代官山のブルーパブで人気の前菜といえばこのシャルキュトリ。イベリコチョリソ、グアンチャーレ(イタリア産豚ほほ肉の生ハム)、ポークリエット、イベリコサリシチョン、パテ・ド・カンパーニュの5種が一皿に乗る。 自社のビールを加えて作るパテとリエットは自家製。...
お次は、造りたてのクラフトビールをそのまま飲むことができる代官山の『スプリングバレーブルワリー東京』。 なんと、こちらはキリンが手がけるお店で、店内に小さな醸造所を作ってしまうくらいの気合の入れよう。濃密なホップ感のある「496」や、ゆずや山椒など和素材を使った「Daydream」、ラズベリーを加えて醸造した「JAZZBERRY」など、多種多様なクラフトビールが造られている現場を間近にしながら飲めるという、最高の贅沢体験がで...
4月にオープンした『ログロード 代官山』のなかでもひときわ人を集めているのが、キリンがプロデュースする『スプリングバレーブルワリー東京』。話題沸騰なので、もう行かれた方も多いかもしれない。 人気が出るのも納得。店内には透明な醸造タンクや発酵タンクが並び、まるで工場見学に来たようでいるだけでワクワクする。6種のクラフトビールの飲み比べなどもあり、総合的にエンタメ性が高いのだ。...
個性豊かな味わいで年々人気が高まっているクラフトビール業界ですが、造りたてのクラフトビールをそのまま飲むことができる『スプリングバレーブルワリー東京』がこのたびオープンすることに! さっそく、編集・平石がお邪魔してきました。 なんと、こちらはキリンが手がけるお店です。小規模醸造所で造られるイメージの強いクラフトビールだけに「大手ビールメーカーがなぜ?」という声も聞こえてきそうですが、店内に小さな醸造所を作...
久しぶりに集まった3人は、中目黒にある『スゥリル』に来ていた。旬の野菜がふんだんにあしらわれた、芸術品のように美しい料理の数々を堪能しながら、あゆみは近況を話し...
中目黒から徒歩7分ほど、駅前の喧騒とはほど遠い「裏ナカメ」エリアにある、フランス料理店『SouRiRe』。 決してわかりやすい立地ではないが、住宅地に隠れてひ...
妻という生き物は、噂話が大好物である。 中目黒にある隠れ家フレンチ『スゥリル』。 入口右手のソファ席を陣取るように、華やかに着飾った女たち...
オーナーシェフの湯澤さんは、銀座『ル・マノアール・ダスティン』にてスーシェフを務めた経歴を持つ。 ここでいただけるのは、日本の四季を感じられる食材を...
川越シェフが推薦するのは住宅街にひっそりと佇むフランス料理店。正統派フレンチをベースに、四季折々の食材を使った料理をコースで提供する。 「雑誌に掲載...
湯澤貴博シェフは『アンフォール』出身。シェフの技巧としては安定感を誇り、メニューも完成の域に達したものばかりだ。また、そうでなくては技量の善し悪しをしっか...
ビフォア『エル・ブリ』。料理が料理らしく、素材が原型をとどめながらも、エスプリが発揮されていた時代。輝かしい80’ S~90’ Sのフランス料理を体現する...
気がきく英理奈はすぐに僕と麻友をLINEで繋げてくれた。 そこから暫くLINEのやり取りが続き、食事へ行くことになった。こういうのは、タイミングが大事である。 初対面からだいぶ時間が空いてしまうと、それに比例して気持ちも冷めていく。 テンポの良いやり取りをしながら、麻友からのLINEを楽しみにしている自分がいた。 肝心の食事は二人でも良かったのだが、御礼も兼ねて英理奈を誘おう。そう思い、僕たちは再び3人...
英理奈が繋げてくれたLINEのおかげで、その日から私と悠馬は積極的に連絡を取り合っていた。 彼女がいないと言っていたのは本当のようで、私たちはすぐ次に会う約束をする。しかし英理奈に気を使ったのか、悠馬は英理奈も呼ぼうと言い始めた。 —もちろん良いけど、せっかくなら二人で行きたかったな… そんなことを思いながらも、代官山にある『シドロス』へと向かった。しかし、ここから彼が考えていることがわからなくなり、迷宮入り...
カリフォルニア育ちの帰国子女ならぬ帰国兄弟が切り盛りするシーフードダイニング。 「西海岸風の洒落たインテリアとヘルシーな魚介メニューが中心で、女性人気は上々。ほかのお客さんとの交流も楽しく、一人飯を済ませることもあります」。...
ひとたび足を踏み入れれば、まるで海外にいるかのような錯覚に陥る店である。なにせ客の8割が外国人で、店内の会話はほぼ英語。そしてカジュアルでいてセンスの良い内装や料理のラインアップも、日本で育った人が作った店とはひと味違うユニークなものだ。 オーナーの白子兄弟がこの店をオープンさせたのは昨年9月。店名の『CEDROS』とは、兄弟が長く住んでいたサンディエゴにある通り名だ。 店では海に近いその地をイメー...
俊介が予約してくれたのは、代官山にある『鉄板焼き 花』だった。ちょうどお肉が食べたいと思っていたので、このチョイスは嬉しい。 「こんばんは!智子ちゃん、こんな可愛い友達がいるなら早く言ってくれればいいのに〜。僕は俊介と申します。お酒は飲める人かな?もしよければ、ワインボトルで頼んじゃってもいいかな?」 「は、はい!もちろんです」 実際に会ってみると、俊介は想像と違いハキハキした話し方をする人だった。しかもノリ...
僕は三人の食事の場として、代官山にある鉄板焼きを予約した。みんなで美味しいワインと肉を囲んで話せば、距離も縮まる気がしたから。 お互いが既に好印象を持っている同士での初対面は、緊張する。 とりあえずいつも買い物に行くブランドで買ったロゴTシャツとデニムでカジュアルに、でも時計やベルト、その他の小物類はきちんとした物をつけて、食事会の会場である『鉄板焼き 花』へと向かった。...
なんだか最近恵比寿にも飽きてきて、コンパの若者でうるさい店でデートなんてしたくない!そんな大人におすすめなのが代官山だ。 2015年代官山にオープンした『鉄板焼き 花』は、シックな雰囲気と繊細な鉄板料理の名店で、大人デートを楽しむ客層で賑わう。 ニーズに合わせた5種類のコースを揃え、どのコースも13品以上の料理を楽しめるお得なコースばかり。今回は、なかでもお得な「花コース」を紹介しよう。...
「物件を決める前に、椅子をオーダーしました」と語る、オーナーシェフの溝手隆正氏。研ぎ澄まされた感性は、料理のみならず空間までもプロデュースする。 クラシカルでモダンな店内へ足を運ぶとむく素材のカウンターの奥に広がるのは、国内の一流ホテル御用達の鉄板。テーブル席ではろうそくの灯が灯る中、記念日で利用するのが通な楽しみ方。...
進化系焼き鳥として有名な『中目黒いぐち』。真っ黒なエントランスはバーのような佇まいで、店内では鮨屋を思わせる白木のカウンターが出迎える。強力なダクトにより煙がほとんどでないなど、クールでモダンな印象にまとめている。 同店のメニューは「おまかせコース」のみ。全23品を2時間ほどかけて、少しずつ提供するスタイルだ。 コースの前半はフォアグラのコロッケやレバーパテなど、洋風なイメージの料理も並ぶ。メインディッシュの焼き鳥の後...
宅配ピザでおなじみの『ピザーラ』は、超一流フレンチ『ジョエル・ロブション』と同じ会社が運営している。...
哲也が予約してくれた『恵比寿 米ル』は、中目黒の人気焼鳥『いぐち』が“最高の大人の秘密基地”として去年の夏にオープンした話題の和食店だ。 「お酒、あんまり強くないんだね。無理しないでね」 哲也の人の良さそうな笑顔に、志乃の胸はチクリと痛む。 同い年の、爽やかな好青年。内部生上がりの早稲田大学出身で、大手IT企業勤め。 学生時代は少しやんちゃだったという話で先日は盛り上がったが、サトシ...
進化系焼き鳥として有名な『中目黒いぐち』。真っ黒なエントランスはバーのような佇まいで、店内では鮨屋を思わせる白木のカウンターが出迎える。強力なダクトにより煙がほとんどでないなど、クールでモダンな印象にまとめている。 同店のメニューは「おまかせコース」のみ。全23品を2時間ほどかけて、少しずつ提供するスタイルだ。コースの前半はフォアグラのコロッケやレバーパテなど、洋風なイメージの料理も並ぶ。メインディッシュ...
焼鳥1串の分量に想いを馳せたことはあるだろうか?店によって違いはあるものの、およそ1串45g、多くて60gと言われている。 「それだと焼鳥5本でお肉を300g食べたことになりますが、そんなに召し上がらない女性は多いですよね」とは焼鳥業界で20年研鑽を積み、独立を果たした井口勝広氏。焼く側よりもゲストの目線で考え辿りついたのが、少量で幅広い部位が食せるピンチョスをおまかせコースで供すスタイル。特に丁寧に下処...
腸に豚肉と鶏のつくねを詰め、旨みの濃度にこだわった意欲作。恐竜をイメージさせるビジュアルからその名を“いぐちザウルス”に。口中にジュワっとほとばしる肉汁に、思わず咆哮をあげること間違いナシ?!...
最近は、焼き鳥店もバラエティに富んでいる。その中でもこちら「中目黒いぐち」はかなりの進化系だ。真っ黒なエントランスはバーのような佇まいで、鮨屋を思わせる白木のカウンターや、強力なダクトにより煙がほとんどでないなど、クールでモダンな印象にまとめている。 おまかせコースのみのメニューも、やはり進化系といえる。コースは全部で23品。2時間ほどかけて、美味しいものを少しずつ提供する。 コースの前半はフォアグ...
焼き鳥1串の分量がどのくらいか知っていますか?店によって違いはあるものの、およそ1串45g、多くて60gだそう。つまり単純計算しても焼鳥5本でお肉を約300gとなかなかのボリューム。 「もっと焼き鳥を楽しんでほしい。」と、焼く側よりもゲストの目線で考え、辿りついたのがピンチョススタイルのおまかせコースを供する『中目黒いぐち』。少量ずつ幅広い部位が食せるとあって人気も高い。 普段、自分のオーダーではな...
『中目黒いぐち』といえば本誌読者にも馴染みがあるだろうが、イタリアンではなく進化系の焼き鳥屋だ。 おまかせのみのコースで全部で23品。2時間ほどかけて、美味しいものを少しずつ提供する。コースの前半はフォアグラのコロッケやレバーパテなど、洋風なイメージの料理も並ぶ。メインディッシュの焼き鳥の後には、野菜やハツ、ボンジリなどの一口サイズのピンチョスが続く。 しかし、それで満足して店を後にしてはならない。...
—由奈:OKです。いつがいいですか? 業務連絡のような、短文で絵文字もないLINE。まぁそれが由奈らしいのかもしれない。 早速『リストランテ ASO』を予約し、僕たちは落ち合うことになった。...
颯太のInstagramを見せてもらうと、相互フォローしている女の子達は確かに可愛い子ばかりで、フォロワーの多い有名な子もいる。 「可愛い子限定ですけど」 そこは男。彼らの“女友達”になるには、可愛いか、メリットがあるか、有名人か、などの熾烈な判断基準があるようだ・・・ そんな女性に対する態度だけではなく、お酒の飲み方もネオシブ男子はサラリとしている。 飲みたくない日は飲まないし、年上の人といても自分の...
好き、じゃなきゃ結婚できない。 でも好き、だけでも結婚できない。 東京で勝ち組でいつづけるには生まれ・学歴・収入・ビジュアルが複雑に絡んでくる。欲望と打算と、認めたくない妥協と。 勝ち組と言われる結婚をした夫婦たちは、どう折り合いをつけハイスぺ婚に至ったのか? 披露宴で聞かされる新郎新婦の馴れ初めなんて、正直もう聞き飽きた。ハイスペ婚の真実、知りたくない? 打算が無かったと言えば嘘にな...
数日後、将輝はひとりで担々麺を作っていた。 天気の良い午後、これを食べたら『リストランテアソ』 へコーヒーを飲みに行こうと考えながら、麺を啜った。...
昭和初期に建てられた洋館を改装した一軒家レストラン。こだわりの素材で作るイタリア料理には遊び心がちりばめられ、思わず笑顔に。特別な日にも安心して利用できる。 ©1998-2016 HIRAMATSU INC.居心地の良さが自慢のカフェ『GLOUGLOU REEFUR』をディレクションする梨花さんが、打ち合わせやプライベートでも昔からよく利用するというのがこちら。 「お店の空気感も気持ち良く、フォトジェニッ...
『ティ ピッキオ』で開かれた陽子の送別会。 ー藤沢さん、自ら退職願を出したと聞いたけど…。 春菜はいてもたってもいられなくなり、思い切って陽子の隣の席に腰を下ろす。 「藤沢さん、お疲れ様でした…でも急に退職されるなんて、どうして…?」 「ほら、課長独りぼっちでしょ、家族もいないし。その上仕事もなくなっちゃって…。東京から出るっていうし、支えてあげたくなってね。」 春菜が怪訝な顔をしたのが分かったの...
目黒川沿いのビルの3階に店を構える一軒。鮮やかな黄色い壁に写真や絵が飾られた、愛らしくも異国情緒を感じる空間が広がる。「アマルフィの料理は、守りに入っているかと思いきや斬新な一面もあるのが魅力ですね」と語るのは、アマルフィとナポリで研鑽を積んだ渡部公彦シェフ。 たとえば、カツレツをレアのマグロで作る、というのも一般的なイタリア料理にはない試みだ。アクアパッツァに貝類を入れないのも、アマルフィやナポリならでは。トマトやオリーブ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがどちらもあっけなく終わる。初めてのワンナイトや社内恋愛も経験したが、恵比寿に住んでいた涼とは、彼の転職を機に同棲することになり、香織は東京で初めての幸福な恋愛に浸っていたが……。 日比谷線の女 vol....
翌朝。僕の大きめのTシャツを着ながらコーヒーを飲んでいるアキは、起きてきた僕に他の女と同じようなことを言ってくる。 「このお家、お部屋余ってるじゃない?引っ越してこようかなぁ」 僕の住む『ラ・トゥール代官山』は代官山に君臨する、泣く子も黙る高級レジデンスだ。 中には車のまま部屋へ直行できるタイプの部屋もあり、家賃が500万を超える部屋もあるのだが、大人気の物件で中々空かないのが現状だ。 僕の部屋はガレージ付...
「それでは、お互いの自己紹介でもしましょうか」 ルナさんがセッティングしてくれた食事会というだけあり、男性陣は好物件揃いだった。 有名企業の御曹司・室田と医者の黒田。3人の職業はバラバラだったものの、高島を始め、皆優しそうな雰囲気だ。 「女性陣の名前も伺えるかな?みんな可愛いけど、何繋がりなの?」 話をふってきたのは、室田だった。室田は陽気な人柄が滲み出ており、先ほどから盛り上げ役に徹してくれている。 ...
「隠」。その一字は風流な趣を表し、「隠」の意味を忍ばせる。住宅街の中、ひっそりと佇むこの店は、1日限定5組の完全予約制。そこでは完全なる美食空間を提供する至上のもてなしが待っている。 Y「お鮨屋さんにしては照明が落としめ。美味しいけど気取ってなくて、カジュアルに行きやすいです。」...
「隠」。その一字は風流な趣を表し、「隠」の意味を忍ばせる。住宅街の中、ひっそりと佇むこの店は、1日限定5組の完全予約制。そこでは完全なる美食空間を提供する至上のもてなしが待っている。 料理人歴30年を超える店主・井上雅史氏は、食材に限らず店に置くもの見られるものすべて、産地・作り手の元に足を運び、自らの目で見出だし、ときに体を使って生産者とともに獲得する。ゆえに彼は、客に何を聞かれても答えられないというこ...
大土橋真也シェフは、『ジョージアンクラブ』、『ジョエルロブション』を経て、渡仏。帰国後は『レストランアニス』という、グルメが喜ぶ店の出身なので非常に評価が高い。 お料理はストーリーがありとてもアーティスティック。一皿ごとにワインと、パンのペアリングがあるのも楽しい。 メニューは旬によって変化する。この日の前菜には馬肉のタルタル。刻んだエシャロットのピクルスを最後に合えることで馬肉そのもの香りが感じられ、噛んだ時にちょう...
目黒川沿いに位置する『クラフタル』。同店のシェフを務めるのは、『ジョージアンクラブ』、『ジョエルロブション』を経て、渡仏し、帰国後は『レストランアニス』という、グルメが喜ぶ店の出身である大土橋真也シェフだ。 そんな実力派シェフが創り出す料理8皿を7,000円で味わえるコースには、パンペアリングがセットに。また、希望があればノンアルコールペアリングにも対応。 その時期の料理に合わせたドリンクを、ソムリエが選び抜き、美しい...
ちょっと頑張った時のご褒美ディナーや誕生日など、いつもより少しだけ特別感を求めるならビルの2階に隠れたモダンフレンチへ。『クラフタル』は窓から目黒川の緑が眺められる開放的なイメージが印象的。 中でもカウンター席は、満席のフロアの中では静かでリラックスできるとあってリピート率が高い。オープンキッチンは近いけれど、あえて横目で眺める位置関係は計算の上。 親密な会話を楽しんだり、キッチンを眺めたり、時には...
花見客でごった返す川沿いを、美味しそうな匂いと屋台のシャンパンの誘惑を振り切りながら、なんとかたどり着く。扉をあけて店に入れば、大きな窓から桜が一望できる!特等席はやはり窓際。席に座って桜を眺めれば気分はもちろん急上昇だ。 大土橋真也シェフは、『ジョージアンクラブ』、『ジョエルロブション』を経て、渡仏。帰国後は『レストランアニス』という、グルメが喜ぶ店の出身なので非常に評価が高い。桜の季節ならなおさら、こ...
その店、フレンチレストラン『CRAFTALE』は、なんと明日の9月11日(金)オープン! 昨日、プレオープンにお邪魔してきましたので、そのご報告を。 お店は目黒川沿い。住所は青葉台になるので、比較的落ち着いたエリアです。店内はモルタルとステンレスを基調とした、シックで落ち着いた雰囲気。シェフ曰く「手術室のような無機質な感じにしたかった」とのこと。静かでありながら、力強さを感じる内装はかなりクールです。店内...
寒さの厳しい金曜日。期待と不安に胸を膨らませながら、私は中目黒の駅へ降り立った。 大々的にプロモーションされた、駅の高架下リニューアルの際に何度かこの界隈の飲食店へ来たが、こうして改まって中目黒に来るのは半年ぶりだった。 すれ違う人の中にストリート系の服装で、ちょっと色が黒くて体格の良い人がいたら、LDH関係者かと思ってしまうのは私だけなのだろうか・・・。 そんなことを考えていると、向こうから一人の男性がやっ...
『フェリチェリーナ』は全席カウンターという物件を得て、2011年夏、中目黒にオープンした。 料理は食材第一、シンプルな調理法でその良さを引き立たせる。シェフの濱本直希氏が毎日築地に出向いて魚介を仕入れ、野菜は船橋や長野から無農薬野菜を取り寄せる。13席中、4席のシェフズテーブルに座れば、厨房でシェフらが立ち働く様子をつぶさに見ることが可能。 一見、しっとりとした佇まいの店だが、カウンター席で自分だけの静かな時間を満喫し...
そのあと彼と過ごした時間は驚くほどに濃密だった。朝も昼も夜も連絡を取り合い、それでも飽き足らず深夜まで電話をした。 デートは大抵週末だった。金曜日に中目黒にある彼の家に泊まり、翌日は散歩がてら代官山の蔦屋に行って過ごした。夜は『フェリチェリーナ』や『リストランテ カシーナ カナミッラ』で、その日買った“戦利本”をお互い嬉々として見せ合った。...
目黒川の桜は都内でも有名な桜の名所。そんな目黒川が近い中目黒駅徒歩7分の立地にあるのが、全席カウンターのイタリアン『フェリチェリーナ』。 料理人はふたり、大関淳士氏と濱本直希氏。ともに広尾時代の『アロマフレスカ』に入店し、以来原田慎次氏の薫陶を受けた。料理は、食材第一。毎日築地に出向いて魚介を仕入れ、野菜は船橋や長野から無農薬野菜を取り寄せる。確かな味を求めて訪れる客で連日満席。 夜桜の美しさに心打...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!?今週の女子は、アラレちゃんメガネが都内1似合う中目黒の女性たち《なかめ女子》です。 前回:東京女子図鑑 Vol.1:六本木に生息する女子《ポン女》 都内有数の夜遊びエリア・恵比寿と、品のい...
四角い箱の、窓側の2面とキッチン側の1面が全てカウンター。『フェリチェリーナ』は全席カウンターという物件を得て、2011年夏、中目黒にオープンした。 シェフの濱本直希氏は広尾時代の『アロマフレスカ』に入店し、以来原田慎次氏の薫陶を受けた。グループ内で何度か異動し、シェフも経験。力を蓄え、技術を身につけた上での独立である。...
『アロマフレスカ』出身の濱本シェフが腕をふるうカウンター式イタリアン。シェフ自ら築地や生産者の畑に出向いて食材を仕入れ、日替わりでメニューを提案。 いつ訪れても新たな料理に出会えるのが嬉しい。ディナーは¥6,800のコースのみで、前菜、パスタから4品、メイン1品を好きに選べるプリフィクススタイル。 国産の魚介と野菜をアレンジしたメニューが中心で、パスタをたっぷり食べたければパスタ3品と前菜1品にメイ...
LINEを送信すると、すぐに誠から返事が来た。 「ちょうど今夜飲む予定だった奴がこれなくなってさ、ちょうど良かった。19時に『中目黒 KIJIMA』でどう?」 涼子は「了解、ありがとう」と返し、時間に間に合うよう会社を出るため、自席に戻り仕事を片付け始めた。 ◆ 涼子が店の前に着くと、そこには誠が立っていた。 「…もしかして、待っててくれたの?」 「まぁな、前道に迷ったことがあったろ?今回も...
白濁したスープの表面には、鶏の旨みをたっぷり含んだ黄金色の脂が浮かび、中にはぷりっぷりの鶏肉と、スープを吸い込んだ艶やかな野菜がぐつぐつと煮込まれている。見た目もさることながら、辺りに漂う香りが食欲をそそる。 訪れる客の約8割が女性。やはりコラーゲン目当てである。国産鶏のガラやもみじ(鶏足)を大量に用い、香味野菜とともに8〜10時間煮込んだスープは、とろりとした喉越し。飲んだ後の唇を舐めてもその旨みを感じるほど濃厚で、これが...