亮介が予約してくれたのは、麻布十番にある『クチーナ ヒラタ』だった。 「こちら、私の友達の彩香です」 紹介された彩香はなかなかの美人で、亮介の嫁にグ...
「こちら、私の友達の彩香です」 食事会の当日。 私と佳菜子夫妻、そして拓海は麻布十番にある『クチーナ ヒラタ』のテーブル席で向かい合って座っていた。...
人は、“麻布十番”という街にどんなイメージを持つだろうか? 港区民が住まうセレブタウン。都内屈指の名店が集まるグルメの街。それとも、庶民的で気取らな...
智美が「そうそう、それ」と言いながら、麻里子のスマホを覗き込んでくる。 小さく音を出すと、イントロの音楽が流れスマホ画面には赤ちゃんが映った。 ...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。 現在は町田武十(...
約束の日、待ち合わせ場所に指定されたのは麻布十番の『クチーナヒラタ』。 敦子は何度か来たことがある店だったため、久しぶりに会うスタッフに挨拶しな...
今夜のデート先は、お決まりですか? 大好きなあの人の笑顔が見たい!しかし…。 「どこに行ったらいいのだろう?」 「何をしたら喜んでくれる?」...
人間、本当にショックな出来事があると、記憶が飛ぶようだ。 その夜。杏子はふと気づくと、白ワインを片手に、『クチーナ ヒラタ』にて、知樹に熱心に口...
「初回は絶対に外さない、誰もが知っている大定番で攻めます」 まだ相手のことをそこまでよく知らないうちは、何を食べても美味しいことが明確な、定番の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い...
「私最近、彼氏ができたんですけど、彼の結婚願望がすごいんですよ。育休とって子育てしたいとか言ってって。今時っぽいですよね(笑)」 そう優子が話出...
昼はプリフィクスコースが4種類、夜はアラカルトを自由に組み合わせて楽しむ気軽なスタイルの『クチーナヒラタ』。 シェフの町田氏は、仕事の厳しさ、調理の...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。現在は町田武十(たけじゅ...
先代の薫陶を受けた町田武十氏が麻布十番で23年の歴史を誇る名店の味を守る。今回のパスタのように素材の持ち味と食感を活かしつつも一体感ある仕上がりにするため...
新宿の大手百貨店の新システム構築案件を受注し、先方の社長への御礼会食も実施した。これからチームを組成してプロジェクトに入る。私は全体を統轄する事業部長とし...
陽子が愚痴りたそうだったので、2人で軽く夕飯を食べて帰ることにし、『オルソ』に立ち寄った。 「私もすでに結婚している友達何人かいますけど、あそこまで露骨に...
仕事が終わり、麗子に指定された麻布十番の『オルソ』に向かった。この店は地下にワインセラーが併設されており、ワイン好きな麗子とたまに来る店だ。...
新宿の名店『オステリア ヴィンチェロ』の齋藤シェフの監修のもと、南イタリアのマンマの味を予算6,000円から気軽に楽しめる穴場的な店。フードメニューは勿論...
暮れかけた夕日を背に、昨日のコンサート成功も兼ねて乾杯する二人。仕事終わりの夏のビールは、どうしてこんなに美味いのだ。 ◆ 「で?どうなのよ阿部さん...
今回、美紗子ちゃんのリクエストにぴったりと叶った店がここ、『エル ブランシュ』。 雰囲気は、パリ16区のブローニュの森のそばに立つアパルトマンの一室、そんな静...
小川智寛シェフはかつて、フランス各地で3年間の修業を積んだ実力派。特に素材にはこだわり、野菜はシェフの故郷・福井の契約農家から届く無農薬野菜が主。魚、肉も...
私がYESと答えて以降、恋人らしい関係を二人で築き上げていった。週末会える時には会うようにしていたし、毎日連絡は取っていた。 けれども、友人の結婚祝いで木曜の夜に外で飲んでいた時に、ふと気がついてしまったのだ。 「麻紀子、今日は彼氏いいの?」 「うん、平日は忙しいって言ってあるから大丈夫」 「え?そうなの・・・?それってさ、好きで付き合ってるの?前の彼のときは“毎日でも会いたい♡”とか言ってたのに」 友人...
それからしばらく、交際は順調だった。 麻紀子からOKの返事を貰って以降、毎日LINEもしていたし、平日は“仕事が忙しい”という理由でなかなか会えなかったが、週末はお互いの予定が合えば極力会うようにしていた。 例えば、週末に映画デートをして、夜はそのまま『オービカ モッツァレラバー 六本木ヒルズ店』で食事をしたりと、楽しい時間を過ごしていたはずだった。...
悟との出会いは、22歳の時。 当時、外資系の不動産会社に勤めていた私の同僚は、外国人や帰国子女ばかり。 会社のメンバーはとにかく仲が良く、まるで大学のサークルの延長線上のようなノリだった。今では信じられないほど人間関係に恵まれていたので、当時の私は仕事を辛いものだとは全く思っていなかった。 都内の実家から通い、22歳の平均よりも随分と良い給料をもらっていたこともあり、私の生活はまさに悠々自...
本場ナポリから空輸した、水牛ミルク100%のフレッシュモッツァレラを扱う日本で唯一の専門店「オービカ モッツァレラバー」。同店で必ずオーダーしたいのが「トラディショナル ラザニア」。 アツアツで提供されるラザニアは、運ばれてきたらすぐに召し上がれ。上からたっぷりとかかる水牛モッツァレラチーズが、特製のミートソースやホワイトソースと良く合い、最高のハーモニーを奏でてくれる。 たまねぎとニンニクを使用し...
店名:オービカ モッツァレラバー 六本木ヒルズ店 住所:港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ ハリウッドビューティープラザ 1F 営業時間: 【月曜~木曜・日曜・祝日】11:00~23:00(L.O.22:00) 【金曜・土曜・祝前日】11:00~24:00(L.O.23:00) 電話番号:03-5786-6400 HP:http://obica.jp/hills/...
「うーん、それって真希ちゃんが期待しすぎなんじゃないの?」 六本木ヒルズの『オービカ モッツァレラバー』で、「妻友」の理央があっけらかんと言い放った。...
そして同店で必ずオーダーしたいのが「水牛モッツァレラチーズとミートソースのラザニア」。 アツアツで提供されるラザニアは、運ばれてきたらすぐに召し上がれ。上からたっぷりとかかる水牛モッツァレラチーズが、特製のミートソースやホワイトソースと良く合い、最高のハーモニーを奏でてくれる。 たまねぎとニンニクを使用しないという、ブランドコンセプトによりミートソースにもこれらは不使用。そのため、優しい味わいでモッ...
由理との初デートの店選びは色々考えたが、家も近くてコスパも雰囲気も良い『Obicà Mozzarella Bar 六本木ヒルズ店 』にした。...
デート当日。私は買ったばかりのニットのセットアップを着ていくことにした。 前回の食事会の際に、篤人さんが「優しくて、柔らかそうな雰囲気の人が好き」と言っていたことを思い出し、ふんわりとしながらも女らしさが強調できるこのワンピースを購入したのだ。 篤人さんが予約してくれたのは、『Obicà Mozzarella Bar 六本木ヒルズ店 』だった。...
「亮介さんって、彼女いないんですか?」 亮介の隣にいた女性が、興味津々と言った様子で聞いてきた。今日は六本木の『オービカ モッツァレラバー』で食事会だった。 「うん、いないよ」 亮介がそう言うと、間髪入れずに幹事である崇が説明を加えた。 「こんなイケメンなのに不思議でしょ?」 身長182センチで彫の深い顔立ちをしている亮介と、小柄で凹凸のない顔立ちの崇は、正反対の見た目である。...
ローマに本店を構える新スタイルの『モッツァレラバー』のアジア1号店。 イタリアから週3回空輸する最高品質の水牛モッツァレラチーズは、オーダー必須の逸品だ。まずはチーズの盛り合わせで食べ比べてから、“ピンサ”を基にした伝統レシピのピッツァやメインディッシュへ。...
水牛の乳から作った本場のモッツァレラチーズや、古代ローマ時代から伝わる伝統的なスタイルの「ピンサ」を用いたピッツァが味わえる店。 シチリアの「カンノーリ」やサルディーニャの「セアダズ」など、イタリアの地方の伝統的なおやつが楽しめるデザートメニューにも注目。コース料理は¥3,300~。飲み放題はプラス¥1,400~。...
モッツァレラチーズをテーマにしたお店ですが、日本の寿司カウンターの考え方をヒントにしています。ここは寿司同様、新鮮なモッツァレラチーズが美味なる1品に姿を変える様子を楽しみつつ食事ができる空間。陳列された野菜や食器までもがデザインの一部となる造りです。 N「たくさんの種類のモッツァレラを試せるので、初対面でも話題がでやすいです。相手の好みも分かりやすい!」...
大手IT系メディア企業CNAの女性執行役員、リサとマリコ。ライバル関係として見られていた2人だったが、リサはマリコに部下育成について相談し、2人の距離は近づく。 しかし、マリコの平尾太一への想いを知り、複雑な気持ちに。仕事も恋愛もライバル関係になった2人。どちらに軍配が上がる? ―「ルブタンを履いた悪魔」がついに失墜? 最近、社内はその話題で持ちきりだ。確かに、以前はドラマの「白い巨塔」さながら、...
変化球で勝負するならここ。モッツァレラ専門のイタリアンはどうだろう。思い切りポジティブなムードの中楽しむディナーは、気軽で、笑顔に溢れたものになること間違いなしだ。イタリア発の水牛モッツァレラチーズ専門店『オービカ モッツァレラバー』のクリスマスディナー(¥10,260)は、ここならではの上質なチーズが満載。 袋状のモッツァレラチーズの中に、ほぐしたモッツァレラチーズと生クリームを詰めた「ブッラータ」はミ...
モッツァレラチーズをテーマにしたお店ですが、日本の寿司カウンターの考え方をヒントにしています。ここは寿司同様、新鮮なモッツァレラチーズが美味なる1品に姿を変える様子を楽しみつつ食事ができる空間。陳列された野菜や食器までもがデザインの一部となる造りです。...
くつろぎのあるカウンターで、アットホームに美味しい料理を食べたいなら『ル ポトローズ』へ。ここに来たなら、ふたりの好みや食べたい量を伝えておすすめをオーダーしてみよう。 「カウンターは即興性やお店からのサプライズが受けられる場所」と言う本間シェフがふたりにぴったりの料理を提供。自然と居心地のよいデートが実現できるだろう。...
店名の『ル ポトローズ』は“秘めごと”や“ずっと胸に描いていた夢”をあらわす仏語。フランス料理ひと筋の本間寛シェフが、2011年にオープンさせたこの店のテーマは“日常的に通えるフレンチ”だ。 ベーシックでクラシカルな料理がシェフの持ち味だが「日本人であるというアイデンティティがあるからこそ和食材も使う」と言う。 多くのレストランには“特等席”が存在するが、この店では、カーテンで仕切られて半個室となる厨房横のテーブル席が...
麻布十番商店街の西端にあるフレンチレストラン。ひとりでも、デートでもと、使い勝手の良さが魅力。 夜景を望む絶好のロケーションで、フレンチ一筋のベテラン本間シェフが手がけるクラシックなフレンチを味わおう。...
誰かの“マイレストランでありたい”。この店にはそんな気持ちが流れている。「お客さんはもっとわがままで良い」と語る本間寛シェフ。要望を伝えれば、ワインのセレクトや料理の取り分けなど、2人の空間が一層盛り上がるよう絶妙なサポートをしてくれる。 その際は、是非六本木ヒルズの夜景が望める窓際の特等席を。空間、サービス、そして料理。上等であり、心安らぐ。初デートの場として後に語り継ぐのであれば、こんな店が望ましい。...
麻布十番商店街の西端にあるフレンチレストラン。ひとりでも、デートでもと、使い勝手の良さが魅力。 夜景を望む絶好のロケーションで、フレンチ一筋のベテラン本間シェフが手がけるクラシックなフレンチを味わおう。 月曜からこんな店で美味しいものが味わえたら、贅沢な気分で1週間をスタートできるはずだ。...
店名の『ル ポトローズ』は“秘めごと”や“ずっと胸に描いていた夢”をあらわす仏語。フランス料理ひと筋の本間寛シェフが、2011年、麻布十番にオープンさせたこの店のテーマは“日常的に通えるフレンチ”だ。 ベーシックでクラシカルな料理がシェフの持ち味だが「日本人であるというアイデンティティがあるからこそ和食材も使う」と言う。 多くのレストランには“特等席”が存在するが、この店では、カーテンで仕切られて半...
仕事終わり、六本木駅で待ち合わせた2人は六本木ヒルズの『The Moon』に向かった。...
渋谷~代官山~中目黒というデートコースが多いおふたりの交際歴は4年。気心が知れた普段のデートは「渋三魚金などの飲める料理屋が多い」(矢口さん)そう。 ただ「実は、思い出に残るのは夜景の美しいお洒落なお店」(山浦さん)と、彼女がこちらを挙げてくれた。 男子諸君喜べ、頑張って行ったお店は意外と覚えていてくれるようだ。...
太陽の照る時間には『THE SUN』へ、月の昇る時間には『THE MOON』へ、時間と気分に合わせて楽しめる。『THE MOON』では店内に飾られた森美術館がキュレーションするアートを鑑賞しながら、フレンチのコースを楽しむことができる。 展覧会を愉しむ時間帯によっては、『THE MOON』でも素敵な体験ができそう。何と言ってもオススメなのが眼下に広がる夜景だ!これは地上に散りばめられた星屑のよう。宇宙一色...
2015年6月、『六本木ヒルズ』にオープンした『Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON』。『森美術館』と『東京シティービュー』同フロアの52階で、アートと美食をいっぺんに楽しむことができる。 太陽の照る時間には『THE SUN』へ、月の昇る時間には『THE MOON』へ、時間と気分に合わせて選びたい。『THE MOON』では店内に飾られた森美術館がキュレーシ...
六本木ヒルズの52階といえば、我々メディア関係者は、ブランドのパーティやイベントなど、なにかとお世話になった『マドラウンジ』のあった場所。そこが6月にフルリノベーションしてレストランになったというので、さっそく潜入リポートしてきました。...
6月1日、『六本木ヒルズ』に新スポット『Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON』がオープンした。リニューアルしたばかりの『森美術館』と『東京シティービュー』同フロアの52階で、アートと美食をいっぺんに楽しむことができる。太陽の照る時間には『THE SUN』へ、月の昇る時間には『THE MOON』へ、時間と気分に合わせて選びたい。...
港区界隈で一軒目を終えたら、向かうべきは六本木ヒルズ。 特にレジデンス棟すぐ近くに位置するけやき坂界隈は、優雅な雰囲気が漂い、少し歩くのも気持ちいい。 目指すバーは通りから、さらに奥。暗がりの中、輝く店内の様子が目に止まる。 ここは世界のトップワイナリー100にも選ばれ、ナパ・ヴァレーで最上級のプレミアムワインを醸すケンゾー エステイトの直営店。 2階のレストランに対し、1階は朝4時まで営業するカウンターバ...
「柊木君、港区の再開発事業のプレゼン資料の件、どうなっているんだ?出来上がっているところまででいいから、持ってきてくれ」 課長の苛立った声がオフィスのフロアに鳴り響いて、パソコンを打つ私の手が震えだす。 11時の会議開始まであと2時間。一応完成しているものの、自信がない。恐る恐る見せたが、案の定、すぐに突き返されてしまった。 「何なんだ、この出来の悪い資料は?もういい、君1人では無理だ。派遣社員の紺野君に手伝...
—12月22日— 「遥ごめん!映画、夕方からでもいい?」 それは、土曜の朝のことだった。今日は健人と映画を観に行く約束をしていたのに、連日の忘年会の疲れが取れないという。 “いいよ”と言いながらも、私はちょっとだけ口を尖らせる。せっかくの週末デート。しかも先週末も会えなかったから、二週間ぶりのデートなのに。 しかし彼も疲れているのだろう。それは仕方のないことだと理解し、夕方からのデー...
話は3日前に遡る。 一緒に映画を観に行く約束をしていたが、僕は忘年会シーズンでかなり胃腸が疲れており、正直に言うとその週末はゆっくりしたいと思っていた。 「遥ごめん!映画、夕方からでもいい?」 「え〜せっかくの週末なのに!まぁでも疲れているならいいよ、夕方からで」 そんな会話をし、納得してもらったはずなのだが、映画を観終わって『ケンゾー エステート ワイナリー』で食事をしている最中、遥は...
高級ワインの産地として知られるカリフォルニア州・ナパに、日本人が立ち上げたワイナリー。「ワイン好きが認める秀逸なワインたちを1杯から楽しめるうえ、料理が見目麗しく美味ぞろい。そんな料理に合わせてワインを楽しませてくれるワイン・ペアリングセットは、女性をますます惹きつけます」...
今日の食事会は、楽勝だった。 『ケンゾーエステイト ワイナリー』での食事会の帰り道、私は確かな手応えを感じながら、けやき坂を歩いていた。 「完全に男全員、瑠璃子狙いだったよね。いつも美味しいとこ持ってっちゃうんだから…」 私を食事会に誘ってくれた理奈さんが、口を尖らせて私を軽くなじり、そして頭を抱えた。 「あーあ…やっぱり瑠璃子なんて誘わなきゃよかった」 理奈さんが私を食事会に...
ワインショップとレストランを併設した『ケンゾー エステイト ワイナリー』は、清涼感と芳醇さを併せ持つ白ワイン「あさつゆ2016」(1,296円)を用意。 ふくよかで凝縮感のある果実味を持ちながら、爽やかな酸味の余韻が心地良い一品は、日替わりで和と洋の2パターンが楽しめる「日替わりおばんざい」(各600円~)との、最高のマリアージュが楽しめる。...
けやき坂の奥まった場所に佇むこちらでは、辻本憲三氏がカリフォルニア洲ナパ・ヴァレーに立ち上げたワイナリー「ケンゾー エステイト」の直営レストラン。 実はその1階でもメインブランドの「紫鈴 rindo」をはじめ「あさつゆ asatsuyu」「藍 ai」など全6銘柄をグラスで楽しめるというから嬉しい限り。 17時以降、カウンターに和洋多彩なフードが15種前後並ぶ様子は壮観。どうしても相手が遅れるデートの...
【今週の港区おじさん】 名前:賢治 年齢:42歳 職業:アパレル会社経営 好きな店:『ザ パブリック シックス』『ケンゾーエステイトワイナリー(六本木ヒルズ店)』 好きなタイプ:港区にいない子...
こんなにもワインが似合う一日があるだろうか。ワインを愛するふたりのクリスマスディナーは、ナパ・ヴァレーのワイナリーが直営する『ケンゾー エステイト ワイナリー』へ。記憶にいつまでも残るケンゾーエステイトのワインは、記念日にもぴったりの代物だ。 こちらで楽しめるのは、ワインとのマリアージュを前提に、和食とフレンチを融合させたスペシャルディナー(¥16,200)。生ハムやブリオッシュやフォアグラを「ブッシュ・...
夏になると無性に食べたくなるものの一つである、肉。焼肉デートの定番「焼肉KINTAN」では、夏の新メニューを販売開始! 希少な部位を贅沢に使用した「プラチナタンとサーロインのユッケ ハーフ&ハーフ」や、濃厚なデミグラスソースが堪らない「こくうま牛タンシチュー」など、魅力的なメニューが揃う。 今回は、そんな夏の新メニュー6品をご紹介しよう。サーロインのユッケに、香りや味わいの異なる2種のチーズ“ミモレット”と“パルミジャ...
肉質、雰囲気、サービスと三拍子揃った〝東京焼肉〞の筆頭格といえばご存じ『KINTAN』。ワインやサイドメニューも豊富に揃えており、デートでもお食事会でも「絶対にスベらない焼肉店」として、すっかりおなじみの存在だ。 現在は都心を中心に15店舗を展開しているが、遊び慣れた大人が集う街とあって『麻布十番焼肉 KINTAN』には俄然、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。メインダイニングのほかに個室が5つ。 +3,000円の室料で、こ...
店舗ごとに異なるコンセプトで楽しませてくれる『焼肉KINTAN』。麻布十番店は、ジャズメンの絵が象徴的な空間。モダンな雰囲気のインテリアもいい感じだ。 メニューは、“KINTAN”といえば、な名物メニューから、麻布十番店限定も多数。 「トリュフロース」は、柔らかい食感の赤身の希少部位に、サマートリュフをふんだんに使用した、コントラストも美しい極上のとろけるロース。 トリュフを赤身肉で包み、片面...
店舗ごとに異なるコンセプトで楽しませてくれる『焼肉KINTAN』。7店舗目となる、6月にオープンした麻布十番店は、ジャズメンの絵が象徴的な空間。モダンな雰囲気のインテリアもいい感じだ。 また、テイストの異なる個室が5つあり、中にはテラス付きの部屋まであるから、シチュエーションに合わせて使い分けられる。メニューは、“KINTAN”といえば、な名物メニューから、麻布十番店限定も多数。訪れる楽しみが増している。...
編集部、船山です。またしても、美女とデート。ありがたや……。今回のお相手は「世界の果てまでイッテQ!」の"出川ガール"としてお馴染み、ViVi専属モデルでタレントの谷 まりあさん。「美しすぎる」と話題沸騰の現役早大生モデルの彼女、実はかなりの肉食系だという噂をキャッチ。早速、デートにこぎつけた。 待ち合わせ場所に現れた、谷 まりあさん。何とも彫り深く、美形なそのお顔に見とれていると、「よろしくお願いします...
柔らかい食感の赤身の希少部位に、サマートリュフをふんだんに使用した、コントラストも美しい極上のとろけるロース。 トリュフを赤身肉で包み、片面炙り焼きでいただくことによって、香りと食感のマリアージュを心ゆくまで堪能できる。...
「翔太って、本当に最低な男ね」 棘のある言葉とは裏腹に楽しそうにニヤリと微笑んだのは、麻布十番の『ALLIE』で落ち合った由利子です。...
<今週の麻布十番住人> 名前:麻里奈 年齢:27歳 出身:埼玉 職業:PR会社勤務 ステータス:独身 趣味:ワークアウト 好きな店:『ヴィア ブリアンツァ』 『ALLIE』のカウンター席に現れた麻里奈は、“都心の最前線の女”をそのまま体現するような外見をしていた。 スリムな身体に、目鼻立ちが品よく整った綺麗な顔。肌は艶々と輝いているし、シックなミニワンピから伸びる形の良い脚に思わず目を奪われて...
そのドヤ顔...いや、得意気な表情は、まるで小学生の男子がプラモデルを自慢するような幼さがあり、やはり何となく憎めない。 29歳、外資系メーカーで活躍するマーケター、そして、この甘いマスク。 要するに彼は今、この熾烈極める東京恋愛市場に於いても、向かうところほぼ敵ナシ状態なのである。多少調子に乗るのも致し方ない。 「まぁ...そうですね。今彼女はいませんけど、デートする子には困ってないかな...
―優樹くん、まだあの人と連絡とってたんだ...。 自宅に戻った麻里は、つい先ほどの衝撃的な場面が頭から離れず、一人胸を痛めていた。 しかし、自分だって人のことをとやかく言える立場でない。麻里こそ、昨晩は和也と一線を超えるところだったのだ。 今年も残すところあと少し。クリスマスも目前と迫っているというのに、この皮肉な状況に、麻里はほとんど心が折れかけている。 ―優樹くんと年内婚約なんて...
朝5時、恵は眠いながらも早起きし、顔を洗って薄化粧をする。ジョギングをするのですぐに取れてしまうが、それでもすっぴんという訳にはいかない。 たまに会う亮介という男は、六本木に住んでいて、IT系の会社に勤めていると言っていた。 彼の後ろを走っていた時、タオルを拾って渡したことをきっかけに、色々と話すようになったのだ。 港区には美男美女が溢れているが、亮介には、見た目以上に人を惹きつける何かが...
翌日の金曜日、あゆみは桜井と麻布十番の『アリエ』 に来ていた。 「桜井くん、成人式以来かしら?もう10年以上経つけど本当に変わってないわね」 「あゆみは綺麗になったよな~。すっかり東京の女って感じがする」 「あら、ありがとう。もう東京に出てきて10年以上になるから、確かにもう東京の女ではあるわね」 そう言って、桜井と目を合わせて笑い合った。 桜井とあゆみは、中学の同級生だ。中...
目に美しく華やかで、味わい深く、食後感は軽やか。食べ慣れた大人が望む理想のフレンチを作ってくれる原島忠士シェフは、「日本人の心にささり、リラックスして楽しんでもらえるフランス料理」を目指し、秋は秋刀魚、冬はフグなど、誰にとっても馴染み深い旬の食材を生かすことに心を砕く。 たとえば秋刀魚は塩で締めてミキュイにし、トラフグはフリットやロティにするといった具合で、どの料理も脂分控えめで滋味深く、野菜もたっぷり。...
グルメな友人に「最近一番美味しかった店教えて」と聞いて、変ってきた答えがこの『アリエ』。麻布十番に最近できた店で、ミシュラン一つ星フレンチ『ランベリー』から独立したシェフとソムリエが2人でやっているらしい。 シェフがフグ調理師免許を持っていて和の食材も扱うそうだ。そのフグのフリットがびっくりするほど美味しかったと言うのだ。 コースはお任せで10,000円、アラカルトもある。ワインも白なら6〜7,00...
300種類以上の日本酒を常備する『鎮守の森~animism bar~』は、会員制の日本酒専門レストラン。 『鎮守の森~animism bar~』の店主・竹口氏の信念である「和食、フレンチ、イタリアンなど料理のジャンルに拘ることなく、日本酒を楽しんでもらう」という思いを元に、数多くのマリアージュイベントを開催。 「日本酒=和食」という固定観念を振り払ったイベントは、毎回大好評! 特に、日本を代表するフレンチレストラ...
NYで絶大なる人気を誇るジャン・ジョルジュ氏。彼の最高級レストランとして『ジャン・ジョルジュ 東京』を六本木にオープンさせたのが、2014年。早くも2年が経過し、東京のグルメ感度の高い人々を時には驚かせ、常に満足させ続けている。 その『ジャン・ジョルジュ 東京』の新たな試みとして、2017年から”日本オリジナル料理”の提供が決まった。 そしてさらに、先月よりコースの各料理に合わせて日本酒を提供する“日本酒ペアリング”もスタ...
「ヒロムさん、これおいしいー!」 六本木けやき坂の『ジャン・ジョルジュ東京』のカウンターに座り、二杯目のシャルドネを飲みながら、少しだけ今夜の店選びを後悔していた。後悔というほどの失態ではないが、それでも、最適ではなかったと思う。 隣に座っているのは、都内女子大卒の23歳・もえ。「恋するフォーチュンクッキー」を先陣切って踊った10代20代に絶大の人気を誇るバッグの会社に勤務しているOLだ。 ...
「お疲れ様です!」笑顔を作って元気に声をかけると、寛は驚いた顔をした後、すぐにその顔を崩した。どこの駅まで行くのかを互いに聞き合うと、寛は中目黒に向かうと言う。 無難に天気の話をしながら、滑り込んで来た電車に一緒に乗った。並んで吊り革を掴むとすぐ、葵はここぞとばかりに、無邪気を装い聞いてみる。 「実は最近、石黒さんがジャン・ジョルジュ東京から女の人と一緒に出てくるのを見ちゃったんです。彼女ですか?綺...
トップモデルの仕事は、体力勝負だ。朝4時に起きて夜遅くに撮影を終えることもあるし、暑い寒いも言ってられない。朝が早い前の晩は、夕食を少し軽めにしたりするのでは? 「ないですね、私の場合は(笑)。それよりも、自分が美味しいと思うものを食べて、幸せな気持ちで眠ることが大事です」 そう話す高垣さんは、いい情報を人から聞いては食べに出かける。そんな高垣さんにとってのパワーチャージディナーとは、居心地がいい場...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子は、6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛に会うことを決意した。レストランで寛と過ごしている内に、愛子はこのまま寛と一夜を共にしたい欲望にかられるが、何もなく終電で帰った。 太一は愛子との離婚は考えられないと言いな...
◆ 寛との約束の日、愛子がけやき坂のイルミネーションをくぐって到着したのは『ジャン・ジョルジュ東京』だった。ここは寛と付き合っていた当時に何度も一緒に来た『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』があったその場所だ。 寛と別れた6年の間に、大好きだったショコラティエは銀座へ場所を移した。そして自分は結婚した。 街の景色が変わったように自分も、そしてきっと寛も変わったのだ。そんな感傷に少し浸りながら、...
ドレスアップされたふたりが、イルミネーションに囲まれて入店。そこから、クリスマスの物語は始まる。スタイリッシュな店内と大理石のカウンター席は、さながら映画の1シーンのよう。 NY発の革新的なフレンチを堪能できるダイニング『ジャン- ジョルジュ 東京』。クリスマスディナー(¥24,000 税込サ別)でぜひ味わってもらいたいのが、スペシャリテの「エッグキャビア」。本店と同じレシピで作られる代表作だ。凝固する寸...
東京に住んでいる女性のライフスタイルを細かく分類して、消費行動や収入、嗜好などに基づき「●●女子」とカテゴライズした特集を見かけるたびに、そうじゃないのに・・・と歯がゆい気持ちになります。 実際の東京の女性の生態系はもっと華麗な進化を遂げているのです。 女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていきます。 東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カ...
奥さま:最近連れていってもらったお店では、六本木けや木坂にある『JEAN-GEORGES TOKYO』。世界に名高い三ツ星シェフのフレンチアジアンは絶品でした。 また広尾のイタリアン『PONTE DEL PIA TTO』は、イタリアンとは思えないくらいの繊細でモダンなお食事と大人が落ち着ける素敵な店内。予約が取れれば、また伺いたいお店です。...
厳選した新鮮食材をライブ感溢れる鉄板焼で楽しめる『けやき坂』。 ここでは、国産松茸、イタリア産白トリュフ、フランス産黒トリュフという希少な3種のきのこを使ったディナーコースがお目見え。 また別途、国産松茸の鉄板焼や、全てのメニューにプラスして堪能できるイタリア産白トリュフのスライスも用意!...
鉄板焼の『けやき坂』でのみ堪能できる「けやき坂 ビーフ」をご存知だろうか。東京都産の秋川牛に、キヌアやカカオといったスーパーフードを配合した餌を与えて飼育した、同店オリジナルの黒毛和牛だ。 生育チェックから出荷、上場まで、料理長をはじめとする『けやき坂』のスタッフたちがこだわり抜いたという肉質は、きめ細やかで柔らかく、味わい深いものとなっている。 同店ではこちらを、アラカルトやコースで提供。昼もコースで堪能することがで...
まず初めに感じた大きな違和感は、真希があまりにも実家との付き合いを優先することであった。 家事も料理も完璧にこなす真希だが、何かあるとすぐに実家に帰り、両親やお姉さん家族とべったり過ごしている。 妻としての行動は申し分ないものの、心は自分の妻になりきれていないのではないか。そんな風に思うことも多くなった。 自分が受け継いだ会社の関係で住まいを六本木一丁目に決めた時も、住み慣れた文京区や家族...
店名:鉄板焼 けやき坂 住所:港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 4F 営業時間:ランチ 11:30~14:30(土・日・祝 ~15:00) ディナー 18:00~21:30 電話番号:03-4333-8782...
「『グランド ハイアット 東京』の鉄板焼店で、食材のディスプレイや鉄板での豪快な調理、ホスピタリティとどれも最高。横並び席で食事を楽しみ、デザートでテーブル席に移動する演出もイイ」...
香織の結婚相手となった男性は、東京で初めて付き合った篤志だった。香織と付き合っていた頃は愛宕グリーンヒルズフォレストタワーに住んでいたが、現在は六本木ヒルズレジデンスのC棟に住み、44歳でまだ独身だった。 偶然再会した日、お互いの10年間の話で盛り上がった。香織は、翔太と社内恋愛をしていた頃に、篤志が東京ミッドタウンレジデンシィズに住んでいると、噂で聞いたことがあった。そのことを彼に聞くと、少し俯いて...
そんなことを考えていたら、次のデートにグランドハイアットにある『けやき坂』に誘われた。前回好きな食べ物の話をしたときに「鉄板焼き」と答えたのを覚えてくれていたのだろう。 『けやき坂』は、新鮮な野菜焼きや国産牛の柔らかいステーキを楽しめるのはもちろんのこと、ウッディ調の内装には木の温もりが感じられて、絵理奈の大のお気に入りのお店だった。 約束の当日、いつものようにワインで乾杯をした。今日は彼の雰囲気が...
季節の野菜がマーケットのようにレイアウトされた『けやき坂』では、旬を味わいたい。信州牛、伊賀牛、神戸牛などのブランド牛を、その時期ならではのアレンジで堪能できるのが嬉しい。 おすすめの「黒毛和牛の味噌焼き香り蒸し」は、西京味噌と富士味噌に信州牛を1日漬け込んでおり、驚くほど柔らかく旨みも倍増している。しかも、ほのかな筍の香りも楽しめる。 ちなみに目の前で繰り広げられるパフォーマンスは女子との話のネタ...
僕ならグランドハイアットの『けやき坂』に連れて行きますね。鉄板焼きのお店では食後に別室のソファーでケーキを出してもらえたりします。 誕生日といえばケーキはマストですので、いかに流れよくケーキまでいけるレストランをチョイスできるかがポイントです。...
世界基準のグルメシティと言われて久しい、ここ東京。海外から訪れるツーリストたちにとっても、東京のグルメが旅の目的であることが少なくない理由は、日本人の確かな技術力と、食への飽くなき追求の賜物と言えるだろう。 たとえば、ステーキ。“KOBE BEEF”に代表される和牛は、外国人が愛する日本食材の筆頭だ。そんな和牛肉を、食材のクオリティや調理技術だけにとどまらないサプライズを以って提供してくれるのが、『グラン...
肉好きならば“厳選されたプレミアム牛の食べ比べ”と聞いて、興味をそそられないわけがない。 『グランド ハイアット 東京』内にある『けやき坂』は、革新的な鉄板焼き店である。存在感のあるくるみ材の鉄板焼きテーブルカウンターの奥には、マーケット風にディスプレイされたこだわりの食材がずらりと並ぶ。 メニューリストはもちろんあるが、ゲストの要望に臨機応変に対応し、調理することも珍しくはない。「鉄板焼きは、コース料理の...
前職では大手テレビ局の通販番組制作部で、演出や商品開発を担当。ヒット商品を生み出すも、母の死を機に健康について考えるようになり、トレーナーの道に進むことを決意。 「予防医学や栄養学を伝えて、日本の健康寿命を伸ばしていきたい」と意気込む。 フリーで活動し4年、現在は南麻布の高級会員制ジム・恵比寿のジムで働く。ジムには経営者や有名人の方がたくさん来るので、様々な価値観に触れることができるのが楽しい。 結婚は「年齢は気...
フレンチというと白いクロスが敷かれたテーブル席が多数派だが、初期デートとなると距離が詰めづらい。そこで推すのがシェフズテーブルのフレンチ『釜津田』。 隠れ家的な入り口から続く階段は、ポップアートに彩られた空間。そしてデートを好転させるのは、オーナーシェフ・釜津田 健氏がこだわったカウンターだ。調理場とカウンターをフラットにし、ライブ感を高めたという。さらに奥行きもあるのでふたりの会話に浸ることもできる。 「我が家に招く...
この店をオープンするにあたって、シェフの釜津田 健さんが最もこだわったのは食材。 海の幸、山の幸が豊かで、以前から注目していた能登半島に赴き、生産者に直接会って見極めてきた食材の数々が、この店のメニューを支えている。 鶏肉よりずっと旨みが強い七面鳥、無農薬のコシヒカリ、味の濃い有機野菜などがそろう。...
この店をオープンするにあたって、シェフの釜津田 健さんが最もこだわったのは食材。 海の幸、山の幸が豊かで、以前から注目していた能登半島に赴き、生産者に直接会って見極めてきた食材の数々が、この店のメニューを支えている。鶏肉よりずっと旨みが強い七面鳥、無農薬のコシヒカリ、味の濃い有機野菜などがそろう。...
牡蠣を食べるならば、オイスターバーや牡蠣小屋と連想する人も多いかもしれないが、『麻布楸』はそういったお店ではない。 あくまでも牡蠣料理専門店として、普段はなかなか食べる事ができない牡蠣料理を楽しんで欲しいと、オーナー早川拓視氏が『麻布楸』をオープン。 そんな早川氏が自ら選び抜く牡蠣を使用し、作られる料理はどれも独創的で、お酒の進む品ばかり。 「前菜6種と日本各地からの真牡蠣食べ比べコース」(3,980円 ※主菜、...
牡蠣を食べるならば、オイスターバーや牡蠣小屋と連想する人も多いかもしれないが、『麻布楸』はそういったお店ではない。 あくまでも牡蠣料理専門店として、普段はなかなか食べる事ができない牡蠣料理を楽しんで欲しいと、オーナー早川拓視氏が『麻布楸』をオープン。銀座でも『銀座楸』を経営している。 そんな早川氏が自ら選び抜く牡蠣を使用し、作られる料理はどれも独創的で、お酒の進む品ばかり。「前菜6種と日本各地からの真牡蠣食べ比べコース...
指定された元麻布のイタリアン『アルヴェアーレ』は、杏子も以前からお気に入りの店だった。 おまかせコース6,500円はとにかく高コスパであったし、25時ラストオーダーというのも多忙なバリキャリ女には有難い。 杏子は週一で通っている針治療を済ませ、集合時間より少し遅れて店に到着した。...
【今週の港区おじさん】 名前:貫太 年齢:45歳 職業:投資家 好きな店:『西麻布 鮨 真』『アルヴェアーレ』 好きなタイプ:ビジネスセンスがある女性...
とある金曜日の夜のこと。 「やっぱり可愛い子の友達って可愛いんだな。真子ちゃんに頼んで良かったよ。」 元麻布にあるイタリアンレストラン『アルヴェアーレ』の個室。真子の正面に座る亮平がご満悦、といった表情で真子を褒めた。 「当然よ。私の友達、可愛い子しかいないの。」 ふふん、と上から目線で答えて見せたが、真子の心はチクリと痛む。 32歳、外資コンサル勤務の亮平とは、2か月ほど前に...
「第1位に選んだのは、元麻布のイタリアン『アルヴェアーレ』。この店が2016年では一番心と胃袋に響きました! 決め手は何といっても、トータルバランスの良さ。思いもつかないような斬新な素材の組み合わせや味付けにも毎回感動してしまいます」 この時期コースで提供しているパスタは、牡蠣と最小限の油で香ばしく焼いたささがきゴボウの手打ちのタリオリーニ。ゴボウの下に忍ばせた荒つぶしの黒胡椒とコリアンダーシードの落ち葉...
自他共に認めるグルマンモデル、高垣麗子さんは、イタリアンが大好き! そんな高垣さんがご贔屓にしている3店をご紹介。秋食材を彩り豊かに盛りつけた極上イタリアンをご賞味あれ!...
①コスパ・安定感 、②ユニークな料理 、③空間・クオリティと女子会レストラン選びには3者3様のこだわりマウンティングポイントがあるようだ。 絵理:『ヒロソフィー』の山田宏巳氏が最近恵比寿にオープンした『トラットリア・ヒロイズム』、知ってる?ワインが仕入れ値とほぼ変わらなくて破格らしいの!コースは2種類あるみたいだけど6,500円のスタンダードが秀逸みたい。 理沙・麻奈・由美:えっ?知らなかった。...
デザートも食べれるなら全種類盛り合わせで!コース+飲み物 8,500円程度かと。 『幸せ三昧』 も時々利用します。あとは、『アルヴェアーレ』。6,500円のコースでおなかいっぱいになります。ワインも数種類グラスで試せるのがよいですね。...
「で?本日の一番人気はどなただったの?」 皆を見送った後、ルナは健太と二人で『プレゴ』でお茶をしながらプチ反省会を開く。 「男性陣の一番人気は麻里ちゃんかな。でも小林さんは美緒ちゃんもいいって言っていたけど」 自己紹介の後、美緒は小林に狙いを定め、妙にボディタッチしながらずっと彼の隣をキープしていた。 他己紹介は、その女性の本性が露骨に出る。 きちんと相手を立てた紹介ができる人は、人としても魅力的...
「お笑い芸人じゃあるまいし、今更そんなニューヨークに行って挑戦とかウケるね。」 俊平が隣で笑っている。 たしかに、私も同じことを思った。それに今でも、夢に描くようなお城住まいではなくても、まぁまぁ良い暮らしはできているはずだ。 年上の嫌な彼氏・リュウジと別れた後も、彼に紹介してもらったWEBエディターの仕事は続けており、どちらかというと順調だと聞いた。 何故このタイミングで、急に真理亜はそんなことを言い...
何度か会食を重ねた仕事相手であれば、たまには想定外のおもてなしで意表をつくのもアリ。新鮮で記憶に残るひとときを演出してくれるレストランが麻布十番にある『ザ・シェフズ・テーブル』だ。 アメリカ南部出身のソーハンさんが作るのは、チリやアルゼンチン、ペルーなどで親しまれている南米料理。フレンチベースだが、フュージョンではなく、その国々で食べられている味を再現することをモットーとしている。 ここ最近、日本でも南米料理ブームが巻...
何度かデートを重ねた相手であれば、たまには想定外のおもてなしで意表をつくのもアリ。新鮮で記憶に残るひとときを演出してくれるレストランが麻布十番にある『ザ・シェフズ・テーブル』だ。 ゲストもスタッフも外国人率が高めで、営業中は店に英語が飛び交うことも多い。ひとたび足を踏み入れれば、パートナーはまるで外国へバカンスに来たかのような錯覚すら覚えるだろう。 同店のシェフ、アメリカ南部出身のソーハンさんが作るのは、チリやアルゼン...
やはりこの立地と雰囲気は大人のカップルに好まれる。バレンタインは全席カップルだったとか!もちろん、この店の魅力はそれだけではない。 「中南米の料理なら、なんでも!」というウルグアイ出身の料理長シルバナさんが手掛けるメニューは、私たちにとってはなじみの薄いものが多いが、一口食べればその優しい味わいに病みつきになる。...
一の橋から麻布十番商店街に入ってすぐ。小さなビルの5階にひっそりとオープンしたのが昨年暮れのこと。こぢんまりとした部屋の奥にはオープンキッチンがあり、最大14人掛けの大きなテーブルがひとつだけ。ウッディな床にイタリア製の布が貼られた壁。クラシカルな内装はまるで避暑地にある別荘のよう。このシェフズ・テーブルは完全予約制、ご相席なし、を原則としている。つまり、予約をすれば必ず貸し切り状態で食事ができるというわけであ...
他人にとってどうでもいいような、他愛もないことだった。だけど私は、あの時「人生が終わった」のだ。 『そんなことで就活やめたの!?』 『学歴捨てて家事手伝い!?』 当時の私を知っている人たちは、「そんなことくらいで?」と驚いていた。 だけど…私にとって…耐えられない出来事だった。他人に理解されなくとも…。 あの日、あの時、あの場所にいなければ…私はきっと、働けていただろう。ごく当たり前のように…愚痴を言...
いまや、世界中で関心を集める和食。そのエッセンスは、料理、お酒、お皿、そして精神にも表れる。多様化する和食の新たなプレゼンテーションに迫る。...
名前:賢人(37歳) 職業:テレビ局勤務 推定年収:1,300万 「初めまして。今日は、よろしくお願いします」 そう言って、深夜の『マデュロ』に現れた賢人は、爽やかな礼儀正しい男だった。 彼は、東京大学出身で港区在住の37歳独身男子。テレビ局勤務で、年収は1,300万超と推測される。 上質なシャツにパンツというシンプルな服装でもお洒落に見えるのは、高身長が故だろう。テレビマンという割には、いわゆ...
やりがいのある仕事でキャリアを重ね、華やかな独身ライフを満喫する女。 早々に結婚し専業主婦となったものの、ひたすら子どもの世話に追われている女。 女として本当に幸せなのは、どっちだと思う−? 独身キャリア・工藤千明と、専業主婦・沢田美緒。 二人はかつて同じ高校の同級生だった。しかし卒業後15年が経ち、千明と美緒の人生は180度違うものとなっている。 そんな対照的な選択をした二人が、同窓会で再会。かつて...
見かけのいい男からチヤホヤもて囃されて、嫌な気持ちになる女などいないはずだ。 ましてやその男は、ハードもソフトも完璧なのだから。 清潔感のある、整った顔立ち。外資系IT企業に勤務するエリート。そんな男から私は今『マデュロ』で、自分を賛美される言葉ばかりを並べられているのだ。 「千沙ちゃんって、本当に綺麗だね」「声も魅力的だよ」「指先まで色っぽい」 まるで何かに駆られるように、そんな言...
悪夢だ。 こんなところで元夫の裕一郎と再会するなんて。しかもよりによって所属契約に来た小春の父親だなんて、そんな事が現実に起こったのだ。 離婚後、二度と裕一郎に関わらないことを心に誓った美月は、サークルの仲間たちともニューヨーク時代の関係者とも、関わりのある人全てと連絡を絶っていた。 噂話すら耳にすることがないように、とにかく徹底して避けて来たのだ。 ―それなのに、どうして 「...
私はこの日、女友達に誘われるまま久しぶりに食事会に参加していた。 もちろん罪悪感はあったけれど、「他の男の人を見て、自分の彼氏の価値を再確認することもあるよ」などと女友達にそそのかされて、参加することにした会だった。 3 on 3のお食事会。ここで私は、一番イケメンで一番スペックの高い男・向井から、なぜか気に入られたのだ。 180cm近い長身と綺麗な二重の目元。清潔感あふれる容姿で、外資系...
—菜摘には、抜けること伝えておけばよかったかな…。 頭の隅でそんなことを考えながら、『マデュロ』のカウンターに、私は高岡先輩と座っていた。 会場で再会した彼に、二次会ではなく「二人で飲もう」と誘われた時、無意識のうちにイエスと答えていたのだ。 「紗季、きれいになったね。」 不意に名前を呼ばれ、心臓が跳ね上がる。 「ありがとうございます…。」 この動揺を悟られないようにと、私は...
店名:ジャズラウンジ「マデュロ」 住所:港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 4F 営業時間:【月曜~木曜・日曜】19:00~25:00 【金曜・土曜】19:00~26:00 電話番号:03-4333-8783 席数:108席 ミュージックカバーチャージ:2,000円(20:00以降/税別)...
それは予想外の事実だった。 平塚くんが彼女と別れたことは恵美から聞いて知っていたが、てっきりフィアンセがいることを理由に岸さゆりの方から振られたとばかり思っていた。 それがまさか、平塚くんの方から別れを切り出していたなんて。 私は花音の話と、『マデュロ』で平塚くんが見せたあの苦しげな表情を交互に思い出し、頭が混乱してきてしまった。 私が真実を告げた時の、彼のあの切ない顔。あんな顔をす...
海外より迎えたアーティストによる音楽に耳を傾けながら、上質なカクテルや希少なウイスキーを楽しめる大人のためのジャズラウンジ。港区界隈のセレブが集う社交場でもある。...
「…麗華は、ちゃんと想い伝えたの?」 黙り込んでしまった私に、恵美が恐る恐る問いかけた。 『マデュロ』で平塚くんに会ったことを、恵美にはまだ伝えていなかった。 あの夜のことは、正直、もうあまり思い出したくない。私は静かにこくりと頷くと、多くは語らず「もう、いいの」とだけ言った。 「もういいって…」 恵美はそんな私に納得がいかない、といった表情を向けてきたが、しかしそれは私の本心...
私は今『マデュロ』で、平塚くんを待っている。 約束は21時。あと2分ほどある。 今日、私は18時に仕事を終えた後、急いで自宅に戻った。シャワーを浴び、いちからメイクも髪も整え直すためだ。 平塚くんに会うのだから、全て抜かりなく。最も美しい状態に自分を仕上げておかなければ。 平塚くんに、綺麗だと思ってもらいたい。彼の瞳に、少しでも魅力的に映りたい。 そんな風に願いながら身支度をす...
私は恵美が作ってくれたグループLINEで、平塚くんの連絡先を知っていることを思い出した。 “この間は、途中で帰ってしまってごめんなさい” “平塚くんに話したいことがあって、よかったら近々会えませんか?” おしゃべりに夢中になっている皆に隠れ、私はテーブルの下でひとり黙々とスマホをタップした。 そして勢いのまま、怖気付く心を振り切って送信ボタンを押す。 断られるかもしれない。無視され...
新しい朝を、私はまるで生まれ変わったかのような気持ちで迎えた。 男に求められ、男の隣で目覚める朝というのは、こんなにも満たされた感情に包まれるものだったのか。 六本木にある高層マンションの一室。 柔らかな朝の光の中、未だ寝息を立てる俊介の横顔を眺めながら、私は甘美に匂い立つシーツの波間で、再び余韻に浸ることにした。 昨夜『マデュロ』で落ち合うや否や、俊介は私をべた褒めした。 ...
RRR… 数回の呼び出し音が妙に大きく聞こえたのは、後ろめたさのせいだろうか。 私は今、花音に嘘をついて彼に電話をかけている。 しかしこれは、彼の用件を確かめるためだ。そうやって自分を誤魔化しながら喧騒の中を歩いていると、耳元で弾んだ声がした。 「あ、麗華ちゃん?良かった、連絡くれて」 電話の向こうで、俊介の笑顔が見える。さっき彼は仕事に戻ると話していたはずだが、その声は明るく...
「うそ、ずっとそこに居たの!?」 待ち合わせに指定された『マデュロ』に私が着いたのは、日付が変わろうとする頃だった。 あのメッセージを送ってから彼はずっとカウンターにへばりついて私を待っていたらしい。そんなこと、今まで一度もなかったくせに。 「千華、忙しそうだね。」 「あなたほどじゃないけど、忙しいわよ。」 ショーンの問いかけに目一杯の嫌味を込めて返事をする。 「ドライマ...
「新太郎さんって、すっっごくステキな人じゃないですか...?」 理恵子は、憎き元カレ・新太郎に対する後輩の麻美の高評価に、衝撃を隠せなかった。 麻美は普段はどちらかと言うとハッキリした物言いで男性とも対等に会話をするタイプの女で、クネクネと男に媚びるような所謂“ゆるふわ系”では決してない。 だが、今目の前にいる彼女は、なぜか妙に高い声を出し、唇をアヒル口のように尖らせて急に“可愛い女”を気...
「私...純也くんが既婚者だなんて知らなかったし、全く気づきませんでした...。理恵子さんもそうですよね?」 グランドハイアット東京の『マデュロ』に移動した途端、麻美は崩れ落ちるようにうなだれた。...
今や、ハイスペックといえば男性とは限らず、女性も活躍する時代だ。 世の女性の多くがハイスペ男との結婚を夢見る一方で、自ら高い年収を稼ぐ “1,000万の女”たち。 全給与所得者(女性)のうち、年収1,000万を超えるのはたった0.9%と言われている。(H28民間給与実態統計調査より) そんな一握りの女たちは、どのような人生を送っているのか? 本連載では、キャリアと美貌に恵まれた、まさに「...
「慶介まで、あんなダサい女と結婚するなんて…。それに、あの学歴とキャリアじゃ生まれてくる子供だって、慶應に入れないかもしれないのよ?それで良いのかしら。」 モヤモヤした思いを吐き出したくて、留美を『マデュロ』に連れ出した。 「女子大出身なんだから、MARCH出身の男の人で充分じゃない。こっちの畑を荒らさないで欲しいわ。お蔭で釣り合う男の人がどんどんいなくなっちゃう。」 何一つ自分よりもスペ...
東京のホテルバーで週末のL.O.が26:00までいくのはここだけで、夜遊びの街、六本木にあるホテルの気合いを感じるもの。 景気が悪くてもまあ普通、ちょっとでも景気がよくなると祭りのような盛り上がりをみせる絶好調バーである。とはいえ内装はシックで温かみがあるので、品よくギラつける。 客層はカップルも多いが、仕事帰り、飲み会帰りらしき同性グループも多数。L.O.が遅いため、3次会でここに流れつくケースも...
『グランド ハイアット 東京』内のバー。落ち着きがありつつ、何か起こりそうな予感も漂う店。「カウンターでスタッフと語らいつつ楽しめ、また生演奏もあるので退屈しません」...
「いまから飲まない?」 時刻は22時。定期的に開催される港区のパーティで知り合ったおじさんに呼び出された。場所は六本木『グランド ハイアット 東京』の『マデュロ』。他の人とも、今年だけでもう30回以上は行っている。このおじさんは、隙あらばちゃっかり口説いてこようとするが、害はない、いい人だ。 『マデュロ』への行き方に戸惑うビギナーは多い。ホテルエントランスから入る際には、まず6階を目指し、そこか...
“非日常的空間”という表現が相応しい『マデュロ』。 ラグジュアリーホテルならではの優雅で重厚感のあるバーは、食後のみならず、ディナー前に訪れて心をオンからオフモードに切り替えるのにもうってつけだ。...
「ラフロイグ、ロックで」 強烈なピートの香りを放つ個性豊かなスコッチウイスキーをゆっくりと味わう姿は、照明を落としたアンバーな空間によく似合っていた。 陽介の行きつけだというこのバーは、グランドハイアット 東京にある『MADURO』。スペイン語で「成熟」という意味の、大人にぴったりのバーである。 ラグジュアリーな場に負けず劣らずのギラギラしたオーラで、一目で独身だろうと予想がついた。それを...
あなたの遊び方、間違っていないだろうか? 大人になり、ある程度の経済力を手にすると、遊び方の流儀が問われるようになる。 酸いも甘いも経験し、東京で遊び尽くした港区民たちの、次なる遊び方。 彼らの最新事情を、飲食店経営者であり港区おじさんジュニアと呼ばれる剛(32歳)が探っていく。 これまでに、パーティールームで興じるトランプの楽しさや、タクシー代は渡さない新ルール、世界中どこでも通じるネ...
僕が提案したのは、『マデュロ』。...
今夜の二軒目選びは重要だ。いつもの街場のバーではなく、ラグジュアリーホテルのバーへと彼女の手を引こう。向かい合って座るのではなく、ここは必ず横並びで。 さりげなく彼女と指を絡ませ合い、上質な喧騒の中で互いの耳元で会話を交わせば、自ずと距離が縮まっていくはず。 ここ『マデュロ』は揺れるガスランプの明かりのなか海外アーティストの生演奏が流れる艶やかなバー。ここで軽やかなお酒を楽しめばもうゴールは目前だ。...
医者を好み、医者と付き合い、結婚することを目指す。 そんな女性たちを、通称「ドクターラバー」と言う。 日系証券会社の一般職として働く野々村かすみ(28)も、そのひとり。 彼女たちはどんな風に医者と出会い、恋に落ち、そして生涯の伴侶として選ばれてゆくのだろうか? 医者とドクターラバーたちの恋模様は、一筋縄ではいかないようだ。 慈恵医大出身のドクター2人とお食事会をしたかすみと、同期の...
東京の女には、ホテルの数だけ物語がある。 「ホテル」という優雅な別世界での、非日常的な体験。それは、時に甘く、時にほろ苦く、女の人生を彩っていく。 そんな上質な大人の空間に魅了され続けた、ひとりの女性がいた。 彼女の名は、皐月(さつき)。 これは、東京の名だたるホテルを舞台に、1人の女の人生をリアルに描いたストーリー。 埼玉出身のごく普通の女子大生だった皐月は、社会人になり東京生活...
誰かにそばに居てほしい。 女は、その瞬間に寄り添ってくれる男を選んでしまうものだ。 スマホで“逢いたい”の4文字を送信した後、1分と間を空けずに倉田からメッセージが届いたその時に、もう香奈の心は決まっていた。 ―『マデュロ』で待ってて 倉田は、香奈に嘘をついていた男だ。 彼は妻子があり、しかも妻は現在、第二子を妊娠している。離婚を匂わす発言を何度も繰り返していたにもかかわらず、...
29歳になった香奈は、パッと見ただけで上質とわかるスーツに身を包んだ40代の男と、グランドハイアット東京にあるバー『マデュロ』にいた。 「妻との離婚だけど…もう少しだけ、待っていて欲しい。」 男は申し訳なさそうに、しかし落ち着いた口調でそう言い、香奈の様子を静かに窺う。香奈は、目の前のカクテルに視線を置いたまま彼の言葉を聞き、数秒ののち、潤んだ瞳をゆっくりと、男に向けた。 香奈は今、隣に座...
また、シャングリ・ラ ホテル東京の、高層階宿泊客、及びホライゾンクラブ会員限定のバー『ホライゾン クラブ ラウンジ』で飲むことも暫しあった。 翔太の友人と飲む時は、西麻布が多い。行く先々で、シャンパンを開ける音を何度聞いただろうか...電車の駅もなく、一見薄暗い雰囲気の西麻布だが、一歩店に入れば艶やかに光り輝いている異様な世界。 外の暗さと店内の煌々と光るネオンのギャップに幾度も目が眩んだ。 ...
慶應義塾大学内には、他大学からは決して窺い知れない“格差”がある。それは、大学入学に至るまで、どのような経路を辿ってきたかという格差だ。 比率的には、大学受験を経て入学した「外部生」が圧倒的に多いが、貴族的な小学校といわれる「幼稚舎」から、中学は男子校の「普通部」と共学の「中等部」、「SFC」がある。 高校は男子校である「慶應義塾高」、埼玉にある「志木高」、女子校である「慶應義塾女子」、共学である「...
“非日常的空間”という表現が相応しい『マデュロ』。ラグジュアリーホテルならではの優雅で重厚感のあるバーは、食後のみならず、ディナー前に訪れて心をオンからオフモードに切り替えるのにもうってつけだ。 K「高確率でいい出会いがあって、会話を楽しめます。この前は話しかけられた人と奇遇な共通点があり、盛り上がってクリスタルのボトルを開けてもらっちゃいました。」...
「男は40代からが勝負」 精神的、また経済的にも豊かになる40代。血気盛んな40代はまだまだ多く、その余裕ある姿に憧れ、その男性が未婚か既婚かに関わらず、恋に落ちる女性もまた数多い。 しかし、憧れのまま恋に落ち結ばれるときもあれば、40代というその年齢の実態を知り、その魅力は幻想だと考える女性もいる。 「40代からの魅力」は真実なのか幻想なのか?前回は、年上の男が自分だけに見せる弱みにほだされ...
東京の女子大生は忙しい。プロ女子大生という言葉があるように、学生時代から経営者・芸能人との飲み会を夜な夜なこなしてきた。23歳で、既にテレビ局・代理店との飲み会に興味を失っている人も多い 。 しかし23歳で、勝ち組と負け組を分ける大きな別れ道が実はある。 “女子大生”という冠が外れた時、次にどんな強力なカードを手に入れられるのか。それが次のステージへ駒を進める際の大事なポイントとなる。 C...
昔はブランド物が大好きで、時計もギラギラした物を着けていましたが最近は全くそうゆうのに興味がなく、もっぱらカジュアル派。太めバングルが好きで、こちらはノーブランドだけどかなりの使用頻度。特にデートの時は分かりやすいブランド物の時計はしないようにしてる。 そしてジェルネイル特有の人工感が苦手になってしまい、最近はセルフネイルかノーネイル。今後気分によって復活させる可能性もありますが、暫く自爪で楽しもうと考え...
スペイン語で“成熟した”という意の店名に相応しい要素が集まる。ガス燈の炎は、女性の表情を美しく映し、海外アーティストによる生演奏は、耳元で話さなくては聞こえないほどにぎやかだ。シガーは、女性向けの風味のものも充実する。例えば、「コイーバマデュロ5セクレトス」をふたりで1本オーダーし、シガーデビューさせてあげてはいかがだろうか?...
「最年少?テキーラ?なになに、何のこと?」 不二子曰く、二十歳の誕生月に自身の母親に勧められて「テキーラ・ソムリエ講座」を受けに行ったのだそうだ。そんな発想もなければ、そんな粋な母親も持ち合わせていない私は、なんだか変な焦りのようなものを覚えた記憶がある。 「お母さんにテキーラ勧められるって、珍しいね...」 でも不二子は自信満々である。 「お酒の基礎知識の勉強にもなるし、お酒に飲ま...
グランド ハイアット 東京/バーテンダー・田中理沙さん 『マデュロ』でシェイカーを振る田中理沙さんが初めて同店を訪れたのは21歳のとき。バーテンダーになりたいと思い始めたころで、ホテルのバーを覗きにいった。「まるで外国のようだと衝撃を受けました。 ムーディな照明のなかでジャズの生演奏が流れ、日常とはガラリと違う場所。シガーを吸っている大人なお客さまも多くいて、いつかここで働きたいなと思ったんです」と...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子は、6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛に会うことを決意した。レストランで寛と過ごしている内に、愛子はこのまま寛と一夜を共にしたい欲望にかられた…。 東京DINKS第6話:元カレを前に、薬指を隠す女の心は後悔か欲...
男性に連れてこられて嬉しいバーというイメージの強い『マデュロ』だが、実は女子会に最適なプランも。ドリンクは、シグネチャーカクテルのモヒートをはじめ、50種類以上あるドリンクセレクションから90分制でお好きなだけ。 そして、フードは、6つのタパスから始まり、サラダ、メイン、デザートまで、どの皿も驚きの秀逸さ。完全予約制で1日4組限定、1組4名までというのにも納得のバリュープランだ。...
東京のホテルバーで週末の営業がAM2:00までいくのはここだけで、夜遊びの街、六本木にあるホテルの気合いを感じるもの。景気が悪くてもまあ普通、ちょっとでも景気がよくなると祭りのような盛り上がりをみせる絶好調バーである。 とはいえ内装はシックで温かみがあるので、品よくギラつける。客層はカップルも多いが、仕事帰り、飲み会帰りらしき同性グループも多数。 ラストオーダーが遅いため、3次会でここに流れつくケー...
ホテルのバーに求めるものは何だろうか。眼下の眺望が与えてくれる浮遊感か、あるいはクローズドな空間がもたらす親密な雰囲気か。気分で、そして共に過ごす相手で、その答えはさまざまだろう。 もし後者を選びたい夜は、ここ『MADURO』を訪れたらいい。長いアプローチの先にある大きな扉の奥には、外の世界とは別の時間がゆったりと流れている。 カウンターを彩るのは温かな光を放つガスランプの炎。ガラスのパーテイション...
「百貨店のブランドや店舗を持つ強みを活かしたEC事業は、既存の延長線上の考えでは生まれません。私は、新しい発想の導入を関塚さんや太田さんとチャレンジしたいと思っています」 システム導入のプロジェクトはトップダウンで進めていくのが効率的で、何かあった際にクライアントの社長に直接進言できる関係性を築くことが何より重要だ。『旬房』での接待では、社長同士、関塚社長と私という関係性は十分築けたのではないかと思う。 ...
ホテルのバーといえば、スモールスペースを想像しがちだが、グランド ハイアット 東京の『MADURO』に足を踏み入れれば、その概念は覆されるだろう。迎える天井高約4 mの開放的な空間は、N Yで活躍するアメリカンチャイニーズのトニーチー氏がデザイン。時には艶かしさを、時にはノスタルジーを感じさせ、揺らめくガスランプとキャンドルの炎が、非日常の世界へと陶酔させる。席数実に108席。2シーター、ブース席と表情も豊かで...
—直哉さんに紹介いただいた若月社長の講演会、すごく参考になりました。起業って一筋縄でいくものじゃないけど、女性が可能性を広げて自己実現できる社会を目指すためにも、もう一息頑張ります!ー さらに画面をスクロールしていると、私が一番嫌いな女のメールに辿り着く。 この聡美という女は、おそらく私と同年代の30歳少し手前の女だが、どうやら人材系の会社を立ち上げたばかりの女社長のようだ。 最近のメールを見る限り、直哉は自...
「いやぁ、弱ったな。そんな怖い顔しないでください。“デート”って言っても、時々食事に行くくらいですよ」 譲治は眉をハの字に下げ、少し困ったように声を上擦らせる。 「別に変なことはしません。もちろん相手の女性だって、僕のことをただの“おじさん”としか見てみませんから」...
<今週の麻布十番住人> 名前:桃子 年齢:35歳 出身:仙台 職業:専業主婦(結婚8年目) 趣味:愛犬とお昼寝 好きな店:エクアトゥール 昼間の麻布十番を歩いていると、30〜40代と思しき綺麗な女たちがやたらと目につく。 デニムにシンプルなカットソーというラフな格好をしているが、細部に目を向けてみれば、一目でブランド物とは分からないが上質そうな鞄を持ち、指にはダイヤがきらりと...
一流の仕事につき、高い年収を稼ぐ東京の男たち。 世の中の大半の女性が結婚を夢見る、いわゆる“アッパー層”と呼ばれる人種である。 しかしその中でも、ハイスペであるが故に決定的に“残念な欠点”を持つ男、というのが存在するのだ。 元彼を35歳の美女・恭子にとられて傷心中の瑠璃子は、彼を忘れるためにハイスペ男との出会いを積極的に繰り返すが、なぜか残念男たちを次々引き寄せてしまう。 瑠璃子が出会う...
移転オープンを経て、支持率を高めているフレンチレストラン。シェフとマダムのふたりで営むため、予約はメールのみ。 シェフの料理は食材の組み合わせも緻密かつ繊細で、的確な火入れ、多様なソースで食べ手を惹きつける。...
◆ アキと二人きりで会うようになって、3ヶ月が過ぎようとしていた。すっかり一緒にいる時間が長くなり、気がつけば半同棲状態だ。 圭介には全く会っていない。アキも会っていないようだった。『エクアトゥール』のディナー中に、酔っ払ったアキが仔羊の肉を食べながら、“もう普通には戻れない”と何度も繰り返し言っていたのが可愛くて、よく覚えている。...
男なら誰にでも、忘れられない女がいる。 美しく、強く、狡猾な女、「エリカ」。 潤にとって忘れられない女は、彼女以外の誰でもない。 フリーライターとして地味な仕事をする潤と、その美貌ゆえに、煌びやかな生活を送るエリカ。彼女に強い想いを寄せる潤だが、当然ながら、まるで相手にされない。 彼女が狙うのは、自分の価値をさらに高められるような、ハイステータスの金持ちばかりだった。 にもかかわら...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い、葛藤しながら自分らしさを取り戻す。 代々木上原での生活を始め徐々に自分らしさを取り戻すユリだったが、将来への不安は尽きない。転職サイトに登録したり、会社の先輩・綾子に相談して強烈なダメ出しをされたり、何とか打開策を見つけようとする。 そんなとき、...
【予約はメール限定】 店はマンションの1室。エレベータを上がれば、ごく普通のドアが。到着するとマダムかつオーナーである川島弘子さんが、丁寧に入室を促してくれる。 シェフ・小野慶之氏は青山『ラ・マージュ』でシェフを任された後、渡仏。パリ・リヨン駅そばの『オ・ルベル』で2年間、シェフを務め、彼の地で高い評価を得た。驚くほど繊細かつ丁寧に必要な作業と味を重ねた料理が、その手から生み出される。 「他店の取...
麻奈:『レフェルヴェソンス』いいよね。オープンすぐに行ってから何度か行ってる。お料理はエンターテイメント性もあるけど、ごまかしがない感じ。スペシャリテの『定点』はやっぱりいつ食べても凄いなって感動する。空間はスタイリッシュでスタッフも程良い距離感のサービスが現代的なんだけど、サーヴはどこかクラシカルなんだよね。告白されたり、プロポーズされたら、落ちない子いないでしょ。 絵理の心の声:(さすが麻奈・・・...
移転オープンを経て、支持率をさらに高めているフレンチレストラン。同店の予約はメールのみで受け付ける。 それはなぜか。シェフとマダムのふたりで営むため「今できるベストを提供したい」が故の最善の策。電話より確実にコンタクトでき、店側からのリコンファームもしやすく、苦手な食材や履歴も検索しやすい分、きめ細かなサービスが担保される。 シェフが集中して向かう料理は食材の組み合わせも緻密かつ繊細で、的確なキュイ...
ー佳菜子さんほどの女性をもてなす男性は大変そうですね。男性とのデートのときに注目しているポイントはありますか?ー 佳菜子:まずはお店のチョイスですね。お料理が美味しいことは外せませんが、他にはアクセスのしやすさ、雰囲気の良さも重要です。 あとは、会話力!色んな話題をふってもちゃんと返してくれて、新しい発見をもたらしてくれるかどうかは非常に重要です。打てば響く会話ができる人かどうかですね。職業柄、どう...
綾乃のプライベートアカウントのInstagramを見せてもらったが、一緒に写っている友達は現在テレビなどで活躍している芸能人や有名モデルも多い。結婚後はそんな友人たちと、知人がプロデューサーをしているアパレルブランドの展示会へ行ったり、ホテルでランチをしたりと日々相当豪華な暮らしをしていることがInstagramから垣間見られる。 「友達も、みんな華やかな子ばかり。私のような元グラビア系は、3パターンに分かれています。 ...
芸能人も秘かに通う『マンシーズ東京』。ファシリティ完備の個室は2階に。重厚な階段を上り、室内に入れば大人に相応しいラグジュアリーな設えが現れる。 漂う空気は上質。選ばれたVIPしか入れない雰囲気で満ちているから、ここが愛されるのだ。...
ソファーやトイレ、ベッドなどを備えたラグジュアリーなカラオケルーム。1階はイタリアンレストランになっている。「ラグジュアリーな空間だけで十分盛り上がれる“大人の遊び場”的な店です。が、ソファもベッドも大きいので、よく食べよく飲んだ後は、気付いたらみんな眠りに落ちてました(笑)」...
「剛、2軒目の店押さえといて。」 「はい、分かりました!」 翔吾さんとの食事会、終盤に差しかかった頃いつもの指示が入る。 僕は調子の良い返事をしたものの、2軒目を探そうと電話をかける手が止まる。 —今日のメンバーは、カラオケ歓迎派か?それとも拒否派だろうか... 港区民の2軒目=カラオケ、正確に言うとカラオケ付きの会員制の怪しげなバーだと思われがちだが、実際に全てがそう...
「あ、もしもし?今からマンシーズ来れない?」 麻布十番『マンシーズ トウキョウ』の廊下で、博人は忙しなく電話をかけている。 高級スーツに、第二ボタンまで開けたドレスシャツ。真っ白のシャツは、赤ワインで少し汚れてしまった。 「今日は役員のバースデーだから、マリみたいな可愛い子に来てほしいんだよね」 名前を変えて同じセリフをもう10回ほど繰り返したところで、ようやく美女2人が現れた。胸も...
十番だが、気持ち的には六本木。カフェ&リストランテのフロア奥には、全10室のラグジュアリーなカラオケルームを完備。 モダンでエレガントな部屋はどれも上質な心地よさで、リストランテから届く和洋折衷の料理も申し分ナシ。エキサイティングな夜の切り札に持っておくべき一軒。 【Karaoke data】 料金の目安:1時間 ¥12,000(30分延長ごとに¥5,000) 予約方法:電話または来店対応可 ...
「お疲れ様。乾杯」 かすみと城之内は、カラン、とグラスを鳴らし合う。 「ここには、来たことある?」 城之内の問いに、かすみはいいえ、とかぶりを振る。 本当はこの『1967』には、以前にも慶應出身のドクターとのお食事会で訪れたことがあった。 慶應や慈恵医大に勤めるドクターは病院の立地上、六本木・麻布付近で飲むことが多い。 よく連れて行かれるのは、ここ『1967』や前回のお食...
おふたりは、30代前半で慈恵医大の内科医でした。 大学病院は、月給はさほど高くありません。30代だと額面は35万円くらいです。非常勤アルバイトでの収入を足して、手取り50万円くらいでしょうか。 でもそこに勤めるのは、若いうちに臨床経験をたくさん積みたいとか、研究をしっかりやりたいという、意識の高い方が多いんです。 さらに、内科医というのも、私たちの興味を強く惹きました。 ドクターの中...
「じゃあ、行こうか」 そう言って幸夫は、自然に腰に手をまわしてきた。やはり今日は幸夫も、一晩あゆみと一緒に過ごそうと思っているらしい。 数年前に知り会って以来まだ経験したことのない、幸夫との一夜。あゆみにとっても、今夜はちょうど良いタイミングであった。あの男に会うまでは……。 偶然春馬に会い、気になる言葉を言われたせいで、あゆみの気分はそれどころではなくなってしまった。 ―ダメ、気に...
直哉は中央区在住の公認会計士だ。事務所は千代田区の飯田橋にあり、自宅は中央区の月島。それにも関わらず、直哉はほぼ毎晩港区にいる。 仕事終わりでそのまま港区へ向かうため、夜もスーツを着用している。しかし決して小粋なストライプスーツなどではなく、黒かグレーの無難なスーツだ。このあたりに、公認会計士らしさが垣間見れるだろう。 (港区界隈、特に西麻布界隈では良い意味でも悪い意味でも、このスーツ姿は少々目...
東京で30代前半のバツイチ女性は、モテる。 とにかくモテて、モテすぎる。 30代前半に限れば、結婚経験のない女性よりもバツイチ女性の方がモテるといっても過言ではないらしい。 計らずともバツイチとなり、落ち込んでいたあゆみ(32歳)だったが、離婚の先には薔薇色のバツイチ生活が待っていた!? 離婚後、急増した男性からの食事の誘い。不思議に思っていると、同じくバツイチの松岡から「バツイチ女性は...
「え?聡、玲子と一緒なの?」 土曜日の22時のTSUTAYA TOKYO ROPPONGIのスタバ。夜はまだここからとでも言うように、店内は人と熱気で溢れ返っている。 ユリは周囲の騒音に負けないように、そして最悪の事態を想定して泣かないように、必死に声を振り絞る。 カラオケ店にいたのか、聡の電話越しに聞こえてくる声は大分騒がしい。 「ごめん。今『マンシーズ』にいる。30分で行くから。...
私のこと、馬鹿な女だって思いますか? 透くんに対して犯してしまった失態を、皆が心の中でどう思ってるかくらい分かりますよ。でも女には、頭では分かっていても自分を止められないときが、少なからず絶対にあるんです。 ◆ 『マンシーズ東京』や『白金 金舌』のカラオケ付きの隠し部屋で飲み会をセッティングする外銀の人たちなんて、私たちを素人のホステスみたいに思ってる。彼らは平気で独身を偽るし、好きだとか...