店名:「新加坡肉骨茶(シンガポールバクテー)」赤坂1号店 住所:港区赤坂5-4-14 最寄り駅:東京メトロ「赤坂駅」7番出口徒歩30秒 営業時間:ランチ 11:00~15:00 ディナー 17:30〜21:00 定休日:日曜 URL:http://www.sgbkt.jp...
「おつかれさま、かんぱーい!」 金曜の夜、真理子は、後輩のひなのと『春秋 溜池山王』にいた。 「真理子さん、来週のイベント準備はとりあえず、終わりま...
「で、端からプロ野球選手、2世プリンス、銀座ビル持ち、パチンコチェーン経営ね。俺たちヨットクラブの仲間でさ。有名な超美人CAの皆さんとお食事会っていうから俺も気...
「おー、久しぶりだな」 ネイビーのスーツに、トムフォードの黒縁メガネ。 『春秋 溜池山王』に、まったく悪びれもせず10分遅れて現れたこの男...
「ただいま」 「お帰り。遅かったね。誰とご飯食べてたの?」 家に着くと、渉君が珍しくそんなことを聞いてきた。 「高校の友だち」 それだ...
疲れた…と感じるとなんとなく欲しくなるのが酸味である。酸味と旨みをトロみあるスープに濃縮し封じ込めた酸辣湯麺は、スキだらけで汗をかきつつズルルっとすするのが正解。 ...
そして今夜、清水が案内してくれた店は、赤坂にある『中国料理たけくま』だった。本格的な中華料理がリーズナブルに楽しめるので、たまに来るという。 麻婆豆腐を食...
刺激は十分だが、しかし辛すぎない、その中道を行くバランス感覚がお見事。卵を多めに使用したコシの強いちぢれ麺にスープが絡み、口の中で辛さとゴマのクリーミさが...
疲れた…と感じるとなんとなく欲しくなるのが酸味である。酸味と旨みをトロみあるスープに濃縮し封じ込めた酸辣湯麺は、スキだらけで汗をかきつつズルルっとすするの...
「氷室さん、次の人事でパートナーだってよ」 氷室が自分の部屋へ戻ろうとしていると、廊下からそんな声が聞こえた。 今年入所したばかりの新人アソシエイト達が、エレベーターを待ちながら話しているらしい。 「凄すぎじゃね?確か、俺らと10歳くらいしか離れてないじゃん」 「そうだっけ。いずれにしても若いよな。パートナーとか絶対無理だわぁ」 エレベーターが到着したのだろう、次第に彼らの声が遠ざかっていく。そこ...
艶やかに輝くビフテキ、そしてとろりと溶けるバター。眺めるだけで幸せな気持ちになれる『津つ井』の「ビフテキ丼」は、昭和25年の創業時から続く名物メニュー。 ビフテキは網で丁寧に焼き上げられており、柔らかな食感を残すために半レアの状態で供される。特製ダレとバターの相性も抜群で、瞬く間に胃に収まっていく。たまにはこんな丼もあり。...
グルメで知られる作家・向田邦子も愛したという丼がこちら。艶やかに輝くビフテキ、そしてとろりと溶けるバター。眺めるだけで幸せな気持ちになれる『津つ井』の「ビフテキ丼」は、昭和25年の創業時から続く名物メニューだ。 ビフテキは網で丁寧に焼き上げられており、柔らかな食感を残すために半レアの状態で供される。特製ダレとバターの相性も抜群で、瞬く間に胃に収まっていく。たまにはこんな贅沢もいいだろう。...
細い路地にひっそりと佇む黒い外観、穴場的な雰囲気を醸すフレンチレストラン『Bistro Q (ビストロ キュー)』。こぢんまりとした店内はカウンター席とテーブル席があり、シェフとの距離が非常に近いのが特徴だ。 オープンキッチンだからハンバーグをこねている様子が目に入ってくる。待つこと数十分、お待ちかねのフレンチ風「フォアグラハンバーグ」の登場にワクワクする。 ふっくらとした厚みのある楕円形のハンバーグには、1cm角のし...
今まで紹介した「赤身肉ハンバーグ」や「洋食屋のハンバーグ」などとは一線を画すフレンチ風「フォアグラハンバーグ」。フォアグラがハンバーグになっている時点で期待が高まり、ハンバーグ好きではなくても目を留めてしまいそう。今回はディナーでいただけるハンバーグをご紹介。 細い路地にひっそりと佇む黒い外観は、穴場的な雰囲気を醸し出しています。店内は決して広くはありませんが、カウンター席とテーブル席があり、シェフとの距離が非常に近いのが特...
「このカウンターの中に一度、入っちゃうと出られないし、逃げられないんです」と破顔一笑の山下九氏。人気店『ahill』でフレンチと鉄板焼きの融合という独創的スタイルを具現化。ひとつの道を極めたシェフが、8月に開いた新店は、12坪のビストロだった。 人ひとりがやっと通れるほどの幅しかないキッチンで、嬉々としてフライパンをガスコンロにかけ、炭火で肉を焼き、大きなコンベクションオーブンの温度を調整し、最後はカウンター...
「駅に向かう大通りを六本木方面まで歩くと、このタワーマンションが見えてくるから、迷うことはないはず。お客様より先に行って、エアコンをつけておいてね」 他のアポのため同行できないのだという営業担当に内見用の鍵を渡され、菜々子は一人で赤坂のタワーマンションの内見立会に向かう。 高揚感とともに部屋の鍵を開けた。地上33階からの赤坂、いや港区の景色は派遣社員の菜々子にとって衝撃的だった。青山霊園の緑が専用の庭のようだ。 ...
牛肉専門店『赤坂 金舌』では2012年夏の牛レバ刺し規制の駆け込み時には、生肉ラバーたちが最後の別れを惜しんでこぞって店に足を運んだという。しかし、そのレバ刺しと並ぶ二大メニューだったユッケはいまだ健在。燦然と輝き、人気を誇っている。 「都内で生肉を扱えるのはまだ十数店舗ですが、幸い当店では規制のレバー以外は扱えます。生食の新商品として開発したウニユッケがイチオシですが、さらにトリュフやキャビアにアレンジも可能ですよ」。では...
豪華なメニューをお値打ち価格で食べることができたら……。なんて夢のような願いを叶えようと、東京カレンダーが人気店に直訴! 7月21日から8月20日までの1ヵ月間にわたり、人気焼肉店、話題のカレー店が東カレ別注の丼&麺をご提供!! 限定かつお得な“ありえへん別注”をお試しあれ! ※こちらのメニューをオーダーするには『東京カレンダー9月号』に付いているクーポンが必要になりますスタイリッシュなインテリアと極上肉...
この夏、牛レバ刺しラバーたちが最後の別れを惜しみ、こぞって店に足を運んだことは記憶に新しい。レバ刺しの名店『赤坂金舌』でも、同様の光景が見られたという。 「6月末の駆け込み需要はすごかったですね。以前は1日40皿程度でしたが、100皿を超える注文が続きましたから。問い合わせも1日500件を超え、電話回線がパンク寸前でした」と、料理長の工藤氏。しかし、そんな人気商品を失い店は大丈夫なのだろうか? 「都内で生肉...
19時、千尋は斎藤がLINEに送ってきたURLを頼りに、赤坂にあるイタリアンレストラン、『ラ・スコリエーラ』へと向かう。 待ち合わせの時間まで、千尋はカフェで斎藤のことをぼんやりと考えていた。思い出すのは、中学生当時、いつも成績1位2位を争い合っていて、お互いに存在を認めていたにも関わらず、廊下で会っても声一つ掛け合わなかったこと。 あの彼が、何も力むことなく、自然に女性を誘えるようになっている。 ―どんな女性と...
「爽太郎に話さなきゃいけないことがあるの」 ここ何週間かは紗季と会う時間を優先してしまい、亜希子からの誘いを断っていた。 「わかった。明日少し遅くなるけど、仕事帰りに会おう」 さすがに親友である亜希子をこれ以上蔑ろにするのも悪いと思い、会うことを約束する。 ー話さなきゃいけない事ってなんだろう…? 亜希子からのそのLINEが、少し引っかかった。 ◆ 「悪い、かなり待たせたな…」 ...
今夜は、彼氏の優太と食事の約束をしていた。 赤坂にある『ラ・スコリエーラ』は、二人が付き合う前から通うお気に入りのお店だ。 以前は毎回素敵なお店を調べて予約をしてくれていた優太だが、付き合って1年が経った今では、美貴がすっかりお店の決定権を握っている。 乾杯を終えると、優太がワイングラスを置きながら、話を始めた。 「今月、同期2人が本部に異動になったんだけどさ。話を聞くとそんなに営業成績...
漁船の船長がオーナーを務める店ゆえ、目利きは確かで、仕入れる魚介の鮮度は抜群。それらを使ってシェフの宇賀神圭太氏も、シチリアなどで培い、東京に持ち帰った強い信念で南イタリアの魚介料理を、現地と全く変わらない味とスタイルで供している。もちろんパスタに関しても「南イタリアにないものは作らない」ときっぱり。骨太な心意気が頼もしい。...
南イタリアといえば、思い描くのは紺碧の海。そして魚介料理の宝庫である。ここはそんな南イタリアの海岸地方の料理ひと筋。その徹底ぶりは、メニューに肉料理をいっさい置かないというほどだ。例えば、トリッパというメニューも実は「マグロの胃袋」という徹底ぶり、そしてこれが美味。 オーナーの服部優希さんは漁船を所有する現役漁師。目利きの服部さんが選んだ魚を、シェフが南イタリアのスピリットを最大限に伝える料理に仕立てる。この...
お食事会は、赤坂の『キッチャーノ』で始まった。香り豊かな赤身肉が評判のステーキ店だということで、史子の心は早くも踊る。...
「スペシャリータ・ディ・カルネ(=肉のスペシャリスト)」を謳い、生ハムの盛り合わせから始まる肉尽くしのコースを供するこちらの看板料理は、メインのドライエイジングビーフ。熟成庫には国内外のさまざまな銘柄牛の塊肉が並ぶが、常連の間で人気急上昇中なのが今年メニューに仲間入りしたバザス牛だ。...
見よ!この美しい肉の断面を! 「今回の肉は22日熟成の褐牛。産地は十勝にある池田町で冬は穀物とか、ワインの産地ですから葡萄の搾りカスを食べ、夏になると放牧されて牧草を食べる。広い土地で、のびのび健康的に育っています。だから性格も穏やか。僕が近づくと牛の方から寄ってきますよ。出産から屠畜まで牧場で行うからトレーサビリティもしっかりしてる。」落ち着いた語り口のシェフ・山縣類氏だが肉に関して話し始めると止まらな...
テーブルから見えるように設えられた熟成庫には、産地や熟成期間の異なる肉塊がずらりと並び、さながら“お肉ミュージアム”。 マイナーだが味のある銘柄牛からメジャーな黒毛和牛やUSプライムまで、多種の牛肉がドライエイジングされている。2015年、新たに仕入れ始めたのが“フランスの神戸牛”ともささやかれている「バザス牛」。 程よい霜降り具合と繊細な繊維がもたらす柔らかさと味わい深さが持ち味に、肉好きの相手も...
テーブルから見えるように設えられた熟成庫には、産地や熟成期間の異なる肉塊がずらりと並び、さながら“お肉ミュージアム”。その“館長”とでも言うべきシェフ・山縣 類氏。 北海道産の褐毛和牛「いけだ牛」や、稲わらで育った島根産の黒毛和牛「たちすずか」といった、大々的に知れ渡ってはいないが味のある銘柄牛からメジャーな黒毛和牛やUSプライムまで、ドライエイジングさせる手腕が素晴らしい氏が、新たに仕入れ始めたのが“フ...
落ち着いた語り口のシェフ・山縣類氏だが肉に関して話し始めると止まらなくなる。 「今日ので22日熟成の褐牛。産地は十勝にある池田町で冬は穀物とか、ワインの産地ですから葡萄の搾りカスを食べ、夏になると放牧されて牧草を食べる。広い土地で、のびのび健康的に育っています。だから性格も穏やか。僕が近づくと牛の方から寄ってきますよ。出産から屠畜まで牧場で行うからトレーサビリティもしっかりしてる。何よりダメージの少ない状...
東京の韓国料理店の草分け的存在として知られる『草の家』。焼肉の〆に多くの常連がオーダーするのが、自家製手打冷麺だ。 〝純韓国料理〞にこだわるとあって、麺も咸興から仕入れるサツマイモの粉を使用。茹であがった麺は冷水にさらし、よく揉むことでプチッと小気味のよい食感に仕上げる。 牛すじや香味野菜を5時間かけて煮込むスープには韓国料理に使われる香木や唐辛子の種を加えて深みのある味わいに。涼感あふれる本場の味に心が満たされる。...
隠れ家的な雰囲気も好まれる、赤坂の業界人御用達の老舗鮨店。 「落ち着いた雰囲気の鮨屋で離れもあるのでシーンごとに使い分けできます。ランチのにぎりは手頃なので、チカラ飯として重宝しています。出張にぎりもあるのでいつか試してみたい!」(35歳・TBS)...
赤坂の名店『中華うずまき』。この店の料理の主役は“旬の野菜”である。 ほぼ野菜がメインなのに、コクが深く、旨味が抜群!一度来た人は虜になってしまう絶品中華が味わえる。 秋に旬を迎える野菜中華が、なぜこんなに美味しくビールが進むのか?その理由を探った!最後は〆に味わいたい「つゆそば」を紹介。この一杯は美味しくビールを味わった後に食べるのに最適な一杯だという。 「麺の上に盛りつけられているカブ、ミョウガ、ネギは、全て...
食材が旨味をたくわえ、美味しさを増す季節・秋。 この時期にこそ訪れたいのが、赤坂にある星付きの名店『中華 うずまき』だ。 旬の野菜を主役にしたメニューを得意とする名シェフ・柳沼氏が作り出す料理に、ビールを合わせる至福のひと時。 思わず目をつぶって味わいたくなる、堪らない贅沢がここにある!続いて運ばれてきたのは「えぼ鯛のかぼちゃ餡かけ」。旨みを閉じ込めるようにこんがり焼き上げたえぼ鯛に、黄金色に輝く餡がたっぷりかか...
かつてワインが飲める中国料理店といえば高級店ばかりだった。いや、中国料理といえば高級店が花形で、そこには当然、和食や鮨などの高級店同様、行儀のいいワインが置かれていたといったほうが正しい。 その流れが変わったのが2007年。ここ『中華うずまき』のように、ワインを扱うカジュアル店が登場してからだ。 コースの他、アラカルトもOK。“夜定食”なるセットもあり、こちらは選べる麺かご飯に前菜一品と野菜料理、デ...