A5ランクの黒毛和牛の牛骨とテールを、じっくりと6時間煮込んだ濃厚なスープに、すっきりと甘めに仕上げたルウを加えた欧風カレー。通はこれに、香ばしく炙ったテール肉をトッピング(別途料金)する。日髙氏も「愛情を注いで作っているのが伝わる」と感心する逸品。 「仕事が凄く丁寧。カレーへの愛情を感じます」...
「…あんな素敵なお医者さんと26歳で結婚するなんて。私だって、フライト後の疲れた体にムチ打ってお食事会いってるのにな」 モヤモヤを全部吐露するなんてできな...
実家から東京に戻ってからというもの、私を悩ませるのは異常なまでの食欲と睡魔だった。 日曜のお昼に、新居から近い『アンティキ・サポーリ』で、次から次へと出される...
昌幸さんに出会ったのは、西麻布の交差点にほど近い『アンティキ・サポーリ』で開催された食事会だった。 食事会と言っても、よくある男女の出会いを求め...
実可子に出会ったのは、西麻布交差点近くの『アンティキ・サポーリ』で知り合いが開催した食事会だった。 食事会と言うよりも、皆で楽しく飲む会、と言っ...
「あのさぁ、由利。変なこと言ってもいいかな?」 授業のない週の土曜日。咲良は、由利と広尾の『アンティキ・サポーリ』に来ていた。 前菜の盛り...
イタリア人がもっとも信頼しているという格付誌『ガンベロロッソ』で、2000年より連続して最高評価を受けているレストラン『アンティキ・サポーリ』。イタリア国...
「真由子ちゃん、こっちよ」 待ち合わせ場所の『ル・クラビエール有栖川』で、妙子がこちらに手を振っている。...
「デートのおすすめは?」という質問に「パークハイアットの『ニューヨークバー』は、医学生時代に女性を落とす定番スポットでした」と笑う、大岩さんも現在は3児の父。 ...
オーナーの吉田正俊氏は『カンテサンス』など名店でサービスに従事してきた美食のプロ。 その経験を生かし、ここでは20種のお酒を少しずつと、それぞれに合...
【今週の港区おじさん】 名前:秀樹 年齢:38歳 職業:IT関連会社経営 好きな店:『ジ イノセント カーベリー』『ル・クラビエール 有栖...
まるで時間の感覚がなくなる店である。めくるめく20のマリアージュが、面白い舞台をみているかのようにエンターテイメント性があるのだ。オーナーの吉田正俊氏は『...
カンテサンスで初代支配人を務めた吉田正俊さんが、自分の店を開け、腰を据えたと耳にした。旧テレ朝通り沿いの古いマンション地下。「こんな場所に?」と惑いながら...
囲炉裏や将棋盤が置かれ、思わず「ただいま」と言いたくなる懐かしい雰囲気の炭火焼き店。パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干し...
祐樹(31歳)は出版社に勤めるファッション誌の広告営業マンだ。東京生まれの東京育ち。大学卒業後、新卒でこの出版社に入社した。 20代の頃は仕事に追われる毎...
パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干しと一緒に、「野菜嫌いをも虜にする」という『My Room 雲母』。 ...
南美と数也は休日のモーニングをコーヒーだけで済ませ、友達と別れ、店を出た。 クロックムッシュをオーダーしなかったのは、1時間後には南青山の『アクアパッツァ』でパスタを堪能するからだ。 「でもウチの親父は、朝ご飯しっかり食べてきそうだなぁ」 手を繋いで歩き出すと、数也が言った。 数也の父・昭一は、仕事をリタイアしたことを機に夫婦でハワイへ移住し、悠々自適の生活をしている。 そして今回、かつての仕事の事情...
日本ならではの食材を活かした東京発のイタリアンの旗印を作り、また優良な生産者と食べ手を結ぶ架け橋の役割を担ってきた日髙良実シェフ。パスタもイタリア伝統の郷土料理から和の食材を用いたひと品などさまざまで、ディナーにはパスタで締る4皿にドルチェを付けた7,350円のコースも用意する。旬の直送鮮魚を使った魚料理ももちろん、必食。...
五感で夏を堪能したいなら一流イタリアンへ。旬の太刀魚に刻んだミントを加えた香草パン粉焼きは、パリッと爽やか。ピュレ、グリル、フリットと味や食感を変えたズッキーニとのハーモニーは格別。...
打ちっ放しの後は、一度車を置きに帰ってから、囲炉裏が印象的な、『然(sabi)』に再集合することになった。ディナーのため、健太が先に店の予約を済ませておいてくれたのだ。 美味しい料理と共に、会話も弾む。...
美波との初デートは、ゴルフの打ちっ放しに行った後、一度車を置いてから夜ご飯へ行くというプランにした。 車で迎えに行くと、褒め上手な美波は乗り込むやいなや僕の愛車を褒めてくれる。 「健太さんって、素敵な車に乗っているんですね!」 昨年買ったばかりの新車で、自分の中でちょっと背伸びをしたものの、前から乗りたかった高級外車だ。 「そう?ありがとう。ちょっと頑張ったけど、やっぱり男も30歳になる前に良い車くらい...
ゆう君が指定してきたお店『然(sabi)』は、ゆう君らしいセレクトだった。ちょっと艶やかさもありつつ、でも囲炉裏があって落ち着く店内。 魚介のブイヤベースを囲炉裏で食べられたり、出てくる料理もしっかり楽しめた。...
久しぶりの再会にふさわしい店はどこだろうかと散々考えた挙句、広尾にある『然(sabi)』にした。 この店なら雰囲気も良く、カウンター席の目の前にある囲炉裏で料理を楽しみながら、ゆっくりと会話ができる。 いきなり個室よりも、オープンに会話を楽しめつつも、且つそこまで席数が多くない、半個室のような店が最適だと思った。...
広尾から徒歩10分程の静かな場所に佇む『sabi』は、イタリアンをベースにした本格的な創作料理が味わえる。 木目を基調とした落ち着いた雰囲気の店内には、カウンター12席、テーブル4席のほか、個室を完備しているからデートはもちろん、接待利用も可能だ。 この店の注目はなんと言っても、カウンターの目の前の囲炉裏。この囲炉裏を使っていただくのは、ヨーロッパの技法をベースにイタリアンの要素を取り入れた「創作囲...
交際が始まり、約3ヶ月が経った。週末はお互いの家(僕の家に来る割合の方が高かったが)に泊まることも増え、仲良く過ごしていた。 ここまで付き合っていて思ったのは、英玲奈には何も嫌なところがない、ということ。些細なこともあまり気にならないし、居心地の良さは抜群だ。 そんなことも大きかっただろう。しかしそれ以上に、僕と英玲奈の関係を一気に進めるようなキッカケがあったのだ。 それは、ある土曜の朝だった。 僕の家...
アッサリと交際が始まった私たちだが、意外に相性は良く、いつのまにか週末はいつも一緒にいるようになっていた。金曜は、拓海の家に泊まるのがお決まりだった。 そんなある土曜の朝のこと。昨夜も拓海の家に泊まったため、一度自分の家に着替えに戻らなくてはいけない。 「家に帰るの面倒だなぁ・・・」 朝起きるなりため息をつく私に、拓海がニコニコしながら寄ってくる。 「そしたら一緒に住んじゃう?」 「いやいや、ここに二...
2017年のオープン以来、少量多皿の名イタリアンとして人気を博す。アンティークの和皿を使い、感性を高められるようなコースは見事。全12品¥9,000と、全18品¥13,000のコースがある。是非ワインペアリングと共に楽しみたい。...
「...麻里ちゃん、コレ、ずっと欲しがってたでしょ?」 サトシが取り出したカルティエの箱の中には、ダイヤ付きのピンクゴールドのベニュワールの時計が、上品におさまっていた。 『珀狼』のカウンター席の薄暗い照明をうけて、それはまさに目が眩むような輝きを放っている。 「うそ......どうして......」 これまでもサトシは、ケンカや浮気のたびに、こうしてお詫びのプレゼントをサプライズで...
「麻里ちゃん、まだ怒ってるの?ごめんよ、俺が悪かったよ」 もう38歳だというのに、久しぶりに会ったサトシは、媚びるような猫なで声で麻里をなだめる。 どうしても最後にもう一度話がしたいという彼の誘いに応じると、サトシは今年3月に西麻布にオープンしたばかりの話題のイタリアン『珀狼』をサクっと予約してくれた。 麻里がずっと気になっていたこの『珀狼』は、少量多皿のコーススタイルで、かつ艶っぽさと隠...
この間は、西麻布の『珀狼』に行ってきましたよ。 メリハリをつけて、「外食したな」と感じられる特別感のあるレストランをチョイスするようにしています。 あとは、疎遠になっていた女友達との交流とか、女性ならではの感性で楽しめる遊びも、意識して楽しむようになりました。 アフタヌーンティーって、キラキラした若い女子大生の趣味みたいで30歳を超えた私には恥ずかしかったんですけど、話題の場所に女友達と行...
しかし予想に反して、こちらはすぐに既読になった。やっぱり考え過ぎだったようだ。 —忙しくて、LINEを打つ時間がなかったんだろな。 そう思い直すことにした。 アプリの不具合だってあるだろうし、仕事で忙しい時にLINEを頻繁にチェックできるほど暇ではないだろう。 そう思うと、心が少し軽くなった。...
西麻布―。東京きっての老舗ビストロからアバンギャルドな劇場型レストラン、そしてパリ発の熟成ステーキの名店etc.。話題のレストランがひしめき合うこのエリアは、粋な大人にこそ似合う街。 往時より、時の食トレンドに敏感なエピキュリアンたちが集まる味の奥座敷として、変わらぬステータスを誇っている。そんな美食スポットにまたひとつ、注目の隠れ家レストランが誕生した。...
—大丈夫だったかな。 心配になりつつも、話を別の方向へと持って行く。 「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 —おお、有名店を普段使いするんだな・・・。 「さすが麻里奈、セレクトするお店がオシャレだね〜」 そう言いながらも、もしかし...
「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 気を許してきてくれたのか、突然呼び捨てになっていた弦太に少し驚きつつも、私は幾つかの店の名前を挙げる。 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 食べることが好きで、お店には詳しい方だと思う。でもその知識を男性にひけらかすのは、最も意味のないことだと重...
下野シェフがひとつの食材をふたつの料理へと仕立てる「ムニュードゥコンパレゾン」。素材の様々な可能性が感じられる魅力あるコースは、想像力の賜物だ。シェフがこだわりである”ありのまま”というスタイル。何度訪れても、そのたびに新しい発見と驚きがある。...
広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』は行きたかったお店だ。これは返信を打つべき理由がある。すぐに開封し、返信を打つ。 周りの友達からデートの鉄板、としてよく名が挙がってきていた『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だが、実はまだ未訪問で、一度行きたいとかねてから思っていたお店だった。...
多忙かと思った里奈とのデートだが、日程はFIXできた。次は店選びだ。色々と店候補を頭の中で整理する。 広尾だったら、素材本来の味が楽しめるフレンチ『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だったら間違いない。でも里奈のことだ、きっと色々な店に行っているだろう。 西麻布にできた話題の新店、『珀狼』などどうだろうか。そんなことを考えながら里奈とLINEしているうちに、徐々に不安になってきたことがある。 ...
フランス語で“ありのまま”を意味するア・ニュ。その瞬間の素材の魅力をありのままに伝えたいという想いから付いた店名だ。 多くのフレンチ通から支持される下野シェフが2009年にオープン、以来2010年から3年連続でミシュランガイドの1つ星を獲得している世の女性の憧れの店。...
「わぁ、素敵なお店!」 「よかった。しかも、今日は期間限定でフレンチと日本酒のマリアージュが特別に楽しめるんだ」 「日本酒とフレンチ?あまり想像ができないけど。ワインとかシャンパンはよく飲むけど、なかなか日本酒って飲む機会が少なくて」 「そうだよね。でも、きっと驚くから楽しみにしてて」 「サトシさん、日本酒まで詳しいんですね。日本酒に詳しい男性って素敵です」 「日本酒ビギナーのリサ...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ: 淡味 前菜:鮎のフリット グレープフルーツフィノ風味、他1品 アミューズ、魚料理 肉料理:石垣牛のロティ その内臓とひしおマデラ酒煮込み デザート、食後のお飲み物下野シェフは3種の「サンデマン」の持ち味を夏のランチメニューに活かした。 アペリティフには、新生姜と「ホワイト ポート」を合わ...
「桃子、村上春樹が好きって言う先生がいるよ」 二次会の途中で美里が強引につれてきた浩史は、背は高くないが胸板が厚く堂々としたたたずまいで、袖口からはパテック フィリップの時計が覗いていた。『風の歌を聴け』が愛読書だという彼。とんとん拍子に食事の約束が決まった。 彼が予約してくれたのは、広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』。王道に見えて、実は個性的でスパイシー。浩史らしい選択だ。...
様々な弁護士のライフスタイルや婚活事情を取材し、弁護士業界の現状や、弁護士の素顔に迫ってきた「弁護士婚活事情」。 最終回となる今回は、元プロ女子大生の美人弁護士が登場する。モテ職業の代表格である男性弁護士とは対照的に、女性は弁護士になった途端モテなくなると言われているが、そんな原則にはあてはまらない女性弁護士もいるようだ。<今週の東京婚活弁護士> 名前:芽衣27歳 勤務先事務所:銀座エリアの小規模法律...
同じ食材を「温かい料理」「冷たい料理」といった異なる温度や調理法で楽しめる、「ムニュードゥコンパレゾン」が『ア・ニュ』での瀬川さんのお気に入り。 「例えば、鴨を使ったお料理でも、胸肉のロティとコクのある肝のテリーヌの2皿がでてきます。その違いを楽しむのが醍醐味です。」 瀬川さん曰く『ア・ニュ』の雰囲気はデート向きで、デートでも訪れてみたいという。...
フレンチ業界きっての、シャンパンラヴァーなシェフといえば誰だろう?と思い、多方面にキキコミを敢行。その結果、白羽の矢を立てました、この方に! 広尾『ア・ニュル・トゥルヴェ・ヴー』の下野昌平氏である。 フランス滞在中にシャンパンの魅力に開眼し、オフの日も、料理のジャンルにとらわれることなく、食事と一緒に楽しむことが多いというからかなりのもの。 ハウスシャンパンに選んでいるのはアンリ・ジロー。「アンリ・ジロー...
ライチョウ特有の風味はエサとして食べてきた針葉樹のフレッシュな香りが由来だとされる。これを野ウサギ料理の定番、リエブル・ロワイヤルをイメージして、赤ワインで煮込んだ。コースにも組み込めるが、アラカルトでしっかりと味わうのがお薦めだ。¥10,000...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」(8,400円~)のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足されているもので、口...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」¥1,0800と「すっぽんコース」¥14,040のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店...
炭火焼とワインを楽しめるビストロ『レ・ビノム』の姉妹店、西麻布の住宅街に潜む隠れ家一軒家『びのむ』。 供されるのは、前菜とおでん、土鍋で炊き上げる季節のご飯とデザートで構成する「おまかせコース」¥8,400~のみ。多彩なおでんから自分好みの5つを選択することが出来、自分好みのコースを組み立てられる。 とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足され...
ここ最近、デートのチョイスとして選ばれる機会がじわじわ増えてきている、“おでん”。西麻布でおでんを楽しむなら、もちろんデートで訪れたい。 フレンチと和食を経験したシェフが織り成す、ここでしか味わうことのできないおでんを、ワインやシャンパンに合わせて楽しむ隠れ家『びのむ』。 供されるのは、メインがおでんというコース料理のみ。とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年...
真夏の陽射しで身体がなんだかお疲れ気味・・・。そんな時には、敢えてのおでん♥ じっくり煮込んで味の染みたおでんが疲れた心身を癒して体力回復。 おでんは冬の代名詞という人も、真夏におでんはアリなんです!!東京駅直結、アクセスも抜群な「黒塀横丁」にあるおでん屋『羅かん』。 こちらでは関西風塩味ベースの「出汁おでん」と、合わせ味噌の「味噌おでん」、2通りの楽しみ方が出来るのが魅力の1つ。 「出...
供されるのは、メインがおでんというコース料理のみ。とはいえ、おでん種を煮込むのは和風だしではなく鴨のコンソメスープだ。それも6年前の開店以来注ぎ足されているもので、口に含めばタネの味わいと共に、スープの香と旨みがブワッと広がる。 柔軟な発想から生まれたおでんは、ワインと合わせるとため息がこぼれる美味しさ。タネは季節ごとに変化するが「まだまだ試してみたいタネはある」と店主・野尻氏は意欲充分。進化し続ける『びのむ...
『レ・ビノム』の姉妹店。こちらは、おでんとワインを謳い、住宅街の路地を入った一軒家を舞台に、オーナーソムリエの徳原誠氏とシェフの野尻晴雄氏が供す。料理とおでんで構成するコースは8,400円~。...
自分のInstagramを開き、彩奈にそのドラ◯ンボールが見事に再現された写真を見せる。 すると彩奈は瞬きをしながら、とびきりの笑顔を見せてくれた。 「わぁ〜!なにこれ。面白いですね〜。今度行ってみたいなぁ!」 「広尾は良い店がたくさんあるんだよ。こことかどうかな?僕の好きな店なんだけどね...」 僕は、『レストランオカダ』や『イル・ブッテロ』など、他の店の写真も見せた。 「これ哲也さんのアカウン...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリットを東京で体現すべく、ここでは天然の魚介類や有機野菜など、国内外の吟味された食材を用いた季節感溢れる料理が看板...
フランスで修業した岡田シェフが腕をふるう。国内外の吟味された食材、有機野菜や魚介類を使った料理を季節感あふれる料理に仕立てる。 また、シェフはフランス滞在中に、住み込みでワイン造りに従事した貴重な経験をもつ。美味しい料理と厳選したワインを温かみのある店内でいただく幸せなひと時だ。...
いつ来ても美味しい発見のある店。『レストランオカダ』を形容するなら、この一言に尽きる。岡田シェフが吟味した山口県萩市の魚介類や国内外の良質な肉類などの食材を、フレンチベースの季節感を楽しめるメニューに仕立て、日替わりで提供。 ギャルソンの接客、店の雰囲気ともに温かく、極上の料理と心地よさについワインが進んでしまう。...
「慎吾、また痩せた?」 久しぶりに会う慎吾はどこか元気が無く、前からそこまでがっちりした体型ではなかったのに、更に痩せた気がする。 「慎吾、ちゃんとご飯食べてる?誰かご飯作ってくれる人とかいないの?」 つい、母親のような口調になってしまった。人が弱っているところを見ると、どうも放っておけない。何としてでも助けたくなってしまう。それが大事な慎吾なら尚更だ。 「俺は大丈夫だよ。それより美...
シェフが4年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。カジュアルなデートにもおすすめだ。...
広尾の『レストラン オカダ』では、半個室の席を用意してもらった。人目があると話しづらい恋の話題も、ここなら安心だ。好みに合わせて選ぶフレンチのコースメニューという点も、みんなの好き嫌いを気にせず楽しめる為女子会にはぴったりだった。...
加奈子:カジュアルフレンチだと、広尾の『レストラン オカダ』も女子会の定番な気がします。 紗羅:確かに『レストラン オカダ』のコストパフォーマンスは最高。5,500円のコースで、前菜2品メイン一品と、かなり使い勝手の良いお店ですね。最後の焼きたてのフィナンシェ美味しいからどんなにおなかいっぱいでも食べてしまいます(笑)。客層も素敵で大人が安心して使えるお店ですよね。 淳子:私は最近和食での女子会も多...
シェフが4 年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリッツを東京で体現すべく、ここでは山口県萩より取り寄せる天然の魚介類、長野県蓼科から届く有機野...
ー浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけど一緒にどうかな?ー この前の気まずい夜。 油断して最後に飲んだ桜色のカクテルは可愛いくせして度数が強かったようだ。 表面張力ギリギリの意識で結衣の勝ち逃げとなるつもりだったのに。 春を目前にして悪あがきのような底冷えの寒さに、帰り道、浩平はさも自然に結衣の手を握って、そして結衣は抗わなかった。 もちろん罪滅ぼしの気...
二回目のデートで二軒目の『Bar Rage』に誘えたかと思いきや、その場に親しげな他の男が出てきた。しかも自分より明らかにハイスペック。デューデリジェンスが厳しい結衣のことだ、おそらくあの男の方が自分より好みだろう。 深追いするのは、止めにしよう。 そう浩平はあの晩に結論を下した。すると数日後、結衣からのLINEが鳴った。 —浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけ...
「結婚なんかしない」 そう、言い張っていた。 今の生活を手放すなんて考えられない。自由で気まぐれな独身貴族、それでいいと思っていた。 仕事が何より大事だと自分に言い聞かせ、次々にキャリア戦線を離脱してゆく女たちを尻目に、私はただひたすら一人で生きてゆくことを決意していたのに―。 ”想定外妊娠”に戸惑っていたのもつかの間、千華ははじめてのエコーで心を揺さぶられ、たとえ独身だろうと産む決意を固める。 元カ...
3大商社で順調にキャリアを歩んでいる彼らは、間違いなくエリートだ。 だが、20代の商社マンの給料は、年下である24歳の楓のそれを遥かに下回る。 楓は、高給取りが偉いなどと思ったことはこれっぽっちも無い。 確かに外銀でのハードワークは高給によって報われているとも言えるが、必ずしも人の仕事ぶりや努力と給料は比例しない。 金融という業界が高いマージンで回っているだけだし、その会社の構造だって関係してくる。 ...
薫と亜里抄と女子会をした翌週金曜日。 百合はずっと目標にしている女性とともに、有栖川公園近くの『クリオーゾ』にいた。...
「『クリオーゾ』は、オシャレをして、大人っぽい気分で出かけたくなる素敵なイタリアンです」 広尾駅からすぐの便利なアクセスだが、階段を下った地下に広がる店内には、ゆったりとした時間が流れる。食事の時間帯にコース料理を満喫するもよし、少し遅い時間に訪れてアラカルトとワインで過ごすもよしと知っていると重宝するレストランだ。 「実は私、トマトが苦手なのですが、こちらのお料理ならペロリといただけちゃうんです。...
フルオープンキッチンに面するカウンターの一角には旬の魚介を収めたショーケースが鎮座。この店内で、ゲストとの距離感と、扱う素材の状態に徹底してこだわるシェフの姿勢を明確に示している。その志はパスタも然り。食べて旨いのは当たり前。ときには大胆な発想から生まれる、主役が明確なパスタは美味の、その先にある楽しさまで伝えている。...