相手の体に気を配ってこそ、真のおもてなしというものだが接待というからには、健康志向に走り過ぎるのも味気がない。4つの個室で構成された美空間で滋味溢れる韓国料理を味わえるのが、2013年5月にオープンした『尹家』だ。 この店で味わえるのは、かつて王のみが食すことのできた韓国宮廷料理をベースとした美味。自然との調和を目指し、鮮度のよい無添加食材を韓国から空輸している。 メニューにはチャプチェやケジャン、ビビンパといったおな...
相手の体に気を配ってこそ真のおもてなしというものだが、デートというからには健康志向に走り過ぎるのも味気がない。 4つの個室で構成された美空間で滋味溢れる韓国料理を味わえるのが『尹家(ユンケ)』だ。この店で味わえるのは、かつて王のみが食すことのできた韓国宮廷料理をベースとしたもの。 いわゆる“街場”で見かけるそれらとは全く異なるサプライズな美味に、韓国料理へのイメージもがらりと変わり、このチョイスにはパートナーも感心しき...
手始めに、“ウニ専門店”というパンチの効いたお店から紹介しよう。 築地場外の奥まった場所にある、河岸の倉庫を改装した『海栗BAR Kai 一章』。 扉を開けると、1階は艶やかな壁の紅色が印象的な鮨カウンター席、2階はゴージャスなワインセラーやソファが並ぶバーラウンジ、そして3階は屋根裏の座敷、という築地らしからぬ空間が出迎えてくれる。 築地に3店舗展開する鮨の名店『秀徳』の総板長である柳博史氏によるウニ料理は20...
築地場外の奥まった場所にある、河岸の倉庫を改装した一軒。扉を開けると、1階は艶やかな壁の紅色が印象的な鮨カウンター席、2階はゴージャスなワインセラーやソファが並ぶバーラウンジ、そして3階は屋根裏の座敷、という築地らしからぬ空間が出迎えてくれる。 築地に3店舗展開する鮨の名店『秀徳』の総板長である柳博史氏によるウニ料理は20種類以上。常時3種類以上のウニをそろえ、食べ比べメニューも用意する。赤酢のしゃりで握る小ぶりな鮨は、絶品...
「銀座でカジュアル」はもはや常識。価格も料理もそこそこ納得、でもどこか物足りない。一体なに?それは「顔」だ。店主の顔が見える、その顔が料理と繋がる。「こんな店を待っていた」と、膝を打つような店が東銀座のこの店だ。 店名はオーナーシェフ・青木健晃氏の髪型にちなんで命名された。ふらっと立ち寄れるような店を目指した、というが2週間前には予約が取りにくくなるのでご注意を。 連日連夜舌の肥えた大人たちのデートや食事会で賑わいを見せる。...
高級フレンチで一度デートするよりも、距離を詰めたいなら何度かカジュアルなお店でじわじわ仲良くなっていきたいところ。たとえ銀座でも高級フレンチではなくカジュアルデートができるのだ。 場所は昭和通り、三丁目の交差点からすぐ。わかりやすい場所のはずなのに、やや見つけづらいビルの3階という隠れ家感がある立地も、ここぞな場面で使う時には好都合だろう。...
いきなり銀座の高級フレンチという訳にもいかない、まだ手探りの二人にはカジュアルなお店から。 モノトーンの設えはきりっとモダンでデートにもぴったりだが、メニューを開くとブラッスリーの定番がずらり。 価格も3ケタからという使いやすさも、二人の緊張を和らげてくれる。澄み切ったゼリーが輝くフロマージュ・ド・テット、しっとりとして滑らかな田舎風パテなど、どれも丁寧な仕事が感じられる。...
「銀座でカジュアル」はもはや常識。価格も料理もそこそこ納得、でもどこか物足りない。一体なに?それは「顔」だ。店主の顔が見える、その顔が料理と繋がる。「こんな店を待っていた」と、膝を打つような店が銀座にはある。 オーナーシェフの青木健晃さんは銀座『ペリニィヨン』に20年、シェフも務めた銀座育ちの料理人。 「他の町ではアウェイ感があって(笑)」と、自らの店も銀座に。モノトーンの設えはきりっとモダンだが、...
今日、別居してから初めて純と会う予定だった。場所は銀座の『ル ボーズ』。...
“パテ・ド・カンパーニュ”といえばビストロの定番メニューであり、店の個性も表れやすいものなはず。 見た目の派手な肉料理はSNSうけはいいかもしれないけれど、こちらのパテは食べた人だけがじわじわと幸せを感じられる逸品。店主の青木健晃さんは「作りはとてもベーシック」と言う。実のところそのベーシックの完成度が非常に高く、つけ合わせの人参まではっとする美味しさ。 ワイン好きな常連が多いのも当然だ。...
◆ —3年後— 「美穂〜遅いよ!」 「ごめん!ちょっと仕事が長引いちゃって。あれ、慎吾ちょっと太った?」 『ル ボーズ』のカウンターで先に飲み始めていた慎吾を見て、幸せ太りなのではないかと思った。...
英明が笑うと、美しいほど綺麗に並び、必要以上に真っ白な歯が現れた。健康的に日焼けした彼の肌と相まって、彼の歯はより一層白く輝いて見えた。 ともするとただのチャラい男にしか見えないが、彼の場合はゆっくりと落ち着いた話し方のせいか、シンプルで質の良い洋服を上手に着こなしているせいか、嫌な派手さは感じなかった。 身長173cm、中肉中背、少し切れ長な二重で、軽く鷲鼻気味の高い鼻が特徴的。彼の横顔に一目惚れ...
凛とした文字と白い看板は、一見、天ぷらの店とは思えないモダンな造り。天ぷらにはビールか冷酒かと思いきや、こちらではワインの品揃えも多岐に渡っているこだわりのラインナップだ。店主は英語も堪能。海外のお客様にも喜んでもらえる天ぷら屋である。 契約農家から現地で直接買い付けする厳選野菜をはじめ、毎日築地から仕入れる鮮度抜群の魚や野菜を、天ぷらとして揚げることで味わいを引き出すのに成功している。 中でもアワビの天ぷらは白眉とい...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧のジャンルで「行きつけ...
おまかせで、それぞれの魚にあった方法で手を加えたお鮨が楽しめました。おつまみも丁寧な仕事がされていて。大将が季節の魚や調理方法についてお話をしてくださるので、とても面白い。お店の佇まいも凛としていて、雰囲気も良いですね。 築地のてんぷらの『清壽』も好きです。衣の薄い上品な天ぷらで、あっさりしているので、女性でもコース全部食べられます。夜も遅くまで入れるのが嬉しいですね。 ーカジュアルなお店に行くこと...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトや社内恋愛も経験するが、どれも長続きしない。そんな香織の次なる相手は……? 日比谷線の女 vol.4:ディープな街・上野に住む先輩と、禁断の社内恋愛に目...
凛とした文字と白い看板は、一見、天ぷらの店とは思えないモダンな造り。天ぷらにはビールか冷酒かと思いきや、こちらではワインの品揃えも多岐に渡っているこだわりのラインナップだ。店主は英語も堪能。海外のお客様にも喜んでもらえる天ぷら屋である。 契約農家から現地で直接買い付けする厳選野菜をはじめ、毎日築地から仕入れる鮮度抜群の魚や野菜を、天ぷらとして揚げることで味わいを引き出すのに成功している。中でもアワビの天ぷ...
「職場からの帰り道、店の前を通るたびにずっと気になる店があった。」と言う小野寺氏。凛とした文字とその白い看板に、最初は天婦羅の店だとは思わなかったという。 一方で、『清壽』の噂はかねてより聞いており、「天婦羅のお店なのにワインが豊富だとか、作り手さんがわざわざ出向く店だとか、噂をいろいろ聞いていたのでワイン好きとしては非常に興味があった。」そう。 自分が気になっていた店こそが『清壽』なのだと気づいた...
「ほら、どこか柚子のような優しい香りと酸味でしょう? 日本の土で育ったレモンだからですかね」 美しく見せるためのワックスも、もちろん使われていない。 畑に入ることはそれほど多くないというが、収穫された野菜をピックアップしてから店へと向かう。これは清水氏が、毎日欠かさず続けてきた日課だ。 「あ、山椒の花が膨らんできてますね。来週には使える。いつもは赤出汁の浮身として使うんですけど、今回はどうしよう?」 ...
あんみつの生みの親として知られる『銀座若松』。創業時の看板はお汁粉だったが、甘味好きな宝塚歌劇団の練習生たちに求められ、みつ豆に自家製のこし餡をのせて出したところ、その味が評判を呼び、一躍人気商品になった。...
せっかく浴衣を着ているなら、銀ぶらを楽しんで風流に甘味屋なんていかが? こちらはあんみつの生みの親として知られる『銀座若松』。創業時の看板はお汁粉だったが、甘味好きな宝塚歌劇団の練習生たちに求められ、みつ豆に自家製のこし餡をのせて出したところ、その味が評判を呼び、一躍人気商品になった。元祖のあんみつで、一息をつこう。...
ぜんざい、おしるこ屋として創業したのが明治27年。昭和初期に2代目店主が日本で最初にあんみつを考案したことで知られる甘味処。看板メニューの元祖あんみつ900円のほか、クリームソーダやかき氷(夏季限定)など、ハイカラな時代を彷彿させるメニューを揃え、休み処として親しまれる。...
その言葉に彼は一瞬しかめっ面したように思ったが、あっさりと「いいですよ」と言って、さっとタクシーを拾い、『銀座 楼蘭』に連れて行ってくれた。 着いてからも...
◆ ドクン、ドクン・・・。 奈々子は、今にも心臓が飛び出しそうなほど緊張している。今日は、田中の両親との食事をする日だ。 食事が決まってからと...
「じゃあ、偶然の再会に乾杯!」 再会から10分後、真樹は竜太と向かい合ってテーブルを挟んでいた。 竜太に連れてこられた『銀座「楼蘭」』は、さっ...
ディナーは1 万円からという高級中国料理が2800 円で楽しめるのが、ランチの魅力。 モダンチャイニーズとは違って、老舗中華の迫力は随所に。サービス...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。その銀座にスペインの一大物産館がある。 店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、〝物産館に併設された〞といえば少し聞こえは悪い。...
銀座は鮨屋だけでなく、1986年開業の『しぇりークラブ』を筆頭にしてスペイン・バルが集中した町でもある。数だけなら恵比寿より多い。 その中で最も新しいのが、月島で1994年から『月島スペインクラブ』を経営している(株)スペインクラブが、銀座7丁目の裏通りに出した、1、2階合わせて120席の、大型スペイン・レストラン『スペインクラブ 銀座』だ。 銀座らしく、あづま通りと三原通りの両側から入ることができる1階は、スペインワ...
今では馴染み深くなったスペインバル。そのブームの火付け役となったのが実は銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちは銀座の小さな店の席を目指したもの。 そんな銀座の地に2012年9月、スペイングルメの一大物産館『スペインクラブ銀座』はオープン。「物産館に併設された」と聞くと少し聞こえは悪いかもしれない。しかし、経営母体は30年前からスペインワインや食品の直輸入を手掛けてきたスペインクラブグル...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。今から一年ほど前、その銀座にスペインの一大物産館がオープンした。店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、“物産館に併設された”といえば少し聞こえは悪い。しかし、その経営母体が30年前からスペインのワインや食品の直輸入を手がけてきた会社といえばどうだろう。 スペインの厳選食材を使った料理にはパエリアやアヒージョなどの定番が並び...
今から5~6年前、空前のスペインバルブームがあったのをご記憶だろうか。立ち飲みのカウンターでカヴァやタパスを供し、ハモンセラーノだ、イベリコ豚の骨付き炭火焼きだと各店が名物を競った。発火点は、そう、銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちが小さな店の席を目指した。あの熱狂から時を経て、再び、ここ銀座がスペイン食愛好家の注目を集めることになる。今年9月、銀座7丁目にスペイングルメの一大物産館『スペ...
「百合ちゃん、今日は誘ってくれてありがとう。こうやって二人きりでゆっくり話すのって、久しぶりだよね」 『ロテスリーレカン』でのランチを楽しみながら、美織はにっこりと微笑んだ。 美織と百合は、青山学院大学時代の同級生で、ともに29歳。 卒業してからはすっかり疎遠となっていたが、共通の友人の誕生日パーティーでバッタリと再会したのはつい先日のこと。それ以来、こうして再び連絡を取り合うようになっていた。 「私も...
40年以上続く老舗フランス料理店・銀座レカンの姉妹店。多様なローストの技術をコースにふんだんに駆使し、正統派フレンチを提供している。 ランチコースはリーズナブルながら、アミューズからキャフェに至るまで絶妙の火加減と充実のコース内容が舌を楽しませてくれる。とくに部位によって焦げ目や柔らかさの口当たりの変化が堪能できるローストチキンは絶品。 また、2014年にリニューアルした空間やサービスも、昼とは思えない優雅さが楽しめる...
40年以上続く老舗フランス料理店・銀座レカンの姉妹店。多様なローストの技術をコースにふんだんに駆使し、正統派フレンチを提供している。 ランチコースはリーズナブルながら、アミューズからキャフェに至るまで絶妙の火加減と充実のコース内容が舌を楽しませてくれる。とくに部位によって焦げ目や柔かさの口当たりの変化が堪能できるローストチキンは絶品。 また、2014年リニューアルした空間やサービスも、昼とは思えない...
2014年12月に移転オープンした『ロテスリーレカン』は、重厚なインテリアだった『銀座レカン』に対し、明るい空間とブルーの配色がとても爽やかだ。 しかし、『レカン』のエッセンスは店内にちりばめられている。カジュアルラインといってもホワイトクロスにはクリストフルのカトラリー、リーデルのグラスが並び、ロブマイヤーのシャンデリアはまばゆいばかり……。...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ:SANDEMANTE 前菜:オマール海老とホワイト ポートコンソメジュレ 桃のクーリーとアーモンドムースと共に アミューズ、魚料理 肉料理:ローストポーク マデラの芳香 デザート、ミニャルディーズ、コーヒー渡邉料理長がお届けするフェアのスタートは、夏の香り爽やかなアペリティフ。フレッシュな清...
翌週末、傘を返すために、ゆりこと『THE GRAND LOUNGE / GINZA SIX』でアフタヌーンティーをした。 "プレ花嫁"という共通の話題がある私たちは、2回目とは思えないほど話が盛り上がった。 どこの式場が素敵か、どんなウェディングドレスを着たいか。そんな話でひとしきり盛り上がった後、ゆりこが窓の外を眺めながら、突如ポツリと呟いた。 「ところで私さ…彼と長い間"レス"なんだよね。こんな状態で結婚...
「カナ、すごいじゃない。おめでとう!」 今日は『THE GRAND LOUNGE/GINZA SIX』で、奈緒子や亜美とクリスマスアフタヌーンティーに来ている。...
街はホリデーシーズン。クリスマス気分をさらに盛り上げてくれるレストランが、銀座にある。 クリスマス限定のスペシャルメニューを展開している、『THE GRAND GINZA(ザ・グラン 銀座)』だ。 女子会で使えば盛り上がること間違いなしのアフタヌーンティーをはじめ、ランチやディナーも楽しむことができる。『銀座マキシム』の味を受け継ぐ「苺のミルフィーユ」も、数量限定でお持ち帰り可能だ。 並木通り...
ふわふわ食感のミルク氷の中に、特製のムースやブランマンジェを忍ばせた贅沢なフラッペが登場。ひとつで様々なテクスチャーを楽しめる一品。 真っ赤な見た目が可愛らしいフレッシュ「苺」、濃厚な抹茶をベースにした「Japanese」、酸味が心地よい「南国フルーツ」の3種類を、それぞれ10食限定でご用意。...
2017年9月より『ザ・グラン銀座』で販売開始された「苺のミルフィーユ」。スイーツ好きならずとも、誰もが一度はそのビジュアルを目にしたことがあるほど有名な逸品。 元は2015年6月に惜しまれつつも閉店した銀座の老舗フランス料理店『マキシム・ド・パリ』のケーキショップの看板商品だ。 レストラン閉店とともに、ケーキショップも閉店しその名作スイーツも食べられなくなってしまっていた。...
施設名:GINZA SIX 住所:中央区銀座6丁目10-1 営業時間:ショップ・カフェ(B2F~5F)10:30~20:30 レストラン(6F、13F)11:00~23:30 ※一部営業時間が異なる店舗もございます。 休館日:不定休 電話番号:03-6891-3390(GINZA SIX 総合インフォメーション 受付時間10:30~20:30) アクセス:東京メトロ 銀座線・丸...
2015年6月に惜しまれつつも閉店した銀座の老舗フランス料理店『マキシム・ド・パリ』。そのケーキショップで絶大な人気を誇ったナポレオンパイこと「苺のミルフィーユ」も幻のケーキになってしまっていた。 そんなケーキを復活させたのが今回紹介する『ザ・グラン銀座』だ。『マキシム・ド・パリ』のパティシエ直伝のレシピで作られる「苺のミルフィーユ」はファン待望の一品と言えるだろう。...
古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
京都に本店を構える熟成和牛専門店『听(ポンド)』が東京へ進出してきたのは、銀座駅から徒歩2分の場所。熟成牛の為だけに飼育された和牛を、日本一の熟成庫で熟成しているというこだわりの肉が楽しめる。 ここで食べたいのは、フォアグラと熟成肉のマリアージュを実現させた数量限定の「熟成和牛肉のハンバーグステーキとフォアグラロッシーニ風」。 鹿児島のひらまつ牧場の特選肉を超粗挽きに挽き、54℃で3時間かけて焼くという贅沢なハンバーグ...
もともとローマでホテルとレストランを経営していたというイタリア人シェフのマルチェロさんが、オープンキッチンのスタイリッシュな空間で、イタリアのシンプルかつ本格的な料理をふるまう隠れ家、『360 イタリアン レストラン』。...
もともとローマでホテルとレストランを経営していたというイタリア人シェフのマルチェロさんが、オープンキッチンのスタイリッシュな空間で、イタリアのシンプルかつ本格的な料理をふるまう隠れ家的レストラン。 オープン以来、厳選された食材を用いたヘルシーなイタリアンが話題に。店内では料理教室や語学交流会といったイベントも定期的に開催されており、食のみならず、イタリアの文化に直接触れられるのも魅力のひとつ。...
初回のデート後も、私たちは密に連絡を取り合っていた。 毎日LINEもするし、まるで恋人同士のようだ。だから2回目のデートも、楽しみで仕方なかった。 実際に、このLINEが来る前までは。 —何か食べたい物ある? 弘毅から連絡が来たのは、また当日の夕方だったのだ。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? —OK。とりあえず20時に銀座のミキモト前集合で^_^ まさか、今回は予約すらしてい...
そのまま僕たちは微妙な距離感を保ったまま、次のデートを迎えた。 毎日LINEのやり取りは何となく続いており、ただの同期から次のステップへいきそうな雰囲気だった。 —何か食べたい物ある? 当日、優里にLINEを送る。今夜は土曜日、どこへ行こうか・・。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? イタリアンか。イタリアンだったら、東銀座にある魚介イタリアン『ラ・ボッテガ・デルマーレ』にしよう。 ...
東銀座の静かな路地に深夜まで賑わう一軒家レストランが目に留まる。女性に人気のイタリアン「ラ・ボッテガイア」の姉妹店『ラ・ボッテガ・デルマーレ』だ。 カジュアルでアットホームな店内には、テーブル席だけでなくソムリエと会話が楽しめるカウンターも用意。大人のデートならこのカウンターがおススメ。...
世の中には2種類の妻がいる。 結婚して何年経っても夫にレストランで誕生日を祝ってもらえる妻と、そうでない妻。 かつて“女子力おばけ”と呼ばれた女、萌美(32)は、もちろん前者だ。 今日は『タテル ヨシノ銀座』で迎える32回目のバースデー。繊細なネイルアートが施された指先で、萌美はメニューをめくった。 「ランチでもメインは選べるのね。和牛のランプか、鴨か…テート・ドゥ・コション、って何かしら」 「萌...
吉野建シェフが盛りつけに対して重視するのは、「皿の中の色彩、曲線や流れ」。その哲学を示す好例が、写真の料理(¥23,100のコースの前菜)だ。 中央の手長エビのサラダ仕立ての周囲を飾るのは、エビと相性のよいカリフラワーのクリームの白い曲線と、バジルのソースの伸びやかな流れ。繊細な甘みをもつ手長エビは、殻つきのままソテーすることで、身に殻の香ばしさが移されている。 その手長エビの風味を引き立てるのが、赤いコライユ(エビミ...
『レストランタテル ヨシノ 銀座』 ~吉野建シェフの料理への情熱を体感~ 海の色を表現したネオ・トラディショナルな空間が印象的。吉野シェフのスペシャリテの数々が味わえる。ディナー¥10,000 ~...
吉野建シェフが焦がれた「テット・ド・ヴォー ソース・トルテュ(仔牛頭肉のゆで煮 ソース トルチュ)」。だがこの料理を、フランスのように仔牛を入手できる環境にはない日本で、再現するのは難しい。そのため吉野シェフは仔豚でこの煮込み料理を作り、彼自身のスペシャリテへと成長させた。 それがさらに進化したのが、「浜名湖すっぽんのココット煮」。下処理後、ぶつ切りにしたすっぽんをブイヨンで煮、その煮汁にセージやバジル、タイ...
~センスが光るオリジナル割烹料理~ 割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。コースには〝すっぽんとなめこの秋巻〞や八丁味噌ソースの〝飛騨牛ハンバーグ〞など一捻りした料理が並ぶ。 とはいえ、いずれもきちんと和食に落とし込んでいるのはさすが。秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧み...
銀座4丁目。昭和通りにほど近い、真新しいビルの6階に『寛幸』はある。店主・佐藤寛幸さんは予約のとれない割烹の名店『晴山』に務めたのち昨年秋に独立。そう聞くと正統派和食と構えがちだが、出来たお店は意外すぎるほどにカジュアル。 バーのような趣と、BGMのジャズが心地よい使い勝手のいい料理店だ。席数は8席。隣客との適度な距離感も落ち着く。 「うちは深夜まで営業していますし、堅苦しくない雰囲気にしたかったので内装をあえてバーっ...