲得している『ラ・ボンバンス』の岡元信氏が手掛けたセカンド店。だがしかし、よくある2号店とは、ひと味もふた味も違う。 岡元氏のもとで修業を重ねた弟子が腕を振るう舞台となる店舗でありながら、価格は『ラ・ボンバンス』より高い。...
日赤通りの地下にひっそりと誕生したのは、ミシュランの星を8年連続で獲得している『ラ・ボンバンス』の岡元信氏が手掛けたセカンド店。 だがしかし、よくある2号店とは、ひと味もふた味も違う。岡元氏のもとで修業を重ねた弟子が腕を振るう舞台となる店舗でありながら、価格は『ラ・ボンバンス』のコースよりも¥1,000高い。 根底は同じ新和食のスタイルで、鮨や鉄板など料理のバリエーションが広くなったとはいえ、親方の...
前回までのあらすじ 慶應大学卒業後とある総合商社に勤めた拓哉。20代を「渋谷」「西麻布」で過ごし、挫折を経験し「蒲田」へと引っ越す。その後スタートアップ企業「5MINUTES」へと転職し、経営幹部に。仕事の光が見えてきた、拓哉の38歳の時のお話。 東京人生ゲーム第4話:35歳芝浦での勝負。大企業の看板を下ろした僕は通用するのか? 皆さん、こんにちは。 突然ですが、かの有名な藤沢数希先生はこう...
西麻布の名店『ラボンバンス』の流れを汲み、2014年のオープン以来、好調な人気を維持し続ける和食の新鋭。 コース料理の数々はもとより、〆を飾る月替わりの炊き込みごはんにも店主・岡元信氏のこだわりが光る。米は新潟産の「コシイブキ」。レア気味に仕上げた金目鯛に、香り高いトリュフと濃厚なウニのマッチング。 そのままでも十分過ぎるほど美味だが、卵黄ソースを回しかければより一体感が増し、恍惚となる味わいに。し...
そんなこんなで、本命含め、複数人の女にメールを送ったら一人くらい網にかかってくれるでしょ。それで、あなたが勝負に出ようと、覚悟を決めるなら、次の選定は、初デートの店選び。実際に初デートに進める確率を教えてあげるわ。 フェーズ1:LINEで「ごはん行きましょう」と言って「ええ♡是非」。と返ってくる確率=60% フェーズ2:「デート日」が確定する割合=そのうち40%(最初からカウントすると24%) フ...
日赤通りの地下にひっそりと誕生したのは、ミシュランの星を7年連続で獲得している『ラ・ボンバンス』の岡元信氏が手掛けたセカンド店。だがしかし、よくある2号店とは、ひと味もふた味も違う。 岡元氏のもとで修業を重ねた弟子が腕を振るう舞台となる店舗でありながら、価格は『ラ・ボンバンス』より1000円高い。...
「え・・・!」 浩平からのLINEの「ラボンバンスの新店」というキーワードに、仕事中にもかかわらず声が漏れた。 先月デートしたインターネット企業プロデューサーの浩平。 正直顔はいいが、可もなく不可もなくといったところ。よって結衣は「深入りの必要なし」の印を押したのだ。妙齢の女性にとって、刻一刻と失われていく若さと比例して下落する自分の価値を考えれば、1時間でも無駄にしてはいけない。 女性...
—またドタキャンかよー 『東京土山人』での結衣との初デートの後、22時頃だったからもう一軒誘ったけど、あっさりと「帰るね」と言われてしまった。僕は平静を装ったが、内心穏やかではなかった。 —昨日はご馳走さまでした。お蕎麦で温かくなれましたね。また機会があればお願いします!— 翌日にはとても無難なメッセージが来ていた。スタンプの一つもない。 鈍感な僕だって、これは脈がなさそうだということは...
西麻布と南青山の間の閑静な住宅街に、『彩季』はひっそりと居をかまえる。目印は、低層マンションの1階を照らすアートのような四角い光。 誰かの邸宅を訪れるように光の隣にあるインターホンで101と押すと、漆貼りの扉が開く。中へ進めば、そこはこれまでに見たことのないような和テイストの洗練された空間だ。鹿肉ときのこのソテーは秋のメインディッシュの一例。鹿肉、セミドライにしたピオーネ、ソースを合わせて口に含めば、滋味深さとリッチさに満た...
7年目を迎える和食の名店。「落ち着いた雰囲気の中、ワンランク上の料理と温かいもてなしを提供してくれる店。四季折々の食材の味がストレートに感じられ、自分をリセットできる店です」...
旬の味覚を少しづつ楽しめるおまかせコースも悪くはないが、時には食べたいものを食べたいように、自分の流儀で味わう醍醐味も捨てがたい。そんな手練れな喰いしん坊たちが夜な夜な集う、西麻布の隠れ家。それが、ここ『霞庭まつばら』だ。 オープンは昨年の9月25日と店はまだ新しいものの、ご主人の松原博秋氏は、この道30余年の大ベテラン。今は失き、西麻布『京善』では、11年間料理長を務めたほどのキャリアの持ち主である。 「本来的な意味での割烹...
スペイン・バスク地方、カタルーニャ地方での修行経験を持つシェフが作る季節感のある料理が特色。「スペイン料理と括るのではなく、あくまで地方の料理」と、実直な料理を心がけている。 鮮魚はシェフの地元である石川県から直送で届いたものを使用。『本日の鮮魚のサルスエラ』は、その日に入荷した魚をトマトベースで煮込んだ、スペイン版のブイヤベース。 バスク地方でよく食べられるタラをはじめ、ムール貝、エビなどの具材がたっぷり。カヴァや赤...
コテコテな郷土系か、前衛的なモード系高級店か。二極化する東京のスペイン料理店にもの足りなさを感じていた読者諸氏へ朗報。スペインの今を感じられる料理が楽しめ、肩肘張らない雰囲気で使い勝手もよし、という店が7月、西麻布に誕生した。オーナーシェフは作元慎哉氏。バスク、カタルーニャ地方の名店で料理を学び、故サンティ・サンタマリア氏率いる『カン・ファベス』では部門シェフを務めた。まだ29歳ながら、経験豊かな気鋭の料理人だ。 ゆえに肉料理ひ...
金曜20時。真理子は、黒田と広尾の『味のなかむら』に来ていた。ケンさんを紹介してくれたお礼がしたい、という口実で、真理子から誘ったのだ。 誘いたかったら誘ってみる。先回りしてあきらめたり我慢したりしない。一人旅のときに決意したことを、早速実行してみたのだった。 「旅行中、色々と情報ありがとうございました。それに、ケンさんを紹介してくれたお陰で、旅が何倍も充実したものになりました!彼のお友達にも、一人じゃいけないようなと...
刺し身や小鉢、旬の魚・肉料理に土鍋ごはんや蕎麦、ワインのお供まで揃って、どんなシチュエーションでも満足できる和食処が、『味のなかむら』。 鍋ももちろん、常時スタンバイ。が、今の時期が食べごろな逸品といえば、旬の鰤を贅沢に使ったしゃぶしゃぶだ。 北陸から届いた鰤は、そのまま煮るのではなく、皮目を焼いて焼き霜に。香ばしい香りがつくことで、シャンパンとのマッチングもより楽しく。...
広尾ガーデンヒルズの坂をのぼり、品の良い住宅街を抜けると、思わず通り過ぎてしまうほどひっそりと佇むのが『味のなかむら』である。 のっぺりとした石壁に、重みのある木製の扉。店内の雰囲気が読めないので、隠れ家のようなどきどき感がある。...
『CITI BAKERY』や『AND THE FRIET』など話題のカフェが立ち並ぶ広尾。暖かい昼下がりに散歩するイメージが強いが、夜にはまた違った顔をみせる。 「落ち着いた街をゆっくり散策するのが好きで、ランチによく来ます。でも夜はお店に詳しくなくて…」と広尾に馴染んでいる様子の彼女。しっとりと大人なお酒を好む彼女を、初めて食事に誘うのにぴったりの店がある。 広尾ガーデンヒルズの坂をのぼり、品の良...
『並木橋 なかむら』を軸に、そのエリアに合ったコンセプトで店舗展開をする“なかむらブランド”。集大成とも言える7軒目の『味のなかむら』は、大人の街である広尾にひっそりと佇む一軒家和食店だ。 店内は2フロアからなり、1階は重厚感あるテーブル席がずらりと並ぶ。モダン民芸をコンセプトに掲げるように、内装や調度品に目を見張る。階段を下った地下には、しっぽりとしたカウンター席が連なり、その奥には個室も完備。...
祐樹くんはいかにも、慶應幼稚舎、という感じの男の人だった。 自分に自信があって、遊ぶ仲間はいつも「チーム幼稚舎」。他の人は受け付けない。でも、そんな排他的な世界で生きていることに何の疑問も抱いていない。 そんな少し浮世離れしている性格が、とても魅力的に映った。 祐樹くんは女性の扱いにも慣れており、最初に会った時から、すっかり彼のペースにはまってしまった。 福岡出身の私は、両親から受け...
可愛らしい美希の顔がふと浮かぶ。まだ数回しか会っていないが、気遣いが出来て、朗らかな人柄がたまらなく魅力的な女性だった。 元々別の友達の紹介で知り合った美希だが、可愛らしい顔とは裏腹に焼酎が好きという男らしい一面も持っている。 そのギャップが男心を更にくすぐる。 ここ数週間、一週間に一度は会っており、中々良いペースだ。「祐樹くんと一緒に飲む時間が、楽しくて好きだな」と前回、美希がほろ酔いで...
『並木橋 なかむら』を軸に、赤坂の『分店 なかむら食堂』、池尻大橋の『KAN』、代々木上原の『蕎麦屋 山都』などそのエリアに合ったコンセプトで地元に根付いた店舗を展開するなかむらブランド。集大成となる7軒目の『味のなかむら』は、大人の街である広尾を意識し、『並木橋 なかむら』の兄貴分といった位置付けだ。 店名に“味”とあえて謳っている通り、より上質な料理にこだわる。全国各地から取り寄せる鮮魚の刺身や、旬の...
刺し身や小鉢、旬の魚・肉料理に土鍋ごはんや蕎麦、ワインのお供まで揃って、どんなシチュエーションでも満足できる和食処が、『味のなかむら』。鍋ももちろん、常時スタンバイ。が、今の時期が食べごろな逸品といえば、旬の鰤を贅沢に使ったしゃぶしゃぶだ。 北陸から届いた鰤は、そのまま煮るのではなく、皮目を焼いて焼き霜に。香ばしい香りがつくことで、シャンパンとのマッチングもより楽しく。...
『並木橋 なかむら』や『KAN』などそのエリアに合ったコンセプトで地元に根付いた店舗を展開するなかむらブランドの集大成として、 大人の街である広尾に誕生した『味のなかむら』外苑西通りから一本折れ、広尾ガーデンヒルズの真ん前、閑静な住宅街にひっそりと佇む。 店名に“味”と謳っている通り、より上質な料理にこだわる。全国各地から取り寄せる鮮魚の刺身や、旬の食材を使った小鍋仕立てのしゃぶしゃぶや土鍋ごはんなど...
『並木橋 なかむら』を軸に、赤坂の『分店 なかむら食堂』、池尻大橋の『KAN』、代々木上原の『蕎麦屋 山都』などそのエリアに合ったコンセプトで地元に根付いた店舗を展開するなかむらブランド。 集大成となる7軒目の『味のなかむら』は、大人の街である広尾を意識し、『並木橋なかむら』の兄貴分といった位置付けだ。店名に“味”とあえて謳っている通り、より上質な料理にこだわる。 全国各地から取り寄せる鮮魚の刺身や...
『並木橋 なかむら』を軸に、赤坂の『分店 なかむら食堂』、池尻大橋の『KAN』、代々木上原の『蕎麦屋 山都』などそのエリアに合ったコンセプトで地元に根付いた店舗を展開するなかむらブランド。 集大成となる7軒目の『味のなかむら』は、大人の街である広尾を意識し、『並木橋 なかむら』の兄貴分といった位置付けだ。店名に“味”とあえて謳っている通り、より上質な料理にこだわる。 意識高い系大人の居酒屋『並木橋な...
星条旗通りの中ほどに、闇夜に溶け込む漆黒の壁が続く。外からは営業しているか、はたまた店なのかさえ一切窺えない。 数台の防犯カメラが睨みをきかせる壁の内側は、知っている人間でなければ、足を踏み入れることは不可能。それがラグジュアリー過ぎる隠れ家と噂される、会員制カラオケ『glam』だ。 とある金曜日、深夜25時をまわるころ、会員制カラオケで寛ぐ人たち。職種も年齢も違う彼らの共通点は、ただこの夜を楽しもうとしていることだけ...
『西麻布 glam』に着き、乾杯が済むと早々に翔吾さんが曲を入れ始めた。 流れてきたのは、今をときめく男性人気グループの歌。画面上には、踊りながら歌うメンバーのプロモーションビデオが流れている。 翔吾さんは意気揚々と、自慢げに歌っている。それを聞きながら、レナが呟いた。 「彼らとか、売れる前によく一緒にカラオケ行ってたんだよね。」 女性なら誰もが目をハートマークにするような甘い歌声に、高身長で顔...
すらりと伸びた長い手足、日本人離れした腰の高さ。 モデルとして活躍する高嶋しおりさんが、西麻布の会員制個室レストラン『glam』を訪れた。 彼女はどんな想いを抱いて東京にやって来たのか。東京ではどんな街でご飯を食べ、遊んでいるのか。 その生い立ちやこれからの夢を語っていただこう。...
夢を追って東京で暮らす女性たちが西麻布の会員制個室レストラン『glam』に集まった。 彼女たちにはどのような生い立ちがあり、どのような将来を夢見ているのか。 今回は、アーティストのSongさんに話を聞いた。...
壁から滝が流れるファサードに、入口は顔&指紋認証、そして完全会員制。これぞ六本木の隠れ家に相応しい、業界人御用達のプライベート空間。 ラグジュアリーな6つの個室はカラオケ完備。非会員でも初回は利用可能なので、VIP気分を味わいにぜひ。 【Karaoke data】 料金の目安:1時間 ¥15,000~ 予約方法:完全予約制(電話予約) 混雑具合:当日予約はほぼ難しい...
キリッとした空気感の中で研ぎ澄まされた料理を供する印象が強いこちらの店で、常連客がコースの〆にこっそり!?楽しんでいるのが、意外や、ほっと一息つけるような親しみのあるどんぶりだ。 「穴子丼」は、江戸前の様相で登場するかと思いきや、意表をつくのが納豆と卵黄がのっている点。店主・重島友和氏いわく、「毎日ご馳走ばかりを召し上がっているお客様が多いのでほっとしていただきたくて」。...
キリッとした空気感の中で研ぎ澄まされた料理を供する印象が強いこちらの店で、常連客がコースの〆にこっそり!?楽しんでいるのが、意外や、ほっと一息つけるような親しみのあるどんぶりだ。 穴子丼は、江戸前の様相で登場するかと思いきや、意表をつくのが納豆と卵黄がのっている点。店主・重島友和氏いわく、「毎日ご馳走ばかりを召し上がっているお客様が多いのでほっとしていただきたくて」。...
幻の高級魚“クエ”。1年を通して獲れるが、脂の乗ってくる冬がやはり旬。見かけはグロテスクながら、美しい光沢のある身は純白で、“フグよりも一枚上手”とも言われるほど、その味わいは上品だ。 「脂がしっかりと乗った力強い味にもかかわらず、くどさはまったくなく、上手に寝かせると、独特の旨みが生まれる。どこか筋肉質の食感があるところも魅力ですね」とは、クエと陶芸を愛する店主の重島友和氏、36歳だ。...
2011年10月、人知れずオープンした『栩翁S(くおうえす)』。一風変わった店名は、人間国宝の陶芸家、故石黒宗磨の雅号にちなんだもの。 器に造詣の深いご主人重嶋友和氏が最も敬愛する陶芸家で、氏によれば「見た目は地味でも、うちからにじみ出る独特の風合いがある」ところが好きな理由なのだとか。氏の料理も然り。派手な盛りつけは好まず、まずは“素材ありき”。...
店主・重島友和氏が師と仰ぐ、人間国宝の名工芸家・石黒宗磨や北大路魯山人らの作品が置かれた店内。程よい緊張感が漂う空間でいただく「朝ごはん」は、和食の基本となる一汁三菜。 「美食はご馳走ではなく、日常にこそ表れる」と店主。熊本産「おあしす米」や島根産「からさで干物」など、吟味した食材を丁寧な調理法で提供する。気ぜわしい今だからこそ、洗練の美を感じる日本の朝食を楽しもう。...
行きたいお店にすぐ行けるほど、生易しくないのが、いまの東京の鮨事情。 ということで、これから鮨の世界に足を踏み入れようとする方々に向け、知っておくと便利な鮨の基礎知識をご紹介。 しっかり頭に入れて、自分の鮨デビューに備えるべし。 時代の流れを鑑みても、いまは異常な鮨バブル期といえるだろう。 まず、価格面。現在予約困難店といわれているお店の多くは、おまかせで3万円超えがスタンダード。これは10年前には考えられなか...
「理恵子〜!!素敵なお店を予約してくれてありがとう!!」 西麻布の『鮨 真』にやってきた茜は、相変わらずトレードマークのビッグスマイルを浮かべて言った。 理恵子は先日のアキラとの口論を謝罪するために茜を呼び出したのだが、彼女が「せっかくだからお鮨が食べたい!」とテンション高く反応をしたため、この店を手配したのだ。 今夜も彼女は身体のラインを程よく強調するワンピースを着ており、さらにスリムに美しくなったように見...
鮨激戦区・西麻布の格を上げた名店と言えば『西麻布 真』である。 2011年にビル3階から日赤通り沿いの路面に移転し、第二の船出を遂げた店主・鈴木真太郎氏は、修業時代に全国の鮨屋を食べ歩き、生業としてなお「毎日食べても飽きない」生粋の鮨好き。...
港区女子は、それ単体では存在し得ない。 彼女たちの影には、太陽と月の如く、欠かせない相手がいる。 ー港区女子を生み出しているのは一体誰なのか その正体は、“ありあまる富”を持つ、港区おじさん。 彼らはいかにして港区女子と関係を持つに至り、どのようなライフスタイルを送り、そして、何を考えているのか。 ベールに包まれた港区おじさんの実態に迫っていく。 これまでに、タンバリン男と呼...
西麻布が鮨激戦区となった一因に、この店の存在があるのではなかろうか?店主・鈴木真太郎氏に問い掛けると「大袈裟です」とひと言。しかし、2003年当時「有名店はほとんどなかったが、インスピレーションを感じた」西麻布に誕生の事実を考えると、やはりと思いたくなる。 あれから13年。現在の場所は2011年からで、個室も設え、路面に暖簾を掲げた移転だった。当初を振り返り、「シャリからネタの仕込み、仕事の仕方まで今と全...
西麻布が鮨激戦区となった一因に、この店の存在があるのでは? 店主・鈴木真太郎氏に問い掛けると「大袈裟です」とひと言。 しかし、03年当時、「有名店はほとんどなかったが、インスピレーションを感じた」西麻布に誕生の事実を考えると、やはりと思いたくなる。 あれから時は流れ、現在の場所は2011年からで、個室も設え、路面に暖簾を掲げた移転だった。当初を振り返り、「シャリからネタの仕込み、仕事の仕方まで今と全...
この店は間違いなく、鮨激戦区・西麻布の格を上げた。 『西麻布 真』が2011年、ビル3階から日赤通り沿いの路面に移転した。鈴木真太郎氏、第2の船出である。念願のオープンでこだわったのは「昔ながらの鮨屋らしい鮨屋」の佇まい。そのあたり、修業時代に全国の鮨屋を食べ歩き、生業としてなお「毎日食べても飽きない」生粋の鮨好きらしい。 大きな変化は、やはり店内だろう。おさ欄間、麻の暖簾、白木の浮き棚、百日紅の化...
とにかく鮨が好きなのだという。食べるのも、握るのも。「夜はつまみから始める人が多いけど、昼は握りが目当てでしょ。楽しいですよね」と嬉しそうに語る店主の鈴木真太郎氏。 湯引きしてさらに炙る寒ブリ、一度煮てから柚子を散らすホタテなど、昼とはいえ仕事に一切の妥協はない。西麻布が鮨の激戦区になる以前、集合住宅の一室に開いたこの店も4月には近所へ移転予定。また華やかな話題を振りまくことになるだろう。...
結婚5年目、9月には第一子を授かる寺島しのぶさんとロラン・グナシアさんが訪れたのは、ご存知、西麻布『真』。店主・鈴木真太郎さん、実はしのぶさんのマネージャーさんと20年来のお知り合いだとか。そんなご縁もあってのご来店。さ、カウンターへ。 「今日は、食べるよー!」威勢良く声を発するはしのぶさんの方。ロランさんは言葉少なく笑顔で挨拶です。まずはシマアジからスタート。ふたり各々の前におかれた鮨一貫、しばしじっと...
店主の希望は正統派のカウンターでした。そこで昭和初期の寿司屋のようにカウンター上部に暖簾を付け、客と職人の程よい距離感を演出。また付台に直接握りを置くため、材木の選定は吟味を重ねました。空間の中でカウンターが浮かび上がるよう照明も工夫しています。...
実力派で知られる店主・鈴木真太郎氏が、自身のこだわりを形にした一軒。赤酢と塩を利かせた力強いシャリに、旬の鮨種を合わせた鮨は、まさに絶品。...
店主・鈴木真太郎氏は、高校卒業後から現在に至るまで、鮨の道を一直線に歩んできた人物。常時20種以上の鮨種を揃え、気さくに好みを聞いてくれる心遣いも嬉しい。心躍るパフォーマンスでもある。...
看板もなく、マンションの1室に構えられた、隠れ家的一軒。 店主・北村淳氏の鮨は、店構え同様に、一度で人を虜にする魅力に満ちる。 例えば小豆で煮た滋味溢れるタコや稲藁で軽く燻製した白身の握り。産地直送のネタにこだわり、持ち味を引き出すべく持てる技術の粋を集めるのだ。...
【西麻布】 看板もなく、マンションの1室に構えられた、隠れ家的一軒。店主・北村淳氏の鮨は、店構え同様に、一度で人を虜にする魅力に満ちる。例えば小豆で煮た滋味溢れるタコや稲藁で軽く燻製した白身の握り。産地直送のネタにこだわり、持ち味を引き出すべく持てる技術の粋を集めるのだ。...
六本木の裏通りにある店舗は目立つ看板もなく、まさに隠れ家的な存在。カウンターから夜景が挑めることができる落ち着いた空間にはBGMから照明にもこだわりが。「寿司からおつまみまで隅々まで仕事が行き届いていて抜群に美味しい。ゆっくり語らいたいときはこちらへ来ます」...
看板も出さず、マンションの1室にひっそりと店を構えるのが、ここ『きたむら』。腕を振るうのは、北村淳氏。産地直送のネタにこだわり、その本来の持ち味を引き出す技に、日夜、訪れる客足が絶えない。...
この街にいわゆる普通のカラオケは存在しない。あるのは、その対極。東京一と言っても過言ではない、ラグジュアリーな隠れ家カラオケだ。 経済的に成功した人間が多く集う港区において、大人が誰の目を気にすることなくはしゃげる店は、とかく貴重。...
「で、優子ちゃんとどうなの?She likes you very muchでしょ?」 正直に言うと、優子はどうでも良かった。最近西麻布にもよく飲みに行くようになり、そこにいるのは皆モデルのようにスタイルが良く、そして顔も可愛い子たちばかりだ。東京には何人美女がいるのかと驚くくらい、総じて皆綺麗だ。 「最近翔太、連れないからな〜飲むときはlet me know.」 お前は誘わないと心の中で返事をする。飲む時、圭...
【今週の港区おじさん】 名前:純一 年齢:42歳 職業:保険関連会社経営 好きな店:『J&H』 好きなタイプ:菜々緒のような人...
まるで人目を避けるかのように、ひっそり佇む『やわら木』は、おでんや熊本の郷土料理を味わうことのできるバーだ。カウンター横の瓢箪鍋からは昆布や鰹の馥郁たる香りが漂い、店内は温かい雰囲気に包まれる。 熊本出身の女性店主がおでんに求めるのは「透明感のある味わい」。絶対に沸騰させないよう、こまめにあくを取るのが大切なのだという。 調味料はいたってシンプルだが、上品で奥行きのある味に心まで温まるよう。馬のすじやアキレスなど、この...
熊本出身の女性店主が作るおでんや酒肴が評判の隠れ家バー。 郷土の味として知られる辛子蓮根には、ドライでスパイシーなタリスカーのソーダ割りを。辛みが飛ばないようにあぶった香ばしく上品な辛みがスモーキーなハイボールにマッチ。ピリッと辛くてシュワッと爽快。大人にのみ許された刺激的な体験を是非!...
熊本に母体があるバー。だが、メニュー数は“らしからぬ"充実ぶり。茨城県常陸太田産の蕎麦粉で打ち上げた蕎麦や、さまざまな部位を供する特選馬刺盛り合わせ、おでんを揃える。深夜の名店だ...
贅の限りを尽くしたネタが人気の港区南麻布の江戸前寿司『鮨心』から、この4月、待望の別邸的な存在の『鮨心 はなれ』が誕生した。こちらの新店の場所は西麻布。 シャトーブリアン、渡り蟹、マグロや鯛、ウニやイクラなど、贅沢かつ旬の食材を使ったつまみと、『鮨心』ならではのオリジナリティが光る握りのコースは、舌の肥えた港区の鮨LOVERたちを早くも虜にしているという噂だ。...