2年後の夏。 車のトランクに荷物を詰め込むと、美希は駐車場の隅から車内の真奈と誠に向かって手を振った。 「行ってらっしゃい!蘭ちゃんと大志くんによろしく...
ー今度、結婚することになったの!ー ー仲の良かったみんなを招待させてもらいたくて...!− それは、同級生・山崎真美からのLINEだった。中高時代に仲良...
「真希、誕生日、『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』予約しといたから。」 出勤前の健介にそう声をかけられ、真希は胸に広がる幸福感...
ブルガリ銀座タワー内の『イル・リストランテ ルカ・ファンティン』では、シェフの芸術的かつ気品あふれるメニューと共に、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ ...
まずお伺いしたのは、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏。 イタリア料理の伝統を再構築し、モ...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
イタリアの白トリュフシーズンまっただ中、極上の白トリュフをいただきに『ブルガリ イル リストランテ』へ。これがもう贅沢の極みでして、白トリュフがまるで鰹節...
我々日本人にしてみればなじみの深いサバ。でも思いつく料理といえば煮付けか、シメサバくらい…。そんな中出会ったのが、『ブルガリ イル リストランテ ルカ・フ...
今回のエレガントエスコートを、すぐに実践できそうなレストランを下記にご紹介! レストラン概要をご覧になりたい方は、店舗詳細をLet's Click!!...
イタリアでミシュランの星を有するレストランのスターシェフを日本に招き、ブルガリ レストランのエグゼクティブシェフである、ルカ・ファンティンと共同でコースメ...
2週間の休業期間を使って改装されたキッチンを訪れると、どっしりした大理石の作業台には全自動のスプーンウォッシャーが設置され、IH調理台の脇にはブロードを温...
東京カレンダーが今年の1月から取材し続けている『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』で行われるコラボレーションディナー『IN CIBO VE...
「食に対する知識とリスペクトはクリエイティビティを刺激するのに不可欠だと思っています」 By Luca Fantin/ルカ・ファンティン(『ブルガリ イ...
ボンジョルノー! 知り合いのカメラマンが、いままさにイタリアにいまして、FBに上がってくる楽しげな写真が羨やましくてしょうがない船山です。 今回は、...
分厚いヒレ肉を切って口に入れると、しっとり、なめらか。噛めば柔らかく、肉に閉じ込められていた旨みがじわりと広がる。筋や繊維が一切ない肉質は、熟成による賜物...
マッシモ・ボットゥーラの名を知らなくとも、『オステリア・フランチェスカ』は知っている、そんなグルマンな人は多いのでは? そう、彼こそサンペレグリノ世界50...
ブルガリ銀座タワーといえばジュエリーと美食の殿堂だが、館内では時々、通好みのイベントが開催されていることをご存じだろうか?昨年は創業130周年を記念し、イ...
ボンジョルノ! 風邪っぴき中のオーツキです。 体調は悪いが食欲ある! んなわけで、『ブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストラン』が企画する、「four...
クリスマス・イヴに肉を食べない習慣があるイタリアでは、肉の代わりに魚を食べるのがお約束である。 イタリアのクリスマス料理は、イヴは魚料理、25日は肉料理...
美食家に「台所のダイヤモンド」と讃えられる高級食材、トリュフのシーズンがやってきた。しかも今年はトリュフの当たり年。『イル・リストランテ』のルカ・ファンテ...
秋色が日ごと深まる季節になると、「ブルガリイル・リストランテ」のテーブルに芳醇な香りが届く。北イタリアの晩秋の味覚、“白いダイヤモンド”とも称される白トリ...
「あー、泉!久しぶりー。元気にしてた?」 「浩子、美樹、久しぶり!」 湿った空気の中に、ほんのりと秋の気配が漂い始めた金曜日の夜。私は大学時代からの...
初デートは、戦場と言っても過言ではない。 会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。 ...
7月28日(木)、20時。 早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。 男性の名前は誠人...
6月の週末の夜、希は昌大と一緒に銀座へ向かっていた。 「たまには、素敵な所で食事しよう。銀座のレストランを予約したから、おしゃれしてきてね」 ...
世界最高峰の美食タウン・銀座において、多くのグルメを魅了してきたフレンチ『ラール・エ・ラ・マニエール』。 そんな名店がこの5月、新たなシェフを迎え、...
来月、付き合って3年になる彼女が30歳の誕生日を迎えます。メモリアルな30歳という日を、どのようなレストランでお祝いすればよいでしょうか?お店選びに悩んで...
シェフの清水将氏は、フランスの3ツ星『マルクベーラ』時代、朝の4時から野山に分け入り山菜やキノコを収穫。『アルページュ』では自家菜園を持つアラン・パッサー...
その言葉に彼は一瞬しかめっ面したように思ったが、あっさりと「いいですよ」と言って、さっとタクシーを拾い、『銀座 楼蘭』に連れて行ってくれた。 着いてからも...
◆ ドクン、ドクン・・・。 奈々子は、今にも心臓が飛び出しそうなほど緊張している。今日は、田中の両親との食事をする日だ。 食事が決まってからと...
「じゃあ、偶然の再会に乾杯!」 再会から10分後、真樹は竜太と向かい合ってテーブルを挟んでいた。 竜太に連れてこられた『銀座「楼蘭」』は、さっ...
ディナーは1 万円からという高級中国料理が2800 円で楽しめるのが、ランチの魅力。 モダンチャイニーズとは違って、老舗中華の迫力は随所に。サービス...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
次の日、あれから一週間しか経っていないにも関わらず、咲良と祐一は銀座の『六雁』にいた。 『六雁』のキッチンはフルオープンで、中でもカウンター席は、和食の料理人...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジ...
名店ひしめく銀座にありながら、唯一無二の存在感を宿す『六雁』は、京料理に"粋"の精神を加えた、新・江戸前スタイルを提案する日本料理店。 O「“野菜の...
美加は学生の頃から結婚相手は医者に的を絞り、食事会に奔走している。医者にこだわるのは、単純に不自由のない暮らしを送りたいからだ。結婚したら優雅な専業主...
理沙:エンタメ性が高くて好きなのは銀座『六雁』や神保町『傳』。どちらも枠に囚われない独自のスタイルで、味だけでなく五感を刺激するライブ感や遊び心に富ん...
春色のダイアンのワンピース、華奢な腕にはショパールの時計。可愛らしいルックスからは想像できないが、日本人の平均年収(約500万円)の◯倍以上の年収を得る、...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如...
禅を愛するスティーブ・ジョブズであれば歌舞伎も愛したであろうことは想像に難くない。...
まるで我が子を愛でるような眼差しで野菜と向き合う、秋山能久総料理長。その哲学は、長く精進料理の世界に身を置いた経験がベースである。「不機嫌なときや疲れが出...
銀座・並木通りのスタイリッシュなビルの2フロアに展開する日本料理店。現在、同店を任されるのは、18歳で料理の道を志し、学芸大学『割烹すずき』、神宮前『月心...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目映い輝きを...
『てんぷら近藤』のメニューは、海老や海鮮も入るが、多彩な野菜によって構成されている。 現在でこそこの構成が一般的になったが、近藤氏が「山の上ホテル」に就職した...
日本で一、二を争う天ぷら名人の近藤文夫が「天ぷらは蒸し料理」とこだわるコース料理。そのなかに同じくイタリアンの道を極めんとする料理人が愛してやまない「小エ...
「二回目のデートで何を食べたい?と女性に聞いた時、真っ先に“天ぷら”と答える女性って少ないですよね?(笑)」 確かに、イタリアンやフレンチ、和食...
ごま油のなかでみごとな“作品”を作る『てんぷら近藤』の近藤文夫さん。出てくる天ぷらは、こんな組み合わせまで! と驚くようなものもある。それと同時に感心する...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。名店だが、誰に...
北は北海道、南は沖縄まで。店主の近藤文夫氏は、全国の産地に直接赴き、その時期、最も美味しい状態の素材が手に入るよう労を惜しまない。そうして出会ったものであ...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。ごま油のみで香...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した店主の山西和文氏。コースには先付けから〆ものまで少量ずつ10品以上が並び、多彩な味を楽しませてくれる。 きんぴらや...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した山西和文氏。そこに加わるのはきんぴらごぼうなどの家庭料理。好対照に地味で素朴だが、出しを煮含ませた大根の味わいは日本料理...
ザ・最高級。豚骨や丸鶏などで6時間かけてとる極上のスープと、フカヒレを煮込んだ濃厚スープが器の中で層を成し、ほぐしたフカヒレと喉ごしのよい細麺によく絡む。...
―俺の代わりに笹崎かよ。 どうしてもこみ上げてしまう怒りをおさえるのに、僕は必死だった。酒でごまかせるとは思っていないが、お先にどうぞ、と出されたシャンパーニュを、遠慮なく喉に流し込む。 ここは、『銀座 うかい亭』。ある人との待ち合わせだが、少し遅れてしまうのでお酒でも飲みながらお待ちください、と連絡が入った。 和と洋が折衷された個室は、豪華絢爛と言った様相。15人は入れそうな広さなのに、今夜は2人きりで食...
「こちら、私の幼馴染で、お父様が経営するビジネルホテルチェーンの…今は専務だっけ?をしている、瀬尾雄介さん」 金曜の夜。女子大時代からの親友・茜に連れてこられてやってきた『銀座うかい亭』。 鉄板を目前にして曲線を描くカウンターに、私、茜、そして瀬尾さんの順に並んで座った。それでなくても緊張する場面であるのに加えて、高級店独特の重厚感に私は縮こまってしまう。 「そしてこちらが私の大学時代からの親友、美和子」 ...
「彩乃、今度の誕生日は『銀座うかい亭』でお祝いする?」 誕生日。その言葉を聞くたびに、佐藤に祝ってもらった誕生日を思い出す。 たしかあの時、私はルブタンを貰って、大喜びしていた。 今の私は、一体何を望むのだろうか。 「ありがとう。健ちゃんも忙しいと思うから、無理はしないで。でも誕生日の日は当直入れないでね。」 『銀座うかい亭』の重厚感溢れる内装に、目の前で調理される鉄板焼き。ク...
東銀座にある『銀座うかい亭』は、忘れられない記念日を過ごすにふさわしいレストランだ。高級鉄板料理店でありながら、初めて訪れる人も温かく出迎えてくれるので、決して敷居の高さを感じさせない。 高級感ただよう雰囲気に初めて訪れる人は緊張してしまうかもしれないが、心配することはない。エントランスではアテンダントが温かく出迎えてくれるので案内は安心してお任せを。 隣でうっとり夢見心地の女性を、スマートにエスコ...
「史子先生。今度、僕の友人と飲みにいきませんか」 クリニックで史子の秘書をつとめる将生(マサキ・27歳)から唐突な誘いを受けたのは、先週末のことだった。 「それは何目的?私の婚活に協力してくれるの?それとも、タダで友達の相談にのらせるという魂胆かしら?」 「どちらもです」 クールなイケメン秘書は無表情のまま、にべもなく言い放った。 「友人って、同い年?私より5つも下じゃない。恋...
真子は、とりわけ幸福な家庭で育った。 早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本を代表する総合商社で役員を務める真子の父は、仕事熱心で多忙ではあったものの、家族に対しても大事なポイントを外さない男だった。 結婚記念日や真子の誕生日には、帰宅がどんなに遅くとも必ず花束を持ち帰る。たまの休日も率先して家族を連れて出かけ、夕食にスパイスやハーブをふんだんに使った特製カレーをふるまうことも度々あった。 ...
大切な人の誕生日や一世一代のプロポーズなど、人生の節目となるイベントには、とっておきの演出でお祝いしたいと考える男性も多いのでは? 東銀座にある『銀座うかい亭』は、忘れられない記念日を過ごすにふさわしいレストランだ。高級鉄板料理店でありながら、初めて訪れる人も温かく出迎えてくれるので、決して敷居の高さを感じさせない。 そして最後には、お祝いに華を添える素敵なサプライズまで用意してくれるのだ。どんな体...
彼は何度となく「好きだ」「愛してる」と言ってくれたが、付き合う前から「誰とも結婚する気はない」と告げられていた。 「結婚願望はないけれど、純粋に聡子のことが好きなんだ。」 私が少しでも結婚をほのめかすと、彼はそう牽制した。その度にがっかりしたが、こんなに好きだと言ってくれるのだから気が変わるかもしれない、とずるずると関係を続けていた。 また、こんなこともよく言っていた。 「聡子に好き...
贅を尽くした料理を接近戦のカウンターで鉄板焼の最高峰との呼び名も高い『銀座 うかい亭』。 和の建築美と西洋美術が融合した非日常的なカウンターでは、厳選された魚介や特選黒毛和牛のステーキを味わうことができる。 熟練シェフの創意が尽くされた料理で優雅なひとときを。...
英明との関係が2ヶ月を迎える頃、彼が『うかい亭』の個室を予約してくれた。なんとなく、ついに正式なお付き合いの申し込みがあるのでは、と香織は内心そわそわしながら、彼との待ち合わせに訪れた。 個室に通されると早速、料理が来る前から彼の写真を数枚撮らされた。彼のiPhoneを渡され、数枚撮ると彼のチェックが入り、「もっとこっちの角度から撮ってみて」と言ってまた数枚撮らされる。 そんな彼の行動に違和感を...
樹齢百年のケヤキを設えた拭き漆の柱や梁が日本の建築美を醸し出す非日常の空間。ひと部屋ごとに異なる美術品や調度品が迎える優雅な個室では、目の前で鉄板焼きの最高峰というべき料理が、流麗なもてなしで披露される。特筆すべきは素材の質の高さで、世界中から厳選を重ねた魚介類や国内の最高級の牛肉を揃える。卓越した職人の技と火入れが施された食材は、時に鉄板焼きの域を超えた美味にまで昇華。美食が集う銀座で"本物"を追求する名店だ。...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。その銀座にスペインの一大物産館がある。 店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、〝物産館に併設された〞といえば少し聞こえは悪い。...
銀座は鮨屋だけでなく、1986年開業の『しぇりークラブ』を筆頭にしてスペイン・バルが集中した町でもある。数だけなら恵比寿より多い。 その中で最も新しいのが、月島で1994年から『月島スペインクラブ』を経営している(株)スペインクラブが、銀座7丁目の裏通りに出した、1、2階合わせて120席の、大型スペイン・レストラン『スペインクラブ 銀座』だ。 銀座らしく、あづま通りと三原通りの両側から入ることができる1階は、スペインワ...
今では馴染み深くなったスペインバル。そのブームの火付け役となったのが実は銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちは銀座の小さな店の席を目指したもの。 そんな銀座の地に2012年9月、スペイングルメの一大物産館『スペインクラブ銀座』はオープン。「物産館に併設された」と聞くと少し聞こえは悪いかもしれない。しかし、経営母体は30年前からスペインワインや食品の直輸入を手掛けてきたスペインクラブグル...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。今から一年ほど前、その銀座にスペインの一大物産館がオープンした。店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、“物産館に併設された”といえば少し聞こえは悪い。しかし、その経営母体が30年前からスペインのワインや食品の直輸入を手がけてきた会社といえばどうだろう。 スペインの厳選食材を使った料理にはパエリアやアヒージョなどの定番が並び...
今から5~6年前、空前のスペインバルブームがあったのをご記憶だろうか。立ち飲みのカウンターでカヴァやタパスを供し、ハモンセラーノだ、イベリコ豚の骨付き炭火焼きだと各店が名物を競った。発火点は、そう、銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちが小さな店の席を目指した。あの熱狂から時を経て、再び、ここ銀座がスペイン食愛好家の注目を集めることになる。今年9月、銀座7丁目にスペイングルメの一大物産館『スペ...
5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェフ・厚東創氏のアイデア。 フ...
しかし、そこから私は裕司さんの感情や思いが掴めず、物憂い気持ちを募らせることになる。 初回のデートは明らかに良い感じだったし、LINEも来る。向こうから誘いも来る。それなのに、一向に距離が縮まらないのだ。 2回目は、銀座の『ドミニク・ブシェ トーキョー』で食事を楽しみ 、その後はコンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を見ながら飲むという、典型的なデートコースで、私たちは夜景に酔いしれた。...
そこから、僕たちは何度かデートを繰り返した。 2回目のデートは、『ドミニク・ブシェ トーキョー』に行った。その後コンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を眺めながら飲んだ。 絵に描いたようなデートコースに彼女もうっとりしてくれていたと思う。 3回目は 『ディキシー ダイナー 恵比寿』で昼下がりにランチ。美由紀が飼っている犬に会いたいと、僕がリクエストしたのだ。 犬好きの僕は...
1丁目の路地。ビルの2階にあったのは『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 店内はまるでシェフの邸宅を思わせるセンスよく温かな空間。壁も椅子も凛としたスタッフもすべてが上質。クラシックとは無縁の雰囲気。銀座らしくない、と思った。 案内された個室にはシェフズテーブル。目、耳、舌にも楽しいフレンチは、ただただ私を幸せにした。サービスも一流。銀座が私を許容してくれている。しかも「いい女」として。海外にいっし...
2015年夏、5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェ...
約束の週末、美咲は、雅彦に指定された店に向かった。銀座のフランス料理店『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 美咲にとってはランチで訪問するのが精一杯の、憧れのレストランだ。雅彦からLINEで店のリンクが送られてきたときは小躍りしそうになるほど嬉しかった。 店に到着すると、雅彦が、同僚の男性と共に先にテーブルについていた。 「美咲さん、初めまして。雅彦くんと同期の光博といいます。」 そ...
正直、さとみと同じ化粧品を使うなんて負けを認めるような気もしていたのだが、鏡に映る夏希はさとみとも違う、生き生きとしたオーラを放っていた。 すっかり見違えた姿にテンションが上がり、夏希は急に誰かに会いたくなった。今日、孝之は何をしているのだろうか。 しかしLINEのトークルームを開いたところで、手を止めた。 せっかく綺麗になった姿を見せるのだから、自分を無下に扱った孝之では惜しい。さとみと食事へ行ったことへの...
「愛華!久しぶり〜。元気だった?」 少し出てきたお腹をさすりながら、フラットシューズにゆったりとしたワンピース姿のアリサさんが『ティエリー・マルクス』へやって来た。...
銀座四丁目交差点に立つ「GINZA PLACE」内のガストロノミーレストラン『ティエリー・マルクス』が、ランチメニューをリニューアル! フランスの料理界を牽引するシェフの一人であるティエリー・マルクス氏監修の同店。このたび、氏のエッセンスをより気軽に堪能できるリーズナブルなコースも登場した。 銀座の街を眼下におさめる、大人のデートには持ってこいのロケーションで、贅沢なランチタイムを過ごしてみてはいか...
男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。 「メニューによります😏最近忙しいので......」 美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。 ―中途半端な店に、私を誘わないで― そのセリフの意図を汲み取った選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 『ペレグリーノ』、『Fu...
「ぜひ一度、『広尾湯』にも行ってみてください」 石神の言葉に、今度はサトコがこくりと頷いた。 サトコが選んだのは広尾の物件だった。住所は南麻布で、駅から徒歩7分の部屋。大きな特徴はないが、清潔感溢れる気持ちの良い部屋ではあった。 「決め手はなんだったんでしょうか。参考までに聞かせていただけませんか?」 石神が、ワインを喉に流しこみナプキンで口元を拭ったあとに言った。その一連の動作があまり...
マッスーが指定したのは、ひな子の予想通り『ティエリー・マルクス』であった。 去年秋にできたばかりで、今銀座で最も注目を浴びていると言える、正統派モダンフレンチのレストランだ。 店名でもあるティエリー・マルクス氏は、パリのジョエル・ロブションでもシェフを務めていたらしいが、期待値以上にクリエイティブで繊細な料理を堪能できると高評価が絶えない店である。 白を基調とした上品な店内を進むと、個室に...
—今日の食事会、銀座だって。遠くない? ホットヨガのクラスが終わり携帯を見ると、友人の咲子からLINEが入っていた。 —確かに、ちょっと遠いね。港区界隈で開催してくれればいいのに。 岩盤浴の上で行うヨガでかいた汗を拭きながら、返信を打つ。行くか行かないかはお店次第かな、と思いながら咲子の返事を待ってみる。 咲子は家賃30万の六本木のマンションに住んでおり、自称タレントだ。しかし顔は“...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。 靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。...
店内は白を基調としたシンプル、かつ自宅に招かれたような温かみを感じられる空間を演出。革新的な料理を、繊細な技で味わえるガストロノミーを展開する。それが『ティエリー・マルクス』だ。 フランス料理の歴史として古くから受け継がれてきた伝統を守りつつ、新たな挑戦や革新を加える。マルクス氏独自の世界観がどんどん広がる。プライベート感がたっぷりな空間は、ダイニングも少人数で落ち着いた雰囲気。さらに奥へ進むと個室が1室...
新富町の静かな通りに、白い壁と開放感のある空間がひと際目立つイタリアン『トラットリア ドゥ タスク』。 大きな扉を開けて中へ入ってみると、まるでイタリアにいるかのような明るい空間と高級感がありながらもどこか落ち着く雰囲気の店内。ここで楽しむ本格パスタランチが人気なのだ。 ランチタイムには通りに大きな看板が出ているから、気になって立ち寄ってみる一見客もちらほらと。 大きな扉を開けて中へ入ってみると、まるでイタリアに...
「ミホ先輩、二次会いらっしゃいますか?夫も、ぜひ来てほしいって…」 式場でゲストを見送りながら、私はあの女に尋ねた。夫、という部分をほんの少しだけ強調して。 あの女ーミホさんは、私の職場の元先輩。そして私の夫・一樹と"何かしらあった"であろう人だ。 「明日から出張なの、今日は遠慮させてもらうね」 「残念です」 去っていくミホさんのほっそりした後ろ姿を見送る。なんてキレイな形の脚。 ミホさんは美し...
2018年1月25日(木)。 今回レポートする新春一発目イベントは、『東カレ銀座Lover's NIGHT』。 東京カレンダー2月号の銀座特集を地で行く、銀座を自分の庭とする東カレユーザーが100名集結! 会場は今やオールデイダイニングとしても大人気の『bills 銀座』。 ともすると「シニアな街」というイメージも強い銀座で開かれた、真冬の夜の東カレパーティやいかに!? ★大反響を受けて、初の2週連続...
朝から深夜まで、いつでも心地よく過ごせるダイニングとして、昨年10月に誕生。bills 銀座は、ビルの最新のインスピレーションとエッセンスが注ぎ込まれ、更に進化したオールデイダイニングとして、オープン以来多くの大人たちに愛されている。 ____________________ 住所:中央区銀座2丁目6-12 Okura House 12F 時間:8:30~23:00(フード L.O.22:00、ドリンク ...
日曜日、涼子は初めて銀座『bills 銀座』を訪れていた。 他店舗とは一線を画す高級感ある内装が話題でオープン時から気になっていたものの、なかなか来る機会がなかったのだ。 「涼子ちゃん!久しぶりね」 大きな窓から降り注ぐ光を浴び、気持ち良く店内や客層を眺めていると、大学サークルの先輩・麻美が、いつも通り疲れやストレスと無縁の風を吹かせて現れた。 Vカッティングが美しいベージュのノース...
本日10/1(土)、銀座二丁目交差点の新たなランドマーク「Okura House」のなかに、世界が愛するシドニー発のオールデイダイニング『bills』がオープンする。 『bills』をご存じの方は、おいしい”朝食”をイメージしてしまうだろう。だが、銀座の『bills』は、夜の時間に注力!世界中の遊びを知り尽くした大人が集う街”銀座”の夜遊び需要に応えるべく、自慢のメニューで勝負する!他にも、アフタヌーンテ...
「あゆみちゃん、せっかくの薔薇色期間なのに、一人の男に決めるなんてもったいない」 春馬のことを告げると、松岡は大げさに笑った。 松岡が予約していたのは、銀座の『ビステッケリア イントルノ ステーキ アンド バー ギンザ トウキョウ』。イタリアンとNYテイストを掛け合わせたステーキが楽しめるレストランだ。...
数寄屋橋交差点から専用の階段を上ると、レセプションとバーカウンターが出迎えてくれ、その先にダイニングが広がる。ビステッケリアとは、イタリアンスタイルのステーキハウスのこと。...
肉好き女子が望むデートの条件は「旨い肉」と「居心地のいい空間」。これだけは、絶対に外してはいけない。 そして、そこに「目新しさ」が加わればもう完璧だ! イタリア×NYスタイルのステーキレストラン『Bisteccheria INTORNO Steak & Bar Ginza Tokyo(ビステッケリア イントルノ ステーキ アンド バー ギンザ トウキョウ)』が、10/27(木)銀座・数寄屋橋にオープンし...
皿の上に現れたるは、美しい秋の景色。誰もがうっとり見とれてしまうに違いないこのひと皿がいただけるのが、銀座の和食店『杉もと』だ。 旬の美味しい食材をこれでもかと盛り込まれた料理は、その日の仕入れによって内容が決まるおまかせコースでいただこう。2万円と、1万3千円のおまかせコースがある。内容は旬によって変わるのでお問い合わせを。 たとえばこちらの前菜なら、11月から市場に出始める歯触りのよい「寒うど」を、とろりと甘い柿と...
皿の上に現れたるは、美しい秋の景色。誰もがうっとり見とれてしまうに違いないこのひと皿がいただけるのが、今年7月、10年店を構えた麻十番から銀座へと移転オープンした和食店『杉もと』だ。 旬の美味しい食材をこれでもかと盛り込まれた料理は、その日の仕入れによって内容が決まるおまかせコースでいただこう。2万円と、1万3千円のおまかせコースがある。内容は旬によって変わるのでお問い合わせを。 たとえばこちらの前菜なら、11月から市...
最初のデートは銀座の『吉扇』。 私の地元、金沢から魚を取り寄せている店を選んでくれた彼の気遣いに感動した。 2軒目の老舗バー『Dハートマン』では緊張しすぎて酔いが回り、有名な作家さんが通っている店なんだよと教えてもらったのに、今もその名前が思い出せない。...
夜は¥20,000からだけれど、昼は8貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。...
夜は¥20,000からだけれど、昼は10貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。 その価格設定を店主・石島吉起さんはこう話す。「いまの会社員の方は誰かに鮨に連れていってもらう機会って少ないはず。そんな人たちにも鮨を知ってもらいたいんです」。 なかには昼に食べて、その後彼女が誕生日の夜に再訪したお客もいるとか。昼は回転も早いが列も絶えず、それは味と価格をみれ...
夜は¥20,000からだけれど、昼は10貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。 その価格設定を店主・石島吉起さんはこう話す。「いまの会社員の方は誰かに鮨に連れていってもらう機会って少ないはず。そんな人たちにも鮨を知ってもらいたいんです」。 なかには昼に食べて、その後彼女が誕生日の夜に再訪したお客もいるとか。昼は回転も早いが列も絶えず、...
どんなに東京に新しい鮨屋が増えたって、初めて戸を開ける瞬間の緊張感は薄れやしない。だが、それが持続し続けるのは、どうか。そんなに鮨はえらい食べ物か? 銀座1丁目、昭和通りの奥。4丁目交差点の喧噪とは打って変わった、のんびりとした、街で暮らす人の香りがする場所で、石島吉起氏はこの7月、『鮨 石島』を開いた。18歳で『寿司清』に入り、約15年。築地本店、NY店、六本木ヒルズ店で腕を磨いた。 同期は45名ほど、そ...