「おー、久しぶりだな」 ネイビーのスーツに、トムフォードの黒縁メガネ。 『春秋 溜池山王』に、まったく悪びれもせず10分遅れて現れたこの男は、青木祐...
「ただいま」 「お帰り。遅かったね。誰とご飯食べてたの?」 家に着くと、渉君が珍しくそんなことを聞いてきた。 「高校の友だち」 それだけ言って、...
赤坂の名店『中華うずまき』。この店の料理の主役は“旬の野菜”である。 ほぼ野菜がメインなのに、コクが深く、旨味が抜群!一度来た人は虜になってしまう絶品中華が味わえる。 秋に旬を迎える野菜中華が、なぜこんなに美味しくビールが進むのか?その理由を探った!最後は〆に味わいたい「つゆそば」を紹介。この一杯は美味しくビールを味わった後に食べるのに最適な一杯だという。 「麺の上に盛りつけられているカブ、ミョウガ、ネギは、全て...
食材が旨味をたくわえ、美味しさを増す季節・秋。 この時期にこそ訪れたいのが、赤坂にある星付きの名店『中華 うずまき』だ。 旬の野菜を主役にしたメニューを得意とする名シェフ・柳沼氏が作り出す料理に、ビールを合わせる至福のひと時。 思わず目をつぶって味わいたくなる、堪らない贅沢がここにある!続いて運ばれてきたのは「えぼ鯛のかぼちゃ餡かけ」。旨みを閉じ込めるようにこんがり焼き上げたえぼ鯛に、黄金色に輝く餡がたっぷりかか...
かつてワインが飲める中国料理店といえば高級店ばかりだった。いや、中国料理といえば高級店が花形で、そこには当然、和食や鮨などの高級店同様、行儀のいいワインが置かれていたといったほうが正しい。 その流れが変わったのが2007年。ここ『中華うずまき』のように、ワインを扱うカジュアル店が登場してからだ。 コースの他、アラカルトもOK。“夜定食”なるセットもあり、こちらは選べる麺かご飯に前菜一品と野菜料理、デ...
審査は、全て銘柄名を隠したブラインド方式で行われ、大吟醸A部門(精米歩合40%以下)、大吟醸B部門(精米歩合50%以下)、吟醸部門、純米部門から、それぞれ金賞、銀賞を選考。 受賞マークが施された金賞・銀賞はもちろん、この手のイベントとしては珍しく、出品酒全てをテイスティングできるのだ。日本酒ラバーにとっては、まさに夢のようなイベントだ。...
ウチヒラ、チマキ、ハネシタ、クリ、サーロイン。ザッと挙げただけでも、これだけの部位が登場する、驚きのコースがある。それがこの店の誇る「神戸牛づくしコース」。その名の通り、先付から食事まで、全8品揃う料理のすべてに必ず和牛が使われていて、調理法も多彩。焼肉や鉄板焼では語れない、旨さと食感の違いに感動さえ覚えるコースだ。 料理長の斎藤充彦氏は言う。 「ローストビーフを作るならソトヒラが一番美味しい。肉質はしっかりしているんですが肉...
あまりにごはんが進むことから“ごはん泥棒”の異名をもつ“カンジャンケジャン”。新鮮な生のワタリガニを醤油ダレに漬け込み熟成させた高級料理で、冬はメスがお腹に卵を多く抱えるため、まさにいまがベストシーズン。 『プロカンジャンケジャン』は本場韓国で30年以上続く老舗で、この赤坂店は初の支店である。...
ー1週間で20万?!それはすごいですね。その中でも、最近ヒットだったレストランはありますか?ー 佳菜子:そうですね、先月行った赤坂の『きた福』は、美味しかったです。お刺身から鍋まで様々なタラバ蟹が楽しめるコースがメインのようですが、お願いすれば毛蟹に変更してくれます。食べきれないくらいたっぷりと身の詰まった大きな毛蟹を、心行くまで堪能できました。個室のみなのも良いですね。 あとは定番ですが、六本木の『すし通』もよかったです。...
2012年11月にオープンした『きた福』が、予約限定でランチ営業をしていることは、あまり知られていない。意外にも土曜の予約が少ないらしい。夜と同じ内容なので、時間には余裕が必要だ。...
手入れされたまな板とともに座敷へ登場するのは、毎日北海道から空輸されるオホーツク産活タラバ。時期によっては京都・間人港に揚がる幻の蟹「間人蟹」を味わえることも。 それを見事な包丁捌きで素早く処理し、しゃぶしゃぶ、お造り、焼き、蒸しの異なる調理法で用意。ふんどし、若い甲羅、ハツなどの希少部位も、余すところなく味わう。まさにカニの七変化、めくるめくタラバワールドを体験できる。腕を振るうのは、都内有数の名門京料...
冬の味覚の代表格、蟹の中でも稀少性と味の両面に於いて最高峰とされるのが「間人蟹(たいざがに)」。 蟹料理を専門とする、ここ『活かに料理 赤坂 きた福』でも、そうしょっちゅう入荷するものではないらしい。なにせ、間人港のズワイガニ漁船は、わずか5隻。その上、冬の日本海は時化ることも多い。 さて、運良く入荷のタイミングを捉えられたのが、この間人蟹。料理長の川﨑真人氏が、的確に包丁を入れると、長い間人蟹の脚...
東京に料亭はゴマンとあれど、こんな店なかなかお目にかかれない。北の海の幸・タラバガニを、もっとも新鮮な状態、つまり生きたまま丸ごと卓上に提供するのが、ここ『きた福』。座席構成は、6人用個室が全3室のみという潔さ。料亭版ライブレストランよろしく、1室にひとりの板前が付きっきりで調理を行うためだ。 手入れされたまな板とともに座敷へ登場するのは、毎日北海道から空輸されるオホーツク産活タラバ。それを見事な包丁捌きで素...
今日の女子会は赤坂の『takazawa』。 いつもお店選びは薫の仕事だ。 食感の違う野菜のコンビネーションを一口で味わうラタトゥイユは有名な逸品。シェフの繊細さが凝縮されていて、薫は毎回驚いてしまう。...
「赤坂」という名の通り坂が多いこの街は、地形の高低差により街の表情が異なる。都内でも屈指のグルメエリアとして知られ、路地裏にひっそりと佇む名店も数多い。 日枝神社のほど近く、外堀通り沿いのビル2階に店を構えるのは、2012年にリニューアルを行った『TAKAZAWA』。...
主、自らが客人のために奔走して集めた食材を、創意工夫を凝らした料理にしてもてなす「千利休の茶の心」をコンセプトに謳う。シェフの高澤義明氏が供するのは、全国各地の情熱ある生産者を訪ね、納得のいく素材でゲストのために腕をふるったオートクチュールの料理。クリエイティビティに溢れ、感性さえも刺激する。洗練された空間、まさに隠れ家、という立地、店へのアプローチなど、すべてが特別だ。 (この店舗は店名を変更しておりま...
店名:THE PUBLIC RED AKASAKA(ザ パブリック レッド アカサカ) 住所:港区赤坂3-11-8 ザ・センチュリオンホテルクラシック赤坂 1F 営業時間:【月~土】17:00~29:00(L.O.28:00) 【日・祝】17:00~27:00(L.O.26:00) 定休日:無休 電話番号:03-5545-3953 / 03-5545-3954(FAX) 席数:126席 / 個室3部屋 アク...
「来週水曜の夜、空いてる?」 雲一つない秋晴れが気持ちの良い朝、アプリで新聞を斜め読みしながら会社まで速足で向かっていると、楓の携帯に須藤からのLINE通知が表示された。 少し驚きながらも、仕事のスケジュールを頭の中で振り返る。その週はプロジェクトの境目で、比較的落ち着いているはずだった。 「-21時前には出られるかと思います。」 「了解。21時半に『セレブール』で。」 素早く打ち返すと3秒後にメ...
「暑い夏、キンキンに冷えたビールと同じくキンキンに冷えた冷麺が最高!」と小宮山さんは語る。 氷をスープに浮かべつつも脂が浮かずに澄み渡る冷麺は珍しい。牛骨に、ネギや大根、漢方素材を入れて煮出したスープはクリアにして味わいに奥行きがある。 「さつまいも粉を使った咸興式で、極細なのにコシが強い。途中から酢とカラシを足すとさらに美味しくなる」。これからの季節に重宝しそうな麺といえよう。...
今まで都内で開催されてきた北海道フェアではなかなか使用されることがなかった、道北の留萌・宗谷地方で採れた食材を採用。 北海道まで足を運ばなければ出会うことがなかった、まさに“未知”の食材たちを使用したメニューを揃えたのが「おいしいダイニング 北海道」なのだ。...
ひとみと決別できたあの夜は、夏の終わりを予感させるような、少し肌寒い日だった。 今度ばかりは、雅子の「話し合いは昼間、人目のある場所で複数人で会うべき」というアドバイスに従い、つきまといをやめないひとみをファミレスに呼び出す。 雅子と僕は並んで座り、テーブルの下で手をつないで、ひとみを待った。その時の僕らは、もうただの友達ではなかったから。 そしてやってきたひとみに、雅子は毅然とした態度で言ってのけた。 ...
六本木けやき坂から赤坂へ場所を移した『CROSS TOKYO』。 新店舗は、東京メトロ千代田線赤坂駅徒歩1分。10階建てビル最上階の100坪ワンフロア、全面ガラス張りという素晴らしいロケーション。六本木時代同様、レストランはもちろん、ウエディング、パーティー、イベント貸切も行う。...
今日は、29日。そう、肉の日である。 本日から、A5ランク黒毛和牛ステーキ定食を、毎月29日限定で、500円で提供することにした店がある。 しかも、それだけではない。その店は、90分3,980円(税抜)のA5ランク黒毛和牛・食べ放題コースも始めたのだ。 この夢のようなサービスを行うのは、黒毛和牛専門店『赤坂黒毛家』。 とちぎ霜降高原牛や全国の黒毛和牛など、黒毛和牛の提供に絶対的自信を持っている。 前日の晩御飯...