お気に入りの私物を見せてもらうようお願いをしていた。 「エルメスが好きで、銀座店はクリニックから近いのでよく見に行きます。担当の販売員の方が、新作や限定商品が入荷すると教えてくれるので」...
来たる12/23(土・祝)。聖夜にふさわしく、真っ赤にライトアップされた『小笠原伯爵邸』を舞台に、紳士淑女のためのクリスマスパーティーが開催される! 200名限定でブラックタイ着用。ジャズやカジノを楽しみながら上質な料理を囲む優雅な時間……。 「聖なる薔薇の夜会」と銘打たれたこのスペシャルなパーティーが、現在参加申し込みの予約を受付中だ。 ありふれたクリスマスディナーとは一味違う夜が過ごせるこのチャンス、絶対にお...
1927年に建てられたスパニッシュ様式の洋館レストラン『小笠原伯爵邸』。そのカフェスペースが、この春バルへと変貌をとげた。 スタンディング席の他、開放感のある屋外パティオ席も。格式高い洋館の中にありながら気取らずに楽しめるバルは、デートの店選びの強力な切り札になりそうだ。...
螺旋階段を下りて向かう店内は黒を基調とした異空間。深夜の隠れ家と呼ぶに相応しいスペインバルだ。この店でぜひ飲みたい酒がモリッツ。バルセロナではポピュラーなビールだが、生を扱うのは恐らく日本でここだけ。 この店を運営する社のトップが足繁く現地に足を運び可能になった成果なのだ。「せっかくの生ですから、きめ細かい泡がお楽しみいただけるよう一杯一杯、丁寧に注いでいます」と語るのはスタッフの名和大地氏。 確かに泡はクリーミーで香...
新宿、職安通り沿いの雑居ビル2Fにあるのが『カサ・ベリヤ』。日本にほとんどスペイン料理がなかった1972年から営業を続ける草分け的存在。 「パエージャ」や「マッシュルームのオリーブ油焼き」などの正統派がそろい、その本格的な味わいは惚れこまずにいられないと評判。自家製サングリアと共に味わおう。 「スミ入りパエージャ」は、魚介の旨みとイカスミのコクが米に入り込む。生臭さはなく、ちょうどいい塩加減で仕上げている。平らげた後の...
―急ですみません。今日の夜、少しだけお時間もらえませんか?最後のお願いと思って、聞いてください! 康史へのLINE。「送信」を押した後、真樹の心臓は激しく波打った。 だが、その返事はなかなかこなかった。既読になったのを確認してから返事がくるまで約2時間。長い、長い2時間だった。 ―じゃあ、1時間くらいなら。 ようやく届いたその返事を見て、真樹はぎゅっと唇を噛みしめる。 バタバタと仕事を終えて、指定...
スペインバルで頂ける絶品豚グリルがこちら。新宿御苑前のスペインバル『バルペロタ』開業に際し、シェフ就任が決まった関谷嘉之氏は、店の目玉となる食材として各種の豚肉を吟味。その中で光る味わいを感じたのが、宮崎県都城市で生産されている、アベル黒豚だった。 脂のさし込みがバランス良い旨みたっぷりの肩ロースをじっくり焼いた「アベル黒豚のグリル」は、キプロス産のレモン塩とブラックペッパーだけで味わうひと皿。潔い味つけが、肉の旨みを素直に...
出逢いは偶然と言えば、偶然だ。新宿御苑前のスペインバル『バルペロタ』開業に際し、シェフ就任が決まった関谷嘉之氏は、店の目玉となる食材として各種の豚肉を吟味。その中で光る味わいを感じたのが、宮崎県都城市で生産されている、アベル黒豚だった。奄美黒豚をベースに英国バークシャー種を交配し、品質向上を重ねたこの豚は、さらりとした脂身、もちもちとした肉質が魅惑的。さつま芋、とうもろこし、昆布、緑茶等を配合した独自の穀物飼料...
新宿御苑のほど近くにあるビストロ『Bistro Repos』は、恵比寿で人気の『バルコモド』の姉妹店。 同店同様に赤身の旨さに定評のある山形牛や函館直送の鮮魚...
新宿御苑のほど近く、今年3月12日にオープンしたばかりのビストロは、恵比寿で人気の『バルコモド』の姉妹店。 同店同様に赤身の旨さに定評のある山形牛や函館直送の...
知らなければ見過ごしてしまう場所にあり、階段を下りるとワインカーブのような空間が広がっている。小さな店が多い三丁目で、雰囲気がいいのに全60席という広いフロアを持つ貴重な存在がここ『トラットリア・ブリッコラ』。 急に決まったデートでも入れることが多い駆け込み寺だ。しかもシートにバリエーションがあり、シチュエーションによって使い分けられる。中央の丸テーブルはオープンでゆったりディナーを楽しめるし、ボックスシートは親密なムードを...
「新宿で美味しいもの食べようよ」と言われるとちょっと悩んでしまう。新宿は飲食店は多いがチェーン系のイメージが強く、グルメ不毛地帯と言われる。しかしそんな街にも、美味しい料理を提供する店はちゃんとある! 今回は深夜まで営業していることも魅力のひとつの『トラットリア・ブリッコラ』を紹介しよう。...
三丁目の中心地、末広亭のある通りは猥雑な雰囲気が漂う。この雑踏を抜けてビルの階段を上ると、暗めの照明がムードを誘う『オステリア・オリエーラ』にたどり着く。ワインバーを思わせるシックな空間と外の喧騒とのコントラストがなんとも対照的。初めて足を踏み入れれば誰もがそのギャップにドキッとする。 第一印象はシックだが、サービスはいたってフレンドリー。そこもまたギャップマジックのひとつで、シェフやソムリエとの気さくな会話でリラックスすれ...
2011年6月、新宿三丁目の雑居ビル内に暖簾を掲げた鮨店。店主の髙崎博喜氏は、旬の魚に江戸前の手技を凝らし、あの手この手で堪能させる手練ぶりで贔屓客も多数。この界隈では希少だ。...
夜遅くでもサッと鮨をつまみたい、そう思っても鮨店は早上がりも多いのでなかなか叶わないものだ。そんな時にはこの店へ。 2010年、新宿三丁目の雑居ビル内に暖簾を掲げた鮨店。店主の髙崎博喜氏は、旬の魚に江戸前の手技を凝らし、あの手この手で堪能させる真の鮨職人。 自信を持って出すネタの数々は、可能な限り天然の魚、近海産の選りすぐった魚だけを使用。米本来の甘みを楽しめるよう炊き方の研究にも余念がない。 渾身の握りと共に味...
昨年6月、新宿三丁目の雑居ビル内に誕生した鮨店。全10席とはいいながらも連日盛況で、心地いい活気がうれしくなる。理由は、仕事は妥協せず、値段は良心的にという店主の心意気。なんとおまかせはコースで1万円から。懐具合を気にすることなく、真っ当な握りと美酒にありつける店なのだ。...
今年6月、新宿三丁目の雑居ビル内に暖簾を掲げた鮨店。店主の髙崎博喜氏は、旬の魚に江戸前の手技を凝らし、あの手この手で堪能させる手練ぶりで贔屓客も多数。この界隈では希少だ。...
2015年12月にオープンした、塊肉とハーブにこだわる『TOKYO KITCHEN』。味にシビアな友人たちも満足する、女子会に打ってつけの店がある。 ここ『TOKYO KITCHEN』の特長は、30種類以上の厳選したハーブとスパイスを使って漬け込んだ料理。 ハーブとスパイスにより素材の旨味を引き出すだけでなく、「疲れた時に」「綺麗になりたい時」などの文字がメニューに並ぶ。 身体への効能も意識した女性が喜ぶメニュー...
平日の帰り道、新宿駅から歩いてすぐの場所に、がっつりパワーチャージできる店がある。 ここ『TOKYO KITCHEN』の特長は、30種類以上の厳選したハーブとスパイスを使って漬け込んだ料理だ。ハーブとスパイスにより素材の旨味を引き出すだけでなく、「疲れた時に」「綺麗になりたい時」などの文字がメニューに並ぶ。その日の気分で選ぼう! さて、まずは人気メニュー「千葉県産なでしこポークのグリル」から。なでしこポークとは、オリー...
新宿のごみごみとした喧騒から逃れて、洗練された空間のなか開放的な気分で食事を楽しめる『TOKYO KITCHEN』。窓側の席からは眼下に街の景色が望め、カウンター席ではライブ感溢れるキッチン風景を眺めることができる。 店の自慢は、厳選されたハーブとスパイスに漬け込み、素材の旨みを引き出したグリル料理。なでしこポークをはじめとする肉料理はもちろん、前菜やスイーツ、お酒まですべての料理にハーブやスパイスを使用...
ここ『TOKYO KITCHEN』の特長は、30種類以上の厳選したハーブとスパイスを使って漬け込んだ料理。 ハーブとスパイスにより素材の旨味を引き出すだけでなく、「疲れた時に」「綺麗になりたい時」などの文字がメニューに並ぶ。身体への効能も意識した女性が喜ぶメニュー構成となっている。女子会幹事なら褒められること請け合い! さて、まずは人気メニュー「千葉県産なでしこポークのグリル」から。なでしこポークと...
新宿・歌舞伎町に注目の焼肉店がオープンした『肉亭ふたご』。飲食店などが各階に出店するごく普通のビルだが、10階だけは別世界でエレベーターを降りると高級料亭のような空間が広がる 。 肉のメニューは3種類で「こいき(上180g)」3,000円、「いぶき(特上180g)」5,000円、「こころいき(特選230g)」8,000円。全てにA5ランクの黒毛和牛を使用し、日によって異なる希少部位など6種の肉をリーズナブルに楽しめる。...
2016年6月に新宿・歌舞伎町に注目の焼肉店がオープンした。その名も『肉亭ふたご』。繁華街のビル10階のエレベーターを降りると、そこはまるで料亭かのような雰囲気。 新宿の喧騒を忘れられる空間だけでなく、提供される肉の質は一級品。今、行きたい話題の名店の注目メニューを紹介しよう。...
「名物黒毛和牛のはみ出るカルビ」など、上質な赤身と新鮮なホルモンを五感で楽しませる『大阪焼肉・ホルモン ふたご』。大衆的な雰囲気で親しまれ、国内外に51店舗を展開する同店が、歌舞伎町に初の新業態『肉亭ふたご』をオープンした。 「大人のIKI」をテーマに特別な時間を演出する同店があるのは、ビルの最上階。インターホンを押して誘われる店内は、和を重んじたシックで温かみのある佇まいだ。この居心地のよい隠れ家空間だ...
『ビームス ジャパン』のB1Fに誕生した「クラフトビールと日本の洋食」が味わえる店。総合アドバイザーに小山薫堂氏を迎え、『日光金谷ホテル』協力の下で開発されたメニューは、大正時代のレシピを再現した「百年カレー」などレトロで上品な洋食。 すべて国産のクラフトビールは、タップから注がれる樽生が10種のほか、ボトルも10種そろえる。...
このエリアのランドマーク『BEAMS JAPAN』の地階に、にわかに新宿とは信じがたい、大人な空間が広がるのをご存知だろうか。 日本のクラシックホテルの雄、『金谷ホテル』の名を冠するこのレストランでは、重厚感たっぷりのエレガントな雰囲気の中、古き良き日本の伝統的な洋食×国産クラフトビールという、ほかにはない組み合わせが楽しめる。...
続いて「熟成和牛御膳 贅沢6変化~しぐれひつまぶしセット~」を。こちらは週末と祝日のランチタイムに提供される。 特製甘辛タレをからめた3種の熟成和牛をはじめ、自家製ローストビーフ、コンビーフ、 しぐれ煮を敷き詰めた、華々しい御膳だ。 じっくりと丁寧に網焼きしてあり、部位ごとに最適な焼き加減と、和牛の甘みと旨みが存分に引き出された状態で味わうことができる。...
「本格的な熟成肉を部位ごとに食べ比べできる」と肉好きの間で評判の『Grilled AgingBeef』(飯田橋)が、2015年12月、新宿三丁目に新店舗をオープン。『AgingBeef TOKYO』は、こだわりの熟成肉を焼肉スタイルでリーズナブルに味わえるのが魅力。 一頭買いした和牛を自社で40日以上ドライエイジングしているため、脂ののったカルビや赤身のヒレはもちろん、なかなかお目にかかれない希少部位まで手ごろな価格で楽しめ...
残業終わりや遅いディナーでこんなグラタンが食べられるなんて、嬉しいではないか。 こちらは人気のワインビストロ『銀彗富運(シルバースプーン)』。生ハムやテリーヌなどのつまみや、肉料理やご飯ものもお財布に優しい。お手頃価格とその気軽さがもたらす店内の活気につられ、ワインと会話はどんどん進んでしまうことうけあい。...
ワイン好きな子がいれば、より楽しいビストロである。店主がセンスのある酒飲みで、店の料理は“ワインを美味しく飲むため”の想いに溢れているからだ。そのため、ポテトサラダやポークソテーなど、一見よくあるメニューにも個性が光るのが特徴。 たとえばポテトサラダには、春はふきのとう、秋はきのこといったように季節の旬が入れられているし、ポークソテーには赤ワインソースに生姜がしっかり利いている。どれもあるようでなかった味のため「こんなの初め...
新宿三丁目で最も予約困難な人気店として有名な『彗富運』。その姉妹店で、さらにデート需要が高いのが、クールなインテリアが印象的なこちら。 女性にウケがいいのは、隠れ家的な地下の店でありながら、天井が高く開放感があって居心地がいいこと。さりげなく飾られたアートとシンプルでミニマルなインテリアが調和した空間は、三丁目ではピカイチにお洒落。...
ワイン好きな仲間といけば、より楽しいビストロである。店主がセンスのある酒飲みで、店の料理は“ワインを美味しく飲むため”の想いに溢れている。 そのため、ポテトサラダやポークソテーなど、一見よくあるメニューにも個性が光るのが特徴だ。 たとえばポテトサラダには、春はふきのとう、秋はきのこといったように季節の旬が入れられているし、ポークソテーには赤ワインソースに生姜がしっかり利いている。どれもあるようでなか...
平日の予約も1週間前には埋まってしまうという人気のワインビストロ。生ハムやテリーヌなどのつまみはすべて500円で、肉料理やご飯ものも1,000円前後。 お手頃価格とその気軽さがもたらす店内の活気につられ、ワインと会話はどんどん進む。お酒好きな女性と肩肘はらずにお近づきになるにはうってつけの一店だ。...
平日の予約も1週間前には埋まってしまうという人気のワインビストロ。生ハムやテリーヌなどのつまみはすべて500円で、肉料理やご飯ものも1,000円前後。 お手頃価格とその気軽さがもたらす店内の活気につられ、ワインと会話はどんどん進む。お酒好きな女性と肩肘はらずにお近づきになるにはうってつけの一店だ。 価格は抑えめでも味わいはハイレベル。たとえば“宮古島産車海老のマカロニグラタンアメリケーヌ仕立て”は、...
「彩乃ちゃん、ワインが好きって言ってたよね」 巧が選んでくれたのは『<a href="https://tokyo-calendar.jp/restaurant/846“ target="_blank">銀彗富運』だった。つまみのコスパの良さと、ワインの品揃えが豊富。平日の予約は一週間前でもとるのが難しいと聞いていたので、これは嬉しいサプライズ。 お食事会でワインばかり飲んでいた彩乃に、俺も好きなんだ...
残業終わりや遅いディナーでこんなグラタンが食べられるなんて、嬉しいではないか。 平日の予約も1週間前には埋まってしまうという人気のワインビストロ『銀彗富運(シルバースプーン)』。生ハムやテリーヌなどのつまみや、肉料理やご飯ものも1000円前後でお財布にも優しい。お手頃価格とその気軽さがもたらす店内の活気につられ、ワインと会話はどんどん進んでしまうことうけあい。 価格は抑えめでも味わいはハイレベル。た...
池田さん「彼女が文学部出身だったので、三島由紀夫や黒澤 明も常連客だったという居酒屋へ。外観は小料理屋みたいな雰囲気ですが、中は陽気で明るく、1軒目とのギャップがまた良かったかも」...
ひとりでしっぽり、疲れた体を休めながら飲みたい夜もあるだろう。 そんな時にお薦めなのはここ『どん底』。1951年創業、三島由紀夫など多くの文化人に愛された新宿の老舗だ。地下のカウンター席で、ときにはひとりで頭をからっぽにしてゆっくり過ごすのもいいだろう。 楽しみなのが、顔なじみのマスターの豪快なトーク。この店のカウンターに座っていると、自然とお客さん同士の輪が広がって、色々な方とお友達になれるのだ。 バーといえど...
三島由紀夫が愛した麺 『どん底』のナポリタンです。ウインナー! ケチャップ! 玉ねぎ! 甘い! え、アサリ?!がきて、ピーマン(このピーマンが好きだ)。シンプル最高ー! とフォークを天に掲げたい、そんな麺です。 文豪が愛した麺、文豪麺の記事を書いたとき、徹底的に文豪と麺の取材をしたのですが、やはりここは白眉。演劇青年だったオーナーの矢野さんが文字通り手作りでお店を作ったそうで、そのはじまりは、1951年。...
1951年創業、三島由紀夫など多くの文化人に愛された新宿の老舗。笠原さんのお気に入りは地下のカウンター席で、ときにはひとりでゆっくり過ごすことも。 「楽しみなのが、顔なじみのマスターの毒舌トーク(笑)。この店のカウンターに座っていると、自然とお客さん同士の輪が広がって、色々な方とお友達になれるんですよ」。 バーといえど、フードメニューのレベルの高さもよく知られるところ。ファンの多いナポリタンやピザは...
……………………………………………………………………… 三島由紀夫がお店へ贈ったメッセージより ”酒場「どん底」では、どん底歌集というものを売っていて、ある歌を一人が歌いだすと、期せずして若人の大合唱となる。 喚声と音楽が一しょになって、なまなましいエネルギーが、一種のハーモニィを作り上げる。 何ともいえぬハリ切った健康な享楽場である。 戦後の現象で銀座の高級バアーでコソコソ個人的享楽にふ...