東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
スマートで繊細なおもてなし。赤坂の路地裏で極上の肉体験を
食べ慣れた大人が多い港区では、“但馬玄”と聞いただけで食指が動く率が高いだろう。 それは、年間25頭ほどしか出荷されない超希少銘柄。一般的な和牛の融点が約25度なのに対し、但馬玄は約12度から溶けだし、その特性を生かすには確かな腕が必要だ。 都内でも錚々たる店のみが手にする但馬玄を赤坂の『焼肉 思食』も扱ってきた。...
韓国・済州島の郷土料理「鮑粥」。 蒸した鮑と肝が入っていて滋味深く、胃にやさしい。コレで肉を食べる態勢を整えるという寸法だ。 ヒレならではの食感を最大限に表現するべく、肉とパンのやわらかさを揃えるこだわりよう。...
スタイル抜群で気品漂う風貌は、明らかに只者ではない。彼女の名前は木嶋真優。 2020年はテレビ出演も多かったゆえ、名前に聞き覚えがある人もいるだろう。 軽妙なトークを武器に、2021年のさらなる活躍も期待されている。 その彼女、実は筋金入りの美食家でもある。 年若い頃から各国のあらゆる名店を食べ歩き、肉も大好物。 そこで、〝思食〞にお連れして、経験値の高い舌が知る世界について聞...
「ビールには絶対焼肉!」という光石さんを今回お連れしたのは、赤坂の路地裏にひっそりと佇む『思食』。雌牛かつ自然な飼育方法による黒毛和牛のフルコースが楽しめる注目店だ。 光石さんはできたばかりの店内を見渡しカウンターを触ると、「モルタルを削っているのかな?」とひと言。材質が気になるあたり、流石インテリア好きで知られている彼らしい。 カウンターに腰をおろし、人生初の“ひとり焼肉”に期待が高まっている...
「港区」。東京でもっとも艶やかであり、食のトレンド発信地と言っても過言ではない。まさに1年を締めくくる年末の華やかなデートにふさわしいエリアといえるだろう。 ...
キャビアはチョウザメの種類によって価値が変わるが、なかでもオオチョウザメから採取される「ベルーガ」が最高峰といわれている。 採卵まで長い年月がかかり、体数も少ないため希少。最高値で取り引きされているのだ。 パリに本店を構え、自社で製造も手掛けるキャビアブランド『ブタリ』。 赤坂にある東京本店では、本国と同じ味わいが楽しめる極上品が、本店直輸入で定期的に届くのだという。...
前号となる月刊誌12月号では激動の東京レストランシーンを“総選挙”に見立て、リアルに行きたい話題のレストランを多数掲載した。 ただ、それだけでは、東京のレスト...
オーナー自ら市場で吟味する、新鮮かつ上質なホルモン。個性豊かなサイドメニューも人気
ここでは、生肉がドドーンと大迫力で登場するが、ベストな仕上がりのためにも焼きはスタッフに任せたい。 客の目の前で転がしながら焦がすように、全面をカリカリに焼いていく様は、思わず見入ってしまうほどのライブ感だ。 そして、網の端で数分寝かせたら厨房へ。 皿に盛ってお色直しした肉は美しくカットされており、ミディアムレアの美しい断面にじんわりと肉汁がにじむ。 かみ締めれば、野趣あふれる旨みが炸裂する。...
もみダレをまとったランプとイチボの薄切り肉を、炭火でほぐしながら焼き上げる。 すき焼き感覚で卵黄と絡めて。1,100円。...
スープには牛、豚、鶏の出汁を使い、細めの韓国冷麺を使用。シャーベット状にしたスープは、最後まで味が薄まらず温度も保ってくれる。 水キムチときゅうりのナマスも合う一品。1,100円。...
焼肉の激戦区、赤坂でシルクのような極上肉を味わいたい
中でもひと際目を引くのが、看板メニューの「ミルフィーユロース」。 一般的にロースといえば背中の肉を指すが、同店ではリブロース芯を中心に、サシと赤身のバランスの良いものを厳選。 それを数ミリの薄さにスライスし、ミルフィーユケーキのごとく3層に重ねて提供しているのが、この「ミルフィーユロース」だ。 弾力を持ちつつも、3層あることで口の中で溶ける独特な食感を生む。これが美味しさの秘密。...
丁寧に熱処理した赤身肉が芯までしっとりとして、上品な味わい。 添えられた松の実が食感と苦味のアクセントに。1,100円。...
あっさりとした自家製牛骨だしを使い、冷麺用のスープを仕上げる。透き通ったスープは上品な味わい。 喉ごしのいい、韓国冷麺とマッチしている。1,100円。...
2014年7月に赤坂店がオープンした京都の名門『天壇』は、秘伝のつけダレが有名。「お出汁」と呼ばれる、黄金色に透き通ったタレは、牛コツからとったスープをベースにしている。 透き通ったこのスープは本店のみで作られる秘伝の味。東京の支店にも、京都から毎日作り立てが届けられ、それを本店のレシピ通りに、薄口醤油やお酢などで味をととのえて仕上げている。これが、思わずそのまま飲みたくなるような、品のよい爽やかな味わい...
新感覚なペアリングを提案。艶やかな一夜を約束してくれる大人フレンチ
フランス語でマグロのTHON(トン)にかけた「トンカツ」。 刺身のようなレアな火入れのマグロに香ばしい衣が纏っており、カリッ、ふわっとした食感がたまらない。 こちらの料理には衣の油をさらっと流してくれる、飲み口がすっきりとしたカクテルが用意されている。...
新しい生活様式の中で、今年の冬はどうなるのか? みんなで騒ぐ忘年会は、鳴りを潜めるだろうし艶やかな男女のクリスマスの夜も、様変わりするかもしれない。 た...
ホッと一息つける家庭的な雰囲気。ランチ定食『まぐろ照り焼き』は必食
野菜たっぷりの豚汁と日替わりの副菜3種は、なるべく野菜をとってほしいというスタッフの優しさから。 自家製ダレに漬け込んだ「まぐろ照り焼き」は、ごはんのおかわり必須!...
「何、食べに行く?」「和がいいかも!」 そんな会話が、大人になるにつれ増えていくような気がする。歳を重ねると「和食」の素晴らしさに改めて気付く。 しっと...
本格的な魚定食に感動。大人の割烹料理屋で愉しむ至極のランチタイム
この品数は圧倒的!野菜などの日替わり小鉢が5種類、刺身、漬物、そしてデザートと盛りだくさん。 メインの金目鯛の煮付けは、濃いめの味で白いごはんが進みすぎてしまう。...
高級鮨の“おまかせ”デビューをするならここ!個室は高感度な女子会にもぴったり
東京では空前の鮨ブーム。うににいくら、トリュフにキャビアなど、高級食材のオンパレードは「映え鮨」と呼ばれるほど。 そして、その“おまかせ”一本の高級鮨店は男性だけのものじゃない。いま、東京でいちばん高感度な女子会は、「鮨会」なのだ。...
東京カレンダー最新号は「素敵な年末にしたい」がテーマ! 年末のメインイベントたるクリスマス、その舞台を王道の「フレンチ」にするか、もしくはあえて「穴場」な高級...
七輪で焼き上げる分厚いタンが名物!赤坂の路地裏にある趣あふれる焼肉店
タンは食感だけじゃない、分厚いからこそ出てくる肉汁が最高!そう思わせてくれる焼肉店が『赤坂大関』。 一ツ木通りを中に入った路地裏にある人気店だ。築50年を超えるという古民家を改装したという趣のある店である。 まずは何をおいてもタンから。このタン。かなり分厚い!厚切りなので焼き上がるまでに時間がかかるが、ここはじっくり。両面を焼き上げ、肉の旨みをしっかり閉じ込める。 こんなに分厚いのに、実に柔らかく、スッと溶けてい...
今回、ご紹介する焼肉店は『赤坂大関』。一ツ木通りを中に入った路地裏にある人気店だ。築50年を超えるという古民家を改装したという趣のある店である。 まずは焼肉のセオリーであるタンから。タンは何気に脂肪分が高いから、一番最後に食べた方がいいなどという説もあるが、男は黙ってタン塩からいきたいもの。 で、見てください、このタン。かなり分厚い!月島の名店『凛』をも彷彿とさせる厚切りにテンションは上がる一方。厚切りなので焼き上がる...
グルメ記事だけでなく、重厚なインタビュー原稿などに定評のある大石さんは焼肉も厚切り派。「こちらは上質な厚切り肉のオンパレードで最高の店。天国です。また小さな路地の先にある木造一軒家で、昭和の雰囲気なのも◎」...
艶やかな焼き鳥の先駆はワインとのマリアージュが別格
極上親子丼の美味しい食べ方をレクチャーしよう。 まず、普通の親子丼を食べる時と同じように、卵の絨毯と白米を同時にいただく。ここで、三つ葉が爽やかなアクセントになっていることに気づくだろう。 次に、丼ぶりの中央で魅惑の笑みをたたえる八ヶ岳卵をつついて崩壊させ、これでもかと、ほぼ生に近い卵のとろみと甘みを享受してほしい。...
せわしない午前中のビジネスタイムをくぐり抜け、ランチタイムでとろける夢を見たいなら、『赤坂 鳥幸』の極上親子丼を激しく推したい。 丼ぶりの中央に鎮座するのは、ぷるるんとした弾力とオレンジ色の艶を讃えた極上の卵の黄身。思わず、ツンツンとつついて壊したくなるそのビジュアルは、高飛車な女子を手なづけて振り回してみたい願望と同じ類(たぐい)のSっ気を、発動させる。 見るだけで、卵と白米が絡み合うとろとろした食感が想像できてしま...
“こういう焼鳥店に連れていってくれる男性って素敵ですね”...
ソウル発 蟹料理界のメジャースラッガー
あまりにごはんが進むことから“ごはん泥棒”の異名をもつ“カンジャンケジャン”。新鮮な生のワタリガニを醤油ダレに漬け込み熟成させた高級料理で、冬はメスがお腹に卵を多く抱えるため、まさにいまがベストシーズン。 『プロカンジャンケジャン』は本場韓国で30年以上続く老舗で、この赤坂店は初の支店である。...
見るからに上質な、美しい焼肉。サッと焼いたとろける食感に感動
店内は主にテーブル席。デートもよいが、仲間内での食事会も楽しめそう2人だけで焼き肉を愉しめる、仕切り付きのカウンターも用意されている。その日のデートの雰囲気に合わせてセレクトしたい...
あの『よろにく』の系列店。出身の料理人による焼肉店。店名でもある“みすじ”が名物でファンも多い。 「赤坂で一番人気の高級焼肉店です。プロジェクトのご褒美打ち上げで初めて行きましたが、これをまた食べられるのなら仕事を頑張ろうと思いました(笑)」(32歳・博報堂)...
しゃぶしゃぶの歴史を牽引してきたこの店の味を一度は堪能したい
もう年末ムードが漂う今日この頃。1年の疲れを癒すには、美しいサシの入った牛肉のすき焼きを存分に楽しみたい! そんな時は東京都内厳選のこのお店に行って欲しい。今回紹介する6店は、それぞれ王道系、進化系を代表する都内すき焼きの名店ぞろい。 どの店も高級な牛肉をこれでもか!というほど美味しく、贅沢に味わえる。さあ、最高の”肉納め”に足を運ぼう。...
モンゴルで生まれた、“涮羊肉(シュワンヤンロウ)”が、いわばしゃぶしゃぶのルーツ。これが中国より日本に伝わったのは太平洋戦争後。元祖は祇園『十二段家』だが、昭和30年、いち早く東京に広めたのが、ここ『ざくろ』だ。 落ち着いた店内で頂くしゃぶしゃぶは、手頃な国産牛からA5の特撰黒毛和牛まで3種類。なかでも、同店ならではの味を堪能するなら、やはり特撰黒毛和牛を味わいたい。 さらに忘れてならないのは特製の秘伝の胡麻ダレ。門外...
ここまで新鮮なホルモンだと「焼きすぎ厳禁」も頷ける
「肉の鮮度、カットの技術が抜きん出ている」とホルモンラバーを虜にする赤坂『かぶん』。厚切りカットのハラミや新鮮なホルモンを存分に堪能したあとのお楽しみは、オーナー肝入のカルまぶし。 にんにくと胡麻油の香りが食欲をそそるカルビに、牛、豚、鶏から取った醤油ベースの出汁をかけて食べればパンチのある美味しさに昇天! “肉試合”のトリにふさわしい最強のスタミナ丼だ。...
カルまぶし。カルビをひつまぶし風に食すオリジナルメニュー。〆ごはんにKing Of キムチ。なかには鮪や平目、海老、帆立などがたっぷり詰まっている...
「新鮮なホルモンは焼き過ぎないのがコツ」と語るのは店主の李氏。ホルモンは自ら食肉市場に出向き、昔なじみの卸から仕入れた逸品だけをそろえる。食すべき最高のタイミングを見極める、店主の七輪を確認する眼光は鋭い。 【おすすめ料理】 キングオブキムチ ¥1,280...
生肉好きにはたまらない!和牛×生うにの贅沢すぎるコラボを味わおう
牛肉専門店『赤坂 金舌』では2012年夏の牛レバ刺し規制の駆け込み時には、生肉ラバーたちが最後の別れを惜しんでこぞって店に足を運んだという。しかし、そのレバ刺しと並ぶ二大メニューだったユッケはいまだ健在。燦然と輝き、人気を誇っている。 「都内で生肉を扱えるのはまだ十数店舗ですが、幸い当店では規制のレバー以外は扱えます。生食の新商品として開発したウニユッケがイチオシですが、さらにトリュフやキャビアにアレンジも可能ですよ」。では...
名物はフカヒレと酸辣湯麺!中華本来の味に和の繊細さを加えた、赤坂の老舗店
赤坂に50年以上の歴史をもつ名店。 「もう何年もここの“元祖榮林酸辣湯麺”(すーらーたんめん)を食べています。爽やかな酸味があって、食べると気持ちがシャキッとします。とびきりのご褒美にはここのふかひれですね」(38歳・博報堂)...
老舗でいただくハズさない広東料理の真髄
『赤坂璃宮』で昼からフカヒレを食す・・・。こんな贅沢がもし味わえるなら、仕事へのやる気も一段と増すだろう。少々値は張るが、自分へのご褒美として、これほど活力を与えてくれるランチはほかにない。 主役のフカヒレは気仙沼産のものを使用。食感を生かすために、煮るのではなく、あえて蒸す調理法を選択している。味はシャンタンスープで仕上げており、広東料理の醍醐味である優しい風味を表現。 フカヒレのまろやかな味わいは、至福のひと時を演...
1羽¥5,200。乳鳩は、中国(広東)産を中心に、銀座店では茨城産を使うこともあるとか。本来は、カットされてテーブルに運ばれるが、勇気がある方はぜひ丸ごとにチャレンジを!パリパリの皮の美味しさは言わずもがな、皮を打ち破るようにして口中に溢れ出るピュアにして鮮烈な脂の旨味がたまらない。手間がかかるため、3日前迄に必ず予約を。アラカルトの他、コースに組み入れることもできる。...
赤坂駅から徒歩3分!腕利きの肉職人が厳選した黒毛和牛は必食
ランチで提供する肉もディナー同様、この道30年の肉職人が持つ目利きで厳選する黒毛和牛だ。 仕入れる中でもきめ細かな肉質と雑味のない脂肪が特徴的なA4、A5ランクの高品質なものばかり。...
扱うのは、天然のトラフグのみ。プリプリとした食感の“ふぐちり鍋”が絶品の老舗店
冬の味覚の王者といえば“ふぐ”。稀代の美食家北大路魯山人をして「ふぐのうまさというものは、実に断然たるものだ…」とまで言わしめた、その魔味とも言われるふぐの底力を教えてくれるのが、ここ赤坂『鴨川』だ。 創業から半世紀。先代の大菅正孝氏は、古き佳き向島の一流料亭で料理長を務めた技量の持ち主。その名残りは、ふぐと鱧のスリ身を合わせた“金箔新女”やふぐだしで作る“ふぐのだし巻卵”などコースを彩る趣向を凝らした前菜の数々からも伺える。...
ふぐをして、天下唯一の美味、摩訶不思議の絶味――こう評しているのは、かの北大路魯山人。著書『料理王國』では、鯛や松茸、フォアグラといった数ある美味も、ふぐの旨さには叶わないとまで絶賛している。体に毒を秘め、死のリスクを持ちながらもその味を愛でたのは、古の日本人も同様だったようで、縄文時代の貝塚からもふぐの骨が出土されている。 世界中で約120種棲息するフグ科の魚のうち、食用とされるのは僅かに22種。中でも、美食家をも魅了したのが...
旨くて辛くてクセになる!自分で具財を選ぶのが楽しい、体温まる麻辣湯
ラーメン王・石神秀幸氏が手がける麻辣湯の国内パイオニア店として、渋谷・赤坂に店を構える。十数年前、シンガポールでマーラータンに出会ったのを機に、200軒以上を食べ歩いたという氏。ここ『七宝麻辣湯』で食べられるのは、上海の人気店『七宝老街愛情麻辣湯』のレシピを日本人向けにアレンジしたものだ。 冷え性を改善する花椒や消化機能を促進する丁子など、「医食同源」のコンセプトに基づいた30種類の香辛料は中国から取り寄せたもの。鶏、豚、牛...